JP2008207770A - 自動二輪車用ヘッドライト制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遠方への光量を低下させることなく旋回時に運転者が見たい場所に適正に照射することができる自動二輪車用ヘッドライト制御装置の提供。
【解決手段】照射手段78の配光方向を車体の状態に応動させる自動二輪車用ヘッドライト制御装置において、照射手段78を、前後軸X回りに回動可能且つ上下軸Z回りに回動可能とした。これにより、前後軸X回りの回動で車体直立時の配光を保つようにしつつ、上下軸Z回りの回動で、運転者が見たい場所である旋回円の中心側の斜め前方に光を配光することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体の状態に応動する自動二輪車用ヘッドライト制御装置に関する。
自動二輪車は旋回走行時に車体を前後軸回りに傾けて走行するものであり(所謂バンク)、このように車体が傾いた場合でもヘッドライトの配光方向を維持可能となるように、車体の傾き状態にヘッドライトの配光方向を応動させる技術がある。これは、配光方向を決めるヘッドライト内部のレンズをバルブとともに車体に対して前後軸回りに回動可能とし、各種センサの検出データから車体の前後軸回りの角度であるバンク角(ロール角)を求め、このバンク角を打ち消す方向に、ヘッドライト内部のレンズをバルブとともに回動させるものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−347977号公報
自動二輪車は、その特性上、車体を傾けることで旋回するため、図6に示すように、現在地Aにいる運転者が円Bで示す旋回円で旋回しようとした場合に、運転者が見たい場所Cは、旋回円の中心側に寄った斜め前方となる。ここで、旋回半径は車両速度とロール角に依存するため、上下軸回りの角度であるヨー角θは、車両のロール角と車両速度の関数になる。車両速度を70Km/hとした時の例を図7に示す。同一速度であれば、ロール角の増大に対してほぼ比例的にヨー角が増大する。
ヘッドライトの配光をその可視照度を有する範囲をもって示すと、車体直立時において例えば図6に示す範囲L0となっている。よって、車体が前後軸回りに傾いたときに、上記特許文献1の方式で車両の車体直立時の図6に示す範囲Dの配光を保ったとしても、運転者が見たい場所Cを十分な明るさで照らすことは難しい。上記の方式でこれを実現しようとした場合、極めてワイドな配光が必要となり、範囲Eを十分な明るさで照射することができても、逆に遠方の範囲Dへの光量が低下してしまう可能性がある。
したがって、本発明は、遠方への光量を低下させることなく旋回時に運転者が見たい場所に適正に光を照射することができる自動二輪車用ヘッドライト制御装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、照射手段(例えば実施形態におけるリフレクタ78)の配光方向を車体の状態に応動させる自動二輪車用ヘッドライト制御装置において、前記照射手段を、前後軸(例えば実施形態における軸X)回りに回動可能且つ上下軸(例えば実施形態における軸Z)回りに回動可能としたことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記照射手段の前記前後軸回りの回動および前記上下軸回りの回動は、一つの駆動源(例えば実施形態における電動モータ92)で連動して駆動されることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記照射手段の前記前後軸回りの回動および前記上下軸回りの回動を、いずれか一方の回動角の増加にしたがって他方の回動角が増加するようにしたことを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、旋回時に車体が前後軸回りに傾くと、これに応動して照射手段を前後軸回りに回動させながら上下軸回りにも回動させることができる。よって、前後軸回りの回動で車体直立時の配光を保つようにしつつ、上下軸回りの回動で、運転者が見たい場所である旋回円の中心側の斜め前方に光を配光することができる。したがって、遠方への光量を低下させてしまうことなく、運転者が見たい場所に適正に光を照射することができる。
