JP2004032457A - 電話機及びその動作制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】オフフックした直後に極く短時間にて、エコーキャンセル学習を完了させるIP電話機を得る。
【解決手段】IP電話機は、オフフック後(S1)一定時間DTMF/トーン音を鳴動させる(S3)。この時、音声経路切り替えスイッチの制御も行い(S2)、音がハンドセットから外部へ漏れることを防ぐ。エコーキャンセル学習が終了すると(S4がYES)、再度音声切り替えスイッチ制御を行い(S5)、DTMF/トーン音源部と音声経路との接続を切断し、ハンドセットと音声経路との接続を復元させる(S6)。
【選択図】 図
【解決手段】IP電話機は、オフフック後(S1)一定時間DTMF/トーン音を鳴動させる(S3)。この時、音声経路切り替えスイッチの制御も行い(S2)、音がハンドセットから外部へ漏れることを防ぐ。エコーキャンセル学習が終了すると(S4がYES)、再度音声切り替えスイッチ制御を行い(S5)、DTMF/トーン音源部と音声経路との接続を切断し、ハンドセットと音声経路との接続を復元させる(S6)。
【選択図】 図
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電話機及びその動作制御方法に関し、特にエコーキャンセル学習機能を有するIP(Internet Protocol )電話機及びその動作制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク(インタネット、LAN;ローカルエリアネットワーク等)に接続されて使用されるIP電話機が増大している。特開平11−8696号公報には、ネットワーク接続システムにおいて、2線4線式ハイブリッド構成の加入者回線で生じやすい音声信号の回り込み(エコー)を、除去する方法が記載されている。また、特開平7−303069号公報には、移動電話及び固定電話に接続される通信回線に生じるエコーをキャンセルする際、トレーニング信号及びトレーニング信号のエコーを用いて学習する方法が記載されている。
【0003】
すなわち、移動電話及び固定電話に接続される通信回線に生じるエコーを、キャンセルするエコーキャンセラにおいて、エコーキャンセル能力を高める学習を行うエコーキャンセラ学習方法が提案されている。
【0004】
この方法においては、固定電話から発呼された場合は、固定電話に対して送信されるリングバックトーン、及びリングバックトーンのエコーを用いて学習を行う。また、移動電話から発呼された呼が設定された場合は、交換機から固定電話機に対して送信されるトレーニング信号及びトレーニング信号のエコーを用いて学習を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
パーソナルコンピュータ装置やルータ等の通信機器が、接続されたLAN(ローカルエリアネットワーク)伝送路に、IP−PBX(構内電話交換機)とIP電話機とを接続した場合、LAN伝送路のトラフィック状態によって伝送遅延が発生する。この現象は、ネットワークに接続されるIP電話機に発生する特有の現象であって、その影響によってIP電話機は、従来のハンズフリー通話だけでなく、ハンドセットを使用した通話においても、通話音声品質が劣化する問題がある。
【0006】
この通話音声品質の劣化は、まず通話相手へのエコーが顕著に現れることである。また、通話音声に揺らぎが発生することである。さらに、通話音声レベルの調整に失敗し、通話開始時における通話音声レベルが安定しなくなることである。さらにはまた、特開平7−303069号公報記載の技術においては、エコーキャンセルを学習する際に、リングバックトーンやトレーニング信号等、交換機を介した音源を使用している問題がある。
【0007】
本発明の目的は、IP電話機の内部音源を使用し、発呼、着呼の両方の場合において、IP電話機のハンドセットをオフフックした直後に極く短時間にて、エコーキャンセル学習を完了させる電話機及びその動作制御方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、通信回線にて発生するエコーをキャンセルするエコーキャンセル手段を有する電話機であって、呼発生時に内部のトーン信号を基に前記エコーキャンセルのための学習制御を行う手段を含むことを特徴とする電話機が得られる。
【0009】
また、本発明によれば、通信回線にて発生するエコーをキャンセルするエコーキャンセル手段を有する電話機の動作制御方法であって、呼発生時に内部のトーン信号を基に前記エコーキャンセルのための学習制御を行うステップを含むことを特徴とする動作制御方法が得られる。
【0010】
