JP2004035705A - ポリアミド樹脂組成物、その製造方法及びそれからなる成形品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】融点が200℃以下のポリアミド樹脂(a)に植物繊維(b)を配合したポリアミド樹脂組成物。このポリアミド樹脂組成物の製造方法は、融点が200℃以下のポリアミド樹脂(a)に、該ポリアミド樹脂(a)を溶融状態にして剪断力を与えながら植物繊維(b)を混練して製造する。好ましくは、上記ポリアミド樹脂(a)として、温度210℃、ずり速度100sec−1における溶融粘度が600Pa・s以下であるものを使用する。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリアミド樹脂に植物繊維を補強材として配合したポリアミド樹脂組成物、その製造方法及びそれからなる成形品に関し、さらに詳しくは、強度、剛性、耐熱性を向上すると共に、成形品にしたときの外観に優れたポリアミド樹脂組成物、その製造方法及びそれからなる成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】
資源保護の観点からパルプなどの植物繊維からなる古紙を再利用する方法が多数提案されている。これらの方法の中の一つとして、熱可塑性樹脂に古紙から解繊した植物繊維を補強材として配合した樹脂材料の提案がある。例えば、特開平11−228848号公報や特開平11−221418号公報には、古紙を熱可塑性樹脂、特にポリオレフィンに配合して成形した自動車部品が開示されている。また、特開平11−226956号公報には、熱可塑性樹脂に古紙を混練する方法が開示されている。
【0003】
しかし、これら公知例に例示されている熱可塑性樹脂は、いずれもポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンであり、このポリオレフィンに比べて、強度や剛性が高く、耐熱性や耐油性に優れているポリアミド樹脂に対して、上記のように古紙から解繊した植物繊維を配合したコンパウンド材料に関する具体的な実施例の開示はされていない。
【0004】
例えば、特開平11−226956号公報には、一般記載中に熱可塑性樹脂の一例としてポリアミド樹脂であるナイロン6が記載されているが、実施例などに具体的な記載がされていない。その理由は、本発明者が種々実験を試みた結果によると、ナイロン6やナイロン66のように汎用的に用いられているナイロン樹脂では、これに植物繊維を配合したコンパウンドを製造しようとすると、溶融混練工程において植物繊維がガスを激しく発生して分解し、成形品に加工可能な樹脂組成物を得ることができないことにあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した問題を解消し、植物繊維を分解させることなく補強材として機能させ、ポリアミド樹脂の高強度、高剛性の特性を一層向上すると共に、優れた耐熱性と成形品外観が得られるようにするポリアミド樹脂組成物及びその製造方法、並びにそれからなるポリアミド樹脂成形品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のポリアミド樹脂組成物は、ポリアミド樹脂(a)に植物繊維(b)を配合したポリアミド樹脂組成物であり、前記ポリアミド樹脂(a)の融点が200℃以下であることを特徴とするものである。
【0007】
また、上記目的を達成する本発明のポリアミド樹脂組成物の製造方法は、融点が200℃以下のポリアミド樹脂(a)に、該ポリアミド樹脂(a)を溶融状態にして剪断力を与えながら植物繊維(b)を混練することを特徴とするものである。
【0008】
このようにポリアミド樹脂(a)を融点を200℃以下のものに制限したため、植物繊維を配合してポリアミド樹脂組成物を製造するときの混練温度を低く維持することができ、その結果として、混練中に植物繊維を分解させることなく補強材として維持させることが可能になり、ポリアミド樹脂が有する高強度、高剛性を活かしてその特性を一層向上すると共に、優れた耐熱性と成形品外観を得ることが可能になる。
【0009】