請求項2に係る発明によれば、照射手段の前後軸回りの回動および上下軸回りの回動を一つの駆動源で連動して駆動するため、駆動源を共用化でき、重量およびコストを低減することができる。
請求項3に係る発明によれば、照射手段の前後軸回りの回動および上下軸回りの回動を、いずれか一方の回動角の増加にしたがって他方の回動角が増加するようにしたため、同一車速ではロール角が大きいほどヨー角が大きくなるという自動二輪車の旋回時の特性に合わせて最適に配光方向を制御できる。
以下、本発明の一実施形態の自動二輪車用ヘッドライト制御装置を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において用いる上下および前後は、自動二輪車の車体を直立させ、ステアリングを直進状態としたときの上下および前後を言う。
図1に示すように、自動二輪車1の前輪2を軸支するフロントフォーク3はステアリングステム4を介して車体フレーム5の前端部に設けられたヘッドパイプ6に操舵可能に枢支され、後輪7を軸支するリアフォーク8は車体フレーム5の中間部に設けられたピボット部9に揺動可能に枢支される。車体フレーム5は、その前端のヘッドパイプ6から左右に分岐して延びる一対のメインフレーム10及びダウンチューブ11を有する所謂ダブルクレードル型フレームであり、これらメインフレーム10及びダウンチューブ11で囲まれた部位にエンジン12が搭載される。メインフレーム10の上部後側にはシートレール13が接続され、シートレール13の略中間部とピボット部9との間がサイドパイプ14により結合される。サイドパイプ14の上端部とリアフォーク8との間にはリアクッション15が配設される。
エンジン12のシリンダヘッド16はクランクケース17上にやや前傾した状態で配設される。シリンダヘッド16の後部には各気筒に対応するスロットルボディ18が接続され、各スロットルボディ18はメインフレーム10とサイドパイプ14との間に配置されたエアクリーナケース19に接続される。また、シリンダヘッド16の前部には各気筒に対応する排気管20が接続される。各排気管20は、クランクケース17の前方及び下方を通ってエンジン12の後方に延びつつ一本にまとめられ、車体後部右側に配設された消音機サイレンサ21に接続される。シリンダヘッド16の前方にはエンジン12冷却用のラジエタ22が配設される。
メインフレーム10の上部には燃料タンク23が配設され、シートレール13の上部にはシート24が配設される。車体フレーム5のピボット部9の後部には運転者用のステップ25が取り付けられ、サイドパイプ14の下部には後部搭乗者用のステップ25aが取り付けられる。フロントフォーク3は、その上部にインナチューブ26が、下部にアウタチューブ27が配される所謂テレスコピック型フォークである。アウタチューブ27の下部にはブレーキキャリパ28が取り付けられ、前輪2にはブレーキキャリパ28に対応するブレーキロータ29が取り付けられてフロントブレーキ装置30が構成される。後輪7の左側にはリアスプロケット31が取り付けられ、このリアスプロケット31とエンジン12の後部左側に配設されるドライブスプロケット32とにドライブチェーン33が掛け回される。車体フレーム5の左側下部には格納可能なサイドスタンド34が配設され、このサイドスタンド34により自動二輪車1がその車体を左側に傾斜させた起立状態で支持される。
ステアリングステム4のトップブリッジ35の上部には、ハンドルポスト36を介して左右一体型のハンドル37が装着される。このハンドル37と、シート24、ステップ25、及びハンドル37により自動二輪車1の乗車位置が決定される。
ヘッドパイプ6には、左右方向に延びるボトムブリッジ(図示略)に一体に固定されたステムパイプ(図示略)が軸回りに回動自在に貫通装着される。このステムパイプのヘッドパイプ6から突出した上端部にはボトムブリッジと平行な状態でトップブリッジ35が固定され、トップブリッジ35、ステムパイプおよびボトムブリッジを主体としてステアリングステム4が構成される。そして、トップブリッジ35とボトムブリッジの左右両端部には、各フロントフォーク3のインナチューブ26がそれぞれ嵌合固定される。
