JP5265477B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置に関し、特に、トナーを収容したトナーコンテナの管理を無線タグを用いて行う画像形成装置に関するものである。
トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いて感光体ドラム表面の静電潜像を現像する現像装置を備えたプリンタやファクシミリ、複写機等の画像形成装置は、装置本体に装着されたトナーコンテナから供給されるトナーを用いて静電潜像をトナー像化し、このトナー像を用紙等に転写することによって画像形成を行う。そして、トナーコンテナ内のトナーがなくなると、ユーザによって新しいトナーコンテナに交換されることにより、画像形成装置内にトナーが補充される。
この場合、新しく交換されたトナーコンテナが画像形成装置のメーカの正規純正品であれば問題ないが、純正品以外のトナーコンテナ(非純正品)が使用されるケースが見受けられるようになってきた。純正品以外のトナーコンテナが使用されると、画像形成装置の性能が十分に発揮されないばかりでなく、画像形成装置の故障の原因にもなり得る。
そこで、近年開発された多くの画像形成装置では、RFID(Radio Frequency Identification:無線自動認識)技術等を利用してトナーコンテナの管理が行われている(特許文献1〜6参照)。この場合、トナーコンテナやトナーの情報をタグ情報として記憶した無線タグがトナーコンテナに取り付けられ、トナーコンテナ装着後、画像形成装置本体側に配設された通信回路がタグ情報を読み取ることによって、装着されたトナーコンテナが純正品であるかを判別することができる。
特開平10−228523号公報 特開2007−018197号公報 特開2006−280119号公報
しかしながら、上記のようなRFIDタグを用いてトナーコンテナの管理を行う場合、RFIDタグが偽装されて非純正トナーコンテナに取り付けられると、この非純正品を判別することができない。また、機械スイッチ等を用いて判別する方法も考えられるが、模倣が簡単なことから、機械スイッチを取り付けるコストに比べて非純正品を判別できる効果が低いと考えられる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、装着されたトナーコンテナが純正品であるか否かを簡単に判別することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明の画像形成装置は、画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する装置本体と、前記装置本体に対して着脱自在に装着可能であるトナーコンテナと、前記トナーコンテナに取り付けられた無線タグと、前記無線タグに対して質問信号を出力し、前記無線タグから送信された応答信号を受信することで無線通信を行う通信手段と、前記トナーコンテナが前記装置本体に装着されたとき、前記通信手段が出力した質問信号に応答して当該トナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信された応答信号の信号強度を検出する検出手段と、前記装置本体の純正トナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信される応答信号の信号強度を記憶する記憶手段と、前記検出手段が検出した信号強度と前記記憶手段が記憶する信号強度を比較し、両者が異なる場合、前記装置本体に非純正トナーコンテナが装着されたと判断する判別手段と、を備える。
この構成によれば、判別手段が検出手段が検出した応答信号の信号強度(装置本体に装着されたトナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信された応答信号の信号強度)と記憶手段に記憶されている信号強度(純正トナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信される応答信号の信号強度)を比較して、装着されたトナーコンテナが純正品であるか否かを判別することにより、機械スイッチ等の特別な装置を取り付けることなく、簡単に装着されたトナーコンテナが純正品であるか否かを判別することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記検出手段は、更に、前記装置本体に装着されているトナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信された応答信号の信号強度を前記画像形成装置の工場出荷時に検出するものであり、前記記憶手段は、前記検出手段が前記画像形成装置の工場出荷時に検出した応答信号の信号強度を前記純正トナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信される応答信号の信号強度として記憶するものである。
