JP2006001459A - 可変配光型前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のこの種の可変配光型前照灯においては、操舵装置の操作量と比例して前照灯灯具の向きを変更させる構成としてあったので、特に頻繁に操舵する低速走行時には、前照灯灯具の向きも頻繁に変わり、煩雑感を抱かせる問題点を生じていた。
【解決手段】 操舵装置5の操作に応じて作動する可動部分が設けられ、前照灯からの配光の少なくとも一部を、操舵装置を操作したことによる可動部分の作動により車両の進行方向に向かわせる配光を形成する可変配光型前照灯1であり、且つ、操舵装置5の中立部分近傍には、この操舵装置の操作が適宜な角度と成るまで可変配光を行わせないようにするための可動部分に対する不感範囲が設けられており、この不感範囲が車両の走行速度が高速化するに従い次第に狭い角度に移行する可変配光型前照灯としたことで、実質的に可変配光の必要のない低速走行時には過度な作動を生じないものとして課題を解決する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用の前照灯に関するものであり、詳細には、夜間走行時における進路の確認を容易とする目的で、ハンドルなど操舵装置の操作に伴い、以後の車両の進行方向に前照灯の向きを変化させる構成とした、AFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)前照灯と称されている可変配光型前照灯に係る。
車両前面左右に照射方向を可変可能な配光手段を備えると共に、ハンドル操作を検出し、そのハンドル操作に応じた検出信号を出力するステアリング操舵角検出部を設け、前記ステアリング操舵角検出部からの検出信号に基づき配光手段照射角度目標位置を演算し、モータ制御部へモータ制御信号を出力してモータを制御することにより、ハンドル操舵に連動して配光手段の照射方向を可変する演算制御部を備えた車両用前照灯システムにおいて、イグニッションスイッチ又はクリアランススイッチをオンした時に、演算制御部がモータを制御して、左右の配光手段の照射方向を初期位置に合わせるイニシャライズ動作を自動で行わせるように構成し、且つ、前記左右の配光手段の初期位置が車両外側所定角度であると共に、ハンドルの直進操舵状態が検出されるまで、照射方向を初期位置に保持する用の構成した車両用前照灯システムが知られている。
特開2003−159989号公報
しかしながら、上記したものを含む従来の、この種の可変配光型前照灯の構成では、運転者の操作との関連について考慮したものは少なく、例えば、現実においては、人間側は機械のように必要な動きのみををしているわけではなく、常時に微少ではあるが無駄な動きを行っている。
よって、上記の無駄な動きがハンドル5aを介して前輪に伝わると、車両は常時に微少な蛇行を行いながら走行するものとなり、運転者など乗員も煩わしく感じると共に、歩行者、併走車などにも不安感を与えるものとなるので、ハンドルには実際に前輪を駆動させる操舵装置との間に、適宜になアソビと称されている不感範囲が設けられており、この間はハンドルが回転しても操舵が行われないようにされている。
同様なことは、可変配光型前照灯にも云え、車両が直線道路を走行している状態であっても、ハンドルの動きが前照灯に直接に伝わる構成であると、運転者側の揺らぎがハンドルを介して前照灯に伝わるものとなり、直線道路であっても前照灯の照射方向が左右に微動して、非常に煩わしいものとなるのであり、このことは、上記の従来例の構成では明確に認識されて居らず、従って、解決方法も提示されていない点である。
本発明は、上記した従来の可変配光型前照灯に生じる課題を解決するための具体的手段として、操舵装置の操作に応じて作動する可動部分が設けられ、前照灯からの配光の少なくとも一部を、前記操舵装置を操作したことによる前記可動部分の作動により車両の進行方向に向かわせる配光を形成する可変配光型前照灯であり、且つ、前記操舵装置の中立部分近傍には、この操舵装置の操作が適宜な角度と成るまで可変配光を行わせないようにするための前記可動部分に対する不感範囲が設けられており、前記不感範囲が車両の走行速度が高速化するに従い次第に狭い角度に移行することを特徴とする可変配光型前照灯を提供することで課題を解決するものである。