そして、ヘッドパイプ6およびダウンチューブ11から延出するステー(図示略)によってヘッドパイプ6の前方にフロントカウル41が取り付けられる。さらに、ヘッドパイプ6から前方に図2に示すサポートアッパフレーム43およびサポートロアフレーム44が延出し、これらの間に、フロントカウル41内に設けられて前方に光を照射する自動二輪車用ヘッドライト制御装置(以下、ヘッドライト制御装置という)45が配設される。
主に図2〜図5を参照して、ヘッドライト制御装置45を説明する。ヘッドライト制御装置45は、サポートロアフレーム44の前端側の上面に中心軸線を上下方向に配置して取り付けられる略円筒状の下部支持部材47と、サポートアッパフレーム43に形成された取付穴48に下部支持部材47と同軸をなして取り付けられる略有底円筒状の上部支持部材49と、これら下部支持部材47および上部支持部材49にそれぞれベアリング50を介して回動可能に支持されるヘッドライト本体51とを有している。
ヘッドライト本体51は、全体として略前後方向に中心軸Xを配して設けられベアリング50を介して下部支持部材47および上部支持部材49に上下方向に沿う軸Zを中心に回動可能に支持される略円筒状のフロントケース54と、このフロントケース54の後側の開口を塞ぐように取り付けられる略球面状のリアケース55と、リアケース55の後端部に着脱可能に取り付けられるソケット56と、ソケット56に保持される光源であるバルブ57と、フロントケース54の前側の開口を塞ぐように取り付けられるレンズ58とを備えている。
フロントケース54は、ベアリング50を介して下部支持部材47に支持されるロアピン60と、ベアリング50を介して上部支持部材49に支持されるアッパピン61と、これらロアピン60およびアッパピン61が前側の中間部に形成されるとともに略前後方向に中心軸Xを配して設けられる略円筒状の胴部62と、胴部62の後端部に形成されたフランジ部63と、胴部62の前端部に形成された取付部64とを有している。
リアケース55は、軸Xを中心とした略球面状の本体部66と、この本体部66の前端部に形成されてフロントケース54のフランジ部63にビス67で固定されるフランジ部68と、本体部66の後端部に形成された略円筒状のソケット取付部69とを有しており、本体部66の下部所定範囲には、開口部70が形成されている。
レンズ58は、軸Xを中心とした前方に凸の凸レンズであり、前面が略球面とされ後面が平坦面とされたレンズ本体72と、レンズ本体72の外周部に形成されてフロントケース54の取付部64に取り付けられる係合部73とを有している。
ソケット56は、取り付けられたバルブ57をリアケース55のソケット取付部69内に挿入するようにしてソケット取付部69に取り付けられることになり、この状態でバルブ57はリアケース55内に配置される。
ヘッドライト本体51は、フロントケース54のフランジ部63とリアケース55のフランジ部68との間に軸Xの方向に沿う姿勢で円周方向に複数カ所(例えば三カ所。図2において一カ所のみ図示)取り付けられた支持軸75と、これらの支持軸75にそれぞれ位置固定で回転可能に支持されたリフレクタプーリ76と、リアケース55のソケット取付部69の内側に設けられたセンタベアリング77と、複数のリフレクタプーリ76とセンタベアリング77とで軸Xを中心に前後軸回りに回動可能に支持されたリフレクタ(照射手段)78とを有している。
リフレクタ78は、リアケース55のケース本体部66の内側にこのケース本体部66に沿って配置される軸Xを中心とした略球面状のリフレクタ本体部80と、リフレクタ本体部80の前端部に形成されて複数のリフレクタプーリ76の係合溝79に回動可能に支持されるフランジ部81と、リフレクタ本体部80の後端部から後方に円筒状をなして突出してセンタベアリング77に回動可能に支持される円筒部82とを有している。この円筒部82の内側を通ってバルブ57がリフレクタ本体部80の内側に配置されている。また、リフレクタ78は、バルブ57の前方下側所定範囲を覆うように軸Xに直交して配置されたシェード84と、シェード84をリフレクタ本体部80に連結する連結部85とを有している。