本発明の作用を述べる。ハンドセットによる通話状態が検出されると、電話機の内部音源であるDTMF(Dual Tone Multi−Frequency 、プッシュホンダイアルに使用される音)/トーン音源部を使用して、一定時間DTMF/トーン音を鳴動させる。この時、DTMF/トーン音がハンドセットへ漏洩することを防止するためのスイッチを断とする。エコーキャンセラは、DTMF/トーン音によりエコーキャンセル学習を行い、最適な通話が可能となるエコーキャンセラを設定する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明によるネットワーク電話機を含むシステムの実施例の構成を示すブロック図であり、図2,3と同等部分は同一符号にて示している。図1において、本発明によるネットワーク(IP)電話機1〜nは、ネットワーク(LAN伝送路)30を介して、IP−PBX(構内電話交換機)10、パーソナルコンピュータ(パソコン装置)31、情報の経路設定を行うルータ32等と接続されている。
【0012】
また、IP−PBX10は、IP電話機1〜nを制御する制御部11、LAN伝送路30との通信を行うLANインタフェース部12にて構成される。さらに、本発明によるIP電話機1〜nはそれぞれ、IP−PBX10の指示によりIP電話機1〜nを制御する制御部23、制御部23の制御プログラムや制御データ等を格納するメモリー26、ボタン等の制御を行う操作部24を含む。
【0013】
また、LCD(液晶表示器)やLED(発光ダイオード)等の表示制御を行う表示部25、音声等の制御を行う音声制御部22、LAN伝送路30との通信を行うLANインタフェース部21を含んで構成される。
【0014】
図2に、本発明によるIP電話機1〜nの音声制御部22の構成を示す。図2において、音声制御部22は、IP電話機1〜nの内部音源であるDTMF/トーン(プッシュホンダイアルトーン)音源部40、音声経路を切り替えるスイッチSW1,SW2、エコーをキャンセルするエコーキャンセラ41を含む。また、DTMF/トーン音源部40、ディジタル/アナログ変換を行うD/A(変換器)44、アナログ/ディジタル変換を行うA/D(変換器)43、ハンドセット42、加算器45を含んで構成される。
【0015】
本発明の実施例の動作を図3に示すフローチャートにより説明する。図3において、本発明によるIP電話機1〜nの制御部23は、IP−PBX10の指示により、ハンドセット通話開始(オフフック;呼発生)を通知されると(ステップS1)、エコーキャンセラ41を介してエコーキャンセル学習を開始する。まず、制御部23は、エコーキャンセル学習に使用するDTMF/トーン音源部40とハンドセット受話音声経路aとを接続するために、スイッチSW1を短絡する。また、それと同時に、エコーキャンセル学習中に発生する音がハンドセット42から漏れることのないように、スイッチSW2を解放する(ステップS2)。
【0016】
次に、制御部23は、DTMF/トーン音源部40を使用して、DTMF/トーンを200msec間鳴動させる(ステップS3)。エコーキャンセラ41は、このDTMF/トーンを用いてエコーキャンセル学習を行い、最適な通話が可能となるエコーキャンセリングを設定する。なお、このエコーキャンセルの学習方法については、周知の方法を使用可能であり、ここでは述べない。
【0017】
エコーキャンセル学習が終了すると(ステップS4がYES)、制御部23は、スイッチSW1を解放し、DTMF/トーン音源部40とハンドセット受話音声経路47の接続を断つと同時に、スイッチSW2を短絡し、ハンドセット42とハンドセット受話音声経路aとの接続を復元する(ステップS5)。エコーキャンセル学習が終了しない場合は(ステップS4がNO)、ステップS3に戻る。ハンドセット42とハンドセット受話音声経路aとの接続が復元した場合は、ハンドセット42による通話が開始される(ステップS6)。
【0018】
以上のIP電話機1〜nのエコーキャンセル学習開始から、スイッチSW1,SW2制御による音声経路復元までの一連の動作は、IP−PBX10よりハンドセット通話開始を指示された直後、極く短時間にて終了する。すなわち、IP電話機1〜nのハンドセット42をオフフック(あるいは呼の到着)した直後、極く短時間にてエコーキャンセル学習は終了するため、IP電話機1〜nのユーザは、通話相手へ通話開始時からエコーの少ない安定した送話を提供することができる。
【0019】
なお、上記実施例においては、IP電話機について述べているが、これに限定されることなく、エコーキャンセル機能を有する電話機であれば、同様に適用可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、IP電話機のハンドセット通話において、通話相手に発生するエコーを軽減させることができるという効果がある。すなわち、通話を開始する前にエコーキャンセル学習を行うことによって、エコーを効果的にキャンセルすることができるためである。
