JP2004048249A - 放送番組記録再生装置、この放送番組記録再生装置の放送番組送出方法、及び放送番組送出システム - Google Patents
放送番組記録再生装置、この放送番組記録再生装置の放送番組送出方法、及び放送番組送出システム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】番組データの収録及び再生を独立して行なうことが可能な1台の番組サーバ11を使用し、番組データの収録中において、運用者が番組サーバ11の番組データメモリ114に記録されている番組データの中から放送に使用すべき複数のロールデータを抜き出し、これらロールデータと送出開始指示情報及び送出停止指示情報とを対応付けて指示情報メモリ115に登録しておく。そして、放送時間帯に、CPU113は、放送中のロールデータの送出停止点の所定時間前に該ロールデータに対応する送出停止指示情報、及び次に読み出すべきロールデータに対応する送出開始指示情報を指示情報メモリ115から読み出して自動番組送出制御装置14に伝送する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば収録中にあるスポーツ番組を放送するために使用する放送番組記録再生装置、この放送番組記録再生装置の放送番組送出方法、及び放送番組記録再生装置を用いた放送番組送出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、例えばスポーツ番組を放送する放送システムにあっては、スポーツ番組をVTR(Video Tape Recorder)のテープに収録し、この収録した番組データの中から放送すべき番組データを別のVTRのテープにダビングするようにしている。
【0003】
ところで、このような放送システムでは、スポーツ番組の収録時間と、この収録番組の放送時間が重なっても、該収録番組の放送を間断なく実行する必要がある。このような場合従来では、番組の収録を複数台のVTRにより行なうようにしている。すなわち、番組の収録開始時に1台のVTRにより番組の収録を行ない、番組の放送開始時刻の所定時間前に収録中にあるVTRのテープに収録された番組データから放送する箇所を抜き取る編集をし、この編集結果を別のテープにダビングしている。この編集作業中に、残り未使用のVTRのうちの1台を使用して番組収録処理を続行する。このような編集作業は、収録すべき番組が終了するまでVTRごとに繰り返し行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのような従来の方法では、番組の収録から放送すべき番組の編集及び放送までの作業の大半が人手により行なわれるため、番組編集に多くの手間と時間がかかるとともに、人為的ミスも発生しやすい。このため、放送直前での編集作業ができない。
【0005】
また、番組の収録時間と、収録番組の放送時間と重なる時間が長くなる程、VTRの台数が増えることになり、さらにこのVTRを操作する操作者の数も増えることになる。このため、番組編集に要する運用費用や人件費も増大することになる。さらに、放送すべき番組中にCM(コマーシャル)も挟んで編集しなければならないため、編集作業に多くの手間がかかる。
【0006】
この発明の目的は、番組の収録時間とこの収録番組の放送時間との重なりによらず、放送に使用する収録番組データの編集を1台の装置で迅速かつ適切に行なえるようにし、これにより運用者側におけるコスト及び労力の低減を可能とする放送番組記録再生装置、この放送番組記録再生装置の放送番組送出方法、及び放送番組送出システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
(1)の発明に係る放送番組記録再生装置は、外部に設けられた外部制御装置からの制御に基づいて、第1の記憶手段に第1時間長の番組データを記録している状態で、第1の記憶手段に記憶された番組データを第1時間長より短い第2時間長の番組データに生成し放送信号として送出する放送番組記録再生装置を対象にしている。
そして、第1の記憶手段に記憶された第1時間長の番組データの中から第2時間長の番組データとして放送に使用すべき複数の放送成分データを抜き出し、これら放送成分データを表す識別情報ごとに、それぞれ送出開始点のデータが格納された第1の記憶手段の記憶領域を指示するための第1の指示情報及び送出停止点のデータが格納された第1の記憶手段の記憶領域を指示するための第2の指示情報を記憶する第2の記憶手段と、外部制御装置から与えられ第1の記憶手段の記憶領域を特定するためのアドレスを含む再生指令信号に応じて、第1の記憶手段から放送成分データを読み出して放送信号として送出し、かつ再生停止指令信号に応じて前記第1の記憶手段からの放送成分データの読み出しを停止するものであって、放送成分データの読み出し状態に基づいて、第2の記憶手段から該放送成分データに対応する第2の指示情報及び次に読み出すべき放送成分データに対応する第1の指示情報を読み出して外部制御装置に送出する再生制御手段とを具備し、外部制御装置にて、第1の指示情報に基づいて再生制御手段に対し再生指令信号を与え、第2の指示情報に基づいて再生制御手段に対し再生停止指令信号を与えるようにしたものである。
