JP3045578U - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JP3045578U
JP3045578U JP1997006961U JP696197U JP3045578U JP 3045578 U JP3045578 U JP 3045578U JP 1997006961 U JP1997006961 U JP 1997006961U JP 696197 U JP696197 U JP 696197U JP 3045578 U JP3045578 U JP 3045578U
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JP
Japan
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golf ball
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JP1997006961U
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English (en)
Inventor
イエ チェン−フワ
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イエ チェン−フワ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾力性や初速等の他の性能に大きな影響を与
えることなく、プレーヤーの技量やホールの距離に応じ
て簡単にスピン比率を制御できるゴルフボールを提供す
ること。 【解決手段】 ゴルフボール1は、外面球形のコア部1
1、第2層12、第3層13及び表面層14を順次同心
状に積層して成り、コア部11は圧縮されない固体又は
液体を素材とし、第2層12は金属又はカーボンファイ
バーを素材とし、第3層13は合成ゴム又はイオン化樹
脂を素材とし、表面層14はイオン化樹脂、ウレタン及
びバラタの内のいずれか一つを素材とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のゴルフボールとしては、全体をゴム等により一体成形した1層ボールと 、ゴム等よりなるコアの周囲にカバーを被覆した2層ボールと、ゴム等の固体ま たは液体よりなるコアの周囲をゴム糸又は一体のゴムより成る中間層で被覆し、 さらにその周囲を外層で被覆した3層ボールが知られている。 これらのボールの内、3層ボールは、コアが非常に重く中間層の密度が低いの で、1層ボール及び2層ボールに比べて、一定距離を飛ぶ間にスピンする回数( 以下、スピン比率という)が大きい。 また、ボールの表面を柔らかい材質の外層で被覆すると、スピン比率が大きく なる。
【0003】 ところで、ホールの距離によって最適なスピン比率は異なり、例えばロングホ ールではスピン比率が小さくて飛距離がのびやすいボールが望ましく、ショート ホールではスピン比率が小さくて停止しやすいボールが望ましい。 上記従来のボールにおいてスピン比率を変えようとすると、3層ボールでは、 コア部及び中間層を構成するゴムに別の素材を混入して、径方向における密度の 均一度を変更することが考えられ、1層ボール、2層ボール及び3層ボールでは 、外層の材質を変更してその柔らかさを変えることが考えられる。 しかし、ゴム層に別の素材を混入すると、弾力性等の他の性能に影響があり、 外層の柔らかさを変更すると、初速が変わってしまう。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、弾力性や初速等の他の性能に大きな影響を与えることなく、プレー ヤーの技量やホールの距離に応じて簡単にスピン比率を制御できるゴルフボール を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のゴルフボールは、それぞれ外面球形のコア部、第2層、第3層及び表 面層を順次同心状に積層して成り、コア部は圧縮されない固体又は液体を素材と し、第2層は金属又はカーボンファイバーを素材とし、第3層は合成ゴム又はイ オン化樹脂を素材とし、表面層はイオン化樹脂、ウレタン及びバラタの内のいず れか一つを素材とする。 コア部、第2層、第3層及び表面層の寸法及び密度を適宜変更することによっ て、弾力性及び初速に影響する第3層及び表面層の材質や硬さを変えること無く 、スピン比率を調節する。
【0006】 コア部の外径を0.25〜1.15インチ、第2層の外径を0.5〜1.6イ ンチ、第3層の外径を1.0〜1.66インチ、表面層の外径を1.68インチ 以上とすることができる。 また、コア部の密度を0.4〜11.4g/cm3 、第2層の密度を0.2〜20 .0g/cm3 、第3層の密度を0.4〜2.5g/cm3 、表面層の密度を0.7〜2 .5g/cm3 にしても良い。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1に示すように、本考案のゴルフボール1は、それぞれ球形の外面111, 121,131,141を有するコア部11、第2層12、第3層13及び表面 層14を、内側からこの順に、かつ、中心15を共有する同心状に積層して成る 。 コア部11は、外径が0.25〜1.15インチの中実の球形に形成され、圧 縮を加えない密度0.4〜11.4g/cm3 の固体又は液体を素材とする。また、 コア部11の素材が固体の場合は、その硬度を40〜80とする。