上記ポリアミド樹脂(a)として、さらに好ましくは、温度210℃、ずり速度100sec−1における溶融粘度が600Pa・s以下であるものを使用するとよい。このような溶融粘度にすることにより、混練工程における剪断発熱を抑制するため、植物繊維の分解を一層効率よく抑制することができる。
【0010】
ポリアミド樹脂組成物中における植物繊維(b)の含有量は、35〜70重量%が好ましく、また植物繊維(b)としては、古紙から解繊された繊維を使用することが望ましい。
【0011】
ポリアミド樹脂(a)は、融点200℃以下とするため、カプロアミド、ヘキサメチレンアジパミド、ヘキサメチレンセバカミド、ウンデカンアミド及びドデカンアミドの単位群から選ばれた少なくとも2種の構造単位からなる共重合体であるとか、ナイロン11、ナイロン12、及びナイロン11とナイロン12の混合物の群から選ばれた少なくとも一種とかであることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明において、ポリアミド樹脂組成物に使用されるポリアミド樹脂(a)は、アミノ酸、ラクタムあるいはジアミンとジカルボン酸を主たる原料とするナイロンであって、融点が200℃以下のものである。
【0013】
本発明に用いるポリアミド樹脂(a)の原料の代表例としては、6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸、などのアミノ酸、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタムなどのラクタム、テトラメチレンジアミン、ヘキサメレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラジンなどの脂肪族、脂環族、芳香族のジアミン、およびアジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2−クロロテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの脂肪族、脂環族、芳香族のジカルボン酸が挙げられる。本発明においては、これらの原料から誘導されるナイロンホモポリマーまたはコポリマーを各々単独または混合物の形で用いることができる。
【0014】
好ましいポリアミド樹脂(a)の例としては、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6/66コポリマー、ナイロン6/66/610コポリマー、ナイロン6/12コポリマー、ナイロン66/6I/6コポリマー、ナイロン6/66/610/12コポリマーなどの共重合体を挙げることができる。さらに、これらのポリアミド樹脂を成形性、耐熱性、靱性、表面性などの必要特性に応じて混合物として用いることも実用上好適である。
【0015】
これらポリアミド樹脂の重合度は特に制限するものではないが、通常、ポリアミド樹脂1重量%の98%濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度が1.5〜4.0、好ましくは2.0〜3.0であるものが好ましい。
【0016】
本発明に使用するポリアミド樹脂は、融点が200℃以下であることと共に、さらに溶融粘度が下記のようになっているものが好ましい。このような溶融粘度とすることにより、植物繊維と混練する工程での剪断発熱を抑制し、植物繊維の分解を抑制することができる。
【0017】
すなわち、ポリアミド樹脂の溶融粘度は、温度210℃、ずり速度100sec−1で測定したとき600Pa・s以下であることが好ましい。より好ましくは500Pa・s以下、さらに好ましくは400Pa・s以下にするとよい。溶融粘度の下限は特に制限されないが、好ましくは10Pa・s以上にするとよい。この溶融粘度の測定には、公知の方法が用いられ、メルトインデクサーやフローテスター、キャピラリーレオメーターなどの測定装置を用いて測定することができる。
【0018】
上記のようなレベルの溶融粘度を有するポリアミド樹脂を得るために、ポリアミド樹脂の重合時にモノカルボン酸やモノアミン化合物を用いて重合度の調節を行うようにしてもよい。また、公知の可塑剤を用いるとか、主成分であるポリアミドにそれよりも粘度の低いポリアミドを混合するようにしてもよい。
