JPS6021108Y2 - 硬式野球用ボ−ル - Google Patents
硬式野球用ボ−ルInfo
- Publication number
- JPS6021108Y2 JPS6021108Y2 JP11617881U JP11617881U JPS6021108Y2 JP S6021108 Y2 JPS6021108 Y2 JP S6021108Y2 JP 11617881 U JP11617881 U JP 11617881U JP 11617881 U JP11617881 U JP 11617881U JP S6021108 Y2 JPS6021108 Y2 JP S6021108Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- ball
- hard
- core
- soft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、適度の硬度のを有し、打球したときに快音を
発するとともに、復元力と耐久力に富む硬式野球用ボー
ルに関する。
発するとともに、復元力と耐久力に富む硬式野球用ボー
ルに関する。
従来の硬式野球用ボールは、硬質合成樹脂材よりなる芯
体の周囲に、半硬質包覆体を被覆し、この上に比較的や
わらかい糸等の薄層を巻装し、その周囲を表皮材で被覆
して構成されている。
体の周囲に、半硬質包覆体を被覆し、この上に比較的や
わらかい糸等の薄層を巻装し、その周囲を表皮材で被覆
して構成されている。
しかし、この従来のボールでは、芯体の重量調節が困難
であり、かつ相当強い力で真芯を打たないと、快音を発
しないという欠点があり、この欠点を解消するために、
硬質合成樹脂をコルク片とともに成型し、この上に比較
的やわらかい糸等の薄層を巻装し、その周囲を表皮材で
被覆したボールが提案されている。
であり、かつ相当強い力で真芯を打たないと、快音を発
しないという欠点があり、この欠点を解消するために、
硬質合成樹脂をコルク片とともに成型し、この上に比較
的やわらかい糸等の薄層を巻装し、その周囲を表皮材で
被覆したボールが提案されている。
このボールによれば、コルク片の量を増減させて、重量
を調節することができ、しかも大部分が硬質合成樹脂か
ら戒っているため、ボールを打ったときに快音が生ずる
が、多く含まれる硬質脅威樹脂のため、復元力に欠ける
という欠点がある。
を調節することができ、しかも大部分が硬質合成樹脂か
ら戒っているため、ボールを打ったときに快音が生ずる
が、多く含まれる硬質脅威樹脂のため、復元力に欠ける
という欠点がある。
プロ野球の選手がボールを打った瞬間に、ボールは、そ
の短径が、通常の直径の約半分の長さの楕円球に変形し
、復元力が弱いと、ボールが完全に元の状態に戻らずに
ひずみが残り、そのまま使用を続けると、イレギュラー
バウンドが生じたりして、プレーに支障を来たすことに
なる。
の短径が、通常の直径の約半分の長さの楕円球に変形し
、復元力が弱いと、ボールが完全に元の状態に戻らずに
ひずみが残り、そのまま使用を続けると、イレギュラー
バウンドが生じたりして、プレーに支障を来たすことに
なる。
本考案は、硬質合成樹脂と、コルク等の軽質材料のほか
に、軟質合成樹脂を用いてボールを底型することにより
、重量調節を容易とし、かつ快音を発するようにすると
ともに、復元力に富む硬式野球用ボールを提供しようと
するものであり、以下添付図面に示す実施例に基いて説
明する。
に、軟質合成樹脂を用いてボールを底型することにより
、重量調節を容易とし、かつ快音を発するようにすると
ともに、復元力に富む硬式野球用ボールを提供しようと
するものであり、以下添付図面に示す実施例に基いて説
明する。
第１図は、本考案の第１実施例を示すものである。
１は、球状に底型された芯体で、該芯体１は、粒状の硬
質合成樹脂２と、コルク片等の耐熱性の軽質材料３と、
両物質２，３の間隙に充填され軟質合成樹脂４とから戒
っている。
質合成樹脂２と、コルク片等の耐熱性の軽質材料３と、
両物質２，３の間隙に充填され軟質合成樹脂４とから戒
っている。
５は、芯体１の周囲に被覆された糸等よりなる軟質薄層
で、該薄層５の周囲には、牛皮からなる表皮材６が被覆
されている。
で、該薄層５の周囲には、牛皮からなる表皮材６が被覆
されている。
第２図及び第３図は、芯体１の成型要領を示すものであ
る。
る。
硬質脅威樹脂２と、軽質材料３と、粒状をなす軟質合成
樹脂４′を凝集させ（第２図）、軟質合成樹脂４′のみ
が溶融する温度に加熱し、その温度に所定時間維持する
と、軟質合成樹脂４′が溶は出して流動状となり、泡状
の細孔７を残して、硬質合成樹脂２と軽質材料３との間
に充填される（第３図）。
樹脂４′を凝集させ（第２図）、軟質合成樹脂４′のみ
が溶融する温度に加熱し、その温度に所定時間維持する
と、軟質合成樹脂４′が溶は出して流動状となり、泡状
の細孔７を残して、硬質合成樹脂２と軽質材料３との間
に充填される（第３図）。
その後、高圧をかけると、細孔７内の空気が抜け、上記
芯体１に成型される。
芯体１に成型される。
上述した硬質合成樹脂２等の凝集は、接着剤を用いて行
なうのがよいが、耐熱性容器内に積層するようにしても
よい。
なうのがよいが、耐熱性容器内に積層するようにしても
よい。
また、軽質材料３としてコルク片を用いると、コルクの
有する断熱性により、内部の加熱が阻害されるので、高
周波を照射して、軟質合成樹脂をくまなく溶融させるよ
うにすることが望ましい。
有する断熱性により、内部の加熱が阻害されるので、高
周波を照射して、軟質合成樹脂をくまなく溶融させるよ
うにすることが望ましい。
なお、加熱あるいは高周波照射の際に、硬質脅威樹脂２
を溶融させると、該硬質合成樹脂２が軟質合成樹脂４′
と混合し、硬度が低下するので、加熱温度等を適切に設
定する必要がある。
