JPH05314728A - 磁気記録媒体の自動編集システムおよび部分再生システム - Google Patents

磁気記録媒体の自動編集システムおよび部分再生システム

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JPH05314728A
JPH05314728A JP4113566A JP11356692A JPH05314728A JP H05314728 A JPH05314728 A JP H05314728A JP 4113566 A JP4113566 A JP 4113566A JP 11356692 A JP11356692 A JP 11356692A JP H05314728 A JPH05314728 A JP H05314728A
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JP4113566A
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English (en)
Inventor
Ichiro Konno
伊知朗 紺野
Satoshi Murakami
聡 村上
Naoharu Izumi
直治 和泉
Manabu Sagawa
学 左川
Koji Mori
浩二 森
Takeshi Kawamura
剛 川村
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Sharp Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】1つの磁気記録媒体を元にして、全く不要な部
分のみをカットしたダビングとか、ハイライトシーンの
みを残したダビングとかいった具合に複数種類のダビン
グ編集を能率良く行うことができるようにする。 【構成】磁気記録媒体(ビデオテープT)の所定領域
(サブコード領域c)に複数段階にわたる優先度情報S
pri を書き込んでおき、任意の優先度αpri を操作部1
6から予め設定入力し、ダビング編集においては、再生
側ディジタルVTR100でビデオテープTから優先度
情報Spri を読み取り、選択優先度αpr i に対応した優
先度情報Spri を読み取ったときにそれに対応する記録
情報を記録側VTR200においてダビングするように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(VTR)やカメラ一体型VTRなどの磁気記録再生装
置によってビデオテープなどの磁気記録媒体に記録され
ている映像などの記録情報を自動的にダビング編集する
機能を有した編集システムに関する。
【0002】また、その記録情報の部分再生システムに
関する。
【0003】
【従来の技術】カメラ一体型VTR(ビデオムービー)
などで撮影した記録映像の中には、撮影の失敗した映像
や、特には必要でないシーンが含まれていることが多々
ある。
【0004】また、1カットのシーンの中でも残してお
きたい部分は一部分であり、残りの部分が不要になるこ
とも多い。
【0005】このような不要部分の多いビデオテープを
そのまま保存しておくとなると、保存するテープの本数
が多くなり、保存場所も多くを必要とするようになる。
また、テープの無駄も生じ、テープにかかる費用も増え
る一方となる。さらに、そのようなテープを再生する場
合には、見たくないシーンを長々と見なければならない
とか、あるいは、こまめに高速サーチを行いながら見な
くてはならないということがあるために、鑑賞の効率が
悪いものとなりがちである。
【0006】必要なシーンのみを保存したいときはダビ
ング編集を行えばよい。一般的なダビング編集は、VT
Rを2台接続し、再生側のVTRの再生画面をモニタで
見ながら、録画側のVTRと再生側のVTRとを所定の
手順に従って操作し、必要なシーンのみを切り取るよう
にしながら録画側VTRに再録画していくというもので
ある。
【0007】しかし、この方式は、2台のVTRを操作
するために人間がつきっきりで編集作業をしなければな
らず、大変な時間がかかるとともに、非常にわずらわし
いものであった。
【0008】そこで、例えば特開平1−113983号
公報に開示されているように、テレビコマーシャルなど
の不要部分をカットする状態で自動的にダビング編集し
ていくシステムが提案された。それは、ダビング編集に
先立って行う再生時に、記録済みのビデオテープのコン
トロールトラックにおいて、不要部分の直前と終了直前
