JP2004051043A - ベンディングランプの制御装置及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベンディングランプ(BL)11の制御装置12は、ステアリング(S)切込みによりS角がほぼ0から増大するときには、0に近い第一のS角から該第一角A1よりも大きい第二角A2までの間、BLをほぼ0の第一の回動角B1から第二角B2までS角に基づいて回動すると共に、S角が上記第二角A2以上に増大した場合には、BLの回動角を上記第二角B2に保持し、上記第二角A2のS角を越えた状態からS切り戻しによりS角が減少するときには、上記第二角A2より大きいそのときの角A3から上記第一角A1より大きい第四角A4までの間、BLを第二角B2から第一角B1までS角に基づいて回動するように、構成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリング角に対応して左右に回動されるベンディングランプに関し、特にそのスイブル角を制御する制御装置及び制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、所謂AFS(Adaptive Front−Lighting System)においては、自動車の操舵輪の方向を制御するステアリングの回転角(以下、ステアリング角という)に応じて、補助前照灯としての所謂ベンディングランプ(Bending Lamp)を左右に回動させて、曲線走行時や交差点等での右左折時に、自動車の進行方向に向かって光を照射して、自動車の進行方向の視界を確保するようにしている。
その際、一般的には、ベンディングランプの光軸の回動角であるスイブル(Swivel:回転)角の制御においては、上記ステアリング角θ1と上記ベンディングランプのスイブル角θ2との関係は、以下に説明するようになっている。
【0003】
即ち、図4に示すように、ステアリング角θ1が増大するにつれて、ステアリング角θ1が角度A1(例えば5度)にて、スイブル角θ2が角度B1(例えば0度)から増大し始め、ステアリング角θ1が角度A2(例えば60度)にて、スイブル角θ2が最大移動角度である角度B2(例えば25度)で増大を終了する。
そして、ステアリング角θ1が角度A2より大きくなったとき、ベンディングランプのスイブル角θ2は、そのまま上記角度B2に保持される。
【0004】
これにより、スイブル角θ2は、ステアリング角θ1の角度A1から角度A2の範囲で、ステアリング角θ1に対してリニアに変化するようになっている。
そして、ステアリング角θ1が角度A2以上の場合には、スイブル角θ2は、角度B2に保持されると共に、ステアリング角θ1が角度A1以下の場合には、スイブル角θ2は、角度B1(例えば0度)に保持されるようになっている。
【0005】
このようなベンディングランプの制御方法によれば、例えば自動車がコーナー部に差し掛かって、運転者がステアリングを操作することにより、ステアリング角θ1が徐々に増大すると、ステアリング角θ1が角度A1になったとき、ベンディングランプのスイブル角θ2が角度B1から徐々に増大し始める。そして、ステアリング角θ1が角度A2を越えると、スイブル角θ2は角度B2に保持されて、ベンディングランプは、図5にて符号C1で示すように、自動車のコーナー部の曲線走行に従って、進行方向を照明することになる。
【0006】
その後、自動車がコーナー部から抜け出る際に、運転者がステアリングを操作することにより、ステアリング角θ1が徐々に減少すると、ステアリング角θ1が角度A2になったとき、ベンディングランプのスイブル角θ2が角度B2から徐々に減少し始める。そして、ステアリング角θ1が角度A1を越えると、スイブル角θ2は角度B1に保持されて、ベンディングランプは、自動車の正面方向を照明することになる。
【0007】
このようにして、ベンディングランプは、ステアリング角θ1に対応して、スイブル角θ2が制御されることによって、自動車の曲線走行時や交差点等における右左折時等に進行方向を照明し、自動車の進行方向の視界を確保して、自動車走行の安全性を確保することができるようになっている。
尚、上記説明においては、ステアリングが一側に操作される場合について説明したが、これに限らず、ステアリングが他側に操作される場合についても同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、道路が道なりに、直線から曲線を介して直線になっている場合、自動車は直進走行から曲線走行を経て再び直進走行に戻ることになる。
