JP2004044250A - 超小旋回油圧ショベル - Google Patents
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Abstract
【課題】アタッチメントを上昇させたときの先端部とキャビンとの干渉を防止する。
【解決手段】下部走行体A上に旋回可能に設けられた上部旋回体Bの左右幅方向にアタッチメント1と運転席Cとを並べて配置した超小旋回油圧ショベルにおいて、上記アタッチメント1は、メインブーム20と、中間ブーム3と、先端ブーム4とを有しており、メインブーム20は基端側メインブーム20Aと、先端側メインブーム20Bに分割された屈折式ブームとなっており、先端側メインブーム20Bの上部に設けられた支点21bと基端側メインブーム20Aの支点20a前方に設けられた支点21aとを角度調整ロッド21で連結し、基端側メインブーム20Aの先端近傍と中間ブーム3側面とをオフセット油圧シリンダ22により連結してなるものである。
【選択図】 図4
【解決手段】下部走行体A上に旋回可能に設けられた上部旋回体Bの左右幅方向にアタッチメント1と運転席Cとを並べて配置した超小旋回油圧ショベルにおいて、上記アタッチメント1は、メインブーム20と、中間ブーム3と、先端ブーム4とを有しており、メインブーム20は基端側メインブーム20Aと、先端側メインブーム20Bに分割された屈折式ブームとなっており、先端側メインブーム20Bの上部に設けられた支点21bと基端側メインブーム20Aの支点20a前方に設けられた支点21aとを角度調整ロッド21で連結し、基端側メインブーム20Aの先端近傍と中間ブーム3側面とをオフセット油圧シリンダ22により連結してなるものである。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は機械的にアタッチメントとキャビンの干渉を防止することができる超小旋回油圧ショベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は従来の超小旋回油圧ショベルのアタッチメントの斜視図であり、図2はアタッチメントの分解斜視図である。図3はアタッチメントの作動状態を示す側面図である。これらの図において、Aは下部走行体、Bは上部旋回体、Cは運転席であり、キャビンともいう。1はアタッチメントであり、作業機ともいう。アタッチメント1は、上部旋回体Bに基端部が支点2aで枢着されたメインブーム2と、メインブーム2の先端2bに左右方向に回転可能に枢着された中間ブーム3と、中間ブーム3の先端に左右方向に回動可能に枢着されるとともに、平行リンクロッド5によりメインブーム2と平行運動する先端ブーム4を有している。
先端ブーム4には、上下方向に回動可能にアーム6が枢着されており、アーム6の先端には上下方向に回動可能にバケット7が枢着されている。メインブーム2は、図のように先端付近が前方に屈曲している。
【0003】
9はメインブーム2の起伏用の油圧シリンダ、10は中間ブーム3の左右回動用のオフセット用油圧シリンダ、11はアーム6の上下方向回動用油圧シリンダ、12はバケット7の上下方向回動用の油圧シリンダである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
超小旋回油圧ショベルでは、アタッチメント1が運転席Cに隣り合って設けられているので、アタッチメント1を上昇させたとき、アタッチメント1の先端に設けられたバケット7が、運転席C付近を運動する。図3において、Dはアタッチメント1を種々の状態で運動させたときのバケット7の先端の軌跡である。図からわかるように、たとえば、メインブーム2の上端を最も後方まで起立させて、アーム6を折りたたみ、バケット7の上面がアームとほぼ直線になる状態から折りたたむようにすると、バケットの先端が運転席Cと干渉して、これを破損するおそれがある。
【0005】
このような事態の発生を防止のため、オペレータはアーム回動用の油圧シリンダ11やオフセット油圧シリンダ10を適切に操作するようにすれば良い。しかし、オペレータが作業実施中にこの点に注意を払うのはきわめて面倒であり、この点を忘却したり、誤った操作をして事故を起すことがあった。
【0006】
このような事故を防止するため、従来は運転席Cにアタッチメント1が侵入しないように、センサやスイッチなどで位置を判断し、油圧回路を制御するようにしていた(たとえば、実用新案登録第2500452号)。
【0007】
しかし、このようなアタッチメント1を制御するためのセンサやバルブ類は高価である。また、制御用の電気回路は外部に露出しているので、断線や故障の原因になりやすい。
【0008】
