JP2004034897A - 飛行機用自走式移送車、及び飛行機用拘束移送装置 - Google Patents

飛行機用自走式移送車、及び飛行機用拘束移送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】連結棒を用いることなく、飛行機用自走式移送車9と飛行機3におけるアンテナ19との干渉を回避しつつ、飛行機3を所定の目的地まで移送する。
【解決手段】移送車本体21に設けられた自走モータ25と、自走モータ25の出力軸に連動連結した駆動輪27と、移送車本体21の一側中央部付近の保持空間31内で飛行機3におけるステアリングホイール15を持上げるように保持するホイール保持ユニット3とを備えてあって、移送車本体21に保持空間31に連通した通過凹部53を一側中央部から他側中央部にかけて形成し、ステアリングホイール15を保持空間31内に相対的に進入させるときに、飛行機3における突起部材19が通過凹部を相対的に通過するように構成した。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陸上又は飛行機搭載艦における甲板(飛行甲板,格納庫甲板,甲板の一部を構成するエレベータを含む)上において飛行機を移送する飛行機用自走式移送車、及び飛行機を飛行機搭載艦における甲板から離れないように拘束した状態に保ちつつ、前記甲板の上面に敷設された溝状のガイドレールのレール方向へ前記飛行機を移送する飛行機用拘束移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
陸上又は飛行機搭載艦における甲板上において飛行機用自走式移送車によって飛行機を移送する際に、前記飛行機用自走式移送車と前記飛行機におけるアンテナ等の突起部材との干渉を回避するため連結棒がよく使用される。
【0003】
即ち、前記飛行機におけるステアリングホイールに前記連結棒の一端部を連結すると共に、前記飛行機用自走式移送車の一側中央部に前記連結棒の他端部を連結する。そして、前記航空機用自走式移送車が前記飛行機に対して離隔した状態に保ちつつ、前記航空機用自走式移送車を適宜の方向へ自走させる。これによって、前記飛行機用自走式移送車と前記飛行機における前記突起部材との干渉を回避しつつ、前記航空機用自走式移送車により前記連結棒を介して前記航空機を所定の目的地まで移送することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記連結棒は前記航空機用自走式移送車と前記航空機における前記突起部材との干渉を確実に回避するために前記連結棒はある程度の長くする必要がある一方、前記連結棒が長くなると移送中における前記航空機の振れが大きくなる傾向にある。また、前記連結棒を使用した際に関節(前記連結棒の連結箇所)が2カ所になる。そのため、前記所定の目的地に至る途中の障害物(別の飛行機を含む)との干渉を回避しつつ、前記飛行機を短い時間で移送することは極めて困難であるという問題がある。特に、動揺を伴う飛行機搭載艦における甲板上において前記飛行機を移送する場合には、前記飛行機が勝手に動いてしまい、前記問題はより顕著になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、飛行機を移送する飛行機用自走式移送車において、
移送車本体と、
前記移送車本体に設けられた自走モータと、
前記自走モータの出力軸に連動連結した駆動輪と、
前記移送車本体に設けられ、前記移送車本体の一側中央部付近の保持空間内で前記飛行機におけるステアリングホイールを持上げるように保持するホイール保持ユニットと、
を備えてあって、
前記移送車本体に前記保持空間に連通した通過凹部を一側中央部から他側中央部にかけて形成し、前記ステアリングホイールを前記保持空間内に相対的に進入させるときに、前記飛行機における突起部材が前記通過凹部を相対的に通過するように構成してなることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明特定事項によると、前記自走モータの駆動により前記駆動輪を回転させることより、前記飛行機用自走式移送車を前記ステアリングホイール側から前記飛行機に向かって走行させて、前記ステアリングホイールを前記保持空間内に相対的に進入させる。このとき、前記飛行機における前記突起部材が前記移送車本体の前記通過凹部を相対的に通過することによって、前記飛行機用自走式移送車と前記飛行機における前記突起部材との干渉を回避することができる。
【0007】
