JP2004048483A - N波復調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】監視画面のチャンネルを切替えた際に発生するノイズの影響を確実に防止し得るN波復調装置を提供する。
【解決手段】4波復調装置10のMPU11は、チャンネル切替え要求があると、フリーズON信号を4画面合成器23に出力する。4画面合成器23は、フリーズON信号が与えられると、チューナ15a〜15dからフレームメモリ24への画像読込みを停止し、フレームメモリ24に記憶されている静止画像をモニタ装置25に出力して表示する。MPU11は、フリーズON信号を出力してから所定時間後にPLL回路31に対するチャンネル切替え制御動作を開始し、PLL回路31からロック完了信号LDが送られてくると、フリーズOFF信号を4画面合成器23に出力する。これにより4画面合成器23は、通常の状態に復帰する。
【選択図】 図1
【解決手段】4波復調装置10のMPU11は、チャンネル切替え要求があると、フリーズON信号を4画面合成器23に出力する。4画面合成器23は、フリーズON信号が与えられると、チューナ15a〜15dからフレームメモリ24への画像読込みを停止し、フレームメモリ24に記憶されている静止画像をモニタ装置25に出力して表示する。MPU11は、フリーズON信号を出力してから所定時間後にPLL回路31に対するチャンネル切替え制御動作を開始し、PLL回路31からロック完了信号LDが送られてくると、フリーズOFF信号を4画面合成器23に出力する。これにより4画面合成器23は、通常の状態に復帰する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠方に設置した複数の監視カメラから高周波信号に変換されて送られてくる監視画像を復調し、画面合成してモニタ装置に表示するN波復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の監視カメラを用いた監視システムでは、監視カメラで撮影した監視画像を変調し、高周波信号として幹線により監視センタに送信する。監視センタでは、各監視カメラから幹線を介して送られてくる各チャンネルの高周波信号をN波復調装置例えば4波復調装置のチューナで選択して受信し、復調して複数のモニタ装置に表示する。
【0003】
このように各監視カメラから送られてくる監視画像のチャンネルをチューナで選択して受信することにより、1つのモニタ画面で複数の監視カメラの画像を確認することができる。
しかし、監視センタの広さやシステムのコストの関係で1個所に設けられるモニタ装置の数には限りがあり、一度に見られるチャンネルの数が限られてしまうという問題がある。
【0004】
そこで、最近では4画面合成器を使用し、4波復調装置の4つのチューナから出力されるNTSC信号を合成してモニタ画面に表示する方法が考えられている。このように4画面合成器を使用して複数の画面を合成することにより、多くのチャンネルを1度に確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように4画面合成器を使用したシステムでは、4分割した画面でチャンネル切替えを行なうと、画面が切替わった際にノイズが発生し、画面が一時的に特定の色、例えば緑色系に変換されてしまい、非常に見苦しくなるといった問題が発生する。
【0006】
4画面合成器は、4波復調装置のチャンネルが切替えられた際、4つの画面の同期を合わせるために一度フレームメモリの中にバッファとして保存した静止画の同期を合わせてから1枚の映像として出力するように構成されている。4画面合成器は、元々ベースバンドを想定して作られているので、チャンネルの切替えは想定されておらず、このためチャンネルが切替わった瞬間の前後の画面の同期信号タイミングや同期信号の波長が一致していない場合、あるいはペデスタルレベルの変動等により、画面が切替わった際に緑色のノイズとなって出力されると考えられる。
【0007】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、監視画面のチャンネルを切替えた際に発生するノイズの影響を確実に防止し得るN波復調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るN波復調装置は、それぞれ高周波信号を受信し、画像信号を復調してN画面合成器に出力する複数のチューナと、前記各チューナの受信周波数をそれぞれ制御するPLL回路と、前記各チューナの受信チャンネルを前記PLL回路を介して切替え制御する制御装置とを具備し、前記制御装置は、前記チューナのチャンネルを切替える際、前記N画面合成器の出力として、フレームメモリに記憶されている前記チューナのチャンネルを切替える直前の静止画像を一定期間モニタ装置に出力して表示させることを特徴とする。
【0009】
