JP2828010B2 - メモリーコントロールプレリッスン放送送出装置 - Google Patents

メモリーコントロールプレリッスン放送送出装置

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JP2828010B2
JP2828010B2 JP8063073A JP6307396A JP2828010B2 JP 2828010 B2 JP2828010 B2 JP 2828010B2 JP 8063073 A JP8063073 A JP 8063073A JP 6307396 A JP6307396 A JP 6307396A JP 2828010 B2 JP2828010 B2 JP 2828010B2
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豪康 島村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放送局、特にラジオ
放送局の放送送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局の放送を自動送出するには、複数
の放送信号の中から放送信号を切替えて送出する送出ス
イッチャーと、この送出スイッチャーを所定の放送時刻
に自動的に切替える自動番組制御装置と、前記所定時刻
になる前に事前確認するためのプレリッスンモニター切
替器とから構成される装置を使用する。
【0003】通常の放送では、前記自動番組制御装置
は、放送所定時刻になると、送出スイッチャーを切替え
ると同時に、放送信号発生素材(例えばテープレコーダ
ー)に再生制御を出力する。
【0004】この放送所定時刻の前に、前記プレリッス
ンモニター切替器で事前の放送確認を行うが、その際問
題になるのが放送信号発生素材によっては、前記事前プ
レリッスン切替器による確認が行えない事である。
【0005】放送信号発生素材には、主としてテープレ
コーダー等に代表される外部から制御信号を要する素材
(A素材とする)と、他の放送局からのネットワーク番
組や、放送局外からの中継番組の様に外部からの制御信
号を必要とせず、常時、放送プログラムが流れている素
材(B素材とする)とに二分される。
【0006】従来の技術で問題となるのは、前者のA素
材をプレリッスンする時、プレリッスン切替器を切替え
た時、安易に再生制御信号を自動番組制御装置から出力
し、プレリッスンを行ってしまうと、プレリッスン中に
放送時刻になると、放送送出は予定していた放送信号と
は異なるものになってしまうため、現状では、プレリッ
スン切替器のみを切替えるだけであり、前記のA素材に
ついては事前のプレリッスンが行えなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の放送
送出装置は、放送信号発生素材によっては、事前確認の
ためのプレリッスンが行えないという問題があった。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、すべての放送信号発生素材をプレリ
ッスンすることができる放送送出装置の提供を目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を実現するため
に、本発明のメモリーコントロールプレリッスン放送送
出装置は、コンピュータによって制御される放送局の自
動番組制御装置と、この自動番組制御装置により複数の
放送信号の中から放送信号を切替える送出スイッチャー
と、 放送信号を一旦記録し前記送出スイッチャーに出
力する記録再生装置と、所定の放送時間前に使用する放
送信号を選択して、予めモニターするプレリッスンモニ
ター切替器と、前記プレリッスンモニター切替器の出力
部に設けられ、前記放送信号内のプログラムの頭・尾の
それぞれを示すヘッドキュー信号とエンドキュー信号を
検出して、キュー信号検出情報を出力するキュー信号検
出器と、プリレッスンモニターでエンドキユー信号が検
出されると放送信号発生素材の巻き戻しを指示する手段
とを有するメモリーコントロールプレリッスン放送送出
装置において、放送時刻になると前記放送信号記憶再生
装置に記憶されているヘッドキュー位置から放送を開始
する途中再生再開手段とを有する。
【0010】また、前記途中再生再開手段が、プレリッ
スンを中断して放送信号記録再生部に記憶されている
記ヘッドキュー位置から再生を再開する手段と、送出切
替部を放送接続とする手段とを有するのが望ましい実施
態様である。
【0011】本発明の放送送出装置では、放送送出の事
前プレリッスンを行う際、放送信号は放送信号記憶再生
手段に放送信号を記憶しながらプレリッスン切替器に入
力され、プレリッスンを行う。プレリッスンを行ってい
る最中に放送送出の確定時刻となると、予定の放送信号
は、放送信号記録再生手段から再生出力され、送出切替
器を経由して放送送出されるため、放送確定時刻前でも
自由に事前確認のためのプレリッスンを行うことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の詳細を図
面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例としての放送送
出装置の構成を示すブロック図である。
【0014】図1に示すように、この放送送出装置は、
放送信号記録再生部2と、送出切替器3と、プレリッス
ン切替器4と、キュー信号検出器5と、自動番組制御装
置6とから構成されている。
【0015】送出切替器3に入力される放送信号発生素
材には、例えばテープレコーダーに代表される外部から
の制御により放送信号を出力するA素材1.1と、例え
ば他の放送局からのネットワーク番組のように常時放送
信号が出力され、外部からの制御を必要としないB素材
1.2とに大別される。
