JP2004033618A - 球技用ボール及びその製造方法 - Google Patents

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Yuichi Kiribayashi
桐林 雄一
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Abstract

【課題】繰り返し打撃によるボールの割れや破損を防止しうる耐久性に優れた球技用ボールを得る。
【解決手段】合成樹脂製のボールを形成し、そのボールに空気、炭酸ガス、窒素等の気体を注入し、多孔室の空間が設けられているコア7を構成し、周囲に外層樹脂を注入して溶融一体化して外層3を形成する。それにより複層構造の球技用ボール1を得る。17は材料注入用の注入孔である。
このように構成することにより、耐久性に優れた球技用ボールを得ることができる。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は合成樹脂製の球技用ボール及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パークゴルフとかグランドゴルフなどに用いられる球技用ボールとして、従来は図9に示すように合成樹脂製の半球状のコア2、2を接合面4で貼り合わせて芯材を形成し、それを外層3で被覆した複層構造のボール1が用いられていた。さらに接合部を強固にするために、図10に示すように接合面に凹凸部5を形成し、凸状リブと凹状溝とを嵌合し、超音波溶着、振動溶着、スピン溶着などにより形成することもあった。
【0003】
【この発明が解決すべき課題】
前記の構成の如き球技用ボールは、合成樹脂製で堅牢なものではあるが、繰り返しの打撃によってボールに割れが生ずるという欠点を免れなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は前記の課題を解決するために、一体の合成樹脂製の球体の内部に気体が注入された微細な多孔室の空間が形成されている球技用ボール又は合成樹脂製のコアの周囲にコアを被覆する外層が溶融一体化されている球技用ボール、ならびにそれらのボールの製造方法を得たものである。
【0005】
【実施例】
図1はこの発明の第1実施例を示し、球技用ボール1は注入孔17から注入される合成樹脂による一体の球状体の内部に、空気、炭酸ガス、窒素などの気体を注入された微細な多孔室の空間6が形成されている。
【0006】
図2は第2実施例であって、図1に示される内部に多孔室の空間が形成されている球体をコア7とし、その外周を被覆する外層3が設けられる複数層の構造の球技用ボール1が示されている。符号17は図1と同じく材料注入孔である。
【0007】
図3は第3実施例であって、図2に示す複層構造体のコア7に貫通する孔8をあけ、そこへ外層3の樹脂が侵入して溶融一体化されている。
【0008】
図4は第4実施例であって、コア部分は分割された半球体のコア9、9からなり、半球体のコア9、9はリング状結合部10によって結合されている。さらにコア部分は外層樹脂が溶融一体化した外層3によって被覆されている。
【0009】
さらに半球体のコア9は中空部11を有し補強のためのボス12が設けられている。このボスの存在により温度変化による内部圧力の分散を行うことができる。
【0010】
図5は第5実施例を示し、半球状のそれぞれのコア9、9の剥離作用を防止するためにコアの接合面部分においてコア9は外層3中に食い込んで剥離作用防止構造13となっている。
【0011】
さらに図6に示す第6実施例ではこの剥離防止構造14は逆に外層3の部分がコア9の接合面部分に食い込んでいる構成となっている。
【0012】
なお第3実施例ないし第6実施例におけるコアは、第1実施例に示す合成樹脂の球体に空気、炭酸ガス、窒素等の気体を注入して多孔室の空間を形成したものでもよく、また単に合成樹脂製の球状コアでもよい。
【0013】
図7は、図4ないし図6に示される半球状コア9、9の結合方法の説明図であって、一方の半球状のコア9は上型15aに、他方の半球状コア9は下型15bにそれぞれ嵌められている。リング状結合部10(図4参照)に相当する部分は図7において下型にあるコア9の凸部18と上型にあるコア9の凹部19との組合せからなっている。そして凸部18には突条20が、又凹部19にはリング溝21がそれぞれ形成されていて、上下の型15a、15bを近づけることにより、凸部18と凹部19とはスナップフィットによって圧入され半球状コア9、9は結合される。
【0014】
図8は外層3を被覆する方法の説明図であって、半球状コア9、9を結合した球状のコアの周囲に注入孔17から外層樹脂を注入して外層3を溶融一体化して形成し、球技用ボール1を完成する。図7、図8において16は図6における剥離防止構造14を形成するためのコア9の凹所を示している。
【0015】
【発明の効果】
この発明の球技用ボールは前記の如き構成であって、繰り返し打撃によるボールの割れや破損を防止しうる耐久性に優れた球技用ボールを得ることができた。
【0016】
従来の市販のパークゴルフ用ボールと比較した結果、従来品は500回の打撃によりボールに割れが発生したが、この発明のボールは1000回以上の打撃においても割れが生じなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のボールの断面図
【図2】同じく第2実施例の断面図
【図3】第3実施例の断面図
【図4】第4実施例の断面図
【図5】第5実施例の断面図
【図6】第6実施例の断面図
【図7】スナップフィットの説明図
【図8】外層の形成方法の説明図
【図9】従来のボールの断面図
【図10】同じく別な従来のボールの断面図
【符号の説明】
1  球技用ボール
2  コア
3  外層
4  接合面
5  凹凸部
6  多孔室空間
7  コア
8  貫通孔
9  コア(半球体)
10  リング状結合部
11  中空部
12  補強ボス
13  剥離防止構造
14  剥離防止構造
15a 上型
15b 下型
16  凹所
17  樹脂注入孔
18  凸部
19  凹部
20  突条
21  リング溝

Claims (6)

  1. 球技用ボールにおいて、合成樹脂製の球体からなり、内部に空気、炭酸ガス、窒素等の気体が注入されている微細な多孔室の空間が形成されていることを特徴とする球技用ボール。
  2. 合成樹脂製の球体からなり、内部に気体が注入されている微細な多孔室の空間が形成されている球技用ボールの製造方法において、
    溶融した合成樹脂の内部に気体を注入することによって、球技用ボールのコアを形成することを特徴とする球技用ボールの製造方法。
  3. 球技用ボールにおいて、
    合成樹脂製の球体の内部に気体が注入されている微細な多孔室が形成されているコアと、
    該コアを被覆する外層とからなる覆層の構造を有することを特徴とする球技用ボール。
  4. 球技用ボールにおいて、
    ボールは芯材となる合成樹脂製の球状のコアと、該コアを被覆する外層とからなる複層構造を有し、
    芯材のコアは孔を有し、この孔内に侵入した外層樹脂とコアとが溶融一体化されていることを特徴とする球技用ボール。
  5. 球技用ボールにおいて、
    ボールは合成樹脂製の球状コアと該コアを被覆する外層とからなる覆層の構造を有し、
    コアは中心線部で分割され、相対する複数のコア部分に凹凸リング状部が形成され、
    凹凸リング状部はスナップフィットで組み合わされてコアが形成され、
    コアを被覆する外層がコアと溶融一体化によって形成されていることを特徴とする球技用ボール。
  6. 前記のコアは中空部を有し、この中空部に補強用のボスなどが設けられていることを特徴とする請求項5記載の球技用ボール。
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