JP2004041493A - 車椅子のアームレスト - Google Patents

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Shogo Moriya
森谷 正吾
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【課題】体形に応じて位置調整可能な車椅子のアームレストを提供する。
【解決手段】肘を載せるアームレスト本体21の基端部を、アームレスト本体21が横方向へスイングし得るように、シートバックフレーム5aに支持されたアームレスト基部23に設けた軸受部25に枢着させると共に、この軸受部に、スイング位置を拘束するロック具を付属させた。左右のアームレスト本体21は、それぞれを横方向に内側又は外側へ独立にスイングさせて位置調整を行うのが可能となり、その調整位置はロック具及びシャフトとして機能するボルト27によりロックされる。その際、アームレスト基部23が、前方へ延びるアーム部分23aを有すると共に、このアーム部分の前端部に軸受部25が設けられることにより、肘に接近した位置を支点にしたスイングが可能になる。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着座者の肘を載せるように、着座部の上方に配置される車椅子のアームレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のアームレストは、標準体形に対応した固定式であり、その高さ位置、前後位置或いは前進方向を調整することは不可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、体形が標準からずれた人にとっては不都合であり、また重度の障害者は体が傾いている場合が多く、左右で腕の位置が異なることにより腕を載せるのが困難になることもある。さらに、このような場合、体に合わせて改造する必要もあった。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、体形に応じて位置調整可能な車椅子のアームレストを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、着座部の上方に配置される車椅子のアームレストにおいて、肘を載せるアームレスト本体の基端部を、アームレスト本体が横方向へスイングし得るように、シートバックフレームに支持されたアームレスト基部に設けた軸受部に枢着させると共に、この軸受部に、スイング位置を拘束するロック具を付属させたことを特徴とする。左右のアームレスト本体は、それぞれを横方向に内側又は外側へ独立にスイングさせて位置調整を行うのが可能となり、その調整位置はロック具によりロックされる。その際、請求項2の発明によれば、アームレスト基部が、前方へ延びるアーム部分を有すると共に、このアーム部分の前端部に軸受部が設けられることにより、肘に接近した位置を支点にしたスイングが可能になる。
【0006】
請求項3の発明によれば、アームレスト本体に、肘載せ用パッド部を前後方向にスライド可能にガイドし、かつ肘載せ用パッド部のスライド調整位置をロックするスライド機構を設けたことにより、付属のパッド部は、前後位置を調整されアームレスト本体に固定される。請求項4の発明によれば、シートバックフレームに、昇降位置を調整可能な昇降フレームを支持させると共に、この昇降フレームに、アームレスト基部を支持させたことにより、アームレストの高さ位置が調整可能となる。請求項5の発明によれば、アームレスト基部が、アームレストを着座部の上方に位置する通常位置から上方へ回動させ得るように、シートバックフレーム側に枢着されることにより、アームレストは通常位置から上後方へ回動可能となる。この場合、シートバックフレームに支持された昇降フレームに枢着させると、回動と共に昇降も可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4を基に本発明の実施の形態の一例による車椅子のアームレストを説明する。車椅子は電動式であり、後輪1でモータ駆動され、前輪2の前方にフットレスト4bが設けられた着座部4を備え、その背後にシートバック5が設けられている。このシートバックは、ヘッドレスト6付きのシートバックフレーム5aの前側にシートバック本体10を配置して構成されると共に、このシートバック本体は、周囲の剛性の前方へわん曲したフレーム11及び上下2本の後方へわん曲した横断フレーム12に柔軟性を与えるネット13を張ることにより構成されている。着座部4の着座部本体4aを支持する両側の着座部フレーム3間を横断する横断フレーム3aに取付けられたヒンジブラケット19には、シートバックフレーム5aの基端部に設けられた連結部材8がピン8aで回転自在に支持されている。また、シートバックフレーム5aには、パワーシリンダ7のシリンダロッド7aの先端部がピン7bで枢着されるレバー7cが突設されている。