本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑み案出されたもので、アタッチメントを上昇させたとき、アタッチメント先端部(バケットの爪の部分)が運転席と干渉する位置に入り込まないようにすることを機械的に達成することができる超小旋回油圧ショベルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の超小旋回油圧ショベルは、下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体の左右幅方向にアタッチメントと運転席とを並べて配置した超小旋回油圧ショベルにおいて、上記アタッチメントは、上部旋回体に起伏可能に枢着されたメインブームと、メインブームの先端に左右方向に回動可能に枢着された中間ブームと、中間ブームの先端に左右方向に回動可能に枢着されるとともに、平行リンクによりメインブームと平行運動する先端ブームとを有しており、メインブームは基端側メインブームと、基端側メインブームの先端に上下方向に旋回可能に枢着された先端側メインブームに分割された屈折式ブームとなっており、先端側メインブームの上部に設けられた支点と基端側メインブームの支点前方に設けられた支点とを角度調整ロッドで連結し、基端側メインブームの先端近傍と中間ブーム側面とをオフセット用油圧シリンダにより連結してなるものである。
【0010】
基端側メインブームの先端と中間ブーム側面とを連結するオフセット用油圧シリンダの連結部は球型ジョイントであってもよい。
【0011】
次に本発明の作用を説明する。メインブームが基端側メインブームとそれに上下方向に回動可能に枢着された先端側メインブームとに分割された屈折式になっており、先端側メインブームの上部に設けられた支点と基端側メインブームの支点より前方に設けられた支点とを角度調整ロッドで連結しているので、基端側メインブームの基端側支点と先端側メインブームの基端側支点(基端側メインブームの先端にある支点)を結ぶ直線と角度調整ロッドの中心線とは側面から見て交差している。先端側メインブームを上昇させると角度調整ロッドも上昇するが、基端側メインブーム上にある先端側メインブームの基端側の支点の画く円弧と角度調整ロッド先端側支点(先端側メインブーム上部に設けられた支点)の画く円弧は次第に接近してくる。
【0012】
基端側メインブームの先端にある支点と角度調整ロッド先端にある支点の距離は一定なので、基端側メインブームの先端にある支点と角度調整ロッド先端にある支点とを結ぶ直線と、基端側メインブームの2つの支点間を結ぶ直線との角度は、基端側メインブームが上昇するにつれて小さくなる。したがって、基端側メインブームと先端側メインブームの間の角度(基端側メインブームの先端側の支点から中間ブームの基端側の支点のピンの中心線に下ろした法線と基端側メインブームの2つの支点間を結ぶ直線との間の角度)は、基端側メインブームが上昇するにつれて大きくなる。
【0013】
さらに、先端ブームを運転席側にオフセットした状態で、メインブームを上昇させると、先に述べたように基端側メインブームと先端側メインブームの間の角度が大きくなるので、中間ブーム先端と基端側メインブーム先端との距離は伸びようとする。しかし、基端側メインブームの先端近傍と中間ブーム側面とはオフセット用油圧シリンダで連結されており、その長さは一定に保たれているので、伸びようとする長さに対応して、オフセット量が減少する。
【0014】
アームを折りたたみ、バケットの上面がアームとほぼ一直線になるようにし、かつ、バケットを運転席側にシフトした状態でメインブームを上昇させると、従来の超小旋回油圧ショベルでは、キャビンと干渉するが、本発明では、基端側メインブームを上昇させると、基端側メインブームと先端側メインブームのなす角度が大きくなり、バケット先端がキャビンから前方に離れる。さらに、オフセット量が減少するので、バケットの先端は側方に離れるとともに、前方に離れるので、バケット先端の軌跡がキャビンと干渉を起さない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図4は本発明の超小旋回油圧ショベルのアタッチメントの斜視図、図5はアタッチメントの分解斜視図、図6(A)はアタッチメントの部分平面図、(B)は部分側面図である。これらの図において、図1ないし図3と共通する部分については、共通の符号を付しており、重複した説明は省略する。
【0016】
一般に超小旋回油圧ショベルは、図3に示すように、下部走行体A上に上部旋回体Bが旋回可能に取り付けられている。上部旋回体Bはほぼ円形をしていて、左右幅方向にアタッチメント1と運転席(キャビン)Cが並んで配置されている。
【0017】
アタッチメント1は、上部旋回体Bに支点20aを中心に起伏可能に枢支されたメインブーム20と、メインブーム20の先端に支点20fを中心に左右方向に回動可能に枢支された中間ブーム3と、中間ブーム3の先端に支点4bを中心に左右方向に回動可能に枢着されるとともに、平行リンク機構25により、メインブーム20と平行運動する先端ブーム4を有している。メインブーム20と先端ブーム4とが平行運動するのは、先端側メインブーム20Bから張り出したブラケット20gと先端ブーム4の側面から張り出したブラケット4a(図6参照)とが平行リンクロッド5の両端に枢着されていて、中間ブーム3と平行リンクロッド5とにより平行四辺形を形成する平行リンク機構25になっているからである。
【0018】
