JP2004045905A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

画像形成装置及び画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004045905A
JP2004045905A JP2002204964A JP2002204964A JP2004045905A JP 2004045905 A JP2004045905 A JP 2004045905A JP 2002204964 A JP2002204964 A JP 2002204964A JP 2002204964 A JP2002204964 A JP 2002204964A JP 2004045905 A JP2004045905 A JP 2004045905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing device
black
color
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002204964A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kikura
木倉 真
Noboru Kususe
楠瀬 登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002204964A priority Critical patent/JP2004045905A/ja
Publication of JP2004045905A publication Critical patent/JP2004045905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】装置のダウン時間が短く、画像形成の生産性の高い画像形成装置及び画像形成システムを提供する。
【解決手段】黒色画像の形成が可能であってカラー画像の形成が不可能な場合に、黒色画像の形成のみができるように制御する。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関し、特に、フルカラー画像を形成する複写機、レーザープリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、その画像形成装置をコンピュータの周辺機器として接続した画像形成システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、フルカラー画像を形成する画像形成装置において、高い画像品質に加えて、生産性や利便性に対する要求が高まっている。
カラー画像を形成する画像形成装置としては、例えば、特開2001−265090号公報等において、装置本体内に4つの感光体ドラムが並設されており、それぞれの感光体ドラムに対して異なる色のトナーを収納する現像器が配設されたものが開示されている。
【0003】
詳しくは、黒色トナーを収納する黒色現像器と、3つのカラー(イエロー、シアン、マゼンタ)トナーを収納する3つのカラー現像器(イエロー現像器、シアン現像器、マゼンタ現像器)とが、それぞれ、対応する感光体ドラムに対向して配設されている。
さらに、これらの複数の現像器には、それぞれ、現像タンク内に適宜トナーを供給するためのトナーホッパが設けられている。
【0004】
そして、これら4つの現像器のトナーホッパうち、いずれかのトナーが不足した場合に、そのトナーホッパ内にトナーを補給するために、画像形成装置の動作は一時中断される。
また、4つの現像器のうち、いずれかの現像器がメンテナンス等により画像形成装置から取り外されている場合にも、画像形成装置の動作は一時中断される。
【0005】
以下、図10にて、従来の画像形成装置の制御について、簡単に説明する。
まず、画像形成装置の電源スイッチが入れられると(ステップK1)、すべての現像器が装置本体に設置されているかが判別される(ステップK2)。その結果、4つの現像器、すなわち、黒色現像器及びカラー現像器のうち、1つでも設置されていないと判別された場合には、画像形成装置の動作はおこなわない(ステップK7)。
【0006】
これに対して、すべての現像器が設置されていると判別された場合には、次に、すべての現像器内のトナーが不足していないかが判別される(ステップK3)。その結果、いずれかの現像器において、トナーが充填されていないと判別された場合には、画像形成装置の動作はおこなわない(ステップK7)。
【0007】
他方、すべての現像器について、トナーが充填されていると判別された場合には、画像形成に係わるモードの選択がされる(ステップK4)。すなわち、黒色トナーのみを用いた黒色画像(モノクロ画像)の形成をおこなうのか、カラートナーをも用いたカラー画像の形成をおこなうのかの選択が、装置本体の操作部を操作するユーザーによりされる。
その後、画像形成装置の所定のウォームアップがおこなわれて(ステップK5)、画像形成の準備が完了する(ステップK6)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の画像形成装置は、黒色現像器と複数のカラー現像器とのうち、どの現像器のトナーが不足しても、トナーの充填が完了するまで画像形成装置を使用することができなかった。また、すべての現像器が設置されていないと、画像形成装置を使用することができなかった。
【0009】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置のダウン時間が短く、画像形成の生産性の高い画像形成装置及び画像形成システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、黒色トナーが収納された黒色現像器に係わる黒色画像と、前記黒色トナーとは異なるカラートナーが収納された複数のカラー現像器に係わるカラー画像とを形成する画像形成装置であって、前記黒色画像の形成が可能であって前記カラー画像の形成が不可能な場合に、前記黒色画像の形成のみができるように制御する制御部を備えたものである。
【0011】
また、請求項2記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1記載の発明において、前記複数のカラー現像器が挿脱可能に設置される複数のカラー現像器保持部を備え、前記制御部は、前記複数のカラー現像器保持部のうち少なくとも1つのカラー現像器保持部にカラー現像器が設置されていない場合に、前記カラー画像の形成が不可能と判別するものである。
【0012】
また、請求項3記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項2に記載の発明において、前記複数のカラー現像器保持部は、前記カラー現像器の設置を検出するカラー現像器検出部を備え、前記制御部は、前記カラー現像器検出部の検出結果に基づき、前記カラー現像器の設置状態を判別するものである。
【0013】
また、請求項4記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記制御部は、前記複数のカラー現像器のうち少なくとも1つのカラー現像器において前記カラートナーが不足している場合に、前記カラー画像の形成が不可能と判別するものである。
【0014】