【0016】図2はA素材1.1中の一つのプログラム
を示すものである。一つのプログラムは、先頭を示すヘ
ッドキュウ(HEAD CUE)7と、プログラムその
ものを示すプログラム9と、終了を示すエンドキュウ
(END CUE)8とより構成される。
【0017】B素材1.2の放送送出では、放送確定時
刻の前にプレリッスン切替器4を切り替えプレリッスン
を行い、放送信号の事前確認は自由に行える。プレリッ
スンを行っている最中に、放送確定時刻となり、自動番
組制御装置6が送出切替器3を切り替えても支障無く放
送送出は行える。これはB素材は常時放送信号出力され
ている素材であり、放送送出、プレリッスンを行うに際
し外部からの制御信号を必要としないためである。
【0018】A素材1.1からの放送信号は、放送信号
を記録再生する放送信号記録再生部2を経由して、送出
切替器3、およびプレリッスン切替器4へ入力される。
【0019】放送確定時刻前にA素材1.1をプレリッ
スンする場合、自動番組制御装置6からA素材1.1に
対する再生制御と、放送信号記録再生部2に対する記録
再生制御と、プレリッスン切替器4に対する切替制御と
が同時に行われる。放送信号記録再生部2は記録と同時
に再生出力を行うので、プレリッスン可能となる。
【0020】また、キュー信号検出器5は、A素材1.
1からのヘッドキュー(HEADCUE)7、およびエ
ンドキュー(END CUE)8を検出しこの情報を自
動番組制御装置6に出力する。A素材1.1はエンドキ
ュー8により自身で再生STOPを行うので、自動番組
制御装置6はエンドキュー8情報を受信すると、A素材
1.1に対しヘッドキュー7位置までの巻戻し(CUE
UP)制御を出力し放送確定時刻での放送送出に対す
るスタンバイ状態にする。
【0021】また、プレリッスンを行っている最中に放
送確定時刻となった場合、自動番組制御装置6は放送信
号記録再生部2に対しヘッドキュー7の位置からの再生
制御、送出切替器3に対する切替制御を同時に行う。
【0022】放送信号記録再生部2は再生出力を行いな
がら放送確定時刻前から行っているA素材1.1の記録
も行い続ける。
【0023】本実施例においては、A素材1.1として
テープレコーダーを例示しているが、本発明はこれに限
定されることはなく放送送出に使用する放送信号発生素
材(機器)であれば、他のものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の放送送出装
置は、プレリッスン中には放送信号記録再生部に記憶さ
れている放送信号のヘッドキュー位置から送出され、放
送信号発生素材の種類に関わらず全ての放送信号発生素
材について、放送送出に支障無く放送確定時刻前の事前
確認プレリッスンを行うことができるので、テープのセ
ット忘れ、間違ったテープのセットなどの放送事故を事
前に発見することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモリーコントロールプレリッスン放
送装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】放送信号発生素材中の一つの番組の放送信号の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1.1 A素材 1.2 B素材 2 放送信号記録再生部 3 送出切替器 4 プレリッスン切替器 5 キュー信号検出器 6 自動番組制御装置 7 HEAD CUE 8 END CUE 9 放送信号(番組)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータによって制御される放送局
    の自動番組制御装置と、この自動番組制御装置により複
    数の放送信号の中から放送信号を切替える送出スイッチ
    ャーと、 放送信号を一旦記録し前記送出スイッチャーに出力する
    記録再生装置と、 所定の放送時間前に使用する放送信号を選択して、予め
    モニターするプレリッスンモニター切替器と、 前記プレリッスンモニター切替器の出力部に設けられ、
    前記放送信号内のプログラムの頭・尾のそれぞれを示す
    ヘッドキュー信号とエンドキュー信号を検出して、キュ
    ー信号検出情報を出力するキュー信号検出器と、 プリレッスンモニターでエンドキユー信号が検出される
    と放送信号発生素材の巻き戻しを指示する手段とを有す
    るメモリーコントロールプレリッスン放送送出装置にお
    いて、 放送時刻になると前記放送信号記憶再生装置に記憶され
    ているヘッドキュー位置から放送を開始する途中再生再
    手段とを有することを特徴とするメモリーコントロー
    ルプレリッスン放送送出装置。
  2. 【請求項2】 前記途中再生再開手段が、プレリッスン
    を中断して放送信号記録再生部に記憶されている前記ヘ
    ッドキュー位置から再生を再開する手段と、送出切替部
    を放送接続とする手段とを有する請求項1記載のメモリ
    ーコントロールプレリッスン放送送出装置。
JP8063073A 1996-03-19 1996-03-19 メモリーコントロールプレリッスン放送送出装置 Expired - Fee Related JP2828010B2 (ja)

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JPH05151645A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Sony Corp カセツトオートチエンジヤ
JPH06295489A (ja) * 1993-04-08 1994-10-21 Otari Kk デジタル・テープレコーダー

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