【0008】
(1)の発明によれば、情報の書き込み及び読み出しを独立して行なうことが可能なメモリを備えた1台の装置を使用し、このメモリに記録されている第1時間長の番組データの中から放送に使用すべき複数の放送成分データを抜き出し、これら放送成分データと第1及び第2の指示情報とを対応付けることにより、放送成分データの読み出し状態に基づいて、この読み出し状態にある放送成分データに対応する第2の指示情報、及び次に読み出すべき放送成分データに対応する第1の指示情報が外部制御装置に伝送されることになる。
【0009】
従って、外部制御装置では、上記第1及び第2の指示情報に基づいて、放送成分データの送出開始タイミング及び送出停止タイミングを把握することができ、この把握結果に基づき再生指令信号及び再生停止指令信号を任意に送出することができる。このため、運用者はメモリに記録されている第1時間長の番組データから複数の放送成分データを抜き出し、この放送成分データに対応付けて第1及び第2の指示情報を登録しておくだけで収録テープの巻き戻し操作や放送成分データを別のテープにダビングする操作が一切不要となり、これにより番組編集及び放送における操作上の負担は大幅に軽減される。また、番組編集に要する時間が短縮されることにより放送直前であっても番組編集が可能となり、さらに操作ミスの発生が防止されて正確で信頼性の高い番組編集及び放送を行なうことが可能となる。
【0010】
(2)時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、第2時間長の番組データの放送開始時刻を示す情報及び放送終了時刻を示す情報を記憶する第3の記憶手段とをさらに備え、再生制御手段は、時刻情報取得手段により取得される時刻情報と第3の記憶手段に記憶された放送開始時刻を示す情報及び放送終了時刻を示す情報とをそれぞれ比較し、この比較結果に基づき放送開始時刻の所定時間前に外部制御装置に対し放送開始を指示し、放送終了時刻の所定時間前に外部制御装置に対し放送終了を指示するようにしたものである。
【0011】
(2)の発明によれば、放送すべき第2時間長の番組データの放送開始時刻を示す情報及び放送終了時刻を示す情報を記憶したメモリを用意しておくことにより、別途得られる時刻情報とメモリに記憶された放送開始時刻を示す情報及び放送終了時刻を示す情報とがそれぞれ比較されることで放送開始時刻の所定時間前及び放送終了時刻の所定時間前が判定され、この判定結果に基づき放送開始の指示情報及び放送終了の指示情報がそれぞれ外部制御装置に伝送されることになる。
従って、収録中の番組データの放送開始時刻及び放送終了時刻の判定が自装置において行なわれることになるため、外部制御装置の処理負荷は低く抑えられる。
【0012】
(3)上記(1)の放送番組記録再生装置と、この放送番組記録再生装置にて送出される第1の番組データとは独立した第2の番組データを送出する番組再生装置と、放送番組記録再生装置の出力及び番組再生装置の出力のいずれか一方を放送信号として選択的に導出する切替スイッチと、放送番組記録再生装置から出力される第1の指示情報に基づいて、番組再生装置に対し再生停止指令信号を与え、放送番組記録再生装置に対し再生指令信号を与えた上で、切替スイッチを番組再生装置の出力から放送番組記録再生装置の出力に切り替え、放送番組記録再生装置から出力される第2の指示情報に基づいて、放送番組記録再生装置に対し再生停止指令信号を与え、番組再生装置に対し再生指令信号を与えた上で放送番組記録再生装置の出力から番組再生装置の出力に切り替える番組切替制御装置とを備えるようにしたものである。
【0013】
(3)の発明によれば、放送番組記録再生装置から番組切替制御装置へ第1及び第2の指示情報が伝送されることになり、番組切替制御装置にて第1及び第2の指示情報に基づいて放送番組記録再生装置の出力及び番組再生装置の出力のうちのいずれか一方が放送信号として自動的に送出されることになる。
従って、番組切替制御装置の運用者にとって、予め第1の番組データの送出タイミング及び第2の番組データの送出タイミングをアンタイムで番組切替制御装置に設定するだけでよく、その分労力を大幅に低減することが可能となる。
【0014】
