JP2004042901A - 超小旋回作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】降雨時に雨水が該保護壁側へ排出されるのを防ぎ、運転者の乗降時に該キャノピールーフにかかった雨水が該運転者にかからないようにし、また、運転部正面において雨水が滴り落ちないようにし、降雨時の視界の悪化を低減し、作業性を向上することができるようにする。
【解決手段】超小旋回作業機において、運転部9のキャノピールーフ7上面縁周部に溝もしくは縁を設け、該キャノピールーフ7の保護壁103側を下方に傾斜させ、降雨時に雨水が該保護壁103側へ排出されるように構成した。
【選択図】図8

Description

 本発明は、旋回台に取り付けたブームに作業用アタッチメントを装着し、該作業用アタッチメントを左右にオフセット可能とした超小旋回作業機の構成に関する。
 従来は、運転者の乗降時に該キャノピールーフにかかった雨水が該運転者にかかり、また、運転部正面において雨水が滴り落ち、降雨時の視界の悪化が低減し、作業性を低下させていた。
 また、図15に示すように、超小旋回作業機において、ターニングフレーム201上にエンジン202が配設されており、該エンジン202下方のターニングフレーム201にはオイル交換用の開口部が設けられており、該開口部はカバー24により被装されている。上記構成においてターニングフレーム201上にエンジン202が配設されているため、該エンジン202の配設位置は前記ターニングフレーム201よりも上方に位置している。このため、超小旋回作業機の重心を低くするために、カウンターウェイトに凹部を設ける等の構成を取っている。例えば、特開平8−72564などである。
特開平8−72564号公報
 本発明は、従来のキャノピールーフの不具合を解消するものである。
 また、上記従来の構成において、ターニングフレーム上にエンジンが配設されているため、該エンジンの配設位置は前記ターニングフレームよりも上方に位置しており、該エンジンをターニングフレームより下方に配置することは困難であり、前記カウンターウェイトに凹部を設けた場合においても、該カウンターウェイトをフレーム上に配設した場合には、該カウンターウェイトの重心が前記ターニングフレームの上方に位置するという不具合が存在したのである。
 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
 請求項1においては、旋回台の運転部横側方に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム、該第一ブームの先端部に左右方向へ回動自在に取り付けられた第二ブーム、該第二ブームに左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム、該第三ブームに上下方向に回動可能に取り付けられたアーム、該アームの先端に取り付けられた作業用アタッチメント、及び、運転部を覆うキャノピールーフを有し、該第二ブームの左右方向への回動により作業用アタッチメントを左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回作業機において、該運転部のキャノピールーフの一部に傾斜部を設けることを特徴とする超小旋回作業機である。
 請求項2においては、前記運転席のキャノピールーフの上面縁周部に溝もしくは縁を設け、該キャノピールーフの保護壁側を下方に傾斜させ、降雨時に雨水が該保護壁側へ排出されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の超小旋回作業機である。
 請求項3においては、超小旋回作業機のターニングフレームに開口部を設け、該開口部にエンジン下部を挿入し、該ターニングフレームの下方より該エンジン下部を保護する部材を装着し、該エンジン下部を保護する部材をカウンターウェイトとして利用することを特徴とする請求項1又は2記載の超小旋回作業機である。
 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
 請求項1の如く、旋回台の運転部横側方に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム、該第一ブームの先端部に左右方向へ回動自在に取り付けられた第二ブーム、該第二ブームに左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム、該第三ブームに上下方向に回動可能に取り付けられたアーム、該アームの先端に取り付けられた作業用アタッチメント、及び、運転部を覆うキャノピールーフを有し、該第二ブームの左右方向への回動により作業用アタッチメントを左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回作業機において、該運転部のキャノピールーフの一部に傾斜部を設けたので、降雨時に雨水が該保護壁側へ排出されるので、運転者の乗降時に該キャノピールーフにかかった雨水が該運転者にかからなくなったのである。
