JP2004041768A - エンドキャップおよび該エンドキャップを取り付けたラケットフレーム - Google Patents

エンドキャップおよび該エンドキャップを取り付けたラケットフレーム Download PDF

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Abstract

 【課題】 ラケットエンドに取り付けるエンドキャップに振動吸収機能を持たせる。
 【解決手段】 ラケットフレームのグリップ後端外周面に外嵌される筒部と、グリップ後端面をカバーする蓋部とからなり、
 周波数10Hz、温度5〜15℃の範囲内のいずれかの温度の条件下で測定された複素弾性率が3×107〜50×108dyn/cmの範囲の材料で形成し、上記蓋部の肉厚は0.3〜6.0mmの範囲内で、一定あるいは部分的に変えていると共に、該蓋部の一部に、1個あるいは複数個の貫通孔を設けているエンドキャップを提供している。
 【選択図】 図2

Description

 本発明は、硬式テニス、軟式テニス等のラケットフレームに取り付けられるエンドキャップおよび、該エンドキャップを取り付けたラケットフレームに関し,詳しくは,繊維強化樹脂製あるいは金属からなるラケットフレームのグリップ後端に取り付けられるエンドキャップを改良し、ラケットフレームの重量を増加することなく、特に、プレーヤーが把持するグリップ部分の振動吸収性・衝撃吸収性を改善するものである。
 近年,ラケットフレームは繊維強化樹脂が,その軽量性,高剛性,高強度,耐久性等の特徴を生かして主流となっている。その他に、アルミ合金、チタン合金を材料としたラケットフレームの開発も進んでいる。
 通常,ラケットフレームは炭素繊維のような高強度,高弾性率の繊維で強化された熱硬化性樹脂から一体的に成形されている。あるいは軽合金チューブをフレーム形状に加工したものを、熱処理後にプラスチックによる連結部を固定することで形成されている。これらの材料は剛性が高く優れたものであるが,衝撃を受けた時に振動が発生しやすく、プレーヤーにテニスエルボー等を与えやすい問題がある。
 上記熱硬化性樹脂を用いたものに対して、強化用繊維として連続繊維を使用した繊維強化熱可塑性樹脂製のラケットフレームも提供されている。このラケットフレームは熱可塑性樹脂の持つ靭性の高さを反映して,前記した熱硬化性樹脂製ラケットフレームやアルミ等の軽合金ラケットフレームでは得られなかった耐衝撃性や振動減衰性等を得ることができる。しかしながら、一般に熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に比較し,弾性率の環境依存性が大きく,ラケットフレームは使用環境により,剛性等の特性が変化しやすいという欠点がある。
 さらに、昨今は益々ラケットの軽量化への要請が著しく、250g以下のラケットが提供され、更には230g以下のラケットも検討されている。このように、軽量になればなるほど、衝撃吸収性・振動減衰性の改善が望まれるようになっている。しかしながら、振動減衰性、衝撃吸収性を改善するために、重量増加が大きくなれば、軽量化と振動減衰性・衝撃吸収性の両立ができないことになる。
 この種の振動減衰性を改善するラケットとして、ラケットフレームに部分的に重量を配置し、フレームの振動に同期させることでフレームの振動を抑制し、動吸振器(ダイナミックダンパー)の機能を利用した構造を持つラケットフレームが提案されている。
 例えば、特開昭62−192182号においては、ラケットフレーム本体に、自由端部に質量体が取着されたロッドを粘弾性部材で支持してなる振動吸収体を設置したラケットフレームの振動吸収装置を、ラケットフレーム本体に取り付けたものが提案されている。上記振動吸収装置は、打球時に動吸振器のロッドが共振して上下運動し、この運動に伴って低反発性ゴムに圧縮及びせん断変形を起こさせて、振動エネルギーを熱発散させ、振動の減衰を行うものである。
 また、特開昭49−52030のテニスラケットでは、100Hz前後の振動に着目し、動吸振器をラケットフレームの振動の腹の位置に配置している。