先端ブーム4には油圧シリンダ11により支点4cを中心に上下方向に回動するアーム6が枢着されており、アーム6の先端には油圧シリンダ12により、支点6aを中心に上下方向に回動するバケット7が枢着されている。
【0019】
メインブーム20は、基端側メインブーム20Aと、基端側メインブーム20Aの先端に支点20bを中心に上下方向に回動可能に枢着された先端側メインブーム20Bに分割された屈折式ブームになっている。基端側メインブーム20Aは、上部旋回体B上の支点20aを中心に油圧シリンダー9により起伏する。油圧シリンダー9のシリンダー側は支点9aに枢着され、ロッド側は基端側メインブーム20Aの先端付近の下面から張り出したブラケット上の支点9bに枢着されている。先端側メインブーム20Bの上部に設けた支点21bと、基端側メインブーム20Aの上部旋回体B上の支点20aの前方の上部旋回体B上に設けた支点21aとを角度調整ロッド21で連結している。
【0020】
また、基端側メインブーム20Aの先端から張り出したブラケット20dの先端と中間ブーム3の先端寄りの側面から張り出したブラケット3bとをそれぞれフォークエンド23、23を介してオフセット用油圧シリンダ22により連結している。フォークエンド23はブラケット20dには横向きに、ブラケット3aには下向きに、それぞれ取り付けられている。このようにフォークエンド23を介して連結しているのは、基端側メインブーム20Aと中間ブーム3との間に先端側メインブーム20Bが介在しているので、それぞれの連結部分の動きが平面内の回転ではなく、三次元の動きになるためである。したがって、図7に示すような球型のジョイントにすれば、フォークエンド23を介在させる必要はない。
図7において、24は球型のジョイントである。24aはピン、24bはピン24aに外嵌した外面が球面のブッシュ、24cはブッシュ24bに外嵌したカラーで、組み立てのため2つ割になっている。カラー24cはオフセット用油圧シリンダ22のロッドの先端に固着されている。このような構造なので、ピン24aの中心線24d回りの回動とピン24aの中心線24dを含む平面内の回動が可能である。
【0021】
次に本実施形態の作用を説明する。図8および図9は、本発明の作用を説明するための図面であり、図8(A)はアタッチメント1の部分平面図、図8(B)は部分側面図である。図9は基端側メインブームを図8に示す状態からほぼ真上に起立させた状態にしたときの図面であり、(C)は側面図、(D)は斜め上方から見た図面である。図4ないし図9に示すように、メインブーム20は基端側メインブーム20Aと、それに支点20bを中心に上下方向に回動可能に枢着された先端側メインブーム20Bとに分割された屈折式になっており、先端側メインブーム20Bの上部に設けられた支点21bと基端側メインブーム20Aの支点20aより前方に設けられた支点21aとを角度調整ロッド21で連結しているので、基端側メインブーム20Aの基端側支点20aと先端側メインブーム20Bの基端側支点20bを結ぶ直線と角度調整ロッド21の中心線とは側面から見て交差している。先端側メインブーム20Aを上昇させると角度調整ロッド21も上昇するが、図8および図9に示すように、先端側メインブーム20Bの基端側の支点20bの画く円弧Nと角度調整ロッド21の先端側支点21bの画く円弧Mは次第に接近してくる。
【0022】
基端側メインブーム20Aの先端にある支点20bと角度調整ロッド21の先端にある支点21bの距離は、2つの支点が先端側メインブーム20Bのブラケット20h上にあるので一定であり、支点20bと支点21bとを結ぶ直線と、支点20aと支点20b間を結ぶ直線との角度αは、基端側メインブーム20Aが上昇するにつれて小さくなる。すなわち、図8(A)に示すように、基端側メインブーム20Aを水平からほぼ60°上げた状態のときの角度はα1であるが、ほぼ90°まで上げるとα2となり、角度が小さくなることが示されている。
したがって、基端側メインブーム20Aと先端側メインブーム20Bの間の角度βは基端側メインブーム20Aが上昇するにつれて大きくなる。図8(A)と図9(C)に示すように、基端側メインブーム20Aを水平からほぼ60°上げたときの角度はβ1であるが、ほぼ垂直にまで上げるとβ2になり、角度が大きくなることが示されている。
【0023】
さらに、先端ブーム4を運転席C側(この場合は左側)にオフセットした状態(図8(A)に示す状態)で、メインブーム20を上昇させると、先に述べたように基端側メインブーム20Aと先端側メインブーム20Bの間の角度βが大きくなるので、中間ブーム3の先端と基端側メインブーム20Aの先端との距離は伸びようとする。しかし、基端側メインブーム20Aの先端近傍と中間ブーム3の側面とはオフセット用油圧シリンダ22で連結されており、その長さは一定に保たれているので、延びようとする長さに対応して、オフセット量Sが減少する。図8(A)と図9(D)に示すように、基端側メインブーム20Aをほぼ60°上げたときにのオフセット量をS1とすると、ほぼ90°上げるとS2になり、オフセット量Sが減少することが示されている。それによって、先端ブーム4の先端の支点4bはTだけ前方に離れる。これらの関係を図12に示している。