【0021】
また、本発明によれば、IP電話機のハンドセット通話において、通話開始時から安定した最適な通話を提供することができるという効果がある。すなわち、エコーキャンセル学習にIP電話機の内部音源を使用することによって、オフフック直後に短時間にてエコーキャンセル学習を行うことができ、ハンドセットによる通話を開始する前に、エコーキャンセル学習を終えるためである。
【0022】
さらに、IP電話機のハンドセット通話時におけるエコーキャンセル学習において、学習中に発生する音の外部への漏れを防ぐことができるという効果がある。すなわち、エコーキャンセル学習を行う際に、スイッチ制御を行うことによって音声経路を切り替えることができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明によるネットワーク電話機の音声制御部のブロック図である。
【図3】本発明の実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
1〜n IP電話機
10 IP−PBX
11,23 制御部
12,21 LANインタフェース部
22 音声制御部
24 操作部
25 表示部
26 メモリー
30 LAN伝送路
31 パソコン装置
32 ルータ
【発明の属する技術分野】
本発明は電話機及びその動作制御方法に関し、特にエコーキャンセル学習機能を有するIP(Internet Protocol )電話機及びその動作制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク(インタネット、LAN;ローカルエリアネットワーク等)に接続されて使用されるIP電話機が増大している。特開平11−8696号公報には、ネットワーク接続システムにおいて、2線4線式ハイブリッド構成の加入者回線で生じやすい音声信号の回り込み(エコー)を、除去する方法が記載されている。また、特開平7−303069号公報には、移動電話及び固定電話に接続される通信回線に生じるエコーをキャンセルする際、トレーニング信号及びトレーニング信号のエコーを用いて学習する方法が記載されている。
【0003】
すなわち、移動電話及び固定電話に接続される通信回線に生じるエコーを、キャンセルするエコーキャンセラにおいて、エコーキャンセル能力を高める学習を行うエコーキャンセラ学習方法が提案されている。
【0004】
この方法においては、固定電話から発呼された場合は、固定電話に対して送信されるリングバックトーン、及びリングバックトーンのエコーを用いて学習を行う。また、移動電話から発呼された呼が設定された場合は、交換機から固定電話機に対して送信されるトレーニング信号及びトレーニング信号のエコーを用いて学習を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
パーソナルコンピュータ装置やルータ等の通信機器が、接続されたLAN(ローカルエリアネットワーク)伝送路に、IP−PBX(構内電話交換機)とIP電話機とを接続した場合、LAN伝送路のトラフィック状態によって伝送遅延が発生する。この現象は、ネットワークに接続されるIP電話機に発生する特有の現象であって、その影響によってIP電話機は、従来のハンズフリー通話だけでなく、ハンドセットを使用した通話においても、通話音声品質が劣化する問題がある。
【0006】
この通話音声品質の劣化は、まず通話相手へのエコーが顕著に現れることである。また、通話音声に揺らぎが発生することである。さらに、通話音声レベルの調整に失敗し、通話開始時における通話音声レベルが安定しなくなることである。さらにはまた、特開平7−303069号公報記載の技術においては、エコーキャンセルを学習する際に、リングバックトーンやトレーニング信号等、交換機を介した音源を使用している問題がある。
【0007】
本発明の目的は、IP電話機の内部音源を使用し、発呼、着呼の両方の場合において、IP電話機のハンドセットをオフフックした直後に極く短時間にて、エコーキャンセル学習を完了させる電話機及びその動作制御方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、通信回線にて発生するエコーをキャンセルするエコーキャンセル手段を有する電話機であって、呼発生時に内部のトーン信号を基に前記エコーキャンセルのための学習制御を行う手段を含むことを特徴とする電話機が得られる。
【0009】
