JP4382778B2 - 超小旋回作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、旋回台に取り付けたブームに作業用アタッチメントを装着し、該作業用アタッチメントを左右にオフセット可能とした超小旋回作業機の構成に関する。
従来から、旋回台に取り付けたブームに作業用アタッチメントを装着し、該作業用アタッチメントを左右に偏心可能とした超小旋回作業機は知られている。このような超小旋回作業機は、例えば、図7に示すように、走行装置1の上部に旋回可能に旋回台4を取り付け、該旋回台4の上部には運転席等をキャビン89で覆った運転部を設けている。該運転部89横側方には第一ブーム90を上下回動自在に取り付け、該第一ブーム90の先端部に第二ブーム91を左右方向へ回動自在に取り付け、該第二ブーム91に第三ブーム92を左右方向へ回動可能に取り付け、該第三ブーム92にアーム93を上下方向に回動可能に取り付け、該アーム93の先端には作業用アタッチメントであるバケット94を上下回動可能に取り付け、該第二ブーム91の左右方向への回動によりアーム93及びバケット94を左右方向へオフセット可能に構成している。図7における軌跡65は、第一ブーム90、アーム93、及び、バケット94等の動作に伴って、バケット94の先端部が通過する軌跡であり、バケット94の位置によっては、該バケット94と運転部89とが干渉するように構成されている。
そして、アーム93は、該アーム93と第三ブーム92との間に介装されたアームシリンダ97の伸縮により上下回動され、第二ブーム91が下部回動軸95を中心にして左右方向に回動することで、アーム93及びバケット94が左右に移動して、第一ブーム90に対してオフセットするように構成している。また、第一ブーム90と第二ブーム91とを連結する下部回動軸95の軸心延長線、及び、第二ブーム91と第三ブーム92とを連結する上部回動軸96の軸心延長線はお互いに平行となるように配置されており、下部回動軸95は、第一ブーム91を最大限持ち上げた状態で、該下部回動軸95のアーム93方向側が反対方向側よりも低位置に位置するように構成している。また、前記キャビン89の前面側の支柱89aは略垂直に立設されている。
このように構成した超小旋回作業機においては、第一ブーム90を最大限持ち上げた状態で、前記下部回動軸95は該下部回動軸95のアーム93方向側が反対方向側よりも低位置に位置するので、第二ブーム91が下部回動軸95を中心に回動すると、バケット94は左右にオフセットするとともに、前方から後方へ移動、即ち、運転部89に近づく方向へ移動する。また、前述の軌跡65の如くバケット94の位置によっては、該バケット94と運転部89とが干渉するように構成されている。従って、アーム93及びバケット94の巻き込み具合によっては、特に、最小旋回半径を得るために、第一ブーム90を最大限持ち上げてアーム93及びバケット94を最大限巻き込んだ場合に、バケット94を左右方向の運転部89側へ偏心させると、該バケット94と運転部89とが干渉することとなる。
このバケット94と運転部89との干渉を避けるために、従来は、バケット94を巻き込んだ際に該バケット94と運転部89とが干渉する恐れがある場合は、バケット94が干渉範囲内に入らないように、該バケット94の巻き込み動作や第二ブーム91の回動動作を制限するストッパ部材等の安全装置を付設して、バケット94と運転部89とが干渉することを機械的に回避したり、第二ブーム91やバケット94等の動作をマイクロコンピュータを用いて電気的に制御し、バケット94と運転部89とが干渉しないように構成したりしていた。例えば、実開平5−7748号公報に記載の如くである。
特開平9−3953号公報 実開平5−7748号公報
本発明が解決しようとする課題は、表面掘削時にバックホウ装置上端部の高さを、アーム支点を上部回動軸の軸心延長線よりも下方に配置した場合の表面掘削時におけるバックホウ装置の上端部の対地高さよりも、低く抑えて、作業時にバックホウ装置の上方に障害物等があったとしても、該バックホウ装置が障害物等に当って損傷することを防止することができ、低い作業スペースしかない場所においても、掘削作業を行うことが可能となるように構成した。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。