【0008】
ヒンジブラケット19の上端部には、ピン8aの上方の僅かに前方を枢着位置とするように、両側のフレーム11の基端部に突設されたピン11cが回転自在に支持され、その枢着軸線は着座部本体4aの上面に対して僅かに下方位置を占めている。
【0009】
さらに、シートバックフレーム5aの上側の横断フレーム12に対面する両側には、上下方向のスライドレール17が前方へ向けて突設されると共に、横断フレーム12には、ガイド部材16が取付けられることにより、フレーム11をシートバックフレーム5aに連結させてスライドさせるスライド式連結機構15を構成している。シリンダロッド7aが後退駆動されると、シートバックフレーム5aは水平方向位置に回動すると共に、シートバック本体10も連動する。その際、シートバック本体10は、シートバックフレーム5aのピン8aによる枢着軸線に対して上方の僅かに前方に位置することにより、着座者の腰の回転軸線に近い位置の枢着軸線を中心に、スライドレール17をガイド部材16に対して相対的に後方へスライドさせつつ回動し、したがって仰臥位置への傾倒時に背中が引張られたり、通常姿勢への復帰時に腹部が圧迫されることがなくなり、臀部の位置調整も不要にしている。
【0010】
アームレスト20は、図1及び図3に示すように、パッド部22が載置されたパイプ状のアームレスト本体21と、パイプ状のアームレスト基部23と、アームレスト本体21を水平面でスイングさせ得るように、アームレスト基部23に枢着させるロック機能付枢着部29とを備えている。アームレスト基部23は、車幅方向のシャフト部23bから前方へL字形に曲げられたアーム部分23aを有すると共に、このアーム部分はアームレスト20の中間領域まで前方へ延びている。即ち、前端部に枢着部29が設けられたアーム部分23aの長さは、枢着部29が着座状態での標準的な肘位置よりも僅かに後方位置を占めるように設定されている。
【0011】
この枢着部は、アームレスト本体21の後端に突設されてボルト挿通孔が形成された上下のプレート24aを有するブラケット24、アームレスト基部23の前端に突設されてボルト挿通孔が形成された軸受部25及びナット26付のボルト27とより構成されている。このボルトは、シャフトとして機能すると共に、ナット26をボルト27にねじ込むことにより、上下のプレート24aを軸受部25の上下面に圧接させてアームレスト本体21を拘束するロック具としても機能する。
【0012】
シャフト部23bの基端部は、ピン28が突設されて昇降フレーム30のパイプ状軸受部35に支持される。昇降フレーム30は、その裏側のボルト挿通孔(図示せず)にボルト32を挿通させ、半円状の係合溝付きのブラケット31にねじ止めすることにより両側2本のシートバックフレーム5aに取付けられる。軸受部35には略90°より僅かに大きい円弧状開口部36が形成されることにより、その前縁でピン28をアームレスト20が水平位置に保持されるように拘束し、後縁でアームレスト20が垂直位置よりも僅かに後方位置に保持されるように拘束する。
【0013】
このように構成された車椅子のアームレスト20の動作は次の通りである。ナット26を緩めることにより、アームレスト本体21は横方向へスイング可能となる。図4に実線で示すように、左右のアームレスト本体21がスイング無しで前方を向いた互いに平行な標準状態から同図に点線で示すように、乗車者の体形に応じて双方又は一方を内側又は外側にスイングさせ、その調整位置でナット26を締付けてアームレスト本体21をロックする。枢着部29が標準的な肘位置よりも僅かに後方位置を占めることにより、アームレスト本体21は、肘を支点として、横方向へ曲がる可能性のある前腕に沿った位置を占めることができる。
【0014】
また、例えば横方向からの車椅子への移乗時には、アームレスト20をシャフト部23bを支点としてシートバックフレーム5aに沿った上後方位置へ回動により逃がすことができ、さらに着座者の座高に応じて昇降フレーム30の高さ位置もボルト32の操作で調整してロックすることにより、アームレスト20の高さ位置も調整できる。
【0015】