そして、前記ホイール保持ユニットによって前記ステアリングホイールを持上げるように保持する。更に、前記自走モータの駆動により前記駆動輪を回転させることより、前記飛行機用自走式移送車を適宜の方向へ走行させる。これによって、前記飛行機用自走式移送車により前記飛行機を所定の目的地まで移送することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の発明特定事項の他に、前記ホイール保持ユニットの保持中心を中心としかつ前記ステアリングホイールのホイール中心から前記突起部材までの長さを曲率半径とする円弧内に、前記移送車本体の他側部が位置するように構成してなること特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明特定事項によると、請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、前記ホイール保持ユニットの保持中心を中心としかつ前記ステアリングホイールのホイール中心から前記突起部材までの長さを曲率半径とする円弧内に、前記移送車本体の他側部が位置するようにしてあるため、前記飛行機の移送中に前記飛行機用自走式移送車が走行方向を変更した場合であっても、又は、仮に前記飛行機の移送中に前記ステアリングホイールがパンクするような場合があったとしても、前記飛行機用自走式移送車と前記突起部材とが干渉することはないものである。
【0010】
請求項3に記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項の他に、前記移送車本体に設けられ、床面に敷設された溝状のガイドレールに係合可能な係合ピンと、
を備えてなることを特徴とする。
【0011】
ここで、前記床面とは、陸上の床面の他に、飛行機搭載艦における甲板の上面を含む意である。
【0012】
請求項3に記載の発明特定事項によると、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用の他に、前記飛行機を移送する前に、前記係合ピンを前記ガイドレールに係合させる。これによって、前記ガイドレールのレール方向における前記飛行機用自走式移送車の走行が安定する。
【0013】
請求項4に記載の発明にあっては、飛行機中心に被拘束棒を有した飛行機を、飛行機搭載艦における甲板から離れないように拘束した状態に保ちつつ、前記甲板の上面に敷設された溝状のガイドレールのレール方向へ移送する飛行機用拘束移送装置において、
請求項1又は請求項2に記載の飛行機用自走式移送車と、
前記ガイドレールに前記レール方向へ移動可能かつ離脱不能に支持され、他側に前記ガイドレールのレール中心を間にして対向する第1アームと第2アームを有した拘束台車本体と、
前記第1アームと前記第2アームの間に形成される拘束領域を開閉可能であって、前記拘束領域を閉じることによって前記被拘束棒を前記拘束領域から離れないように拘束する拘束バーと、
前記拘束台車本体における前記レール中心よりも前記第1アーム側にそれぞれ設けられ、拘束された前記被拘束棒が前記第1アーム側へ向かって移動することを阻止しつつ、前記被拘束棒が前記レール中心側へ向かって移動することを許容する複数の第1センタリングピンと、
前記拘束台車本体における前記レール中心よりも前記第2アーム側にそれぞれ設けられ、拘束された前記被拘束棒が前記第2アーム側へ向かって移動することを阻止しつつ、前記被拘束棒が前記レール中心側へ向かって移動することを許容する複数の第2センタリングピンと、
を備えてなることを特徴とする。
【0014】
ここで、前記甲板とは、飛行甲板,格納庫甲板,甲板の一部を構成するエレベータを含む意である。
【0015】
請求項4に記載の発明特定事項によると、請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項による作用の他に、前記拘束バーにより前記拘束領域を開く。次に、前記被拘束棒を前記拘束台本体に対して相対的に接近させて、前記拘束領域に相対的に挿入する。更に、前記拘束バーにより前記拘束領域を閉じて、前記被拘束棒を前記拘束領域から外れないように拘束する。これによって、前記飛行機を前記レール方向へ移動可能な状態に保ちつつ、前記甲板から離れないように拘束することができる。
【0016】
前記飛行機を前記甲板から離れないように拘束した後に、前述のように前記自走モータの駆動により前記駆動輪を回転させることより、前記飛行機用自走式移送車を前記レール方向へ走行させる。これによって、前記飛行機用自走式移送車により前記飛行機を所定の目的地まで移送することができる。
【0017】
ここで、拘束された前記被拘束棒が前記レール中心よりも前記第1アーム側に位置している場合にあっては、複数の前記第1センタリングピンにより、前記被拘束棒が前記第1アーム側へ向かって移動することを阻止しつつ、前記被拘束棒が前記レール中心側へ向かって移動することを許容する。また、拘束された前記被拘束棒が前記レール中心よりも前記第2アーム側に位置している場合にあっては、複数の前記第2センタリングピンにより、前記被拘束棒が前記第2アーム側へ向かって移動することを阻止しつつ、前記被拘束棒が前記レール中心側へ向かって移動することを許容する。これによって、前記飛行機の移送中において、前記被拘束棒が前記レール中心側へ寄ることはあっても、前記レール中心から離れることがなくなる。