すなわち、図12(A)は基端側メインブーム20Aの仰角θと角度αとの関係、図12(B)は基端側メインブーム20Aの仰角θと角度βとの関係、図12(C)は基端側メインブーム20Aの仰角θとオフセット量Sとの関係をそれぞれ示すグラフである。
【0024】
図3に従来の超小旋回油圧ショベルのアタッチメント1の先端(バケット7の爪の部分)の軌跡Dを示したが、その中で、本発明に関するD1の部分について説明する。図10は軌跡D1の下端部Daから上端Dbまでのアタッチメント1の状態を示す側面図である。この間では図に示すように、バケット7の上面はアーム6に対してほぼ一直線の状態になっている。メインブーム2より先の部分の形態を図のように保ちつつ、メインブーム2をほぼ水平からほぼ120°まで回動させたときにバケット7の爪の先端が画く円弧がD1である。このように従来例では爪はキャビンCと干渉する。
【0025】
図11は本発明の超小旋回油圧ショベルのアタッチメント1の先端(バケット7の爪の部分)の軌跡Eを示す図である。特に運転室(キャビン)Cの前の部分の軌跡E1について説明する。軌跡E1の下部はEa、上端はEbであり、E1は先端ブーム4より先の部分を図に示す形状に保ちつつ、基端側メインブーム20Aを図に示すように、ほぼ20°から100°まで上昇させたときにアタッチメント1の先端の画く軌跡である。
【0026】
従来技術の軌跡D1と本発明の軌跡E1とが対応している。すなわち、本発明ではメインブーム20が屈折式になっていることなどから、軌跡D1はキャビンCと干渉するの対し、軌跡E1は軌跡D1が前方および上方にふくらんだ形状になっているので、キャビンCと干渉することがない。
【0027】
本発明は、以上述べた実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。なお、メインブームを屈折式にすることについては、特許第2631942号などでも公表されており、公知である。しかし、特許第2631942号では、角度調整ロッドの基端側の支点はメインブームの基端側の支点より後方にあること、オフセット用油圧シリンダは先端側メインブームと中間ブームとを連結していることなど、本発明と構成が異なり、目的もアタッチメントを巻き込むように折りたたんで真上に起立したときに、アタッチメントの水平方向の長さを小さくして、狭小地での作業を容易にすることであって、本発明と異なる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の超小旋回油圧ショベルは、メインブームを屈折式にして、メインブームを上昇させたとき、角度調整ロッドにより基端側と先端側のメインブームの角度が大きくなるようにし、かつ、基端側メインブームの先端と中間ブームの先端とをオフセット用油圧シリンダで連結するようにしたので、アタッチメントの先端がキャビンと干渉することを機械的に防止することができ、油圧回路による防止装置よりも安価で、かつ、安全性も高いなどの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の超小旋回油圧ショベルのアタッチメントの斜視図である。
【図2】図1に示すアタッチメントの分解斜視図である。
【図3】従来のアタッチメントの作動状態を示す側面図である。
【図4】本発明の超小旋回油圧ショベルのアタッチメントの斜視図である。
【図5】図4のアタッチメントの分解斜視図である。
【図6】(A)は図4に示すアタッチメントの部分平面図である。(B)は同じく部分側面図である。
【図7】球型ジョイントの断面図である。
【図8】(A)は本発明のアタッチメントの部分平面図であり、(B)は部分側面図である。
【図9】基端側メインブームを図8に示す状態からほぼ真上に上げた状態を示す図で、(C)は側面図、(D)は斜め上から見た図面である。
【図10】図3に示すアタッチメント先端の軌跡D1についてアタッチメントの状態を示す側面図である。
【図11】本発明のアタッチメントの作動状態を示す側面図である。
【図12】メインブームの仰角θと角度α、角度β、オフセット量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
A 下部走行体
B 上部旋回体
C 運転席(キャビン)
1 アタッチメント
3 中間ブーム
4 先端ブーム
20 メインブーム
20A 基端側メインブーム
20B 先端側メインブーム
21 角度調整ロッド
22 オフセット用油圧シリンダ
24 球型ジョイント
25 平行リンク機構
【発明の属する技術分野】
本発明は機械的にアタッチメントとキャビンの干渉を防止することができる超小旋回油圧ショベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は従来の超小旋回油圧ショベルのアタッチメントの斜視図であり、図2はアタッチメントの分解斜視図である。図3はアタッチメントの作動状態を示す側面図である。これらの図において、Aは下部走行体、Bは上部旋回体、Cは運転席であり、キャビンともいう。1はアタッチメントであり、作業機ともいう。アタッチメント1は、上部旋回体Bに基端部が支点2aで枢着されたメインブーム2と、メインブーム2の先端2bに左右方向に回転可能に枢着された中間ブーム3と、中間ブーム3の先端に左右方向に回動可能に枢着されるとともに、平行リンクロッド5によりメインブーム2と平行運動する先端ブーム4を有している。