 前記特開昭62−192182号に開示されたラケットフレームの振動吸収装置は、ラケットフレームの1次振動、あるいは2次振動のいづれかとしか共振させることしかできない。ラケットフレームの振動モードは、多自由度であり、複雑であるにも係わらず、上記振動吸収装置では特定の振動数しか吸収できず、かつ、ラケットフレームの振動モードには、面内振動もあるが面内振動の共振は困難であり、吸収できない。さらに、上記振動吸収装置をラケットフレームに設置すると、重量が増加する問題もある。また、上記振動吸収装置をラケットフレームに取り付けてテストした結果、振動吸収装置のロッドがフレーム内壁に当たり、実際には、所期の目的とは逆に、大きな振動を感じる結果となった。
 一方 後記の特開昭49−52030のテニスラケットでは、100Hz前後の振動を吸収するようにされているが、それ以外の振動については考慮されていない。また、動吸振器に重量が必要となり、ラケット全体は重くなる。かつ、グリップエンドから動吸振器が出ている場合、打球時に動吸振器が身体に当たりやすくなる等の問題等がある。
 このように、従来提案されている動吸振器の機能をラケットフレームに付加したものは、いずれも、ラケットの特定の振動モードの減衰にしか寄与せず、ラケットの振動特性との最適なマッチングが困難であり、かつ、重量増加が生じる等の問題があった。
特開昭62−192182号公報 特開昭49−52030号公報
 本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、ラケットの各種振動モードに対応できる動吸振器を、重量を増加することなく、ラケットフレームに取り付け、かつ、該動吸振器がボール打球時のプレーヤーの腕・肘に伝わる衝撃も吸収できるようにすることを課題としている。
 上記課題を解決するため、本発明は、ラケットフレームのグリップ部の後端(ラケットエンド)に装着されるエンドキャップに着目し、該エンドキャップを動吸振器の機能を持たせるようにしている。即ち、ラケットフレームの各種モードの振動(面外一次、二次振動および面内振動)の腹に位置となるグリップエンドに装着するエンドキャップの形成材料を、各種モードの振動と共振する材料とし、特に、エンドキャップの蓋部に可撓性を持たせて、蓋部の振動により動吸振器としての機能を持たせ、振動減衰性および衝撃吸収性を高めている。また、ラケットフレームに動吸振器を付加せず、エンドキャップ自体を動吸振器としていることにより、軽量化と振動減衰性および衝撃吸収性向上の両立を図っている。
 即ち、本発明は、 ラケットフレームのグリップ後端外周面に外嵌される筒部と、グリップ後端面をカバーする蓋部とからなり、
 周波数10Hz、温度5〜15℃の範囲内のいずれかの温度の条件下で測定された複素弾性率が3×107〜50×108dyn/cmの範囲の材料で形成し、 上記蓋部の肉厚は0.3〜6.0mmの範囲内で、一定あるいは部分的に変えていると共に、該蓋部の一部に、1個あるいは複数個の貫通孔を設けていることを特徴とするエンドキャップを提供している。
 また、上記エンドキャップの材料は、周波数10Hz、温度5℃〜15℃の全範囲内において複素弾性率が上記範囲であり、かつ、同一条件下で測定された粘弾性損失係数がtanδが0.1〜2.3の範囲内としている。
 粘弾性測定時において、温度条件を5〜15℃の範囲に特定する理由は、粘弾性測定の経験則である周波数−温度換算則に起因する。この経験則では、周波数1オーダーが、温度10℃に相当すると考えられる。ラケットフレームの面外1次振動は100〜200Hzであり、面外2次振動は400〜500Hz程度となる。さらに、面内振動はストリングテンションに影響を受け、300〜800Hzの範囲となる。従って、室温よりも、10〜20℃低下した、5〜15℃に着目するものである。
 よって、エンドキャップの形成材料を、周波数10Hz、5〜15℃の領域における条件下で粘弾性測定された複素弾性率を3×107〜50×108dyn/cm2、好ましくは1.0×108〜30×108dyn/cm2の範囲に設定すると、エンドキャップをラケットフレームの各種振動モードの振動に合わせて、共振させることが可能となる。なお、複素弾性率が上記範囲より外れるとラケットフレームの各種振動モードの振動に共振しにくくなる。
 また、エンドキャップの材料を、上記のように、5〜15℃の領域における、10Hzによる粘弾性測定の損失係数であるtanδを0.1〜2.3、好ましくは0.3〜2.0の範囲内としている。これは、ラケットでボールを打球する際に発生する強制振動は100〜1000Hzの範囲内といえる。従って、上記温度範囲のtanδを、0.1〜2.3の範囲とすることで、衝撃により発生する力(加速度)を効率的に抑制することが可能となる。なお、tanδを0.1未満であると振動の減衰が悪くなり、2.3を越えるとプレーヤーが把持した時のしっかり感がなくなる。