旋回台(4)の運転部(9)横側方に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム(10)、該第一ブーム(10)の先端部に下部回動軸(15)を介して、左右方向へのみ回動自在に取り付けられた第二ブーム(11)、該第二ブーム(11)の先端部に上部回動軸(16)を介して、左右方向へのみ回動可能に取り付けられた第三ブーム(12)、該第三ブーム(12)に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム(13)、該アーム(13)の先端に取り付けられた作業用アタッチメント(14)、及び、運転部(9)を覆うキャノピー(7)又はキャビンを有し、該第二ブーム(11)の左右方向への回動により、作業用アタッチメント(14)を左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回作業機において、該第一ブーム(10)を最大限持ち上げた状態で、第一ブーム(10)と第二ブーム(11)とが、側面左方から見た場合に略逆「く」字状の姿勢となるように構成し、該状態で、地面に対する第二ブーム(11)の立設角度を、第一ブーム(10)の立設角度よりも大きく構成し、該第一ブーム(10)と第二ブーム(11)とを連結する下部回動軸(15)と、該第二ブーム(11)と第三ブーム(12)とを連結する上部回動軸(16)とは、互いに平行となるように配置し、該第一ブーム(10)を最大限持ち上げた状態で、該下部回動軸(15)は前部が後部よりも高位置となるように構成し、更に、該第一ブーム(10)を最大限持ち上げた状態で、第三ブーム(12)とアーム(13)とを連結するアーム支点(21)を、第二ブーム(11)と第三ブーム(12)とを連結する前記上部回動軸(16)の軸心延長線よりも上方に配置したものである。
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
旋回台(4)の運転部(9)横側方に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム(10)、該第一ブーム(10)の先端部に下部回動軸(15)を介して、左右方向へのみ回動自在に取り付けられた第二ブーム(11)、該第二ブーム(11)の先端部に上部回動軸(16)を介して、左右方向へのみ回動可能に取り付けられた第三ブーム(12)、該第三ブーム(12)に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム(13)、該アーム(13)の先端に取り付けられた作業用アタッチメント(14)、及び、運転部(9)を覆うキャノピー(7)又はキャビンを有し、該第二ブーム(11)の左右方向への回動により、作業用アタッチメント(14)を左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回作業機において、該第一ブーム(10)を最大限持ち上げた状態で、第一ブーム(10)と第二ブーム(11)とが、側面左方から見た場合に略逆「く」字状の姿勢となるように構成し、該状態で、地面に対する第二ブーム(11)の立設角度を、第一ブーム(10)の立設角度よりも大きく構成し、該第一ブーム(10)と第二ブーム(11)とを連結する下部回動軸(15)と、該第二ブーム(11)と第三ブーム(12)とを連結する上部回動軸(16)とは、互いに平行となるように配置し、該第一ブーム(10)を最大限持ち上げた状態で、該下部回動軸(15)は前部が後部よりも高位置となるように構成し、更に、該第一ブーム(10)を最大限持ち上げた状態で、第三ブーム(12)とアーム(13)とを連結するアーム支点(21)を、第二ブーム(11)と第三ブーム(12)とを連結する前記上部回動軸(16)の軸心延長線よりも上方に配置したので、運転部とバケットとが干渉することを避けるために、安全装置や制御装置を別途付設する必要がなくなって、バックホウ装置の低コスト化及び軽量化を図ることができる。
更に、第一ブームを最大限持ち上げた状態で、第一ブームと第二ブームとが『逆く』の字状の状態で立設され、地面に対する第二ブームの立設角度が第一ブームの立設角度よりも大きくなるように構成したので、バックホウ装置の後方への突出量を小さく抑えて、該バックホウ装置の旋回半径を小さく構成することが可能となる。
更に、第三ブームとアームとを連結するアーム支点を、第二ブームと第三ブームとを連結する上部回動軸の軸心延長線よりも上方に配置したので、表面掘削時にバックホウ装置上端部の高さ(H1)を、アーム支点を上部回動軸の軸心延長線よりも下方に配置した場合の表面掘削時におけるバックホウ装置の上端部の対地高さ(H2)よりも、低く抑えることが可能となり、作業時にバックホウ装置の上方に障害物等があったとしても、該バックホウ装置が障害物等に当って損傷することを防止することができ、低い作業スペースしかない場所においても、掘削作業を行うことが可能となる。
