JP2004053761A - 画像形成システム、画像形成装置及び画像形成装置の部品ユニット - Google Patents
画像形成システム、画像形成装置及び画像形成装置の部品ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004053761A JP2004053761A JP2002208632A JP2002208632A JP2004053761A JP 2004053761 A JP2004053761 A JP 2004053761A JP 2002208632 A JP2002208632 A JP 2002208632A JP 2002208632 A JP2002208632 A JP 2002208632A JP 2004053761 A JP2004053761 A JP 2004053761A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- image forming
- forming apparatus
- component unit
- reading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】画像形成装置1に設けられた読み込み手段21、22、23a〜23dによって、部品ユニット30a〜30dのメモリデバイス31a〜31dに記憶されている情報が、部品ユニットの画像形成装置への装着前に読み込まれ、読み込み結果に応じて報知手段40、41a〜41d、32a〜32dによる報知が行われる。従って、例えば、部品ユニット30a〜30dを画像形成装置1に近付けたときにその部品ユニットの適正な装着位置の案内等が報知手段によって行われる。その結果、ユーザは、その部品ユニットの適正な装着位置や使用済みのものかどうか等を部品ユニットの装着前に知ることができ、部品ユニットの誤装着や誤操作等を未然に防止できる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置を備えた画像形成システム及び画像形成装置、並びに画像形成装置の部品ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような画像形成装置には、保守管理の容易化等の観点から例えばトナーカートリッジ等のようなユニット化された部品が装着されている。このような部品ユニットは、消耗等により交換時期に達すると画像形成装置から取り外され、新たな部品ユニットと交換されるが、交換された新たな部品ユニットは適正な装着位置に正しく装着されなければならない。
【0003】
そこで、従来、部品ユニットの誤装着を防止したり、使用済みの部品ユニットを再装着するといった誤操作を防止するために、部品ユニットに非接触通信ICタグを搭載する一方、画像形成装置には前記ICタグとの間で非接触方式でデータの送受信が可能な通信装置を設け、部品ユニットが画像形成装置の装着部に装着されたときに、前記部品ユニットの非接触通信ICタグの情報を前記通信装置により個別に読み出して、部品ユニットが適合しているか否かを判断し、適合していない場合には警告を行う画像形成装置が提案されている(例えば特開2001−22230号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、部品ユニットが画像形成装置の装着部に装着された後に、部品ユニットの適合性が判断される構成であったために、部品ユニットの誤装着や誤操作がなされた場合には、ユーザは、装着した部品ユニットを取り外した上で適正位置への再装着や適正操作をやり直さなければならず、面倒であった。
【0005】
この発明は、このような背景に鑑みてなされたものであって、部品ユニットの誤装着や誤操作等を部品ユニットが装着される前に未然に防止することができる画像形成システム、画像形成装置及び画像形成装置の部品ユニットの提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、画像形成装置と、前記画像形成装置に交換可能に装着されるとともに、非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイスを備えた部品ユニットと、前記画像形成装置に設けられ、前記部品ユニットのメモリデバイスに記憶されている情報を、部品ユニットが画像形成装置に装着される前に非接触で読み込む読み込み手段と、前記読み込み手段による情報の読み込み結果に応じた報知を行う報知手段と、を備えたことを特徴とする画像形成システムによって解決される。
【0007】
この画像形成システムでは、画像形成装置に設けられた読み込み手段によって、部品ユニットのメモリデバイスに記憶されている情報が、部品ユニットの画像形成装置への装着前に読み込まれ、読み込み結果に応じて報知手段による報知が行われる。従って、例えば、部品ユニットを画像形成装置に近付けたときにその部品ユニットの適正な装着位置の案内等が報知手段によって行われる。
【0008】
その結果、ユーザは、その部品ユニットの適正な装着位置や使用済みのものかどうか等を部品ユニットの装着前に知ることができ、部品ユニットの誤装着や誤操作等を未然に防止できる。
【0009】
また、前記課題は、非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイスを備えた部品ユニットが交換可能に装着されるユニット装着部と、前記部品ユニットのメモリデバイスに記憶されている情報を、部品ユニットが前記ユニット装着部へ装着される前に非接触で読み込む読み込み手段と、前記読み込み手段による情報の読み込み結果に応じた報知を報知手段に行わせるために、前記読み込み結果を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置によっても解決される。
【0010】