(4)放送番組記録再生装置は、第1及び第2の指示情報の送出時に、第2の番組データを送出するための送出指示情報を第1及び第2の指示情報とともに番組切替制御装置に出力する切替指示情報出力手段を備えることを特徴とする。 (4)の発明によれば、放送番組記録再生装置の運用者が自身で第2の番組データの放送タイミングを判断して指示することができ、これにより放送成分データ間で第2の番組データを任意に放送させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態とする放送番組送出システムの概略構成を示すブロック図である。
図1のシステムにおいて、バス10には番組サーバ11、CMサーバ12、スイッチャー13及び自動番組送出制御装置(APC)14が接続される。
【0016】
番組サーバ11は放送すべき番組データを記録し、自動番組送出装置14からの再生指令信号に基づき、記録した番組データを再生してスイッチャー13に出力する。また、自動番組送出装置14からの再生停止指令信号に基づき、番組データを再生停止する。CMサーバ12は放送すべきCM(コマーシャル)データを記録し、自動番組送出装置14からの再生指令信号に基づき、記録したCMデータを再生してスイッチャー13に出力する。これら番組サーバ11の出力及びCMサーバ12の出力は、スイッチャー13によって選択的に導出され、以後放送信号として送出される。自動番組送出制御装置14は、放送スケジュールデータに従って、番組サーバ11及びCMサーバ12に再生指令信号または再生停止指令信号を送出した上で、スイッチャー13の切替制御を行なう。また、自動番組送出制御装置14は、番組サーバ11の出力及びCMサーバ12の出力以外にも、他の番組データの送出制御及び切替制御も行なっている。
【0017】
図2は、上記番組サーバ11の構成を示すブロック図である。
図2において、データバス111上には入力インタフェース(I/F)、CPU113、番組データメモリ114、指示情報メモリ115、放送スケジュールメモリ116、バスI/F117及び出力インタフェース(I/F)118が接続される。
【0018】
入力インタフェース112から入力される収録中の番組データは、CPU113によって番組データメモリ114に順次格納される。CPU113は、端末119からの要求に応じて、番組データメモリ114に格納されている番組データを端末119に通知する。そして、端末119により図3に示す如く放送用に編集処理されたロールデータの識別情報を指示情報メモリ115に格納するとともに、このロールデータの識別情報に対応付けて送出開始点のデータが格納された番組データメモリ114の領域を指示するための送出開始指示情報及び送出停止点のデータが格納された番組データメモリ114の領域を指示するための送出停止指示情報を格納する。この記憶内容の一例を図4に示す。
【0019】
また、CPU113は、番組データの収録中において、バスインタフェース117を介して到来する自動番組送出制御装置14からの再生指令信号が入力されたとき、番組データメモリ114に格納されたロールデータを読み出し、出力インタフェース118を介して出力する。このとき、CPU113は、読み出されるロールデータが送出停止点に到達するか否かを監視しており、送出停止点に到達する所定時間前に、該ロールデータに対応する送出停止指示情報及び次に読み出すべきロールデータの送出開始指示情報を指示情報メモリ115から読み出し、バスインタフェース117を介して自動番組送出制御装置14に送出する。なお、再生指令信号には、番組データメモリ114から読み出すべきロールデータの記憶領域を特定するためのアドレスが含まれている。また、CPU113は、バスインタフェース117を介して到来する自動番組送出制御装置14からの再生停止指令信号が入力されたとき、ロールデータの読み出し処理を停止する。
【0020】
放送スケジュールメモリ116には、図5に示す如く、自動番組送出制御装置14から与えられる放送開始時刻及び放送終了時刻を示すデータが格納されている。CPU113は、タイマ15で計時される時刻と放送スケジュールメモリ116に格納された放送開始時刻及び放送終了時刻とをそれぞれ比較し、この比較結果に基づき放送開始時刻の所定時間前(約3秒前)に自動番組送出制御装置14に対し指示制御(TAKE制御)を行ない、また放送終了時刻の所定時間前に自動番組送出制御装置14に対しTAKE制御を行なう。
【0021】
次に、上記構成による動作について説明する。
ここで、サッカーの試合を収録する場合、サッカーの試合は、例えば15:00から17:00までの2時間予定されているが、放送時間は16:00から17:30の1時間30分であったとする。この収録中にあるサッカー試合の番組データは、収録中のVTRカメラから放送局に伝送され、この放送局中の番組サーバ11に転送される。番組サーバ11において、入力インタフェース112を介して到来した番組データは、CPU113によって、番組データメモリ114に格納される。
【0022】
