JP2004043110A - 移載機構及びこれを備えた自動倉庫 - Google Patents
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Abstract
【手段】循環式のプラットホーム20は、複数本のフォーク26を備えた平面視櫛歯状に形成されている。払い出しコンベヤ18は、多数本の棒状ローラ31によって平面視櫛歯状に形成されており、各ローラ31は、上下動自在な昇降板24に回転自在に取り付けられている。払い出しコンベヤ18は上昇して荷Wを迎えに行き、荷Wの下降速度を減速させる。従って、プラットホーム20が高速で移動しても、荷Wに対する衝撃が緩和される。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、垂直循環式の移載機構及びこれを備えた自動倉庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
棚を多段に設けて各段の棚ごとに自走台車を配置した台車方式の自動倉庫や、各段の棚において荷が一端から他端に向けて自動的に移動するフローラック方式の自動倉庫においては、各段の棚に載置された荷を昇降式の移載機構によって出庫コンベヤに移し換える必要がある。
【0003】
また、荷の仕分け等を行う物流システムにおいても、多段に配置された枝コンベヤの荷を低い段に位置した1つの集合コンベヤに移し替る場合があり、この場合も、昇降式の移載機構が必要になる。
【0004】
この移載機構としては、荷が載る一つのプラットホーム(リフター)が上下に往復動するタイプと、多数のプラットホームが一定方向に周回する循環方式とがある。後者の例として、例えば特公昭55─324号には、プラットホームを水平姿勢のままで循環させる方式が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記特公昭55─324号の場合、プラットホームは平面視で櫛歯状に形成されており、出庫の状態では、上昇行程において各段の棚から荷を受け継いで、下降行程において出庫コンベヤに移し替えられる。
【0006】
この場合、荷を載せたプラットホームは上昇行程から水平動に転じて更に下降行程に移行することになるが、これではプラットホームを高速走行させると荷が振り落とされる虞があるため、高速での入出庫を行えない問題があった。
【0007】
この点について本願出願人は、例えば特願2001─220399号において、フォーク方式のプラットホームの下降行程で荷の受け取りと放出とを行うタイプの移載機構を開示した。この先願発明では、荷がプラットホームから振り落とされることはないため、プラットホームを高速で移動させることができ、その結果、荷の移し換え能率を格段に向上させることができる。
【0008】
本願発明は、この先願発明の更に発展させたもので、荷の移し替え能率を低下させることなく、荷へのダメージを防止することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の移載機構は、略鉛直方向に延びる循環路に沿って上昇・下降を繰り返すプラットホームと、下降途次のプラットホームに荷を投入する投入コンベヤと、プラットホームの下降行程で当該プラットホームより荷を受け継ぐ払い出しコンベヤとを備えており、前記払い出しコンベヤは、プラットホームの循環路を横切ると共にプラットホームとは干渉しないように配置されている。
【0010】
そして、請求項1の発明では、前記払い出しコンベヤは昇降自在となっており、上昇してから下降し切るまでの間にプラットホームから荷が受け渡されるようになっている。
【0011】
請求項2では、請求項1において、前記プラットホームを、複数本のフォークを備えた平面視櫛歯状に形成する一方、前記払い出しコンベヤを、複数本の棒状ローラを備えた平面視櫛歯状に形成することにより、プラットホームと払い出しコンベヤとは干渉することなく荷の受け渡しが行われるようになっている。
