JP2004051044A - ベンディングランプの制御装置及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両の主前照灯とは別に、ほぼ車両左右方向に回動可能に取り付けられたベンディングランプ(BL)11を、ステアリング(S)角に応じて回動させると共に、点灯制御する制御装置12であって、上記制御装置12は、S切込みに伴って回動角を増大させる際には、該回動角が、そのときのBLの配光パターンL1の少なくとも1部が前記主前照灯の配光パターンL2から外れる第一の回動角θ1を越えたとき、前記BL11を点灯させると共に、上記第一の回動角を越えた状態からS切り戻しに伴って回動角を減少させる際には、上記第一の回動角より小さい第二の回動角θ2以下になったとき、前記BL11を消灯させる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリング角に対応して左右に回動されるベンディングランプ(Bending Lamp)に関し、特にそのスイブル(Swivel:回転)角が大きいときにベンディングランプを点灯させる制御装置及び制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、所謂AFS(Adaptive Front−Lighting System)においては、自動車の操舵輪の方向を制御するステアリングの回転角(以下、ステアリング角という)に応じて、補助前照灯としての所謂ベンディングランプを左右に回動させて、曲線走行時や交差点等での右左折時に、前照灯の光があまり照射されない自動車の進行方向に向かって光を照射して、自動車の進行方向の視界を確保するようにしている。
【0003】
このようなベンディングランプの制御方法によれば、例えば自動車がコーナー部に差し掛かって、運転者がステアリングを操作することにより、ステアリング切込みを行なうと、ステアリング角の増大に伴って、ベンディングランプのスイブル角が徐々に増大する。これにより、ベンディングランプは、自動車のコーナー部の曲線走行に従って、進行方向を照明することになる。
【0004】
その後、自動車がコーナー部から抜け出る際に、運転者がステアリングを操作することにより、ステアリング切り戻しを行なうと、ステアリング角の減少に伴って、ベンディングランプのスイブル角が徐々に減少する。これにより、ベンディングランプは、自動車の正面方向を照明することになる。
【0005】
このようにして、ベンディングランプは、ステアリング角に対応して、スイブル角が制御されることによって、自動車の曲線走行時や交差点等における右左折時等に進行方向を照明し、自動車の進行方向の視界を確保して、自動車走行の安全性を確保することができるようになっている。
【0006】
ところで、このようなベンディングランプを補助前照灯(追加光源ランプ)として備える場合、主前照灯は車両正面方向を照明していることから、ベンディングランプが正面方向に向いているときには、ベンディングランプを点灯させる必要がない。
このため、ベンディングランプは、そのスイブル角が所定角度以上になったときにのみ点灯されるように、点灯制御される。
【0007】
従って、例えば自動車が直線から右曲線を介して直線に進行する場合、先ず直線から右曲線への進入時に、運転者がステアリングを操作することにより、右側へのステアリング切込みを行なうと、図4に示すように、ステアリング切込みに伴って、ベンディングランプ1は、図4(A)から(F)に順次に示すように、そのスイブル角が徐々に右側に向かって増大する。
そして、図4(D)に示すように、スイブル角が所定角度になったとき、ベンディングランプ1が点灯され、その後のスイブル角の増大に伴って、ベンディングランプの配光パターンL1も徐々に斜め右側に向けられることになる。
ここで、上記所定角度は、当該所定角度におけるベンディングランプの配光パターンL1が、主前照灯によるすれ違いビームの配光パターンL2から外れた領域に位置するように設定されている。
これにより、上記配光パターンL1が自動車の進行方向である曲線に沿って向けられることになり、ベンディングランプ1により運転者の視界が確保されることになる。
【0008】
また、自動車が右曲線から直線に進む場合には、運転者がステアリングを操作することにより、ステアリング切り戻しを行なうと、図5に示すように、ステアリング切り戻しに伴って、ベンディングランプ1は、図5(A)から(F)に順次に示すように、そのスイブル角が徐々にゼロに向かって減少する。