また、請求項5記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項4に記載の発明において、前記複数のカラー現像器における前記カラートナーの量を検出するカラートナー検出部を備え、前記制御部は、前記カラートナー検出部の検出結果に基づき、前記カラートナーの不足を判別するものである。
【0015】
また、請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記黒色現像器が挿脱可能に設置される黒色現像器保持部を備え、前記制御部は、前記黒色現像器保持部に前記黒色現像器が設置されているとともに、前記黒色現像器において前記黒色トナーが不足していない場合に、前記黒色画像の形成が可能と判別するものである。
【0016】
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項6に記載の発明において、前記黒色現像器保持部は、前記黒色現像器の設置を検出する黒色現像器検出部を備え、前記制御部は、前記黒色現像器検出部の検出結果に基づき、前記黒色現像器の設置状態を判別するものである。
【0017】
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項6又は請求項7に記載の発明において、前記黒色現像器における前記黒色トナーの量を検出する黒色トナー検出部を備え、前記制御部は、前記黒色トナー検出部の検出結果に基づき、前記黒色トナーの不足を判別するものである。
【0018】
また、請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記複数のカラー現像器が挿脱可能に設置される複数のカラー現像器保持部を備え、前記黒色現像器は、前記複数のカラー現像器保持部のうち少なくとも1つのカラー現像器保持部に挿脱自在に設置できるものである。
【0019】
また、請求項10記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項9に記載の発明において、前記制御部は、前記黒色現像器が設置可能に形設された前記カラー現像器保持部に前記黒色現像器と前記カラー現像器とのうちいずれかが設置されたかを判別して、前記黒色現像器の設置を判別した場合に当該黒色現像器に係わる黒色画像の形成を可能とするものである。
【0020】
また、請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項10に記載の発明において、前記制御部は、前記黒色現像器が前記カラー現像器保持部に設置されたと判別した場合に、該カラー現像器保持部に係わる画像形成の設定を前記カラー現像器に適合する設定から前記黒色現像器に適合する設定に変更するものである。
【0021】
また、請求項12記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項9〜請求項11のいずれかに記載の発明において、前記黒色現像器が挿脱可能に設置される黒色現像器保持部を備え、前記制御部は、前記黒色現像器保持部及び前記複数のカラー現像器保持部のうち複数の保持部にそれぞれ前記黒色現像器が設置された場合に、前記黒色現像器が設置された前記複数の保持部のうちいずれかの保持部を選択して黒色画像の形成ができるように制御するものである。
【0022】
また、請求項13記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項9〜請求項12のいずれかに記載の発明において、前記黒色現像器が挿脱可能に設置される黒色現像器保持部を備え、前記複数のカラー現像器は、それぞれ、前記黒色現像部保持部及び前記複数のカラー現像器保持部のうち、対応する1つのカラー現像器保持部にのみ挿脱可能に設置されるものである。
【0023】
また、請求項14記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項13に記載の発明において、前記黒色現像器は挿脱方向に突出する突起部を備え、前記黒色現像器保持部は、前記黒色現像器の前記突起部が係合する穴部が形設され、前記複数のカラー現像器は、それぞれ、前記黒色現像器の前記突起部に対応する第1突起部と、複数のカラー現像器ごとに異なる位置に配設された第2突起部とを備え、前記複数のカラー現像部保持部は、それぞれ、前記第1突起部が係合する第1穴部と、前記第2突起部が係合する第2穴部とが形設されたものである。
【0024】
また、請求項15記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項14に記載の発明において、前記黒色現像器保持部は、前記穴部への前記突起部の係合を検出する検出部を備え、前記複数のカラー現像器保持部は、それぞれ、前記第1穴部への前記突起部又は前記第1突起部の係合を検出する第1検出部と、前記第2穴部への前記第2突起部の係合を検出する第2検出部とを備えたものである。
【0025】
また、請求項16記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項15のいずれかに記載の発明において、前記制御部は、前記カラー画像の形成をおこなう場合に前記複数のカラー現像器に係わるカラー画像位置ずれ調整をおこない、前記黒画像の形成のみができる場合に前記カラー画像位置ずれ調整をおこなわないように制御するものである。
【0026】
また、請求項17記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項16のいずれかに記載の発明において、画像形成のモードを表示する表示部を備え、前記制御部は、前記黒色画像の形成のみができる場合に、そのモードを表示するように前記表示部を制御するものである。
【0027】
また、請求項18記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項17のいずれかに記載の発明において、画像形成のモードを選択できる操作部を備え、前記制御部は、前記黒色画像の形成のみができる場合に、そのモードだけが選択できるように前記操作部を制御するものである。
【0028】
また、請求項19記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項1〜請求項18のいずれかに記載の発明において、前記黒色現像器は、黒色画像を担持する黒色像担持体と、該黒色像担持体の表面を帯電する黒色帯電器と、該黒色像担持体の表面に残存する未転写トナーを回収する黒色クリーニング器とのうち、少なくとも1つと一体化された黒色プロセスユニットであり、前記複数のカラー現像器は、それぞれ、カラー画像を担持するカラー像担持体と、該カラー像担持体の表面を帯電するカラー帯電器と、該カラー像担持体の表面に残存する未転写トナーを回収するカラークリーニング器とのうち、少なくとも1つと一体化されたカラープロセスユニットとしたものである。
【0029】
また、この発明の請求項20記載の発明にかかる画像形成システムは、請求項1〜請求項19のいずれかに記載の画像形成装置と、画像形成に係わる情報のやり取りを前記画像形成装置とおこなう単数又は複数のコンピュータとを備えたものである。
【0030】
また、請求項21記載の発明にかかる画像形成システムは、上記請求項20に記載の発明において、前記コンピュータは、前記画像形成装置における画像形成のモードを表示するモニターを備え、前記モニターは、前記画像形成装置において前記黒色画像の形成のみができる場合に、そのモードを表示するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0032】
実施の形態1.