【0019】
本発明に用いる植物繊維(b)は、植物から採取されたものであればよく、例えば、綿繊維、麻繊維、竹繊維、ケナフ繊維、木材繊維などを挙げることが出来る。また、これらの繊維から加工されたパルプやセルロース繊維を使用してもよい。これらの繊維は、植物等から直接採取したものを使用してもよいが、特に地球環境の保護や資源保全の観点から、古紙や古衣などの廃材から解繊した植物繊維を利用することは一層好ましい。特に古紙から開繊された植物繊維は、ポリアミド樹脂に対する補強効果に優れているため好ましい。
【0020】
古紙とは、新聞紙、雑誌、その他の再生パルプ、またはボール紙、紙管等であり、植物繊維を原料として加工されたものであれば、その種類は問わない。
【0021】
本発明において、ポリアミド樹脂組成物全体に占める植物繊維(b)の含有量は35〜70重量%が好ましく、より好ましくは40〜65重量%にするとよい。植物繊維の含有量が35重量%未満であると、植物繊維による機械的な補強効果が低下する可能性がある。また、植物繊維を古紙から採取して使用する場合には、資源のリサイクル性に対する貢献度も低減する。植物繊維の含有量は多い方が好ましいが、70重量%を越えると、ポリアミド樹脂中に均一に分散させることが困難になり、ポリアミド樹脂材料としての強度や外観を低下させる可能性がある。
【0022】
本発明において、上記ポリアミド樹脂組成物の製造方法としては、特に限定されるものではないが、融点が200℃以下のポリアミド樹脂(a)に、該ポリアミド樹脂(a)を溶融状態にして剪断力を与えながら植物繊維(b)を混練するようにするものがよい。さらに好ましくは、上記ポリアミド樹脂(a)として、温度210℃、ずり速度100sec−1における溶融粘度が600Pa・s以下であるものを使用するのがよい。また,混練温度はポリアミド樹脂(a)の融点以上であるが、上限として220℃以下にすることが好ましく、さらに好ましくは210℃以下にすることである。
【0023】
図1は、本発明によるポリアミド樹脂組成物の製造方法の工程図を例示したものである。
【0024】
1は、古紙を粉砕したパルプを植物繊維の原料として貯蔵するパルプタンク1である。このパルプタンク1内のパルプを、エアポンプ2によりパイプ3を介してパルプ計量計4に圧送するようになっている。他方、5は融点200℃以下のポリアミド樹脂をポリアミド樹脂の原料として貯蔵する樹脂タンクである。この樹脂タンク5内のポリアミド樹脂を、パイプ6を介して樹脂計量計7に供給するようになっている。
【0025】
樹脂計量計7とパルプ計量計4とは、上記のようにパルプタンク1と樹脂タンク5から供給されたポリアミド樹脂とパルプ(植物繊維)とを予め設定された配合割合になるように計量し、それぞれパイプ8を経てホッパ10に供給した後、さらに混練機9に供給する。混練機9に混合されるパルプの量は、上記ポリアミド樹脂とパルプとの合計重量を100重量%として、35〜70重量%の範囲に調整される。
【0026】
混練機9は、混練温度がポリアミド樹脂の融点以上、220℃以下の範囲に加熱され、ポリアミド樹脂を溶融状態にすると共に、剪断力を与えながらパルプをポリアミド樹脂中に練り込むようにする。このように混練機9でポリアミド樹脂とパルプ(植物繊維)とが混練りされることにより、ポリアミド樹脂中に植物繊維が均一に分散したポリアミド樹脂組成物になる。そのポリアミド樹脂組成物はモータにより作動するカッタ11で切断されてペレット化される。次いで、ペレット化されたポリアミド樹脂組成物は、パイプ12を介してペレット材タンク13に貯蔵される。
【0027】
上記混練機9における加熱練込操作は繰り返し行なっても何ら問題はなく、特に混練り回数を限定するものではない。また、図示の実施形態では、混練機9として押出機と兼用の装置を使用しているが、それぞれ専用の混練機と押出機とを使用し、上記両計量計4、7の後に専用の混練機を連結した後、この混練機の後に専用の押出機を配設するようにしても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0028】