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は本発明の超小旋回作業機を示す側面図、図2は同じく後面図、図3は第一ブームと第二ブームとを直線状に配置した場合の超小旋回作業機を示す側面図、図4はオフセットロッド及びオフセットシリンダの配置状態を示す側面図、図5はアーム支点を上部回動軸の軸心延長線よりも上方に配置した場合の表面掘削時におけるバックホウ装置の上端部の対地高さを示す側面図、図6はアーム支点を上部回動軸の軸心延長線よりも下方に配置した場合の表面掘削時におけるバックホウ装置の上端部の対地高さを示す側面図、図7は従来の超小旋回作業機を示す側面図である。
本発明の超小旋回作業機の構成について説明する。図1、図2において、左右一対のクローラ走行装置2を装備した走行装置1の上部に、旋回可能に旋回台4を取り付け、該旋回台4上部の一側方には運転席6を配設し、該運転席6の上方をキャノピー7で覆って運転部9を構成し、該運転部9横側方にバックホウ装置5を配置している。運転部9の前方にはバッテリー61及び燃料タンク62が配設され、該バッテリー61及び燃料タンク62はカバー63により覆われている。また、前記走行装置1の、例えば、後端部には、排土板3を装着している。
バックホウ装置5は、第一ブーム10を最大限持ち上げるとともに、アーム13及びバケット14を左右にオフセットせずに最大限巻き込んだ状態(図1に示す姿勢にある状態)においては、全体が旋回台4の旋回径内に格納できるように構成している。そして、バックホウ装置5全体が旋回台4の旋回径内に格納される小旋回格納状態において、バケット14と運転部9とが干渉しないように構成している。
次に、バックホウ装置5について説明する。前記バックホウ装置5は、旋回台4に上下回動自在に取り付けた第一ブーム10、該第一ブーム10の先端部に左右方向へ回動自在に取り付けた第二ブーム11、該第二ブーム11に左右方向へ回動可能に取り付けられた第三ブーム12、該第三ブーム12に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム13、及び、該アーム13の先端に取り付けられた作業用アタッチメントであるバケット14を有し、第二ブーム11の左右方向への回動によりアーム13及びバケット14を左右方向へオフセット可能に構成している。
そして、第一ブーム10と旋回台4との間にブームシリンダ29を介装して、該ブームシリンダ29の伸縮により第一ブーム10を上下回動可能とし、第三ブーム12とアーム13との間にアームシリンダ17を介装して、該アームシリンダ14の伸縮によりアーム13を上下回動可能とし、アーム13とバケット14との間にバケットシリンダ48を介装して、該バケットシリンダ48の伸縮によりバケット48を上下回動可能としている。図1における軌跡66は、ブームシリンダ29、アームシリンダ17、及び、バケットシリンダ48等の伸縮に伴ってバケット14の先端が通過する軌跡であり、軌跡66の全範囲において、バケット14と運転部9とが干渉しないように構成している。
第二ブーム11は、その下端部で第一ブーム10の上端部と下部回動軸15により左右回動自在に連結され、該第二ブーム11の上端部は上部回動軸16により第三ブーム12を左右回動自在に連結しており、第二ブーム11と第一ブーム10との間にはオフセットシリンダ31が介装されている。さらに、第一ブーム10と第三ブーム12との間にはオフセットロッド30が架設され、該オフセットロッド30の両端部は、第一ブーム10及び第三ブーム12にそれぞれ枢着されて、該オフセットロッド30、第一ブーム10、第二ブーム11、及び、第三ブーム12により平行四連リンク機構を構成している。そして、オフセットシリンダ31を伸縮させることで、バケット14が第一ブーム10に対して偏心して左右方向にオフセットされるが、この場合、平行四連リンク機構により、正面視又は後面視における第一ブーム10と、第三ブーム12、アーム13、及び、バケット14との角度は変化せずに、平行状態を保ったままオフセットされる。
前記第一ブーム10と第二ブーム11とを連結する下部回動軸15、及び、第二ブーム11と第三ブーム12とを連結する上部回動軸16は、それぞれの軸心延長線O・Pがお互いに平行となるように配置されており、該下部回動軸15は、第一ブーム10を最大限持ち上げた状態で、該下部回動軸15のアーム13方向側が反対方向側よりも(本実施例においては下部回動軸15の前部が後部よりも)高位置に位置するように構成している。また、運転席6の上方を覆うキャノピー7は、前部支柱7a及び後部支柱7bにより支持されており、後部支柱7bは略垂直に立設され、前部支柱7aは後方に傾斜して立設されている。そして、側面視において、該前部支柱7aと前記下部回動軸15とがなす角度が略直角となるように構成している。