上記のようにN波復調装置のチューナのチャンネルを切替える際、N画面合成器の出力として、フレームメモリに記憶されている前記チューナのチャンネルを切替える直前の静止画像を一定期間モニタ装置に出力して表示させることにより、監視画面のチャンネルを切替えた際に発生するノイズの影響を確実に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像監視システムの監視センタに設けられる4波復調装置の構成を示すブロック図である。4波復調装置10は、全体を制御する制御装置例えばMPU11、送信用の高周波モデム(RFモデム)12、リモコン受光部13、及びチューナ部14からなっている。
【0011】
上記チューナ部14は、4つのチューナ15a〜15d及びPLL回路等により構成されるもので、その詳細については後述する。上記チューナ15a〜15dは、MPU11からの制御信号によってチャンネルが切替え制御されるもので、その入力側は切替回路21を介して幹線22及び他の幹線(図示せず)に接続され、出力側は4画面合成器23に接続される。上記幹線22は、監視場所に設置されている監視カメラ(図示せず)と監視センタとの間を接続する。
【0012】
上記切替回路21は、MPU11からの指示に従って幹線22あるいは他の幹線(図示せず)から送られてくる監視画像を選択し、チューナ15a〜15dに入力する。4画面合成器23は、MPU11の指示に従って動作し、チューナ15a〜15dから出力される映像信号をフレームメモリ24により合成してモニタ装置25に出力する。この場合、4画面合成器23は、MPU11の指示により、4画面合成画像、あるいは選択された特定の1画像等をモニタ装置25に表示することができる。
【0013】
また、上記4波復調装置10のリモコン受光部13には、赤外線式のリモコン(リモートコントロール)26が接続される。このリモコン26は、例えば電源のオン/オフ、監視カメラの選択機能、選択した監視カメラに対する方向及びズーム指示、チューナ15a〜15dの受信チャンネル指定、4画面合成器23に対する4画面合成指示、選択画面の拡大表示指示等の機能を備えている。リモコン受光部13は、リモコン26から送られてくる光信号を受信し、電気信号に変換してMPU11に出力する。
【0014】
MPU11は、リモコン26からの指示等に従って動作し、チューナ15a〜15d、切替回路21、4画面合成器23を制御すると共に、リモコン26により監視カメラの方向等の操作が行なわれた場合には、その制御指令を高周波モデム12に出力する。高周波モデム12は、MPU11から与えられるカメラ制御信号を変調して高周波信号に変換し、幹線22を介して監視カメラ側へ送出する。
【0015】
上記MPU11は、リモコン26によりチャンネル切替え指示が与えられた場合にチューナ15a〜15dのチャンネルを切替え制御し、あるいは予め設定した一定の時間間隔でチューナ15a〜15dのチャンネルを順次切替え制御するが、このチャンネル切替えを行なう際に、4画面合成器23の画面合成動作を一定期間フリーズさせる。4画面合成器23は、MPU11からの指示により画面合成動作をフリーズしている間、フレームメモリ24に記憶している静止画をモニタ装置25に表示し、フリーズが解除されると通常の状態に復帰し、チューナ15a〜15dから送られてくる画像によりフレームメモリ24の記憶内容を書き替えてモニタ装置25に出力する。
【0016】
上記のようにチューナ15a〜15dのチャンネルを切替える際、4画面合成器23の画面合成動作をフリーズすることにより、チャンネル切替えの際に発生するノイズの影響を防止する。
【0017】
次に、チューナ部14の詳細について図2により説明する。図2は、チューナ15aの系統について示したものであるが、他のチューナ15b〜15dにおいても同様に構成される。
【0018】
チューナ15aには、PLL(phase−locked loop)回路31が接続される。このPLL回路31は、MPU11から与えられるデータ、クロック、イネーブル信号に基づいて基準信号発振器を動作させ、その発振周波数とチューナ15aの局部発振周波数fの位相を比較して位相差を検出し、この位相差に基づく制御電圧VTをチューナ15aに出力してチューナ15aの局部発振周波数fを制御する。上記PLL回路31は、チューナ15aの局部発振周波数fがロックすると、ロック完了信号LDをMPU11に出力する。MPU11は、チャンネル切替えを行なう際に、4画面合成器23にフリーズON信号を出力し、所定時間後にチューナ15aのチャンネル切替え、すなわち、PLL回路31に対するPLL制御を開始し、PLL回路31からロック完了信号LDが出力されると、フリーズOFF信号を4画面合成器23に出力する。
【0019】
また、チューナ15aは、監視カメラ側から幹線22を介して送られてくる高周波信号のチャンネルを上記PLL回路31により制御される局部発振周波数fに基づいて選択し、中間周波信号IFに変換して出力する。このチューナ15aから出力される中間周波信号IFは、中間周波増幅器32で増幅された後、検波されて映像信号として取り出され、映像増幅器33で増幅される。そして、この映像増幅器33で増幅された信号が出力端子34から4画面合成器23へ送られる。
【0020】
次に、上記実施形態の動作を図3に示すタイミングチャートを参照して説明する。