 また、運転部正面において雨水が滴り落ちないので、降雨時の視界の悪化が低減し、作業性を向上することができる。
 また、請求項2の如く、前記運転席のキャノピールーフの上面縁周部に溝もしくは縁を設け、該キャノピールーフの保護壁側を下方に傾斜させ、降雨時に雨水が該保護壁側へ排出されるように構成したので、上面縁周部に溝もしくは縁を設け、該キャノピールーフの保護壁側を下方に傾斜させ、降雨時に雨水が該保護壁側へ排出されるので、運転者の乗降時に該キャノピールーフにかかった雨水が該運転者にかからない。また、運転部正面において雨水が滴り落ちないので、降雨時の視界の悪化が低減し、作業性を向上することができる。
 請求項3の如く、超小旋回作業機を構成するターニングフレームに開口部を設けエンジン下部を挿入し、該ターニングフレームの下方より該エンジン下部を保護する部材を装着し、該エンジン下部を保護する部材をカウンターウェイトとして利用するので、運転部において運転席上方に空間を充分確保可能であり、運転者の頭部上方の空間を確保し、運転部の快適性を向上可能である。
 また、超小旋回作業機の全高を低くし、重心を下げると共に排気管への雨水の侵入を防止するとともに、保護部材によりエンジンのオイルを抜き取る際の開口部を構成可能である。また、容易な構成によりエンジンの配置位置を低く構成し、カウンターウェイトをターニングフレームよりも低い位置に配置可能である。
 次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
 図1は本発明の超小旋回作業機を示す側面図、図2は同じく後面図、図3はマフラー又は排気管の構成を示す側面図、図4はマフラー又は排気管を装着した運転部の構成を示す正面図、図5は同じく平面図、図6はキャノピールーフのA−A線断面図、図7は同じくB−B線断面図、図8はキャノピールーフの形状を示す斜視図、図9はマフラーカバー又は排気管カバーの上部構成を示す正面断面図、図10はキャノピールーフの第二実施例をしめす側面図、図11は同じく正面図、図12は同じく斜視図、図13は同じく正面断面図、図14はエンジン配置部のターニングフレームの構成を示す図、図15は従来のエンジン配置部のターニングフレームの構成を示す図である。
 本発明の超小旋回作業機の構成について説明する。
 図1、図2において、左右一対のクローラ走行装置2を装備した走行装置1の上部に、旋回可能に旋回台4を取り付け、該旋回台4上部の一側方には運転席6を配設し、該運転席6の上方をキャノピールーフ7で覆って運転部9を構成し、該運転部9横側方にバックホウ装置5を配置している。
運転部9の前方にはバッテリー61及び燃料タンク62が配設され、該バッテリー61及び燃料タンク62はカバー63により覆われている。また、前記走行装置1の、例えば、後端部には、排土板3を装着している。
バックホウ装置5は、第一ブーム10を最大限持ち上げるとともに、アーム13及びバケット14を左右にオフセットせずに最大限巻き込んだ状態(図1に示す姿勢にある状態)においては、全体が旋回台4の旋回径内に格納できるように構成している。
そして、バックホウ装置5全体が旋回台4の旋回径内に格納される小旋回格納状態において、バケット14と運転部9とが干渉しないように構成している。
次に、バックホウ装置5について説明する。
 前記バックホウ装置5は、旋回台4に上下回動自在に取り付けた第一ブーム10、該第一ブーム10の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けた第二ブーム11、該第二ブーム11に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム12、該第三ブーム12に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム13、及び、該アーム13の先端に取り付けられた作業用アタッチメントであるバケット14を有し、第二ブーム11の左右方向への回動によりアーム13及びバケット14を左右方向へオフセット可能に構成している。
そして、第一ブーム10と旋回台4との間にブームシリンダ29を介装して、該ブームシリンダ29の伸縮により第一ブーム10を上下回動可能とし、第三ブーム12とアーム13との間にアームシリンダ17を介装して、該アームシリンダ14の伸縮によりアーム13を上下回動可能とし、アーム13とバケット14との間にバケットシリンダ48を介装して、該バケットシリンダ48の伸縮によりバケット48を上下回動可能としている。 図1における軌跡66は、ブームシリンダ29、アームシリンダ17、及び、バケットシリンダ48等の伸縮に伴ってバケット14の先端が通過する軌跡であり、軌跡66の全範囲において、バケット14と運転部9とが干渉しないように構成している。