【0012】
そして、前記プラットホームにおけるフォークの群は、下降行程において投入コンベヤに近い側のものが高くなるように傾斜状の線に沿って配置されている一方、払い出しコンベヤにおける棒状ローラの群も、プラットホームにおけるフォークの群の並び状態と同様に傾斜状の線に沿って配置されている。
【0013】
本発明は、請求項1又は請求項2に記載した移載機構を備えた自動倉庫や含んでいる。なお、本発明の移載機構は、自動倉庫のみでなく、仕分け等の物流システムにも広く使用することができる。
【0014】
【発明の作用・効果】
本発明によると、プラットホームを高速で移動させても、払い出しコンベヤが上昇してから下降する行程で荷を受け取ることにより、荷が払い出しコンベヤに乗り移るに際しての衝撃が緩和される。従って、衝撃に弱い荷であっても、損傷や変形を招来することなく高能率で移し換えを行うことができる。
【0015】
ところで、投入コンベヤから荷をプラットホームに向けて荷を投入する場合、例えば荷の前端部に重心が位置するなどして、荷が前傾姿勢になることがある。すると、プラットホームが水平状であると、プラットホームに荷のスムースに載せ換えできないことが懸念される。特にフォーク方式のプラットホームの場合は、荷が前傾姿勢で投げ出されると、荷がフォークに引っ掛かって、完全に載り移ることなく下降してしまうことが懸念される。
【0016】
これに対して請求項2のように構成すると、荷が前傾姿勢であっても、フォークの群が傾斜した線に沿って配置されているため、引っ掛かりを招来することなく確実に載せ替えることができ、かつ、払い出しコンベヤにおけるローラの群も傾斜した線に沿って配置されているため、フォークから払い出しコンベヤへの載せ変えもスムースに行われる。従って、実用性において優れていると言える。
【0017】
【発明の実施形態】
次に、本発明を自動倉庫に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
(1).全体の概要
図1は自動倉庫の概略平面視図であり、この図に基づいて自動倉庫の概略を説明する。
【0019】
自動倉庫は、フローラック方式(ローラ方式)の単位棚2を多列かつ多段に配置した格納部1と、入庫コンベヤ3で搬送されてきた荷(ワーク)Wを各段の棚に受け渡す入庫機構部4と、格納部1から荷Wを出庫コンベヤ5に受け渡す出庫機構部6とを備えている。
【0020】
格納部1の外側には、平面視で単位棚2の長手方向と直交した方向に延びる入庫用通路7と出庫用通路8とが互いに平行に延びるように配置されており、これら通路7,8に、各棚段に対応した走行レール9の対が配置されており、この走行レールを入庫用自走台車10と出庫用自走台車11とが走行する。なお、入庫用自走台車10と出庫用自走台車11とは同じ構造である。
【0021】
入庫機構部4には、入庫コンベヤ3と同じ高さでかつ入庫コンベヤ3と直列状に配置された入庫用仮置きコンベヤと、その上方の各棚段ごとに配置された入庫用仮置き棚12の群とを備えている。なお、入庫コンベヤ3の高さ位置にも単位棚2の群を配置している。
【0022】
入庫用通路7の一端部は格納部1から入庫コンベヤ3の側にはみ出ており、平面視において入庫用仮置き棚12を挟んで入庫用通路7と反対側の部位には、入庫用リザーバ(入庫用リフト装置)13が昇降自在に配置されている。
【0023】
詳細は省略するが、入庫用リザーバ13は、平面視櫛歯状のフォーク群を複数セット備えており、全体としての昇降動とフォーク群の昇降及び前後等との組合せに駆動により、荷Wを入庫用仮置きコンベヤから任意の段の入庫用仮置きコンベヤ12に載せ替えることができる。
【0024】
入庫用自走台車10にも、複数セット(1セットでもよい)のフォーク群を備えており、フォーク群の昇降動と前後動との組合せにより、入庫用仮置きコンベヤ12からの荷の取り出しと、単位棚2への荷Wの載せ換えを行うことができる。出庫用自走台車11は入庫用自走台車10と同じ構成である。