先端ブーム4には、上下方向に回動可能にアーム6が枢着されており、アーム6の先端には上下方向に回動可能にバケット7が枢着されている。メインブーム2は、図のように先端付近が前方に屈曲している。
【0003】
9はメインブーム2の起伏用の油圧シリンダ、10は中間ブーム3の左右回動用のオフセット用油圧シリンダ、11はアーム6の上下方向回動用油圧シリンダ、12はバケット7の上下方向回動用の油圧シリンダである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
超小旋回油圧ショベルでは、アタッチメント1が運転席Cに隣り合って設けられているので、アタッチメント1を上昇させたとき、アタッチメント1の先端に設けられたバケット7が、運転席C付近を運動する。図3において、Dはアタッチメント1を種々の状態で運動させたときのバケット7の先端の軌跡である。図からわかるように、たとえば、メインブーム2の上端を最も後方まで起立させて、アーム6を折りたたみ、バケット7の上面がアームとほぼ直線になる状態から折りたたむようにすると、バケットの先端が運転席Cと干渉して、これを破損するおそれがある。
【0005】
このような事態の発生を防止のため、オペレータはアーム回動用の油圧シリンダ11やオフセット油圧シリンダ10を適切に操作するようにすれば良い。しかし、オペレータが作業実施中にこの点に注意を払うのはきわめて面倒であり、この点を忘却したり、誤った操作をして事故を起すことがあった。
【0006】
このような事故を防止するため、従来は運転席Cにアタッチメント1が侵入しないように、センサやスイッチなどで位置を判断し、油圧回路を制御するようにしていた(たとえば、実用新案登録第2500452号)。
【0007】
しかし、このようなアタッチメント1を制御するためのセンサやバルブ類は高価である。また、制御用の電気回路は外部に露出しているので、断線や故障の原因になりやすい。
【0008】
本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑み案出されたもので、アタッチメントを上昇させたとき、アタッチメント先端部(バケットの爪の部分)が運転席と干渉する位置に入り込まないようにすることを機械的に達成することができる超小旋回油圧ショベルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の超小旋回油圧ショベルは、下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体の左右幅方向にアタッチメントと運転席とを並べて配置した超小旋回油圧ショベルにおいて、上記アタッチメントは、上部旋回体に起伏可能に枢着されたメインブームと、メインブームの先端に左右方向に回動可能に枢着された中間ブームと、中間ブームの先端に左右方向に回動可能に枢着されるとともに、平行リンクによりメインブームと平行運動する先端ブームとを有しており、メインブームは基端側メインブームと、基端側メインブームの先端に上下方向に旋回可能に枢着された先端側メインブームに分割された屈折式ブームとなっており、先端側メインブームの上部に設けられた支点と基端側メインブームの支点前方に設けられた支点とを角度調整ロッドで連結し、基端側メインブームの先端近傍と中間ブーム側面とをオフセット用油圧シリンダにより連結してなるものである。
【0010】
基端側メインブームの先端と中間ブーム側面とを連結するオフセット用油圧シリンダの連結部は球型ジョイントであってもよい。
【0011】
次に本発明の作用を説明する。メインブームが基端側メインブームとそれに上下方向に回動可能に枢着された先端側メインブームとに分割された屈折式になっており、先端側メインブームの上部に設けられた支点と基端側メインブームの支点より前方に設けられた支点とを角度調整ロッドで連結しているので、基端側メインブームの基端側支点と先端側メインブームの基端側支点(基端側メインブームの先端にある支点)を結ぶ直線と角度調整ロッドの中心線とは側面から見て交差している。先端側メインブームを上昇させると角度調整ロッドも上昇するが、基端側メインブーム上にある先端側メインブームの基端側の支点の画く円弧と角度調整ロッド先端側支点(先端側メインブーム上部に設けられた支点)の画く円弧は次第に接近してくる。
【0012】
基端側メインブームの先端にある支点と角度調整ロッド先端にある支点の距離は一定なので、基端側メインブームの先端にある支点と角度調整ロッド先端にある支点とを結ぶ直線と、基端側メインブームの2つの支点間を結ぶ直線との角度は、基端側メインブームが上昇するにつれて小さくなる。したがって、基端側メインブームと先端側メインブームの間の角度(基端側メインブームの先端側の支点から中間ブームの基端側の支点のピンの中心線に下ろした法線と基端側メインブームの2つの支点間を結ぶ直線との間の角度)は、基端側メインブームが上昇するにつれて大きくなる。