第二ブーム11は、その下端部で第一ブーム10の上端部と下部回動軸15により左右回動自在に連結され、該第二ブーム11の上端部は上部回動軸16により第三ブーム12を左右回動自在に連結しており、第二ブーム11と第一ブーム10との間にはオフセットシリンダ31が介装されている。
さらに、第一ブーム10と第三ブーム12との間にはオフセットロッド30が架設され、該オフセットロッド30の両端部は、第一ブーム10及び第三ブーム12にそれぞれ枢着されて、該オフセットロッド30、第一ブーム10、第二ブーム11、及び、第三ブーム12により平行四連リンク機構を構成している。
 そして、オフセットシリンダ31を伸縮させることで、バケット14が第一ブーム10に対して偏心して左右方向にオフセットされるが、この場合、平行四連リンク機構により、正面視又は後面視における第一ブーム10と、第三ブーム12、アーム13、及び、バケット14との角度は変化せずに、平行状態を保ったままオフセットされる。
前記第一ブーム10と第二ブーム11とを連結する下部回動軸15、及び、第二ブーム11と第三ブーム12とを連結する上部回動軸16は、それぞれの軸心O・Pがお互いに平行となるように配置されており、該下部回動軸15は、第一ブーム10を最大限持ち上げた状態で、該下部回動軸15のアーム13方向側が反対方向側よりも(本実施例においては下部回動軸15の前部が後部よりも)高位置に位置するように構成している。
また、運転席6の上方を覆うキャノピールーフ7は、前部支柱7a及び後部支柱7bにより支持されており、後部支柱7bは略垂直に立設され、前部支柱7aは後方に傾斜して立設されている。
そして、側面視において、該前部支柱7aと前記下部回動軸15の軸心Oとなす角度が略直角となるように構成している。
このように構成したバックホウ装置5において、バケット14は、第一ブーム10を最大限持ち上げるとともに、アーム93及びバケット94をオフセットさせないで最大巻き込んだ状態の小旋回格納状態において、側面視において運転部9と干渉しないように構成している。
そして、第二ブーム11を回動してバケット14を左右にオフセットした場合、該バケット14は側面視において、下部回動軸15の軸心Oに対して直角方向に移動する。この場合、キャノピールーフ7の前部支柱7aは、下部回動軸15の軸心Oとなす角度が略直角となるように運転部9の前端に配置されているので、バケット14を左右にオフセットすると、該バケット14は側面視において、前部支柱7aと略平行に移動することとなる。
また、第一ブーム10を最大限持ち上げた状態で、前記下部回動軸15のアーム13方向側が反対方向側よりも高位置に位置するので、第二ブーム11が下部回動軸15を中心に回動してバケット14が左右にオフセットすると、該バケット14は、側面視において後方から前方へ移動する。
即ち、運転部9の先端に配置したキャノピールーフ7の前部支柱7aを後方に傾斜して立設するとともに、下部回動軸15の軸心Oとなす角度が略直角となるよう構成することにより、バケット14を左右にオフセットすると、該バケット14は前方へ前部支柱7aと略平行に移動するので、バケット14を左右にオフセットすることによって該バケット14が運転部9に近づくことはない。
このように、該バケット14は前記小旋回格納状態にて、側面視において運転部9と干渉しないように構成されており、該バケット14が左右方向へオフセットされた場合は、該バケット14が運転部9に近づくことはないので、バケット14と運転部9とは何れの状態においても干渉することはなく、該バケット14を、その動作を規制することなく左右のいずれの方向にもオフセットすることができるのである。
これにより、運転部9とバケット14とが干渉することを避けるために、安全装置や制御装置を別途付設する必要がなくなって、バックホウ装置5の低コスト化及び軽量化を図ることができる。
また、前記第一ブーム10及び第二ブーム11は、第一ブーム10を最大限持ち上げた状態において、後方に傾斜した姿勢となるように構成されており、第二ブーム11よりも先端側部分に連結される第三ブーム12、アーム13、及び、バケット14の前方への突出量が小さくなるようにしている。
さらに、第一ブームを最大限持ち上げた状態で、地面に対する第二ブーム11の立設角度が第一ブーム10の立設角度よりも大きくなるように構成している。
このように、第一ブーム10を最大限持ち上げた状態において、第一ブーム10及び第二ブーム11が後方に傾斜した姿勢となるように構成するとともに、地面に対する第二ブーム11の立設角度が第一ブーム10の立設角度よりも大きくなるように構成することにより、バックホウ装置5の前方及び後方への突出量を小さく抑えて、該バックホウ装置5の旋回半径を小さく構成することが可能となっている。
