JP2004051372A - 計量コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】砕氷等被計量物の計量搬送を簡単な構成で円滑に行う。
【解決手段】前後のスプロケット1間に掛け渡されるチエン2の回転外周部に、適宜幅ベルト3を波形状にして巻付けた形態として一体回転し、この波形状のベルト3上の各凹部4に被計量物を収容して計量搬送することを特徴とする計量コンベアの構成。凹部4の回転移行上面に升掻具5を設ける。前記ベルト3回転の左右両側端縁を案内して各凹部4の両側面を形成する案内板7を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】前後のスプロケット1間に掛け渡されるチエン2の回転外周部に、適宜幅ベルト3を波形状にして巻付けた形態として一体回転し、この波形状のベルト3上の各凹部4に被計量物を収容して計量搬送することを特徴とする計量コンベアの構成。凹部4の回転移行上面に升掻具5を設ける。前記ベルト3回転の左右両側端縁を案内して各凹部4の両側面を形成する案内板7を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、計量コンベアに関し、回転上周面を波形状に形成したベルトを用いて、この波形状の各凹部に砕氷等の被計量物を収容させて容積計量を行わせるものである。被計量物としては、砕氷の他比較的大きい粒状物の計量に好適である。
【0002】
【従来の技術】
砕氷等を計量するには、一定容積の容器を用いるか、重量計測等が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一定容積の容器やホッパー等を用いて被計量物を計量する形態では、容器を計量排出毎に転倒させたり、シャッターを開いて排出させる等構成が煩雑であり、計量能率も制限される。砕氷は鮮魚市場等でトロ箱や所定大きさの容器等に計量されながら分配供給されることが多い。しかしながらこの砕氷の計量において一定容量の容器やホッパー等を用いるときは、砕氷の氷結作用等によって、氷繰出の詰りやブリッジ現象等を生じ易く、円滑で正確な計量を行い難い。この発明は砕氷等の計量を簡単な構成で、円滑に行わせるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前後のスプロケット1間に掛け渡されるチエン2の回転外周部に、適宜幅ベルト3を波形状にして巻付けた形態として一体回転し、この波形状のベルト3上に形成される各凹部4に被計量物Aを収容して計量搬送することを特徴とする計量コンベアの構成とする。
【0005】
チエン2の回転によりこの外周のベルト3が波形状に形成されて回転されて、この波形状の各凹部4に被計量物Aを供給して搬送させる。各凹部4の被計量物Aはこのベルト3の回転終端部から、凹部4毎に排出される。各凹部4の容量乃至容積は、波形状のピッチ間隔が一定であることによって均等に形成されて、この各凹部4内に供給収容させて搬送される被計量物Aの量を略一定にすることができる。
【0006】
請求項2に記載の発明は、前記凹部4の回転移行上面に升掻具5を設けたことを特徴とするものである。前記回転するベルト3の各凹部4に被計量物Aを供給して搬送させながら、この搬送中の凹部4上に升掻具5を作用させて掻き均すことによって、各凹部4内の収容被計量物Aの量を均一化することができる。
【0007】
請求項3に記載の発明は、前記ベルト3回転の左右両側端縁6を案内して各凹部4の両側面を形成する案内板7を設けたことを特徴とするものである。凹部4を形成して回転するベルト3は、左右両側端縁6を案内板7で案内されると共に、この各凹部4の左右両側端縁6が案内板7で升室壁面が形成されているため、被計量物Aを各凹部4内に一杯に収容充填させて計量することができる。
【0008】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、平形のベルト3をチエン2の外周部に波形状に形成して巻付ける形態とするため、構成が簡単であり、このベルト3の回転によって波形状に連続形成の凹部4を移行させるため、計量排出作用を連続に円滑に速かに行わせることができる。