4波復調装置10のMPU11は、リモコン26の操作によってチャンネル切替え要求があった場合にチューナ15a〜15dのチャンネルを切替える。また、MPU11は、監視員がチャンネル切替え操作を行なわない場合でも、一定時間毎にチューナ15a〜15dのチャンネル切替えを自動的に行ない、監視画像をモニタ装置25に順次切替えて表示する。
【0021】
上記MPU11は、チャンネル切替え要求があると(ステップA1)、フリーズON信号を4画面合成器23に出力する(ステップA2)。4画面合成器23は、MPU11からフリーズON信号が与えられると、チューナ15a〜15dからフレームメモリ24への画像読込みを停止し、その時、フレームメモリ24に記憶されている画像をモニタ装置25に繰り返し出力し、モニタ装置25に静止画を表示する。
【0022】
また、MPU11は、上記フリーズON信号を出力してから所定時間後、例えば100msec後にPLL回路31に対するチャンネル切替え制御動作を開始する(ステップA3)。これはフレームメモリ24の中に完全に1フレーム分の画像が入っている必要があるためで、1フレーム分の画像処理に最低66msecの時間が必要である。このため処理時間に余裕を持たせ、フリーズON信号を出力してからPLL回路31に対するチャンネル切替え制御動作を開始するまでの時間を100msec程度に設定している。
【0023】
PLL回路31は、MPU11からのチャンネル指定(周波数指定)に従ってPLL制御動作を開始し、ロック動作が完了すると、ロック完了信号LDをMPU11に出力する。PLL回路31は、PLL制御動作を開始してロック動作が完了するまでに、機器によって異なるが例えば100〜250msecの時間が掛かる。MPU11は、PLL回路31からロック完了信号LDが送られてくると、フリーズOFF信号を4画面合成器23に出力する(ステップA4)。
【0024】
4画面合成器23は、MPU11からフリーズOFF信号が送られてくると通常の状態に復帰し、チューナ15a〜15dから送られてくる画像によりフレームメモリ24の記憶内容を書き替えてモニタ装置25に出力する。
【0025】
上記のようにチューナ15a〜15dのチャンネルを切替える際、4画面合成器23の動作がフリーズされ、フレームメモリ24に保持されている静止画像がモニタ装置25に送られて表示されるので、チャンネル切替えの際に発生するノイズの影響を確実に防止することができる。上記4画面合成器23がフリーズしている時間は、約300msec程度であり、非常に短い時間であるので、監視動作に影響を与えることはない。
【0026】
なお、上記実施形態では、4波復調装置10及び4画面合成器23に実施した場合について説明したが、4波あるいは4画面に限定されるものではなく、N波復調装置、N画面合成器に実施し得るものである。
【0027】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、複数の監視カメラにより撮影された監視画像をN波復調装置で復調し、N画面合成器で合成してモニタ装置に表示する監視システムにおいて、N波復調装置のチューナのチャンネルを切替える際、N画面合成器の動作を一定期間フリーズし、N画面合成器のフレームメモリに記憶されている静止画像をモニタ装置に出力して表示することにより、監視画面のチャンネルを切替えた際に発生するノイズの影響を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る4波復調装置及びその周辺部の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるチューナ部の詳細を示すブロック図。
【図3】同実施形態におけるフリーズ切替えのタイミングを説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
10…4波復調装置
11…MPU
12…高周波モデム
13…リモコン受光部
14…チューナ部
15a〜15d…チューナ
21…切替回路
22…幹線
23…4画面合成器
24…フレームメモリ
25…モニタ装置
26…リモコン
31…PLL回路
32…中間周波増幅器
33…映像増幅器
34…出力端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠方に設置した複数の監視カメラから高周波信号に変換されて送られてくる監視画像を復調し、画面合成してモニタ装置に表示するN波復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の監視カメラを用いた監視システムでは、監視カメラで撮影した監視画像を変調し、高周波信号として幹線により監視センタに送信する。監視センタでは、各監視カメラから幹線を介して送られてくる各チャンネルの高周波信号をN波復調装置例えば4波復調装置のチューナで選択して受信し、復調して複数のモニタ装置に表示する。
【0003】
このように各監視カメラから送られてくる監視画像のチャンネルをチューナで選択して受信することにより、1つのモニタ画面で複数の監視カメラの画像を確認することができる。
しかし、監視センタの広さやシステムのコストの関係で1個所に設けられるモニタ装置の数には限りがあり、一度に見られるチャンネルの数が限られてしまうという問題がある。
