JPH11118584A - 米穀用の計量袋詰め機 - Google Patents

米穀用の計量袋詰め機

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JPH11118584A
JPH11118584A JP29939997A JP29939997A JPH11118584A JP H11118584 A JPH11118584 A JP H11118584A JP 29939997 A JP29939997 A JP 29939997A JP 29939997 A JP29939997 A JP 29939997A JP H11118584 A JPH11118584 A JP H11118584A
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謙蔵 川島
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秀明 荒川
Koji Sayama
孝治 佐山
Seizo Kawashima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内部の清掃を容易に行なうことができ、
そして精米された米穀等を衛生的にかつ精度良く計量袋
詰めすることができる米穀用の計量袋詰め機。 【解決手段】 米穀用の計量袋詰め機の揚穀筒体3の両
側壁に、蓋板19、20により着脱自在に閉鎖される清
掃用の窓孔17、18を互いに上下方向に設置位置をず
らして設け、そして揚穀筒体3の円弧状の底板40に揺
動可能な閉鎖板42により閉鎖される落下口41を設け
てあり、窓孔17、18を介して揚穀筒体3の内部を清
掃することを可能とする。また、複数のバケット32、
32…を取り付けたバケットコンベヤ30のスクレーパ
ー取付部35に清掃用のスクレーパー37を着脱自在に
取り付けて移動させることにより、揚穀筒体3の内壁面
に付着した米糠等を掻き取り、排除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選別された米穀等
の穀粒を揚穀して貯留タンクに貯留し、貯留タンクの排
出口下方に設置した計量器上に袋を載置し、該袋に貯留
タンクから排出される穀粒を収納して計量袋詰めする計
量袋詰め機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の穀粒計量袋詰め機においては、図
6に示すように、選別機130により選別された穀粒を
受け入れる供給ホッパーが揚穀筒体102の下方部位に
設けられ、揚穀筒体102内に配設された揚穀手段によ
り上方へ移送される穀粒を一時的に貯留する貯留タンク
104は揚穀筒体102の上方部位に設けられ、貯留タ
ンク104の排出口105の下方に計量器108が設置
されている。そして、穀粒袋120への穀粒の袋詰め
は、穀粒袋120を袋立て121等を用いて計量器10
8上に載置して、排出口105に設けられたシャッター
106を開くことにより行なわれ、貯留タンク104の
排出口105から排出される穀粒は穀粒袋120内に収
納され、袋内に収納される穀粒の重量を計量器108で
計測して、所定量の穀粒を計量袋詰めするように構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近時、穀粒なかでも白
米等においては、その販売形態や消費者ニーズの変化に
基づいて、1〜3Kgあるいは5Kgや10Kg等のよ
うに小容量での取り扱いが多くなり、各種銘柄毎の小容
量の袋への計量袋詰めを必要としている。
【0004】ところで、米穀等の計量袋詰め機において
は、米穀に伴なう米糠が、計量袋詰め機の揚穀筒体内の
壁部や揚穀手段、また貯留タンクの内壁部に付着しやす
く、さらに、米穀がその米糠に付着して残留米となるな
どして、害虫の巣作り等の原因となって、衛生上好まし
くなく、さらには、計量袋詰め機の作動不良や計量誤差