このリフレクタ78は、バルブ57の光をリフレクタ本体部80の内面で反射してレンズ58を介して外部に照射するものであり、しかもそのシェード84によって外部への照射光の配光を調整するものである。なお、リフレクタ本体部80は、軸Xを中心とした断面楕円形をなしており、この楕円の一方の焦点位置またはその近傍にバルブ57が設けられ、他方の焦点位置よりも前方にレンズ58が設けられている。これにより、ヘッドライト本体51は、所謂プロジェクタタイプのヘッドライトとなっている。
リフレクタ78には、リフレクタ本体部80の下面の所定位置に軸Xを中心とした略円弧状のリフレクタギヤ86が形成されている。このリフレクタギヤ86はリアケース55の開口部70から下方に露出している。
ヘッドライト制御装置45は、上記したヘッドライト本体51の下側に設けられてヘッドライト本体51を軸Zを中心とした上下軸回りに回動させる駆動機構88を有している。この駆動機構88は、ロアピン60の下部に固定されたギヤ89と、このギヤ89に軸を直交させて噛み合うウォームギヤ90と、このウォームギヤ90が駆動軸91に固定された電動モータ(駆動源)92とを有しており、電動モータ92はサポートロアフレーム44に支持されている。駆動機構88は、その電動モータ92が駆動軸91を回転させることでウォームギヤ90およびギヤ89を介してヘッドライト本体51を軸Zを中心とした上下軸回りに回動させる。
また、ヘッドライト制御装置45は、サポートロアフレーム44の上面における下部支持部材47の後方にドライブギヤ94を有している。このドライブギヤ94は、水平面内において、図3に示すようにヘッドライト本体51の上下軸回りの回動中心である軸Zを中心とした円弧状をなしており、リフレクタ78のリフレクタギヤ86に噛み合っている。これにより、駆動機構88が、その電動モータ92でリフレクタ78を含むヘッドライト本体51を上下軸回り(ヨー方向)に回動させると、このヘッドライト本体51の回動でドライブギヤ94に噛み合うリフレクタギヤ86が回動させられることになり、その結果、リフレクタ78が前後軸回り(ロール方向)に回動する。このように、リフレクタ78の前後軸回りの回動および上下軸回りの回動を、一つの電動モータ92で連動して駆動するようになっている。ここで、ヘッドライト本体51が図3に一方の二点鎖線で示すようにそのレンズ58を左前方に向ける方向に回動するとき、リフレクタ78は後方から見て時計回りに回動し、図3に他方の二点鎖線で示すようにヘッドライト本体51がそのレンズ58を右前方に向ける方向に回動するとき、リフレクタ78は後方から見て反時計回りに回動する。しかも、リフレクタ78は、上下軸回りおよび前後軸回りのうち、いずれか一方である上下軸回りの回動の回動角の増加にしたがって他方である前後軸回りの回動の回動角が比例的に増加するようになっている。
ヘッドライト制御装置45には、さらに、図4に示すように、自動二輪車1のヨー方向、ロール方向およびピッチ方向のそれぞれの回転角速度を検出する3軸ジャイロセンサ等のセンサ96と、センサ96の検出結果等に基づいてバンク角を算出するバンク角算出装置97と、このバンク角算出装置97で算出されたバンク角に応じて上記した電動モータ92を制御する制御装置98とが設けられている。
そして、制御装置98は、バンク角算出装置97の算出結果に基づいて、左バンク時に、電動モータ92でヘッドライト本体51を上下軸回りに、バンク角が大きければ大きいほど回動角が大きくなるようにそのレンズ58が斜め左前方に向く方向に回動させる。すると、この回動に連動して、リフレクタ78は後方から見て前後軸回りに、バンク角が大きければ大きいほど回動角が大きくなるように時計回り方向に回動することになり、その配光方向をバンク角をキャンセルする方向(車体直立時の配光を維持する方向)に回動する。これにより、例えば図5に示すように、実線L1で示す直立時の真っ直ぐ前方への可視照度範囲の配光を、二点鎖線L2で示すように旋回方向である斜め左前方に傾けることができ、運転者が見たい場所Cを良好に照らすことができる。