また、本発明によれば、通信回線にて発生するエコーをキャンセルするエコーキャンセル手段を有する電話機の動作制御方法であって、呼発生時に内部のトーン信号を基に前記エコーキャンセルのための学習制御を行うステップを含むことを特徴とする動作制御方法が得られる。
【0010】
本発明の作用を述べる。ハンドセットによる通話状態が検出されると、電話機の内部音源であるDTMF(Dual Tone Multi−Frequency 、プッシュホンダイアルに使用される音)/トーン音源部を使用して、一定時間DTMF/トーン音を鳴動させる。この時、DTMF/トーン音がハンドセットへ漏洩することを防止するためのスイッチを断とする。エコーキャンセラは、DTMF/トーン音によりエコーキャンセル学習を行い、最適な通話が可能となるエコーキャンセラを設定する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明によるネットワーク電話機を含むシステムの実施例の構成を示すブロック図であり、図2,3と同等部分は同一符号にて示している。図1において、本発明によるネットワーク(IP)電話機1〜nは、ネットワーク(LAN伝送路)30を介して、IP−PBX(構内電話交換機)10、パーソナルコンピュータ(パソコン装置)31、情報の経路設定を行うルータ32等と接続されている。
【0012】
また、IP−PBX10は、IP電話機1〜nを制御する制御部11、LAN伝送路30との通信を行うLANインタフェース部12にて構成される。さらに、本発明によるIP電話機1〜nはそれぞれ、IP−PBX10の指示によりIP電話機1〜nを制御する制御部23、制御部23の制御プログラムや制御データ等を格納するメモリー26、ボタン等の制御を行う操作部24を含む。
【0013】
また、LCD(液晶表示器)やLED(発光ダイオード)等の表示制御を行う表示部25、音声等の制御を行う音声制御部22、LAN伝送路30との通信を行うLANインタフェース部21を含んで構成される。
【0014】
図2に、本発明によるIP電話機1〜nの音声制御部22の構成を示す。図2において、音声制御部22は、IP電話機1〜nの内部音源であるDTMF/トーン(プッシュホンダイアルトーン)音源部40、音声経路を切り替えるスイッチSW1,SW2、エコーをキャンセルするエコーキャンセラ41を含む。また、DTMF/トーン音源部40、ディジタル/アナログ変換を行うD/A(変換器)44、アナログ/ディジタル変換を行うA/D(変換器)43、ハンドセット42、加算器45を含んで構成される。
【0015】
本発明の実施例の動作を図3に示すフローチャートにより説明する。図3において、本発明によるIP電話機1〜nの制御部23は、IP−PBX10の指示により、ハンドセット通話開始(オフフック;呼発生)を通知されると(ステップS1)、エコーキャンセラ41を介してエコーキャンセル学習を開始する。まず、制御部23は、エコーキャンセル学習に使用するDTMF/トーン音源部40とハンドセット受話音声経路aとを接続するために、スイッチSW1を短絡する。また、それと同時に、エコーキャンセル学習中に発生する音がハンドセット42から漏れることのないように、スイッチSW2を解放する(ステップS2)。
【0016】
次に、制御部23は、DTMF/トーン音源部40を使用して、DTMF/トーンを200msec間鳴動させる(ステップS3)。エコーキャンセラ41は、このDTMF/トーンを用いてエコーキャンセル学習を行い、最適な通話が可能となるエコーキャンセリングを設定する。なお、このエコーキャンセルの学習方法については、周知の方法を使用可能であり、ここでは述べない。
【0017】
エコーキャンセル学習が終了すると(ステップS4がYES)、制御部23は、スイッチSW1を解放し、DTMF/トーン音源部40とハンドセット受話音声経路47の接続を断つと同時に、スイッチSW2を短絡し、ハンドセット42とハンドセット受話音声経路aとの接続を復元する(ステップS5)。エコーキャンセル学習が終了しない場合は(ステップS4がNO)、ステップS3に戻る。ハンドセット42とハンドセット受話音声経路aとの接続が復元した場合は、ハンドセット42による通話が開始される(ステップS6)。
【0018】
以上のIP電話機1〜nのエコーキャンセル学習開始から、スイッチSW1,SW2制御による音声経路復元までの一連の動作は、IP−PBX10よりハンドセット通話開始を指示された直後、極く短時間にて終了する。すなわち、IP電話機1〜nのハンドセット42をオフフック(あるいは呼の到着)した直後、極く短時間にてエコーキャンセル学習は終了するため、IP電話機1〜nのユーザは、通話相手へ通話開始時からエコーの少ない安定した送話を提供することができる。
【0019】