図1〜図7にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラーレーザープリンタの装置本体、2は画像情報に基づいたレーザ光を発する光学部、21a〜21dは装置内に並設された像担持体としての感光体ドラム、22a〜22dは感光体ドラム21a〜21d上を帯電する帯電器、23a〜23dは感光体ドラム21a〜21d上に形成される静電潜像を顕像化する現像器、24a〜24dは感光体ドラム21a〜21d上に形成された顕像を転写紙に転写する転写器、25a〜25dは感光体ドラム21a〜21d上の未転写トナーを回収するクリーニング器を示す。
【0033】
ここで、感光体ドラム21a〜21d、帯電器22a〜22d、現像器23a〜23d、転写器24a〜24d、クリーニング器25a〜25dは、それぞれ、各色(イエロー、シアン、マゼンタ、黒色)の画像形成に対応して配設されている。
なお、カラー現像器の1つであるイエロー現像器23aは、イエロートナーを収納するイエロートナーホッパ26aを備えている。カラー現像器の1つであるシアン現像器23bは、シアントナーを収納するシアントナーホッパ26bを備えている。カラー現像器の1つであるマゼンタ現像器23cは、マゼンタトナーを収納するマゼンタトナーホッパ26cを備えている。そして、これらのカラー現像器23a〜23cが、転写紙上のカラー画像の形成に係わることになる。
【0034】
さらに、黒色現像器23dは、黒色トナーを収納する黒色トナーホッパ26dを備えている。そして、黒色現像器23dが、黒色画像の形成に係わることになる。なお、黒色画像の形成は、転写紙上に黒色のみの画像として形成する場合と、転写紙上にカラー画像と合わせた画像として形成する場合とがある。
【0035】
以下、このように構成された画像形成装置において、フルカラーの画像形成をおこなう場合の動作を説明する。
4つの感光体ドラム21a〜21dは、それぞれ、図1において時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21a〜21dの表面は、帯電器22a〜22dによって、一様に帯電される。そして、帯電された感光体ドラム21a〜21d表面は、回転して、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
【0036】
一方、装置本体1内の上側に配設された光学部2において、LED等の光源から画像情報に対応したレーザ光が、各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、シアン、マゼンタ、黒色の各色成分ごとに別の光路を通過することになる。
イエロー成分のレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面右側から1番目の感光体ドラム21a表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21aの回転軸方向に走査される。こうして、帯電器22aにて帯電された後の感光体ドラム21a上には、イエロー成分の潜像が形成される。
【0037】
同様に、シアン成分のレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面右から2番目の感光体ドラム21b表面に照射されて、シアン成分の潜像が形成される。マゼンタ成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面右から3番目の感光体ドラム21c表面に照射されて、マゼンタ成分の潜像が形成される。黒色成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面右から4番目の感光体ドラム21d表面に照射されて、黒色成分の潜像が形成される。
【0038】
その後、各色の潜像が形成された感光体ドラム21a〜21d表面は、さらに回転して、現像器23a〜23dとの対向位置に達する。そして、現像器23a〜23dから感光体ドラム21a〜21d上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21a〜21d上の潜像が現像される。
そして、現像後の感光体ドラム21a〜21d表面は、それぞれ、転写部24a〜24dとの対向位置に達する。そして、転写部24a〜24dで、搬送ベルト27によって搬送された転写紙P上に、感光体ドラム21a〜21d上で現像された各色の画像が、順次転写される。
【0039】
そして、転写後の感光体ドラム21a〜21d表面は、それぞれ、クリーニング器25a〜25dとの対向位置に達する。そして、クリーニング器25a〜25dで、感光体ドラム21a〜21d上に残存する未転写トナーが回収される。
その後、感光体ドラム21a〜21d表面は、不図示の除電器を通過して、一連の作像プロセスを完了する。
【0040】
一方、転写紙Pを収納する給紙部61からは、給紙ローラ62により給紙された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、搬送ベルト27に導かれる。搬送ベルト27に導かれた転写紙Pは、搬送ベルト27に搬送されて、上述の転写部24a〜24dを順次通過する。こうして、各色の画像が転写紙上に1つの画像として重ねて転写されて、フルカラーの画像を得る。
【0041】
その後、フルカラー画像が転写された転写紙Pは、搬送ベルト27により、定着部66に導かれる。定着部66では、加熱ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部にて、カラー画像が転写紙P上に定着される。
そして、定着後の転写紙Pは、排紙ローラ69によって、装置本体1外に排出されて、一連の画像形成装置の動作が完了する。
【0042】
なお、搬送ベルト27における転写紙Pを搬送する搬送タイミングと、各感光体ドラム21a〜21dにおける作像タイミングとは、4つの感光体ドラム21a〜21d上に形成される各色の画像が転写紙P上にて重なるように制御される。特に、転写紙P上での各色画像の位置ずれを微調整するために、副操作方向と走査方向とのカラー位置ずれ調整がそれぞれおこなわれる。
詳しくは、副走査方向(転写紙Pの搬送方向である。)の位置ずれは、搬送ベルト27の搬送速度や、感光体ドラム21a〜21dの回転数を微調整しておこなう。また、走査方向(副走査方向と直交する方向である。)の位置ずれは、ポリゴンモータ3の回転数を微調整しておこなう。
【0043】
次に、図2にて、上述の画像形成装置本体1に挿脱自在に設置される現像器23a〜23dについて説明する。図2は、カラー現像器としてのイエロー現像器23aを示す概略断面図である。