【0004】
そこで、最近では4画面合成器を使用し、4波復調装置の4つのチューナから出力されるNTSC信号を合成してモニタ画面に表示する方法が考えられている。このように4画面合成器を使用して複数の画面を合成することにより、多くのチャンネルを1度に確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように4画面合成器を使用したシステムでは、4分割した画面でチャンネル切替えを行なうと、画面が切替わった際にノイズが発生し、画面が一時的に特定の色、例えば緑色系に変換されてしまい、非常に見苦しくなるといった問題が発生する。
【0006】
4画面合成器は、4波復調装置のチャンネルが切替えられた際、4つの画面の同期を合わせるために一度フレームメモリの中にバッファとして保存した静止画の同期を合わせてから1枚の映像として出力するように構成されている。4画面合成器は、元々ベースバンドを想定して作られているので、チャンネルの切替えは想定されておらず、このためチャンネルが切替わった瞬間の前後の画面の同期信号タイミングや同期信号の波長が一致していない場合、あるいはペデスタルレベルの変動等により、画面が切替わった際に緑色のノイズとなって出力されると考えられる。
【0007】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、監視画面のチャンネルを切替えた際に発生するノイズの影響を確実に防止し得るN波復調装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るN波復調装置は、それぞれ高周波信号を受信し、画像信号を復調してN画面合成器に出力する複数のチューナと、前記各チューナの受信周波数をそれぞれ制御するPLL回路と、前記各チューナの受信チャンネルを前記PLL回路を介して切替え制御する制御装置とを具備し、前記制御装置は、前記チューナのチャンネルを切替える際、前記N画面合成器の出力として、フレームメモリに記憶されている前記チューナのチャンネルを切替える直前の静止画像を一定期間モニタ装置に出力して表示させることを特徴とする。
【0009】
上記のようにN波復調装置のチューナのチャンネルを切替える際、N画面合成器の出力として、フレームメモリに記憶されている前記チューナのチャンネルを切替える直前の静止画像を一定期間モニタ装置に出力して表示させることにより、監視画面のチャンネルを切替えた際に発生するノイズの影響を確実に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像監視システムの監視センタに設けられる4波復調装置の構成を示すブロック図である。4波復調装置10は、全体を制御する制御装置例えばMPU11、送信用の高周波モデム(RFモデム)12、リモコン受光部13、及びチューナ部14からなっている。
【0011】
上記チューナ部14は、4つのチューナ15a〜15d及びPLL回路等により構成されるもので、その詳細については後述する。上記チューナ15a〜15dは、MPU11からの制御信号によってチャンネルが切替え制御されるもので、その入力側は切替回路21を介して幹線22及び他の幹線(図示せず)に接続され、出力側は4画面合成器23に接続される。上記幹線22は、監視場所に設置されている監視カメラ(図示せず)と監視センタとの間を接続する。
【0012】
上記切替回路21は、MPU11からの指示に従って幹線22あるいは他の幹線(図示せず)から送られてくる監視画像を選択し、チューナ15a〜15dに入力する。4画面合成器23は、MPU11の指示に従って動作し、チューナ15a〜15dから出力される映像信号をフレームメモリ24により合成してモニタ装置25に出力する。この場合、4画面合成器23は、MPU11の指示により、4画面合成画像、あるいは選択された特定の1画像等をモニタ装置25に表示することができる。
【0013】
また、上記4波復調装置10のリモコン受光部13には、赤外線式のリモコン(リモートコントロール)26が接続される。このリモコン26は、例えば電源のオン/オフ、監視カメラの選択機能、選択した監視カメラに対する方向及びズーム指示、チューナ15a〜15dの受信チャンネル指定、4画面合成器23に対する4画面合成指示、選択画面の拡大表示指示等の機能を備えている。リモコン受光部13は、リモコン26から送られてくる光信号を受信し、電気信号に変換してMPU11に出力する。
【0014】
MPU11は、リモコン26からの指示等に従って動作し、チューナ15a〜15d、切替回路21、4画面合成器23を制御すると共に、リモコン26により監視カメラの方向等の操作が行なわれた場合には、その制御指令を高周波モデム12に出力する。高周波モデム12は、MPU11から与えられるカメラ制御信号を変調して高周波信号に変換し、幹線22を介して監視カメラ側へ送出する。
【0015】