【0025】
(2).出庫部の概要
次に、図2以下の図を参照して出庫機構部6について説明する。
【0026】
図2は概略斜視図であり、この図7から理解できるように、出庫機構部6は、各棚段ごとに配置された出庫用仮置きコンベヤ15及び投入コンベヤ(放出コンベヤ)16の群と、投入コンベヤ16の群の外側に配置された循環式移載装置と、最下段の投入コンベヤ16の外側に配置された払い出しコンベヤ18とを備えており、荷Wは払い出しコンベヤ18から出庫コンベヤ5に排出される。以下、各部位について、図3以下の図面も参照して説明する。
【0027】
図3は荷Wの移動方向と直交した方向から見た側面図、図4は移載装置の部分斜視図、図5は移載装置の部分拡大図、図6は図3のVI−VI視平面図、図7は図6の VII−VII視断面図、図8は図6のVIII−VIII視断面図、図9は分離斜視図、図10は払い出しコンベヤ18の働きを示す図である。
【0028】
出庫用仮置きコンベヤ15は多数本のローラからなっており、隣合ったローラの間には出庫用自走台車11のフォーク群を抜き差しできる空間が空いている。投入コンベヤ16はベルト方式になっており(他の方式でも良い)、略水平状の姿勢からある程度の角度θ1だけ前傾動し得るようになっている。
【0029】
(3).循環式移載機構
循環式移載装置は、上下に長く延びるガイドフレーム19と、ガイドフレーム19の外周に沿って循環するプラットホーム20の群とを備えている。
【0030】
ガイドフレーム19の上端部と下端部とには、荷Wの放出方向と平行に延びる軸心21の回りに回転するスプロケット22が取り付けられており、上下のスプロケット22にチェーン23を巻掛け、このチェーン23にプラットホーム20を取り付けている。
【0031】
プラットホーム20は、板状の昇降体24に補強材25を介して取り付けられた多数本(図では7本)のフォーク26が備えており、昇降体24は、チェーン23に固定された昇降ベース(図示せず)に首振り可能に取り付けられている。このため、プラットホーム20は、下降行程ではフォーク26が水平状の姿勢となり、上昇行程ではフォーク26が鉛直に近い姿勢になる。
【0032】
図2に示すように、プラットホーム20は、投入コンベヤ16による荷Wの放出方向と同じ方向に延びる回転軸線21の軸心回りに循環するため、平面視では、プラットホーム20は、荷Wの放出方向と直交した方向27に沿って往復動することになる。
【0033】
ガイドフレーム19は型鋼製の機枠38に固定されている。プラットホーム20の上下間隔は棚段の上下間隔と同じ寸法に設定している。このため、各段の投入コンベヤ16からプラットホーム20に対して同時に荷Wを放出できる。
【0034】
フォーク26は鋼管等の金属パイプ製(板金製や中実棒材製でも良い)であり、下降行程で見ると、投入コンベヤ16に近いものが最も高くて投入コンベヤ16から遠ざかるに従って高さが低くなるように、水平面に対してある程度の角度θ2で傾斜した線に沿って傾斜状に配置されている。
【0035】
また、図4(A)に明示するように、7本のフォーク26の群のうち投入コンベヤ16に近い6本は直線状に並んでおり、投入コンベヤ16から最も遠い1本のフォーク26は他のフォーク26の並びの延長線よりも若干の寸法Hだけ高くなるように設定している。
【0036】
更に、各フォーク26は、下降行程で上面となる荷支持面20aが平坦面となるように偏平に(略小判形に)潰されており、かつ、荷支持面20aは、投入コンベヤ16に近い前端部20bが低くなるように水平面に対してある程度の角度θ3で傾斜している。
【0037】
プラットホーム20は、フォーク26をほぼ水平の姿勢に保ったままで下限まで下降し、上昇に転じながら、フォーク26が下向きとなるように姿勢を変えていく。
【0038】
プラットホーム20の循環通路を挟んで投入コンベヤ16の群と反対側の部位には、投入コンベヤ16からプラットホーム20に向けて放出された荷Wが飛び出すのを防止するためのストッパー手段の一例として、ステンレス製等のストッパー板29を配置している。