本発明のポリアミド樹脂組成物には、一般に樹脂用補強材として用いられる公知の補強材を併用添加してもよい。例えば、ガラス繊維、炭素繊維、ステンレス繊維や、アルミニウム繊維などの金属繊維、酸化珪素繊維、セラミック繊維、石膏繊維、チタン酸カリウムウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、硼酸アルミニウムウィスカなどのウィスカー、ポリエチレンテレフタレート繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリフェニレンスルフィド繊維、液晶ポリエステル繊維などの合成繊維、タルク、ワラステナイト、ゼオライト、セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、ベントナイト、モンモリロナイト、アスベスト、アルミノシリケートなどの珪酸塩、アルミナ、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化鉄などの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドロマイト、ハイドロタルサイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウムなどの水酸化物、ガラスビーズ、ガラスフレーク、セラミックスビーズ、窒化硼素、窒化アルミニウム、炭酸珪素、グラファイトなどを挙げることができる。
【0029】
さらに、本発明のポリアミド樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、上記補強材以外の他の常用の各種添加成分を添加するようにしてもよい。例えば、各種エラストマー類などの衝撃性改良材、結晶核剤、着色防止剤、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミンなどの酸化防止剤、エチレンビスステアリルアミドや高級脂肪酸エステルなどの離型剤、ハロゲン化銅に代表される銅化合物などの耐熱剤、エポキシ化合物、可塑剤、滑剤、耐候剤、着色剤などの添加剤を添加することができる。
【0030】
本発明のポリアミド樹脂組成物は、公知の成形方法により繊維、フィルムにするほか、樹脂成形品などに成形することができる。また、接着剤、塗料などにすることもできる。
【0031】
樹脂成形品を得る成形方法としては、具体的には射出成形、押出成形、ブロー成形など公知の成形方法を挙げることができる。このようにして得られた樹脂成形品は軽量であると共に、ポリアミド樹脂単独のものに比べて引張り強度や剛性(曲げ弾性率)を向上し、かつ耐熱性(荷重たわみ温度の向上)に優れたものにすることができる。また、樹脂成形品は表面外観に優れ、更には防震性、遮音性にも優れたものにすることができる。
【0032】
樹脂成形品が、上記特性を有することにより、例えば、スイッチ類、超小型スライドスイッチ、DIPスイッチ、スイッチのハウジング、ランプソケット、結束バンド、コネクタ、コネクタのハウジング、コネクタのシェル、ICソケット類、コイルボビン、ボビンカバー、リレー、リレーボックス、コンデンサーケース、モーターの内部部品、小型モーターケース、ギヤ・カム、ダンシングプーリー、スペーサー、インシュレーター、ファスナー、バックル、ワイヤークリップ、自転車ホイール、キャスター、ヘルメット、端子台、電動工具のハウジング、スターターの絶縁部分、スポイラー、キャニスター、ラジエタータンク、チャンバータンク、リザーバータンク、ヒューズボックス、エアークリーナーケース、エアコンファン、ターミナルのハウジング、ホイールカバー、吸排気パイプ、ベアリングリテーナー、シリンダーヘッドカバー、インテークマニホ−ルド、ウオーターパイプインペラ、クラッチレリーズ、スピーカー振動板、耐熱容器、電子レンジ部品、炊飯器部品、プリンタリボンガイドなどに代表される電気・電子関連部品、自動車・車両関連部品、家電・事務電気製品部品、コンピューター関連部品、ファクシミリ・複写機関連部品、機械関連部品、その他各種用途の成形品として有用である。
【0033】
【実施例】
以下実施例により具体的に説明するが、本発明の骨子は以下の実施例のみに限定されるものではない。
【0034】
以下に説明する実施例で使用した評価項目と測定方法は、以下に記載の方法により行った。