そして、ステアリング角θ1は、ほぼ0から一側に徐々に増大した後、再び徐々にほぼ0に戻るように、ステアリングの操作が行なわれる。
【0009】
従って、上述したベンディングランプのスイブル角の制御方法においては、自動車が直線から曲線に進入する場合には、このようなステアリングの操作に伴って、ベンディングランプのスイブル角θ2は、前述したようにステアリング角θ1と共に増大することにより、自動車の進行方向に向かって、ベンディングランプから光が照射されることになる。このとき、運転者の視線は、自動車の進行方向である曲線に沿って向けられることになるため、ベンディングランプにより運転者の視界が確保されることになる。
【0010】
しかしながら、自動車が曲線から直線に進む場合には、ステアリング角θ1は、曲線走行に適した所定角からほぼ0に徐々に戻るように、減少することにより、自動車の進行方向に向かって、ベンディングランプから光が照射されることになる。この場合、運転者の視線は、自動車の進行方向である前方の直線に沿って向けられることになるが、ベンディングランプは、所定の大きさのスイブル角を有することになるため、図5にて符号C2で示すように、運転者の視線方向Xとベンディングランプの光照射方向Yとが互いにずれてしまうことになる。
【0011】
本発明は、以上の点から、曲線走行から直線走行に移行する際にも、運転者の視線方向を確実に照射し得るようにした、ベンディングランプの制御装置及び制御方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明の第一の構成によれば、ほぼ車両左右方向に回動可能に取り付けられたベンディングランプを、ステアリング角に応じて回動させる制御装置であって、上記制御装置は、ステアリング切込みによりステアリング角がほぼ0から増大するときには、0に近い第一のステアリング角から該第一のステアリング角よりも大きい第二のステアリング角までの間、ベンディングランプをほぼ0の第一の回動角から第二の回動角(最大移動角度)までステアリング角に基づいて回動すると共に、ステアリング角が上記第二のステアリング角以上に増大した場合には、ベンディングランプの回動角を上記第二の回動角の保持し、上記第二のステアリング角を越えた状態からステアリング切り戻しによりステアリング角が減少するときには、上記第二のステアリング角より大きいそのときのステアリング角(第三のステアリング角)から上記第一のステアリング角より大きい第四のステアリング角までの間、ベンディングランプを第二の回動角から第一の回動角までステアリング角に基づいて回動することを特徴とする、ベンディングランプの制御装置により、達成される。
【0013】
本発明による制御装置は、好ましくは、ステアリング切り戻し時のステアリング角の変化量に対するベンディングランプの回動角の変化量は、ステアリング切込み時より小さい。
【0014】
また、上記目的は、本発明の第二の構成によれば、ほぼ車両左右方向に回動可能に取り付けられたベンディングランプを、ステアリング角に応じて回動させる制御方法であってステアリング切込みによりステアリング角がほぼ0から増大するときには、0に近い第一のステアリング角から該第一のステアリング角よりも大きい第二のステアリング角までの間、ベンディングランプをほぼ0の第一の回動角から第二の回動角(最大移動角度)までステアリング角に基づいて回動すると共に、ステアリング角が上記第二のステアリング角以上に増大した場合には、ベンディングランプの回動角を上記第二の回動角の保持し、上記第二のステアリング角を越えた状態からステアリング切り戻しによりステアリング角が減少するときには、上記第二のステアリング角より大きいそのときのステアリング角(第三のステアリング角)から上記第一のステアリング角より大きい第四のステアリング角までの間、ベンディングランプを第二の回動角から第一の回動角までステアリング角に基づいて回動することを特徴とする、ベンディングランプの制御方法により、達成される。
【0015】
本発明による制御方法は、好ましくは、ステアリング切り戻し時のステアリング角の変化量に対するベンディングランプの回動角の変化量は、ステアリング切込み時より小さい。
【0016】
上記第一及び第二の構成によれば、ステアリング操作によるステアリング切込みによって、ステアリング角が一旦第二のステアリング角を越えた後に、ステアリング切り戻しによりステアリング角が減少するときには、そのときのステアリング角からステアリング角の減少に伴って、ベンディングランプの回動角が減少し始める。
【0017】