【0018】
請求項5に記載の発明にあっては、請求項4に記載の発明特定事項の他に、複数の前記第1センタリングピンを前記拘束台車本体の他側面に対して突出する突出方向へそれぞれ付勢可能な複数の第1付勢部材と、
複数の前記第2センタリングピンを前記拘束台車本体の他側面に対して突出する突出方向へそれぞれ付勢可能な複数の第2付勢部材と、
を備えてあって、
各第1センタリングピンを前記拘束台車の他側面に対して出没可能かつ軸心を中心として回転不能にそれぞれ構成し、各第1センタリングピンの先端部に前記第1アーム側を向いた第1傾斜面をそれぞれ有し、前記被拘束棒が前記第1アーム側から各第1センタリングピンの前記第1傾斜面に突当たると各第1センタリングピンが前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記拘束台車本体の他側面に対して没入するようにそれぞれ構成し、
各第2センタリングピンを前記拘束台車の他側面に対して出没する出没可能かつ軸心を中心として回転不能にそれぞれ構成し、各第2センタリングピンの先端部に前記第2アーム側を向いた第2傾斜面をそれぞれ有し、前記被拘束棒が前記第2アーム側から各第2センタリングピンの前記第2傾斜面に突当たると各第2センタリングピンが前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記拘束台車本体の他側面に対して没入するようにそれぞれ構成してなることを特徴とする。
【0019】
請求項5に記載の発明特定事項によると、請求項4に記載の発明特定事項による作用の他に、拘束された前記被拘束棒が前記レール中心よりも前記第1アーム側に位置している場合にあっては、前記被拘束棒が前記第1アーム側から前記第1センタリングピンの前記第1傾斜面に突当たって、前記第1センタリングピンが前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記拘束台車本体の他側面に対して没入する。
【0020】
同様に、拘束された前記被拘束棒が前記レール中心よりも前記第2アーム側に位置している場合にあっては、前記被拘束棒が前記第2アーム側から前記第2センタリングピンの前記第2傾斜面に突当たって、前記第2センタリングピンが前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記拘束台車本体の他側面に対して没入する。
【0021】
請求項6に記載の発明にあっては、請求項4又は請求項5に記載の発明特定事項の他に、飛行機用自走式移送車における前記移送車本体に設けられ、前記ガイドレールに係合可能な係合ピンと、
を備えてなることを特徴とする。
【0022】
請求項5に記載の発明特定事項によると、請求項4に記載の発明特定事項の他に、前記飛行機を移送する前に、前記係合ピンを前記ガイドレールに係合させる。これによって、前記ガイドレールのレール方向における前記飛行機用自走式移送車の走行が安定する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1(a)は、本発明の実施の形態に係わる航空機用移送車の平面図であって、図1(b)は、図1(a)を下から見た図であって、図2は、本発明の実施の形態に係わる航空機用移送車の斜視図であるって、図3は、前記航空機用移送車におけるホイール保持ユニットの斜視図であって、図4は、本発明の実施の形態に係わる航空機用拘束搬送装置を示す図であって、図5は、本発明の実施の形態に係わる飛行機用拘束台車による拘束前の状態を示す斜視図であって、図6(a)は、前記飛行機用拘束台車の平面図であって、図6(b)は、図6(a)におけるI−I線沿った図であって、図7は、図6(a)におけるII−II線に沿った図である。
【0025】
ここで、「前」は、図1(a)において上,図1(b)において紙面に向かって裏,図2及び図3において左斜め下,図4及び図5において左斜め上,図6(a)(b)において下,図7において紙面に向かって表のことであって、「後」は、図1(a)において下,図1(b)において紙面に向かって表,図2及び図3において右斜め上,図4及び図5において右斜め下,図6(a)(b)において上,図7において紙面に向かって裏のことであって、「左」は、図1(a)(b)において右,図2及び図3において左斜め上,図4及び図5において右斜め上,図6(a)及び図7において左,図6(b)において紙面に向かって裏のことであって、「右」は、図1(a)(b)において左,図2及び図3において右斜め下,図4及び図5において左斜め下,図6(a)及び図7において右,図6(b)において紙面に向かって表のことであって、「上」は、図1(a)及び図6(a)において紙面に向かって表,図1(b)、図2から図5,図7において上,図6(b)において左のことであって、「下」は、図1(a)及び図6(a)において紙面に向かって裏,図1(b),図2から図5,図7において下,図6(b)において右のことである。