 次に、本実施例におけるマフラー又は排気管の取付け構成について説明する。
 該マフラー又は排気管101は前記後部支柱7b側面に固設されており、マフラーカバー又は排気管カバー112により被装されている。該マフラー又は排気管101のフレキ管により構成された下部101bおよび放熱を行う中部101mおよび排気ガスを排出する上部101tにより構成されている。該構成においてマフラー又は排気管101は運転部9において後部支柱7bおよびキャノピールーフ7に沿う形状に構成されており、該下部101bが機体内側に屈曲した形状をとっている。
 該マフラー又は排気管101の上部101tはキャノピールーフ7の傾斜に沿った形状に曲げられており、該上部101tの開口部において、該上部101tの上側面部が下側面部よりも出張るように構成されている。該マフラー又は排気管101は中部101mにおいて前記後部支柱7bに取付けられる構成になっている。
 該マフラー又は排気管101の下部101bはサイレンサーに接続されており、該サイレンサーより排出される排気ガスをマフラー又は排気管101内に導入可能である。
このため、運転部9のフレームが振動しても、前記マフラー又は排気管101の下部101bがフレキシブルチューブにより構成されているため、該下部101bにおいて振動が吸収され、マフラー又は排気管101全体が振動により受けるストレスを減少することができ、該マフラー又は排気管101の耐久性を向上することが出来る。
 また、該マフラー又は排気管101はフレキシブルチューブにより構成された下部101bにより、フレームに配設されたサイレンサーに接続されるので、該マフラー又は排気管101を後部フレーム7bに取り付ける際に、取付け位置にズレが生じても、該下部101bにより位置のズレを解消することができる。
 次に、キャノピールーフ7の形状について図4乃至図8において説明する。
 運転部9には運転席6が配設されており、該運転部9の第一ブーム10と隣接する側には保護壁103が設けられている。運転席6の上方にはキャノピールーフ7が配設されている。該キャノピールーフ7は、運転席6の直上においては水平に構成されており、該水平に配設されたキャノピールーフ7の上面は図7に示すように上に凸に構成されている。また、該キャノピールーフ7の運転部9の保護壁103側は下方に傾斜した形状になっており、該キャノピールーフ7の傾斜した部分は図6に示すように断面視平坦に構成されている。即ち、該キャノピールーフ7の断面形状においては、前記運転席6の直上部分は上方に緩やかに膨らんだ形状に構成されており、キャノピールーフ7の運転部9の保護壁103側は平坦な構成になっている。
 また、該キャノピールーフ7の縁には溝7cが形成されており、キャノピールーフ7に水が掛かった場合に水が該キャノピールーフ7の溝に従いキャノピールーフ7の傾斜部に導かれる構成になっている。また、該運転部9の保護壁103側後方には前記マフラー又は排気管101が配設されており、該マフラー又は排気管101の上端は該キャノピールーフ7の傾斜部に沿う形状になっている。
 上記の構成をとることにより、降雨時に運転席6の直上のキャノピールーフ7の上に降った雨は、該キャノピールーフ7の縁周部に形成された溝により、運転席6の直上のキャノピールーフ7の縁より落下することなく、キャノピールーフ7の傾斜部に流れ込む。該キャノピールーフ7の傾斜部に流れ込んだ水は前記保護壁103をつたって下方に落ちる。
 このため、キャノピールーフ7上に掛かった雨水が、運転席6に座る作業者の正面を通過することが無く、該作業者の視界を妨げる事が無い。また、降雨時の作業中に運転者がキャノピールーフ7より前方に身を乗り出している場合に、該キャノピールーフ7上に掛かった雨水が作業者を直撃することが無く、作業環境が向上する。
 また、運転席6に対して前記保護壁103の反対側より作業者が超小旋回機に登場する構成をとるため、作業者が該超小旋回機に登場する際にキャノピールーフ7上に溜まった水が垂れ落ち、作業者に掛かる事が無い。
 次に、前記マフラー又は排気管101を被装するマフラーカバー又は排気管カバー112の構成について説明する。
 図4、図5、図9において、該マフラー又は排気管101を被装するマフラーカバー又は排気管カバー112は、該マフラー又は排気管101の側部を被装する側部マフラー又は排気管カバー112sおよび該マフラー又は排気管101の上部を被装する上部マフラー又は排気管カバー112uにより構成されている。該側部マフラー又は排気管カバー112sには、マフラー又は排気管101の熱を排出するために多数の孔が設けられており、該側部マフラー又は排気管カバー112sは前記後部支柱7bに固設されている。
 また、上部マフラー又は排気管カバー112uは前記キャノピールーフ7の傾斜部に配設されており、該上部マフラー又は排気管カバー112uの上端部は前記マフラー又は排気管101より排出される排気ガスを排出するため開口している。