【0013】
さらに、先端ブームを運転席側にオフセットした状態で、メインブームを上昇させると、先に述べたように基端側メインブームと先端側メインブームの間の角度が大きくなるので、中間ブーム先端と基端側メインブーム先端との距離は伸びようとする。しかし、基端側メインブームの先端近傍と中間ブーム側面とはオフセット用油圧シリンダで連結されており、その長さは一定に保たれているので、伸びようとする長さに対応して、オフセット量が減少する。
【0014】
アームを折りたたみ、バケットの上面がアームとほぼ一直線になるようにし、かつ、バケットを運転席側にシフトした状態でメインブームを上昇させると、従来の超小旋回油圧ショベルでは、キャビンと干渉するが、本発明では、基端側メインブームを上昇させると、基端側メインブームと先端側メインブームのなす角度が大きくなり、バケット先端がキャビンから前方に離れる。さらに、オフセット量が減少するので、バケットの先端は側方に離れるとともに、前方に離れるので、バケット先端の軌跡がキャビンと干渉を起さない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図4は本発明の超小旋回油圧ショベルのアタッチメントの斜視図、図5はアタッチメントの分解斜視図、図6(A)はアタッチメントの部分平面図、(B)は部分側面図である。これらの図において、図1ないし図3と共通する部分については、共通の符号を付しており、重複した説明は省略する。
【0016】
一般に超小旋回油圧ショベルは、図3に示すように、下部走行体A上に上部旋回体Bが旋回可能に取り付けられている。上部旋回体Bはほぼ円形をしていて、左右幅方向にアタッチメント1と運転席(キャビン)Cが並んで配置されている。
【0017】
アタッチメント1は、上部旋回体Bに支点20aを中心に起伏可能に枢支されたメインブーム20と、メインブーム20の先端に支点20fを中心に左右方向に回動可能に枢支された中間ブーム3と、中間ブーム3の先端に支点4bを中心に左右方向に回動可能に枢着されるとともに、平行リンク機構25により、メインブーム20と平行運動する先端ブーム4を有している。メインブーム20と先端ブーム4とが平行運動するのは、先端側メインブーム20Bから張り出したブラケット20gと先端ブーム4の側面から張り出したブラケット4a(図6参照)とが平行リンクロッド5の両端に枢着されていて、中間ブーム3と平行リンクロッド5とにより平行四辺形を形成する平行リンク機構25になっているからである。
【0018】
先端ブーム4には油圧シリンダ11により支点4cを中心に上下方向に回動するアーム6が枢着されており、アーム6の先端には油圧シリンダ12により、支点6aを中心に上下方向に回動するバケット7が枢着されている。
【0019】
メインブーム20は、基端側メインブーム20Aと、基端側メインブーム20Aの先端に支点20bを中心に上下方向に回動可能に枢着された先端側メインブーム20Bに分割された屈折式ブームになっている。基端側メインブーム20Aは、上部旋回体B上の支点20aを中心に油圧シリンダー9により起伏する。油圧シリンダー9のシリンダー側は支点9aに枢着され、ロッド側は基端側メインブーム20Aの先端付近の下面から張り出したブラケット上の支点9bに枢着されている。先端側メインブーム20Bの上部に設けた支点21bと、基端側メインブーム20Aの上部旋回体B上の支点20aの前方の上部旋回体B上に設けた支点21aとを角度調整ロッド21で連結している。
【0020】
また、基端側メインブーム20Aの先端から張り出したブラケット20dの先端と中間ブーム3の先端寄りの側面から張り出したブラケット3bとをそれぞれフォークエンド23、23を介してオフセット用油圧シリンダ22により連結している。フォークエンド23はブラケット20dには横向きに、ブラケット3aには下向きに、それぞれ取り付けられている。このようにフォークエンド23を介して連結しているのは、基端側メインブーム20Aと中間ブーム3との間に先端側メインブーム20Bが介在しているので、それぞれの連結部分の動きが平面内の回転ではなく、三次元の動きになるためである。したがって、図7に示すような球型のジョイントにすれば、フォークエンド23を介在させる必要はない。
図7において、24は球型のジョイントである。24aはピン、24bはピン24aに外嵌した外面が球面のブッシュ、24cはブッシュ24bに外嵌したカラーで、組み立てのため2つ割になっている。カラー24cはオフセット用油圧シリンダ22のロッドの先端に固着されている。このような構造なので、ピン24aの中心線24d回りの回動とピン24aの中心線24dを含む平面内の回動が可能である。
【0021】
