JPH09191415A - 水平同期安定化装置及びテレビジョン受信機 - Google Patents

水平同期安定化装置及びテレビジョン受信機

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JPH09191415A
JPH09191415A JP88896A JP88896A JPH09191415A JP H09191415 A JPH09191415 A JP H09191415A JP 88896 A JP88896 A JP 88896A JP 88896 A JP88896 A JP 88896A JP H09191415 A JPH09191415 A JP H09191415A
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signal
horizontal
horizontal synchronizing
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synchronizing signal
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Yoshimi Nuimura
義己 縫村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チャンネル切換え時などに、画面上に目障りな
水平同期流れを生ずることがなく、定常時には水平同期
が高安定な画面表示を可能とすること。 【解決手段】入力水平同期信号と内部生成の安定化水平
同期信号とを位相比較する位相比較器12と、その位相比
較出力を積分するローパスフィルタ13と、このローパス
フィルタ出力にて発振周波数が制御され前記内部生成の
安定化水平同期信号を発生できる電圧制御発振手段(14,
15)とを用いてPLL回路を構成し、さらに入力水平同
期信号と内部生成の安定化水平同期信号とを切り換えて
出力できる切換回路18と、位相比較器12の出力により同
期/非同期を判定する同期検出器17を設け、同期検出器
17の判定に基づき、チャンネル切換え時などの非同期時
には切換回路18で入力水平同期信号を選択出力し、チャ
ンネル切換え後の定常時には切換回路18で内部生成の安
定な水平同期信号を選択して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用テレビ受信
機や携帯用テレビ受信機などのテレビ受信機における水
平同期を安定化して画像表示機能を向上させることがで
きる水平同期安定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用テレビ受信機や携帯用テレビ受信
機などのテレビ受信機における移動受信時においては、
障害物によるゴーストや受信レベルの低下に伴い、画面
表示位置が水平方向に不規則に変化し、これにより画面
曲がりを生じ、画質を低下させるのみならず、その度合
いが著しいと表示内容の認識すら困難となる。
【0003】このような受信障害の対策として、画面曲
がりの直接的な原因となっている水平同期信号(HD)
の歪や欠落を補完するため、PLL(位相同期ループ、
Phase Locked Loop の略)方式により安定な水平同期信
号を作成する方法がある。
【0004】図8は、水平同期安定化装置としてのPL
L回路の一例を示すブロック図である。図8に示すPL
L回路は、位相比較器12と、ローパスフィルタ(以
下、LPFという)13と、電圧制御水晶発振器(以
下、VCXOという)14と、水平同期信号発生器15
とで構成されている。入力端子11には、映像信号から
図示しない水平同期分離回路で分離した水平同期信号を
基に再生される水平同期信号(HD)が入力され、この
水平同期信号は位相比較器12の一方の入力端に供給さ
れている。位相比較器12の他方の入力端には、水平同
期信号発生器15からの安定化水平同期信号(HD′)
が供給されている。位相比較器12は、2つの入力信号
間の位相差を常に比較し、その位相差によって生ずる位
相誤差電圧はLPF13で積分、平滑され、VCXO1
4の制御電圧として働く。VCXO14は、例えば発振
周波数が14.318180MHzであり、可変範囲が1kHz 程度と
いう高安定な発振器である。この発振信号を、水平同期
信号発生器15により910分周することで、NTSC
の標準テレビジョン信号の水平同期周波数と高精度で一
致する安定化水平同期信号(HD′)を生成して、出力
端子16から出力する。
【0005】上記の構成において、VCXO14の発振
周波数を910分周して得られる安定化水平同期信号
(HD′)は、受信されるテレビジョン映像信号や外部
入力の映像信号などから同期分離した水平同期信号に基
づいて得られる水平同期信号(HD)と位相比較器12
で位相比較され、位相が一致していない場合は、位相誤
差出力が得られる。この誤差出力は、LPF13により
積分して平滑され、VCXO14を電圧制御するように
なっている。そして、入力水平同期信号(HD)と安定
化出力水平同期信号(HD′)の位相が一致すると、位
相比較器12は誤差ゼロの安定な直流電圧を出力する。
このようにして得られた安定化水平同期信号(HD′)
を表示装置(例えば液晶パネル)の表示駆動回路に供給