ここで、図1で説明したその他の現像器(シアン現像器23b、マゼンタ現像器23c、黒色現像器23d)は、それぞれ、以下に説明するイエロー現像器23aに対して、トナーの種類を除いてほぼ同一の構成であるとともに、ほぼ同一の形状からなる。
【0044】
図2において、現像器23aは、主として、トナーのみが収納されたトナーホッパ26aと、現像ローラ23a1と2つの搬送部材23a2、23a3が配設されるとともにキャリア及びトナーを収納する現像タンクとからなる。
そして、感光体ドラム21a上に作成したパッチ画像パターンの濃度を光学センサ(カラートナー検出部)で検出して、その検出結果に基づいて、トナーホッパ26aから現像タンクへのトナー補給を制御する。トナーホッパ26aからトナー補給された現像タンク内では、2つの搬送部材23a2、23a3によってトナーとキャリアが混合された現像剤が、現像ローラ23a1に供給される。そして、現像剤を担持した現像ローラ23a1から、感光体ドラムの潜像に向けて、トナーのみが供給される。
【0045】
なお、上述の光学センサは、感光体ドラム21aの回転方向における、現像器23aの下流側に、感光体ドラム21aと対向して配設されている。そして、光学センサによって、上述のパッチ画像パターンの濃度が連続して小さいものと検出された場合に、その結果に基づき、現像器23a内のトナーが不足しているものと判別される。
このトナー検出部(カラートナー検出部又は黒色トナー検出部)としての光学センサは、各感光体ドラム21a〜21dに対してそれぞれに対向して配設されており、各現像器内23a〜23dのトナー量を検出する。
【0046】
次に、図3にて、上述のように構成された現像器23a〜23dの、画像形成装置本体1への設置について説明する。図3は、画像形成装置における現像器保持部近傍を示す概略断面図である。詳しくは、図3は、図1の画像形成装置本体1におけるX−X断面の一部を示す図である。
【0047】
図3において、31aはイエロー現像器23aが挿脱可能に設置されるカラー現像器保持部としてのイエロー現像器保持部、31bはシアン現像器23bが挿脱可能に設置されるカラー現像器保持部としてのシアン現像器保持部、31cはマゼンタ現像器23cが挿脱可能に設置されるカラー現像器保持部としてのマゼンタ現像器保持部、31dは黒色現像器23dが挿脱可能に設置される黒色現像器保持部、39a〜39dはカラー現像器23a〜23c及び黒色現像器23dに設けられた共通の突起部、40a〜40cはカラー現像器23a〜23cに設けられた非共通の突起部、41〜47は現像器保持部31a〜31dに設けられた穴部、48〜54は検出部(現像器検出部)としての切替スイッチを示す。
【0048】
ここで、現像器23a〜23dが装置本体1外から現像器保持部31a〜31dに挿入される位置には、例えば、現像器23a〜23dの投影形状(図2の現像器の輪郭である。)とほぼ同一形状の開口が設けられている。また、4つの現像器保持部31a〜31dには、例えば、現像器23a〜23dの重量を受ける板金等の受部や、感光体ドラム21a〜21dと現像器23a〜23dとの位置を決めるための位置決め部材等が設けられている。そして、それぞれの現像器23a〜23dが、現像器保持部31a〜31dに設置されて、上述の黒画像及びカラー画像の形成が可能となる。
なお、図3中の矢印は、現像器23a〜23dの現像器保持部31a〜31dへの挿入方向を示すものである。
【0049】
また、各現像器23a〜23dは、突起部39a〜39d、40a〜40cを除き、ほぼ同等の形状をなす。
詳しくは、黒色現像器23dは、側面基準から距離L1の位置に突出する突起部39dを有する。そして、この突起部39dは、黒色現像器23dを黒色現像器保持部31dに挿入したときに、黒色現像器保持部31dに設けた穴部47に係合する。このとき、穴部47の奥側に設置された切替スイッチ54の可動部が、黒色現像器23dの突起部39d先端に押圧される。こうして、黒色現像器23dの黒色現像器保持部31dへの設置が完了する。
【0050】
また、マゼンタ現像器23cは、側面基準から距離L1の位置に突出する突起部39c(第1突起部)と、その位置から距離L2の位置に突出する突起部40c(第2突起部)とを有する。そして、この2つの突起部39c、40cは、マゼンタ現像器23cをマゼンタ現像器保持部31cに挿入したときに、マゼンタ現像器保持部31cに設けた2つの穴部45、46にそれぞれ係合する。このとき、2つの穴部45、46の奥側にそれぞれ設置された切替スイッチ52、53の可動部が、マゼンタ現像器23cの突起部39c、40c先端に押圧される。こうして、マゼンタ現像器23cのマゼンタ現像器保持部31cへの設置が完了する。
【0051】
また、シアン現像器23bは、側面基準から距離L1の位置に突出する突起部39b(第1突起部)と、その位置から距離L3の位置に突出する突起部40b(第2突起部)とを有する。そして、この2つの突起部39b、40bは、シアン現像器23bをシアン現像器保持部31bに挿入したときに、シアン現像器保持部31bに設けた2つの穴部43、44にそれぞれ係合する。このとき、2つの穴部43、44の奥側にそれぞれ設置された切替スイッチ50、51の可動部が、シアン現像器23bの突起部39b、40b先端に押圧される。こうして、シアン現像器23bのシアン現像器保持部31bへの設置が完了する。
【0052】
また、イエロー現像器23aは、側面基準から距離L1の位置に突出する突起部39a(第1突起部)と、その位置から距離L4の位置に突出する突起部40a(第2突起部)とを有する。そして、この2つの突起部39a、40aは、イエロー現像器23aをイエロー現像器保持部31aに挿入したときに、イエロー現像器保持部31aに設けた2つの穴部41、42にそれぞれ係合する。このとき、2つの穴部41、42の奥側にそれぞれ設置された切替スイッチ48、49の可動部が、イエロー現像器23aの突起部39a、40a先端に押圧される。こうして、イエロー現像器23aのイエロー現像器保持部31aへの設置が完了する。
【0053】
以上述べた現像器23a〜23dと現像器保持部31a〜31dとの構成は、黒色現像器23dをカラー現像器保持部31a〜31cに設置することを可能にするとともに、カラー現像器23a〜23cを他の現像器保持部に設置することを不可能にするものである。
詳しくは、黒色現像器23dにただ1つ設けられた突起部39dは、カラー現像器23a〜23cの第1の突起部39a〜39cと同様に、側面基準から距離L1の位置に形設されたものである。したがって、例えば、黒色現像器23dをマゼンタ現像器保持部31cに挿入すると、黒色現像器23dの突起部39dがマゼンタ現像器保持部31cの穴部45に係合して、挿入を妨げる突起部がないために黒色現像器23dの設置が可能となる。このとき、マゼンタ現像器保持部31cの2つの切替スイッチ52、53のうち一方の切替スイッチ52のみが突起部39dにより押圧されることになる。