の原因ともなっていた。
【0005】精米機により精米されそして選別機により
選別された米穀の計量袋詰めは、計量袋詰め機の内部を
定期的に清掃するなどして清潔な状態で衛生的に行なう
ことが望ましく、そして、米穀の各種銘柄に応じた計量
袋詰めの切り替え時には残留米等がない状態として、新
たな米穀を揚穀しかつ計量袋詰めすることが望ましいと
ころである。しかしながら、従来の米穀用の計量袋詰め
機においては、内部の清掃を容易に行なうことは困難で
あって、壁面等に付着した米糠等を効率よく排除するこ
とができなかった。
【0006】そこで、本発明は、上述の従来技術の有す
る未解決の課題に鑑みてなされたものであって、装置内
部の清掃を容易に行なうことができ、精米された米穀等
を衛生的にかつ精度良く計量袋詰めすることができる米
穀用の計量袋詰め機を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の米穀用の計量袋詰め機は、米穀を揚穀する
バケットコンベヤを内部に配設した揚穀筒体の下部に供
給ホッパーを、そして上部に貯留タンクをそれぞれ設
け、該貯留タンクの排出口の下方に袋に収納される米穀
を計量する計量器を配設した米穀用の計量袋詰め機にお
いて、前記揚穀筒体の両側壁にそれぞれ清掃用の窓孔が
設けられ、該清掃用の窓孔は上下方向に互いに設置位置
をずらして位置付けられ、そして蓋板により着脱自在に
閉鎖されており、前記揚穀筒体の円弧状の底板には揺動
可能な閉鎖板により閉鎖される落下口が設けられ、さら
に、前記バケットコンベヤは複数のバケットを有すると
ともに清掃用のスクレーパーを着脱自在に取り付ける少
なくとも1個のスクレーパー取付部を備えていることを
特徴とする。
【0008】そして、本発明の米穀用の計量袋詰め機に
おいては、円弧状の底板に設けられた落下口は、前記底
板の最下部よりもバケットの移送方向下流側に設けら
れ、清掃用のスクレーパーにより掻き落とされた米糠や
前記底板上に残留する残留米を排除することができるよ
うに構成されていることが好ましく、また、貯留タンク
は、その両側壁面にやや大形の確認窓を着脱自在に有
し、さらに、貯留タンクの上壁面にガラリ窓を有してい
ることが好ましい。
【0009】また、本発明の米穀用の計量袋詰め機にお
いては、揚穀筒体の前壁面に表示器を配置し、該表示器
は上向きや下向きの角度を調整可能にかつ左右の角度を
調整可能に設けられていることが好ましい。
【0010】
【作用】揚穀筒体の両側壁に設けられた清掃用の窓孔が
互いに上下方向にずらして位置付けられているために、
窓孔から揚穀筒体の内部を容易に清掃することができる
ことは勿論のこと揚穀筒体の内部を全体的に清掃するこ
とが可能であり、さらに貯留タンクにおいても、確認窓
をやや大形に形成しかつ着脱自在とすることにより、貯
留タンクの内部の清掃を容易にできるようにすることも
可能である。
【0011】また、揚穀筒体の底板上に残留する残留米
は、底板の閉鎖板を回動させて落下口を適宜開口するこ
とにより、落下口から落として揚穀筒体から排除するこ
とができ、また、計量袋詰めする米穀の銘柄等を変更す
るときなどにおいても、変更時に揚穀筒体の内部の残留
米を完全に排除した後に、新たな銘柄の米穀を供給して
計量袋詰めを行なうことができることから、銘柄等の異
なる米穀が互いに混じるようなことがない。
【0012】バケットコンベヤのスクレーパー取付部に
清掃用のスクレーパーを着脱自在に取り付けてバケット
コンベヤを作動させることにより、揚穀筒体の内壁面に
付着している米糠や残留米等を掻き取り、それらの米糠
等を底板の落下口を介して揚穀筒体から排除することが
できる。
【0013】また、表示器は、上向きや下向きの傾斜角
度(仰角および俯角)の調整および左右の向きの角度調
整ができるように構成されており、作業者が視認しやす
い位置にセットすることができる。
【0014】このように、本発明によれば、米穀用の計
量袋詰め機の内部の清掃を容易にかつ簡単に行なうこと