して駆動すると、画面曲がりは解消される。
【0006】ところで、テレビジョン放送信号は標準テ
レビジョン信号に準拠してはいるものの、その水平同期
信号の位相は放送チャンネルによって異なっている。こ
のため、上述のようなPLL方式により現在受信中の放
送チャンネルで一旦同期が取れ高安定な画面表示をして
いても、チャンネル操作に基づいて受信チャンネルを変
更すると、水平同期信号(HD)と安定化水平同期信号
(HD′)間に最大±1/2H(1Hは水平周期)の位
相差が生じ、図9に示すように時間t=0をチャンネル
切換え時とすると、t=0をPLL引込み開始時として
PLL回路が動作し、位相が一致してロック完了するま
での時間(t=T2 )は、生成される安定化水平同期信
号(HD′)と受信される映像信号の水平同期信号(H
D)との位相が一致しない。
【0007】図10(a) 〜(c) に、このときの表示画面
の状態を示す。時間t=0,T1 ,T2 はそれぞれ図9
に示した各時間0,T1 ,T2 に対応している。図10
で、(a) はt=0のときの表示画面、(b) はt=T1 の
ときの表示画面、(c) はt=T2 のとき(即ちPLL引
込み動作完了時)の表示画面を示している。
【0008】t=T2 に至るまでの期間は、図10(a)
,(b)に示すように水平同期信号(又は水平ブランキン
グ信号)が表示画面上に現れ、PLLの引込み速度に比
例した速度で左又は右に移動した後に消える。
【0009】このように、受信チャンネルを変更する
と、PLLの引込みを完了するまで、目障りな表示画面
となる問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来は、
VCXOが高安定なゆえ、周波数可変範囲が狭く、結果
的に異なる位相のテレビジョン信号に切り換わった際、
位相が一致して正常な受像画面になるまでに時間がかか
り、その間、水平同期信号や水平ブランキング信号など
が画面上をゆっくりと左又は右に移動表示され、目障り
な画面となる不具合があった。
【0011】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、テレ
ビジョン信号のチャンネル切換え時に、画面上に目障り
な水平同期信号などが現れるのを防ぐことができると共
に、定常時は水平同期が高安定な画面表示を行うことが
できる水平同期安定化装置及びテレビジョン受信機を提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る水平同期安定化装置は、入力として供給される第1の
水平同期信号と内部生成の第2の水平同期信号とを位相
比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力を積分す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
て発振周波数が制御され、前記第2の水平同期信号を発
生する電圧制御発振手段と、前記位相比較器の出力値に
より前記第1の水平同期信号と前記第2の水平同期信号
との同期/非同期を判定する同期検出器と、前記同期検
出器の判定結果に基づき、前記第1の水平同期信号と前
記第2の水平同期信号とを切り換えて出力する切換回路
とを具備したものである。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の水
平同期安定化装置における前記切換回路が、前記同期検
出器の判定結果に基づき、前記第1,第2の水平同期信
号が非同期時には前記第1の水平同期信号を選択出力
し、前記第1,第2の水平同期信号が同期した時には前
記第1の水平同期信号に位相同期した前記第2の水平同
期信号を選択して出力することを特徴とする。
【0014】請求項1,2記載の発明によれば、位相比
較器の出力電圧値に基づき同期検出器にてPLL回路の
同期/非同期を検出することにより、前記第1,第2の
水平同期信号が非同期の時には、第1の入力水平同期信
号を選択して瞬時に水平同期の引込み動作を行わせるよ
う制御することで応答性の向上を図る一方、前記第1,
第2の水平同期信号が同期完了した後はPLL回路によ
り生成された高安定な内部生成の第2の水平同期信号に
切り換えて出力するよう制御することで高安定性を実現
している。
【0015】請求項3記載の発明によるテレビジョン受
信機は、テレビジョン放送信号を選局受信するチューナ
と、操作手段によるチャンネル操作に基づき、前記チュ
ーナに選局データを供給してチャンネル切換え制御する
ことが可能な選局回路と、前記チューナからの信号を検
波し、同期分離した信号を基に第1の水平同期信号を生
成する検波/同期再生手段と、前記検波/同期再生手段
からの映像検波された信号を処理し、表示装置に供給す
る映像処理手段と、入力として供給される前記第1の水
平同期信号と内部生成の第2の水平同期信号とを位相比
較する位相比較器と、前記位相比較器の出力を積分する
ローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力にて
発振周波数が制御され、前記第2の水平同期信号を発生
する電圧制御発振手段と、前記位相比較器の出力値によ
り前記第1の水平同期信号と前記第2の水平同期信号と