この画像形成装置では、部品ユニットのメモリデバイスに記憶されている情報が、部品ユニットの画像形成装置への装着前に読み込み手段によって読み込まれるとともに、読み込み結果が出力され、報知手段は読み込み結果に応じた報知を行う。従って、ユーザは、その部品ユニットの適正な装着位置や使用済みのものかどうか等を部品ユニットの装着前に知ることができる。なお、報知手段は、画像形成装置に設けられていても良いし、画像形成装置外へ設けられていても良い。
【0011】
さらに前記課題は、画像形成装置に交換可能に装着されるとともに、非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイスを備えた部品ユニットであって、前記部品ユニットが前記画像形成装置へ装着される前に、画像形成装置に設けられた読み込み手段によって、前記メモリデバイスに記憶されている情報が非接触で読み込まれ、読み込み結果に応じた報知が行われるものとなされていることを特徴とする画像形成装置の部品ユニットによっても解決される。
【0012】
この部品ユニットでは、メモリデバイスに記憶された情報が、部品ユニットの前記画像形成装置への装着前に、画像形成装置に設けられた読み込み手段によって読み込まれ、読み込み結果に応じた報知が行われる。従って、ユーザは、その部品ユニットの適正な装着位置や使用済みのものかどうか等を部品ユニットの装着前に知ることができる。
【0013】
さらに前記課題は、画像形成装置に交換可能に装着される部品ユニットであって、非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイスと、前記部品ユニットが前記画像形成装置へ装着される前に、画像形成装置に設けられた読み込み手段によって、前記メモリデバイスに記憶されている情報が非接触で読み込まれた際に、読み込み結果に応じた報知を行う報知手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置の部品ユニットによって解決される。
【0014】
この部品ユニットでは、メモリデバイスに記憶された情報が、部品ユニットの前記画像形成装置への装着前に、画像形成装置に設けられた読み込み手段によって読み込まれ、部品ユニットに設けられた報知手段によって読み込み結果に応じた報知が行われる。従って、ユーザは、その部品ユニットの適正な装着位置や使用済みのものかどうか等を部品ユニットの装着前に知ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成システムに用いられる画像形成装置としてのタンデム式フルカラー複写機の概略構成を示す断面図である。
【0016】
このカラー複写機1では、原稿読み取り部2において原稿に照射された光の反射光が複数の反射ミラー3、レンズ4を介して撮像素子としてのCCD5にて受光され電気信号に変換される。この電気信号は、信号処理回路6で所定の信号処理を施された後、LED駆動部7に入力される。LED駆動部7では、読み取った画像データに対応して露光手段としてのLEDアレイ8を駆動する。LEDアレイ8は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4個の画像形成部9a〜9dに対応してそれぞれ設けられている。また、各画像形成部9a〜9dにはそれぞれ像担持体としての感光体ドラム10が備えられており、前記各LEDアレイ8から出射された光は、各感光体ドラム10を照射して、ドラム表面に静電潜像を形成させる。
【0017】
静電潜像を形成された各感光体ドラム10は現像部11によって現像されるとともに、現像された各感光体ドラム10上の画像は、各画像形成部9a〜9dを通過する転写ベルト12上に、1つのカラー画像として転写される。
【0018】
転写ベルト12上に転写されたカラー画像は、給紙トレイ13から給紙されてきた用紙に転写される。転写された用紙は、定着部14へと搬送されて定着された後、排紙部15から機外へと排出される。
【0019】
なお、前記画像形成部9a〜9dにおいては、各感光体ドラム10の周囲に、LEDアレイ8や現像部11のほかに、帯電部、清掃部、除電部等が設けられている。
【0020】
ところで、この実施形態では、消耗品等の部品がユニット化され、交換作業や保守管理等を容易に行いうるようになっている。例えば、像担持体、現像部、帯電部、清掃部、転写部、除電部、露光部、定着部等のプロセス手段の一つまたは2つ以上がユニット化されている。その一つとしてトナーユニットがある。以下にトナーユニットを例にして、トナーユニットの交換時の取り扱いを説明する。なお、トナーユニットには、トナーボトルやトナーカートリッジが含まれる。
【0021】
前記トナーユニットは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類があり、各画像形成部9a〜9dに取り外し可能に装着されるようになっている。
【0022】
図2は、複写機1の各トナーユニット装着部20a〜20dと各装着部に装着されるトナーユニット30a〜30dを模式的に示す説明図であり、各トナーユニット30a〜30dは、紙面向かって左からイエロー(図面ではYと記す)、マゼンタ(図面ではMと記す)、シアン(図面ではCと記す)、ブラック(図面ではKと記す)の順に、複写機の各トナーユニット装着部20a〜20dに装着されるものとなされている。
【0023】
前記各トナーユニット30a〜30dには、複写機側の面に、非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイス31a〜31dが設けられている。メモリデバイス31a〜31dには、そのトナーユニット30a〜30dの属性情報、例えば何色のトナーユニットであるか等が予め記憶されている。
【0024】
一方、複写機1におけるイエローのトナーユニット(以下イエローユニットと記す)の装着部20aと、マゼンタのトナーユニット(以下マゼンタユニットと記す)の装着部20bとの間には、情報読み込み部21が設けられている。この情報読み込み部21は、イエローユニット30a及びマゼンタユニット30bに対して共通に用いられるものであり、それらのメモリーデバイス31a、31bに記憶されている情報を非接触で選択的に読み込むものである。