【0008】 第2層12は、均一な厚さの中空球形に形成され、金属又はカーボンファイバ ーを素材とする。また、第2層12の密度は0.2〜20.0g/cm3 、外径は0 .5〜1.6インチとする。 コア部11が固体の場合は、その外面111に第2層12を貼着すれば良いが 、コア部11が液体の場合は、第2層12を予め成形しておき、中心部に形成さ れた空洞122にコア部11の素材となる液体を注入する。 また、カーボンファイバーを素材とする第2層12をコア部11の外側に設け るには、高温高圧下において中空の球状体を形成しておき、これを半分に切断し た後、2個の半球を内部にコア部11を包むように突き合わせ、突き合わせた端 面123,124を接着する。
【0009】 第3層13は、密度0.4〜2.5g/cm3 の合成ゴム又はイオン化樹脂を素材 とし、外径1.0〜1.66インチの均一な厚みを有する中空球形に形成される 。 第3層13を形成するには、例えば、溶融したポリブエチレンを第2層12の 周囲に射出し、華氏約400度(205℃)の温度を1分程度保って、第3層1 3の内面132と第2層12の外面121とを一体化させる。
【0010】 表面層14は、イオン化樹脂、ウレタン及びバラタの内のいずれかを素材とす る。また、表面層14の密度は0.7〜2.5g/cm3 、外径は1.68インチ以 上とする。さらに、表面層14の外面141には、多数のデンプル142が形成 される。 イオン化樹脂は、ソジウムと亜鉛基エチレンの混合物であり、ウレタンは硫化 処理を施さない多元エステルであり、バラタはバラタの木の樹脂を固めたもので ある。
【0011】 イオン化樹脂又はウレタンより成る表面層14を形成するには、溶融した樹脂 を第3層13の周囲に射出し、華氏約400度の温度を1分程度保持して第3層 13と一体化させる。 バラタを素材として用いる場合は、第3層13の周囲に射出した後、華氏約2 00度の温度を20分程度保持すれば良い。
【0012】
【考案の効果】
本考案のゴルフボールは、各層の寸法及び密度を適宜変更することにより、ス ピン比率を簡単に調節することができるので、プレーヤーの技量やホールの距離 に最も適したボールを選択することが可能であり、しかも、その際、第3層及び 表面層の材質や硬さを変える必要がないため、弾力性や初速に対して悪影響がで る心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示すゴルフボールの断面図
【符号の説明】
1 ゴルフボール 11 コア部 111 コア部の外面 12 第2層 121 第2層の外面 122 空洞 123,124 端面 13 第3層 131 第3層の外面 132 第3層の内面 14 表面層 141 表面層の外面 142 デンプル 15 中心

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ外面球形のコア部、第2層、第
    3層及び表面層を順次同心状に積層して成り、前記コア
    部は圧縮されない固体又は液体を素材とし、前記第2層
    は金属又はカーボンファイバーを素材とし、前記第3層
    は合成ゴム又はイオン化樹脂を素材とし、前記表面層は
    イオン化樹脂、ウレタン及びバラタの内のいずれか一つ
    を素材としたことを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】 前記コア部の外径が0.25〜1.15
    インチ、前記第2層の外径が0.5〜1.6インチ、前
    記第3層の外径が1.0〜1.66インチ、前記表面層
    の外径が1.68インチ以上である請求項1に記載のゴ
    ルフボール。
  3. 【請求項3】 前記コア部の密度が0.4〜11.4g/
    cm3 、前記第2層の密度が0.2〜20.0g/cm3 、前
    記第3層の密度が0.4〜2.5g/cm3 、前記表面層の
    密度が0.7〜2.5g/cm3 である請求項1又は2に記
    載のゴルフボール。
JP1997006961U 1997-07-24 1997-07-24 ゴルフボール Expired - Lifetime JP3045578U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075812A (ja) * 1993-04-23 1995-01-10 Noboru Nishimura シール片構造

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