端末119から番組データの編集要求が到来すると、CPU113は番組データメモリ114に格納されている番組データを端末119に通知する。このとき、自動番組送出制御装置14からCPU113に対し図6(a)に示す番組のフォーマットデータが通知され、CPU113はこのフォーマットデータを端末119に通知する。端末119の操作者は、通知された番組データの中から放送に使用するロールデータを抜き出し、このロールデータを図6(b)に示すようにフォーマットデータの本編部分にはめこむ処理を行ない、それとともにロールデータの送出開始点及び送出停止点を指定する。すると、CPU113は、端末119にて編集されたフォーマットデータを放送スケジュールメモリ116に格納し、また指定されたロールデータの送出開始点の指示情報及び送出停止点の指示情報をロールデータの識別情報に対応付けて指示情報メモリ115に格納する。
【0023】
そして、CPU113は、放送スケジュールメモリ116に記憶されている放送開始時刻(16:00)の約3秒前に自動番組送出制御装置14に対しTAKE制御を行ない、図7に示す制御処理を開始する。
この制御処理を開始すると、CPU113は自動番組送出装置14から到来する再生指令信号の入力があるか否かの判断を行ない(ステップST7a)、再生指令信号が入力されたならば(Yes)、番組データメモリ114から該当するロールデータを読み出して出力インタフェース118に転送し(ステップST7b)、この読み出し状態にあるロールデータの送出停止点の所定時間前になるか否かの判断を行ない(ステップST7c)、所定時間前になるまで上記ステップST7b乃至ステップST7cの処理を繰り返し実行する。
【0024】
そして、送出停止点の所定時間前になったならば(Yes)、CPU113は指示情報メモリ115から読み出し中のロールデータに対応する送出停止指示情報及び次に読み出すべきロールデータの送出開始指示情報を読み出して自動番組送出装置14に送出する(ステップST7d)。
【0025】
このとき、CPU113は、放送スケジュールメモリ116の記憶内容を監視しており、ロールデータ間にCMデータが挟まる場合に、送出停止指示情報にCMデータを送出する旨を含めて自動番組送出制御装置14に送出し、CMデータの放送時間終了の所定時間前に次のロールデータの送出開始指示情報を自動番組送出装置14に送出する。
【0026】
また、CPU113は、タイマ15で計時される時刻が放送スケジュールメモリ116に記憶されている番組の放送終了時刻の所定時間前(約3秒前)になるか否かの監視も行なっており、所定時間前になった時点で、自動番組送出制御装置14に対しTAKE制御を行なって、番組の送出処理を終了する。
【0027】
以上のように上記実施形態では、番組データの収録及び再生を独立して行なうことが可能な1台の番組サーバ11を使用し、番組データの収録中において、運用者が番組サーバ11の番組データメモリ114に記録されている番組データの中から放送に使用すべき複数のロールデータを抜き出し、これらロールデータと送出開始指示情報及び送出停止指示情報とを対応付けて指示情報メモリ115に登録しておくようにしている。これにより、放送時間帯に、CPU113により放送中のロールデータの送出停止点の所定時間前に送出停止指示情報が指示情報メモリ115から読み出されて自動番組送出制御装置14に伝送されることになり、そして、次に読み出すべきロールデータに対応する送出開始指示情報が指示情報メモリ115から読み出されて自動番組送出制御装置14に伝送されることになる。
【0028】
従って、自動番組送出制御装置14では、上記送出停止指示情報及び送出開始指示情報に基づいて、ロールデータの送出開始タイミング及び送出停止タイミングを把握することができ、この把握結果に基づき再生指令信号を任意に送出することができる。このため、番組サーバ11の運用者は番組データメモリ114に記録されている番組データから複数のロールデータを抜き出し、このロールデータに対応付けて送出開始指示情報及び送出停止指示情報を登録しておく操作だけで収録テープの巻き戻し操作やロールデータを別のテープにダビングする操作が一切不要となり、これにより番組編集及び放送における操作上の負担は大幅に軽減される。また、番組編集に要する時間が短縮されることにより放送直前であっても番組編集が可能となり、さらに操作ミスやイベント変更ミスの発生が防止されて正確で信頼性の高い番組編集及び放送を行なうことが可能となる。
【0029】
また、上記実施形態では、番組サーバ11に、放送すべき番組データの放送開始時刻を示す情報及び放送終了時刻を示す情報を記憶した放送スケジュールメモリ116を備えておくことにより、タイマ15により得られる時刻情報と放送スケジュールメモリ116に記憶された放送開始時刻を示す情報及び放送終了時刻を示す情報とがそれぞれ比較されることで放送開始時刻の所定時間前及び放送終了時刻の所定時間前が判定され、この判定結果に基づき自動番組送出制御装置14に対し放送開始のTAKE制御及び放送終了のTAKE制御がそれぞれ行なわれることになる。