【0026】
図4に示すように、本発明の実施の形態に係わる飛行機用拘束移送装置1は、飛行機3を飛行機搭載艦における甲板(格納庫甲板,飛行甲板,甲板の一部を構成するエレベータを含む)5から離れないように拘束した状態に保ちつつ、甲板5の上面に敷設された溝状のガイドレール7のレール方向(ガイドレール7の長手方向)へ移送する装置である。また、飛行機用拘束移送装置1は、飛行機3を移送する飛行機用自走式移送車9と、飛行機3を前記レール方向へ移動可能な状態に保ちつつ甲板5から離れないように拘束する飛行機用拘束台車11とを備えている。
【0027】
ここで、飛行機3は、左右に離隔した一対の前輪13と、左右に近接した一対の後輪(本発明の実施の形態にあってはステアリングホイール)15と、飛行機中心に位置する被拘束棒(被拘束プローブ)17と、後輪の後側近傍に位置するアンテナ(突起部材の一つ)19とを有している。なお、被拘束棒17の大部分は小径部17aであって、被拘束棒17の先端側(下端側)に大径部17bになっている。
【0028】
図1(a)(b),図2,図3に示すように、本発明の実施の形態に係わる飛行機用自走式移送車9は、移送車本体21をベースとしており、この移送車本体21の前側には一対の突出部23を有している。移送車本体21における各突出部23には自走モータ25がそれぞれ内蔵されており、各自走モータ25の出力軸には駆動輪27がそれぞれ連動連結してある。ここで、飛行機用自走式移送車9の走行方向を変更するため、一対の駆動輪27の回転数を適宜に変更できるように構成してある。
【0029】
なお、移送車本体9の後側中央部には一対の補助輪29が設けられており、一対の補助輪29はそれぞれ水平な車輪軸心を中心として回転自在であってかつ垂直な旋回軸心を中心として旋回自在である。
【0030】
また、移送車本体21には、一対の突出部23の間に形成した保持空間31内で飛行機3における一対の後輪(ステアリングホイール)15を持上げるように保持するホイール保持ユニット33が設けられている。
【0031】
即ち、移送車本体21にはユニット回転軸35が軸心を中心として回転可能に設けられており、このユニット回転軸35には一対のグリッパ支持具37がそれぞれ設けられてあって、一対のグリッパ支持具37には後輪15を保持するグリッパ39が揺動ピン41を介して揺動可能にそれぞれ設けられている。一対のグリッパ39を接近離反する方向(接近方向・離反方向)へ揺動させるため、一方のグリッパ39の基部には保持油圧シリンダ43のシリンダ本体43aが連結してあって、他方のグリッパ39の基部には保持油圧シリンダ43のピストンロッド43bの先端部が連結してある。そして、ユニット回転軸35を軸心を中心として回転させて一対のグリッパ39を上下方向へ揺動させるため、ユニット回転軸35の両端部には揺動レバー45の基部がそれぞれ固定してあって、移送車本体21には一対の持上油圧シリンダ47のシリンダ本体47aが揺動ピン49を介して上下方向へ揺動可能にそれぞれ設けられてあって、一対の持上油圧シリンダ47のピストンロッド47bの先端部が対応する揺動レバー45の先端部に連結ピン51を介してそれぞれ連結してある。
【0032】
従って、飛行機3における一対の後輪15を保持空間31内に相対的に挿入させた状態の下で、保持油圧シリンダ43の作動により一対のグリッパ39を前記接近方向へ移動させて、一対の後輪15を保持する。そして、一対の持上油圧シリンダ47の作動により一対のユニット回転軸35を軸心を中心として一方向へ回転させて一対の揺動レバー45を上方向へ揺動させることにより、一対の後輪15を持上げるように保持することができる。
【0033】
また、一対のグリッパ39により一対の後輪15を持上げるように保持した後に、一対の持上油圧シリンダ47の作動により一対のユニット回転軸35を軸心を中心として他方向へ回転させて一対の揺動レバー45を下方向へ揺動させる。そして、一対の保持油圧シリンダ43の作動により一対のグリッパ39を前記離反方向へ揺動させることにより、一対のグリッパ39による一対の後輪15の保持状態を解除する。
【0034】
図1(a)(b)に示すように、移送車本体21には保持空間31に連通した通過凹部53を前側中央部から後側中央部にかけて形成してある。ここで、飛行機3における一対の後輪15を保持空間31内に相対的に進入させるときに、飛行機3におけるアンテナ19が通過凹部53を相対的に通過するように構成してある。また、ホイール保持ユニット33の保持中心を中心としかつ一対の後輪15のホイール中心からアンテナ19までの長さを曲率半径Rとする円弧内に、移送車本体21の後側部が位置するように構成してある。
【0035】
更に、移送車本体21の後側中央部にはガイドレール7に係合可能な係合ピン55が設けられており、この係合ピン55は係合アクチュエータ57の作動により上下方向へ移動するものである。