一般的に、画像形成装置の工場出荷時には予め純正トナーコンテナが装着されている。従って、工場出荷時に検出手段が無線タグから送信された応答信号の信号強度を検出し、この信号強度を記憶手段が記憶することにより、純正トナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信された応答信号の信号強度を簡単に記憶することができる。
この発明によれば、判別手段が検出手段が検出した応答信号の信号強度と記憶手段に記憶されている信号強度を比較して、装着されたトナーコンテナが純正品であるか否かを判別することにより、機械スイッチ等の特別な装置を取り付けることなく、簡単に装着されたトナーコンテナが純正品であるか否かを判別することができる。
画像形成装置の内部構造の一実施形態を説明するための概略断面図。 画像形成装置の電気的構成を示すブロック図。 RFID通信部及びRFIDタグの電気的構成を示すブロック図。 トナーコンテナの純正/非純正を判断する処理の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態では、本発明における画像形成装置としてプリンタを例に挙げて説明するが、これ以外に複写機や、コピー、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ等の複数の機能を備えた複合機であってもよい。また、本実施の形態ではカラー画像を印刷可能な画像形成装置を例に説明するが、モノクロ画像のみ印刷可能な画像形成装置であってもよい。
図1は、本発明における画像形成装置1の内部構造の一実施形態を説明するための概略断面図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、箱形を呈した装置本体11を備えている。装置本体11は、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像データに基づき画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成され、転写材としての用紙Pに転写されたトナー画像に定着処理を施す定着部13と、用紙を貯留する用紙貯留部14と、画像形成部12へトナーを補給するトナー補給部15が内装されているとともに、装置本体11の上部に定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部16を備えて構成されている。
装置本体11の上面適所には、用紙Pの出力条件等を入力操作するための操作パネル(不図示)やユーザに対するメッセージ等を表示する表示パネル(不図示)が設けられている。この操作パネルには、電源キーやスタートボタン、各種機能を設定するための設定キー等が設けられている。
用紙貯留部14は、装置本体11内における露光装置124より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ141を備えている。用紙トレイ141は上面が全面開口の箱体を備えて構成され、複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留可能になっている。用紙トレイ141に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、下流端(図1における右端)の上面が用紙束P1からピックアップローラ142の駆動で用紙搬送路111へ向けて繰り出されるようになっており、1枚ずつ繰り出され用紙Pは、搬送ローラ対112の駆動で用紙搬送路111を通って画像形成部12における第2転写ローラ113と駆動ローラ125a(中間転写ベルト125c)との間のニップ部へ向けて送り込まれる。
画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙Pにトナー画像を形成させるものであり、本実施の形態では、上流側(図1における左側)から下流側へ向けて順次配設された、ブラック色のトナー(現像剤)を用いるブラック用現像ユニット12K、イエロー色のトナーを用いるイエロー用現像ユニット12Y、シアン色のトナーを用いるシアン用現像ユニット12C、マゼンタ色のトナーを用いるマゼンタ用現像ユニット12Mを備える。以下、これらの現像ユニットを包括して「現像ユニット12」と表記する。
そして、各現像ユニット12は、感光体ドラム121と、感光体ドラム121の周面を均一に帯電させる帯電装置122と、帯電された感光ドラム121の周面に画像データに基づいたレーザ光を照射して静電潜像を感光体ドラム121の周面に形成させる露光装置124と、感光体ドラム121の周面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置123と、感光体ドラム121の周面に形成されたトナー像を中間転写ベルト125cに転写する転写ローラ126と、トナー像が転写された後の感光体ドラム121の周面に残存するトナーを除去するクリーニング装置127をそれぞれ備えている。