図5は、前後位置を自分の体形に合わせ調整可能にする別の実施の形態によるアームレストを示すもので、水平面でスイングさせ得るように、アームレスト基部23に例えば前述の構造で枢着され、かつパッド部42が載置されるアームレスト本体41と、このパッド部42を前後方向にスライドさせてアームレスト本体41にロックするための位置決めプレート43、スライドプレート44及び固定プレート45より構成されたロック具付きのスライド機構とを備えている。
【0016】
位置決めプレート43はアームレスト本体41の上面にねじ止めされ、また両側に突出部43aが形成されている。スライドプレート44には、位置決めプレート43を挿入させてスライドさせる長溝44aが形成されると共に、その両側には突出部43aに係合する係合溝44bが複数段の波形に形成されている。これにより、スライドプレート44の前後方向の位置を決めて、その長溝44aに位置決めプレート43を挿入させ、係合溝44bに突出部43aを係合させる。さらに、固定プレート45をスライドプレート44に重ねて、長溝44aを通して位置決めプレート43の両側のねじ穴43bにねじ挿通孔45aからねじ止めすることにより、スライドプレート44を挟持してロックする。続いて、その両側の係合孔49にパッド部42に下設されたクリップ42aを着脱自在に係合させる。
【0017】
これにより、アームレストの前後位置が、パッド部42のアームレスト本体41への装着位置の調整で可変となる。その外、このような前後位置の調整機構としては、ノブ付きのねじで調整位置をロックするガイドレール式にする等種々の構成が考えられる。
【0018】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、アームレストの前進方向を自分の体形に合わせて横方向へスイング調整できることにより、楽な姿勢で着座でき、腕の疲れ或いは血行不良の解消にもつながる。体形が変形した人にも対応でき、極度に変形した人に対しても改造の必要がなくなる。その際、請求項2の発明によれば、アームレストのスイングの支点が肘近辺に位置し得ることにより、斜めの前腕に追従し易くなる。請求項3の発明によれば、アームレストの前後位置も自分の体形に合わせ調整でき、さらに請求項4の発明によれば体形に合わせて高さ位置も調整可能にできることにより、一層楽な姿勢で着座できるようになる。
【0019】
請求項5の発明によれば、アームレストを通常位置から上後方へ回動させて開放することもでき、横からの乗車或いは横移乗が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるアームレストの要部斜視図である。
【図2】同アームレストを備えた電動車椅子の側面図である。
【図3】同アームレストの分解斜視図である。
【図4】同アームレストの平面図である。
【図5】別の実施の形態によるアームレストの分解斜視図である。
【符号の説明】
5a シートバックフレーム
20 アームレスト
21、41 アームレスト本体
22、42 パッド部
23 アームレスト基部
23a アーム部分
23b シャフト部
29 枢着部
30 昇降フレーム

Claims (5)

  1. 着座部の上方に配置される車椅子のアームレストにおいて、肘を載せるアームレスト本体の基端部を、前記アームレスト本体が横方向へスイングし得るように、シートバックフレームに支持されたアームレスト基部に設けた軸受部に枢着させると共に、この軸受部に、スイング位置を拘束するロック具を付属させたことを特徴とする車椅子のアームレスト。
  2. アームレスト基部が、前方へ延びるアーム部分を有すると共に、このアーム部分の前端部に軸受部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の車椅子のアームレスト。
  3. アームレスト本体に、肘載せ用パッド部を前後方向にスライド可能にガイドし、かつこの肘載せ用パッド部のスライド調整位置をロックし得るスライド機構を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車椅子のアームレスト。
  4. シートバックフレームに、昇降位置を調整可能な昇降フレームを支持させると共に、この昇降フレームに、アームレスト基部を支持させたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか記載の車椅子のアームレスト。
  5. アームレスト基部が、アームレストを着座部の上方に位置する通常位置から上方へ回動させ得るように、シートバックフレーム側に枢着されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか記載の車椅子のアームレスト。
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