【0039】
ストッパー板29の下方には荷Wが通過し得る空間が空いている。なお、図4に示すように、プラットホーム20の下降通路を挟んでガイドフレーム19と反対側の部位に補助ストッパー手段29′を配置しても良い。
【0040】
(4).払い出しコンベヤ
次に、払い出しコンベヤ18について説明する。プラットホーム20におけるフォーク26の群と干渉しないように配置された支持ローラ31の群を備えている。
【0041】
各支持ローラ31の一端は昇降板32に軸支され、各支持ローラ31の他端は、昇降板32に固定された支持アーム33の先端から突設したブラケット34に軸支されている。従って、プラットホーム20のフォーク26が支持ローラ31と支持アーム33とに干渉することはない。各支持支持ローラ31の群は、全体として、プラットホーム20におけるフォーク26の群の配置傾斜角度θ3と略同じ角度で延びる線に沿って並んでいる。
【0042】
昇降板24のうち支持ローラ31の下方のエリアには、支持ローラ31と同じ方向に突出する短い長さのプーリ35の群が回転自在に配置されており、これらプーリ35に巻掛けたベルト36を支持ローラ31の付け根部外周面に当てている。
【0043】
端部に位置したプーリ35は搬送用モータ37の主軸に固定されており、このため、搬送用モータ37を駆動すると、ベルト36の周回によって各支持ローラ31は一斉に回転し、これにより、荷Wを出庫コンベヤ5に排出することができる。ベルト36は支持ローラ31の下方に配置されているため、ベルト36が荷Wの搬送の邪魔になることはない。なお、図7の符号38はテンションプーリである。
【0044】
昇降板24は、機枠39に固定されたベース板40に昇降自在に取り付けられている。昇降ガイド手段は様々の機構を採用できるが、本実施形態では、ベース40の左右両側部に上下長手のレール42を固定して、これらレール42にスライド自在に装着されたスライダー43に昇降体24をねじで固定している。
【0045】
ベース板40のうち昇降板24と反対側の部位にはブラケット44を固定し、このブラケット44に、主軸45aを昇降板24に向けて突出させた昇降用モータ45が固定されている。
【0046】
昇降用モータ45の主軸45aにはクランクアーム46が固定されており、クランクアーム46の先端にローラ状のスライドピン47を突設している一方、スライダー43(又は昇降板24)に固定したステー部材48に、前記スライドピン47がスライド可能に嵌まる横長の長穴49を設けている。
【0047】
従って、昇降用モータ45を駆動すると、クランクアーム46の回動によってスライドピン47が上下動し、これにより、昇降板24及び支持ローラ31の群はスライドピン47の偏心半径の2倍のストロークで昇降動する。ベース板40には、スライドピン47の回動を許容するため窓穴50を空けている。
【0048】
なお、払い出しコンベヤ18の昇降手段としては図示のようなクランク機構を使用することには限らず、カム機構やエア又は油圧のシリンダを使用したり、電磁シリンダを使用したりというように、様々の機構を採用できる。
【0049】
(5).プラットホームへの載せ換え
既述のとおり、各棚段の荷Wは、投入コンベヤ16からプラットホーム20に受け渡され、それから下降して払い出しコンベヤ18に受け渡され、それから出庫コンベヤ5に排出される。
【0050】
投入コンベヤ16による荷Wの放出は、例えば、投入コンベヤ16を前傾させながら行われる。このため、投入コンベヤ16の前端とプラットホーム20の後端との高さを揃えた状態で荷Wを移し換えることができ、その結果、荷Wをプラットホーム20にスムースに載せ替えることができる。
【0051】
敢えて説明するまでもないが、図示しないセンサー群を備えた制御装置により、投入コンベヤ16から放出された荷Wがプラットホーム20に載るように、投入コンベヤ16とプラットホーム20との駆動タイミングが調節されている。