【0054】
同様に、黒色現像器23dをシアン現像器保持部31bに挿入すると、黒色現像器23dの突起部39dがシアン現像器保持部31bの穴部43に係合して、黒色現像器23dの設置が可能となる。このとき、シアン現像器保持部31bの2つの切替スイッチ50、51のうち一方の切替スイッチ50のみが突起部39dにより押圧されることになる。
さらに、黒色現像器23dをイエロー現像器保持部31aに挿入すると、黒色現像器23dの突起部39dがイエロー現像器保持部31aの穴部41に係合して、黒色現像器23dの設置が可能となる。このとき、イエロー現像器保持部31aの2つの切替スイッチ48、49のうち一方の切替スイッチ48のみが突起部39dにより押圧されることになる。
【0055】
一方、イエロー現像器23aは、他の現像器23b〜23dと共通する第1の突起部39a以外に、スパンL4の異なる第2の突起部40aを備える。そして、イエロー現像器保持部31a以外の現像器保持部31b〜31dは、イエロー現像器23aの第2の突起部40aが係合する穴部を備えていない。したがって、イエロー現像器23aをイエロー現像器保持部31a以外の現像器保持部31b〜31dに挿入しようとしても、第2の突起部40aが保持部奥側の壁材と干渉して、完全な設置ができないことになる。
また、シアン現像器23b、マゼンタ現像器23cについても、同様に、他の現像器保持部には設置できない。
【0056】
次に、図4にて、画像形成装置に設けられた制御部について説明する。図4は、図1の画像形成装置における制御部への信号のやり取りを示すブロック図である。
図4において、破線枠内に示す48〜54は、図3で説明した現像器保持部31a〜31dにおける切替スイッチ48〜54を示すものである。
【0057】
切替スイッチ48〜54が現像器の突起部先端に押圧されると、スイッチ回路がオンとなり、図4に示すように、そのオン信号が制御部56に転送される。そして、制御部56に送られるオン信号に基づいて、制御部56は、装置本体への現像器の設置と、設置された現像器の種類とを判別する。
具体例を、いくつか述べる。例えば、すべての切替スイッチ48〜54がオン状態にあるとき、黒色現像器23d及びカラー現像器23a〜23cがすべて設置されているものと判別される。また、切替スイッチ54のみがオン状態にあるとき、黒色現像器23dのみ設置されているものと判別される。また、切替スイッチ52、53がオフ状態にあるとき、マゼンタ現像器23cが設置されていないものと判別される。また、切替スイッチ48、49のうち切替スイッチ48のみがオン状態にあるとき、黒色現像器23dがイエロー現像器保持部31aに設置されているものと判別される。
【0058】
また、図4に示すように、制御部56には、図1で述べた光学センサ等のトナー検出部60の検出結果が伝達される。詳しくは、黒色現像器23a及びカラー現像器23b〜23dにおける、収納トナー量の情報が、制御部59に転送される。
さらに、制御部56では、切替スイッチ48〜54の情報や、トナー検出部60の情報に基づいて、ユーザーにメッセージを伝えるための表示部35や、ユーザーが装置を操作するための操作部34や、帯電器、現像器、転写器等の電圧・電流を制御する高圧電源部59や、搬送ベルトやポリゴンモータ等を駆動する駆動部58に制御信号を転送して、これらを制御する。
【0059】
次に、図5〜図7を参照して、上述の制御部56でおこなわれる制御の詳細について説明する。
図5は、本実施の形態1における画像形成装置の制御を示すフローチャートである。また、図6は、各現像器保持部に対応した電源部の設定を示す表である。また、図7は、表示部及び操作部を示す概略平面図である。
【0060】
図5を参照して、まず、画像形成装置の電源スイッチが入れられると(ステップS1)、図4で説明した切替スイッチ48〜54の情報に基づき、すべての現像器23a〜23dが装置本体1に設置されているかが判別される(ステップS2)。その結果、4つの現像器23a〜23dがすべて設置されていると判別された場合には、次に、図4で説明したトナー検出部60の情報に基づき、すべての現像器23a〜23d内のトナーが不足していないかが判別される(ステップS3)。
【0061】
その結果、すべての現像器23a〜23dについて、トナーが充填されていると判別された場合には、画像形成に係わるモードの選択がされる(ステップS4)。すなわち、黒色トナーのみを用いた黒色画像の形成をおこなうのか、カラートナーをも用いたカラー画像の形成をおこなうのかの選択が、図7に示す操作部34を操作するユーザーによりされる。
その後、画像形成装置の所定のウォームアップがおこなわれて(ステップS5)、画像形成の準備が完了して装置はスタンバイ状態になる(ステップS6)。
【0062】
これに対して、ステップS2で設置されていない現像器があると判別された場合と、ステップS3でトナーが不足してトナーホッパへのトナー充填がされていない現像器があると判別された場合とには、図4で説明した切替スイッチ48〜54の情報に基づき、黒色現像器23dが設置されているかが判別される(ステップS7)。
その結果、黒色現像器23dが設置されていないと判別された場合には、画像形成装置の動作はおこなわない(ステップS9)。
【0063】
これに対して、黒色現像器23dが設置されていると判別された場合には、次に、図4で説明したトナー検出部60の情報に基づき、黒色現像器23d内のトナーが不足していないかが判別される(ステップS8)。
その結果、黒色現像器23dにおいて、トナーが充填されていないと判別された場合には、画像形成装置の動作はおこなわない(ステップS9)。
これに対して、黒色現像器23dにおいて、トナーが充填されていると判別された場合には、黒色画像形成の選択(モノクロ自動選択)がされる(ステップS10)。
【0064】
なお、このモノクロ自動選択は、カラー画像形成が不可能であることの検出結果に基づき、カラー画像の形成ができないようにして、黒色現像器23dのみを用いた黒色画像の形成のみを可能にするものである。
また、ここでの黒色画像形成は、図3で説明したカラー現像器保持部31a〜31dに黒色現像器23dが設置されている場合をも含むものである。すなわち、黒色現像器23dがカラー現像器保持部31a〜31dに設置されている場合には、その状態で黒色画像の形成ができるように制御される。
【0065】
詳しくは、図4で説明した切替スイッチ48〜54の情報に基づき、カラー現像器保持部への黒色現像器23dの設置を判別する。そして、その情報に基づき、制御部56は高圧電源部59を制御する。
具体的な制御は、図6を参照して、例えば、マゼンタ現像器保持部31cに黒現像器23dが設置された場合に、マゼンタ現像器保持部31cに対応した帯電器22c、現像器、転写器24cに電圧や電流を供給するM電源の設定が、通常時のM制御の設定から黒色現像器設置時のB制御の設定に変更される。