そして、スイブル角の減少に伴って、ベンディングランプ1の配光パターンL1も徐々に正面に向けられることになると共に、図5(C)に示すように、スイブル角が所定角度になったとき、ベンディングランプ1が消灯され、その後スイブル角はゼロまで減少され、ベンディングランプ1が正面方向に戻されることになる。
【0009】
このような点灯制御によって、スイブル角が所定角度以上になったときにのみ、ベンディングランプが点灯すると、運転者は、主前照灯によるすれ違いビームの配光パターンL2の側方に、ベンディングランプ1の配光パターンL1を視認することになるので、ベンディングランプの点灯をはっきりと認識することができる。
これに対して、ベンディングランプが常に点灯していると、消費電力が増大してしまうと共に、ベンディングランプが点灯していることを運転者がはっきりと認識することができず、ベンディングランプを備えたAFSの商品性が薄れてしまうことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような点灯制御においては、ベンディングランプのスイブル角の変動による点灯及び消灯が、上述した所定角度で行なわれることから、消灯時には、主前照灯によるすれ違いビームの配光パターンL2の側方で、ベンディングランプ1の配光パターンL1が突然消えることになる。このため、運転者は、視界の一部が急激に暗くなった印象を持つことになり、運転者によっては不安感を覚えることになってしまい、ベンディングランプを備えたAFSの商品性を低下させることにもなる。
【0011】
本発明は、以上の点から、曲線走行から直線走行に移行する際のベンディングランプの消灯による配光パターンの急激な変化を排除するようにした、ベンディングランプの制御装置及び制御方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明の第一の構成によれば、車両の主前照灯とは別に、ほぼ車両左右方向に回動可能に取り付けられたベンディングランプを、ステアリング角に応じて回動させると共に、点灯制御する制御装置であって、上記制御装置は、ステアリング切込みに伴って回動角を増大させる際には、該回動角が、そのときのベンディングランプの配光パターンの少なくとも1部が前記主前照灯の配光パターンから外れる第一の回動角を越えたとき、前記ベンディングランプを点灯させると共に、上記第一の回動角を越えた状態からステアリング切り戻しに伴って回動角を減少させる際には、上記第一の回動角より小さい第二の回動角以下になったとき、前記ベンディングランプを消灯させることを特徴とする、ベンディングランプの制御装置により、達成される。
【0013】
本発明による制御装置は、好ましくは、上記第二の回動角におけるベンディングランプの配光パターンが主前照灯の配光パターンと略重なるように、設定されている。
【0014】
また、上記目的は、本発明の第二の構成によれば、車両の主前照灯とは別に、ほぼ車両左右方向に回動可能に取り付けられたベンディングランプを、ステアリング角に応じて回動させると共に、点灯制御する制御方法であって、ステアリング切込みに伴って回動角を増大させる際には、該回動角が、そのときのベンディングランプの配光パターンの少なくとも1部が前記主前照灯の配光パターンから外れる第一の回動角を越えたとき、前記ベンディングランプを点灯させると共に、上記第一の回動角を越えた状態からステアリング切り戻しに伴って回動角を減少させる際、上記第一の回動角より小さい第二の回動角以下になったとき、前記ベンディングランプを消灯させることを特徴とする、ベンディングランプの制御方法により、達成される。
【0015】
本発明による制御方法は、好ましくは、上記第二の回動角が、第二の回動角におけるベンディングランプの配光パターンが主前照灯の配光パターンと略重なるように、設定されて。
【0016】
上記第一及び第二の構成によれば、ステアリング操作によるステアリング切込みに伴って、ベンディングランプの回動角が増大して、第一の回動角を越えたとき、ベンディングランプが点灯し、その後の回動角の増大に伴って、ベンディングランプの配光パターンも回動される。
これにより、自動車の曲線走行時に、ベンディングランプの配光パターンにより、自動車の進行方向が照射され、運転者の視界が確保され得ることになる。
その際、ベンディングランプは、回動角が第一の回動角を越えて、その配光パターンが主前照灯の配光パターンから外れた位置で点灯されるので、運転者は、ベンディングランプの点灯をはっきりと認識することができるので、当該ベンディングランプを備えたAFSの商品性を保持することが可能である。
【0017】