の同期/非同期を判定する同期検出器と、前記同期検出
器の判定結果に基づき、前記第1の水平同期信号と前記
第2の水平同期信号とを切り換えて出力する切換回路
と、前記切換回路からの水平同期信号に基づいて前記表
示装置を駆動する駆動回路とを具備したものである。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載のテ
レビジョン受信機における前記切換回路が、前記同期検
出器の判定結果に基づき、チャンネル切換え直後の非同
期時には前記第1の水平同期信号を選択出力し、チャン
ネル切換え後の定常時には前記第1の水平同期信号に位
相同期した前記第2の水平同期信号を選択して出力する
ことを特徴とする。
【0017】請求項3,4記載の発明によれば、位相比
較器の出力電圧値に基づき同期検出器にてPLL回路の
同期/非同期を検出することにより、テレビジョン信号
切換え時のPLL回路が非同期の時には、受信している
テレビジョン信号から同期再生される第1の入力水平同
期信号を選択して瞬時に水平同期の引込み動作を行わせ
るよう制御することで応答性の向上を図る一方、PLL
回路が同期完了後はPLL回路により生成された高安定
な内部生成の第2の水平同期信号に切り換えて出力する
よう制御することで高安定性を実現している。
【0018】請求項5記載の発明による水平同期安定化
装置は、入力として供給される第1の水平同期信号と内
部生成の第2の水平同期信号とを位相比較する位相比較
器と、前記位相比較器の出力を積分するローパスフィル
タと、前記ローパスフィルタの出力にて発振周波数が制
御され、前記第2の水平同期信号を発生する電圧制御発
振手段と、前記第1の水平同期信号の有無を検出する有
信号検出器と、前記位相比較器の出力値により前記第1
の水平同期信号と前記第2の水平同期信号との同期/非
同期を判定する同期検出器と、前記有信号検出器の検出
信号と前記同期検出器の判定信号との排他的論理和をと
る排他的論理和手段と、前記排他的論理和手段の出力に
基づき、前記第1の水平同期信号と前記第2の水平同期
信号とを切り換えて出力する切換回路とを具備したもの
である。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の水
平同期安定化装置における前記切換回路が、前記排他的
論理和手段の出力に基づき、前記第1の水平同期信号が
無い時は前記第2の水平同期信号を選択出力し、前記第
1の水平同期信号を検出した場合で、前記第1の水平同
期信号と前記第2の水平同期信号が非同期時には前記第
1の水平同期信号を選択出力し、前記第1の水平同期信
号と前記第2の水平同期信号が同期した時には前記第1
の水平同期信号に位相同期した前記第2の水平同期信号
を選択して出力することを特徴とする。
【0020】請求項5,6記載の発明によれば、排他的
論理和手段の出力に基づき、第1の入力水平同期信号が
無い時は、強制的に内部生成の第2の水平同期信号を選
択して出力すると共に、前記第1の水平同期信号を検出
した場合で、前記第1の水平同期信号と前記第2の水平
同期信号が非同期時には第1の入力水平同期信号を選択
出力し、第1の入力水平同期信号と第2の水平同期信号
が同期した時には第1の入力水平同期信号に位相同期し
た内部生成の安定な第2の水平同期信号を選択して出力
する。これにより、第1の入力水平同期信号が検出され
ない時及び第1の水平同期信号検出時及びその後におい
て、水平同期流れを伴わずに安定な画像表示を行うこと
が可能となる。
【0021】請求項7記載の発明によるテレビジョン受
信機は、テレビジョン放送信号を選局受信するチューナ
と、操作手段によるチャンネル操作に基づき、前記チュ
ーナに選局データを供給してチャンネル掃引するよう制
御することが可能な選局回路と、前記チューナからの信
号を検波し、同期分離した信号を基に第1の水平同期信
号を生成する検波/同期再生手段と、前記検波/同期再
生手段からの映像検波された信号を処理し、表示装置に
供給する映像処理手段と、入力として供給される第1の
水平同期信号と内部生成の第2の水平同期信号とを位相
比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力を積分す
るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に
て発振周波数が制御され、前記第2の水平同期信号を発
生する電圧制御発振手段と、前記第1の水平同期信号の
有無を検出し、有信号を検出したとき前記選局回路によ
るチャンネル掃引を停止させるよう制御する有信号検出
器と、前記位相比較器の出力値により前記第1の水平同
期信号と前記第2の水平同期信号との同期/非同期を判
定する同期検出器と、前記有信号検出器の検出信号と前
記同期検出器の判定信号との排他的論理和をとる排他的
論理和手段と、前記排他的論理和手段の出力に基づき、
前記第1の水平同期信号と前記第2の水平同期信号とを
切り換えて出力する切換回路と、前記切換回路からの水
平同期信号に基づいて前記表示装置を駆動する駆動回路
とを具備したものである。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項7記載のテ
レビジョン受信機における前記切換回路が、前記排他的
論理和手段の出力に基づき、無信号チャンネル掃引時は