 フレームの振動に関する伝達関数と上記複素弾性率、損失係数の関係を、図13に示す。該図13中において、(A)はフレーム本体の振動を示し、(B)は複素弾性率を本発明の範囲としたエンドキャップを取り付けた時の振動を示し、(C)は複素弾性率および損失係数を本発明の範囲内としたエンドキャップを取り付けた時の振動を示す。(A)の強度比(dB)が大きく且つピークが鋭く、よって、振動が止まりにくく振動が減衰されにくい。これに対して、(B)の強度比(dB)が小さくなり、ピークも分散して振動が止まりやすくなり、振動減衰性が改善されている。さらに、(C)の強度比(dB)が非常に小さくなり強度が弱く、鋭いピークが無くなっているため振動減衰性が大幅に改善されている。この関係より、エンドキャップの複素弾性率を本発明の範囲内とすると振動減衰性を高めることができ、さらに、複素弾性率と損失係数とを本発明の範囲内とすると振動減衰性が大幅に高められることとなる。
 エンドキャップは、一般的にプレーヤーにとって、掌に当たる部分に位置するものであり、所定の振動数におけるtanδを増加させることで、衝撃吸収性を大きく増加することが可能となり、プレーヤーに伝わる衝撃を緩和できる。
 上記エンドキャップの蓋部の肉厚は、前記したように、0.3〜6.0mmの範囲内(より好ましくは2.0〜5.0mmの範囲内)であり、この範囲内で一定あるいは部分的に変えている。
 上記蓋部の肉厚と複素弾性率とにより、蓋部の剛性が特定でき、ラケットフレームの振動に合わせた動吸振器として機能させることができる。即ち、蓋部の厚みが上記範囲を越えると動吸振器の能力が低下するばかりでなく、厚みが大きくなると重くなる問題もある。また、上記範囲よりも薄いと破損しやすくなり、強度上好ましくない。
 上記エンドキャップは筒部と蓋部とが一体成形されたものでも良いし、別体として形成され、着脱自在に結合されるものでもよい。この別体としたエンドキャップの場合、蓋部は上記複素弾性率を有する材料より形成しているが、筒部は他の材料より形成してもよい。
 上記蓋部の一部に、1個あるいは複数個の貫通孔を設けていることが好ましい。このように貫通孔を設けることにより、蓋部をより撓みやすくして、ラケットフレームの振動に共振させやすくすることができ、動吸振器としての機能を促進させることができる。また、貫通孔の形状は、ラケットフェイス面と平行線を軸として非線対称とすることも好ましい。非線対称にすることにより、蓋部の振動は、プレートに対し垂直方向ばかりでなく、ねじれ挙動を伴う振動も発生させることができる。その結果、ラケットフレームの多自由度な(複雑な)振動モードに対応させることが可能となる。
 さらに、蓋部にφ1〜4mm、長さ3〜20mmの内側に突出する突起を設けてもよい。このように突起を設けると、重量を大きく増加することなく、ねじれ挙動を促進することが可能となる。さらに、この突起の位置は、蓋部の中心位置を外すことで、蓋部のねじれ振動を促進することができる。
 さらにまた、上記蓋部に、1〜3gの集中重量部分を設けてもよい。具体的には、比重の大きな物を蓋部に埋設して集中重量部分を設けることが好ましい。
なお、重量が3gを越えると、蓋部の振動がフレームの振動数に合わなくなる一方、1g未満ではねじれ挙動を促進することができなくなるためである。
 上記エンドキャップの形成材料としては、下記のものが挙げられる。
 (1)熱可塑性ポリウレタン(例えば、ICIポリウレタン社 商品名「Avalon 90AB」)
 (2)スチレン系エラストマー
 (3)アイオノマー(例えば、三井デュポン社 商品名「ハイミラン1605」「ハイミラン1702」)
 (4)水添イソプレン−スチレン樹脂(例えば、クラレ社 商品名「SEPTON2053」)
 (5)天然ゴム,ブチルゴム,アクリロニトリルブタジエン等をベースとした配合ゴム
 具体的には、100部のゴム材に対しポリスチレンとビニールポリイソプレンが結合したブロック共重合体を5〜80部の範囲で添加し、このポリスチレンとビニールポリイソプレンが結合したブロック共重合体(例えば、クラレ社の商品名「ハイブラー」)さらに、