また、ステアリング操作によるステアリング切り戻しに伴って、ベンディングランプの回動角が減少して、第二の回動角以下になったとき、ベンディングランプが消灯し、その後の回動角の減少に伴って、ベンディングランプが正面方向を向くように戻される。
これにより、自動車の曲線から抜け出すときに、ベンディングランプの配光パターンにより、自動車の進行方向が照射され、運転者の視界が確保され得ることになる。
その際、ベンディングランプは、回動角が第二の回動角以下になり、その配光パターンが点灯時と比較して主前照灯の配光パターンに接近した位置で消灯されるので、運転者は、ベンディングランプの消灯、即ち視界の一部が急激に暗くなると感ずることはあまりない。従って、運転者がベンディングランプの消灯による不安感を覚えるようなことはなく、また当該ベンディングランプを備えたAFSの商品性を損なうことはない。
【0018】
上記第二の回動角が、第二の回動角におけるベンディングランプの配光パターンが主前照灯の配光パターンと重なるように、設定されている場合には、ベンディングランプは、回動角が第二の回動角以下になり、その配光パターンが主前照灯の配光パターンと重なった位置で消灯されるので、運転者は、ベンディングランプの消灯、即ち視界の一部が急激に暗くなると感ずることはまったくない。
【0019】
このようにして、ステアリングの切り戻しの際に、従来のように点灯時と同じ回動角以下で、ベンディングランプを消灯させるのではなく、ベンディングランプの配光パターンが、主前照灯の配光パターンにより接近し、好ましくは重なってから、ベンディングランプを消灯させるので、運転者は、ベンディングランプの消灯による視界の一部が暗くなるとあまり感じない。従って、運転者がベンディングランプの消灯による不安感を覚えるようなことはなく、また当該ベンディングランプを備えたAFSの商品性を損なうことはない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図1乃至図3を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0021】
図1は、本発明による制御装置の一実施形態を組み込んだベンディングランプ装置の構成を示している。
図1において、ベンディングランプ装置10は、ベンディングランプ11と、制御装置12と、から構成されている。
【0022】
上記ベンディングランプ11は、それ自体公知の構成であって、自動車の車体前部にて、ほぼ垂直な回転軸11aの周りに回動可能に支持されている。
そして、上記ベンディングランプ11は、図示しない駆動装置により、上記回転軸11aの周りに回動されると共に、点灯制御されるようになっている。その際、ベンディングランプ11は、自動車の正面方向を0度として、左右にそれぞれ所定の最大移動角度まで回動可能である。
【0023】
上記制御装置12は、同様にそれ自体公知の構成であって、上述したベンディングラランプ11のための駆動装置を駆動制御することによって、ベンディングランプ11の左右への回動を制御すると共に、点灯消灯の制御を行なうようになっている。
その際、上記制御装置12は、自動車の操舵装置としてのステアリング13に設けられたステアリング角センサ等からのステアリング角情報が入力されており、そのステアリング角に基づいて、駆動装置を駆動制御することにより、ベンディングランプ11の左右への回動を制御するようになっている。
【0024】
上述した構成は、従来のベンディングランプのための制御装置とほぼ同様の構成であるが、本発明による制御装置12は、以下のように制御を行なう点で異なる構成になっている。
即ち、上記制御装置12は、ステアリングの操作により、右側へのステアリング切込みが行なわれると、図4に示したと同様に、ステアリング切込みに伴って、ベンディングランプ11は、図2(A)から(F)に順次に示すように、そのスイブル角が徐々に増大する。
そして、図2(D)に示すように、スイブル角が第一のスイブル角θ1になったとき、制御装置12は、ベンディングランプ11を点灯させると共に、その後もスイブル角を増大させる。
ここで、上記第一のスイブル角θ1は、当該第一のスイブル角θ1におけるベンディングランプ11の配光パターンL1が、主前照灯によるすれ違いビームの配光パターンL2から外れた領域に位置するように設定されている。
【0025】
また、上記制御装置12は、ステアリングの操作により、右側からのステアリング切り戻しが行なわれると、図5に示したと同様に、ステアリング切り戻しに伴って、ベンディングランプ11は、図3(A)から(F)に順次に示すように、そのスイブル角が徐々に減少する。