【0036】
図2及び図4に示すように、移送車本体21には自走モータ25,保持油圧シリンダ43,持上油圧シリンダ47等のアクチュエータのエネルギー源としてバッテリー59、油圧装置(図示省略)、及び前記アクチュエータを制御する制御回路(図示省略)がそれぞれ内蔵されている。前記制御回路にはケーブル61の一端部が電気的に接続さており、このケーブル61の他端部には作業者Mが操作可能なコントローラ(図示省略)に電気的に接続されている。
【0037】
図5,図6(a)(b),図7に示すように、飛行機用拘束台車11は拘束台車本体63をベースとしており、この拘束台車本体63の下側中央にはガイドレール7に前記レール方向へ移動可能に支持されるスライド片65を有している。また、拘束台車本体11をガイドレール7に対して離脱不能になるように、スライド片65の左右両側にはガイドレール7の一部に下方向から突当たり可能な複数のストッパローラ67が回転自在に設けられている。なお、拘束台車本体63の下部には甲板5上を転動する複数の転動ローラ69が回転自在に設けられている。
【0038】
拘束台車本体63の後側には前記レール中心を間にして左右に対向した第1アーム71と第2アーム73を有してあって、第1アーム71と第2アーム73の間には拘束領域75が形成されている。第1アーム71には拘束領域75を開閉する拘束バー77が左右方向へ移動可能に設けられおり、第2アーム73には拘束バー77の先端部(右端部)が挿入可能な挿入穴73hが設けられている。なお、拘束バー77は油圧シリンダ等のアクチュエータの作動により左右方向へ移動するように構成してもよく、
ここで、拘束バー77が拘束領域75を閉じることによって被拘束棒17を拘束領域75から離れないように拘束するため、拘束領域75の前後の長さ(拘束領域75の長手方向に対して直交する直交方向の長さ)は被拘束棒17の大径部17bの径よりも小さくなるように構成してある。また、拘束バー77により拘束領域75を閉じることによって被拘束棒17が左右方向(拘束領域75の長手方向)へ移動可能な状態を維持しつつ拘束バー77と拘束台車本体63の後側面により挟まれるように、拘束領域75の前後の長さは被拘束棒17の小径部17aの径と略同じになるように構成してある。
【0039】
拘束台車本体63における前記レール中心よりも左側(第1アーム71側)には、拘束された被拘束棒17が第1アーム71側へ向かって移動することを阻止しつつ、被拘束棒17が前記レール中心側へ向かって移動することを許容する複数の第1センタリングピン79がそれぞれ設けられている。ここで、各第1センタリングピン79は拘束台車本体63の後側面に対して出没可能かつ軸心を中心として回転不能にそれぞれ構成してあって、各第1センタリングピン79の先端部には第1アーム71側を向いた第1傾斜面79aをそれぞれ有している。
【0040】
そして、拘束台車本体63における前記レール中心よりも第1アーム71側には、複数の第1センタリングピン79を拘束台車本体63の後側面に対して突出する突出方向へそれぞれ付勢可能な複数の第1スプリング81が設けられている。ここで、被拘束棒17が第1アーム71側から各第1センタリングピン79の第1傾斜面79aに突当たると各第1センタリングピン79が第1スプリング81の付勢力に抗して拘束台車本体63の後側面に対して没入するようにそれぞれ構成してある。
【0041】
同様に、拘束台車本体63における前記レール中心よりも右側(第2アーム73側)には、拘束された被拘束棒77が第2アーム73側へ向かって移動することを阻止しつつ、被拘束棒77が前記レール中心側へ向かって移動することを許容する複数の第2センタリングピン83がそれぞれ設けられている。ここで、各第2センタリングピン83は拘束台車本体63の後側面に対して出没可能かつ軸心を中心として回転不能にそれぞれ構成してあって、各第2センタリングピン83の先端部には第2アーム73側を向いた第2傾斜面83aをそれぞれ有している。
【0042】
そして、拘束台車本体63における前記レール中心よりも第2アーム73側には、複数の第2センタリングピン83を拘束台車本体63の後側面に対して突出する突出方向へそれぞれ付勢可能な複数の第2スプリング85が設けられている。ここで、被拘束棒17が第2アーム73側から各第2センタリングピン83の第2傾斜面83aに突当たると各第2センタリングピン83が第2スプリング85の付勢力に抗して拘束台車本体63の後側面に対して没入するようにそれぞれ構成してある。
【0043】
なお、前記レール中心側に最も寄った第1センタリングピン79の先端部と前記レール中心側に最も寄った第2センタリングピン83の先端部の左右の間隙は、被拘束棒17の小径部17aより僅かに大きくなるように構成してある。
【0044】
次に、本発明の実施の形態の作用について説明する。
【0045】