とに不要部分をカットするためのカット開始コードとカ
ット終了コードとを書き込み、ダビング編集時にそれら
カット用のコードを読み取り、自動的に不要部分をカッ
トしながらダビングするというものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この不要部分カット用
のコードを書き込む方式では、1種類だけの編集を行う
場合には有効である。
【0010】ところで、ユーザーにとっては、1本のビ
デオテープを編集する際に、最低限の保存のためには全
く必要のない部分をカットしたダビングテープを作成し
たり、あるいはこの逆に、短時間で鑑賞するためにハイ
ライトシーン(重要なシーン)のみを残してあとはすべ
てカットしたダビングテープを作成したりといった具合
に、複数種類のダビングテープを作成したいという要求
がある。
【0011】しかしながら、このように1本の元テープ
から複数種類のダビングテープを作成する場合に、上記
の方法では、各種類の編集のたびに、準備作業としてそ
の編集用にカット用コードを書き換えなければならな
い。特に、2回目以降のダビング編集の際には、前回に
書き込んだカット用コードを消去しなければならないと
いうきわめて厄介な問題がある。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、1つの磁気記録媒体を元にして複数
種類のダビング編集を行う場合に、能率良くダビング編
集することができる自動編集システムを提供することを
目的とする。
【0013】このような自動編集システムに関連して、
本発明は次のような磁気記録媒体の部分再生システムも
併せて提案するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気記録媒
体の自動編集システムは、磁気記録媒体上の所定の領域
に記録情報についての複数段階にわたる優先度を定める
優先度情報を書き込み、ダビング編集に当たって複数の
優先度のうち任意の優先度を予め選択しておき、ダビン
グ編集においては、再生側の磁気記録媒体から前記の優
先度情報を読み取るようにし、前記選択された優先度に
対応した優先度情報を読み取ったときに対応する記録情
報を記録側の磁気記録媒体にダビングするようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0015】また、本発明に係る磁気記録媒体の部分再
生システムは、磁気記録媒体上の所定の領域に記録情報
についての複数段階にわたる優先度を定める優先度情報
を書き込み、再生に当たって複数の優先度のうち任意の
優先度を予め選択しておき、再生においては、再生側の
磁気記録媒体から前記の優先度情報を読み取るように
し、前記選択された優先度に対応した優先度情報を読み
取ったときに対応する記録情報を部分再生し、それ以外
のときは選択された優先度情報を次に読み取るまで高速
サーチするようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明に係る磁気記録媒体の自動編集システム
によれば、ダビング編集の必要度の高いものから低いも
のまでの複数段階にわたる優先度があり、各優先度に対
応した優先度情報を磁気記録媒体に書き込んでおく。ダ
ビング編集に先立ってある優先度を選択しておくと、実
際のダビング編集においては、その選択優先度に対応し
た各優先度情報を読み取ったときに限って、再生側磁気
記録媒体から記録側磁気記録媒体にダビングすることに
なり、選択優先度以外の記録情報の部分は不要部分とし
て自動的にカットされることになる。
【0017】この場合に、優先度としてどの段階の優先
度を選択するかによって、1つの磁気記録媒体から選択
優先度それぞれに応じた複数種類のダビングが行われる
ことになる。
【0018】また、本発明に係る磁気記録媒体の部分再
生システムによれば、記録情報について再生の必要度の
高いものから低いものまでの複数段階にわたる優先度が
あり、各優先度に対応した優先度情報を磁気記録媒体に
書き込んでおく。再生に先立ってある優先度を選択して
おくと、実際の再生においては、その選択優先度に対応
した各優先度情報を読み取ったときに限って、磁気記録
媒体からその優先度情報に対応した記録情報を部分再生
し、選択優先度以外の記録情報の部分については不要部
分として早送りし、次の選択優先度情報を読み取るまで
高速サーチするので、通常の再生は希望する部分だけの
ものとなる。
【0019】この場合に、優先度としてどの段階の優先
度を選択するかによって、1つの磁気記録媒体から選択