そして、スイブル角の減少に伴って、ベンディングランプ11の配光パターンL1も徐々に正面に向けられることになると共に、図3(E)に示すように、スイブル角が第二のスイブル角θ2になったとき、制御装置12は、ベンディングランプ11を消灯させると共に、その後もスイブル角をゼロまで減少させる。
ここで、上記第二のスイブル角θ2は、当該第二のスイブル角θ2におけるベンディングランプ11の配光パターンL1が、主前照灯によるすれ違いビームの配光パターンL2と略重なる領域に位置するように設定されている。
【0026】
本発明実施形態によるベンディングランプ装置10は、以上のように構成されており、自動車の直線走行時には、制御装置12は、スイブル角ゼロとして、ベンディングランプ11を正面方向に向けて、消灯させた状態に制御している。
これにより、自動車の前方に向かって、主前照灯のすれ違い配光パターンL2で光が照射され、前方の視界が確保されるようになっている。
【0027】
ここで、例えば自動車が直線から右曲線を介して直線に進行する場合、先ず直線から右曲線への進入時に、運転者がステアリングを操作することにより、右側へのステアリング切込みを行なうと、図2に示すように、ステアリング切込みに伴って、ベンディングランプ11は、制御装置12により制御されて、図2(A)から(F)に順次に示すように、そのスイブル角が徐々に右側に向かって増大する。
そして、図4(D)に示すように、スイブル角が第一のスイブル角θ1になったとき、ベンディングランプ11が点灯され、その後のスイブル角の増大に伴って、ベンディングランプ11の配光パターンL1も徐々に斜め右側に向けられることになる。
これにより、上記配光パターンL1が自動車の進行方向である曲線に沿って向けられることになり、ベンディングランプ1により運転者の視界が確保されることになる。
【0028】
この場合、ベンディングランプ11は、その配光パターンL1が主前照灯のすれ違いビームの配向パターンL2から外れた領域に位置するところで点灯されるので、運転者は、主前照灯によるすれ違いビームの配光パターンL2の側方に、ベンディングランプ11の配光パターンL1を視認することになるので、ベンディングランプ11の点灯をはっきりと認識することができる。従って、ベンディングランプ11を備えたAFSの商品性が保持され得ることになる。
【0029】
また、自動車が右曲線から直線に進む場合には、運転者がステアリングを操作することにより、ステアリング切り戻しを行なうと、図3に示すように、ステアリング切り戻しに伴って、ベンディングランプ11は、図3(A)から(F)に順次に示すように、そのスイブル角が徐々にゼロに向かって減少する。
そして、スイブル角の減少に伴って、ベンディングランプ11の配光パターンL1も徐々に正面に向けられることになると共に、図3(E)に示すように、スイブル角が第二のスイブル角θ2になったとき、ベンディングランプ11が消灯され、その後スイブル角はゼロまで減少され、ベンディングランプ11が正面方向に戻されることになる。
【0030】
この場合、ベンディングランプ11は、その配光パターンL1が主前照灯のすれ違いビームの配向パターンL2と重なった領域に位置するところで消灯されるので、運転者は、主前照灯によるすれ違いビームの配光パターンL2と略重なったベンディングランプ11の配光パターンL1の消滅をはっきりとは認識することができない。従って、運転者は、ベンディングランプ11の配光パターンL1の消滅によって、視界の一部が急激に暗くなると感ずることはなく、不安感を覚えるようなこともない。これにより、ベンディングランプ11を備えたAFSの商品性が保持され得ることになる。
【0031】
このようにして、本発明実施形態によるベンディングランプ装置10によれば、直線走行から曲線走行に移行する際に、ステアリング切込みに伴って、ベンディングランプ11は、そのスイブル角が第一のスイブル角θ1を越えたとき、点灯されるので、点灯時のベンディングランプ11の配光パターンL1は、主前照灯のすれ違いビームの配光パターンL2の側方に現われることになり、運転者がベンディングランプ11の点灯をはっきりと視認することができる。