自走モータ25の駆動により駆動輪27を回転させることより、飛行機用自走式移送車9を後側(後輪15側)から飛行機3に向かって走行させて、一対の後輪15を保持空間31内に相対的に進入させる。このとき、飛行機3におけるアンテナ19が移送車本体21の通過凹部53を相対的に通過することによって、飛行機用自走式移送車9と飛行機3におけるアンテナ19との干渉を回避することができる。
【0046】
そして、前述のようにホイール保持ユニット33によって一対の後輪15を持上げるように保持する。更に、自走モータ25の駆動により駆動輪15を回転させることより、飛行機用自走式移送車9を甲板5上において適宜の方向へ走行させる。これによって、飛行機用自走式移送車9により飛行機3を所定の第1目的地まで移送することができる。なお、前記所定の第1目的地とは、本発明の実施の形態にあっては、飛行機用拘束台車11が予め待機している目的地のことをいう。
【0047】
ここで、ホイール保持ユニット33の保持中心を中心としかつ一対の後輪15のホイール中心からアンテナ19での長さを曲率半径Rとする円弧内に、移送車本体21の後側部が位置するようにしてあるため、前記所定の第1目的地までの移送中に飛行機用自走式移送車9が走行方向を変更した場合であっても、又は、仮に前記所定の第1目的地までの移送中に後輪15がパンクするような場合があったとしても、飛行機用自走式移送車9とアンテナ19とが干渉することはないものである。
【0048】
飛行機3を前記所定の第1目的地まで移送した後に、拘束バー77を左方向へ移動させて、拘束バー77により拘束領域75を開く。次に、自走モータ25の駆動により飛行機用自走式移送車9を前方向へ僅かに走行させることにより、被拘束棒17を拘束台本体11に対して接近させて、拘束領域75に挿入する。更に、拘束バー77を右方向へ移動させて、拘束バー77により拘束領域75を閉じて、被拘束棒17を拘束領域75から外れないように拘束する。これによって、飛行機3を前記レール方向へ移動可能な状態に保ちつつ、甲板5から離れないように拘束することができる。
【0049】
飛行機3を甲板5から離れないように拘束した後に、自走モータ25の駆動により飛行機用拘束台車9を前記レール方向へ移動させる。これによって、飛行機用拘束台車11により飛行機3を甲板5に対して拘束した状態の下で、飛行機用自走式移送車9により飛行機3を所定の第2目的地(最終目的地を含む)へ移送することができる。
【0050】
ここで、飛行機3が前記所定の第2目的地へ移送される途中において、拘束された被拘束棒17が前記レール中心よりも第1アーム71側に位置している場合にあっては、被拘束棒17が第1アーム側71から第1センタリングピン79の第1傾斜面79aに突当たって、第1センタリングピン79が第1スプリング81の付勢力に抗して拘束台車本体63の後側面に対して没入する。同様に、拘束された被拘束棒17が前記レール中心よりも第2アーム73側に位置している場合にあっては、被拘束棒17が第2アーム73側から第2センタリングピン83の第2傾斜面83aに突当たって、第2センタリングピン83が第2スプリング85の付勢力に抗して拘束台車本体63の後側面に対して没入する。即ち、第1センタリングピン79により被拘束棒17が第1アーム71側へ移動することを阻止しつつ、被拘束棒17が前記レール中心側へ向かって移動することを許容すると共に、第2センタリングピン83により被拘束棒17が第2アーム73側へ移動することを阻止しつつ、被拘束棒17が前記レール中心側へ向かって移動することを許容する。これによって、飛行機3が前記所定の第2目的地へ移送される途中において、被拘束棒17がレール中心側へ寄ることはあっても、前記レール中心から離れることがなくなる。
【0051】
更に、拘束バー77により拘束領域75を閉じることによって被拘束棒17が拘束領域75の長手方向へ移動可能な状態を維持しつつ拘束バー77と拘束台車本体63の後側面により挟まれるようにしてあるため、飛行機3が所定の第2目的地へ移送される途中において、被拘束棒17が前記レール中心側へ向かって移動することが促進される。
【0052】
なお、前記所定の第1目的地から飛行機3を移送する前に、昇降アクチュエータ57の作動により係合ピン55を下降させてガイドレール7に係合させることにより、ガイドレール7のレール方向における飛行機用自走式移送車9の走行が安定する。また、前記所定の第2目的地までの移送中に飛行機用自走式移送車9が走行方向を変更した場合であっても、又は、仮に前記所定の第2目的地までの移送中に後輪15がパンクするような場合があったとしても、前述と同様に、飛行機用自走式移送車9とアンテナ19とが干渉することはないものである。
【0053】