【0052】
また、投入コンベヤ16の前傾動によって荷Wが前傾姿勢となっても、プラットホーム20のフォーク26の群が全体として傾斜状に配置されているため、荷Wをプラットホーム20にスムースに載り移らせることができる。
【0053】
ところで、荷Wの重心が放出方向に向かって前方側に位置すると、投入コンベヤ16から放出された荷Wは前傾勝手になる傾向を呈するため、フォーク26が単なる円形であると、図7(C)に示すように、荷Wの下部前端がフォーク26につかえる可能性がある。
【0054】
これに対して本実施形態のようにフォーク26の荷支持面26aを偏平状に形成すると、荷支持面26aの巾寸法Lが大きくなるため、荷Wが大きく前傾しても、荷Wの前部下端をフォーク26における平坦状の荷支持面26aに当てて滑り移動させることができ、このため、荷Wをプラットホーム20に確実に移し替ることができる。
【0055】
更に、フォーク26の荷支持面26aを荷Wの放出方向に向けて後傾させると、荷支持面26aの手前部が下がるため、荷Wの前傾角度が更に大きくてもその前部下端を荷支持面26aに載せることができて、より好適である。
【0056】
(6).払い出しコンベヤへの載せ換え
プラットホーム20に載った荷Wは、下降下限の近傍で払い出しコンベヤ18に載せ替えられる。
【0057】
この場合、払い出しコンベヤ18が昇降しない固定式でかつプラットホーム20が高速で移動すると、払い出しコンベヤ18に載ったときに荷Wに衝撃が作用する。この衝撃の大きさは、プラットホーム20を高速で移動させるほど大きくなる。さりとて、プラットホーム20の移動速度を低くすると出庫能率が低下する。
【0058】
これに対して、払い出しコンベヤ18を昇降式に構成すると、図10に示すように、払い出しコンベヤ18の下降途次においてプラットホーム20から払い出しコンベヤ18に荷Wを受け渡すことにより、荷Wに対する衝撃を大幅に緩和できる。その結果、衝撃に弱い荷Wであっても、損傷や変形をもたらすことなく能率良く出庫することができる。
【0059】
なお、払い出しコンベヤ18の周囲には荷Wの有無やプラットホーム20の下降動を検知するセンサー類が配置されており、払い出しコンベヤ18は、上昇し切ると丁度プラットホーム20のフォーク26の同じ高さになるように、センサー類の信号に基づいて昇降タイミングが制御される。
【0060】
なお、払い出しコンベヤ18の下降速度はフォーク20の下降速度よりも遅くしておくのが好ましい(クランク方式の昇降機構では、モータの回転が一定なら、昇降速度は上死点近傍と下死点近傍で減速されるので好ましい)。
【0061】
(7).他の実施形態
プラットホーム20におけるフォーク26の群は傾斜状に配置した場合であっても、図11に第2実施形態として概略を示すように、プ払い出しコンベヤ18におけるローラ31の群を水平状に配置して、この水平状に配置したローラ31の群を昇降自在とすることも可能である。
【0062】
この実施形態の場合は、荷Wは、下降速度を減衰されて緩衝されつつ、前傾状の姿勢から水平状の姿勢に変えられることになる。ローラ31の群を傾斜状の線に配置しつつ、その傾斜の程度をフォーク26の配置傾斜角度よりも小さくするなどしても良い。
【0063】
言うまでもないが、フォーク26の群が水平状配置されている場合は、払い出しコンベヤ32におけるローラ31の群も水平状に配置すれば良い。また、頭記した先願発明に開示されているように、プラットホームのフォークをローラ方式とすることも可能である。
【0064】
図12は第3実施形態を示す平断面図であり、この実施形態では、平面視でのプラットホーム20の往復動方向27が投入コンベヤの搬送方向と直線状に並んでおり、従って、荷Wは、黒抜き矢印で示す方向からプラットホーム20に投入されて、白抜き矢印で示す方向に移動して払い出しコンベヤ18に載せ換えられる。
【0065】