感光体ドラム121の上方位置には、中間転写体125が設けられている。この中間転写体125は、駆動ローラ125a及び従動ローラ125b間に張設された無端の中間転写ベルト125cを有し、その中間転写ベルト125cの下側に各感光体ドラム121の周面が当接するようになっている。この中間転写ベルト125cは、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ126によって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回するようになっている。
従って、中間転写ベルト125cが周回することによりその表面に対し現像ユニット12Kの感光体ドラム121によるブラックトナーのトナー像の転写が行われ、次いで中間転写ベルト125cの同一位置に現像ユニット12Yの感光体ドラム121によるイエロートナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行われ、次いで中間転写ベルト125cの同一位置に現像ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアントナーのトナー像の転写が重ね塗り状態で行われ、最後に現像ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタトナーのトナー像の転写が行われる。これによって中間転写ベルト125cの表面にブラックトナー、イエロートナー、シアントナー及びマゼンタトナーが重ね塗りされたカラーのトナー像が形成される。
画像形成部12の図1における右方位置には、上下方向に延びた用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、用紙貯留部14から繰り出された用紙Pは、この搬送ローラ対112の駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている中間転写ベルト125cへ向けて搬送される。
この用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に中間転写ベルト125cの表面と当接した第2転写ローラ113が設けられ、用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pが転写ベルト125cと第2転写ローラ113とに押圧挟持されることによって中間転写ベルト125c上のトナー像が用紙Pに転写される。
定着部13は、画像形成部12で転写された用紙上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、内部にハロゲンランプ等の通電発熱体が装着された加熱ローラ30と、この加熱ローラ30の周面に対して対向配置された加圧ローラ40を備えている。中間転写ベルト125cのトナー像が転写された状態で定着部13へ供給された用紙Pは、回転する加熱ローラ30と加圧ローラ40とのニップ部を通過することによって、加熱ローラ30からの熱を得て定着処理が施される。
定着処理の完了した用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って装置本体11の頂部に設けられた用紙排出部16の排紙トレイ161へ向けて排出される。
トナー補給部15は、画像形成部12の各現像ユニット12に対応してブラック用トナーコンテナ151K、イエロー用トナーコンテナ151Y、シアン用トナーコンテナ151C及びマゼンタ用トナーコンテナ151M(以下、まとめて「トナーコンテナ151」という)を備えて構成されている。各トナーコンテナ151には各色のトナーが収容されており、装置本体11に対して着脱自在に構成されている。トナーコンテナ151内のトナー量が少なくなると、新しいトナーコンテナ151と交換することによって装置本体11内にトナーが再び補充される。
また、各トナーコンテナ151にはRFIDタグ152K、152Y、152C及び152M(以下、まとめて「RFIDタグ152」という)が取り付けられている。このRFIDタグ152は、トナーコンテナ151の製品番号、仕向け地情報等のトナーコンテナ151の種別情報を記憶するメモリと、メモリに記憶された情報を信号に乗せて発信する通信回路を備えて構成されている。この通信回路から発信された信号は装置本体11に設置されているRFID基板21上の対応するRFID通信部211K、211Y、211C及び211M(以下、まとめて「RFID通信部211」という)がそれぞれ受信する。
図2は、本実施の形態における画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、制御部31、記憶部32、RFID通信部211、画像メモリ33、画像処理部34、画像形成部12、入力操作部35及びネットワークI/F部36を備えて構成されている。尚、図1を用いて説明した構成要素と同じものには同符号を付して、説明を省略する。