従って、収録中の番組データの放送開始時刻及び放送終了時刻の判定が番組サーバ11において行なわれることになるため、自動番組送出制御装置14の処理負荷は低く抑えられる。
【0030】
また、上記実施形態によれば、番組サーバ11の運用者が自身でCMデータの放送タイミングを判断して指示することができ、これにより本編の番組データ間でCMデータを任意に放送させることができる。また、自動番組送出制御装置14の放送スケジュールデータは、アンタイムで作成しておけばよいので、編集結果からの放送スケジュールデータの変更作業が一切不要となり、これにより自動番組送出制御装置14の運用者にとっては、詳細な放送スケジュールデータを設定する必要がなく、その分労力を大幅に低減することができる。
【0031】
さらに、上記実施形態では、放送スケジュールデータにロールデータの放送時間をはめこんだ結果不足している場合に、その不足している本編長を表示することができ、これにより不足箇所に新たなロールデータを追加することも可能である。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、ロールデータ間にCMデータを放送する例について説明した。しかしこれに限ることなく、CM以外の緊急速報や臨時ニュース等を放送するようにしてもよい。
【0032】
また、上記実施形態では、タイマ15により計時される時刻と放送スケジュールメモリ116に記憶される放送開始時刻及び放送終了時刻との比較結果に基づいて、自動番組送出制御装置14に対しTAKE制御を行なう例について説明した。しかしこれに限ることなく、外部の時計で計時される時刻情報を取得するようにしてもよい。
【0033】
また、上記実施形態では、放送開始時刻及び放送終了時刻の管理を番組サーバ11で行なう例について説明した。しかしこれに限ることなく、放送開始時刻及び放送終了時刻の管理を自動番組送出制御装置14で行なうようにしてもよい。
この他、番組送出システムの構成、番組サーバの構成、取り扱う放送番組の種類、番組の送出手順等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0034】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、番組の収録時間とこの収録番組の放送時間との重なりによらず、放送に使用する収録番組データの編集を1台の装置で迅速かつ適切に行なえるようにし、これにより運用者側におけるコスト及び労力の低減を可能とする放送番組記録再生装置、この放送番組記録再生装置の放送番組送出方法、及び放送番組送出システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態とする放送番組送出システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した番組サーバの構成を示すブロック図。
【図3】この実施形態で取り扱うロールデータを示す図。
【図4】図2に示した指示情報メモリの記憶内容の一例を示す図。
【図5】図2に示した放送スケジュールメモリの記憶内容の一例を示す図。
【図6】この実施形態における放送スケジュールデータにロールデータの放送時間をはめこんだ場合の例を説明するために示す図。
【図7】図2に示したCPUの番組送出手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…バス、
11…番組サーバ、
12…CMサーバ、
13…スイッチャー、
14…自動番組送出制御装置(APC)、
15…タイマ、
111…データサーバ、
112…入力インタフェース、
113…CPU、
114…番組データメモリ、
115…指示情報メモリ、
116…放送スケジュールメモリ、
117…バスインタフェース、
118…出力インタフェース、
119…端末。
Claims (6)
- 外部に設けられた外部制御装置からの制御に基づいて、第1の記憶手段に第1時間長の番組データを記録している状態で、前記第1の記憶手段に記憶された番組データから前記第1時間長より短い第2時間長の番組データを生成し放送信号として送出する放送番組記録再生装置であって、