前記第2の水平同期信号を選択出力し、有信号チャンネ
ルを検出した場合で、チャンネル検出直後若しくはチャ
ンネル切換え直後の非同期時には前記第1の水平同期信
号を選択出力し、チャンネル検出後若しくはチャンネル
切換え後の定常時には前記第1の水平同期信号に位相同
期した前記第2の水平同期信号を選択して出力すること
を特徴とする。
【0023】請求項7,8記載の発明によれば、排他的
論理和手段の出力に基づき、チャンネル掃引している時
(即ち無信号チャンネルの掃引時)は、強制的に内部生
成の第2の水平同期信号を選択して出力すると共に、有
信号チャンネルを検出した場合は、チャンネル検出直後
若しくはチャンネル切換え直後などの非同期時には第1
の入力水平同期信号を選択出力し、チャンネル検出後若
しくはチャンネル切換え後の定常時には第1の入力水平
同期信号に位相同期した内部生成の安定な第2の水平同
期信号を選択して出力する。これにより、チャンネル掃
引時においても、チャンネル表示などのオンスクリーン
表示を安定化させることができ、有信号チャンネル検出
時及びその後において、同期引込みの応答性に優れ、水
平同期流れを伴わずに安定な画像表示に移行することが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の水平
同期安定化装置を示すブロック図である。図8の従来例
と同一機能の箇所には同一符号を付して説明する。
【0025】図1に示す水平同期安定化装置は、位相比
較器12と、LPF13と、VCXO14と、水平同期
信号発生器15と、同期検出器17と、切換回路18と
で構成されている。VCXO14と水平同期信号発生器
15は、電圧制御発振手段を構成している。図8の従来
例と異なる点は、同期検出器17と、切換回路18を設
けた点である。
【0026】入力端子11には、映像信号から図示しな
い水平同期分離回路で分離した水平同期信号を基に再生
された水平同期信号(HD)が入力され、この水平同期
信号(HD)は位相比較器12の一方の入力端に供給さ
れると共に、切換回路18の一方の入力端に供給されて
いる。位相比較器12の他方の入力端には、水平同期信
号発生器15からの安定化水平同期信号(HD′)が供
給されている。位相比較器12は、2つの入力信号間の
位相差を常に比較し、その位相差によって生ずる位相誤
差出力電圧はLPF13に入力される一方、同期検出器
17に入力されている。前記位相比較出力電圧はLPF
13で積分、平滑され、VCXO14の制御電圧として
働く。VCXO14は、例えば発振周波数が14.318180M
Hzであり、可変範囲が1kHz 程度という高安定な発振器
である。この発振信号を、水平同期信号発生器15によ
り910分周することで、NTSCの標準テレビジョン
信号の水平同期周波数と高精度で一致する安定化水平同
期信号(HD′)を生成して、切換回路18の他方の入
力端に供給する。同期検出器17は、位相比較器12の
出力電圧を導き、該出力電圧が所定値か否かを検出する
ことにより同期/非同期の検出を行う。切換回路18
は、入力端子11からの水平同期信号(HD)と水平同
期信号発生器15からの安定化水平同期信号(HD′)
とを入力し、前記同期検出器17の同期/非同期の検出
出力に基づいて、水平同期信号(HD)と安定化水平同
期信号(HD′)の一方を選択して出力端子16に出力
する。
【0027】上記の構成において、VCXO14の発振
周波数を910分周して得られる安定化水平同期信号
(HD′)は、受信されるテレビジョン映像信号や外部
入力の映像信号などから同期分離した水平同期信号に基
づいて得られる水平同期信号(HD)と、位相比較器1
2で位相比較され、位相が一致していない場合は、位相
誤差出力が得られる。この誤差出力は、LPF13によ
り積分して平滑され、VCXO14を電圧制御するよう
になっている。そして、入力水平同期信号(HD)と安
定化出力水平同期信号(HD′)の位相が一致すると、
位相比較器12は誤差ゼロの安定な直流電圧を出力す
る。
【0028】図2は位相比較器12の出力電圧特性を示
すグラフである。横軸に2つの入力同期信号の位相差
を、縦軸に位相差に対する出力電圧を示している。ま
た、図3は同期検出器17の入出力特性を示すグラフで
ある。横軸に入力電圧を、縦軸に出力電圧を示してい
る。
【0029】位相比較器12の出力電圧は、図2に示す
ように入力水平同期信号(HD)とPLL安定化水平同
期信号(HD′)との位相差がゼロで同期が取られてい
る状態ではV1 となるが、位相差が僅かでも存在する
と、位相差の極性によりV2 又は0となる特性を有す
る。換言すれば、位相差があると、V2 又は0の出力と
なるが、PLLが動作し位相差ゼロにロックすると出力
はV1 に収束する。
【0030】そして、位相比較器12の出力電圧を、図
3に示す特性の同期検出器17にて検出することによ
り、PLLの同期/非同期を判別することが可能とな
る。同期検出器17は、例えば入力電圧がV1 ±Δの時
のみ(即ち同期の時のみ)“H”(VDD)を出力し、そ
れ以外の入力電圧時(即ち非同期時)は“L”を出力す
るようなウィンドウコンパレータで実現できる。そし
て、同期検出器17の出力が“L”の場合(即ち非同期
の場合)は、切換回路18は入力水平同期信号(HD)