記憶部32は、画像形成装置1の備える種々の機能を実現するためのプログラムやデータ等を記憶する。本実施の形態では記憶部32は信号強度記憶部321として機能する。信号強度記憶部321は、純正トナーコンテナに取り付けられたRFIDタグ152から送信された応答信号の信号強度を記憶する。
一般的に、画像形成装置1の工場出荷時や画像形成装置1に初めて電源が投入される時は、純正トナーコンテナが画像形成装置1に予め装着されている。この時に、後述する強度検出回路206がRFIDタグ152から送信される応答信号の信号強度を検出し、信号強度記憶部321が純正トナーコンテナに取り付けられたRFIDタグ152から送信された応答信号の信号強度として記憶する。このように、画像形成装置1の工場出荷時や画像形成装置1に初めて電源が投入される時に装着されている純正トナーコンテナを利用することによって、簡単に純正トナーコンテナに取り付けられたRFIDタグ152から送信された応答信号の信号強度を把握することができる。
画像メモリ33は、ネットワークI/F部36を介して外部装置から送信された画像データを一時的に記憶する。画像処理部34は、画像メモリ33に記憶されている画像データに対して画像補正や拡大・縮小等の画像処理を施す。画像形成部12は、画像メモリ33から出力された画像データに基づいてトナー像を形成する。入力操作部35は、画像形成装置1の電源のオン/オフ操作を行う電源キー、印刷ジョブをリセットするリセットキーや表示パネル等を備える。ネットワークI/F部36は、LANボード等の通信モジュールから構成され、ネットワークI/F部36と接続されたネットワーク(不図示)を介して外部装置と種々のデータの送受信を行う。
制御部31は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)等によって構成され、記憶部32に記憶されたプログラムを読み出して処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って画像形成装置1を統括的に制御するものである。制御部31は、トナーコンテナ判別部311を有する。
トナーコンテナ判別部311は、RFID通信部211が受信したRFIDタグ152の応答信号の信号強度と信号強度記憶部321に記憶されている信号強度(つまり、純正トナーコンテナに取り付けられたRFIDタグから送信される信号強度)を比較し、両者の信号強度が同じであれば、装着されたトナーコンテナ151は純正品であると判断する。両者の信号強度が異なる、又はRFID通信部211が応答信号を受信できなかった(例えば、RFIDタグ152から正常に応答信号が送信されなかった、又はRFIDタグ152が取り付けられておらず、応答信号の送信がなかった)場合、装着されたトナーコンテナ151は非純正品であると判断する。
一般的に、画像形成装置1の純正トナーコンテナには、RFID通信部211がRFIDタグと安定した無線通信ができるように、最適な信号強度レベルの応答信号が発信されるRFIDタグが取り付けられる。しかし、非純正トナーコンテナに取り付けられたRFIDタグは、純正トナーコンテナに取り付けられたRFIDタグとは材質や仕様が異なる可能性が高く、RFID通信部211にとって最適な信号強度で応答信号を発信するとは限らない。画像形成装置1に非純正トナーコンテナが装着されると、画像形成部12が形成する画像の品質を確保できないばかりでなく、画像形成装置1の故障の原因にもなり得る。
そこで、トナーコンテナ判別部311は、RFID通信部211が受信したRFIDタグ152の応答信号の信号強度と信号強度記憶部321に記憶されている信号強度を比較して、装着されたトナーコンテナが純正品であるか否かを判断する。そして、トナーコンテナ判別部311が装着されたトナーコンテナが非純正品であると判別した場合、制御部31は入力操作部35の表示パネルに非純正トナーコンテナが装着された旨をユーザに伝える警告メッセージを表示させる。
図3は、RFID通信部211及びRFIDタグ152の電気的構成を示すブロック図である。RFID通信部211は、変調回路202、アンテナ203、復調回路205及び強度検出回路206等を有し、制御部31の制御によって動作する。
制御部31はRFIDタグ152に対するコマンド情報を変調回路202に出力し、変調回路202はこのコマンド情報に応じて搬送波を変調する。アンテナ203は変調波を質問信号として発信する。RFIDタグ152のアンテナ41は、アンテナ203から発信された質問信号を受信して、電気信号に変換し、通信制御部42へ出力する。通信制御部42は、アンテナ41が受信した質問信号を復調してコマンド情報を抽出し、このコマンド情報に応じて予め記憶している各種情報を応答信号としてアンテナ41に発信させる。
アンテナ203はアンテナ41から発信された応答信号を受信して電気信号に変換し、復調回路205へ出力する。復調回路205は変調された電気信号を復調して情報を抽出し、抽出した情報を制御部31へ出力する。強度検出回路206は、アンテナ203が受信した応答信号の信号強度を検出し、検出結果を制御部31へ出力する。