を溶融させると、該硬質合成樹脂２が軟質合成樹脂４′
と混合し、硬度が低下するので、加熱温度等を適切に設
定する必要がある。
第４図は、本考案の第２実施例を示すものであり、硬質
合成樹脂２と、軽質材料３と、軟質合成樹脂４からなる
芯体１′を２分割して、外面に凹孔８が穿設された球体
１ａ′と該球体ｌａ’の外面と整合する中空部を有する
中空体１ｂ’とし、前記芯体１′の周囲を軟質薄層５と
表皮材６で被覆しである。
合成樹脂２と、軽質材料３と、軟質合成樹脂４からなる
芯体１′を２分割して、外面に凹孔８が穿設された球体
１ａ′と該球体ｌａ’の外面と整合する中空部を有する
中空体１ｂ’とし、前記芯体１′の周囲を軟質薄層５と
表皮材６で被覆しである。
なお、この実施例において、球体１ａ′を、硬質合成樹
脂と軽質材料のみを用い、硬質合成樹脂を溶融させ成型
するようにしてもよい。
脂と軽質材料のみを用い、硬質合成樹脂を溶融させ成型
するようにしてもよい。
本考案は上述の通り構成され、芯体１中の硬質脅威樹脂
２が、芯体１に適度の硬度を付与するとともに、ボール
を打った際に快音が生ずるようにしである。
２が、芯体１に適度の硬度を付与するとともに、ボール
を打った際に快音が生ずるようにしである。
また、軽質材料３の量を増減させることにより、ボール
全体の重量を調節することができ、さらに、硬質脅威樹
脂２や軽質材料３の間に充填された軟質合成樹脂４が、
ボール全体に弾性を付与し、ボールを打った際の復元力
を向上させている。
全体の重量を調節することができ、さらに、硬質脅威樹
脂２や軽質材料３の間に充填された軟質合成樹脂４が、
ボール全体に弾性を付与し、ボールを打った際の復元力
を向上させている。
さらに、はとんどの材料が合成樹脂であるため、長期に
亘って打球しても、軟化することがなく、耐久性が優れ
ている。
亘って打球しても、軟化することがなく、耐久性が優れ
ている。
第２実施例におけるように、凹孔８が穿設された球体１
ａ’を使用すると、このボールを打ったときに、凹孔８
の反響によって、より好ましい快音が生じ、また、重量
調節も容易となる。
ａ’を使用すると、このボールを打ったときに、凹孔８
の反響によって、より好ましい快音が生じ、また、重量
調節も容易となる。
第１図は、本考案に係るボールの一実施例を示す断面図
、第２図は本考案に使用する芯体の製造工程のうち加熱
前の状態を示す縦断面図、第３図は、同じく加熱後の状
態を示す縦断面図、第４図は、本考案の他の実施例を示
す断面図である。 １．１′・・・・・・芯体、ｌａ’・・・・・・球体、
１ｂ’・・・・・・中空体、２・・・・・・硬質合成樹
脂、３・・・・・・軽質材料、４．４′・・・・・・軟
質合成樹脂、５・・・・・・軟質薄層、６・・・・・・
表皮材、７・・・・・・細孔、訃・・・・・凹孔。
、第２図は本考案に使用する芯体の製造工程のうち加熱
前の状態を示す縦断面図、第３図は、同じく加熱後の状
態を示す縦断面図、第４図は、本考案の他の実施例を示
す断面図である。 １．１′・・・・・・芯体、ｌａ’・・・・・・球体、
１ｂ’・・・・・・中空体、２・・・・・・硬質合成樹
脂、３・・・・・・軽質材料、４．４′・・・・・・軟
質合成樹脂、５・・・・・・軟質薄層、６・・・・・・
表皮材、７・・・・・・細孔、訃・・・・・凹孔。
Claims (2)
- （１）硬質合成樹脂と耐熱性の軽質材料との間隙に、軟
質合成樹脂を充填してなる芯体の周囲を被覆したことを
特徴とする硬式野球用ボール。 - （２）芯体を、外面に凹孔が穿設された球体と、該球体
の外面と整合する中空部を有する中空体とに、２分割し
たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第（１）項
に記載の硬式野球用ボール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11617881U JPS6021108Y2 (ja) | 1981-08-06 | 1981-08-06 | 硬式野球用ボ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11617881U JPS6021108Y2 (ja) | 1981-08-06 | 1981-08-06 | 硬式野球用ボ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5822156U JPS5822156U (ja) | 1983-02-10 |
| JPS6021108Y2 true JPS6021108Y2 (ja) | 1985-06-24 |
Family
ID=29910413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11617881U Expired JPS6021108Y2 (ja) | 1981-08-06 | 1981-08-06 | 硬式野球用ボ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021108Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012050667A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Fu-Chuan Huang | 野球ボールのボール芯配合製造工程 |
-
1981
- 1981-08-06 JP JP11617881U patent/JPS6021108Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5822156U (ja) | 1983-02-10 |
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