を選択して出力する一方、同期検出器17の出力が
“H”の場合(即ち同期の場合)は、切換回路18はP
LL安定化水平同期信号(HD′)を選択して出力す
る。
【0031】図4は、図1の水平同期安定化装置を用い
た車載用などのテレビジョン受信機の要部を示すブロッ
ク図である。
【0032】図4において、テレビジョン放送信号がア
ンテナ1を経てチューナ2に供給される。チューナ2
は、選局回路4からの選局データに基づきテレビジョン
放送信号を選局、受信する。選局回路4は、操作手段3
によるチャンネル操作に基づき、チューナ2に対して各
チャンネルに対応した選局データを出力することによ
り、チャンネル操作に対応したチャンネル切換えを行う
よう制御する。チューナ2で選局、受信されたテレビジ
ョン信号は検波手段5で映像検波され、ベースバンドの
映像信号となって次段の映像処理回路6へ送られ、ここ
で映像処理されて、合成回路8に供給される。合成回路
8では、選局回路4のチャンネル切換え制御に応じたチ
ャンネル表示などを行うためのオンスクリーン信号が、
オンスクリーン信号発生回路7から供給されており、前
記映像処理回路6からの映像信号と合成されて、図示し
ない表示装置(例えば液晶表示装置)に供給されて、映
像表示される。検波手段5は、チューナ2からの信号を
検波すると共に、水平同期信号を分離して同期再生回路
19に出力する。検波手段5と同期再生回路19は、検
波/同期再生手段を構成している。同期再生回路19
は、同期分離した水平同期信号を基に水平駆動用の水平
同期信号(HD)を生成する。得られた水平同期信号
(HD)は位相比較器12の一方の入力端及び切換回路
18の一方の入力端に供給される。位相比較器12、L
PF13、VCXO14、水平同期信号発生器15、同
期検出器17、及び切換回路18の接続構成は図1と同
様である。切換回路18の出力端子16に得られる出力
水平同期信号は、図示しない前記表示装置の表示駆動回
路へ供給され、画面表示する際の水平同期をとるのに使
用される。
【0033】以上のように構成することにより、受信チ
ャンネル切換え時のように受信されるテレビジョン放送
信号の水平同期位相が異なった水平同期信号(HD)が
入力されると、今まで受信していたチャンネルに同期し
ていたPLLによる安定化水平同期信号(HD′)と、
チャンネル切換え後のテレビジョン放送信号に基づく水
平同期信号(HD)とは、位相が一致していないため、
位相比較器12の出力電圧はV1 から外れ、同期検出器
17は“L”を出力し、これによって切換回路18は、
現在の受信信号に基づく水平同期信号(HD)を選択
し、出力端子16に出力する。この水平同期信号(H
D)は図示しない表示駆動回路に供給され、表示装置に
は瞬時に同期のとれた画面が得られる。なお、受信条件
が悪いと水平ジッタや画面曲がりを伴った画像になるこ
ともある。
【0034】そして、時間の経過と共にPLL動作にお
ける位相ずれが減少し、位相ずれがゼロ近くになると、
位相比較器12の出力電圧がV1 となり、同期検出器1
7から“H”が出力されるため、切換回路18はPLL
による安定化された水平同期信号(HD′)を選択し出
力端子16に出力する。この結果、ゴーストや弱電界の
テレビジョン信号受信時にも水平ジッタや画面曲がりの
ない安定な画像が得られる。このように同期検出器17
の出力により、入力水平同期信号(HD)とPLLによ
る安定化水平同期信号(HD′)とを切り換えて出力す
ることで、水平同期流れのない高安定な画像が得られる
ことになる。また、チャンネル切換え時にチャンネル表
示などのオンスクリーン表示を安定化させることも可能
となる。
【0035】図5は本発明の他の実施の形態の水平同期
安定化装置を示すブロック図である。
【0036】図5において、図1の実施の形態と異なる
点は、水平同期信号が入力される入力端子11と位相比
較器12との間に、発振器内蔵の同期再生回路19を配
設する一方、入力端子11に入力される水平同期信号の
有無を検出する有信号検出器20を設け、かつ位相比較
器12の出力電圧を図1と同様に同期検出器17に供給
し、その同期検出器17の同期検出出力と、前記有信号
検出器20の信号有無の検出信号とを排他的論理和否定
回路21に供給し、その排他的論理和否定出力を切換制
御信号として切換回路18の2つの入力信号から一方を
選択して出力する構成としたものである。同期再生回路
19は、テレビジョン映像信号或いは外部入力される映
像信号から同期分離した水平同期信号を基に水平駆動用
の水平同期信号(HD)を生成する。得られた水平同期
信号(HD)は位相比較器12の一方の入力端及び切換
回路18の一方の入力端に供給される。その他の、位相
比較器12、LPF13、VCXO14、及び切換回路
18の接続構成については、図1と同様である。
【0037】図6は、図5の水平同期安定化装置を用い
た車載用などのテレビジョン受信機の要部を示すブロッ
ク図である。
【0038】図6において、テレビジョン放送信号がア
ンテナ1を経てチューナ2に供給される。チューナ2
は、選局回路4からの選局データに基づきテレビジョン
放送信号を選局、受信する。選局回路4は、操作手段3
によるチャンネル操作に基づき、チューナ2に対して各
チャンネルに対応した選局データを出力することによ
り、チャンネル操作に対応したチャンネル切換えを行う
よう制御する。チューナ2で選局、受信されたテレビジ
ョン信号は検波手段5で映像検波され、ベースバンドの
映像信号となって次段の映像処理回路6へ送られ、ここ
で映像処理されて、合成回路8に供給される。合成回路
8では、選局回路4のチャンネル切換え制御に応じたチ
ャンネル表示などを行うためのオンスクリーン信号が、
オンスクリーン信号発生回路7から供給されており、前
記映像処理回路6からの映像信号と合成されて、図示し
ない表示装置(例えば液晶表示装置)に供給されて、映
像表示される。検波手段5は、チューナ2からの信号を
検波すると共に、水平同期信号を分離して有信号検出器
20及び同期再生回路19に供給する。有信号検出器2
0、同期再生回路19、位相比較器12、LPF13、
VCXO14、水平同期信号発生器15、同期検出器1
7、排他的論理和否定回路21及び切換回路18の接続
構成は図5と同様である。切換回路18の出力端子16
に得られる出力水平同期信号は、図示しない前記表示装
置の表示駆動回路へ供給され、画面表示する際の水平同
期をとるのに用いられる。
【0039】この回路の動作を、図7のタイミング図を
参照して説明する。図7は、受信チャンネル掃引時にお
ける、図6の動作を説明するものである。
【0040】図7において、t1 ,t3 の区間は無信号
チャンネルを掃引している期間であり、A,Bの区間は
有信号チャンネルを検出してから水平同期信号(HD)
と安定化水平同期信号(HD′)とが同期するまでの期
間を示し、Aの区間はチャンネル掃引によって有信号チ
ャンネルを選局したとき、選局した水平同期信号(H
D)の位相が内部安定化水平同期信号(HD′)の位相
より例えば進み位相にある期間(非同期の状態)を示
し、Bの区間はチャンネル掃引によって有信号チャンネ
ルを選局したとき、選局した水平同期信号(HD)の位
相が内部安定化水平同期信号(HD′)の位相より例え
ば遅れ位相にある期間(非同期の状態)を示している。
t2 ,t4 の区間は、有信号チャンネルを選局したとき
に、それぞれA,Bの区間を経て入力同期信号(HD)
と内部安定化水平同期信号(HD′)が同期状態に入っ
た期間を示している。
【0041】まず、操作手段3の操作によってチャンネ
ル掃引(オートサーチとも言われる)を指示したとす
る。t1 の区間において無信号チャンネルを掃引してい
るとすると、有信号検出器20の出力(a) は図7(a) に
示すように“L”となる一方、位相比較器2の出力(b)
が図7(b) に示すように0のであり同期検出器17の出
力(c) も図7(c)に示すように“L”となり、排他的論
理和否定回路21の出力(d) は図7(d)に示すように
“H”となるため、切換回路8はVCXO4で安定化さ
れた水平同期信号(HD′)(図7(e) 参照)を選択し
て出力する。その後、有信号のnチャンネルを掃引して
いるとすると、有信号検出器20の出力(a) が図7(a)
に示すように“H”となり、これにより選局回路4の掃
引動作を停止するが、このときの安定化水平同期信号
(HD)は例えば進み位相であるため掃引停止直後のA
区間は位相比較器12の出力電圧(b) が図7(b) に示す
ようにV2であり、同期検出器17の出力(c) は図7(c)
に示すように“L”のままであり、排他的論理和否定
回路21の出力(d) は図7(d) に示すように“L”とな
り、その結果、切換回路18は応答性の速い同期再生回
路19からの水平同期信号(HD)(図7(e) 参照)を
選択して出力する。そして、t2 の区間になると、水平
同期信号(HD)と安定化水平同期信号(HD′)との
同期がとれるため、位相比較器2の出力(b) はV1 とな
り同期検出器7の出力(c) は“H”となるため、排他的
論理和否定回路11の出力(d) は図7(d) に示すように
再び“H”となり、切換回路8は安定な水平同期信号
(HD′)(図7(e) 参照)に切り換わる。
【0042】その後、別のチャンネルを受信すべく、チ
ャンネル掃引を再開すると、t3 の区間で無信号チャン
ネルを掃引した後、有信号のn+kチャンネルを受信
し、有信号検出器10の出力(a) が図7(a) に示すよう
“H”となり、これにより選局回路4の掃引動作を停止
するが、このときの水平同期信号(HD)は例えば遅れ
位相であるため掃引停止直後のB区間は位相比較器12
の出力電圧(b) が図7(b) に示すように0であり、同期
検出器17の出力(c) は図7(c) に示すように“L”の
ままであり、排他的論理和否定回路21の出力(d) は図
7(d) に示すように“L”となり、その結果、切換回路
18は応答性の速い同期再生回路19からの水平同期信
号(HD)(図7(e) 参照)を選択して出力する。そし
て、t4 の区間になると、水平同期信号(HD)と安定
化水平同期信号(HD′)との同期がとれるため、位相
比較器2の出力(b) は図7(b) に示すようにV1 となり
同期検出器17の出力(c) は図7(c) に示すように
“H”となるため、排他的論理和否定回路21の出力
(d) は図7(d) に示すように再び“H”となり、切換回
路18は安定な水平同期信号(HD′)(図7(e) 参
照)に切り換わる。
【0043】このように、図6の受信機では、無信号チ
ャンネル掃引時と、有信号チャンネル検出によって掃引
停止した後に安定化水平同期信号(HD′)と水平同期
信号(HD)が同期した時は、安定な水平同期信号(H
D′)を出力する一方、有信号検出によって掃引停止し
た直後の非同期時は応答性の良い水平同期信号(HD)
を出力することで、無信号チャンネル及び有信号チャン
ネル掃引時のいずれの時においても、チャンネル表示な
どのオンスクリーン表示を安定化させることができる一
方、有信号チャンネル検出後においても水平同期流れを
伴わずに安定な画像表示に移行できる。
【0044】なお、図5及び図6では、排他的論理和否
定回路21を用いているが、これに代えて排他的論理和
回路を使用し、その出力にて切換回路18の切換えを行
ってもよい。ただし、このときは、排他的論理和回路の
出力が“H”のときに水平同期信号HDを選択し、
“L”のときに安定化水平同期信号(HD′)を選択す
るように構成すればよい。
【0045】以上の実施の形態によれば、応答性の良い
入力水平同期信号とVCXOによるPLL高安定化水平
同期信号を、両者の同期/非同期により切り換えて出力
することにより、同期流れを生ずることなく常に安定な
画像を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、テレ
ビジョン信号のチャンネル切換え時に、画面上に目障り
な水平同期信号などが現れるのを防ぐことができると共
に、定常時は水平同期が高安定な画面表示を行うことが
できる。従って、同期流れを生ずることなく常に安定な
画面表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の水平同期安定化装置を
示すブロック図。
【図2】図1における位相比較器の入力信号の位相差に
対する出力電圧特性を示す図。
【図3】図1における同期検出器の入出力特性を示す
図。
【図4】図1の水平同期安定化装置を用いたテレビジョ
ン受信機の要部構成を示すブロック図。
【図5】本発明の他の実施の形態の水平同期安定化装置
を示すブロック図。
【図6】図5の水平同期安定化装置を用いたテレビジョ
ン受信機の要部構成を示すブロック図。
【図7】図6の動作を説明するタイミング図。
【図8】従来の水平同期安定化装置を示すブロック図。
【図9】図8の動作を説明するタイミング図。
【図10】図9の動作タイミングに対応した画面状態を
示す図。
【符号の説明】
2…チューナ 3…操作手段 4…選局回路 5…検波手段 6…映像処理回路 12…位相比較器 13…ローパスフィルタ 14…電圧制御水晶発振器 15…水平同期信号発生器 14と15…電圧制御発振手段 17…同期検出器 18…切換回路 19…同期再生手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力として供給される第1の水平同期信号
    と内部生成の第2の水平同期信号とを位相比較する位相
    比較器と、 前記位相比較器の出力を積分するローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力にて発振周波数が制御さ
    れ、前記第2の水平同期信号を発生する電圧制御発振手
    段と、 前記位相比較器の出力値により前記第1の水平同期信号
    と前記第2の水平同期信号との同期/非同期を判定する
    同期検出器と、 前記同期検出器の判定結果に基づき、前記第1の水平同
    期信号と前記第2の水平同期信号とを切り換えて出力す
    る切換回路とを具備したことを特徴とする水平同期安定
    化装置。
  2. 【請求項2】前記切換回路は、 前記同期検出器の判定結果に基づき、前記第1,第2の
    水平同期信号が非同期時には前記第1の水平同期信号を
    選択出力し、前記第1,第2の水平同期信号が同期した
    時には前記第1の水平同期信号に位相同期した前記第2
    の水平同期信号を選択して出力することを特徴とする請
    求項1記載の水平同期安定化装置。
  3. 【請求項3】テレビジョン放送信号を選局受信するチュ
    ーナと、 操作手段によるチャンネル操作に基づき、前記チューナ
    に選局データを供給してチャンネル切換え制御すること
    が可能な選局回路と、 前記チューナからの信号を検波し、同期分離した信号を
    基に第1の水平同期信号を生成する検波/同期再生手段
    と、 前記検波/同期再生手段からの映像検波された信号を処
    理し、表示装置に供給する映像処理手段と、 入力として供給される前記第1の水平同期信号と内部生
    成の第2の水平同期信号とを位相比較する位相比較器
    と、 前記位相比較器の出力を積分するローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力にて発振周波数が制御さ
    れ、前記第2の水平同期信号を発生する電圧制御発振手
    段と、 前記位相比較器の出力値により前記第1の水平同期信号
    と前記第2の水平同期信号との同期/非同期を判定する
    同期検出器と、 前記同期検出器の判定結果に基づき、前記第1の水平同
    期信号と前記第2の水平同期信号とを切り換えて出力す
    る切換回路と、 前記切換回路からの水平同期信号に基づいて前記表示装
    置を駆動する駆動回路とを具備したことを特徴とするテ