【0025】
さらに、シアンのトナーユニット(以下シアンユニットと記す)の装着部20cと、ブラックのトナーユニット(以下ブラックユニットと記す)の装着部20dとの間にも、情報読み込み部22が設けられている。この属性読み込み部22は、シアンユニット30c及びブラックユニット30dに対して共通に用いられるものであり、それらのメモリーデバイス31c、31dに記憶されている情報を非接触で選択的に読み込むものである。
【0026】
前記非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイス31a〜31dとしては、通信機能付きの非接触ICチップであるμチップ(日立製作所製)が挙げられる。また、このようなメモリデバイス31a〜31dに記憶された情報を、前記情報読み込み部21、22が非接触で読み込む方式の一例として、RFIDシステム(Radio Frequency Identification System)がある。このRFIDシステムとは、媒体に電波・電磁波を用いたIDシステムであり、電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、光方式などがある。例えば、電磁誘導方式は、主に250K以下、あるいは13.56MHz帯の長・中波帯の電磁波を利用して、前記情報読み込み部21、22と前記メモリデバイス31a〜31dとの間で交信を行うものである。この実施形態では、前記RFIDシステムによって、通信機能を備えた情報読み込み部21、22がメモリデバイス31a〜31dの情報を読み込むものとなされている。
【0027】
さらに、前記複写機1には、マゼンタユニット30bとシアンユニット30cとの間の位置において、スピーカを備えた報知部40が設けられている。この報知部40は、前記情報読み込み部21、22で読み込んだトナーユニット30a〜30dのメモリデバイス31a〜31dの情報についての読み込み結果に基づいて、音声により報知を行うものである。
【0028】
図3は、前記複写機1において、情報読み込み部21、22によるメモリデバイス31a〜31dの情報の読み込みから報知部40による報知までの制御を行う制御部を示すブロック図である。
【0029】
同図において、16はこの制御部を全体的に統括するCPU、17は前記CPUを動作させるためのプログラムが記憶されているROM、18はCPUの作業エリアに用いられるRAM、21、22は前述した情報読み込み部、40は前述した報知部である。前記ROM17は、情報読み込み部21、22で読み込んだメモリデバイス31a〜31dに記憶されている情報、換言すれば各トナーユニット30a〜30dの属性に基づいて、報知部40に報知させるべき内容が記憶されている。そして、CPU16は読み込んだ各トナーユニット30a〜30dの属性を判断し、対応する報知内容をROM17から呼び出してその内容を報知部40に出力し、報知部40は送られてきた内容を音声にて報知する。
【0030】
次に、図1〜図3に示した画像形成システムの動作を、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明及び図面において、ステップをSと記す。
【0031】
S1において、CPU16は、情報読み込み部21、22を介して、トナーユニット30a〜30dのメモリデバイス31a〜31dが情報読み込み部21、22の検出範囲内に進入したか否かを常時あるいは定期的に監視している。ユーザが、トナーユニット30a〜30dの交換のために使用済みトナーユニットを装着部20a〜20dから取り外し、新しいトナーユニット30a〜30dを装着部20a〜20dに接近させると、情報読み込み部21、22がメモリデバイス31a〜31dを検知し(S1にてYES)、S2でユニット属性読み取りモードに移行する。
【0032】
次に、S3で、CPU16は情報読み込み部21、22からユニット属性応答要求信号を発信させて、S4で、トナーユニット30a〜30d(メモリデバイス31a〜31d)からのユニット属性応答信号を待つ。トナーユニット(メモリデバイス)からユニット属性応答信号が発信され、これが情報読み込み部21、22で受信されると(S4にてYES)、S5で、CPU16は受信したユニット属性応答信号からトナーユニット30a〜30dの属性を判断する。そして、S6で、前記ユニットの属性に対応する報知内容をROM17から呼び出して、その報知内容信号を報知部40に出力した後、S7で、報知部40にその報知内容を報知させ、処理を終了する。
【0033】
例えば、マゼンタユニット30bを装着しようと複写機1に近づけた場合には、「マゼンタは左から2番目の位置に装着して下さい」と報知部40から音声ガイドが流れる。この音声ガイドに従い、ユーザは、左から2番目のトナーユニット装着部20bにマゼンタユニット30bを装着すればよい。このように、トナーユニット30a〜30dの装着前にトナーユニットの装着部20a〜20dの位置が報知されるから、装着後に誤装着が警告された場合のように誤装着ユニットを取り外す操作が不要になり、ユーザにとっての利便性が増す。
【0034】
図5はこの発明の他の実施形態を示すものである。この実施形態では、図2に示した実施形態と同様に、複写機1におけるイエローユニット装着部20aとマゼンタユニット装着部20bとの間、及びシアンユニット装着部20cとブラックユニット装着部20dとの間に、それぞれ情報読み込み部21、22が設けられるとともに、各トナーユニット装着部の入口にLED等からなる報知手段としてのランプ41a〜41dが設けられている。
【0035】
そして、トナーユニット30a〜30dを装着部20a〜20dに近付けると、情報読み込み部21、22によってトナーユニット30a〜30dの属性が読み込まれ、読み込み結果に応じて、そのトナーユニット30a〜30dを装着すべき装着部20a〜20dのランプ41a〜41dが点灯または点滅等して、トナーユニット30a〜30dの装着位置をユーザに報知する。従って、ユーザは前述の音声ガイドの場合と同様に、トナーユニット30a〜30dの装着前にトナーユニットの適正な装着位置を知ることができる。