なお、上記実施例においては、IP電話機について述べているが、これに限定されることなく、エコーキャンセル機能を有する電話機であれば、同様に適用可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、IP電話機のハンドセット通話において、通話相手に発生するエコーを軽減させることができるという効果がある。すなわち、通話を開始する前にエコーキャンセル学習を行うことによって、エコーを効果的にキャンセルすることができるためである。
【0021】
また、本発明によれば、IP電話機のハンドセット通話において、通話開始時から安定した最適な通話を提供することができるという効果がある。すなわち、エコーキャンセル学習にIP電話機の内部音源を使用することによって、オフフック直後に短時間にてエコーキャンセル学習を行うことができ、ハンドセットによる通話を開始する前に、エコーキャンセル学習を終えるためである。
【0022】
さらに、IP電話機のハンドセット通話時におけるエコーキャンセル学習において、学習中に発生する音の外部への漏れを防ぐことができるという効果がある。すなわち、エコーキャンセル学習を行う際に、スイッチ制御を行うことによって音声経路を切り替えることができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明によるネットワーク電話機の音声制御部のブロック図である。
【図3】本発明の実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
1〜n IP電話機
10 IP−PBX
11,23 制御部
12,21 LANインタフェース部
22 音声制御部
24 操作部
25 表示部
26 メモリー
30 LAN伝送路
31 パソコン装置
32 ルータ
Claims (6)
- 通信回線にて発生するエコーをキャンセルするエコーキャンセル手段を有する電話機であって、呼発生時に内部のトーン信号を基に前記エコーキャンセルのための学習制御を行う手段を含むことを特徴とする電話機。
- 前記トーン信号が、プッシュホンのダイアルトーンであることを特徴とする請求項1記載の電話機。
- 前記エコーキャンセルのための学習の期間、ハンドセットへの前記トーン信号の漏洩を断とする手段を、更に含むことを特徴とする請求項1あるいは2記載の電話機。
- 通信回線にて発生するエコーをキャンセルするエコーキャンセル手段を有する電話機の動作制御方法であって、呼発生時に内部のトーン信号を基に前記エコーキャンセルのための学習制御を行うステップを含むことを特徴とする動作制御方法。
- 前記トーン信号として、プッシュホンのダイアルトーンを使用するようにしたことを特徴とする請求項4記載の動作制御方法。
- 前記エコーキャンセルのための学習の期間、ハンドセットへの前記トーン信号の漏洩を断とするステップを、更に含むことを特徴とする請求項4あるいは5記載の動作制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002187027A JP2004032457A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 電話機及びその動作制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002187027A JP2004032457A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 電話機及びその動作制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004032457A true JP2004032457A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31182183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002187027A Pending JP2004032457A (ja) | 2002-06-27 | 2002-06-27 | 電話機及びその動作制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004032457A (ja) |
-
2002
- 2002-06-27 JP JP2002187027A patent/JP2004032457A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071002 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080212 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |