JP2004041945A - バグフィルタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常運転時において、入口ダクト側のガス流がバイパスダクトを介して出口ダクトに漏洩することを防止する。
【解決手段】入口ダクト10および出口ダクト14とをバイパスダクト30で連結し、このバイパスダクト30の入口側開口32および出口側開口34にポペット弁44、46をそれぞれ設ける。各ポペット弁44、46は共通のシャフト40によって上下動が可能とされる。シャフト40を降下させた際にポペット弁44、46によって閉止される空間をシールチャンバ30Aとし、このシールチャンバ30Aに大気導入管52とバルブ50とを設けた。通常運転時には、バルブ50を開、ポペット弁44、46を閉として、シールチャンバ30Aを外部空気によってシールする。
【選択図】 図1
【解決手段】入口ダクト10および出口ダクト14とをバイパスダクト30で連結し、このバイパスダクト30の入口側開口32および出口側開口34にポペット弁44、46をそれぞれ設ける。各ポペット弁44、46は共通のシャフト40によって上下動が可能とされる。シャフト40を降下させた際にポペット弁44、46によって閉止される空間をシールチャンバ30Aとし、このシールチャンバ30Aに大気導入管52とバルブ50とを設けた。通常運転時には、バルブ50を開、ポペット弁44、46を閉として、シールチャンバ30Aを外部空気によってシールする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バグフィルタ装置に係り、特に入口ダクトと出口ダクトとをバイパスダクトで連結したバグフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
焼却炉などのボイラから排出されるガス流には、ダスト以外にダイオキシンなどの有害物質が多く含まれている場合がある。通常、この種のガス流に対しては、バグフィルタを通過させることで含有するダストや有害物質を除去して清浄な気体とした後、大気に放出している。しかし、バグフィルタのメンテナンス作業中などには、バグフィルタを通過しないようにガス流をバイパスさせる場合がある。従って、ガス流をバグフィルタに導入する場合と、バグフィルタを介さずにバイパスさせる場合とに、状況に応じて切り替えて送給する必要がある。
【0003】
ガス流の経路の切替は、図5に示す流路切替手段1によって行っている。バグフィルタ2の下部には入口ダクト3が接続され、上部には出口ダクト4が接続されている。この入口ダクト3の鉛直部3Aと出口ダクト4の鉛直部4Aは、バイパスダクト5によって連通し、これらの連通部が同軸線上に重なるように配置される。この同軸線上には上下動可能なシャフト6が挿入され、このシャフト6に伴って上下動するように連通部に切替弁としてそれぞれポペット弁7A、7Bが固定される。シャフト6の上下動により、ポペット弁7A、7Bが交互に開閉して流路の切り替えが行われる。
【0004】
すなわち、バグフィルタ2にガス流を導入させる場合には、シリンダ8を駆動してシャフト6を実線に示したように降下してポペット弁7Aを開、ポペット弁7Bのバイパス側を閉、出口ダクト側を開とする。ガス流は入口ダクト3を経てバグフィルタ2へ導入され、バグフィルタ2で浄化されたガス流は出口ダクト4から排出される。一方、バグフィルタ2のメンテナンス時などガス流をバイパスさせる場合には、シャフト6を二点鎖線で示したように上昇させてポペット弁7Aを閉、ポペット弁7Bのバイパス側を開、出口ダクト側を閉とする。すると、入口ダクト3からのガス流は、バグフィルタ2をバイパスしてバイパスダクト5から出口ダクト4側に誘導される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常運転時、すなわちガス流をバグフィルタ2に導入させる場合には、入口ダクト3と、出口ダクト4とでは、ダクト内部の負圧が異なっている。すなわち、バグフィルタ2に直結している入口ダクト3に対して、ファンなどによってガス流を誘引している出口ダクト4の方が、負圧が高くなっている。各ポペット弁7A、7Bは、高温のガス流の漏洩を防止するために、シール部材としてメタルディスクを用いているが、上述の各ダクト内部に生じる負圧の差によってシール部分の僅かな隙間から、ガス流が漏洩する場合がある。特に、通常運転時の図2で実線で示したバイパスダクト側のポペット弁7Bが閉止された状態で、ポペット弁7Bからガス流が漏洩すると、入口ダクト3から流入したガス流の一部がバグフィルタ2を経ずに出口ダクト4側に混入し、バグフィルタ2で浄化したガス流を再汚染させるおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記問題を解消するために、バイパスダクト側に設けた切替弁からのガス流の漏洩を防止し、バグフィルタで浄化したガス流を再汚染しないバグフィルタ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るバグフィルタ装置は、バグフィルタへの入口ダクトと出口ダクトとを切替弁を備えたバイパスダクトで連結したバグフィルタ装置において、前記バイパスダクトに複数の切替弁を配置し、これらの複数の切替弁に挟まれた領域を大気圧以上の気体が流入可能なシールチャンバとしたことを特徴としている。