逆に、制御装置98は、右バンク時には、電動モータ92でヘッドライト本体51を上下軸回りに、バンク角が大きければ大きいほど回動角が大きくなるようにそのレンズ58が斜め右前方に向く方向に回動させる。すると、この回動に連動して、リフレクタ78は後方から見て前後軸回りに、バンク角が大きければ大きいほど回動角が大きくなるように反時計回り方向に回動することになり、その配光方向をバンク角をキャンセルする方向に回動する。
以上に述べた本実施形態のヘッドライト制御装置45によれば、旋回時に自動二輪車1が前後軸回りに傾くと、これに応動してリフレクタ78を前後軸回りに回動させながらこのリフレクタ78を含むヘッドライト本体51を上下軸回りにも回動させることができる。よって、前後軸回りの回動で車体直立時の配光を保つようにしつつ、上下軸回りの回動で、運転者が見たい場所である旋回円の中心側の斜め前方に光を配光することができる。したがって、遠方への光量を低下させてしまうことなく、運転者が見たい場所に適正に光を照射することができる。
また、リフレクタ78の前後軸回りの回動およびこのリフレクタ78を含むヘッドライト本体51の上下軸回りの回動を、一つの電動モータ92で連動して駆動するため、電動モータ92を共用化でき、重量およびコストを低減することができる。
さらに、リフレクタ78の前後軸回りの回動およびこのリフレクタ78を含むヘッドライト本体51の上下軸回りの回動を、いずれか一方の回動角の増加にしたがって他方の回動角が増加するようにしたため、同一車速ではロール角が大きいほどヨー角が大きくなるという自動二輪車1の旋回時の特性に合わせて最適に配光方向を制御できる。
なお、以上の実施形態においては、ヘッドライト制御装置45を車体フレーム5と一体のフロントカウル41内に配置するために車体フレーム5と一体のサポートアッパフレーム43およびサポートロアフレーム44に支持する場合を例にとり説明したが、フロントカウルのない所謂ネイキッドタイプの自動二輪車に適用する場合、ヘッドライト制御装置45を、車体フレーム5に対し回動するステアリングステム4等と一体のサポートアッパフレームおよびサポートロアフレームに支持するようにしても良い。
また、以上の実施形態においては、ヘッドライト制御装置45のヘッドライト本体51としてプロジェクタタイプのものを例にとり説明したが、プロジェクタタイプ以外のものでもリフレクタを用いるものには適用可能である。
本発明の一実施形態の自動二輪車用ヘッドライト制御装置が適用された自動二輪車を示す側面図である。 本発明の一実施形態の自動二輪車用ヘッドライト制御装置を示す側断面図である。 本発明の一実施形態の自動二輪車用ヘッドライト制御装置を示す平面図である。 本発明の一実施形態の自動二輪車用ヘッドライト制御装置の制御系を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の自動二輪車用ヘッドライト制御装置による光の照射状況等を示す平面図である。 従来の自動二輪車用ヘッドライトによる光の照射状況を示す平面図である。 一定車速下でのロール角とヨー角との関係を示す特性線図である。
符号の説明
1 自動二輪車
78 リフレクタ(照射手段)
92 電動モータ(駆動源)
X 軸(前後軸)
Z 軸(上下軸)

Claims (3)

  1. 照射手段の配光方向を車体の状態に応動させる自動二輪車用ヘッドライト制御装置において、
    前記照射手段を、前後軸回りに回動可能且つ上下軸回りに回動可能としたことを特徴とする自動二輪車用ヘッドライト制御装置。
  2. 前記照射手段の前記前後軸回りの回動および前記上下軸回りの回動を、一つの駆動源で連動して駆動することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用ヘッドライト制御装置。
  3. 前記照射手段の前記前後軸回りの回動および前記上下軸回りの回動を、いずれか一方の回動角の増加にしたがって他方の回動角が増加するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車用ヘッドライト制御装置。
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