前記第1の記憶手段に記憶された第1時間長の番組データの中から第2時間長の番組データとして放送に使用すべき複数の放送成分データを抜き出し、これら放送成分データを表す識別情報ごとに、それぞれ送出開始点のデータが格納された前記第1の記憶手段の記憶領域を指示するための第1の指示情報及び送出停止点のデータが格納された前記第1の記憶手段の記憶領域を指示するための第2の指示情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記外部制御装置から与えられ前記第1の記憶手段の記憶領域を特定するためのアドレスを含む再生指令信号に応じて前記第1の記憶手段から放送成分データを読み出して前記放送信号として送出し、かつ再生停止指令信号に応じて前記第1の記憶手段からの放送成分データの読み出しを停止するものであって、前記放送成分データの読み出し状態に基づいて、前記第2の記憶手段から該放送成分データに対応する第2の指示情報及び次に読み出すべき放送成分データに対応する第1の指示情報を読み出して前記外部制御装置に送出する再生制御手段とを具備し、
前記外部制御装置にて、前記第1の指示情報に基づいて前記再生制御手段に対し再生指令信号を与え、前記第2の指示情報に基づいて前記再生制御手段に対し再生停止指令信号を与えることを特徴とする放送番組記録再生装置。 - 時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、前記第2時間長の番組データの放送開始時刻を示す情報及び放送終了時刻を示す情報を記憶する第3の記憶手段とをさらに備え、
前記再生制御手段は、前記時刻情報取得手段により取得される時刻情報と前記第3の記憶手段に記憶された放送開始時刻を示す情報及び放送終了時刻を示す情報とをそれぞれ比較し、この比較結果に基づき放送開始時刻の所定時間前に前記外部制御装置に対し放送開始を指示し、放送終了時刻の所定時間前に前記外部制御装置に対し放送終了を指示することを特徴とする請求項1記載の放送番組記録再生装置。 - 前記再生制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶されている前記複数の放送成分データ及び前記第3の記憶手段の記憶内容に基づいて、前記第2時間長の番組データの不足部分を外部に提示する提示手段を備えることを特徴とする請求項2記載の放送番組記録再生装置。
- 外部に設けられた外部制御装置からの制御に基づいて、第1の記憶手段に第1時間長の番組データを記録している状態で、前記第1の記憶手段に記憶された番組データから前記第1時間長より短い第2時間長の番組データを生成し放送信号として送出するものとし、
前記第1の記憶手段に記憶された第1時間長の番組データの中から第2時間長の番組データとして放送に使用すべき複数の放送成分データを抜き出し、これら放送成分データを表す識別情報ごとに、それぞれ送出開始点のデータが格納された前記第1の記憶手段の記憶領域を指示するための第1の指示情報及び送出停止点のデータが格納された前記第1の記憶手段の記憶領域を指示するための第2の指示情報を記憶する第2の記憶手段を備えた放送番組記録再生装置に適用される放送番組送出方法であって、
前記第2の記憶手段から前記第1の指示情報を読み出して前記外部制御装置に送出し、前記第1の指示情報に基づいて前記外部制御装置から与えられる再生指令信号に応じて、前記第1の記憶手段から該当する放送成分データを読み出して前記放送信号として送出し、この読み出し状態に基づいて、前記第2の記憶手段から該放送成分データに対応する第2の指示情報を読み出して前記外部制御装置に送出し、前記第2の指示情報に基づいて前記外部制御装置から与えられる再生停止指令信号に応じて、前記第1の記憶手段からの放送成分データの読み出しを停止するとともに、前記第2の記憶手段から次に読み出すべき放送成分データに対応する第1の指示情報を読み出して前記外部制御装置に送出することを特徴とする放送番組送出方法。 - 前記請求項1記載の放送番組記録再生装置と、
この放送番組記録再生装置にて送出される第1の番組データとは独立した第2の番組データを送出する番組再生装置と、
前記放送番組記録再生装置の出力及び前記番組再生装置の出力のいずれか一方を放送信号として選択的に導出する切替スイッチと、
前記請求項1記載の外部制御装置として用いられ、前記放送番組記録再生装置から出力される第1の指示情報に基づいて、前記番組再生装置に対し再生停止指令信号を与え、前記放送番組記録再生装置に対し再生指令信号を与えた上で、前記切替スイッチを前記番組再生装置の出力から前記放送番組記録再生装置の出力に切り替え、前記放送番組記録再生装置から出力される第2の指示情報に基づいて、前記放送番組記録再生装置に対し再生停止指令信号を与え、前記番組再生装置に対し再生指令信号を与えた上で前記放送番組記録再生装置の出力から前記番組再生装置の出力に切り替える番組切替制御装置とを具備したことを特徴とする放送番組送出システム。 - 前記放送番組記録再生装置は、前記第1及び第2の指示情報の送出時に、前記第2の番組データを送出させるための送出指示情報を前記第1及び第2の指示情報とともに前記番組切替制御装置に出力する送出指示情報出力手段を備えることを特徴とする請求項5記載の放送番組送出システム。
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