が可能となり、壁面に付着する米糠等や残留米を速やか
に効率よく排除することができて、米穀の小容量の計量
袋詰めを衛生的にかつ精度良く行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0016】図1は本発明の米穀用の計量袋詰め機の前
方からみた斜視図であり、図2は本発明の米穀用の計量
袋詰め機の後方からみた斜視図であり、図3は本発明の
米穀用の計量袋詰め機の揚穀筒体および揚穀筒体内に配
設したバケットコンベヤを概略的に示す斜視図である。
【0017】図1および図2において、米穀用の計量袋
詰め機1は、機台2に立設された揚穀筒体3の下方の後
壁面に、図示しない精米機により精米されそして選別機
により選別された米穀の供給を受ける供給ホッパー4が
設けられ、揚穀筒体3の上部の前壁面には、揚穀筒体3
内に配設された揚穀手段としてのバケットコンベヤ30
(図3の(b)参照)により揚穀された米穀を一時的に
貯留する貯留タンク5が取り付けられており、この貯留
タンク5の排出口6にはソレノイド等のシャッター作動
部材7aにより開閉駆動されるシャッター7が設けら
れ、また、排出口6の下方には袋に収納される米穀の重
量を計測する計量器8が設置されている。計量器8は、
その上に載置された袋内に収納される穀粒の重量を計測
し、その計測値が所定の値に達すると、信号をシャッタ
ー作動部材7aへ送り、シャッター7を作動させて排出
口6を閉鎖するように構成されている。
【0018】計量器8の上に着脱自在に嵌合装着される
袋載置台11は、1〜3Kgあるいは5Kgや10Kg
等の小容量の袋へ米穀を計量袋詰めする際に袋を載置す
るために用いるものであり、基台12と袋載せ板13と
2本の支柱14、14とから構成されている。基台12
は、計量器8に着脱自在に装着しうるように、計量器8
の表面形状に相応する形状に形成され、そして基台12
の周辺に下方へ折曲され、角部の部位が切除された複数
の折曲片12a、12a……が設けられている。小容量
の袋を載置する袋載せ台13は、基台12にそれぞれ固
定的に立設された2本の支柱14、14に高さ調整可能
に係合しうるように構成されている。小容量の袋へ米穀
を計量袋詰めする際には、袋載置台11の基台12を計
量器8上に嵌合装着して袋載置台11を計量器8上に堅
固に取り付け、袋載せ板13の高さを袋の大きさに応じ
て調整する。そして、袋載せ板13の上に袋を載せて、
米穀の計量袋詰めを行なう。これにより、袋の袋口を常
に貯留タンク5の排出口6に対して最適な位置とした状
態で穀粒の計量袋詰めを行なうことができるために、貯
留タンク5の排出口6から排出される米穀を袋外へ飛散
させることなく正確な計量袋詰めを行なうことが可能と
なり、さらに、1Kg〜10Kg等のような小容量の米
穀を適切な計量精度をもって計量袋詰めを行なうことが
できる。
【0019】揚穀筒体3には、図3の(a)に図示する
ように、その下方の後壁面には供給ホッパー4に連通す
る供給孔15が設けられ、上方の前壁面には貯留タンク
5に連通して揚穀された米穀を貯留タンク5側へ放出す
る放出孔16が設けられている。さらに、揚穀筒体2の
両側壁面には、揚穀筒体2の内部を清掃しうる大きさの
窓孔17、18がそれぞれ設置位置を上下方向にずらし
て段差を付けた状態で適当な位置に設けられており、窓
孔17、18にはそれぞれ蓋板19、20が着脱自在に
ネジ止めされている。また、揚穀筒体3の底部には後に
詳述する円弧状の底板40が設けられており、供給ホッ
パー4から供給孔15を経て導入される米穀が底板40
上に一時的に堆積される。
【0020】揚穀筒体3内には、図3の(b)に図示す
るバケットコンベヤ30が配設されており、バケットコ
ンベヤ30は、揚穀筒体3の両側壁の下方および上方の
部位にそれぞれ回転可能に軸支された駆動プーリ33お
よび従動プーリ34と、両プーリ33、34間に掛け渡
された無端状ベルト31と、この無端状ベルト31に所