 上記ポリスチレンとビニールポリイソプレンが結合したブロック共重合体に限らず、その他にも各種の熱可塑性樹脂(例えば、住友ヂュレズ社 商品名「スミライトレジン PR−12686」)
 また、添加物としては他にエチレンとシクロペンタジエンからノルボーネンを合成し、このノルボーネンを開環重合して得られる主鎖に五員環と二重結合を持ったポリマー構造に、多量の伸展油を加えたゴム状油展ポリマーを加えるたものでもよい。
 (6)ポリスチレンブロックとビニル−ポリイソプレンブロックとを有するトリブロック共重合体(例えば、クラレ社 商品名「ハイブラー」)単体、あるいはその混合物。混合物としては、マイカ・炭酸カルシウム等の無機充填剤やポリスチレン、ポリプロピレン、HDPE、EVA、ABS等とのポリマーブレンドしたもの。
 (7)カシュー変性フェノール樹脂(例えば、住友ヂュレズ社 商品名「スミライトレジン PR−12687」)
 (8)エステル系ポリマー、ハロゲン系ポリマーをはじめとする複数のポリマーからなるポリマーアロイ型の材料(例えば、東ソー社 商品名「エラステージ」)
 (9)熱可塑性樹脂やゴムを改質した配合物。
 例えば、ポリ塩化ビニール,ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレン酢酸ビニル共重合体,ポリメタクリル酸メチル,ポリフッ化ビニリデン,ポリイソプレン,ポリスチレン,スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体,スチレン−アクリロニトリル共重合体,NBR,SBR,ブタジエンゴム,天然ゴム,イソプレンゴム等の高分子材料、および、これらをブレンドしたものを主成分として、マイカ,ガラス片,グラスファイバー,カーボンファイバー,炭酸カルシウ,バーライト,沈降硫酸バリウム等の物質や腐食防止剤,染料,酸化防止剤,安定剤,湿潤剤などを必要に応じて添加した配合物。
 (10)ポリマーに活性成分が添加された配合物
 活性成分とは、それ自体の双極子モーメント量が大きい物質、又はそれ自体の双極子モーメント量は小さいが添加されることによって母材の双極子モーメント量を増大する物質を意味する。好適な活性成分としてはシクロヘキサン、ベンゾチアゾール、ジシクロヘキシルアミン、シクロヘキシルアニリン、高級脂肪酸等が挙げられ、これらは単独で用いられてもよく、また、2種以上が併用されてもよい。活性成分が添加されたポリマーの具体例としては、塩素化ポリエチレン変性材料(例えば、シーシーアイ社 商品名「ユレナイン」「ダイポルギーフィルム」)
 また、本発明は、上記したエンドキャップを取り付けたラケットフレームを提供している。このエンドキャップを採用するラケットフレームとしては、特に、通常では振動減衰性の向上が困難である軽量のラケットフレームに特に好適である。但し、あまりに軽量すぎた場合は、振動減衰性の向上にも限界がある。具体的には、重量(ストリングを除いた質量)が180g以上305g以下のラケットフレームに好適に適用できる。また、本発明は、ラケットフレーム全体としての固有振動数とハンドル部材の固有振動数の調整が容易であるとの観点から、その全長が660mmから737mmのラケットフレームに好適も用いられる。
 以上の説明より明らかなように、本発明のエンドキャップは、その自体が動吸振器の機能を果たし、ラケットフレームの振動を減衰し、衝撃を吸収することができる。特に、エンドキャップの材質をラケットフレームが打球時に発生する各種振動モード(面外1次振動、面外2次振動、面内振動)の振動に共振できる材質としているために、あらゆる振動に対して振動減衰性および衝撃吸収性を高めることができる。
 また、従来はラケットフレームに動吸振器を付加する場合には、重量が増加する問題があるが、本発明ではエンドキャップ自体を動吸振器として機能させているために重量の増加はない。さらに、エンドキャップの蓋部に貫通孔を設けて重量軽減を図ると、より振動吸収性、衝撃吸収性を高めることができ、軽量化を図るラケットフレームにおいて、振動吸収性と衝撃吸収性の機能を両立させることができる。
 このように、本発明のラケットフレームは、ラケットエンドに取り付け、直接的にプレーヤの手と接触するエンドキャップを改良していることにより、軽量化と振動減衰性、衝撃吸収性に優れたラケットフレームとすることができ、硬式テニス、軟式テニス用のラケットフレームとして好適に用いられる。特に、打球時に激しい振動が発生する硬式テニス用としては最適なものとなる。