とくに砕氷のように付着氷結性ある被計量物Aにあっては、ベルト3の揺動性乃至弾性歪み性等によって、このベルト3への付着力を小さくすると共に、砕氷相互間の氷結団塊化を防止することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、ベルト3の各凹部4内に供給される被計量物Aは、上側の升掻具5によって掻き均らされるため、前後の凹部4間の仕切部上に渡って連なる被計量物Aを無くして、各凹部4内に収容させて、供給量に多少の変化があっても均一化することができ、簡単な構成で、迅速、正確な計量を行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、ベルト3上の各凹部4は案内板7によって左右両側壁面が形成されるため、各凹部4内に被計量物Aを一杯に収容させて正確な計量を行うことができ、とくに砕氷計量の場合では、左右両側面を案内板7に摺接させて搬送されるため、ベルト3及びこの案内板7への氷結を防止して円滑な砕氷計量を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図例において、この計量コンベア8は、砕氷撹拌ドラム9の排出口10下部にのぞませて設けられ、搬送終端部をトロ箱等の容器11上にのぞませることができる。この計量コンベア8は、前後のスプロケット1間に渡って巻回される左右一対のチエン2、このチエン2の外周部に波形状にして巻き付けられるゴム材等を主体とする平ゴムベルト状のベルト3、このベルト3の左右両側端縁6に接近して設けられる案内板7、及び升掻具5等から構成される。左右のチエン2間に渡って取付ステー12がこのチエンリンクブラケット13に取付けられて連結される。この取付ステー12はチエン2の方向に沿って一定の間隔に配置される。
【0012】
この取付ステー12の回転外周面にベルト3の下面を支持させて、ビス14で取付固定する。このベルト3はチエン2よりも長くして一定の間隔位置毎に取付ステー12に固定する。このベルト3の取付ステー12に対する固定間隔は、波形状に形成される凹部4の容積に応じて適宜に設定される。又、このベルト3の幅は一定で該凹部4の容積等に応じて適宜に設定される。
該ベルト3の取付ステー12に対する取付間隔を、チエン2に対する取付ステー12の取付間隔よりも長くすることによって、ベルト3はこの弾性構成等によって、前後の取付ステー12における固定部を底部とし、これらの間の中間上端縁36部を仕切頂部とする正弦波形態の波形状ベルト面を形成する。このため各前後凹部4の容積は略一定に形成される。
【0013】
前記スプロケット1の軸15を軸受けするコンベアフレーム16上には、ベルト3の左右両側面に接近してこの凹部4の上端縁35と同高さ乃至これよりも高く形成した案内版7を設け、ベルト3の左右両側端縁6をこの案内版7に摺接させて回転させることができる。升掻具5は、このベルト3の回転上端縁36部に水平状に接近させて、各凹部4の被計量物Aの升掻き、乃至掻き均しを行うもので、掻均板形態Dにして(図1、図2、図5)、案内版7の上端部間にわたって取付ける。このようなベルト3は、一端部のスプロケット軸15をコンベアフレーム16上方に設置のモータ17で連動して回転させる。この升掻具5は、羽根車形態Eとして(図6)前記モータ17によって回転する形態とすることができる。
【0014】
モータ17でスプロケット軸15を回転すると、チエン2及び取付ステー12が回転され、ベルト3が一体回転される。このベルト3は上辺部において弾性により波形状に形成され、この波形状の凹部4が一定の間隔にして左右の案内版7間に形成される。しかもこの各凹部4の容積は略一定に形成される。このようにして凹部4を形成して回転されるベルト3上に被計量物Aを供給すると、各凹部4内に一定量毎収容されて搬送され、終端部ではベルト3がスプロケット1の回転面に沿うように伸ばされるため、このベルト3面から凹部4内の被計量物A毎に押し出されるようにして排出される。被計量物Aの計量は、この凹部4に収容される単位収容量と、この凹部4の杯数とによって決まる。
【0015】
このベルト3による搬送中に被計量物Aの多少の変化があるときは、凹部4の上端縁36上に盛り上げられた部分が升掻具5によって掻き均されるため、各凹部4内の被計量物Aの量が均一化される。
又、砕氷を計量搬送する場合は、このベルト3の回転搖動、歪や、案内板7への摺動等によって砕氷の付着氷結が行われ難く、円滑で安定した計量を行うことができ、終端部からの排出も円滑に行われる。
【0016】
計量コンベア8へ被計量物Aである砕氷を供給するため、撹拌ドラム9を設けて、砕氷を常時氷結しない状態にして供給計量することができる。この撹拌ドラム9の内部には螺旋状の撹拌板18を有し、外周部の供給口19から供給される砕氷を回転撹拌しながら一側の排出口10側へ移送することができる。供給口19には開閉蓋21を有し、排出口10にはシャッター22及びシュータ20を有する。23は撹拌ドラム9を回転自在に支持する支持ローラ、24はモータで、ギヤ25を回転して、撹拌ドラム9のラックリング26を噛合回転させる。
【0017】