定の間隔をもって取り付けられた複数のバケット32、
32……とから構成される。駆動プーリ33は駆動モー
ター33a(図1)に連結され、従動プーリ34は無端
状ベルト31の張力を調整しうるように揚穀筒体2の上
方の部位において上下方向に移動可能に軸支されてい
る。
【0021】また、バケットコンベヤ30の無端状ベル
ト31のいずれかの部位に、清掃用のスクレーパー37
を取り付けるための少なくとも1個のスクレーパー取付
部35を設ける。スクレーパー取付部35は、図4に詳
細に図示するように、L字状の取付部材36が無端状ベ
ルト31にねじ等により一体的に取り付けられており、
この取付部材36のベルト31面に対して直角に延びる
一片に清掃用のスクレーパー37をねじ止め等によって
着脱自在に取り付けることができるように形成されてい
る。清掃用のスクレーパー37は、シリコンゴム等で形
成され、その基部をL字状の取付部材36の一片と当て
板38との間に挿入してネジ止めすることにより着脱自
在に取り付けられる。そして、清掃用のスクレーパー3
7は、取付部材36に取り付けられたときに、その外周
部が揚穀筒体3の内側の壁面に当接する大きさに形成さ
れている。したがって、揚穀筒体3の内壁面に付着する
米糠等を除去し清掃する際に、清掃用のスクレーパー3
7をL字状の取付部材36にねじ止めにより取り付け、
そして、駆動モータ33aを作動させてバケットコンベ
ヤ30を作動させることにより、清掃用のスクレーパー
37は揚穀筒体3の内側壁面に当接して移動し、その壁
面に付着している米糠等を掻き取ることができる。
【0022】揚穀筒体3の底部に設けられた円弧状の底
板40は、図4に詳細に図示するように、バケットコン
ベヤ30のバケット32が駆動プーリ33の周りを移動
するときのバケット32の外方先端部の移動軌跡にほぼ
沿った形状に形成されており、バケットコンベヤ30の
作動により複数のバケット32、32……が矢印方向に
移動する時に、各バケット32が、供給ホッパー4から
供給されて底板40上に堆積している米穀を掬い取るこ
とができるように構成されている。また、円弧状の底板
40には、その最下部からバケット32の移動方向の下
流側にやや離間した位置に落下口41が穿設されてい
る。そして、落下口41を閉鎖する閉鎖板42は、底板
40の下側に揺動自在に設けられ、常時は、ばね44に
より落下口41を閉鎖する位置へばね付勢されており、
閉鎖板42に連結されたレバー43をばね44に抗して
図4において反時計方向に回動させることにより、落下
口41を開口させて残留米や米糠等を排除することがで
きるように構成されている。清掃用のスクレーパー37
の作動とともに落下口41を開口させることにより、一
層確実に残留米や米糠等を排除することができる。
【0023】また、図1および図2において、9は貯留
タンク5の排出口6の周囲に取り付けられ、排出口6か
ら排出される米穀を袋へ案内して、米穀の飛散を防止す
る案内部材であり、10は計量袋詰めする重量の設定値
や計量器8の計量結果を表示する表示器である。22
a、22b、22cは貯留タンク5の壁面に設けられた
確認窓であり、貯留タンク5の内部の状態を点検確認す
ることができるようにしたものである。これらの確認窓
のうち側壁面に設けた確認窓22a、22bをやや大形
に形成しかつ着脱自在とすることにより、貯留タンク5
の内部の清掃を容易にできるようにすることも可能であ
る。24a、24bは、貯留タンク5の上壁面の両傾斜
面にそれぞれ設けられた複数の小孔と羽板からなるガラ
リ窓であって、貯留タンク5の内部を外部に連通させて
空気を流通させるためのものであり、特に、バケットコ
ンベヤ30の作動により各バケット32から米穀が貯留
タンク5へ放出される際に生じる空気の流れを外部へ逃
がすことができ、貯留タンク5内にすでに貯留されてい
る米穀への影響を排除することができ、また、排出口6
からの米穀の排出をスムーズに行ない得るようにする。
さらに、揚穀筒体3の適宜の位置にその内部の状態を点