上記MPU11は、リモコン26によりチャンネル切替え指示が与えられた場合にチューナ15a〜15dのチャンネルを切替え制御し、あるいは予め設定した一定の時間間隔でチューナ15a〜15dのチャンネルを順次切替え制御するが、このチャンネル切替えを行なう際に、4画面合成器23の画面合成動作を一定期間フリーズさせる。4画面合成器23は、MPU11からの指示により画面合成動作をフリーズしている間、フレームメモリ24に記憶している静止画をモニタ装置25に表示し、フリーズが解除されると通常の状態に復帰し、チューナ15a〜15dから送られてくる画像によりフレームメモリ24の記憶内容を書き替えてモニタ装置25に出力する。
【0016】
上記のようにチューナ15a〜15dのチャンネルを切替える際、4画面合成器23の画面合成動作をフリーズすることにより、チャンネル切替えの際に発生するノイズの影響を防止する。
【0017】
次に、チューナ部14の詳細について図2により説明する。図2は、チューナ15aの系統について示したものであるが、他のチューナ15b〜15dにおいても同様に構成される。
【0018】
チューナ15aには、PLL(phase−locked loop)回路31が接続される。このPLL回路31は、MPU11から与えられるデータ、クロック、イネーブル信号に基づいて基準信号発振器を動作させ、その発振周波数とチューナ15aの局部発振周波数fの位相を比較して位相差を検出し、この位相差に基づく制御電圧VTをチューナ15aに出力してチューナ15aの局部発振周波数fを制御する。上記PLL回路31は、チューナ15aの局部発振周波数fがロックすると、ロック完了信号LDをMPU11に出力する。MPU11は、チャンネル切替えを行なう際に、4画面合成器23にフリーズON信号を出力し、所定時間後にチューナ15aのチャンネル切替え、すなわち、PLL回路31に対するPLL制御を開始し、PLL回路31からロック完了信号LDが出力されると、フリーズOFF信号を4画面合成器23に出力する。
【0019】
また、チューナ15aは、監視カメラ側から幹線22を介して送られてくる高周波信号のチャンネルを上記PLL回路31により制御される局部発振周波数fに基づいて選択し、中間周波信号IFに変換して出力する。このチューナ15aから出力される中間周波信号IFは、中間周波増幅器32で増幅された後、検波されて映像信号として取り出され、映像増幅器33で増幅される。そして、この映像増幅器33で増幅された信号が出力端子34から4画面合成器23へ送られる。
【0020】
次に、上記実施形態の動作を図3に示すタイミングチャートを参照して説明する。
4波復調装置10のMPU11は、リモコン26の操作によってチャンネル切替え要求があった場合にチューナ15a〜15dのチャンネルを切替える。また、MPU11は、監視員がチャンネル切替え操作を行なわない場合でも、一定時間毎にチューナ15a〜15dのチャンネル切替えを自動的に行ない、監視画像をモニタ装置25に順次切替えて表示する。
【0021】
上記MPU11は、チャンネル切替え要求があると(ステップA1)、フリーズON信号を4画面合成器23に出力する(ステップA2)。4画面合成器23は、MPU11からフリーズON信号が与えられると、チューナ15a〜15dからフレームメモリ24への画像読込みを停止し、その時、フレームメモリ24に記憶されている画像をモニタ装置25に繰り返し出力し、モニタ装置25に静止画を表示する。
【0022】
また、MPU11は、上記フリーズON信号を出力してから所定時間後、例えば100msec後にPLL回路31に対するチャンネル切替え制御動作を開始する(ステップA3)。これはフレームメモリ24の中に完全に1フレーム分の画像が入っている必要があるためで、1フレーム分の画像処理に最低66msecの時間が必要である。このため処理時間に余裕を持たせ、フリーズON信号を出力してからPLL回路31に対するチャンネル切替え制御動作を開始するまでの時間を100msec程度に設定している。
【0023】
PLL回路31は、MPU11からのチャンネル指定(周波数指定)に従ってPLL制御動作を開始し、ロック動作が完了すると、ロック完了信号LDをMPU11に出力する。PLL回路31は、PLL制御動作を開始してロック動作が完了するまでに、機器によって異なるが例えば100〜250msecの時間が掛かる。MPU11は、PLL回路31からロック完了信号LDが送られてくると、フリーズOFF信号を4画面合成器23に出力する(ステップA4)。
【0024】
4画面合成器23は、MPU11からフリーズOFF信号が送られてくると通常の状態に復帰し、チューナ15a〜15dから送られてくる画像によりフレームメモリ24の記憶内容を書き替えてモニタ装置25に出力する。
【0025】
上記のようにチューナ15a〜15dのチャンネルを切替える際、4画面合成器23の動作がフリーズされ、フレームメモリ24に保持されている静止画像がモニタ装置25に送られて表示されるので、チャンネル切替えの際に発生するノイズの影響を確実に防止することができる。上記4画面合成器23がフリーズしている時間は、約300msec程度であり、非常に短い時間であるので、監視動作に影響を与えることはない。
【0026】
なお、上記実施形態では、4波復調装置10及び4画面合成器23に実施した場合について説明したが、4波あるいは4画面に限定されるものではなく、N波復調装置、N画面合成器に実施し得るものである。