従って、例えば自動車が曲線走行から直線走行に移行する際に、運転者がステアリングを切り戻して、曲線から抜け出るとき、ベンディングランプの回動角が即座に減少することになる。これにより、運転者が曲線の前方に位置する直線に視線を向けたとしても、ベンディングランプの回動角が即座に減少することによって、運転者の視線方向に向かって、ベンディングランプからの光が照射されることになる。
【0018】
このようにして、ステアリングの切り戻しの際に、従来のようにステアリング角が第二のステアリング角以下になってから、ベンディングランプの回動角が減少するのではなく、即座にステアリング角の減少に伴って、ベンディングランプの回動角が減少することによって、例えば自動車が曲線から直線に移行するとき、運転者の直線に向けた視線方向に沿って、ベンディングランプからの照射光により、視界が確保されることになり、より一層安全性が向上することになる。
【0019】
ステアリング切り戻し時のベンディングランプの回動角のステアリング角に対する傾斜が、ステアリング切込み時より小さい場合には、ステアリング切り戻しによるステアリング角に対応した回動角の減少が、より第一のステアリング角に近い第四のステアリング角まで行なわれることになる。
これにより、ステアリング角に対応する回動角の減少が、ステアリング切り戻し時のステアリング角の変化に対して、より円滑に行なわれることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0021】
図1は、本発明による制御装置の一実施形態を組み込んだベンディングランプ装置の構成を示している。
図1において、ベンディングランプ装置10は、ベンディングランプ11と、制御装置12と、から構成されている。
【0022】
上記ベンディングランプ11は、それ自体公知の構成であって、自動車の車体前部にて、ほぼ垂直な回転軸11aの周りに回動可能に支持されている。
そして、上記ベンディングランプ11は、図示しない駆動装置により、上記回転軸11aの周りに回動されるようになっている。その際、ベンディングランプ11は、自動車の正面方向を0度として、左右にそれぞれ所定の最大移動角度まで回動可能である。
【0023】
上記制御装置12は、同様にそれ自体公知の構成であって、上述したベンディングラランプ11のための駆動装置を駆動制御することによって、ベンディングランプ11の左右への回動を制御する。
その際、上記制御装置12は、自動車の操舵装置としてのステアリング13に設けられたステアリング角センサ等からのステアリング角情報が入力されており、そのステアリング角θ1に基づいて、駆動装置を駆動制御することにより、ベンディングランプ11の左右への回動を制御するようになっている。
【0024】
上述した構成は、従来のベンディングランプのための制御装置とほぼ同様の構成であるが、本発明による制御装置12は、以下のように制御を行なう点で異なる構成になっている。
即ち、上記制御装置12は、ステアリングの操作に伴って、ステアリング角θ1が増大するとき、図4に示したと同様に、ステアリング角θ1が角度A1(例えば5度)にて、スイブル角θ2を角度B1(例えば0度)から増大させ始め、ステアリング角θ1が角度A2(例えば60度)にて、スイブル角θ2が最大移動角度である角度B2(例えば25度)で増大を終了する(図2の符号D1)ように制御する。
尚、ステアリング角θ1が角度A2を越えて増大するとき、制御装置12は、スイブル角θ2を、そのまま角度B2に保持する(図2の符号D2)。
【0025】
これに対して、ステアリング角θ1が角度A2より大きいステアリング角から減少するときには、上記制御装置12は、上記角度A2より大きいそのときの角度A3(例えば60度)からステアリング角θ1の角度A4(例えば20度)までの減少に伴って、ベンディングランプ11のスイブル角θ2を、最大移動角度B2から角度B1まで減少させる(図2の符号D3)ように制御する。
尚、ステアリング角θ1が角度A4未満となって減少するとき、制御装置12は、スイブル角θ2を、そのまま角度B1に保持する(図2の符号D4)。
【0026】
その際、スイブル角θ2の減少の際のステアリング角θ1に対する傾斜(直線D3の傾き)は、図2に示すように、スイブル角θ2の増大の際のステアリング角θ1に対する傾斜(直線D1の傾き)よりも小さくなっている。
即ち、スイブル角θ2の減少の際のスイブル角θ2の角度B1に対するステアリング角A4が、ステアリング角A2からA3の角度差(A3−A2)と比較して、ステアリング角A1に対してより小さい角度差(A4−A1)を有するようになっている。
【0027】
このようなスイブル角θの減少時の傾きは、具体的には、制御装置12によって、以下のようにして行なわれる。