検確認することができるように確認窓を設けることもで
きる。
【0024】計量袋詰めする重量の設定値や計量器の計
量結果を表示する表示器10は、米穀用の計量袋詰め機
1の作業者が視認しやすい位置にセットすることができ
るように、その表示面の上向きや下向きの傾斜角度(仰
角および俯角)の調整および表示面の左右の向きの調整
ができるように構成されており、表示器10の取付け機
構は図5に図示する。
【0025】揚穀筒体3の前方壁面の貯留タンク5の下
方位置に固定された平面視コ字状の取付けブラケット5
0は、その一対の立上り片50a、50b内に円筒体5
1を保持し、この円筒体51にはL字状に屈曲された保
持杆52の一方の端部分が回動自在に挿入され、L字状
の保持杆52に固定された扇形部材53が、取付けブラ
ケット50の立上り片50aの外側でL字状の保持杆5
2とともに回動しうるように配置される。また、扇形部
材53にはその回動軸心を中心とする円弧状のスリット
54が形成されており、この扇形部材53のスリット5
4を介して調節ボルト55が取付けブラケット50の立
上り片50aに螺合されており、調節ボルト55を締め
付けることにより、扇形部材53とL字状の保持杆52
は取付けブラケット50に対して固定され、また、調節
ボルト55を緩めることにより、扇形部材53とL字状
の保持杆52は回動可能となり、取付けブラケット50
に対して適宜の位置へ移動させることができる。そし
て、扇形部材53は円弧状のスリット54の範囲内で回
動調整することが可能である。また、L字状の保持杆5
2の他方の先端部には表示器10に取付けられた筒体5
6が回動自在に装着されており、筒体56に螺合された
取付けネジ57を締め付けることにより筒体56をL字
状の保持杆52に一体化することができる。
【0026】このように構成された表示器10の取付け
機構により、表示器10は、扇形部材53と調節ボルト
55によって、表示器10の表示面を上向きあるいは下
向きの傾斜角度(仰角および俯角)を、扇形部材53の
円弧状のスリット54の範囲内で、適宜調整することが
でき、さらに、筒体56と取付けネジ57により、表示
器10の表示面の左右の向きを適宜調整することも可能
であり、作業者は表示器10の表示面を視認しやすい状
態として作業を行なうことができる。また、図5の
(b)に示すように表示器10を左右方向に回動させ
て、その表示面を揚穀筒体3の側面に平行する状態とし
て格納することができる。
【0027】次に上述のように構成された米穀用の計量
袋詰め機の作動について説明する。
【0028】図示しない精米機により精米されそして選
別機により選別された米穀は供給ホッパー4から供給孔
15を経て揚穀筒体3内へ供給される。駆動モーター3
3aを作動させて駆動プーリ33を図4の矢印方向に回
動させることにより、バケットコンベヤ30を作動させ
ると、各バケット32も同方向に順次移送され、各バケ
ット32は、供給ホッパー4から供給孔15を介して供
給される米穀を収納し、あるいは既に底板40上に堆積
されている米穀を掬い取って、上方に移送する。そし
て、各バケット32が上方の従動プーリ34の回りを回
動する際に、各バケット32内の米穀は、その遠心力に
より、放出孔16を介して貯留タンク5側へ放出され、
貯留タンク5内に順次貯留される。
【0029】そして、米穀を収納する袋を計量器8の上
にあるいは計量器8上に装着された袋載置台11の袋載
せ板13の上に載置した後に、貯留タンク5の排出口6
を開口することにより、貯留タンク5内の米穀は、排出
口6から排出されて、袋内に収納され袋詰めされる。袋
に収納された米穀は、計量器8によって計量され、その
重量が所定の値に達すると、計量器8は信号をシャッタ
ー作動部材7aへ送り、シャッター7を作動させて排出
口6を閉鎖し、米穀の計量袋詰めが完了する。
【0030】以上のように、計量袋詰め機において、米
穀の計量袋詰めを順次行なうことができるが、ある期間
経過すると、米穀に付随する米糠が、揚穀筒体3の内壁
面や揚穀手段さらには貯留タンクの内壁面に付着して、
衛生上好ましくない。そこで、本発明においては、揚穀
筒体3の両側壁に設けられた窓孔17、18の蓋板1
9、20をねじを螺解することにより取り外して、窓孔
17、18を介して揚穀筒体3の内部を清掃することが
でき、しかも、窓孔17、18はその設置位置を上下方
向にずらして設けられているために、揚穀筒体3の内部
を全体的に清掃することができる。貯留タンク5におい
ても、確認窓22a、22bをやや大形に形成しかつ着
脱自在とすることにより、貯留タンク5の内部の清掃を
容易にできるようにすることも可能である。また、バケ
ットコンベヤ30のスクレーパー取付部35にシリコン
ゴム製の清掃用のスクレーパー37を取り付け、その後
に、バケットコンベヤ30を作動させることにより、清
掃用スクレーパー37の外側部が揚穀筒体3の内壁面に
当接して摺動し、その壁面に付着している米糠や残留米
等を掻き取り、掻き取られた米糠等は円弧状の底板40
上に落とされる。そして、底板40の閉鎖板42をレバ
ー43により回動させて落下口41を開口することによ
り、米糠等を落下口41から落とすことができ、揚穀筒
体3から排除することができる。
【0031】また、揚穀筒体3の底板40上に残留して
いる残留米は、底板40の閉鎖板42をレバー43によ
り回動させて落下口41を適宜開口することにより、落
下口41から落として揚穀筒体3から排除することがで
きる。計量袋詰めする米穀の銘柄等を変更するときなど
においても、変更時に揚穀筒体3の内部の残留米を完全
に排除した後に、新たな銘柄の米穀を供給して計量袋詰
めを行なうことができることから、銘柄等の異なる米穀
が互いに混じるようなことがない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の米穀用の
計量袋詰め機によれば、揚穀筒体の両側壁に清掃用の窓
孔の設置位置が互いに上下方向にずらして設けられてい
るために、窓孔から揚穀筒体の内部を容易に清掃するこ
とができることは勿論のこと、揚穀筒体の内部を全体的
に清掃することが可能であり、さらに、貯留タンクにお
いても、確認窓をやや大形に形成しかつ着脱自在とする
ことにより、貯留タンクの内部の清掃を容易にできるよ
うにすることも可能である。そして、揚穀筒体の底板上
に残留している残留米は、底板の閉鎖板を回動させて落
下口を開口することにより、適宜、落下口から落として
揚穀筒体から排除することができ、また、計量袋詰めす
る米穀の銘柄等を変更するときなどにおいても、変更時
に揚穀筒体の内部の残留米を完全に排除した後に、新た
な銘柄の米穀を供給して計量袋詰めを行なうことができ
ることから、銘柄等の異なる米穀が互いに混じることを
防止することができる。
【0033】さらに、バケットコンベヤのスクレーパー
取付部に清掃用のスクレーパーを着脱自在に取り付けて
バケットコンベヤを作動させることにより、揚穀筒体の
内壁面に付着している米糠や残留米等を掻き取り、それ
らの米糠等を円弧状の底板の落下口を介して揚穀筒体か
ら排除することができる。
【0034】また、表示器を上向きや下向きの傾斜角度
(仰角および俯角)の調整および左右の向きの角度調整
ができるように構成されており、作業者が視認しやすい
位置にセットすることができる。
【0035】以上のように、本発明によれば、米穀用の
計量袋詰め機の内部の清掃を容易にかつ簡単に行なうこ
とが可能となり、壁面に付着する米糠等や残留米を速や
かに効率よく排除することができて、米穀の小容量の計
量袋詰めも衛生的にかつ精度良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の米穀用の計量袋詰め機の前方からみた
斜視図である。
【図2】本発明の米穀用の計量袋詰め機の後方からみた
斜視図である。
【図3】(a)は揚穀筒体の概略的な斜視図であり、
(b)は揚穀筒体内に配設したバケットコンベヤを概略