【0035】
〔溶融粘度〕
プランジャー式キャピラリーレオメーター(東洋精機製作所製、”キャピログラフ”タイプ1C)を用い、温度210℃でのずり速度100sec−1における溶融粘度を測定した。
〔相対粘度〕
ポリアミド樹脂1重量%の98%濃硫酸溶液中、温度25℃で相対溶液粘度を測定した。
〔引張強さ〕
ASTM 1号ダンベル試験片を用い、ASTM D638に準じて引張強さを測定した。
〔曲げ弾性率〕
1/2”×5”×1/4”の棒状試験片を用い、ASTM D790に準じて曲げ弾性率を測定した。
〔荷重たわみ温度〕
ASTM D648に準じて、荷重0.46MPaで荷重たわみ温度を測定した。
〔表面外観〕
ASTM 1号ダンベル試験片の表面を目視により、下記の基準により4段階に評価した。数字が大きいほど外観に優れていることを示す。
【0036】
1:植物繊維が浮き上がり、成形品表面にざらつきがある。
2:植物繊維の浮き上がりはないが、成形品表面がつや消し状態である。
3:植物繊維の浮き上がりがなく、成形品表面に部分的に光沢がある。
4:植物繊維の浮き上がりがなく、成形品表面全体に光沢がある。
【0037】
実施例1
ポリアミド樹脂(融点195℃、溶融粘度500Pa・sのナイロン6/66共重合体)60重量%と、使用済み紙管から解繊した植物繊維40重量%とをそれぞれ計量計で計量し、ホッパーを介してシリンダ温度200℃に設定した混練機に供給し、この混練機で剪断力を与えながら溶融混練して樹脂組成物を得た。
【0038】
得られたポリアミド樹脂組成物をペレタイズした後、80℃で10時間真空乾燥し、シリンダ温度210℃、金型温度80℃で射出成形を行ってASTM試験片を得た。
【0039】
このASTM試験片の特性の評価結果を表1に示した
実施例2
実施例1で用いたのと同じポリアミド樹脂と植物繊維を、表1のように配合比を変えて、実施例1と同様にしてポリアミド樹脂組成物を製造し、そのポリアミド樹脂組成物の特性評価を行った。その結果を表1に示した。
【0040】
実施例3
ポリアミド樹脂(融点195℃、溶融粘度が350Pa・sのナイロン6/66共重合体)50重量%と、実施例1で用いたのと同じ植物繊維50重量%をそれぞれ計量計で計量し、ホッパーを介してシリンダ温度220℃に設定した混練機に供給し、この混練機で剪断力を与えながら溶融混練して樹脂組成物を得た。得られたポリアミド樹脂組成物はペレタイズした後、80℃で10時間真空乾燥し、これをシリンダ温度220℃、金型温度80℃で射出成形を行ってASTM試験片を得た。
【0041】
このASTM試験片の特性の評価結果を表1に示した。
【0042】
実施例4
ポリアミド樹脂(融点176℃、溶融粘度が500Pa・sのナイロン12)50重量%と、実施例1で用いたのと同じ植物繊維50重量%とをそれぞれ計量計で計量し、ホッパーを介してシリンダ温度200℃に設定した混練機に供給し、この混練機で剪断力を与えながら溶融混練して樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物はペレタイズした後、80℃で10時間真空乾燥し、シリンダ温度200℃、金型温度80℃で射出成形を行い、ASTM試験片を得た。
【0043】
このASTM試験片の特性の評価結果を表1に示した。
【0044】
実施例5
実施例1で用いたポリアミド樹脂90重量%と、ポリアミド樹脂(融点105℃、溶融粘度が50Pa・sのナイロン6/66/610/12四元共重合体)10重量%とをシリンダ温度200℃の二軸押出機で溶融混練し、溶融粘度が360Pa・sのポリアミド樹脂を製造した。
【0045】
このポリアミド樹脂50重量%と実施例1で用いたのと同じ植物繊維50重量%とをそれぞれ計量計で計量し、ホッパーを介してシリンダ温度200℃に設定した混練機に供給し、この混練機で剪断力を与えながら溶融混練して樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物はペレタイズした後、80℃で10時間真空乾燥し、シリンダ温度200℃、金型温度80℃で射出成形を行い、ASTM試験片を得た。
【0046】
このASTM試験片の特性の評価結果を表1に示した。
【0047】
実施例6