図4は、本実施の形態におけるトナーコンテナ151の純正/非純正を判断する処理の流れを示すフローチャートである。まず、画像形成装置1の工場出荷時や画像形成装置1に初めて電源が投入される時等の純正トナーコンテナが画像形成装置1に装着されているときに、強度検出回路206はRFIDタグ152から送信される応答信号の信号強度を検出し、制御部31は検出された信号強度を信号強度記憶部321に記憶させる。
その後、画像形成装置1の稼働中にトナー補給等の目的でトナーコンテナ151が抜き出され、再び装着されると(ステップS11;YES)、制御部31はRFID通信部211に対して無線通信を開始させる(ステップS12)。RFID通信部211がトナーコンテナ151に取り付けられたRFIDタグ152から応答信号を受信した場合(ステップS13;YES)、トナーコンテナ判別部311は強度検出回路206が検出したRFIDタグ152から送信された応答信号の信号強度と信号強度記憶部321に記憶された信号強度を比較する(ステップS14)。両者の信号強度が同じである場合(ステップS14;YES)、トナーコンテナ判別部311は装着されたトナーコンテナ151は純正品であると判断する(ステップS15)。
尚、強度検出回路206が検出した応答信号の信号強度と信号強度記憶部321に記憶された信号強度は、完全に一致する必要はなく、トナーコンテナ判別部311は両者の強度差が所定の許容範囲内であればトナーコンテナ151は純正品と判断する。
一方、両者の信号強度が異なる場合(ステップS14;NO)、又はRFID通信部211が応答信号を受信できなかった場合(ステップS13;NO)、トナーコンテナ判別部311は装着されたトナーコンテナ151は非純正品であると判断する。そして制御部31は、入力操作部35の表示パネルに非純正トナーコンテナが装着された旨をユーザに伝える警告メッセージを表示させる(ステップS16)。
以上、説明したように、トナーコンテナ判別部311がRFID通信部211が受信したRFIDタグ152の応答信号の信号強度と信号強度記憶部321に記憶されている信号強度(つまり、純正トナーコンテナに取り付けられたRFIDタグから送信される信号強度)を比較して、装着されたトナーコンテナが純正品であるか否かを判別することにより、装着されたトナーコンテナが純正品であるか否かを簡単に判別することができる。更に、非純正トナーコンテナが装着された場合、制御部31が表示パネルに非純正トナーコンテナが装着された旨をユーザに伝える警告メッセージを表示させることにより、画像形成装置1の性能を十分に発揮できないばかりでなく、故障の原因にもなりうることをユーザに対して警告することができる。
1 画像形成装置
11 装置本体
12 画像形成部
151 トナーコンテナ
152 RFIDタグ(無線タグ)
211 RFID通信部(通信手段)
202 変調回路
203 アンテナ
205 復調回路
206 強度検出回路(検出手段)
31 制御部
311 トナーコンテナ判別部(判別手段)
32 記憶部
321 信号強度記憶部(記憶手段)

Claims (2)

  1. 画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する装置本体と、
    前記装置本体に対して着脱自在に装着可能であるトナーコンテナと、
    前記トナーコンテナに取り付けられた無線タグと、
    前記無線タグに対して質問信号を出力し、前記無線タグから送信された応答信号を受信することで無線通信を行う通信手段と、
    前記トナーコンテナが前記装置本体に装着されたとき、前記通信手段が出力した質問信号に応答して当該トナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信された応答信号の信号強度を検出する検出手段と、
    前記装置本体の純正トナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信される応答信号の信号強度を記憶する記憶手段と、
    前記検出手段が検出した信号強度と前記記憶手段が記憶する信号強度を比較し、両者が異なる場合、前記装置本体に非純正トナーコンテナが装着されたと判断する判別手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記検出手段は、更に、前記装置本体に装着されているトナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信された応答信号の信号強度を前記画像形成装置の工場出荷時に検出するものであり、前記記憶手段は、前記検出手段が前記画像形成装置の工場出荷時に検出した応答信号の信号強度を前記純正トナーコンテナに取り付けられた無線タグから送信される応答信号の信号強度として記憶するものである請求項1に記載の画像形成装置。
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