【0036】
なお、図5の実施形態において、図2の実施形態に示した音声による報知部40をランプ41a〜41dとともに併設しても良い。
【0037】
図6はこの発明のさらに他の実施形態を示すものである。この実施形態では、各トナーユニット装着部20a〜20dの入口近傍にそれぞれ情報読み込み部23a〜23dが設けられるとともに、各トナーユニット装着部の入口20a〜20dにLED等からなる報知手段としてのランプ41a〜41dが設けられている。そして、トナーユニット30a〜30dを装着部20a〜20dに近付けると、その装着部の情報読み込み部23a〜23dによってトナーユニット30a〜30dの属性が読み込まれ、適正なトナーユニットであれば例えばランプ41a〜41dが点灯し、適正でないトナーユニットであれば例えばランプ41a〜41dが点滅する。従って、ユーザは、トナーユニット30a〜30dの装着前に、装着しようとするトナーユニットが、装着部20a〜20dに対して適正であるか否かを確認することができる。しかも、1個のトナーユニット装着部20a〜20dに対して1個の情報読み込み部23a〜23dを設けたから、複数個のトナーユニットに対して1個の情報読み込み部を設けた場合に較べて、そのユニット装着部に装着されようとしているトナーユニットが適正か否か等の判断を行うことができ、報知可能な情報量が増大する。
【0038】
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0039】
例えば、2つのトナーユニットに対して1個の情報読み込み部を設けた場合や、各トナーユニットに対してそれぞれ各1個の情報読み込み部を設けた場合を示したが、3個以上のトナーユニットに対して1個の情報読み込み部を設けても良い。また、部品ユニットはトナーユニットに限定されるものではなく、トナーユニットやプロセスカートリッジ等、画像形成のためのプロセス手段(例えば像担持体、現像部、帯電部、清掃部、転写部、除電部、露光部、定着部等)の1つ以上を有する画像形成ユニットであればよい。また、異なる種類の2つ以上の部品ユニット、例えばトナーユニットと定着ユニットの各属性を1つの情報読み込み部で読み込むものとしても良いし、1つの情報読み込み部ですべての部品ユニットの属性を読み込むものとしても良い。この場合、例えば定着ユニットを装着しようと画像形成装置へ近づけると、「定着ユニットは、ランプが点滅している所の装着部に装着して下さい」というような音声ガイドを流せばよい。
【0040】
また、報知手段40、41a〜41dもスピーカや発光体(ランプ)に限られることなく、文字表示等による報知を行う操作パネルやその他の表示体であっても良い。また、報知手段は、必ずしも画像形成装置1に設けられなければならないことはなく、画像形成装置1とは別体に設けられていても良い。例えば、ユーザが所持している携帯端末を報知手段として機能させ、画像形成装置から無線通信により報知内容を送信して前記携帯端末に報知させるものとしても良い。また、図7に示すように、トナーユニット30a〜30d等の部品ユニットにランプ等の報知手段32a〜32dを設け、画像形成装置1から無線通信等により送信された報知内容を、前記報知手段32a〜32dで報知させる構成であっても良い。この場合には、ユーザは部品ユニットを持った手元で報知内容を確認することができる。
【0041】
また、上記の実施形態では、情報読み込み部21、22がメモリデバイス31a〜31dから部品ユニット30a〜30dの属性を読み込んだ後の報知内容の決定を、画像形成装置1に設けた制御部(図3のCPU16、ROM17、RAM18)によって行うものとしたが、画像形成装置1の外部で行っても良い。例えば、画像形成装置1とプリントサーバとをネットワークを介して接続し、画像形成装置1の情報読み込み部21、22で読み込んだ部品ユニット30a〜30dの属性読み込み信号をプリントサーバヘ送信し、プリントサーバで、前記送信されてきた読み込み信号に基づいて報知内容を決定したのち、この報知内容を、画像形成装置1に設けられた報知手段あるいは画像形成装置とは別体で設けられた報知手段に送信して、報知させる構成としても良い。
【0042】
また、部品ユニット30a〜30dのメモリデバイス31a〜31dの情報を読み込む属性読み込み手段21、22とともに、前記メモリデバイス31a〜31dに情報を書き込む書き込み手段をも画像形成装置1に設けても良い。そして、例えば、使用中の部品ユニットが寿命に達したら、寿命に達した旨をメモリデバイスに書き込んでおく。このようにすることで、画像形成装置から取り外した前記部品ユニットを、誤って再装着しようとしたときに、装着前にOLD品である旨の情報が読み込み手段によって読み込まれ、「この部品ユニットは寿命に達しています。装着しないで下さい。」というような音声ガイドを報知手段で報知したり、画像形成装置の部品ユニット装着部近傍に設けられたランプを点灯あるいは点滅等させて、寿命に達した部品ユニットであることをユーザに知らせることができる。
【0043】
また、報知手段による報知内容として、部品ユニットの装着部を音声やランプで表示して適正な装着部へと誘導させるように仕向ける場合を示した、これに限られることなく、トナーユニット30a〜30dのトナーの色や、部品ユニットの種類や、新品か否かや、再利用回数等を報知しても良い。
【0044】