砕氷を撹拌ドラム9に供給させてモータ24によって一定速度に回転させる。この撹拌ドラム9内では砕氷は撹拌分散されて氷結しない状態に維持される。この砕氷を取り出して計量するときは、モータ17によって回転される計量コンベア8上に、砕氷を供給する。シャッター22を開くことによって撹拌ドラム9の砕氷が排出口10からベルト3上面に供給されて、一定容積に計量されて搬送される。
【0018】
ここでベルト3の各凹部4での計量は、撹拌ドラム9の回転速度とベルト3の回転速度との関係によって、各凹部4に供給収容される砕氷量を一定に維持することができる。この場合、各凹部4における計量を変えるときは、この撹拌ドラム9の排出口10の開度をシャッター22で調節することによって変更できる。又、この排出口10開度を一定としてベルト3の回転速度を変更することによっても調節できる。
【0019】
このようにしてベルト3の各凹部4における被計量物Aの量を略均一に維持するが、このベルト3の終端から容器11へ分配供給するときは、この容器11の形態によって供給形態を異にする。例えば、前記のような鮮魚市場における床面Bに並べられたトロ箱Cに略一定量毎供給するときは、前記撹拌ドラム9や計量コンベア8等を搭載した台車27乃至トラックを、トロ箱Cの敷詰列に沿って移動させながら、この計量コンベア8終端のシュート28をトロ箱C上にのぞませる。この計量コンベア8は連続回転させながら、各トロ箱C当りの砕氷供給量を一定容積量に決めておき、凹部4の一定回転数毎にシュータ28の切替や、台車27の走行等を行わせる。
【0020】
又、このトロ箱Cが単一の箱である場合や、単一の袋等に対して個別的に供給するときは、シャッター22を開いて回転するベルト3における必要数の凹部4に砕氷を充填供給すればよい。又、比較的大きい容器11に多量供給するときは、前記のように計量コンベア8を連続回転させながら供給させる。この場合は計量コンベア8の回転数、又は凹部4の回転杯数等によって供給量を知ることができる。
【0021】
このような計量処理操作を行うために、計量コンベア8の回転終端部に凹部4における被計量物Aの充填が行われたことを検出する計量センサ29を設け、この計量センサ29の凹部4内の被計量物Aを検出によって、コントローラ30の表示器31に計量数をデジタル表示させる構成とし、この表示器31の計量数を見ながら規定数に達したとき計量スイッチ37操作等でシャッター22を閉鎖することができる。この計量スイッチ37は押し操作する毎にシャッター22の電磁ソレノイドによる電磁的開作動と、閉作動を交互に作動させるものである。
又、コントローラ30に設けられる計量設定器35によって、予め計量目標量を設定しておき、この計量コンベア8による計量が設定された設定計量数に達したとき、これらシャッター22や計量コンベア8を自動的に閉鎖、停止するように構成することもできる。
【0022】
又、計量コンベア8をステッピングモータ17等で凹部4の配置間隔毎に間歇的に回転させるように伝動構成し、シャッター22を開いて砕氷を凹部4に供給して充填させる毎に、この充填状態を検出する計量センサ29によってステッピングモータ17を駆動させて一凹部4毎搬送させる構成とすることもできる。この形態は前記小量で個別的容器11に計量供給する場合に便利である。
このような計量センサ29を用いた自動検出に基づく自動モードによる計量処理の他に、切替スイッチ38を設けることにより、手動モードに切替えることによって、この手動モードよる場合として作業者が各凹部4に対する被計量物Aの充填を見ながら、ベルト3を間歇的に回転駆動させ、シャッター22の開閉操作を行わせる形態とすることができる。、
【0023】
前記車台27は魚市場等の床面Bを走行することができ、トロ箱Cの並べられたトロ箱C列に沿って走行しながら各箱Cに対して一定量毎砕氷Aを供給することができる。このとき各トロ箱Cに対するベルト3凹部4の計量回転数を決めて回転させながら走行させる。車台27には前記撹拌ドラム9が支枠32によって支架される。車輪33を配置して操向ハンドル34によって操向できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】計量コンベアの側面図。
【図2】その正面図。
【図3】その砕氷撹拌ドラムに組み合わせた形態の配置側面図。
【図4】その正面図。
【図5】その一部升掻具部の作用状態を示す側面図。
【図6】その別実施例に係る升掻具部の作用状態を示す側面図。
【図7】その計量コンベアの駆動制御ブロック図。
【図8】その作用状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 スプロッケット
2 チエン
3 ベルト
4 凹部
5 升掻具
6 側端縁
7 案内板
A 被計量物
【発明の属する技術分野】