【0066】
なお、図6において、B電源、M電源、C電源、Y電源は、それぞれ、黒色現像器22d、マゼンタ現像器22c、シアン現像器22b、イエロー現像器22aに対応した帯電器22a〜22d、転写器24a〜24d等の電源である。
また、B制御、M制御、C制御、Y制御は、それぞれ、黒色現像器22d、マゼンタ現像器22c、シアン現像器22b、イエロー現像器22aに適合した最適のプロセス制御条件である。
こうして、黒色現像器23dが、カラー現像器保持部31a〜31cに設置された場合であっても、最適なプロセス条件で、転写ちりや版画等の異常画像のない高品質の黒色画像形成をおこなうことができる。
【0067】
また、制御部56は、4つの現像器保持部31a〜31dのうち複数の現像器保持部に、それぞれ、黒色現像器23dが設置されている場合にも、それらの黒色現像器23dによる黒色画像形成を可能にするものである。
例えば、黒色現像器保持部31dとイエロー現像器保持部31aとに、それぞれ、黒色現像器23dが設置されている場合に、まず、黒色現像器保持部31dに設置された黒色現像器23dによる黒色画像形成を優先的におこなう。そして、黒色現像器保持部31dに設置された黒色現像器23dの黒色トナーが不足して黒色画像形成ができなくなったときに、イエロー現像器保持部31aに設置された黒色現像器23dによる黒色画像形成をおこなう。
こうして、カラー画像形成が不可能な状態にある画像形成装置において、黒色画像形成の生産性を向上することができる。
【0068】
また、図5のステップS10においてモノクロ自動選択がされると、制御部56は、そのモードを表示するように表示部35を制御する。具体的には、例えば、図7に示すように、表示部35に「モノクロノミ使用可」と文字によるモード表示をおこなう。これにより、ユーザーは、画像形成装置の状態を的確に判断できるために、誤ってカラー画像に係わる作業をすることが防止される。
【0069】
さらに、図5のステップS10においてモノクロ自動選択がされると、制御部56は、そのモードのみしか選択できないように操作部34を制御する。具体的には、例えば、図7に示すように、操作部34の「カラー/モノクロモード選択ボタン」をユーザーが押しても、それらのモードの選択ができないように制御される。これにより、ユーザーによる誤操作を未然に防止することができる。
【0070】
その後、図5において、ステップS10が終了すると、次に、カラー画像形成におけるカラー位置ずれ調整の制御モードが解除される(ステップS11)。
詳しくは、黒色画像のみ形成可能であると判別されると、制御部56から駆動部58に位置ずれ制御を解除する制御信号が送られる。制御信号が送られた駆動部58では、図1にて説明した各色の副走査方向及び走査方向の位置ずれを微調整するための、搬送ベルト27の搬送速度調整や、感光体ドラム21a〜21dの回転数調整や、ポリゴンモータ3の回転数調整を中断する。
このように黒色画像のみを形成する場合には、カラー位置ずれ調整をおこなわずに、その制御を簡略化しているので、カラー位置ずれ調整に要する時間分だけ画像形成の生産性を向上することができる。
【0071】
その後、図5において、ステップS11が終了すると、画像形成装置における定着器等の所定のウォームアップがおこなわれて(ステップS5)、黒色画像形成の準備が完了して装置はスタンバイ状態になる(ステップS6)。
【0072】
以上説明したように、本実施の形態1においては、カラー現像器23a〜23cのうちいずれかがメンテナンス等により設置されていなかったり、カラー現像器23a〜23cのうちいずれかがトナーが不足して使用できなかったりした場合であっても、黒色現像器23dによる黒色画像形成を可能にした。これにより、黒色画像形成に係わる画像形成装置のダウン時間を短くして、画像形成装置の生産性を高めることができる。
さらに、ユーザーが大量の黒色画像形成を望む場合であっても、複数の黒色現像器23dを装置に設置できるために、画像形成装置における黒色画像形成の生産性を柔軟に向上することができる。
【0073】
なお、本実施の形態1では、フルカラー画像形成を達成するために、画像形成装置に4つの感光体ドラム21a〜21dを設置した。しかし、本発明はこれに限定されることなく、例えば、感光体ドラムが1つのみ設置されたカラー画像形成装置についても適用することができる。具体的には、1つの感光体ドラムに対して、例えば、4色の現像器が収納されたリボルバー現像部と、中間転写部とを備えた画像形成装置において、リボルバー現像部にカラー現像器が設置されていない場合に、リボルバー現像部に設置された黒色現像器のみで黒色画像形成ができるように制御することができる。
【0074】
また、本実施の形態1では、現像器23a〜23dに突起部を設けて、現像器保持部31a〜31dに穴部を設けて、これらを係合させることで現像器23a〜23dの設置をおこなった。しかし、現像器23a〜23dの画像形成装置本体1への設置方法は、これに限定されることなく種々の形態をとることができる。
例えば、現像器23a〜23dに穴部を設けて、現像器保持部31a〜31dに突起部を設けて、これらを係合させることで現像器23a〜23dの設置をおこなうこともできる。
【0075】
また、本実施の形態1では、現像器23a〜23dを、キャリアとトナーとを現像剤として用いた2成分現像器としたが、本発明はこれに限定されることなく、トナーのみを現像剤として用いた1成分現像器に対しても適用することができる。
【0076】
また、本実施の形態1では、現像器23a〜23dの現像器保持部31a〜31dへの設置状態と、現像器23a〜23d内のトナー量とによって、画像形成の可能・不可能を判別した。しかし、画像形成の可能・不可能の判別は、これに限定されることなく、例えば、感光体ドラム21a〜21dや、帯電器22a〜22d等の設置状態に基づいて、又は、関連するすべての条件を合わせておこなうことができる。
【0077】
また、本実施の形態1では、現像器23a〜23dを単体のユニットとして、画像形成装置に挿脱自在に設置できるものとした。これに対して、本実施の形態1における挿脱自在な現像器をプロセスユニットとして、本発明を適用することができる。
すなわち、現像器が、感光体ドラム、帯電器、クリーニング器のうち少なくとも1つと一体化されたプロセスユニットであり、このプロセスユニットの単位で画像形成装置に挿脱される。そして、複数のカラープロセスユニットのうち少なくとも1つがカラープロセスユニット保持部に設置されていない場合等に、黒色プロセスユニットのみによる黒色画像形成ができるように制御する。さらには、カラープロセスユニット保持部に、黒色プロセスユニットを設置できるように構成する。
【0078】
実施の形態2.