以上の如き、本発明の実施の形態によれば、飛行機用自走式移送車9と飛行機3におけるアンテナ19との干渉を回避しつつ、一対の後輪15を保持空間31内に相対的に進入させて、ホイール保持ユニット33によって一対の後輪15を持上げるように保持することができるため、前記連結棒を用いないで飛行機3を所定の目的地(前記所定の第1目的地、前記所定の第2目的地)まで移送することができ、移送中の飛行機3の振れを極力少なくすることができる。そのため、前記所定の目的地に至る途中の障害物(別の飛行機を含む)との干渉を回避しつつ、飛行機3を短い時間で容易に移送することができ、飛行機3の移送作業の能率が向上する。
【0054】
また、飛行機3の移送中に飛行機用自走式移送車9が走行方向を変更しても、飛行機用自走式移送車9とアンテナ19とが干渉することがないため、前記所定の目的地に至るまでの走行経路(移送経路)が複雑な場合であっても、飛行機3を前記所定の目的地まで移送することができる。
【0055】
更に、飛行機3の被拘束棒17がガイドレール7の前記レール中心から大きく離れることなく、飛行機3を甲板5に対して拘束した状態の下で、飛行機3を前記所定の第2目的地まで移送することができるため、前記飛行機の移送中に前記飛行機の前記飛行機中心が前記レール中心から離れることがなくなると共に、前記飛行機搭載艦の動揺に伴う前記飛行機の横滑り(前記レール方向に対して直交する直交方向への滑り),転倒をなくすことができる。
【0056】
なお、本発明は、前述の発明の実施の形態の説明に限るものではなく、次のように、適宜に変更を行うことができる。
【0057】
即ち、飛行機用自走式移送車9を飛行機搭載艦における甲板5以外に陸上において使用することもでき、ヘリコプター以外の飛行機を移送することもできる。
【0058】
また、飛行機用自走式移送車9は、飛行機搭載艦における甲板5上においてもガイドレール7の有無に関係なく、飛行機3を移送することができる。
【0059】
更に、一対の後輪15の保持態様にあっては、一対の後輪15の両側に形成した係合穴に係合ピンを差し込んで、係合ピンを上方向へ移動させることにより、一対の後輪15を持上げるように保持するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記飛行機用自走式移送車と前記飛行機における前記突起部材との干渉を回避しつつ前記ステアリングホイールを前記保持空間内に相対的に進入させて、前記ホイール保持ユニットによって前記ステアリングホイールを持上げるように保持することができるため、前記連結棒を用いないで前記飛行機を所定の目的地まで移送することができ、移送中の前記飛行機の振れを極力少なくすることができる。そのため、前記所定の目的地に至る途中の障害物との干渉を回避しつつ、前記飛行機を短い時間で容易に移送することができ、前記飛行機の移送作業の能率が向上する。
【0061】
請求項2から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記飛行機の移送中に前記飛行機用自走式移送車が走行方向を変更しても、前記飛行機用自走式移送車と前記突起部材とが干渉することがないため、前記所定の目的地に至るまでの走行経路(移送経路)が複雑な場合であっても、前記飛行機を前記所定の目的地まで移送することができる。
【0062】
請求項4から請求項6のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記飛行機の前記被拘束棒が前記ガイドレールの前記レール中心から離れることなく、前記飛行機を前記甲板に対して拘束した状態の下で、前記飛行機を前記所定の目的地まで移送することができるため、前記飛行機の移送中に前記飛行機の前記飛行機中心が前記レール中心から離れることがなくなると共に、前記飛行機搭載艦の動揺に伴う前記飛行機の横滑り(前記レール方向に対して直交する直交方向への滑り),転倒をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の実施の形態に係わる航空機用移送車の平面図であって、図1(b)は、図1(a)を下から見た図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる航空機用移送車の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる航空機用移送車におけるホイール保持ユニットの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わる航空機用拘束搬送装置を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わる飛行機用拘束台車による拘束前の状態を示す斜視図である。
【図6】図6(a)は、本発明の実施の形態に係わる飛行機用拘束台車の平面図であって、図6(b)は、図6(a)におけるI−I線に沿った図である。
【図7】図6(a)におけるII−III線に沿った図である。
【符号の説明】
1 飛行機用拘束移送装置
3 飛行機
5 甲板
7 ガイドレール
9 飛行機用自走式移送車
11 飛行機用拘束台車
15 後輪
17 被拘束棒
21 移送車本体
25 自走モータ