本発明により、ハンドルを含む操舵装置の中立部分近傍に、適宜範囲の可変配光を行わせないようにする不感範囲が設けられたことで、運転者が無意識に行う僅かな無駄な動きには可変配光型前照灯が感応し、微細に左右に照射方向が変化することがなくなり、運転者及び他車、歩行者に対して煩雑感を生じさせないものとする。尚、本発明では、左右は運転席側から見た状態を基準とする。
加えて、本発明では、車両の走行速度が高速化するに従い、上記した不感範囲の幅を狭くしていくことで、高速走行時ほど機敏に作動が開始されるように感じられる車両の旋回運動を運転者の感覚と合致されられるものとして、運転操作に違和感を生じさせないようにして、違和感を生じさせないものとする。
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1に示すものは本発明に係る可変配光型前照灯1の前照灯灯具2と、この前照灯灯具2の照射方向を所定の方向に向かわせるための可変方位装置3との構成の例を示すものであり、例えば、車両の左端に設けられている左前照灯灯具2Lには左可変方位装置3Lが設けられ、同様に車両の右端に設けられる右前照灯灯具2Rには右可変方位装置3Rが設けられている。
尚、図1では前照灯灯具2(L、R)は、回転楕円面など楕円系反射鏡を採用した、いわゆる、プロジェクター型と称されている前照灯灯具2の全体を回転させ、照射方向を変更する例で示してあるが、これは、回転放物面など放物系反射鏡を採用した前照灯灯具2を回転させるものであっても良く、或いは、放物系反射鏡を採用した前照灯灯具2においては、前記放物系反射鏡の一部のみを焦点である光源を略中心として回転させても良い。
ここで、前記前照灯灯具2(L、R)と可変方位装置3(L、R)との典型的な構成の例としては、前照灯灯具2側にローターを設け、可変方位装置3側にステーターを設けたステッピングモーター状の構成が挙げられる。そして、前記可変方位装置3側に設けられたステーターにはマイクロコンピュータなどを利用した演算装置4が接続され、この演算装置4により操舵装置5の操作量に対する照射方向の最適値を演算し、前記前照灯灯具2を回動させる。
尚、本発明においても前照灯灯具2は、ステッピングモーターなどにより作動が行われるものであるので、車両の使用開始時には、前照灯灯具2と操舵装置5との方向を整合させるイニシャライズ動作を行うものとしておくことが好ましいものとなるが、本発明では、例えば、リモコンキーによるドアの解錠によるルームランプの電源の投入時など、イグニッションキー、或いは、ランプ点灯キーなど乗員が乗車後に投入するものよりも、早期に投入される電源を利用しイニシャライズ動作を行うものとしている。
図2は上記に動作を説明した本発明の可変配光型前照灯1の構成をブロック図として示したものであり、前記演算装置4にはハンドル5aなどにより作動される操舵装置5からの操作時の信号が入力され、その動作量に対する前照灯灯具2の最適な振れ角が計算され、可変方位装置3に対して出力される。
また、本発明においては、前記演算装置4には、例えば速度計6、トランスミッションなどから得られる速度信号Sも入力されているものであり、本発明の可変配光型前照灯1においては、前記車速信号Sも前照灯灯具2の動作に関与するものとされている。
ここで、車両走行時の一般的な状況について検討してみると、運転者は殆ど直線と思われる道路を走行する際にも、頻繁にハンドル5aの操作を行い操舵装置5を作動させているものであり、左右への蛇行を平均化することで直線走行を行っていると考えられる。また、その際には、上記で説明したハンドル5aは、前記中立部分近傍に設けられた操舵装置5の不感範囲内での操作も当然に含まれていると考えられる。
また、実際の直線走行時、或いは、低速度で緩やかな曲線路(例えば、時速30Km/H以下で、曲がる角度が10°程度の曲路を走行するとき。)を走行する際には、前記前照灯灯具2が水平方向には相応の広さの照射角が設けられているので、特に、前照灯灯具2を旋回させてまで進行方向を照射しなければならないほどの必要性も感じられないもの事実である。
このような場合に、上記のようなハンドル5aの操作、或いは、操舵装置5の作動に伴い前記前照灯2を旋回させると、当該の車両を運転している運転者も視界の変化が激しいものとなり煩わしく、また、対向車から見たときにも前照灯灯具2からの光にチラツキを感じるなどして煩わしいものとなるので、本発明では、図3中に低速設定曲線SSで示すように上記した低速走行の範囲では、操舵装置5の舵角が、例えば15°に達するまでは前照灯灯具2に対する回動信号を生じないように演算装置4に設定が行われている。