    レビジョン受信機。
  4. 【請求項4】前記切換回路は、 前記同期検出器の判定結果に基づき、チャンネル切換え
    直後の非同期時には前記第1の水平同期信号を選択出力
    し、チャンネル切換え後の定常時には前記第1の水平同
    期信号に位相同期した前記第2の水平同期信号を選択し
    て出力することを特徴とする請求項3記載のテレビジョ
    ン受信機。
  5. 【請求項5】入力として供給される第1の水平同期信号
    と内部生成の第2の水平同期信号とを位相比較する位相
    比較器と、 前記位相比較器の出力を積分するローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力にて発振周波数が制御さ
    れ、前記第2の水平同期信号を発生する電圧制御発振手
    段と、 前記第1の水平同期信号の有無を検出する有信号検出器
    と、 前記位相比較器の出力値により前記第1の水平同期信号
    と前記第2の水平同期信号との同期/非同期を判定する
    同期検出器と、 前記有信号検出器の検出信号と前記同期検出器の判定信
    号との排他的論理和をとる排他的論理和手段と、 前記排他的論理和手段の出力に基づき、前記第1の水平
    同期信号と前記第2の水平同期信号とを切り換えて出力
    する切換回路とを具備したことを特徴とする水平同期安
    定化装置。
  6. 【請求項6】前記切換回路は、 前記排他的論理和回路の出力に基づき、前記第1の水平
    同期信号が無い時は前記第2の水平同期信号を選択出力
    し、前記第1の水平同期信号を検出した場合で、前記第
    1の水平同期信号と前記第2の水平同期信号が非同期時
    には前記第1の水平同期信号を選択出力し、前記第1の
    水平同期信号と前記第2の水平同期信号が同期した時に
    は前記第1の水平同期信号に位相同期した前記第2の水
    平同期信号を選択して出力することを特徴とする請求項
    5記載の水平同期安定化装置。
  7. 【請求項7】テレビジョン放送信号を選局受信するチュ
    ーナと、 操作手段によるチャンネル操作に基づき、前記チューナ
    に選局データを供給してチャンネル掃引するよう制御す
    ることが可能な選局回路と、 前記チューナからの信号を検波し、同期分離した信号を
    基に第1の水平同期信号を生成する検波/同期再生手段
    と、 前記検波/同期再生手段からの映像検波された信号を処
    理し、表示装置に供給する映像処理手段と、 入力として供給される第1の水平同期信号と内部生成の
    第2の水平同期信号とを位相比較する位相比較器と、 前記位相比較器の出力を積分するローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力にて発振周波数が制御さ
    れ、前記第2の水平同期信号を発生する電圧制御発振手
    段と、 前記第1の水平同期信号の有無を検出し、有信号を検出
    したとき前記選局回路によるチャンネル掃引を停止させ
    るよう制御する有信号検出器と、 前記位相比較器の出力値により前記第1の水平同期信号
    と前記第2の水平同期信号との同期/非同期を判定する
    同期検出器と、 前記有信号検出器の検出信号と前記同期検出器の判定信
    号との排他的論理和をとる排他的論理和手段と、 前記排他的論理和手段の出力に基づき、前記第1の水平
    同期信号と前記第2の水平同期信号とを切り換えて出力
    する切換回路と、 前記切換回路からの水平同期信号に基づいて前記表示装
    置を駆動する駆動回路とを具備したことを特徴とするテ
    レビジョン受信機。
  8. 【請求項8】前記切換回路は、 前記排他的論理和回路の出力に基づき、無信号チャンネ
    ル掃引時は前記第2の水平同期信号を選択出力し、有信
    号チャンネルを検出した場合で、チャンネル検出直後若
    しくはチャンネル切換え直後の非同期時には前記第1の
    水平同期信号を選択出力し、チャンネル検出後若しくは
    チャンネル切換え後の定常時には前記第1の水平同期信
    号に位相同期した前記第2の水平同期信号を選択して出
    力することを特徴とする請求項7記載のテレビジョン受
    信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006060483A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Sharp Corp 垂直同期回路およびそれを備えたテレビジョン受信機
JP2009506715A (ja) * 2005-08-29 2009-02-12 ソニー株式会社 コントロール3信号合成

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JP2006060483A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Sharp Corp 垂直同期回路およびそれを備えたテレビジョン受信機
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