【0008】
また、バグフィルタ装置は、前記入口ダクトの鉛直部と前記出口ダクトの鉛直部とを前記バイパスダクトで連結し、これらを同軸上に配置するとともに、これらの同軸上に貫通される共通のシャフトに複数のポペットを配置し、前記シャフトの上下動により前記複数のポペット弁を開閉し、ガス流の流路切替と前記シールチャンバの形成を可能としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るバグフィルタ装置の実施形態を、図面を参照して説明する。図1に第1の実施形態に係るバグフィルタ装置の断面図を示す。
【0010】
図示しない焼却炉などから排出されるガス流は、入口ダクト10を介してバグフィルタ12の内部に導入される。バグフィルタ12には、ガス流を導入する入口ダクト10と、ガス流の排出経路である出口ダクト14とがそれぞれ設けられており、導入されたガス流を内部に設けられたフィルタ16によって濾過処理を行って除塵した後、出口ダクト14から排出する構成である。出口ダクト14は、図示しない吸引ファンを介して煙突に連接され、ガス流がファンによって吸引され、煙突から排出される。このようなバグフィルタ12は、メンテナンス作業などを行う場合、ガス流をバグフィルタ12の内部に導入せずに、直接出口ダクト14に排出する場合がある。そこで、入口ダクト10と出口ダクト14とをバイパスダクト30で連結し、状況に応じてガス流の流通を切り替え可能としている。
【0011】
バグフィルタ12は、上部が箱形に、下部が錐体形に形成されている。またバグフィルタ12は、この内部が上下に分割され、下方をガス流の除塵を行う集塵室18とし、また上方を除塵されたガス流が送給される排出室20とする構成である。すなわち、ガス流を導入する導入口22は、バグフィルタの下部に設けられ、またガス流の排出口24は上部に設けられる。導入口22および排出口24にそれぞれ連結するように、入口ダクト10および出口ダクト14が取り付けられる。これらのダクトに連接するようにバイパスダクト30が配置される。
【0012】
バイパスダクト30と入口ダクト10および出口ダクト14とのそれぞれの連接部には、入口ダクト10側の入口側開口32と出口ダクト14側の出口側開口34となる円形の貫通孔が穿設される。この時、入口ダクト10の鉛直部10Aと出口ダクト14の鉛直部14Aおよびバイパスダクト30は、同軸上にそれぞれの開口が並ぶように配置される。すなわち連通部分において、バイパスダクト30には、垂直な軸を中心として上下面にそれぞれ貫通孔が穿設され、上面の貫通孔が出口ダクト14に連接する出口側開口34となり、また下面が入口ダクト10に連接する入口側開口32となる構成である。
【0013】
また、入口ダクト10の鉛直部10Aには、入口側開口32の下方に、切替開口36を備える。出口ダクト14の鉛直部14Aには、出口側開口34の上方に切替開口38を備える。これらの各開口32、34、36、38の中心軸上に一本のシャフト40を通し、ポペット弁42、44、46がそれぞれシャフト40に装着される。これらのポペット弁は、メタルを用いて円盤状に形成する。
【0014】
ポペット弁は、シャフト40を上下動させると、これに伴って上下動する構成とする。このシャフト40をシリンダ48によって駆動させ、シャフト40を降下させると、ガス流をバグフィルタ12に導入させる通常運転時の経路となる。すなわち、ポペット弁42が切替開口36から離間して開となり、ポペット弁44、46がそれぞれ入口側開口32と出口側開口34とに密着して閉となる。すると、入口ダクト10からのガス流は図中の矢印で示したように、入口ダクト10からバグフィルタ12に導入され、ここでフィルタ16によって浄化されたガス流は出口ダクト14から系外に排出される運転となる。
【0015】
一方、シャフト40を上昇させると、ガス流をバグフィルタ12に導入させないメンテナンス時のバイパス経路となる。図2は、この時の状況を示した断面図である。すなわち、ポペット弁42が切替開口36に密着して閉となり、ポペット弁44は入口側開口32から離間して開となる。また、ポペット弁46は出口側開口34から離間して、この開口を開にすると同時に、この上面が切替開口38に密着して切替開口38を閉にする。すると、入口ダクト10からのガス流は、図中の矢印で示したように、バグフィルタ12を経由せずにバイパスダクト30から直接に出口ダクト14に流れるバイパス経路をたどることになる。
【0016】
図1に示した通常運転時においては、出口ダクト14の後段に設けた図示しないファンの吸引力によって、出口ダクト14には約−700mmAgの負圧が生じている。一方、入口ダクト10には、フィルタ16での圧力損失が200mmAgとすると、約−500mmAgの負圧が生じている。このため、バイパスダクト30には出口ダクト14からの200mmAg程度の吸引力が常時作用している。従って、バイパスダクト30を遮断しているポペット弁44、46のシール性が不完全であると、入口ダクト10からのガスが僅かに出口ダクト14に漏洩し、バグフィルタ12で浄化されたガス流を再汚染し、ダストなどを含有したガス流が系外へ放出されてしまうおそれがある。
【0017】
そこで、本実施形態では、ポペット弁44とポペット弁46とに挟まれたバイパスダクト30の領域をシールチャンバ30Aとし、このシールチャンバ30Aに大気を流入可能としている。すなわち、シールチャンバ30Aにはバルブ50を備えた大気導入管52を接続し、バルブ50を解放することによってシールチャンバ30A内に外部空気が供給される。すると、ポペット弁44やポペット弁46のシール性が多少不完全であっても、上記の再汚染の問題が解消する。すなわち、ポペット弁44のシール性が不完全な場合には、入口ダクト10とシールチャンバ30Aとの差圧によって、僅かな量の外部空気が、シールチャンバ30Aから入口ダクト10側へ漏れ込むことになる。しかし、この程度の僅かな量の外部空気がガス流に流入しても、バグフィルタ12での負荷には全く影響しない。
【0018】
また、ポペット弁46のシール性が不完全な場合には、出口ダクト14とシールチャンバ30Aとの差圧によって、僅かな量の外部空気がシールチャンバ30Aから出口ダクト14側へ漏れ出ることになる。しかし、外部空気は清浄であるから、僅かな量の外部空気がバグフィルタ12を経て浄化されたガス流に流入しても、ガス流を再汚染する心配はまったくない。
【0019】
なお、図2示したようにガス流をバイパス経路に通す場合には、大気導入管52のバルブ50を閉止して、ガス流にシールチャンバ30Aからの外部空気が流入することを防止する。なお、バイパス経路の場合には、ポペット弁42やポペット弁46のシール性が多少不完全であっても、ガス流にバグフィルタ12側からの空気が僅かに漏れ込む程度であるから格別の問題はない。
【0020】
上記構成により、バイパスダクト30に配置したポペット弁44とポペット弁46との間に挟まれた領域をシールチャンバ30Aとし、このシールチャンバ30Aに大気を流入させるようにした。このため、入口ダクト10と出口ダクト14とに生じている内部負圧の差から発生するガス流の漏洩を防止することが可能となる。すなわち、バグフィルタ12によって濾過処理されるべきガス流が、入口ダクト10からバイパスダクト30を介して出口ダクト14に漏洩することによって、処理されずに大気に放出されるおそれを排除することができる。これにより、バグフィルタ12で浄化されたガス流へのダストや有害物質などのリークを防止し、浄化ガスの再汚染を防止することが可能となる。
【0021】
図3に第2の実施形態に係るバグフィルタ装置の断面図を示す。バグフィルタ12には、第1の実施形態と同様に入口ダクト10、出口ダクト14、バイパスダクト30が設けられる。入口ダクト10がバグフィルタ12に連通する切替開口36には、シャフト40に装着されたポペット弁42が備えられる。バイパスダクト30には、バイパス経路方向を遮断するように、バイパスダクト30を水平に分割するシールチャンバ39が設けられる。シールチャンバ39の上下面に穿設された切替開口37、38Aには、シャフト40に装着されたポペット弁44、46がそれぞれ備えられる。各ポペット弁42、44、46は、シャフト40を上下動させることにより連動して上下動可能とする。また、シールチャンバ39の下面側に設けられたポペット弁44を、上面の切替開口38Aの外径よりも小さく形成し、シャフト40を上下動させた際に、ポペット弁44が切替開口38Aの間を抜けて昇降可能とする。これに伴って、ポペット弁44に対応する切替開口37の外径を、ポペット弁44よりも小さく形成する。シールチャンバ39には、バルブ50を備えた大気導入管52を取り付ける。これにより、シールチャンバ39の内部に大気が流入可能となる。
【0022】
図3(1)は、バグフィルタ12にガス流を導入する通常運転時を示している。シャフト40を下降させてポペット弁42およびポペット弁46の上面を開、ポペット弁44およびポペット弁46の下面を閉とし、バルブ50を開いてシールチャンバ39の内部に外部空気を導入する。
【0023】
ガス流のバイパス時には、図3(2)に示すようにシャフト40を昇降させポペット弁44を切替開口38Aより退避させることによって、ポペット弁42、ポペット弁46の上面およびバルブ50を閉、ポペット弁44およびポペット弁46の下面を開とする。
【0024】
上記第2の実施形態によれば、第1実施形態と同様に通常運転時においてバイパスダクトに設けたポペット弁44、46のシール性が多少不完全であっても、入口ダクト側10のガス流が出口ダクト14側に漏れ込むことがない。また、ポペット弁44を切替開口38Aの外径よりも小さく形成し、ポペット弁44が切替開口38Aの間を自在に抜けて昇降可能としたので、各ポペット弁42、44、46のストロークを大きくすることができ、シールチャンバ39の配置上の自由度が増し、シールチャンバの小型化を図ることが可能となる。
【0025】
図4に第3の実施形態に係るバグフィルタ装置の概略図を示す。バグフィルタ60の下部には入口ダクト62が、上部には出口ダクト64が接続し、入口ダクト62と出口ダクト64とはバイパスダクト66で連結されている。入口ダクト62には切替ダンパ68が、出口ダクト64には切替ダンパ70が設けられている。また、バイパスダクト66に2個の切替ダンパ72、74が設けられ、これらの切替ダンパ72、74に挟まれたバイパスダクト66の領域がシールチャンバ76とされる。シールチャンバ76には大気導入管78が接続し、大気導入管78は解放弁80を有する。なお、上記の各切替ダンパ68、70、72、74は、前記第1実施形態や第2実施形態とは異なり、個々の切替ダンパ毎に開閉の切替が可能とされる。
【0026】
通常運転時には、切替ダンパ68、70を開、切替ダンパ72、74を閉、解放弁80を開とする。すると、ガス流は入口ダクト62からバグフィルタ60に導入され、ここで浄化されたガス流は、出口ダクト64側に設けられた吸引ファン82によって吸引され系外へ排出される。この運転時には、吸引ファン82の吸引力によって、バグフィルタ60、入口ダクト62、出口ダクト64のすべての系が負圧に保持されている。一方、シールチャンバ76内は、大気導入管78からの流入空気によって大気圧に維持されている。このため、バイパスダクト66の切替ダンパ72、74のシール性が不完全な場合には、圧力差の関係でシールチャンバ76内の空気が切り替えダンパ72を介して入口ダクト62に漏れ込み、またシールチャンバ76内の空気が切り替えダンパ74を介して出口ダクト64に漏れ込むだけである。これらの漏れ込み空気の漏洩量は微少であり、かつその性状も処理すべきガス流に比べて充分に清浄であるから、バグフィルタ装置の処理性能に格別の悪影響を与えない。
【0027】
また、ガス流をバイパス経路に通す場合には、切替ダンパ68、70を閉、切替ダンパ72、74を開、解放弁80を閉とする。すると、ガス流はバイパスダクトを通って出口ダクトに導入される。なお、バイパス経路の場合には、切替ダンパ68、70のシール性が多少不完全であっても、ガス流にバグフィルタ12側からの空気が僅かに漏れ込む程度であるから格別の問題はない。
【0028】
前記各実施形態では、シールチャンバに導入する気体として外部の大気を利用する場合について説明した。しかしながら、シールチャンバに導入する気体としては、大気に限らず、加圧空気や切替弁の熱歪を防止するための加温空気や窒素ガスなど、大気圧以上で清浄であれば、他の気体を利用しても良い。
【0029】
【発明の効果】
上記構成により、バイパスダクトに設けたシールチャンバ内部に大気圧以上の気体を導入することにより、バグフィルタ内部に入口ダクトを通って導入されるべきガス流が、バイパスダクトから出口ダクト方面に漏洩することを防止する。従って、ダストを含有したガス流が、バイパスされて出口ダクトへ流入することによってバグフィルタで処理されずに、そのまま大気へ放出されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るバグフィルタ装置の断面図である。
【図2】第1の実施形態に係るバグフィルタ装置のメンテナンス時におけるバイパス経路の断面図である。
【図3】第2の実施形態に係るバグフィルタ装置の断面図である。
【図4】第3の実施形態に係るバグフィルタ装置の概略図である。
【図5】従来のバグフィルタ装置の断面図である。
【符号の説明】
1………流路切替手段、2、12、60………バグフィルタ、3、10、62………入口ダクト、4、14、64………出口ダクト、5、30、66………バイパスダクト、6、40………シャフト、7、42、44、46………ポペット弁、8、48………シリンダ、16………フィルタ、18………集塵室、20………排出室、22………導入口、24………排出口、32………入口側開口、34………出口側開口、36、38………切替開口、50………バルブ、52、78………大気導入管、68、70、72、74………切替ダンパ、39、76………シールチャンバ、80………解放弁、82………吸引ファン。
【発明の属する技術分野】
本発明は、バグフィルタ装置に係り、特に入口ダクトと出口ダクトとをバイパスダクトで連結したバグフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
焼却炉などのボイラから排出されるガス流には、ダスト以外にダイオキシンなどの有害物質が多く含まれている場合がある。通常、この種のガス流に対しては、バグフィルタを通過させることで含有するダストや有害物質を除去して清浄な気体とした後、大気に放出している。しかし、バグフィルタのメンテナンス作業中などには、バグフィルタを通過しないようにガス流をバイパスさせる場合がある。従って、ガス流をバグフィルタに導入する場合と、バグフィルタを介さずにバイパスさせる場合とに、状況に応じて切り替えて送給する必要がある。
【0003】
ガス流の経路の切替は、図5に示す流路切替手段1によって行っている。バグフィルタ2の下部には入口ダクト3が接続され、上部には出口ダクト4が接続されている。この入口ダクト3の鉛直部3Aと出口ダクト4の鉛直部4Aは、バイパスダクト5によって連通し、これらの連通部が同軸線上に重なるように配置される。この同軸線上には上下動可能なシャフト6が挿入され、このシャフト6に伴って上下動するように連通部に切替弁としてそれぞれポペット弁7A、7Bが固定される。シャフト6の上下動により、ポペット弁7A、7Bが交互に開閉して流路の切り替えが行われる。
【0004】
すなわち、バグフィルタ2にガス流を導入させる場合には、シリンダ8を駆動してシャフト6を実線に示したように降下してポペット弁7Aを開、ポペット弁7Bのバイパス側を閉、出口ダクト側を開とする。ガス流は入口ダクト3を経てバグフィルタ2へ導入され、バグフィルタ2で浄化されたガス流は出口ダクト4から排出される。一方、バグフィルタ2のメンテナンス時などガス流をバイパスさせる場合には、シャフト6を二点鎖線で示したように上昇させてポペット弁7Aを閉、ポペット弁7Bのバイパス側を開、出口ダクト側を閉とする。すると、入口ダクト3からのガス流は、バグフィルタ2をバイパスしてバイパスダクト5から出口ダクト4側に誘導される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常運転時、すなわちガス流をバグフィルタ2に導入させる場合には、入口ダクト3と、出口ダクト4とでは、ダクト内部の負圧が異なっている。すなわち、バグフィルタ2に直結している入口ダクト3に対して、ファンなどによってガス流を誘引している出口ダクト4の方が、負圧が高くなっている。各ポペット弁7A、7Bは、高温のガス流の漏洩を防止するために、シール部材としてメタルディスクを用いているが、上述の各ダクト内部に生じる負圧の差によってシール部分の僅かな隙間から、ガス流が漏洩する場合がある。特に、通常運転時の図2で実線で示したバイパスダクト側のポペット弁7Bが閉止された状態で、ポペット弁7Bからガス流が漏洩すると、入口ダクト3から流入したガス流の一部がバグフィルタ2を経ずに出口ダクト4側に混入し、バグフィルタ2で浄化したガス流を再汚染させるおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記問題を解消するために、バイパスダクト側に設けた切替弁からのガス流の漏洩を防止し、バグフィルタで浄化したガス流を再汚染しないバグフィルタ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るバグフィルタ装置は、バグフィルタへの入口ダクトと出口ダクトとを切替弁を備えたバイパスダクトで連結したバグフィルタ装置において、前記バイパスダクトに複数の切替弁を配置し、これらの複数の切替弁に挟まれた領域を大気圧以上の気体が流入可能なシールチャンバとしたことを特徴としている。
【0008】
また、バグフィルタ装置は、前記入口ダクトの鉛直部と前記出口ダクトの鉛直部とを前記バイパスダクトで連結し、これらを同軸上に配置するとともに、これらの同軸上に貫通される共通のシャフトに複数のポペットを配置し、前記シャフトの上下動により前記複数のポペット弁を開閉し、ガス流の流路切替と前記シールチャンバの形成を可能としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係るバグフィルタ装置の実施形態を、図面を参照して説明する。図1に第1の実施形態に係るバグフィルタ装置の断面図を示す。
【0010】
図示しない焼却炉などから排出されるガス流は、入口ダクト10を介してバグフィルタ12の内部に導入される。バグフィルタ12には、ガス流を導入する入口ダクト10と、ガス流の排出経路である出口ダクト14とがそれぞれ設けられており、導入されたガス流を内部に設けられたフィルタ16によって濾過処理を行って除塵した後、出口ダクト14から排出する構成である。出口ダクト14は、図示しない吸引ファンを介して煙突に連接され、ガス流がファンによって吸引され、煙突から排出される。このようなバグフィルタ12は、メンテナンス作業などを行う場合、ガス流をバグフィルタ12の内部に導入せずに、直接出口ダクト14に排出する場合がある。そこで、入口ダクト10と出口ダクト14とをバイパスダクト30で連結し、状況に応じてガス流の流通を切り替え可能としている。
【0011】
バグフィルタ12は、上部が箱形に、下部が錐体形に形成されている。またバグフィルタ12は、この内部が上下に分割され、下方をガス流の除塵を行う集塵室18とし、また上方を除塵されたガス流が送給される排出室20とする構成である。すなわち、ガス流を導入する導入口22は、バグフィルタの下部に設けられ、またガス流の排出口24は上部に設けられる。導入口22および排出口24にそれぞれ連結するように、入口ダクト10および出口ダクト14が取り付けられる。これらのダクトに連接するようにバイパスダクト30が配置される。
【0012】
バイパスダクト30と入口ダクト10および出口ダクト14とのそれぞれの連接部には、入口ダクト10側の入口側開口32と出口ダクト14側の出口側開口34となる円形の貫通孔が穿設される。この時、入口ダクト10の鉛直部10Aと出口ダクト14の鉛直部14Aおよびバイパスダクト30は、同軸上にそれぞれの開口が並ぶように配置される。すなわち連通部分において、バイパスダクト30には、垂直な軸を中心として上下面にそれぞれ貫通孔が穿設され、上面の貫通孔が出口ダクト14に連接する出口側開口34となり、また下面が入口ダクト10に連接する入口側開口32となる構成である。
【0013】
また、入口ダクト10の鉛直部10Aには、入口側開口32の下方に、切替開口36を備える。出口ダクト14の鉛直部14Aには、出口側開口34の上方に切替開口38を備える。これらの各開口32、34、36、38の中心軸上に一本のシャフト40を通し、ポペット弁42、44、46がそれぞれシャフト40に装着される。これらのポペット弁は、メタルを用いて円盤状に形成する。
【0014】
ポペット弁は、シャフト40を上下動させると、これに伴って上下動する構成とする。このシャフト40をシリンダ48によって駆動させ、シャフト40を降下させると、ガス流をバグフィルタ12に導入させる通常運転時の経路となる。すなわち、ポペット弁42が切替開口36から離間して開となり、ポペット弁44、46がそれぞれ入口側開口32と出口側開口34とに密着して閉となる。すると、入口ダクト10からのガス流は図中の矢印で示したように、入口ダクト10からバグフィルタ12に導入され、ここでフィルタ16によって浄化されたガス流は出口ダクト14から系外に排出される運転となる。
【0015】
一方、シャフト40を上昇させると、ガス流をバグフィルタ12に導入させないメンテナンス時のバイパス経路となる。図2は、この時の状況を示した断面図である。すなわち、ポペット弁42が切替開口36に密着して閉となり、ポペット弁44は入口側開口32から離間して開となる。また、ポペット弁46は出口側開口34から離間して、この開口を開にすると同時に、この上面が切替開口38に密着して切替開口38を閉にする。すると、入口ダクト10からのガス流は、図中の矢印で示したように、バグフィルタ12を経由せずにバイパスダクト30から直接に出口ダクト14に流れるバイパス経路をたどることになる。
【0016】
図1に示した通常運転時においては、出口ダクト14の後段に設けた図示しないファンの吸引力によって、出口ダクト14には約−700mmAgの負圧が生じている。一方、入口ダクト10には、フィルタ16での圧力損失が200mmAgとすると、約−500mmAgの負圧が生じている。このため、バイパスダクト30には出口ダクト14からの200mmAg程度の吸引力が常時作用している。従って、バイパスダクト30を遮断しているポペット弁44、46のシール性が不完全であると、入口ダクト10からのガスが僅かに出口ダクト14に漏洩し、バグフィルタ12で浄化されたガス流を再汚染し、ダストなどを含有したガス流が系外へ放出されてしまうおそれがある。
【0017】
そこで、本実施形態では、ポペット弁44とポペット弁46とに挟まれたバイパスダクト30の領域をシールチャンバ30Aとし、このシールチャンバ30Aに大気を流入可能としている。すなわち、シールチャンバ30Aにはバルブ50を備えた大気導入管52を接続し、バルブ50を解放することによってシールチャンバ30A内に外部空気が供給される。すると、ポペット弁44やポペット弁46のシール性が多少不完全であっても、上記の再汚染の問題が解消する。すなわち、ポペット弁44のシール性が不完全な場合には、入口ダクト10とシールチャンバ30Aとの差圧によって、僅かな量の外部空気が、シールチャンバ30Aから入口ダクト10側へ漏れ込むことになる。しかし、この程度の僅かな量の外部空気がガス流に流入しても、バグフィルタ12での負荷には全く影響しない。
【0018】
また、ポペット弁46のシール性が不完全な場合には、出口ダクト14とシールチャンバ30Aとの差圧によって、僅かな量の外部空気がシールチャンバ30Aから出口ダクト14側へ漏れ出ることになる。しかし、外部空気は清浄であるから、僅かな量の外部空気がバグフィルタ12を経て浄化されたガス流に流入しても、ガス流を再汚染する心配はまったくない。
【0019】
なお、図2示したようにガス流をバイパス経路に通す場合には、大気導入管52のバルブ50を閉止して、ガス流にシールチャンバ30Aからの外部空気が流入することを防止する。なお、バイパス経路の場合には、ポペット弁42やポペット弁46のシール性が多少不完全であっても、ガス流にバグフィルタ12側からの空気が僅かに漏れ込む程度であるから格別の問題はない。
【0020】
上記構成により、バイパスダクト30に配置したポペット弁44とポペット弁46との間に挟まれた領域をシールチャンバ30Aとし、このシールチャンバ30Aに大気を流入させるようにした。このため、入口ダクト10と出口ダクト14とに生じている内部負圧の差から発生するガス流の漏洩を防止することが可能となる。すなわち、バグフィルタ12によって濾過処理されるべきガス流が、入口ダクト10からバイパスダクト30を介して出口ダクト14に漏洩することによって、処理されずに大気に放出されるおそれを排除することができる。これにより、バグフィルタ12で浄化されたガス流へのダストや有害物質などのリークを防止し、浄化ガスの再汚染を防止することが可能となる。
【0021】
図3に第2の実施形態に係るバグフィルタ装置の断面図を示す。バグフィルタ12には、第1の実施形態と同様に入口ダクト10、出口ダクト14、バイパスダクト30が設けられる。入口ダクト10がバグフィルタ12に連通する切替開口36には、シャフト40に装着されたポペット弁42が備えられる。バイパスダクト30には、バイパス経路方向を遮断するように、バイパスダクト30を水平に分割するシールチャンバ39が設けられる。シールチャンバ39の上下面に穿設された切替開口37、38Aには、シャフト40に装着されたポペット弁44、46がそれぞれ備えられる。各ポペット弁42、44、46は、シャフト40を上下動させることにより連動して上下動可能とする。また、シールチャンバ39の下面側に設けられたポペット弁44を、上面の切替開口38Aの外径よりも小さく形成し、シャフト40を上下動させた際に、ポペット弁44が切替開口38Aの間を抜けて昇降可能とする。これに伴って、ポペット弁44に対応する切替開口37の外径を、ポペット弁44よりも小さく形成する。シールチャンバ39には、バルブ50を備えた大気導入管52を取り付ける。これにより、シールチャンバ39の内部に大気が流入可能となる。
【0022】
図3(1)は、バグフィルタ12にガス流を導入する通常運転時を示している。シャフト40を下降させてポペット弁42およびポペット弁46の上面を開、ポペット弁44およびポペット弁46の下面を閉とし、バルブ50を開いてシールチャンバ39の内部に外部空気を導入する。
【0023】
ガス流のバイパス時には、図3(2)に示すようにシャフト40を昇降させポペット弁44を切替開口38Aより退避させることによって、ポペット弁42、ポペット弁46の上面およびバルブ50を閉、ポペット弁44およびポペット弁46の下面を開とする。
【0024】
上記第2の実施形態によれば、第1実施形態と同様に通常運転時においてバイパスダクトに設けたポペット弁44、46のシール性が多少不完全であっても、入口ダクト側10のガス流が出口ダクト14側に漏れ込むことがない。また、ポペット弁44を切替開口38Aの外径よりも小さく形成し、ポペット弁44が切替開口38Aの間を自在に抜けて昇降可能としたので、各ポペット弁42、44、46のストロークを大きくすることができ、シールチャンバ39の配置上の自由度が増し、シールチャンバの小型化を図ることが可能となる。
【0025】
図4に第3の実施形態に係るバグフィルタ装置の概略図を示す。バグフィルタ60の下部には入口ダクト62が、上部には出口ダクト64が接続し、入口ダクト62と出口ダクト64とはバイパスダクト66で連結されている。入口ダクト62には切替ダンパ68が、出口ダクト64には切替ダンパ70が設けられている。また、バイパスダクト66に2個の切替ダンパ72、74が設けられ、これらの切替ダンパ72、74に挟まれたバイパスダクト66の領域がシールチャンバ76とされる。シールチャンバ76には大気導入管78が接続し、大気導入管78は解放弁80を有する。なお、上記の各切替ダンパ68、70、72、74は、前記第1実施形態や第2実施形態とは異なり、個々の切替ダンパ毎に開閉の切替が可能とされる。
【0026】
通常運転時には、切替ダンパ68、70を開、切替ダンパ72、74を閉、解放弁80を開とする。すると、ガス流は入口ダクト62からバグフィルタ60に導入され、ここで浄化されたガス流は、出口ダクト64側に設けられた吸引ファン82によって吸引され系外へ排出される。この運転時には、吸引ファン82の吸引力によって、バグフィルタ60、入口ダクト62、出口ダクト64のすべての系が負圧に保持されている。一方、シールチャンバ76内は、大気導入管78からの流入空気によって大気圧に維持されている。このため、バイパスダクト66の切替ダンパ72、74のシール性が不完全な場合には、圧力差の関係でシールチャンバ76内の空気が切り替えダンパ72を介して入口ダクト62に漏れ込み、またシールチャンバ76内の空気が切り替えダンパ74を介して出口ダクト64に漏れ込むだけである。これらの漏れ込み空気の漏洩量は微少であり、かつその性状も処理すべきガス流に比べて充分に清浄であるから、バグフィルタ装置の処理性能に格別の悪影響を与えない。
【0027】
また、ガス流をバイパス経路に通す場合には、切替ダンパ68、70を閉、切替ダンパ72、74を開、解放弁80を閉とする。すると、ガス流はバイパスダクトを通って出口ダクトに導入される。なお、バイパス経路の場合には、切替ダンパ68、70のシール性が多少不完全であっても、ガス流にバグフィルタ12側からの空気が僅かに漏れ込む程度であるから格別の問題はない。
【0028】
前記各実施形態では、シールチャンバに導入する気体として外部の大気を利用する場合について説明した。しかしながら、シールチャンバに導入する気体としては、大気に限らず、加圧空気や切替弁の熱歪を防止するための加温空気や窒素ガスなど、大気圧以上で清浄であれば、他の気体を利用しても良い。
【0029】
【発明の効果】
上記構成により、バイパスダクトに設けたシールチャンバ内部に大気圧以上の気体を導入することにより、バグフィルタ内部に入口ダクトを通って導入されるべきガス流が、バイパスダクトから出口ダクト方面に漏洩することを防止する。従って、ダストを含有したガス流が、バイパスされて出口ダクトへ流入することによってバグフィルタで処理されずに、そのまま大気へ放出されることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るバグフィルタ装置の断面図である。
【図2】第1の実施形態に係るバグフィルタ装置のメンテナンス時におけるバイパス経路の断面図である。
【図3】第2の実施形態に係るバグフィルタ装置の断面図である。
【図4】第3の実施形態に係るバグフィルタ装置の概略図である。
【図5】従来のバグフィルタ装置の断面図である。
【符号の説明】
1………流路切替手段、2、12、60………バグフィルタ、3、10、62………入口ダクト、4、14、64………出口ダクト、5、30、66………バイパスダクト、6、40………シャフト、7、42、44、46………ポペット弁、8、48………シリンダ、16………フィルタ、18………集塵室、20………排出室、22………導入口、24………排出口、32………入口側開口、34………出口側開口、36、38………切替開口、50………バルブ、52、78………大気導入管、68、70、72、74………切替ダンパ、39、76………シールチャンバ、80………解放弁、82………吸引ファン。
Claims (2)
- バグフィルタへの入口ダクトと出口ダクトとを切替弁を備えたバイパスダクトで連結したバグフィルタ装置において、前記バイパスダクトに複数の切替弁を配置し、これらの複数の切替弁に挟まれた領域を大気圧以上の気体が流入可能なシールチャンバとしたことを特徴とするバグフィルタ装置。
- 前記入口ダクトの鉛直部と前記出口ダクトの鉛直部とを前記バイパスダクトで連結し、これらを同軸上に配置するとともに、これらの同軸上に貫通される共通のシャフトに複数のポペットを配置し、前記シャフトの上下動により前記複数のポペット弁を開閉し、ガス流の流路切替と前記シールチャンバの形成を可能としたことを特徴とする請求項1に記載のバグフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203505A JP2004041945A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | バグフィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002203505A JP2004041945A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | バグフィルタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004041945A true JP2004041945A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31709354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002203505A Pending JP2004041945A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | バグフィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004041945A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101332388B (zh) * | 2008-06-24 | 2012-08-22 | 江苏宇达电站辅机阀门制造有限公司 | 袋式除尘器的旁路装置及风密封方法 |
-
2002
- 2002-07-12 JP JP2002203505A patent/JP2004041945A/ja active Pending
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CN101332388B (zh) * | 2008-06-24 | 2012-08-22 | 江苏宇达电站辅机阀门制造有限公司 | 袋式除尘器的旁路装置及风密封方法 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050105 |