優先度それぞれに応じた複数種類の部分再生が行われる
ことになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る磁気記録媒体の自動編集
システムおよび部分再生システムの一実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。この実施例においては、磁気記
録再生装置として、再生側ディジタルVTRと記録側デ
ィジタルVTRとの2台のディジタルVTRを用いる場
合を採用することとする。
【0021】電気的構成に係るブロック線図を示す図1
において、破線で囲んだ大きなブロックで示す100は
再生側ディジタルVTR(再生側VTRと略記する)、
小さなブロックで示す200は記録側ディジタルVTR
(記録側VTRと略記する)であり、また、300はテ
レビジョン受像機におけるモニタディスプレイ、301
はそれのスピーカである。
【0022】再生側VTR100をビデオムービーとす
る場合は、入力信号はカメラ部1から入力され、据え置
き型VTRとする場合は、入力信号はチューナ部2から
入力されることになる。
【0023】カメラ部1またはチューナ部2から入力さ
れた映像信号S1 は、圧縮エンコーダ3によって帯域圧
縮が行われ、ECC(誤り訂正符号)エンコーダ6によ
って誤り訂正用のパリティが付加された後、変調部7に
より磁気記録に適した変調コードに変換され、記録アン
プ8によって増幅された後、録再ヘッド9によりビデオ
テープTの映像領域a(図2参照)に記録される。
【0024】カメラ部1またはチューナ部2から入力さ
れた音声信号S2 は、音声エンコーダ4を介してディジ
タル信号に変換され、映像信号S1 と同様にECCエン
コーダ6によって誤り訂正用のパリティが付加された
後、変調部7により磁気記録に適した変調コードに変換
され、記録アンプ8から録再ヘッド9を介してビデオテ
ープTの音声領域bに記録される。
【0025】優先度情報Spri を含む付加情報S3 はマ
イコン部17からサブコード付加部5を介して映像信号
1 や音声信号S2 に付加され、ECCエンコーダ6,
変調部7,記録アンプ8,録再ヘッド9を介してビデオ
テープTのサブコード領域cに記録される。
【0026】再生時においては、ビデオテープTから録
再ヘッド9を介してピックアップした再生信号を再生ア
ンプ10で増幅した後、復調部11で復調し、ECCデ
コーダ12によって誤り訂正を行う。復調した信号のう
ちの映像信号S1 は、圧縮デコーダ13によってデータ
伸長された後、モニタディスプレイ300に出力され
る。音声信号S2 は、音声デコーダ14によってアナロ
グ信号に変換され、スピーカ301に出力される。サブ
コード領域cに書き込まれていた付加情報S3 は、サブ
コード処理部15によって所要の処理を受けた後、マイ
コン部17に転送される。
【0027】次に、優先度情報Spri について説明す
る。
【0028】録画時において、その都度の記録内容の重
要度に応じて優先度αpri を操作部16からマイコン部
17に設定入力する。マイコン部17は、入力された優
先度αpri に対応した優先度情報Spri をメモリから読
み出し、それを付加情報S3の一部分としてサブコード
付加部5に送出する。サブコード付加部5は、前述した
ように映像信号S1 ,音声信号S2 に対して付加情報S
3 を付加するが、このとき同時に優先度情報Spri も付
加する。このように付加された優先度情報Spr i は、E
CCエンコーダ6,変調部7,記録アンプ8および録再
ヘッド9を介してビデオテープTのサブコード領域cに
記録される。
【0029】優先度情報Spri の記録は、上記のよう
に、録画時においてモニタディスプレイ300またはフ
ァインダーを見ながら操作部16を操作することにより
録画と同時的に行うほか、録画済みのビデオテープTを
再生してモニタディスプレイ300で再生画像を見なが
ら、必要な部分に必要な優先度αpri を操作部16から
設定入力してもよい。後者の場合も、前述同様に、マイ
コン部17,サブコード付加部5,ECCエンコーダ6
などを介してビデオテープTのサブコード領域cに記録
される。ただし、ビデオテープT上にすでに記録されて
いる映像信号S1や音声信号S2 についての記録内容は
書き換えることなく、サブコード領域cのみの書き換え
とする。
【0030】操作部16によって設定入力された優先度
情報Spri は、マイコン部17から優先度情報表示コン
トローラ19を介してモニタディスプレイ300の例え