 該構成において、上部マフラー又は排気管カバー112uの上端開口部は平面視、前記マフラー又は排気管101の上端が見えないように構成されている。即ち、該マフラー又は排気管101の上端は上部マフラー又は排気管カバー112uの鉛直下方に位置しており、上部マフラー又は排気管カバー112uの開口部に鉛直下方に位置しない構成になっている。
 また、マフラー又は排気管101の上部101tの開口部の開口面は下方に向け開口した構成になっている。該マフラー又は排気管101の開口部の開口端は一平面上に乗る様に構成されており、該平面の開口側の法線ベクトルが運転部9の内側斜め下方に向く構成になっている。即ち、マフラー又は排気管101を上方より見た場合には、該上部101tの開口部より該マフラー又は排気管101の内側面を見ることが出来ない構成になっている。
 上記のごとくマフラーカバー又は排気管カバー112を構成するため、該マフラーカバー又は排気管カバー112を含む運転部9の形状をスマートに構成可能であり、マフラー又は排気管101およびマフラーカバー又は排気管カバー112による突出部が無く、該マフラー又は排気管101およびマフラーカバー又は排気管カバー112により、超小旋回作業機の旋回半径が大きくなることが無く、運転部9の全高が増す事が無い。該構成において、運転席6上の空間は確保される構成になっており、車体全高を抑え低くすると共に、運転部9における作業空間を広く確保可能である。
 また、マフラー又は排気管101を上記のごとく、マフラーカバー又は排気管カバー112により被装するので、該マフラーカバー又は排気管カバー112によりマフラー又は排気管101が保護されるとともに、該マフラー又は排気管101の開口部より雨水が侵入する可能性が低減し、該マフラー又は排気管101の耐久性が向上する。
 次に、キャノピールーフの第二実施例について説明する。
 図11乃至図13において、キャノピールーフ71は運転部9の上方に配設されており、該キャノピールーフ71は略平板状に構成されている。該キャノピールーフ71の右側部後方には凹部71bが構成されており、該凹部71bは側方に向かい傾斜した形状に構成されている。
 上記の構成において、凹部71bにはマフラー又は排気管101の上端を配設する構成になっている。該マフラー又は排気管101はキャノピールーフ71を支持する後部支持柱7b側面に固設されており、マフラー又は排気管101を被装するマフラーカバー又は排気管カバー212が後部支持柱7b側面およびキャノピールーフ71の凹部71bに固設され該マフラー又は排気管101を保護する構成になっている。
 前記キャノピールーフ71の凹部71bの傾斜は、キャノピールーフ71の縁部に向かい下がる傾斜に構成されている。このため、該マフラー又は排気管101の開口部の下部を前記キャノピールーフ71の凹部71bの側方に配設し、該マフラー又は排気管101の開口部の上部をキャノピールーフ71側の斜め上方に延出することにより、該キャノピールーフ71の凹部71b傾斜に沿わせた形状に容易に構成でき、該マフラー又は排気管101より排出された排気ガスが円滑に排出される構成になっている。
 該キャノピールーフ71の凹部71bに配設されたマフラー又は排気管101を被装するマフラーカバー又は排気管カバー212の上部212tは該キャノピールーフ71の凹部71bに配設されているため、該キャノピールーフ71の上面よりの突出量が減少する。
 また、該マフラー又は排気管101の上部がキャノピールーフ71の凹部71bに配設されているので、該マフラー又は排気管101のキャノピールーフ71よりの上方への突出量が減少する。このため、運転部9の全高を減少でき、該運転部9の上方に突出部材が減少し、該超小旋回作業機のブームを倒し、静置した場合の全高を減少するとともに、該運転部9上方において障害物に接触する可能性が減少する。
 次に、前記旋回台4のターニングフレーム201の構成について、図14において説明する。
 旋回台4の後部にはエンジン202が配設されており、該ターニングフレーム201上にはエンジン202が固設されている。該ターニングフレーム201にはエンジン202の下部202bが挿入可能な開口部201aが設けられており、該開口部201aにはエンジン202の下部202bが挿入されている。本実施例においては前記エンジン202の下部202bとして該エンジン202のオイルパンが挿入可能に開口部202が構成されているが、該開口部201aをさらに拡大し、該エンジン202のクランクケース部分を挿入可能に構成することもできる。