このように構成したバックホウ装置5において、バケット14は、第一ブーム10を最大限持ち上げるとともに、アーム3及びバケット4をオフセットさせないで最大巻き込んだ状態の小旋回格納状態において、側面視において運転部9と干渉しないように構成している。そして、第二ブーム11を回動してバケット14を左右にオフセットした場合、該バケット14は側面視において、下部回動軸15に対して直角方向に移動する。この場合、キャノピー7の前部支柱7aは、下部回動軸15となす角度が略直角となるように運転部9の前端に配置されているので、バケット14を左右にオフセットすると、該バケット14は側面視において、前部支柱7aと略平行に移動することとなる。また、第一ブーム10を最大限持ち上げた状態で、前記下部回動軸15のアーム13方向側が反対方向側よりも高位置に位置するので、第二ブーム11が下部回動軸15を中心に回動してバケット14が左右にオフセットすると、該バケット14は、側面視において後方から前方へ移動する。即ち、運転部9の先端に配置したキャノピー7の前部支柱7aを後方に傾斜して立設するとともに、下部回動軸15となす角度が略直角となるよう構成することにより、バケット14を左右にオフセットすると、該バケット14は前方へ前部支柱7aと略平行に移動するので、バケット14を左右にオフセットすることによって該バケット14が運転部9に近づくことはない。
このように、該バケット14は前記小旋回格納状態にて、側面視において運転部9と干渉しないように構成されており、該バケット14が左右方向へオフセットされた場合は、該バケット14が運転部9に近づくことはないので、バケット14と運転部9とは何れの状態においても干渉することはなく、該バケット14を、その動作を規制することなく左右のいずれの方向にもオフセットすることができるのである。これにより、運転部9とバケット14とが干渉することを避けるために、安全装置や制御装置を別途付設する必要がなくなって、バックホウ装置5の低コスト化及び軽量化を図ることができる。
また、前記第一ブーム10及び第二ブーム11は、第一ブーム10を最大限持ち上げた状態において、後方に傾斜した姿勢となるように構成されており、第二ブーム11よりも先端側部分に連結される第三ブーム12、アーム13、及び、バケット14の前方への突出量が小さくなるようにしている。さらに、第一ブームを最大限持ち上げた状態で、地面に対する第二ブーム11の立設角度が第一ブーム10の立設角度よりも大きくなるように構成している。即ち、第二ブーム11は第一ブーム10よりも垂直に近い状態で立設されており、該第二ブーム11と第一ブーム10とは、側面視において略逆「く」字状となるように連結されている。このように、第一ブームを最大限持ち上げた状態で、第一ブームと第二ブームとが同一方向に傾斜した状態で立設され、地面に対する第二ブームの立設角度が第一ブームの立設角度よりも大きくなるように構成しているのである。これにより、図3に示す、第一ブーム10と第二ブーム11とを同じ傾斜角度で立設して直線状に配置した場合の、第二ブーム11の下端と上端との間の水平方向の寸法X2よりも、図1に示す、第二ブーム11の下端と上端との間の水平方向の寸法X1を小さく構成して、第二ブーム11の上端部の後方への突出量を抑えるようにしているのである。
このように、第一ブーム10を最大限持ち上げた状態において、第一ブーム10及び第二ブーム11が後方に傾斜した姿勢となるように構成するとともに、地面に対する第二ブーム11の立設角度が第一ブーム10の立設角度よりも大きくなるように構成することにより、バックホウ装置5の前方及び後方への突出量を小さく抑えて、該バックホウ装置5の旋回半径を小さく構成することが可能となっている。
前記オフセットロッド30は、その下端部が第一ブーム10に形成されたステー10aに連結され、上端部が第三ブームに形成されたステー12aに連結されている。該ステー10aは、第一ブーム10と第二ブーム11との連結部の前側に配置され、ステー12aは第三ブーム12の後側に配置されている。そして、該オフセットロッド30は、下部回動軸15及び上部回動軸16と、直交するように配置されている。即ち、オフセットロッド30の下端部である第一ブーム10側端部は、第一ブーム10と第二ブーム11との連結部の前側に配置され、該オフセットロッド30の上端部である第三ブーム12側端部は、第三ブーム12の後側に配置されている。また、前記オフセットシリンダ31は、オフセットロッド30と平行に配置され、その下端部が第一ブーム10に形成されたステー10bに連結され、上端部が第二ブームに形成されたステー11aに連結されている。該ステー10bは、第一ブーム10と第二ブーム11との連結部の前端側に配置され、ステー11aは第二ブーム11と第三ブーム12との連結部の後端側に配置されている。即ち、オフセットシリンダ31の下端部である第一ブーム10側端部は、第一ブーム10と第二ブーム11との連結部の前側に配置され、該オフセットシリンダ31の上端部である第二ブーム11側端部は、第三ブーム12の後側に配置されている。