また、画像形成装置がカラー複写機である場合を例示したが、モノクロ複写機、プリンタ、ファクス、複合機等の他の画像形成装置にも同様に適用可能である。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、部品ユニットの装着前に、メモリデバイスの情報の読み込み結果に基づいた報知がなされるから、ユーザによる部品ユニットの誤装着や誤操作等を未然に防止できる。従って、誤装着した部品ユニットを取り外す等の手間も不要になる。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、部品ユニットの装着前に、メモリデバイスの情報の読み込み結果に基づいた報知を行わせることができる画像形成装置となし得る。従って、この画像形成装置を用いることによって、ユーザによる部品ユニットの誤装着や誤操作等を未然に防止できるシステムの構築が可能となる。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、画像形成装置への装着前に、メモリデバイスの情報の読み込み結果に基づいた報知を行わせることができる部品ユニットとなし得る。従って、この部品ユニットを用いることによって、ユーザによる部品ユニットの誤装着や誤操作等を未然に防止できるシステムの構築が可能となる。
【0048】
請求項4に係る発明によれば、画像形成装置への装着前に、メモリデバイスの情報の読み込み結果に基づいた報知を行わせることができる部品ユニットとなし得る。従って、この部品ユニットを用いることによって、ユーザによる部品ユニットの誤装着や誤操作等を未然に防止できるシステムの構築が可能となる。しかも、部品ユニットに報知手段が備えられているから、ユーザは、部品ユニットを持った手元で報知内容を知ることができ、より確実に報知内容を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る画像形成装置システムに用いられる画像形成装置としての複写機の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の複写機におけるトナーユニットの各装着部と各装着部に装着されるトナーユニットを模式的に示す説明図である。
【図3】図1の複写機において、メモリデバイスの情報の読み込みから報知部による報知までの制御を行う制御部を示すブロック図である。
【図4】図1〜図3に示した画像形成システムの動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の他の実施形態を示す図2相当図である。
【図6】この発明のさらに他の実施形態を示す図2相当図である。
【図7】この発明のさらに他の実施形態を示す図2相当図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・画像形成装置(複写機)
20a〜20d・・・・・・・・・トナーユニット装着部(部品ユニットの装着部)
21、22、23a〜23d・・・情報読み込み部
30a〜30d・・・・・・・・・トナーユニット(部品ユニット)
31a〜31d・・・・・・・・・メモリデバイス
32a〜32d・・・・・・・・・報知部
40、41a〜41d・・・・・・報知部
Claims (4)
- 画像形成装置と、
前記画像形成装置に交換可能に装着されるとともに、非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイスを備えた部品ユニットと、
前記画像形成装置に設けられ、前記部品ユニットのメモリデバイスに記憶されている情報を、部品ユニットが画像形成装置へ装着される前に非接触で読み込む読み込み手段と、
前記読み込み手段による情報の読み込み結果に応じた報知を行う報知手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。 - 非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイスを備えた部品ユニットが交換可能に装着されるユニット装着部と、
前記部品ユニットのメモリデバイスに記憶されている情報を、部品ユニットが前記ユニット装着部へ装着される前に非接触で読み込む読み込み手段と、
前記読み込み手段による情報の読み込み結果に応じた報知を報知手段に行わせるために、前記読み込み結果を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成装置に交換可能に装着されるとともに、非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイスを備えた部品ユニットであって、
前記部品ユニットが前記画像形成装置へ装着される前に、画像形成装置に設けられた読み込み手段によって、前記メモリデバイスに記憶されている情報が非接触で読み込まれ、読み込み結果に応じた報知が行われるものとなされていることを特徴とする画像形成装置の部品ユニット。 - 画像形成装置に交換可能に装着される部品ユニットであって、 非接触で情報の読み出しが可能なメモリデバイスと、
前記部品ユニットが前記画像形成装置へ装着される前に、画像形成装置に設けられた読み込み手段によって、前記メモリデバイスに記憶されている情報が非接触で読み込まれた際に、読み込み結果に応じた報知を行う報知手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置の部品ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208632A JP2004053761A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 画像形成システム、画像形成装置及び画像形成装置の部品ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002208632A JP2004053761A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 画像形成システム、画像形成装置及び画像形成装置の部品ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004053761A true JP2004053761A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31932726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002208632A Pending JP2004053761A (ja) | 2002-07-17 | 2002-07-17 | 画像形成システム、画像形成装置及び画像形成装置の部品ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004053761A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005284571A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Seiko Epson Corp | リフィル管理システム |