この発明は、計量コンベアに関し、回転上周面を波形状に形成したベルトを用いて、この波形状の各凹部に砕氷等の被計量物を収容させて容積計量を行わせるものである。被計量物としては、砕氷の他比較的大きい粒状物の計量に好適である。
【0002】
【従来の技術】
砕氷等を計量するには、一定容積の容器を用いるか、重量計測等が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一定容積の容器やホッパー等を用いて被計量物を計量する形態では、容器を計量排出毎に転倒させたり、シャッターを開いて排出させる等構成が煩雑であり、計量能率も制限される。砕氷は鮮魚市場等でトロ箱や所定大きさの容器等に計量されながら分配供給されることが多い。しかしながらこの砕氷の計量において一定容量の容器やホッパー等を用いるときは、砕氷の氷結作用等によって、氷繰出の詰りやブリッジ現象等を生じ易く、円滑で正確な計量を行い難い。この発明は砕氷等の計量を簡単な構成で、円滑に行わせるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前後のスプロケット1間に掛け渡されるチエン2の回転外周部に、適宜幅ベルト3を波形状にして巻付けた形態として一体回転し、この波形状のベルト3上に形成される各凹部4に被計量物Aを収容して計量搬送することを特徴とする計量コンベアの構成とする。
【0005】
チエン2の回転によりこの外周のベルト3が波形状に形成されて回転されて、この波形状の各凹部4に被計量物Aを供給して搬送させる。各凹部4の被計量物Aはこのベルト3の回転終端部から、凹部4毎に排出される。各凹部4の容量乃至容積は、波形状のピッチ間隔が一定であることによって均等に形成されて、この各凹部4内に供給収容させて搬送される被計量物Aの量を略一定にすることができる。
【0006】
請求項2に記載の発明は、前記凹部4の回転移行上面に升掻具5を設けたことを特徴とするものである。前記回転するベルト3の各凹部4に被計量物Aを供給して搬送させながら、この搬送中の凹部4上に升掻具5を作用させて掻き均すことによって、各凹部4内の収容被計量物Aの量を均一化することができる。
【0007】
請求項3に記載の発明は、前記ベルト3回転の左右両側端縁6を案内して各凹部4の両側面を形成する案内板7を設けたことを特徴とするものである。凹部4を形成して回転するベルト3は、左右両側端縁6を案内板7で案内されると共に、この各凹部4の左右両側端縁6が案内板7で升室壁面が形成されているため、被計量物Aを各凹部4内に一杯に収容充填させて計量することができる。
【0008】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、平形のベルト3をチエン2の外周部に波形状に形成して巻付ける形態とするため、構成が簡単であり、このベルト3の回転によって波形状に連続形成の凹部4を移行させるため、計量排出作用を連続に円滑に速かに行わせることができる。とくに砕氷のように付着氷結性ある被計量物Aにあっては、ベルト3の揺動性乃至弾性歪み性等によって、このベルト3への付着力を小さくすると共に、砕氷相互間の氷結団塊化を防止することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、ベルト3の各凹部4内に供給される被計量物Aは、上側の升掻具5によって掻き均らされるため、前後の凹部4間の仕切部上に渡って連なる被計量物Aを無くして、各凹部4内に収容させて、供給量に多少の変化があっても均一化することができ、簡単な構成で、迅速、正確な計量を行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、ベルト3上の各凹部4は案内板7によって左右両側壁面が形成されるため、各凹部4内に被計量物Aを一杯に収容させて正確な計量を行うことができ、とくに砕氷計量の場合では、左右両側面を案内板7に摺接させて搬送されるため、ベルト3及びこの案内板7への氷結を防止して円滑な砕氷計量を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図例において、この計量コンベア8は、砕氷撹拌ドラム9の排出口10下部にのぞませて設けられ、搬送終端部をトロ箱等の容器11上にのぞませることができる。この計量コンベア8は、前後のスプロケット1間に渡って巻回される左右一対のチエン2、このチエン2の外周部に波形状にして巻き付けられるゴム材等を主体とする平ゴムベルト状のベルト3、このベルト3の左右両側端縁6に接近して設けられる案内板7、及び升掻具5等から構成される。左右のチエン2間に渡って取付ステー12がこのチエンリンクブラケット13に取付けられて連結される。この取付ステー12はチエン2の方向に沿って一定の間隔に配置される。