この実施形態の場合、払い出しコンベヤ18はベルトコンベヤ51の群からなっており、かつ、全体として昇降するようになっている。
【0066】
図13に示すのは第4実施形態の平面図であり、この実施形態では、荷Wは、黒抜き矢印で示すように平面視でプラットホーム20の往復動方向27と同じ方向からプラットホーム20に投入される。
【0067】
払い出しコンベヤ18はローラコンベヤ状になっており、白抜き矢印で示すように、荷Wを平面視でプラットホーム20の往復動方向27と直交した方向に払い出すようになっている。また、払い出しコンベヤ18は昇降自在に構成されている。プラットホーム20の荷Wの投入方向と排出方向とを、逆の関係にすることも可能である。
【0068】
(8).その他
本発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば、払い出しコンベヤが昇降自在であるとは、荷の動きを速度を減衰させて衝撃を緩和できれば良いのであり、従って、払い出しコンベヤを回動式として、その一部の高さは一体でも他の部位が昇降するようなものも請求項の構成に含まれる。
【0069】
また、投入コンベヤは一段でも良い。更に、投入コンベヤ及び払い出しコンベヤにおける「コンベヤ」とは、荷を搬送又は移送する手段を包含する広い概念であり、例えば、荷をシュートに載せてプッシャーで強制的に押し出すものや、自重を利用して荷を滑り移動させるようなものも含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の概略平面視図である。
【図2】出庫機構部の概略斜視図である。
【図3】荷の移動方向と直交した方向から見た出庫機構部の側面図である。
【図4】移載機構の部分斜視図である。
【図5】(A)はプラットホームの部分拡大図、 (B)は説明のための図、 (C)は実施形態との比較例を示す図である。
【図6】図3のVI−VI視平面図である。
【図7】図3の VII−VII視断面図である。
【図8】(A)は図6のVIII−VIII視断面図、 (B)は (A)の B−B視断面図である。
【図9】分離斜視図である。
【図10】払い出しコンベヤの働きを示す図である。
【図11】第2実施形態を示す図である。
【図12】第3実施形態を示す図である。
【図13】第4実施形態を示す図である。
【符号の説明】
3 入庫コンベヤ
5 出庫コンベヤ
6 出庫機構部
15 出庫用仮置きコンベヤ
16 投入コンベヤ
17 移載機構
18 払い出しコンベヤ
19 ガイドフレーム
20 プラットホーム
26 フォーク
31 ローラ
Claims (3)
- 略鉛直方向に延びる循環路に沿って上昇・下降を繰り返すプラットホームと、下降途次のプラットホームに荷を投入する投入コンベヤと、プラットホームの下降行程で当該プラットホームより荷を受け継ぐ払い出しコンベヤとを備えており、前記払い出しコンベヤは、プラットホームの循環路を横切ると共にプラットホームとは干渉しないように配置されている移載機構であって、
前記払い出しコンベヤは昇降自在であって、上昇してから下降し切るまでの間にプラットホームから荷が受け渡されるようになっている、
移載機構。 - 前記プラットホームを、複数本のフォークを備えた平面視櫛歯状に形成する一方、前記払い出しコンベヤを、複数本の棒状ローラを備えた平面視櫛歯状に形成することにより、プラットホームと払い出しコンベヤとは干渉することなく荷の受け渡しが行われるようになっており、
更に、前記プラットホームにおけるフォークの群は、下降行程において投入コンベヤに近い側のものが高くなるように傾斜状の線に沿って配置されている一方、払い出しコンベヤにおける棒状ローラの群も、プラットホームにおけるフォークの群の並び状態と同様に傾斜状の線に沿って配置されている、
請求項1に記載した移載機構。 - 請求項1又は請求項2に記載した移載機構を備えている自動倉庫。
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