図8〜図9にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。図8は、実施の形態2における画像形成システムを示す概略構成図である。また、図9は、図8の画像形成システムにおけるコンピュータのモニターを示す概略平面図である。
【0079】
図8、図9において、1は前記実施の形態1で説明した図1の画像形成装置、34は画像形成装置1の操作部、35は画像形成装置1の表示部、36は画像形成装置1に接続されて画像形成に係わる情報のやり取りをおこなうコンピュータ(パーソナルコンピュータ)、37はコンピュータ36のモニター、38aはモニター36上に表示される画像形成モード表示部、38bはモニター36上に表示される現像器表示部を示す。
【0080】
ここで、コンピュータ36には、プリンタ・ドライバがインストールされている。そして、コンピュータ36から画像形成装置1に向けて、プリンタ・インターフェースを介して、画像形成装置1を制御する信号が転送される。また、画像形成装置1側からも、画像形成装置1の状態を知らせる信号が、プリンタ・インターフェースを介して、コンピュータ36のコントローラに転送される。
【0081】
以上のように構成された画像形成システムは、次のように操作される。
まず、ユーザーは、画像形成装置1による画像形成(印刷)を希望する、例えば、ワードプロセッサ・ソフトウェアにより作成された文章を、モニター37上の表示とマウス等の入力部の操作とを対応させて指定する。
これにより、モニター37上には、例えば、図9に示すような表示がされる。
このモニター37上には、例えば、原稿サイズの指定部や、原稿方向の指定部や、印刷部数の指定部や、給紙トレイの指定部等が表示される。
【0082】
また、モニター37上には、前記実施の形態1で説明した画像形成装置1の表示部35の表示に対応した画面形成モード表示部38aが表示される。
詳しくは、図9に示すように、画面形成モード表示部38aには、「カラー」、「モノクロ」、「モノクロのみ」の3つのモードが表示される。そして、画像形成装置1において黒色画像及びカラー画像の形成が可能である場合には、ユーザーは、表示部38a上の「カラー」、「モノクロ」のいずれかを選択して、それに対応した印刷をすることができる。これに対して、画像形成装置1において黒色画像のみの形成が可能である場合には、ユーザーは、表示部38a上の「カラー」、「モノクロ」のいずれをも自由選択できずに、表示部38a上の「モノクロのみ」が強制選択される。そして、それに対応した印刷をすることになる。
【0083】
また、モニター37上には、画像形成装置1の現像器保持部31a〜31dに設置された現像器23a〜23dを示す現像器表示部38bが表示される。
詳しくは、図9に示すように、現像器表示部38bには、例えば、「現像器3」の表示部が反転表示されている。これにより、コンピュータ36を操作するユーザーは、画像形成装置1にシアン現像器23bが設置されていないことを知ることになる。そして、この情報に基づいて、「現像器3」の位置に対応する画像形成装置1のシアン現像器保持部31bに、例えば、黒色現像器23dを設置して、黒色画像形成の生産性を向上することができる。
【0084】
なお、本実施の形態2では、画像形成装置1に接続されるコンピュータ36を、単数としたが、本発明における画像形成システムはこれに限定されることなく、1つの画像形成装置1に対して複数のコンピュータを接続して、ネットワーク化した画像形成システムとすることもできる。
【0085】
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
【0086】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、黒色画像形成の生産性が高く、ユーザーの使用状況に柔軟に対応できる利便性の高い画像形成装置及び画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。
【図2】図1の画像形成装置における現像器を示す概略断面図である。
【図3】図1の画像形成装置における現像器保持部近傍を示す概略断面図である。
【図4】図1の画像形成装置における制御部への信号のやり取りを示すブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態1における画像形成装置の制御を示すフローチャートである。
【図6】図3の各現像器保持部に対応した各電源部の設定を示す表である。
【図7】図1の画像形成装置における表示部及び操作部を示す概略平面図である。
【図8】この発明の実施の形態2における画像形成システムを示す概略構成図である。
【図9】図8の画像形成システムにおけるコンピュータのモニターを示す概略平面図である。
【図10】従来の画像形成装置の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カラーレーザープリンタ(画像形成装置)、
23a イエロー現像器(カラー現像器)、
23b シアン現像器(カラー現像器)、
23c マゼンタ現像器(カラー現像器)、
23d 黒色現像器、
26a イエロートナーホッパ、 26b シアントナーホッパ、
26c マゼンタトナーホッパ、 26d 黒色トナーホッパ、
31a イエロー現像器保持部(カラー現像器保持部)、
31b シアン現像器保持部(カラー現像器保持部)、
31c マゼンタ現像器保持部(カラー現像器保持部)、
31d 黒色現像器保持部、
34 操作部、 35 表示部、 36 コンピュータ、 37 モニター、
38a 画像形成モード表示部、 38b 現像器表示部、
39a〜39d、40a〜40c 突起部、 41〜47 穴部、
48〜54 切替スイッチ(検出部)、56 制御部、 58 駆動部、
59 高圧電源部、 60 トナー検出部。

Claims (21)

  1. 黒色トナーが収納された黒色現像器に係わる黒色画像と、前記黒色トナーとは異なるカラートナーが収納された複数のカラー現像器に係わるカラー画像とを形成する画像形成装置であって、
    前記黒色画像の形成が可能であって前記カラー画像の形成が不可能な場合に、前記黒色画像の形成のみができるように制御する制御部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数のカラー現像器が挿脱可能に設置される複数のカラー現像器保持部を備え、
    前記制御部は、前記複数のカラー現像器保持部のうち少なくとも1つのカラー現像器保持部にカラー現像器が設置されていない場合に、前記カラー画像の形成が不可能と判別することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記複数のカラー現像器保持部は、前記カラー現像器の設置を検出するカラー現像器検出部を備え、
    前記制御部は、前記カラー現像器検出部の検出結果に基づき、前記カラー現像器の設置状態を判別することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記複数のカラー現像器のうち少なくとも1つのカラー現像器において前記カラートナーが不足している場合に、前記カラー画像の形成が不可能と判別することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記複数のカラー現像器における前記カラートナーの量を検出するカラートナー検出部を備え、
    前記制御部は、前記カラートナー検出部の検出結果に基づき、前記カラートナーの不足を判別することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記黒色現像器が挿脱可能に設置される黒色現像器保持部を備え、
    前記制御部は、前記黒色現像器保持部に前記黒色現像器が設置されているとともに、前記黒色現像器において前記黒色トナーが不足していない場合に、前記黒色画像の形成が可能と判別することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記黒色現像器保持部は、前記黒色現像器の設置を検出する黒色現像器検出部を備え、
    前記制御部は、前記黒色現像器検出部の検出結果に基づき、前記黒色現像器の設置状態を判別することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記黒色現像器における前記黒色トナーの量を検出する黒色トナー検出部を備え、
    前記制御部は、前記黒色トナー検出部の検出結果に基づき、前記黒色トナーの不足を判別することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記複数のカラー現像器が挿脱可能に設置される複数のカラー現像器保持部を備え、
    前記黒色現像器は、前記複数のカラー現像器保持部のうち少なくとも1つのカラー現像器保持部に挿脱自在に設置できることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記黒色現像器が設置可能に形設された前記カラー現像器保持部に前記黒色現像器と前記カラー現像器とのうちいずれかが設置されたかを判別して、前記黒色現像器の設置を判別した場合に当該黒色現像器に係わる黒色画像の形成を可能とすることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記黒色現像器が前記カラー現像器保持部に設置されたと判別した場合に、該カラー現像器保持部に係わる画像形成の設定を前記カラー現像器に適合する設定から前記黒色現像器に適合する設定に変更することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記黒色現像器が挿脱可能に設置される黒色現像器保持部を備え、