次に本実施形態の作用を説明する。図8および図9は、本発明の作用を説明するための図面であり、図8(A)はアタッチメント1の部分平面図、図8(B)は部分側面図である。図9は基端側メインブームを図8に示す状態からほぼ真上に起立させた状態にしたときの図面であり、(C)は側面図、(D)は斜め上方から見た図面である。図4ないし図9に示すように、メインブーム20は基端側メインブーム20Aと、それに支点20bを中心に上下方向に回動可能に枢着された先端側メインブーム20Bとに分割された屈折式になっており、先端側メインブーム20Bの上部に設けられた支点21bと基端側メインブーム20Aの支点20aより前方に設けられた支点21aとを角度調整ロッド21で連結しているので、基端側メインブーム20Aの基端側支点20aと先端側メインブーム20Bの基端側支点20bを結ぶ直線と角度調整ロッド21の中心線とは側面から見て交差している。先端側メインブーム20Aを上昇させると角度調整ロッド21も上昇するが、図8および図9に示すように、先端側メインブーム20Bの基端側の支点20bの画く円弧Nと角度調整ロッド21の先端側支点21bの画く円弧Mは次第に接近してくる。
【0022】
基端側メインブーム20Aの先端にある支点20bと角度調整ロッド21の先端にある支点21bの距離は、2つの支点が先端側メインブーム20Bのブラケット20h上にあるので一定であり、支点20bと支点21bとを結ぶ直線と、支点20aと支点20b間を結ぶ直線との角度αは、基端側メインブーム20Aが上昇するにつれて小さくなる。すなわち、図8(A)に示すように、基端側メインブーム20Aを水平からほぼ60°上げた状態のときの角度はα1であるが、ほぼ90°まで上げるとα2となり、角度が小さくなることが示されている。
したがって、基端側メインブーム20Aと先端側メインブーム20Bの間の角度βは基端側メインブーム20Aが上昇するにつれて大きくなる。図8(A)と図9(C)に示すように、基端側メインブーム20Aを水平からほぼ60°上げたときの角度はβ1であるが、ほぼ垂直にまで上げるとβ2になり、角度が大きくなることが示されている。
【0023】
さらに、先端ブーム4を運転席C側(この場合は左側)にオフセットした状態(図8(A)に示す状態)で、メインブーム20を上昇させると、先に述べたように基端側メインブーム20Aと先端側メインブーム20Bの間の角度βが大きくなるので、中間ブーム3の先端と基端側メインブーム20Aの先端との距離は伸びようとする。しかし、基端側メインブーム20Aの先端近傍と中間ブーム3の側面とはオフセット用油圧シリンダ22で連結されており、その長さは一定に保たれているので、延びようとする長さに対応して、オフセット量Sが減少する。図8(A)と図9(D)に示すように、基端側メインブーム20Aをほぼ60°上げたときにのオフセット量をS1とすると、ほぼ90°上げるとS2になり、オフセット量Sが減少することが示されている。それによって、先端ブーム4の先端の支点4bはTだけ前方に離れる。これらの関係を図12に示している。
すなわち、図12(A)は基端側メインブーム20Aの仰角θと角度αとの関係、図12(B)は基端側メインブーム20Aの仰角θと角度βとの関係、図12(C)は基端側メインブーム20Aの仰角θとオフセット量Sとの関係をそれぞれ示すグラフである。
【0024】
図3に従来の超小旋回油圧ショベルのアタッチメント1の先端(バケット7の爪の部分)の軌跡Dを示したが、その中で、本発明に関するD1の部分について説明する。図10は軌跡D1の下端部Daから上端Dbまでのアタッチメント1の状態を示す側面図である。この間では図に示すように、バケット7の上面はアーム6に対してほぼ一直線の状態になっている。メインブーム2より先の部分の形態を図のように保ちつつ、メインブーム2をほぼ水平からほぼ120°まで回動させたときにバケット7の爪の先端が画く円弧がD1である。このように従来例では爪はキャビンCと干渉する。
【0025】
図11は本発明の超小旋回油圧ショベルのアタッチメント1の先端(バケット7の爪の部分)の軌跡Eを示す図である。特に運転室(キャビン)Cの前の部分の軌跡E1について説明する。軌跡E1の下部はEa、上端はEbであり、E1は先端ブーム4より先の部分を図に示す形状に保ちつつ、基端側メインブーム20Aを図に示すように、ほぼ20°から100°まで上昇させたときにアタッチメント1の先端の画く軌跡である。
【0026】
従来技術の軌跡D1と本発明の軌跡E1とが対応している。すなわち、本発明ではメインブーム20が屈折式になっていることなどから、軌跡D1はキャビンCと干渉するの対し、軌跡E1は軌跡D1が前方および上方にふくらんだ形状になっているので、キャビンCと干渉することがない。
【0027】
本発明は、以上述べた実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。なお、メインブームを屈折式にすることについては、特許第2631942号などでも公表されており、公知である。しかし、特許第2631942号では、角度調整ロッドの基端側の支点はメインブームの基端側の支点より後方にあること、オフセット用油圧シリンダは先端側メインブームと中間ブームとを連結していることなど、本発明と構成が異なり、目的もアタッチメントを巻き込むように折りたたんで真上に起立したときに、アタッチメントの水平方向の長さを小さくして、狭小地での作業を容易にすることであって、本発明と異なる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の超小旋回油圧ショベルは、メインブームを屈折式にして、メインブームを上昇させたとき、角度調整ロッドにより基端側と先端側のメインブームの角度が大きくなるようにし、かつ、基端側メインブームの先端と中間ブームの先端とをオフセット用油圧シリンダで連結するようにしたので、アタッチメントの先端がキャビンと干渉することを機械的に防止することができ、油圧回路による防止装置よりも安価で、かつ、安全性も高いなどの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の超小旋回油圧ショベルのアタッチメントの斜視図である。