 以下、本発明に係わるエンドキャップおよび該エンドキャップを装着したラケットフレームの実施形態を図面を参照して説明する。
 図1に示すように、ラケットフレームは、ヘッド部1、スロート部2、シャフト部3、グリップ部4およびヨーク部5を備え、グリップ部4の後端開口にエンドキャップ10が取り付けられる。上記ヘッド部1、スロート部2、シャフト部3およびグリップ部4を構成するフレーム本体8は、繊維強化樹脂製の中空パイプからなる。
 図2(A)(B)は第1実施形態のエンドキャップ10を示す。該エンドキャップ10は、グリップ部4の後端外周面に外嵌する八角状の筒部11と、グリップ4の後端開口を閉鎖する八角形状の蓋部12とからなり、本実施形態のエンドキャップ10では筒部11と蓋部12とを一体成形している。
 上記エンドキャップ10は、周波数10Hz、温度5〜15℃の範囲の温度の条件下で測定された複素弾性率E*が3×107〜50×108dyn/cm2で、同一条件したで測定された粘弾性損失係数がtanδが0.1〜2.3の範囲内である材料より成形している。該材料としては、前述した(1)乃至(10)のうちから1種あるいは複数種を配合したものから成形している。
 上記蓋部12は、グリップ部4の端面と当接する外周部の肉厚は厚くして厚肉部12aとしているが、それ以外の部分は薄肉部12bとして段差12cを設けている。この段差12cの対向部には内面に突出する突起12dを設け、これら突起12dをグリップ部4の開口に内嵌させるようにしている。蓋部12は、厚肉部12aと薄肉部12bの厚さを、1.0〜6.0mmの範囲内としている。上記突起12dは突出量を3〜20mmの範囲内としている。
 蓋部12のグリップ開口を閉鎖する薄肉部12bには、1個あるいは複数個の貫通孔13を設けている。第1実施形態では、ヘッド部1で囲まれるフェイス面Sと平行線を軸Lを対称軸として、上方X、下方Yに、一対の貫通孔13a、13bを設けている。これら2個の貫通孔13aと13bとは、中央に楕円形状の閉鎖部14を残しているため内側は曲線状であり、外側は外形の八角と平行な多角形状としている。以下、図2に示す形状を(A)形状と称す。
 筒部11の肉厚は0.3〜6mmの範囲とし、グリップ部4の外周面に密嵌するように、縮径させている。この筒部11と蓋部12とからなるエンドキャップ10は、グリップ部4の外周面に筒部11を嵌合させると共に蓋部12の突起12aを内嵌させて取り付け、その後、ウレタンテープ(図示せず)を巻きつけてフレーム本体8に固着している。
 このように、本発明のエンドキャップ10は貫通孔13を設けて軽量化を図っており、従来の動吸振器の機能を持たせたラケットフレームが質量付加材を取り付けて重量を付加しているのと逆の構成となる。本発明のように、エンドキャップ10に貫通孔13を設けて重量を軽減すると、撓みやくなり、かつ、エンドキャップの形成材料をフレーム本体の各種振動モードの振動と共振しやすい材料としているため、エンドキャップを動吸振器として有効に作用させ、軽量化と振動減衰性、衝撃吸収性の向上とを両立させることができる。
 図3乃至図7は蓋部12に設ける貫通孔13の形状および位置をかえた第1実施形態の変形例を示す。図3〜図7の蓋部12の形状を(B)(C)(D)(E)(F)と称する。
 図3に示す(B)の形状は、X形状の貫通孔13を1つ設け、その交差部を蓋部12の中心に位置させている。
 図4に示す(C)形状は、蓋部12の上下に軸Lを挟んで対称に、蓋部12の外形に平行な3辺からなる貫通孔13a、13bを設けている。
 図5に示す(D)形状は、蓋部12の中央に八角状の貫通孔13a内に、下方から四角枠部13cを突出させた形状で、該四角枠部13c内に長方形状の貫通孔13dを設けた形状としている。
 図6に示す(E)形状は八角枠形状の貫通孔13aの一辺に外周部から連結部13eを突設し、八角枠状の貫通孔13aに囲まれた中央部13fに連結した形状としている。
 図7に示す(F)形状は、軸Lを挟んで左右両側に外形に平行な3辺からなる貫通孔13a、13bを設けた形状としている。
 上記(D)(E)(F)は軸Lを挟んで上下が非線対称としており、このように、非線対称とすると、ねじれを伴う振動を発生させることができ、フレーム本体の多自由度の複雑な振動モードにも対応して、共振させることができる。