ば隅部分に表示される。ビデオテープTから再生したと
きも同様に表示される。
【0031】どのような編集または再生を行うかを指示
するための編集命令S4 は、操作部16から入力され、
マイコン部17に伝えられる。マイコン部17は、その
編集命令S4 を解読し、制御信号S5 を外部VTRイン
ターフェイス18を介して記録側VTR200に伝え、
また、再生側VTR100の必要な部分を制御する。
【0032】この結果、再生側VTR100と記録側V
TR200とは編集命令S4 に従った一連の動作を行
う。再生された映像信号S1 や音声信号S2 などのダビ
ング信号S6 も外部VTRインターフェイス18を介し
て記録側VTR200に転送される。
【0033】なお、再生側VTR100から記録側VT
R200に対して制御信号S5 を送出する方法として
は、上記のように外部VTRインターフェイス18から
ケーブルを介して行うほか、ワイヤレスリモートコント
ロール信号を送信して行うように構成することも可能で
ある(例えば特開昭63−308759号公報参照)。
【0034】ビデオテープTに記録されている優先度情
報Spri を確認する場合の動作は次のとおりである。再
生側VTR100は、ビデオテープTの最初から最後ま
で高速サーチを行い、サブコード領域cに記録されてい
る優先度情報Spri を読み取るのである。その読み取ら
れた優先度情報Spri は優先度情報表示コントローラ1
9を介してモニタディスプレイ300に映し出すことが
できる。
【0035】タイムコードを書き込むシステムの場合に
は、高速サーチ時に、優先度情報Spri によって区分さ
れた各シーンの始端と終端のタイムコードを記憶してお
くことにより、以下に説明するダビング編集や部分再生
を行うときに、記憶したタイムコードを利用して頭出し
を行うことができる。ただし、以下では、タイムコード
を使用しない場合について説明する。
【0036】編集前の元のビデオテープTに、例えば図
3に示すような優先度情報を異にする番号〜で示す
複数のシーンA1 〜A8 が記録されているとする。そし
て、各シーンA1 〜A8 ごとに優先度情報Spri が個別
的に付加記録されているとする。優先度情報Spri は、
すでに説明したようにビデオテープTのサブコード領域
cの特定部位に記録されるものである。なお、各シーン
1 〜A8 はそれぞれが1カットでもよいし、1カット
中の幾つかのシーンであってもかまわない。
【0037】ここでは、優先度情報Spri として「0」
〜「3」の4段階があるものとする。優先度情報「0」
は、全く不要で残す必要のないシーンに対応し、優先度
情報「1」は最低限の保存のために必要なシーンに対応
し、優先度情報「2」は次に重要性の高いシーンに対応
し、優先度情報「3」は絶対に欠かすことのできないハ
イライトシーンに対応しているものとする。
【0038】図3に示すように、,のシーンA1
5 の優先度情報は「3」、,のシーンA4 ,A7
の優先度情報は「2」、,のシーンA3 ,A8 の優
先度情報は「1」、,のシーンA2 ,A6 の優先度
情報は「0」となっている。
【0039】なお、それぞれのシーンA1 〜A8 の記録
時間も併せて示してある。
【0040】まず、全くの不要部分のみをカットするダ
ビング編集の例を図4の(a)に基づいて説明する。
【0041】ダビング編集に先立って、操作部16から
優先度αpri として「1」を入力設定しておく。次い
で、自動編集モードを起動する。再生側VTR100
は、ビデオテープTの最初から高速サーチを行い、サブ
コード領域cから読み取った優先度情報Spri が「1」
以上のとき、すなわち、「1」,「2」,「3」のとき
は、マイコン部17は高速サーチを中断する。そして、
検出した優先度情報のトラックの頭出しを行い、外部V
TRインターフェイス18を介して記録側VTR200
に制御信号S5 を送出して記録側VTR200を録画状
態にセッティングするとともに、再生側VTR100を
通常再生状態にセッティングし、再生側VTR100に
よるダビング信号S6 を外部VTRインターフェイス1
8を介して記録側VTR200に転送し、優先度情報
「0」が検出されるまでダビングを行う。
【0042】優先度情報「0」が検出されたときは、制
御信号S5 により記録側VTR200を待機状態にセッ
ティングするとともに、再生側VTR100を高速サー
チ状態にセッティングし、次に「1」以上の優先度情報
を検出するまで高速サーチを再開する。このような動作