また、曲線走行から直線走行に移行する際には、ステアリングの切り戻しに伴って、ベンディングランプ11は、そのスイブル角が第二のスイブル角θ2以下になったとき、消灯されるので、消灯時のベンディングランプ11の配光パターンL1は、主前照灯のすれ違いビームの配光パターンL2に略重なっていることになり、運転者がベンディングランプ11の消灯をはっきりとは視認することができない。これにより、従来のように、ベンディングランプ11の消灯によって、配光パターンにより照射される運転者の視界の一部が急激に暗くなってしまうことはないので、運転者が不安感を覚えるようなことはなく、ベンディングランプ11を備えたAFSの商品性が保持され得ることになる。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ステアリング切込みに伴って、ベンディングランプのスイブル角が増大して、第一のスイブル角を越えたとき、ベンディングランプが点灯し、その後のスイブル角の増大に伴って、ベンディングランプの配光パターンも回動される。その際、ベンディングランプは、スイブル角が第一のスイブル角を越えて、その配光パターンが主前照灯のすれ違いビームの配光パターンから外れた位置で点灯されるので、運転者は、ベンディングランプの点灯をはっきりと認識することができる。
また、ステアリング切り戻しに伴って、ベンディングランプのスイブル角が減少して、第二のスイブル角以下になったとき、ベンディングランプが消灯し、その後のスイブル角の減少に伴って、ベンディングランプが正面方向を向くように戻される。その際、ベンディングランプは、スイブル角が第二のスイブル角以下になり、その配光パターンが点灯時と比較して主前照灯のすれ違いビームの配光パターンに接近した位置、好ましくは主前照灯のすれ違いビームの配光パターンと重なった位置で消灯されるので、運転者は、ベンディングランプの消灯、即ち視界の一部が急激に暗くなると感ずることはない。
従って、運転者がベンディングランプの消灯による不安感を覚えるようなことはなく、また当該ベンディングランプを備えたAFSの商品性を損なうことはない。
このようにして、本発明によれば、曲線走行から直線走行に移行する際のベンディングランプの消灯による配光パターンの急激な変化を排除するようにした、極めて優れたベンディングランプの制御装置及び制御方法が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御装置の一実施形態を組み込んだベンディングランプ装置の構成を示す概略図である。
【図2】図1の制御装置におけるステアリング切込み時のベンディングランプの点灯制御を示す図である。
【図3】図1の制御装置におけるステアリング切り戻し時のベンディングランプの消灯制御を示す図である。
【図4】従来のベンディングランプの制御方法によるステアリング切込み時のベンディングランプの点灯制御を示す図である。
【図5】図4の制御方法によるステアリング切り戻し時のベンディングランプの消灯制御を示す図である。
【符号の説明】
10 ベンディングランプ装置
11 ベンディングランプ
11a 回転軸
12 制御装置
L1 ベンディングランプの配光パターン
L2 主前照灯のすれ違いビームの配光パターン
Claims (4)
- 車両の主前照灯とは別に、ほぼ車両左右方向に回動可能に取り付けられたベンディングランプを、ステアリング角に応じて回動させると共に、点灯制御する制御装置であって、
上記制御装置は、ステアリング切込みに伴って回動角を増大させる際には、該回動角が、そのときのベンディングランプの配光パターンの少なくとも1部が前記主前照灯の配光パターンから外れる第一の回動角を越えたとき、前記ベンディングランプを点灯させると共に、
上記第一の回動角を越えた状態からステアリング切り戻しに伴って回動角を減少させる際には、上記第一の回動角より小さい第二の回動角以下になったとき、前記ベンディングランプを消灯させる
ことを特徴とする、ベンディングランプの制御装置。 - 上記第二の回動角におけるベンディングランプの配光パターンが主前照灯の配光パターンと略重なるように、設定されていることを特徴とする、請求項1に記載のベンディングランプの制御装置。
- 車両の主前照灯とは別に、ほぼ車両左右方向に回動可能に取り付けられたベンディングランプを、ステアリング角に応じて回動させると共に、点灯制御する制御方法であって、
ステアリング切込みに伴って回動角を増大させる際には、該回動角が、そのときのベンディングランプの配光パターンの少なくとも1部が前記主前照灯の配光パターンから外れる第一の回動角を越えたとき、前記ベンディングランプを点灯させると共に、
上記第一の回動角を越えた状態からステアリング切り戻しに伴って回動角を減少させる際、上記第一の回動角より小さい第二の回動角以下になったとき、前記ベンディングランプを消灯させる
ことを特徴とする、ベンディングランプの制御方法。 - 上記第二の回動角が、第二の回動角におけるベンディングランプの配光パターンが主前照灯の配光パターンと略重なるように、設定されていることを特徴とする、請求項3に記載のベンディングランプの制御方法。
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