    前記制御部は、前記黒色現像器保持部及び前記複数のカラー現像器保持部のうち複数の保持部にそれぞれ前記黒色現像器が設置された場合に、前記黒色現像器が設置された前記複数の保持部のうちいずれかの保持部を選択して黒色画像の形成ができるように制御することを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記黒色現像器が挿脱可能に設置される黒色現像器保持部を備え、
    前記複数のカラー現像器は、それぞれ、前記黒色現像部保持部及び前記複数のカラー現像器保持部のうち、対応する1つのカラー現像器保持部にのみ挿脱可能に設置されることを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記黒色現像器は挿脱方向に突出する突起部を備え、
    前記黒色現像器保持部は、前記黒色現像器の前記突起部が係合する穴部が形設され、
    前記複数のカラー現像器は、それぞれ、前記黒色現像器の前記突起部に対応する第1突起部と、複数のカラー現像器ごとに異なる位置に配設された第2突起部とを備え、
    前記複数のカラー現像部保持部は、それぞれ、前記第1突起部が係合する第1穴部と、前記第2突起部が係合する第2穴部とが形設されたことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記黒色現像器保持部は、前記穴部への前記突起部の係合を検出する検出部を備え、
    前記複数のカラー現像器保持部は、それぞれ、前記第1穴部への前記突起部又は前記第1突起部の係合を検出する第1検出部と、前記第2穴部への前記第2突起部の係合を検出する第2検出部とを備えたことを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御部は、前記カラー画像の形成をおこなう場合に前記複数のカラー現像器に係わるカラー画像位置ずれ調整をおこない、前記黒画像の形成のみができる場合に前記カラー画像位置ずれ調整をおこなわないように制御することを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 画像形成のモードを表示する表示部を備え、
    前記制御部は、前記黒色画像の形成のみができる場合に、そのモードを表示するように前記表示部を制御することを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 画像形成のモードを選択できる操作部を備え、
    前記制御部は、前記黒色画像の形成のみができる場合に、そのモードだけが選択できるように前記操作部を制御することを特徴とする請求項1〜請求項17のいずれかに記載の画像形成装置。
  19. 前記黒色現像器は、黒色画像を担持する黒色像担持体と、該黒色像担持体の表面を帯電する黒色帯電器と、該黒色像担持体の表面に残存する未転写トナーを回収する黒色クリーニング器とのうち、少なくとも1つと一体化された黒色プロセスユニットであり、
    前記複数のカラー現像器は、それぞれ、カラー画像を担持するカラー像担持体と、該カラー像担持体の表面を帯電するカラー帯電器と、該カラー像担持体の表面に残存する未転写トナーを回収するカラークリーニング器とのうち、少なくとも1つと一体化されたカラープロセスユニットであることを特徴とする請求項1〜請求項18のいずれかに記載の画像形成装置。
  20. 請求項1〜請求項19のいずれかに記載の画像形成装置と、
    画像形成に係わる情報のやり取りを前記画像形成装置とおこなう単数又は複数のコンピュータとを備えたことを特徴とする画像形成システム。
  21. 前記コンピュータは、前記画像形成装置における画像形成のモードを表示するモニターを備え、
    前記モニターは、前記画像形成装置において前記黒色画像の形成のみができる場合に、そのモードを表示することを特徴とする請求項20に記載の画像形成システム。
JP2002204964A 2002-07-15 2002-07-15 画像形成装置及び画像形成システム Pending JP2004045905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002204964A JP2004045905A (ja) 2002-07-15 2002-07-15 画像形成装置及び画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002204964A JP2004045905A (ja) 2002-07-15 2002-07-15 画像形成装置及び画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004045905A true JP2004045905A (ja) 2004-02-12

Family

ID=31710386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002204964A Pending JP2004045905A (ja) 2002-07-15 2002-07-15 画像形成装置及び画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004045905A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009025391A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2011221388A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Brother Ind Ltd 画像形成装置、画像形成システム、プリンタドライバ及び補正制御プログラム
JP2018091926A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成装置に装着可能なトナー容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009025391A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2011221388A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Brother Ind Ltd 画像形成装置、画像形成システム、プリンタドライバ及び補正制御プログラム
US8526058B2 (en) 2010-04-13 2013-09-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, image forming system and recording medium
JP2018091926A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成装置に装着可能なトナー容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH086399A (ja) 画像形成装置
WO2005069084A1 (ja) モノクロ印刷モードでの装着された現像剤の残量総量表示が可能な画像形成装置
JP2007155824A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2008158246A (ja) 画像形成装置
JP2004045905A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2006113494A (ja) 廃現像剤回収装置およびそれを備えた画像形成装置
JP4802683B2 (ja) 画像形成装置
JP7286421B2 (ja) 画像形成装置
JP2007017850A (ja) 画像形成装置
JP2010281885A (ja) 画像形成装置
JP2006142713A (ja) 画像形成装置、その補充用紙表示方法及びその方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2009169117A (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6477573B2 (ja) 画像形成装置
JPH07120992A (ja) 画像形成装置
JP4380225B2 (ja) 画像形成システム
JP2002296981A (ja) 表示装置、および表示装置を備えた画像形成装置
JP5332182B2 (ja) 画像形成装置
JPH0764452A (ja) カラー電子写真装置
JP2005284259A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2005274914A (ja) 画像形成装置、コンピュータプログラム、画像形成システム、及び、画像形成方法
JP6624866B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JPH10104935A (ja) 画像形成装置
JP2001013744A (ja) 画像形成装置
JP2023074100A (ja) 画像形成装置
JP2006113461A (ja) 電子機器、消耗品残量表示方法及びそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050223

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081021