 該開口部201a下方には厚板の鉄板により構成されたエンジン下部保護部材203が固設されている。該保護部材203は前記エンジン202の下部202bの下方を被装する構成になっており、該保護部材203のエンジン202のオイルプラグ202f取付け位置には開口部203bがもうけられている。該開口部203bにはカバー204が配設されており、該カバー204は保護部材203の下方より取り外し可能に構成されている。これにより、該カバー204を取り外す事により、エンジン202のオイルプラグ202fよりオイル交換を容易に行うことが可能である。また、該構成において保護部材203をエンジン下部202bの外壁に沿った形状に構成し、該エンジン下部202bの開口部への挿入量を増加させることも可能である。
 ターニングフレーム201の開口部201a下方には厚板の鉄板により構成されたエンジン下部保護部材203はエンジン202を保護するに充分な強度を有するとともに、該開口部201aにより減少するターニングフレーム201の強度を充分補充可能に構成されている。これにより、該ターニングフレーム201に開口部201a設け、該開口部201aに保護部材203を装着することにより、ターニングフレーム201の強度が低下することが無い。
 また、該保護部材203をカウンターウェイトの一部として使用することもできる。該保護部材203は前記ターニングフレーム201の下面に装着されているため、該ターニングフレーム201の下方に該保護部材203の重心を配置可能であり、超小旋回作業機の重心を低く構成し安定性が向上する。さらに、ターニングフレーム201の開口部201aを覆う面積の大きい厚板によりカウンターウェイトを兼ねた保護部材203を構成するので、ターニングフレーム201より下方への突出量が少なくても、該保護部材203のカウンターウェイトとしての質量が維持される。
 上記構成により、エンジン202の配設位置を低く構成可能であり、該エンジン202を配設する超小旋回作業機を低重心に構成可能である。また、エンジン202を低く配設することにより、該超小旋回作業機の全高および運転部9の高さを低く構成可能である。 該超小旋回作業機を低重心に構成するため、該超小旋回作業機の安定性が向上するとともに、運転部9において運転席6上方の空間を充分に確保される。また、該超小旋回作業機の全高を低く構成可能であり、ブームを倒し輸送する場合の全高を低く構成できる。
本発明の超小旋回作業機を示す側面図である。 同じく後面図である。 マフラー又は排気管の構成を示す側面図である。 マフラー又は排気管を装着した運転部の構成を示す正面図である。 同じく平面図である。 キャノピールーフのA−A線断面図である。 同じくB−B線断面図である。 キャノピールーフの形状を示す斜視図である。 マフラーカバー又は排気管カバーの上部構成を示す正面断面図である。 キャノピールーフの第二実施例をしめす側面図である。 同じく正面図である。 同じく斜視図である。 同じく正面断面図である。 エンジン配置部のターニングフレームの構成を示す図である。 従来のエンジン配置部のターニングフレームの構成を示す図である。
符号の説明
 O (下部回動軸の)軸心
 P (上部回動軸の)軸心
 1 走行装置
 4 旋回台
 5 バックホウ装置
 7 キャノピールーフ
 7a 前部支柱
 8 旋回径
 9 運転部
 71 キャノピールーフ
101 マフラー又は排気管
112 マフラーカバー又は排気管カバー
202 エンジン
203 保護部材
204 カバー
212 マフラーカバー又は排気管カバー

Claims (3)

  1.  旋回台の運転部横側方に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム、該第一ブームの先端部に左右方向へ回動自在に取り付けられた第二ブーム、該第二ブームに左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム、該第三ブームに上下方向に回動可能に取り付けられたアーム、該アームの先端に取り付けられた作業用アタッチメント、及び、運転部を覆うキャノピールーフを有し、該第二ブームの左右方向への回動により作業用アタッチメントを左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回作業機において、該運転部のキャノピールーフの一部に傾斜部を設けることを特徴とする超小旋回作業機。
  2.  前記運転席のキャノピールーフの上面縁周部に溝もしくは縁を設け、該キャノピールーフの保護壁側を下方に傾斜させ、降雨時に雨水が該保護壁側へ排出されるように構成したことを特徴とする請求項1記載の超小旋回作業機。
  3.  超小旋回作業機のターニングフレームに開口部を設け、該開口部にエンジン下部を挿入し、該ターニングフレームの下方より該エンジン下部を保護する部材を装着し、該エンジン下部を保護する部材をカウンターウェイトとして利用することを特徴とする請求項1又は2記載の超小旋回作業機。
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