WO2006013621A1 (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-09 | Fujitsu Limited | 機器の構成認識システム、構成認識方法及び構成認識プログラム |
JP2006079023A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2006248092A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007140266A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
EP2012193A1 (en) | 2007-07-05 | 2009-01-07 | Konica Minolta Business Technologies, INC. | Optical writing device, image forming apparatus and light quantity correcting method |
US7616905B2 (en) | 2006-07-12 | 2009-11-10 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus, cartridge of image forming apparatus, cartridge mounting method |
JP2010224730A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Hitachi Computer Peripherals Co Ltd | 電子装置及び電子装置の部品保守支援システム |
JP2011203442A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Kyocera Mita Corp | トナー補給装置及びこれを搭載した画像形成装置 |
JP2012236408A (ja) * | 2011-05-11 | 2012-12-06 | Xerox Corp | プリント機器内で正しい消耗品に取り替えられることを確実にするロックアウト機器及び表示装置 |
-
2002
- 2002-07-17 JP JP2002208632A patent/JP2004053761A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005284571A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Seiko Epson Corp | リフィル管理システム |
WO2006013621A1 (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-09 | Fujitsu Limited | 機器の構成認識システム、構成認識方法及び構成認識プログラム |
US7894081B2 (en) | 2004-08-03 | 2011-02-22 | Fujitsu Limited | Configuration recognizing system, configuration recognizing method, and computer readable medium storing configuration recognizing program of device |
JP4627647B2 (ja) * | 2004-09-13 | 2011-02-09 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2006079023A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2006248092A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007140266A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
US7616905B2 (en) | 2006-07-12 | 2009-11-10 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus, cartridge of image forming apparatus, cartridge mounting method |
EP2012193A1 (en) | 2007-07-05 | 2009-01-07 | Konica Minolta Business Technologies, INC. | Optical writing device, image forming apparatus and light quantity correcting method |