ポリアミド樹脂(融点195℃、溶融粘度が700Pa・sのナイロン6/66共重合体)を用いる以外は、実施例3と同様にしてポリアミド樹脂組成物を得、射出成形の後のASTM試験片の評価を行った。結果を表1に示した。
【0048】
比較例1
実施例1で用いたポリアミド共重合体に植物繊維を配合しなかった以外は、実施例1と全く同じにしてASTM試験片を得、このASTM試験片の特性の評価結果を表1に示した。
【0049】
比較例2
ポリアミド樹脂として、ナイロン66(融点260℃、溶融粘度(高融点のため測定不能)、相対粘度2.7)50重量%と、実施例1で用いたのと同じ植物繊維50重量%とをそれぞれ計量計で計量し、ホッパーを介してシリンダ温度285℃に設定した混練機に供給し、この混練機で剪断力を与えながら溶融混練したが、混練中にポリアミド樹脂組成物からのガス発生が激しく、成形可能な形状の樹脂組成物を得ることができなかった。
【0050】
比較例3
ポリアミド樹脂として、ナイロン6(融点220℃、溶融粘度(高融点のため測定不能)、相対粘度2.75)50重量%と、実施例1で用いたのと同じ植物繊維50重量%をそれぞれ計量計で計量し、ホッパーを介してシリンダ温度250℃に設定した混練機に供給し、この混練機で剪断力を与えながら溶融混練したが、混練中にポリアミド樹脂組成物からのガス発生が激しく、成形可能な形状の樹脂組成物を得ることができなかった。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、ポリアミド樹脂に配合した植物繊維を分解させることなく補強材として有効に機能させ、ポリアミド樹脂の特徴である高強度、高剛性を一層向上すると共に、優れた耐熱性と成形品外観とを得るようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリアミド樹脂組成物の製造方法を実施する装置の一例を示す工程図である。
【符号の説明】
1 パルプタンク
2 エアポンプ
3,6,8,12 パイプ
4 パルプ計量計
5 樹脂タンク
7 樹脂計量計
9 混練機
10 ホッパ
11 カッタ
13 ペレット材タンク
Claims (10)
- ポリアミド樹脂(a)に植物繊維(b)を配合したポリアミド樹脂組成物であり、前記ポリアミド樹脂(a)の融点が200℃以下であることを特徴とするポリアミド樹脂組成物。
- 前記ポリアミド樹脂(a)の温度210℃、ずり速度100sec−1における溶融粘度が600Pa・s以下である請求項1に記載のポリアミド樹脂組成物。
- 前記植物繊維(b)の含有量が35〜70重量%である請求項1または2に記載のポリアミド樹脂組成物。
- 前記植物繊維(b)が古紙から解繊された繊維である請求項1,2又は3に記載のポリアミド樹脂組成物。
- 前記ポリアミド樹脂(a)が、カプロアミド、ヘキサメチレンアジパミド、ヘキサメチレンセバカミド、ウンデカンアミド及びドデカンアミドの単位群から選ばれた少なくとも2種の構造単位からなる共重合体である請求項1〜4のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
- 前記ポリアミド樹脂(a)が、ナイロン11、ナイロン12及びナイロン11とナイロン12の混合物の群から選ばれた少なくとも一種である請求項1〜4のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
- 融点が200℃以下のポリアミド樹脂(a)に、該ポリアミド樹脂(a)を溶融状態にして剪断力を与えながら植物繊維(b)を混練することを特徴とするポリアミド樹脂組成物の製造方法。
- 前記ポリアミド樹脂(a)の温度210℃、ずり速度100sec−1における溶融粘度が600Pa・s以下である請求項7に記載のポリアミド樹脂組成物の製造方法。
- 混練温度が前記ポリアミド樹脂(a)の融点以上、220℃以下である請求項7又は8に記載のポリアミド樹脂組成物の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のポリアミド樹脂組成物から成形されたポリアミド樹脂成形品。
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