27 駆動輪
31 保持空間
33 ホイール保持ユニット
53 凹部
55 係合ピン
63 拘束台車本体
71 第1アーム
73 第2アーム
75 拘束領域
77 拘束バー
79 第1センタリングピン
81 第1スプリング
83 第2センタリングピン
85 第2スプリング

Claims (6)

  1. 飛行機を移送する飛行機用自走式移送車において、
    移送車本体と、
    前記移送車本体に設けられた自走モータと、
    前記自走モータの出力軸に連動連結した駆動輪と、
    前記移送車本体に設けられ、前記移送車本体の一側中央部付近の保持空間内で前記飛行機におけるステアリングホイールを持上げるように保持するホイール保持ユニットと、
    を備えてあって、
    前記移送車本体に前記保持空間に連通した通過凹部を一側中央部から他側中央部にかけて形成し、前記ステアリングホイールを前記保持空間内に相対的に進入させるときに、前記飛行機における突起部材が前記通過凹部を相対的に通過するように構成してなることを特徴とする飛行機用自走式移送車。
  2. 前記ホイール保持ユニットの保持中心を中心としかつ前記ステアリングホイールのホイール中心から前記突起部材までの長さを曲率半径とする円弧内に、前記移送車本体の他側部が位置するように構成してなること特徴とする請求項1に記載の飛行機用自走式移送車。
  3. 前記移送車本体に設けられ、床面に敷設された溝状のガイドレールに係合可能な係合ピンと、
    を備えてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飛行機用自走式移送車。
  4. 飛行機中心に被拘束棒を有した飛行機を、飛行機搭載艦における甲板から離れないように拘束した状態に保ちつつ、前記甲板の上面に敷設された溝状のガイドレールのレール方向へ移送する飛行機用拘束移送装置において、
    請求項1又は請求項2に記載の飛行機用自走式移送車と、
    前記ガイドレールに前記レール方向へ移動可能かつ離脱不能に支持され、他側に前記ガイドレールのレール中心を間にして対向する第1アームと第2アームを有した拘束台車本体と、
    前記第1アームと前記第2アームの間に形成される拘束領域を開閉可能であって、前記拘束領域を閉じることによって前記被拘束棒を前記拘束領域から離れないように拘束する拘束バーと、
    前記拘束台車本体における前記レール中心よりも前記第1アーム側にそれぞれ設けられ、拘束された前記被拘束棒が前記第1アーム側へ向かって移動することを阻止しつつ、前記被拘束棒が前記レール中心側へ向かって移動することを許容する複数の第1センタリングピンと、
    前記拘束台車本体における前記レール中心よりも前記第2アーム側にそれぞれ設けられ、拘束された前記被拘束棒が前記第2アーム側へ向かって移動することを阻止しつつ、前記被拘束棒が前記レール中心側へ向かって移動することを許容する複数の第2センタリングピンと、
    を備えてなることを特徴とする飛行機用拘束移送装置。
  5. 複数の前記第1センタリングピンを前記拘束台車本体の他側面に対して突出する突出方向へそれぞれ付勢可能な複数の第1付勢部材と、
    複数の前記第2センタリングピンを前記拘束台車本体の他側面に対して突出する突出方向へそれぞれ付勢可能な複数の第2付勢部材と、
    を備えてあって、
    各第1センタリングピンを前記拘束台車の他側面に対して出没可能かつ軸心を中心として回転不能にそれぞれ構成し、各第1センタリングピンの先端部に前記第1アーム側を向いた第1傾斜面をそれぞれ有し、前記被拘束棒が前記第1アーム側から各第1センタリングピンの前記第1傾斜面に突当たると各第1センタリングピンが前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記拘束台車本体の他側面に対して没入するようにそれぞれ構成し、
    各第2センタリングピンを前記拘束台車の他側面に対して出没する出没可能かつ軸心を中心として回転不能にそれぞれ構成し、各第2センタリングピンの先端部に前記第2アーム側を向いた第2傾斜面をそれぞれ有し、前記被拘束棒が前記第2アーム側から各第2センタリングピンの前記第2傾斜面に突当たると各第2センタリングピンが前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記拘束台車本体の他側面に対して没入するようにそれぞれ構成してなることを特徴とする請求項4に記載の飛行機用拘束移送装置。
  6. 前記飛行機用自走式移送車における前記移送車本体に設けられ、前記ガイドレールに係合可能な係合ピンと、
    を備えてなることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の飛行機用拘束移送装置。
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