【0012】
この取付ステー12の回転外周面にベルト3の下面を支持させて、ビス14で取付固定する。このベルト3はチエン2よりも長くして一定の間隔位置毎に取付ステー12に固定する。このベルト3の取付ステー12に対する固定間隔は、波形状に形成される凹部4の容積に応じて適宜に設定される。又、このベルト3の幅は一定で該凹部4の容積等に応じて適宜に設定される。
該ベルト3の取付ステー12に対する取付間隔を、チエン2に対する取付ステー12の取付間隔よりも長くすることによって、ベルト3はこの弾性構成等によって、前後の取付ステー12における固定部を底部とし、これらの間の中間上端縁36部を仕切頂部とする正弦波形態の波形状ベルト面を形成する。このため各前後凹部4の容積は略一定に形成される。
【0013】
前記スプロケット1の軸15を軸受けするコンベアフレーム16上には、ベルト3の左右両側面に接近してこの凹部4の上端縁35と同高さ乃至これよりも高く形成した案内版7を設け、ベルト3の左右両側端縁6をこの案内版7に摺接させて回転させることができる。升掻具5は、このベルト3の回転上端縁36部に水平状に接近させて、各凹部4の被計量物Aの升掻き、乃至掻き均しを行うもので、掻均板形態Dにして(図1、図2、図5)、案内版7の上端部間にわたって取付ける。このようなベルト3は、一端部のスプロケット軸15をコンベアフレーム16上方に設置のモータ17で連動して回転させる。この升掻具5は、羽根車形態Eとして(図6)前記モータ17によって回転する形態とすることができる。
【0014】
モータ17でスプロケット軸15を回転すると、チエン2及び取付ステー12が回転され、ベルト3が一体回転される。このベルト3は上辺部において弾性により波形状に形成され、この波形状の凹部4が一定の間隔にして左右の案内版7間に形成される。しかもこの各凹部4の容積は略一定に形成される。このようにして凹部4を形成して回転されるベルト3上に被計量物Aを供給すると、各凹部4内に一定量毎収容されて搬送され、終端部ではベルト3がスプロケット1の回転面に沿うように伸ばされるため、このベルト3面から凹部4内の被計量物A毎に押し出されるようにして排出される。被計量物Aの計量は、この凹部4に収容される単位収容量と、この凹部4の杯数とによって決まる。
【0015】
このベルト3による搬送中に被計量物Aの多少の変化があるときは、凹部4の上端縁36上に盛り上げられた部分が升掻具5によって掻き均されるため、各凹部4内の被計量物Aの量が均一化される。
又、砕氷を計量搬送する場合は、このベルト3の回転搖動、歪や、案内板7への摺動等によって砕氷の付着氷結が行われ難く、円滑で安定した計量を行うことができ、終端部からの排出も円滑に行われる。
【0016】
計量コンベア8へ被計量物Aである砕氷を供給するため、撹拌ドラム9を設けて、砕氷を常時氷結しない状態にして供給計量することができる。この撹拌ドラム9の内部には螺旋状の撹拌板18を有し、外周部の供給口19から供給される砕氷を回転撹拌しながら一側の排出口10側へ移送することができる。供給口19には開閉蓋21を有し、排出口10にはシャッター22及びシュータ20を有する。23は撹拌ドラム9を回転自在に支持する支持ローラ、24はモータで、ギヤ25を回転して、撹拌ドラム9のラックリング26を噛合回転させる。
【0017】
砕氷を撹拌ドラム9に供給させてモータ24によって一定速度に回転させる。この撹拌ドラム9内では砕氷は撹拌分散されて氷結しない状態に維持される。この砕氷を取り出して計量するときは、モータ17によって回転される計量コンベア8上に、砕氷を供給する。シャッター22を開くことによって撹拌ドラム9の砕氷が排出口10からベルト3上面に供給されて、一定容積に計量されて搬送される。
【0018】
ここでベルト3の各凹部4での計量は、撹拌ドラム9の回転速度とベルト3の回転速度との関係によって、各凹部4に供給収容される砕氷量を一定に維持することができる。この場合、各凹部4における計量を変えるときは、この撹拌ドラム9の排出口10の開度をシャッター22で調節することによって変更できる。又、この排出口10開度を一定としてベルト3の回転速度を変更することによっても調節できる。
【0019】
このようにしてベルト3の各凹部4における被計量物Aの量を略均一に維持するが、このベルト3の終端から容器11へ分配供給するときは、この容器11の形態によって供給形態を異にする。例えば、前記のような鮮魚市場における床面Bに並べられたトロ箱Cに略一定量毎供給するときは、前記撹拌ドラム9や計量コンベア8等を搭載した台車27乃至トラックを、トロ箱Cの敷詰列に沿って移動させながら、この計量コンベア8終端のシュート28をトロ箱C上にのぞませる。この計量コンベア8は連続回転させながら、各トロ箱C当りの砕氷供給量を一定容積量に決めておき、凹部4の一定回転数毎にシュータ28の切替や、台車27の走行等を行わせる。