即ち、制御装置12は、ステアリング切込み時には、スイブル角θ2を、直線D1及びD2に沿って変化させるように、制御を行なう。
そして、制御装置12は、ステアリング角θ1が角度A3を越えて、ステアリングの操作方向が反転したとき、即ちステアリング切り戻し時には、スイブル角θ2を、直線D3に沿って変化させるように、制御を行なう。
ここで、制御装置12は、そのときのステアリング角A3に基づいて、ステアリング角A4までの傾きを再計算して、直線D3を設定し、この直線D3に基づいてスイブル角θ2の制御を行なうようになっている。
【0028】
そして、制御装置12は、上記直線D3による制御を、ステアリング角θ1が角度A1以下になるまで、あるいはステアリング角θ1が角度A3以上になるまで、継続して行なう。
ここで、制御装置12は、ステアリング角θ1が角度A1以下になったときには、上述した直線D1,D2を設定し、またステアリング角θ1が角度A3以上になったときには、直線D2を設定して、スイブル角θ2の制御を行なう。
【0029】
本発明実施形態によるベンディングランプ装置10は、以上のように構成されており、自動車の直線走行時には、ステアリング角θ1は、ほぼ0であって、制御装置12は、ベンディングランプ11のスイブル角θ2を角度B1に保持している。
ここで、例えば自動車が直線走行から曲線走行に移行すると、運転者はステアリングを操作して、ステアリング切込みを行なう。これにより、ステアリング角θ1は徐々に増大することになる。従って、制御装置12は、ステアリング角θ1が角度A1を越えたとき、直線D1を設定して、ステアリング角θ1の増大に伴って、スイブル角θ2を角度B1から最大移動角度である角度B2まで、直線D1に沿って増大させるように、制御する。
そして、ステアリング角θ1が角度A2を越えると、制御装置12は、直線D2を設定して、スイブル角θ2を直線D2に沿ってそのまま角度B2に保持する。
これにより、図3にて符号E1で示すように、ベンディングランプ11は、自動車のコーナー部の曲線走行に従って、曲線に沿った進行方向を照明することになる。このとき、運転者の視線は、自動車の進行方向である曲線に沿って向けられることになるため、ベンディングランプ11により運転者の視界が確保されることになる。
【0030】
その後、例えば自動車が曲線を抜けようとして、曲線走行から直線走行に移行する際に、運転者がステアリングを操作して、ステアリング切り戻しを行なう。これにより、ステアリング角θ1は徐々に減少することになる。従って、制御装置12は、ステアリング角θ1が最大値である角度A3にて、直線D3の傾きを再計算して設定し、ステアリング角θ1の角度A4までの減少に伴って、スイブル角θ2を角度B2から角度B1まで直線D3に沿って減少させるように、制御する。
そして、ステアリング角θ1が角度A4以下になったとき、制御装置12は、直線D4を設定して、スイブル角θ2を直線D4に沿ってそのまま角度B1に保持する。
【0031】
これにより、ステアリング角θ1が曲線通過の際に角度A3以上まで切り込まれた後、切り戻されると、制御装置12は、そのときのステアリング角θ1=A3から、直線D3を再計算により設定して、ステアリング角θ1が角度A3からA4まで、この直線D3に沿ってスイブル角θ2を制御する。
従って、ステアリング角θ1が角度A2を越えた状態からのステアリング切り戻し時には、制御装置12は、ステアリング角θ1の減少開始と共に、スイブル角θ2を減少させるように、制御を行なうことになる。
これにより、例えば自動車が曲線走行から直線走行に移行する際に、運転者がステアリングを切り戻して、曲線から抜け出るとき、ベンディングランプのスイブル角が即座に減少することになる。従って、図3にて符号E1で示すように、ベンディングランプ11は、曲線の前方に位置する直線に沿った進行方向を照明することになる。このとき、運転者の視線は、自動車の進行方向である曲線の前方に位置する直線に向けられることになるため、ベンディングランプ11による光の照射方向Yと運転者の視線方向Xが一致し、運転者の視界が確保されることになる。
【0032】
このようにして、本発明実施形態によるベンディングランプ装置10によれば、曲線走行から直線走行に移行する際に、ステアリングの切り戻しに対応して、即座にスイブル角θ2が減少させることになる。これにより、ベンディングランプ11による光照射方向と、自動車の進行方向である曲線の前方に位置する直線に向けられる運転者の視線方向とが一致することになり、運転者の視界が確保されて、より一層安全性が向上することになる。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、例えば自動車が曲線走行から直線走行に移行する際に、運転者がステアリングを切り戻して、曲線から抜け出るとき、ベンディングランプのスイブル角が即座に減少することになる。これにより、運転者が曲線の前方に位置する直線に視線を向けたとしても、ベンディングランプのスイブル角が即座に減少することによって、運転者の視線方向に向かって、ベンディングランプからの光が照射されることになる。