 図8は第2実施形態を示し、蓋部12には貫通孔を設けていない。但し、第1実施形態と同様に、蓋部12の外周は厚肉とし、内部は薄肉としている。
 図9は第3実施形態を示し、蓋部12には貫通孔を設けていないが、内側に突出する突起14を多数設けている。この突起14はφ1〜4mm、突出量を3〜29mmとしている。該突起14は軸Lを挟んで上方と下方とでは数を相違させて、ねじれ振動を発生させるようにしている。
 なお、前記図2〜図7に示す貫通孔13を設けると共に、所要の位置に突起14を設けても良いことは言うまでもない。即ち、図10は第4実施形態を示し、蓋部12には貫通孔13を設けると共に、内面側に突出する突起14を設けている。
 図11は第5実施形態を示し、蓋部12には貫通孔13を設けると共に、タングステン等からなる集中重量物16を軸Lより上部内面に付着している。なお、突起も設けてもよい。
 以下、本発明のラケットフレームの実施例1乃至11および比較例1乃至3について詳述する。なお、実施例、比較例とも、ラケット形状、長さ、フェイス面積は同一とした。ラケットフレームの最大厚みを28mm、長さを28インチ、フェイス面積を115平方インチとした。
 (実施例1)
 66ナイロン製チューブに直径14mmのマンドレルを通し、ナイロンチューブの上からエポキシ樹脂含浸カーボン繊維プリプレグ(東レ社の商品名「T800、P2053−12」、レジンコンテンツ30%)を積層して積層体を得た。この際、プリプレグの繊維角度を0゜、22゜、30゜及び90゜とした。この積層体と、ヨーク部材とをラケットフレーム形状のキャビティを備えた金型に配置し、ヨークとの連結部にはCFプリプレグを巻き付けて15g補強した。この状態で、型締めをして、ナイロンチューブの内圧を69N/cm2としつつ、150℃で40分間加熱して、成形体を得た。なお、ヨーク部は、エポキシ樹脂含浸カーボン繊維プリプレグをポリスチレン樹脂に巻き付けて、同時に成形した。成形したローフレームの重量は167gとした。
 エンドキャップは、材料としてクラレ社「ハイブラーHVS−3」100重量%に、マイカ25重量%を混合したものを用いた。この材料を射出成形してエンドキャップを成形した。エンドキャップの蓋部は上記(E)の形状とした。該蓋部の厚さは筒部を除き4.2mmとした。また、蓋部の内面の下端辺から上端辺にかけて2/3の位置に、φ2.5mm、長さ10mmの突起を設けた。
 (実施例2)
 エンドキャップの蓋部を(D)の形状とし、実施例1の突起と同一位置に2gのタングステンを配置した以外は、実施例1と同様とした。蓋部に突起は設けていない。
 (実施例3)
 エンドキャップの蓋部を(F)の形状とし、突起を設けていないこと以外は実施例1と同様とした。
 (実施例4)
 エンドキャップの蓋部の形状を(C)に変更したこと以外、実施例3と同様とある。
 (実施例5)
 エンドキャップの蓋部の形状を、(G)に変更したこと以外、実施例1と同様である。
 (実施例6)
 エンドキャップの蓋部の形状を、(G)に変更したこと以外、実施例2と同様である。
 (実施例7)
 エンドキャップの材質に、ポリエステル系ポリウレタンの「AVALON90」を使用し、蓋部の厚みを4.5mmとしたこと以外、実施例1と同様である。
 (実施例8)
 エンドキャップの材質に、東ソー「エラステージIO42」を使用し、蓋部の厚みを2.3mmとしたこと以外は、実施例1と同様である。
 (実施例9)
 エンドキャップの蓋部の形状を(G)とし、蓋部の厚みを6.4mmとしたこと以外は実施例3と同様である。
 (実施例10)
 エンドキャップの蓋部の形状は(G)とし、蓋部の厚みを0.7mmとしたこと以外は実施例3と同様である。
 (実施例11)
 ローフレームの重量を137gとしたこと以外は実施例1と同様で、、ストリングを含まず、エンドキャップを装着したラケット製品の重量を194gとした。
 (比較例1)
 エンドキャップの材質を、アトケム社の「PEBAX6333」を使用したこと以外、実施例9と同様である。なお、このエンドキャップの材質は、従来、エンドキャップの材質として一般に用いられているものである。
 (比較例2)
 エンドキャップの材質を、シリコンゴムを使用したこと以外、実施例9と同様である。エンドキャップの材質のシリコンゴムは一般にエンドキャップに用いられている材質よりも柔らかいものである。
 (比較例3)