【0020】
又、このトロ箱Cが単一の箱である場合や、単一の袋等に対して個別的に供給するときは、シャッター22を開いて回転するベルト3における必要数の凹部4に砕氷を充填供給すればよい。又、比較的大きい容器11に多量供給するときは、前記のように計量コンベア8を連続回転させながら供給させる。この場合は計量コンベア8の回転数、又は凹部4の回転杯数等によって供給量を知ることができる。
【0021】
このような計量処理操作を行うために、計量コンベア8の回転終端部に凹部4における被計量物Aの充填が行われたことを検出する計量センサ29を設け、この計量センサ29の凹部4内の被計量物Aを検出によって、コントローラ30の表示器31に計量数をデジタル表示させる構成とし、この表示器31の計量数を見ながら規定数に達したとき計量スイッチ37操作等でシャッター22を閉鎖することができる。この計量スイッチ37は押し操作する毎にシャッター22の電磁ソレノイドによる電磁的開作動と、閉作動を交互に作動させるものである。
又、コントローラ30に設けられる計量設定器35によって、予め計量目標量を設定しておき、この計量コンベア8による計量が設定された設定計量数に達したとき、これらシャッター22や計量コンベア8を自動的に閉鎖、停止するように構成することもできる。
【0022】
又、計量コンベア8をステッピングモータ17等で凹部4の配置間隔毎に間歇的に回転させるように伝動構成し、シャッター22を開いて砕氷を凹部4に供給して充填させる毎に、この充填状態を検出する計量センサ29によってステッピングモータ17を駆動させて一凹部4毎搬送させる構成とすることもできる。この形態は前記小量で個別的容器11に計量供給する場合に便利である。
このような計量センサ29を用いた自動検出に基づく自動モードによる計量処理の他に、切替スイッチ38を設けることにより、手動モードに切替えることによって、この手動モードよる場合として作業者が各凹部4に対する被計量物Aの充填を見ながら、ベルト3を間歇的に回転駆動させ、シャッター22の開閉操作を行わせる形態とすることができる。、
【0023】
前記車台27は魚市場等の床面Bを走行することができ、トロ箱Cの並べられたトロ箱C列に沿って走行しながら各箱Cに対して一定量毎砕氷Aを供給することができる。このとき各トロ箱Cに対するベルト3凹部4の計量回転数を決めて回転させながら走行させる。車台27には前記撹拌ドラム9が支枠32によって支架される。車輪33を配置して操向ハンドル34によって操向できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】計量コンベアの側面図。
【図2】その正面図。
【図3】その砕氷撹拌ドラムに組み合わせた形態の配置側面図。
【図4】その正面図。
【図5】その一部升掻具部の作用状態を示す側面図。
【図6】その別実施例に係る升掻具部の作用状態を示す側面図。
【図7】その計量コンベアの駆動制御ブロック図。
【図8】その作用状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 スプロッケット
2 チエン
3 ベルト
4 凹部
5 升掻具
6 側端縁
7 案内板
A 被計量物
Claims (3)
- 前後のスプロケット1間に掛け渡されるチエン2の回転外周部に、適宜幅ベルト3を波形状にして巻付けた形態として一体回転し、この波形状のベルト3上に形成される各凹部4に被計量物Aを収容して計量搬送することを特徴とする計量コンベア。
- 前記凹部4の回転移行上面に升掻具5を設けたことを特徴とする請求項1に記載の計量コンベア。
- 前記ベルト3回転の左右両側端縁6を案内して各凹部4の両側面を形成する案内板7を設けたことを特徴とする請求項1、又は2に記載の計量コンベア。
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JP2002247778A JP2004051372A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 計量コンベア |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2002
- 2002-07-23 JP JP2002247778A patent/JP2004051372A/ja active Pending
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