以上の如く、オフセットロッド30及びオフセットシリンダ31は、その下端部が第一ブーム10と第二ブーム11との連結部の前側に配置されるとともに、その上端部が第二ブーム11と第三ブーム12との連結部の後側に配置されているので、側面視において、オフセットロッド30及びオフセットシリンダ31が、第二ブーム11の範囲内にほぼ収まり、大きくはみ出すことがない。従って、オフセットロッド30及びオフセットシリンダ31の前方及び後方に障害物等があっても、該オフセットロッド30及びオフセットシリンダ31に当たることはなく、損傷を防止することができる。
また、図1に示すように、第三ブーム12とアーム13とが連結されているアーム支点21は、第二ブーム11と第三ブーム12とを連結している上部回動軸16の軸心延長線Pよりも上方に配置して、図5に示すように、第一ブーム10を前方に傾倒して表面掘削を行う場合に、第三ブーム12の地面に対する傾斜角度が小さくなるように構成している。これにより、表面掘削時の第三ブーム12上端部、即ち、バックホウ装置5の上端部の対地高さH1を、図6に示す、アーム支点21が上部回動軸16の軸心延長線Pよりも下方に配置されていて、表面掘削時に第三ブーム12の地面に対する傾斜角度が大きくなるように構成した場合における、バックホウ装置5の上端部の対地高さH2よりも低く構成することができる。
このように、表面掘削時にバックホウ装置5上端部の高さを低く抑えるように構成することで、作業時にバックホウ装置5の上方に位置する障害物等に、該バックホウ装置5が当って損傷することを防止することができ、低い作業スペースしかない場所においても、掘削作業を行うことが可能となる。
本発明の超小旋回作業機を示す側面図である。 同じく後面図である。 第一ブームと第二ブームとを直線状に配置した場合の超小旋回作業機を示す側面図である。 オフセットロッド及びオフセットシリンダの配置状態を示す側面図である。 アーム支点を上部回動軸の軸心延長線よりも上方に配置した場合の表面掘削時におけるバックホウ装置の上端部の対地高さを示す側面図である。 アーム支点を上部回動軸の軸心延長線よりも下方に配置した場合の表面掘削時におけるバックホウ装置の上端部の対地高さを示す側面図である。 従来の超小旋回作業機を示す側面図である。
O (下部回動軸の)軸心延長線
P (上部回動軸の)軸心延長線
1 走行装置
4 旋回台
5 バックホウ装置
7 キャノピー
7a 前部支柱
9 運転部
10 第一ブーム
11 第二ブーム
12 第三ブーム
13 アーム
14 バケット(作業用アタッチメント)
15 下部回動軸
16 上部回動軸
21 アーム支点
30 オフセットロッド
31 オフセットシリンダ

Claims (1)

  1. 旋回台(4)の運転部(9)横側方に上下回動自在に取り付けられた第一ブーム(10)、該第一ブーム(10)の先端部に下部回動軸(15)を介して、左右方向へのみ回動自在に取り付けられた第二ブーム(11)、該第二ブーム(11)の先端部に上部回動軸(16)を介して、左右方向へのみ回動可能に取り付けられた第三ブーム(12)、該第三ブーム(12)に上下方向に回動可能に取り付けられたアーム(13)、該アーム(13)の先端に取り付けられた作業用アタッチメント(14)、及び、運転部(9)を覆うキャノピー(7)又はキャビンを有し、該第二ブーム(11)の左右方向への回動により、作業用アタッチメント(14)を左右方向へオフセット可能に構成した超小旋回作業機において、該第一ブーム(10)を最大限持ち上げた状態で、第一ブーム(10)と第二ブーム(11)とが、側面左方から見た場合に略逆「く」字状の姿勢となるように構成し、該状態で、地面に対する第二ブーム(11)の立設角度を、第一ブーム(10)の立設角度よりも大きく構成し、該第一ブーム(10)と第二ブーム(11)とを連結する下部回動軸(15)と、該第二ブーム(11)と第三ブーム(12)とを連結する上部回動軸(16)とは、互いに平行となるように配置し、該第一ブーム(10)を最大限持ち上げた状態で、該下部回動軸(15)は前部が後部よりも高位置となるように構成し、更に、該第一ブーム(10)を最大限持ち上げた状態で、第三ブーム(12)とアーム(13)とを連結するアーム支点(21)を、第二ブーム(11)と第三ブーム(12)とを連結する前記上部回動軸(16)の軸心延長線よりも上方に配置したことを特徴とする超小旋回作業機。
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