 ローフレーム重量を138gとしたこと以外、比較例1と同様である。
 上記実施例および比較例のエンドキャップの重量およびエンドキャップを取り付けたテニスラケットの重量は下記の表1に示す通りであった。また、使用したエンドキャップの材料の複素弾性率E*,粘弾性損失係数tanδも下記の表1に示す通りであった。
Figure 2004041768
 表1に示すように、実施例1〜11、比較例1〜3のテニスラケットの面外1次振動減衰率、面外2次振動減衰率、面内振動減衰率および肘加速度(G)を測定した。   
 (面外一次振動減衰率の測定)
 各ラケットフレームに、ストリング(バボラ社の商品名「VFインターナショナルツアー」)を縦糸551b、横糸481bの張力で張設した。ストリングを張設するのは、バンパー、グロメット等の付属品をラケットフレームに密着させるためである。これらの付属品がラケットフレームに密着していないと、異常な共振の発生により本来の測定ができなくなることによる。
 このラケットフレームを図12(a)に示すようにヘッド部1の上端を紐51で吊り下げ、ヘッド部1とスロート部2との一方の接合部に加速度ピックアップ計53をフレーム面に垂直に固定した。この状態で、図12(b)に示すように、ヘッド部1とスロート部2の他方の接合部をインパクトハンマー55で加振した。インパクトハンマー55に取り付けられたフォースピックアップ計で計測した入力振動(F)と加速度ピックアップ計53で計測した応答振動(α)をアンプ56A、56Bを介して、周波数解析装置57(ヒューレットパッカード社製、ダイナミックシングルアナライザーHP3562A)に入力して解析した。解析で得た周波数領域での伝達関数を求め、ラケットフレームの振動数を得た。振動減衰比(ζ)は下式より求め、面外一次振動減衰率とした。測定は、5個のラケットフレームについて測定し、その平均値を上記表1に示す。
 ζ=(1/2)×(△ω/ωn)
 To=Tn/√2
 (面外2次振動減衰率の測定)
 上記のようにストリングが張設されたラケットフレームを図12(c)に示すようにヘッド上端を紐51で吊り下げ、スロート部2とシャフト部5との連続点に加速度ピックアップ計53をフレーム面に垂直に固定した。この状態で、加速度ピックアップ計53の裏側のフレームをインパクトハンマーで加振した。そして、面外1次振動減衰率と同等の方法で減衰率を算出し、面外2次振動減衰率とした。各実施例および比較例の5個のラケットフレームについて測定された平均値を、上記表1に示す。
 (面内振動減衰率の測定)
 上記のようにストリングが張設されたラケットフレームを図12(d)に示すようにラケットを下向きとし、シャフト部3とスロート部2との合流点を紐51で吊り下げ、ヘッド部1の最大幅位置の一側に加速度ピックアップ計53をフレーム面(フェイス面S)に平行となるように固定した。この状態で、スロート部3をインパクトハンマーで加振した。そして、面外1次振動減衰率と同等の方法で減衰率を算出し、面内2次振動減衰率とした。各実施例および比較例の5個のラケットフレームについて測定された平均値を、上記表1に示す。
 (肘での衝撃加速度測定)
 上記図12に示す振動測定に用いる周波数解析装置及び加速度ピックアップを用い、プレーヤーの肘の骨部分に加速度ピックアップを取り付けた。プレーヤーには、ボール打球直前までラケットを手で保持し、静止させていた。右掌の左下部分にエンドキャップが当たるように保持した。この状態で、フェイス面の中央に30m/secの速度で、ボールをぶつけた時の肘の加速度を計測した。時間に対する加速度を測定し、加速度の最大ピークを読みとった。各実施例および比較例の5個のラケットフレームについて測定された平均値を、上記表1に示す。
 表1に示すように、実施例1〜12のラケットは重量194g〜226gと軽量化を保持しながら、面外1次振動減衰率が1.09〜0.63と高く、従来一般に用いられているエンドキャップを取り付けた比較例1、比較例3の面外1次振動減衰率の0.31、0.30と比較しても相当に高くなっていた。同様に、面外2次振動減衰率も1.41〜0.63と高く、比較例1,3の面外2次振動減衰率の0.40、0.37と比較しても相当に高くなっていた。さらに、面内振動減衰率も1.58〜0.75と高く、比較例1、3の面内振動減衰率の0.39、0.36と比較しても相当に高くなっていた。特に、最も軽量な実施例11が面外1次、2次および面内振動減衰率が高くなっており、軽量化する程、振動減衰率が高くなることが認められた。これに対して比較例1、3では軽量化した比較例3の方が比較例1よりも振動減衰率が低くなっており、軽量化すると振動減衰率が悪くなることが認められた。また、比較例2のエンドキャップを柔らかいシリコンで形成した場合も、面外1次、2次および面内振動減衰率とも比較例1、3と比べて若干高くなっているが、実施例1〜11と比較すると低くなっており、単に柔らかい材料でエンドキャップを形成しただけでは振動減衰機能を改善する効果が低いことが認められた。