を繰り返すことにより、図4の(a)に示すように、優
先度情報が「1」,「2」,「3」の,,,,
,のシーンA1 ,A3 ,A4 ,A5 ,A7 ,A8
ダビングを自動的に行うことができる。優先度情報が
「0」である全く必要のないシーンA2 ,A6 は自動的
にカットされたことになる。
【0043】次に、ハイライトシーンのみを残すダビン
グ編集の例を図4の(b)に基づいて説明する。
【0044】ダビング編集に先立って、操作部16から
優先度αpri として「3」を入力設定しておく。次い
で、自動編集モードを起動する。再生側VTR100
は、ビデオテープTの最初から高速サーチを行い、サブ
コード領域cから読み取った優先度情報Spri が「3」
のときに限ってマイコン部17は高速サーチを中断す
る。
【0045】そして、検出した優先度情報「3」のトラ
ックの頭出しを行い、外部VTRインターフェイス18
を介して記録側VTR200を録画状態にセッティング
するとともに、再生側VTR100を通常再生状態にセ
ッティングし、再生側VTR100によるダビング信号
6 を外部VTRインターフェイス18を介して記録側
VTR200に転送し、「3」以外の優先度情報が検出
されるまでダビングを行う。
【0046】優先度情報「3」の検出が途絶えたとき
は、記録側VTR200を待機状態にセッティングする
とともに、再生側VTR100を高速サーチ状態にセッ
ティングし、次に優先度情報「3」を検出するまで高速
サーチを再開する。このような動作を繰り返すことによ
り、図4の(b)に示すように、優先度情報が「3」の
みの,のシーンA1 ,A5 のダビングを自動的に行
うことができる。優先度情報「0」の全く必要のないシ
ーンA2 ,A6 はもちろん、優先度情報が「1」および
「2」のシーンA3 ,A4 ,A7 ,A8 もカットされた
ことになる。
【0047】上記のように全くの不要部分のみをカット
するダビング編集(図4の(a))や、ハイライトシー
ンのみを残すダビング編集(図4の(b))のほかに、
任意の単一または複数の優先度のシーンをカットするダ
ビング編集や、逆に、任意の単一または複数の優先度の
シーンを残すダビング編集なども自由に選択することが
できる。
【0048】次に、録画時間を決めてダビング編集を行
うときの例を図4の(c)に基づいて説明する。ここで
は、10分間のダビング編集を行うものとする。
【0049】まず、再生側VTR100は、ビデオテー
プTの最初から最後まで高速サーチを行うことにより、
サブコード領域cから優先度情報Spri を読み取り、マ
イコン部17において各優先度ごとの記録時間を判定す
る。そして、優先度情報「3」の記録時間がのシーン
1 の5分とのシーンA5 の3分の合計8分であるこ
と、優先度情報「2」の記録時間がのシーンA4 の2
分とのシーンA7 の5分の合計7分であること、優先
度情報「1」の記録時間がのシーンA3 の2分との
シーンA8 の3分の合計5分であること、優先度情報
「0」の記録時間がのシーンA2 の10分とのシー
ンA6 の4分の合計14分であることを認識する。
【0050】そして、優先度情報の高い方のシーンを優
先的にダビングするという観点から、優先度情報が
「3」の8分間分と、優先度情報が「2」の7分間分の
うちから残る2分間分を抽出するものと判断し、再生側
VTR100と記録側VTR200とを制御して、図4
の(c)に示すように、,,の合計10分間分の
シーンA1 ,A4 ,A5 のダビングを自動的に行う。
【0051】この場合において、優先度情報が「2」で
あるとのうちの方を優先させたのは、の方が
よりも先行しているからである。ただし、これ以外の処
理の方法として、削除される部分が少ない方を優先する
という仕方もある。さらに、設定した編集時間に対して
あるシーンの一部分が削除されると予測される場合に
は、そのような削除がなくなるように編集時間の方を自
動的に修正するようにしてもよい。
【0052】また、ダビング編集を行う前に、高速サー
チによってビデオテープT全体の優先度情報の確認を行
い、モニタディスプレイ300に表示された優先度情報
の状況を見て、編集指令を与えるようにしてもよい。そ
の表示の仕方としては、優先度情報によって区切られた
各シーンの記録時間を表示したり、同一の優先度情報の
全シーンの合計時間を表示するように構成することがで
きる。
【0053】上記実施例はダビング編集についてのもの
であったが、ダビング編集に先立つ準備作業のために、
あるいはダビング編集とは無関係に、優先度情報に応じ
た任意の部分再生もダビング編集の場合と同様に行うこ