【図2】図1に示すアタッチメントの分解斜視図である。
【図3】従来のアタッチメントの作動状態を示す側面図である。
【図4】本発明の超小旋回油圧ショベルのアタッチメントの斜視図である。
【図5】図4のアタッチメントの分解斜視図である。
【図6】(A)は図4に示すアタッチメントの部分平面図である。(B)は同じく部分側面図である。
【図7】球型ジョイントの断面図である。
【図8】(A)は本発明のアタッチメントの部分平面図であり、(B)は部分側面図である。
【図9】基端側メインブームを図8に示す状態からほぼ真上に上げた状態を示す図で、(C)は側面図、(D)は斜め上から見た図面である。
【図10】図3に示すアタッチメント先端の軌跡D1についてアタッチメントの状態を示す側面図である。
【図11】本発明のアタッチメントの作動状態を示す側面図である。
【図12】メインブームの仰角θと角度α、角度β、オフセット量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
A 下部走行体
B 上部旋回体
C 運転席(キャビン)
1 アタッチメント
3 中間ブーム
4 先端ブーム
20 メインブーム
20A 基端側メインブーム
20B 先端側メインブーム
21 角度調整ロッド
22 オフセット用油圧シリンダ
24 球型ジョイント
25 平行リンク機構
Claims (3)
- 下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体の左右幅方向にアタッチメントと運転席とを並べて配置した超小旋回油圧ショベルにおいて、上記アタッチメントは、上部旋回体に起伏可能に枢着されたメインブームと、メインブームの先端に左右方向に回動可能に枢着された中間ブームと、中間ブームの先端に左右方向に回動可能に枢着されるとともに、平行リンクによりメインブームと平行運動する先端ブームとを有しており、メインブームは基端側メインブームと、基端側メインブームの先端に上下方向に旋回可能に枢着された先端側メインブームに分割された屈折式ブームとなっており、先端側メインブームの上部に設けられた支点と基端側メインブームの支点の前方に設けられた支点とを角度調整ロッドで連結し、基端側メインブームの先端近傍と中間ブーム側面とをオフセット用油圧シリンダにより連結してなることを特徴とする超小旋回油圧ショベル。
- 基端側メインブームの先端と中間ブーム側面とを連結するオフセット用油圧シリンダの連結部は球型ジョイントである請求項1記載の超小旋回油圧ショベル。
- アタッチメントの先端部がいかなる位置においてもキャブと干渉しないようにメインブーム、中間ブームおよび調整ロッドを配置した請求項1または請求項2記載の超小旋回油圧ショベル。
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JP2002203802A JP2004044250A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | 超小旋回油圧ショベル |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008304812A (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009008817A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | Ricoh Co Ltd | 廃トナー回収容器、画像形成装置 |
JP2010168775A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Kubota Corp | バックホーのオフセットブーム構造 |
CN103726532A (zh) * | 2013-12-17 | 2014-04-16 | 广西大学 | 一种具有可控的并联对称机构式装载机 |
CN103726520A (zh) * | 2013-12-16 | 2014-04-16 | 广西大学 | 一种九杆两自由度轻型机械式装载机构 |
-
2002
- 2002-07-12 JP JP2002203802A patent/JP2004044250A/ja active Pending
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