 また、プレーヤの肘に与える衝撃についても、肘加速度の測定値に示されるように、実施例7、8を除き、1.1〜1.6の範囲で小さく、実施例7、8も4.6,3.5と比較例1〜3の8.6〜12.8に比べて飛躍的に減少している。この結果から、本発明のエンドキャップを用いるとプレーヤに与える衝撃を緩和できることが確認できた。
ラケットフレームを示す概略図である。 第1実施形態を示し、(A)はエンドキャップの斜視図、(B)は蓋部の正面図である。 第1実施形態の変形例を示す正面図である。 第1実施形態の他の変形例を示す正面図である。 第1実施形態の他の変形例を示す正面図である。 第1実施形態の他の変形例を示す正面図である。 第1実施形態の他の変形例を示す正面図である。 第2実施形態のエンドキャップの蓋部の正面図である。 第3実施形態のエンドキャップであり(A)は内面図、(B)は断面図である。 第4実施形態のエンドキャップの断面図である。 第5実施形態のエンドキャップの要部断面図である。 (a)〜(d)は振動減衰率の測定方法を示す図である。 フレーム本体の伝達関数とエンドキャップの複素弾性率、損失係数との関係を示す図である。
符号の説明
 1   ヘッド部
 2   スロート部
 3   シャフト部
 4   グリップ部
 10  エンドキャップ
 11  筒部
 12  蓋部
 13  貫通孔
 14  突起

Claims (6)

  1.  ラケットフレームのグリップ後端外周面に外嵌される筒部と、グリップ後端面をカバーする蓋部とからなり、
     周波数10Hz、温度5〜15℃の範囲内のいずれかの温度の条件下で測定された複素弾性率が3×107〜50×108dyn/cmの範囲の材料で形成し、
     上記蓋部の肉厚は0.3〜6.0mmの範囲内で、一定あるいは部分的に変えていると共に、該蓋部の一部に、1個あるいは複数個の貫通孔を設けていることを特徴とするエンドキャップ。
  2.  上記エンドキャップの材料は、周波数10Hz、温度5〜15℃の全範囲内において複素弾性率が上記範囲であり、かつ、同一条件下で測定された粘弾性損失係数がtanδが0.1〜2.3の範囲内である請求項1に記載のエンドキャップ。
  3.  上記蓋部にφ1〜4mm、長さ3〜20mmの内側に突出する突起を設けている請求項1または請求項2に記載のエンドキャップ。
  4.  上記蓋部に、1〜3gの集中重量部分を設けた請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエンドキャップ。
  5.  上記材料は下記の(1)〜(10)に列挙する1種または複数種を組み合わせたものからなる請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエンドキャップ。
     (1)熱可塑性ポリウレタン
     (2)スチレン系エラストマー
     (3)アイオノマー
     (4)水添イソプレン−スチレン樹脂
     (5)天然ゴム、ブチルゴムあるいはアクリロニトリルブタジエンをベースとした配合ゴム
     (6)ポリスチレンブロックとビニルポリイソプレンブロックを有するトリブロック共重合体
     (7)カシュー変性フェノール樹脂
     (8)ポイエステル系ポリマー、ハロゲン系ポリマーを含む複数のポリマーからなるポリマーアロイ型の材料
     (9)熱可塑性樹脂やゴムを改質した配合物
     (10)ポリマーに活性成分が添加された配合物。
  6.  請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエンドキャップを取り付けたラケットフレーム。
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