とができる。
【0054】優先度として「0」〜「3」の4段階の場
合を例示したが、これに限定する必要はなく、2段階以
上であれば何段階でもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る磁気記録媒体の自動編集シ
ステムによれば、ダビング編集の必要度として高いもの
から低いものにわたる複数段階の優先度を用意し、各優
先度に対応した優先度情報を記録時またはモニタチェッ
ク時に磁気記録媒体に書き込んでおき、ダビング編集に
際して所望の優先度を選択することで、1つの磁気記録
媒体を元にして、最低限の保存にとっては全く必要ない
部分のみをカットした編集とか、短時間で鑑賞するため
にハイライトシーンのみを残す編集とかの、選択優先度
に応じた複数種類のダビング編集を簡単に行うことがで
きる。
【0056】また、本発明に係る磁気記録媒体の部分再
生システムによれば、再生について必要度の高いものか
ら低いものにわたる複数段階の優先度を用意し、各優先
度に対応した優先度情報を記録時またはモニタチェック
時に磁気記録媒体に書き込んでおき、再生に際して所望
の優先度を選択することで、1つの磁気記録媒体を元に
して、全く必要ない部分のみをカットした部分再生と
か、短時間で鑑賞するためハイライトシーンのみの部分
再生とかの、選択優先度に応じた複数種類の部分再生を
簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気記録媒体の自動編
集システムおよび部分再生システムの電気的構成を示す
ブロック線図である。
【図2】ビデオテープにおける記録フォーマットであ
る。
【図3】ビデオテープにおける優先度ごとに分けた映像
・音声情報の記録フォーマットである。
【図4】選択優先度に応じてダビングされたビデオテー
プの映像・音声情報の記録フォーマットである。
【符号の説明】 5 サブコード付加部 9 録再ヘッド 15 サブコード処理部 16 操作部 17 マイコン部 18 外部VTRインターフェイス 19 優先度情報表示コントローラ 100 再生側ディジタルVTR 200 記録側ディジタルVTR 300 モニタディスプレイ T ビデオテープ(磁気記録媒体) a 映像領域 b 音声領域 c サブコード領域(優先度情報の記録領域) S1 映像信号 S2 音声信号 S3 付加情報 S4 編集命令 S5 制御信号 S6 ダビング信号 Spri 優先度情報 αpri 優先度 A1 〜A8 各シーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 左川 学 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 森 浩二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 川村 剛 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体上の所定の領域に記録情報
    についての複数段階にわたる優先度を定める優先度情報
    を書き込み、ダビング編集に当たって複数の優先度のう
    ち任意の優先度を予め選択しておき、ダビング編集にお
    いては、再生側の磁気記録媒体から前記の優先度情報を
    読み取るようにし、前記選択された優先度に対応した優
    先度情報を読み取ったときに対応する記録情報を記録側
    の磁気記録媒体にダビングするようにしたことを特徴と
    する磁気記録媒体の自動編集システム。
  2. 【請求項2】 磁気記録媒体上の所定の領域に記録情報
    についての複数段階にわたる優先度を定める優先度情報
    を書き込み、再生に当たって複数の優先度のうち任意の
    優先度を予め選択しておき、再生においては、再生側の
    磁気記録媒体から前記の優先度情報を読み取るように
    し、前記選択された優先度に対応した優先度情報を読み
    取ったときに対応する記録情報を部分再生し、それ以外
    のときは選択された優先度情報を次に読み取るまで高速
    サーチするようにしたことを特徴とする磁気記録媒体の
    部分再生システム。
JP4113566A 1992-05-06 1992-05-06 磁気記録媒体の自動編集システムおよび部分再生システム Pending JPH05314728A (ja)

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