ところが、操舵装置5が同じ操作量であっても、車両の速度が上記した低速度よりも上昇し、例えば中速度(例えば、時速45Km程度)で車両の旋回が行われると、この旋回速度の上昇により、これから進行する方向の路面に対して、より早く照明を行い、未然に確認しておかなければならない情報量も増加するものとなる。
従って、本発明では車速が中速度に達した場合には、図3中に中速設定曲線MSで示すように、前記操舵装置5が、例えば10°に達した時点で、演算装置4は、前記前照灯灯具2、及び、可変方位装置3に対して可変配光動作(AFS)を開始させるように信号を出力するように設定されている。即ち、不感範囲は狭められている。
同様な理由で、車両が更に高速で走行する場合には、更に、同じ時間あたりの車両の旋回量は増大するものとなるので、視認すべき情報量も増加する。従って、図3中に高速度設定曲線HSで示すように、前記操舵装置5が、例えば5°に達した時点で、演算装置4は、前記前照灯灯具2、及び、可変方位装置3に対して可変配光動作を開始させるように信号を出力するように設定され、一層に不感範囲が狭められている。
尚、図3においては、低速設定曲線SSも、中速設定曲線MSも、高速度設定曲線HSも、前照灯灯具2が回動可能な最大角である振れ角αには、同じ舵角θで達するものとされているが、本発明の可変配光型前照灯1は、これを限定するものではなく、例えば、図4に示すように、低速設定曲線SSはより大きな操舵装置5の舵角θ1で振れ角αに達し、高速度設定曲線HSは、より小さな舵角θ3で振れ角αに達し、中速設定曲線MSは両者の中間の舵角θ2で振れ角αに達するようにしても良い。
また、図4においても理解を容易とするために、当初の車速により低速設定曲線SSか、中速設定曲線MSか、高速度設定曲線HSかが選ばれ、以後は選択された曲線、例えば、中速設定曲線MSに沿って前照灯灯具2の照射方向が制御されているものとして説明したが、本発明においては、図中に汎用曲線PSで代表して示すように、当初の車速に制約されることなく、その時点の車速により、前照灯灯具2の照射方向を設定するものとしても良い。
以上のように、本発明により操舵装置5の中立部分近傍に不感範囲を設けて可変配光型前照灯1を構成することで、市街地など比較的に低速で走行することが多い場合には、混雑している道を走行するために他車との接触を避けるなどの目的で小刻みに操舵を行うなどして、軽微な蛇行が行われるような状態においても、可変配光型前照灯1は頻繁に動作を行うことがなく、運転者及び対向車、歩行者などに可変配光型前照灯1が設置されていることによる煩わしさを感じさせることがない。
また、上記不感範囲を車量の速度に関連して可変すると共に、前記前照灯灯具2の照射方向の変化量も車速に関与して変化するものとすることで、そのときどきの車速に対して、最も適切な視界のを提供することがも可能となり、夜間時の運転を一層に容易なものとする。
本発明に係る可変配光型前照灯の要部である前照灯灯具と可変方位装置との組立体を示す要部断面図である。 同じく本発明に係る可変配光型前照灯の全体構成を示すブロック図である。 同じく本発明に係る可変配光型前照灯の、車両の速度と可変配光型前照灯の振れ角との関係を示すグラフである。 同じく本発明に係る可変配光型前照灯の、別の実施形態における車両の速度と可変配光型前照灯の振れ角との関係を示すグラフである。
符号の説明
1…可変配光型前照灯
2…前照灯灯具
2L…左前照灯灯具
2R…右前照灯灯具
3…可変方位装置
3L…左可変方位装置
3R…右可変方位装置
4…演算装置
5…操舵装置
5a…ハンドル
6…速度計
7…ランプ点灯スイッチ
8…リモコンキー
8a…リモコンキー受信部

Claims (1)

  1. 操舵装置の操作に応じて作動する可動部分が設けられ、前照灯からの配光の少なくとも一部を、前記操舵装置を操作したことによる前記可動部分の作動により車両の進行方向に向かわせる配光を形成する可変配光型前照灯であり、且つ、前記操舵装置の中立部分近傍には、この操舵装置の操作が適宜な角度と成るまで可変配光を行わせないようにするための前記可動部分に対する不感範囲が設けられており、前記不感範囲が車両の走行速度が高速化するに従い次第に狭い角度に移行することを特徴とする可変配光型前照灯。
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