従って、ステアリングの切り戻しの際に、従来のようにステアリング角が第二のステアリング角以下になってから、ベンディングランプのスイブル角が減少するのではなく、即座にステアリング角の減少に伴って、ベンディングランプのスイブル角が減少することによって、例えば自動車が曲線から直線に移行するとき、運転者の直線に向けた視線方向に沿って、ベンディングランプからの照射光により、視界が確保されることになり、より一層安全性が向上することになる。
このようにして、本発明によれば、曲線走行から直線走行に移行する際にも、運転者の視線方向を確実に照射し得るようにした、極めて優れたベンディングランプの制御装置及び制御方法が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御装置の一実施形態を組み込んだベンディングランプ装置の構成を示す概略図である。
【図2】図1の制御装置によるステアリング角に基づいたベンディングランプのスイブル角の制御を示すグラフである。
【図3】図1の制御装置による曲線走行時におけるベンディングランプの光照射方向を示す概略図である。
【図4】従来のベンディングランプの制御方法によるステアリング角に基づいたベンディングランプのスイブル角の制御を示すグラフである。
【図5】図4の制御方法による曲線走行時におけるベンディングランプの光照射方向を示す概略図である。
【符号の説明】
10 ベンディングランプ装置
11 ベンディングランプ
11a 回転軸
12 制御装置
Claims (4)
- ほぼ車両左右方向に回動可能に取り付けられたベンディングランプを、ステアリング角に応じて回動させる制御装置であって、
上記制御装置は、ステアリング切込みによりステアリング角がほぼ0から増大するときには、0に近い第一のステアリング角から該第一のステアリング角よりも大きい第二のステアリング角までの間、ベンディングランプをほぼ0の第一の回動角から第二の回動角(最大移動角度)までステアリング角に基づいて回動すると共に、ステアリング角が上記第二のステアリング角以上に増大した場合には、ベンディングランプの回動角を上記第二の回動角に保持し、
上記第二のステアリング角を越えた状態からステアリング切り戻しによりステアリング角が減少するときには、上記第二のステアリング角より大きいそのときのステアリング角(第三のステアリング角)から上記第一のステアリング角より大きい第四のステアリング角までの間、ベンディングランプを第二の回動角から第一の回動角までステアリング角に基づいて回動する
ことを特徴とする、ベンディングランプの制御装置。 - ステアリング切り戻し時のステアリング角の変化量に対するベンディングランプの回動角の変化量は、ステアリング切込み時より小さいことを特徴とする、請求項1に記載のベンディングランプの制御装置。
- ほぼ車両左右方向に回動可能に取り付けられたベンディングランプを、ステアリング角に応じて回動させる制御方法であって
ステアリング切込みによりステアリング角がほぼ0から増大するときには、0に近い第一のステアリング角から該第一のステアリング角よりも大きい第二のステアリング角までの間、ベンディングランプをほぼ0の第一の回動角から第二の回動角(最大移動角度)までステアリング角に基づいて回動すると共に、ステアリング角が上記第二のステアリング角以上に増大した場合には、ベンディングランプの回動角を上記第二の回動角に保持し、
上記第二のステアリング角を越えた状態からステアリング切り戻しによりステアリング角が減少するときには、上記第二のステアリング角より大きいそのときのステアリング角(第三のステアリング角)から上記第一のステアリング角より大きい第四のステアリング角までの間、ベンディングランプを第二の回動角から第一の回動角までステアリング角に基づいて回動する
ことを特徴とする、ベンディングランプの制御方法。 - ステアリング切り戻し時のステアリング角の変化量に対するベンディングランプの回動角の変化量は、ステアリング切込み時より小さいことを特徴とする、請求項3に記載のベンディングランプの制御方法。
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