的に示す斜視図である。
【図4】揚穀筒体およびバケットコンベヤの下方部分を
拡大して概略的に示す斜視図である。
【図5】(a)は本発明の米用の計量袋詰め機における
表示器の取付機構の斜視図であり、(b)は表示器の格
納位置への回動状態を示す斜視図である。
【図6】従来の穀粒計量袋詰め機を概略的に図示する斜
視図である。
【符号の説明】
1 (米穀用)計量袋詰め機 3 揚穀筒体 4 供給ホッパー 5 貯留タンク 6 排出口 7 シャッター 8 計量器 10 表示器 11 袋載置台 15 供給孔 16 放出孔 17、18 窓孔 19、20 蓋板 22a、22b 確認窓 24a、24b ガラリ窓 30 バケットコンベヤ 31 (無端状)ベルト 32、32… バケット 35 スクレーパー取付部 36 取付部材 37 (清掃用)スクレーパー 40 底板 41 落下口 42 閉鎖板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 21/00 B65G 21/00 E (72)発明者 川島 誠蔵 栃木県下都賀郡藤岡町大字藤岡4290 株式 会社タイガーカワシマ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米穀を揚穀するバケットコンベヤ(3
    0)を内部に配設した揚穀筒体(3)の下部に供給ホッ
    パー(4)を、そして上部に貯留タンク(5)をそれぞ
    れ設け、該貯留タンク(5)の排出口(6)の下方に袋
    に収納される米穀を計量する計量器(8)を配設した米
    穀用の計量袋詰め機において、 前記揚穀筒体(3)の両側壁にそれぞれ清掃用の窓孔
    (17、18)が設けられ、該清掃用の窓孔(17、1
    8)は上下方向に互いに設置位置をずらして位置付けら
    れ、そして蓋板(19、20)により着脱自在に閉鎖さ
    れており、前記揚穀筒体(3)の円弧状の底板(40)
    には揺動可能な閉鎖板(42)により閉鎖される落下口
    (41)が設けられ、さらに、前記バケットコンベヤ
    (30)は複数のバケット(32、32…)を有すると
    ともに清掃用のスクレーパー(37)を着脱自在に取り
    付ける少なくとも1個のスクレーパー取付部(35)を
    備えていることを特徴とする米穀用の計量袋詰め機。
  2. 【請求項2】 円弧状の底板(40)に設けられた落下
    口(41)は、前記底板(40)の最下部よりもバケッ
    トの移送方向下流側に設けられ、清掃用のスクレーパー
    (37)により掻き落とされた米糠や前記底板(40)
    上に残留する残留米を排除することができるように構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の米穀用の計
    量袋詰め機。
  3. 【請求項3】 貯留タンク(5)は、その両側壁面にや
    や大形の確認窓(22a、22b)を着脱自在に有する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の米穀用の計量
    袋詰め機。
  4. 【請求項4】 貯留タンク(5)は、その上壁面にガラ
    リ窓(24a、24b)を有することを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれか1項記載の米穀用の計量袋詰め
    機。
  5. 【請求項5】 揚穀筒体(3)の前壁面に表示器(1
    0)を配置し、該表示器(10)は上向きや下向きの角
    度を調整可能にかつ左右の角度を調整可能に設けられて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項
    記載の米穀用の計量袋詰め機。
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