US8325357B2 (en) | 2007-07-05 | 2012-12-04 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Optical writing device, image forming apparatus and light quantity correcting method |
JP2010224730A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Hitachi Computer Peripherals Co Ltd | 電子装置及び電子装置の部品保守支援システム |
JP2011203442A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Kyocera Mita Corp | トナー補給装置及びこれを搭載した画像形成装置 |
JP2012236408A (ja) * | 2011-05-11 | 2012-12-06 | Xerox Corp | プリント機器内で正しい消耗品に取り替えられることを確実にするロックアウト機器及び表示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102621846B (zh) | 打印装置及其控制方法以及盒 | |
JP2004053761A (ja) | 画像形成システム、画像形成装置及び画像形成装置の部品ユニット | |
JP4223037B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US6539867B2 (en) | Method of replacement component communicating with printer and method of printer communicating with replacement component | |
US8526833B2 (en) | Image forming apparatus, cartridge, and apparatus main unit | |
JP4891049B2 (ja) | 画像形成装置および現像剤収納容器 | |
JP5265477B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010128160A (ja) | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
US20170017449A1 (en) | Image forming apparatus, server, and non-transitory computer readable medium | |
JP2006030763A (ja) | 画像形成装置 | |
WO2015104931A1 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005227712A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008129184A (ja) | 画像形成装置、メモリ制御方法、およびメモリ制御プログラム | |
JP2011059240A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5244741B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006201381A (ja) | 画像形成装置 | |
US20060218431A1 (en) | Image forming apparatus and communication data handling method therein | |
JP2002123051A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007333411A (ja) | 検知装置、画像形成装置、及びシート搬送装置 | |
JP2005022342A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2002006693A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5450367B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US20200366795A1 (en) | Image forming apparatus that displays warning message when destination of part does not coincide with destination of apparatus body | |
JP3642957B2 (ja) | 通信機能付き画像形成装置 | |
JP2005077525A (ja) | 画像形成装置、装置ユニット、及び、管理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040309 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040927 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040927 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070508 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070510 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070510 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070706 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070814 |