【0027】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、複数の監視カメラにより撮影された監視画像をN波復調装置で復調し、N画面合成器で合成してモニタ装置に表示する監視システムにおいて、N波復調装置のチューナのチャンネルを切替える際、N画面合成器の動作を一定期間フリーズし、N画面合成器のフレームメモリに記憶されている静止画像をモニタ装置に出力して表示することにより、監視画面のチャンネルを切替えた際に発生するノイズの影響を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る4波復調装置及びその周辺部の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるチューナ部の詳細を示すブロック図。
【図3】同実施形態におけるフリーズ切替えのタイミングを説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
10…4波復調装置
11…MPU
12…高周波モデム
13…リモコン受光部
14…チューナ部
15a〜15d…チューナ
21…切替回路
22…幹線
23…4画面合成器
24…フレームメモリ
25…モニタ装置
26…リモコン
31…PLL回路
32…中間周波増幅器
33…映像増幅器
34…出力端子
Claims (3)
- それぞれ高周波信号を受信し、画像信号を復調してN画面合成器に出力する複数のチューナと、前記各チューナの受信周波数をそれぞれ制御するPLL回路と、前記各チューナの受信チャンネルを前記PLL回路を介して切替え制御する制御装置とを具備し、
前記制御装置は、前記チューナのチャンネルを切替える際、前記N画面合成器の出力として、フレームメモリに記憶されている前記チューナのチャンネルを切替える直前の静止画像を一定期間モニタ装置に出力して表示させることを特徴とするN波復調装置。 - それぞれ高周波信号を受信し、画像信号を復調してN画面合成器に出力する複数のチューナと、前記各チューナの受信周波数をそれぞれ制御するPLL回路と、前記各チューナの受信チャンネルを前記PLL回路を介して切替え制御する制御装置とを具備し、
前記制御装置は、前記チューナのチャンネルを切替える際、前記N画面合成器の画面合成動作を一定期間フリーズさせる制御信号を出力することを特徴とするN波復調装置。 - それぞれ高周波信号を受信し、画像信号を復調してN画面合成器に出力する複数のチューナと、前記各チューナの受信周波数をそれぞれ制御するPLL回路と、前記各チューナの受信チャンネルを前記PLL回路を介して切替え制御する制御装置とを具備し、
前記制御装置は、
前記チューナのチャンネルを切替える際、前記N画面合成器の画面合成動作をフリーズさせるフリーズON信号を出力する第1の手段と、
前記フリーズON信号を出力してから一定時間後に、前記PLL回路に対してチャンネルの切替え制御を行なう第2の手段と、
前記PLL回路によるチューナの受信周波数がロックしたことを検出して前記N画面合成器のフリーズ動作を解除するフリーズOFF信号を出力する第3の手段と、
を具備したことを特徴とするN波復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002204575A JP2004048483A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | N波復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002204575A JP2004048483A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | N波復調装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004048483A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107748656A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-03-02 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 一种画面显示方法、装置、终端及存储介质 |
-
2002
- 2002-07-12 JP JP2002204575A patent/JP2004048483A/ja active Pending
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CN107748656A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-03-02 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 一种画面显示方法、装置、终端及存储介质 |
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