JP2004029155A - 光ケーブルコネクタ及び光ケーブルコネクタの組立方法 - Google Patents

光ケーブルコネクタ及び光ケーブルコネクタの組立方法 Download PDF

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若谷 昌弘
Koji Bando
板東 浩二
Kin Son
孫 鈞
Eiji Araki
荒木 栄次
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Abstract

【課題】光ケーブルとの接続を簡易且つ確実に行え、さらに低コスト化を実現した光ケーブルコネクタ及び光ケーブルコネクタの組立方法を提供する。
【解決手段】光ケーブル2aの心線4a、心線4aを被覆する被覆部材3a、及び心線4aを保持するフェルール5aを収容するための溝部を備え、被覆部材3a、心線4a、及びフェルール5aを挟持可能に構成されるコネクタ本体6a1及び6a2とを設ける
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ケーブルと他の光部品との間で光信号を送受させるにあたって、光ケーブルを保持する光ケーブルコネクタ及びこの光ケーブルコネクタの組立方法に関する。なお、ここでいう光部品とは、光ケーブルコネクタ、光減衰器といった光通信に用いられる機器の全てを指す。
【0002】
【従来の技術】
従来の光ケーブルコネクタとしては、簡易組立型SCコネクタやMT−RJコネクタ等の内部にメカニカルスプライス機構を設けた物等が挙げられ、この一例を図6に示す。
【0003】
図6においては、光ケーブル101の心線103aを保護するための被覆部材102及びケブラ部材を除去することにより心線103aを露出させ、この心線103aを光ケーブルコネクタ100に接続する構成を示している。
【0004】
このように心線103aを光ケーブルコネクタ100に接続するにあたっては、光ケーブルコネクタ100と心線103aとの接続作業のやり直し、光ケーブルコネクタ100や他の光部品のレイアウト変更の可能性等から心線の余長部103bが必要となる。
【0005】
また、図7(a)に示すように、光ケーブル101を被覆部102材及びケブラ部材を除去せずに直に光ケーブルコネクタ100に接続する場合もある。
【0006】
上記のように光ケーブル101全体又は心線103aを光ケーブルコネクタ100に接続する場合は、かしめ(caulking)金具が用いられ、かしめられた部分はフード部材104により保護されている。
【0007】
図7(b)は、図7(a)のA−A切断面に沿った光ケーブルコネクタ100の断面図であり、光ケーブル101全体をかしめた場合を示している。
フード部材104の内側に存在するかしめ金具106は光ケーブルコネクタ100と接合されており、被覆部材102とケブラ部材105をかしめることにより、この光ケーブル101と光ケーブルコネクタ100を接合する。
また、光ケーブルコネクタ100には心線103aの先端部を保持するフェルール(図示せず)が存在する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような光ケーブルコネクタ100には以下の解決すべき課題が存在する。
まず、心線余長部103bを設けた場合、これを保護するための保護部材を別に容易する必要がある。
【0009】
また、かしめ金具106を用いて光ケーブル101全体又は心線103aを光ケーブルコネクタ100に接続するにあたっては、かしめ金具106をかしめるための専用工具を必要とする。
【0010】
また、専用工具からかしめ金具106へ加えられる力が強すぎると、心線103aを破損させてしまう場合もあり、逆に力が弱すぎると接続が完全に行われず、光ケーブル101全体又は心線103aが光ケーブルコネクタ100から外れてしまう場合もある。
【0011】
さらに、心線103aが断線し、光ケーブル101を交換する必要が生じた場合、かしめ金具を除去し、再度煩雑さを伴うかしめ作業を行う必要がある。
【0012】
また、かしめ金具106は一旦除去してしまうと再利用できない場合もあり、これに加えて、かしめ金具106が光ケーブルコネクタ100から取り外せない場合は、ケーブルコネクタ100自身も新たなものに交換する必要がある。
【0013】
以上の点から、当業者は、コスト、作業時間(工数)等の面で負担を強いられており、光ケーブル通信網の普及の妨げとなっていた。
したがって、本発明は、光ケーブルとの接続を簡易且つ確実に行え、さらに低コスト化を実現した光ケーブルコネクタ及び光ケーブルコネクタの組立方法を提供することをその目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、光ケーブルと他の光部品との間で光信号を送受させるにあたって該光ケーブルを保持する光ケーブルコネクタであって、前記光ケーブルの心線、該心線を被覆する被覆部材、及び該心線を保持するフェルールを収容するための溝部を備え、該心線、該被覆部材、及び該フェルールを挟持可能に構成されるコネクタ本体を有することを要旨とする。
【0015】
請求項1に記載の本発明にあっては、光ケーブルの心線、心線を被覆する被覆及び心線を保持するフェルールを収容するための溝部を備えたコネクタ本体により心線、被覆部材、及びフェルールを挟持することにより、かしめ金具を用いずに光ケーブルをコネクタ本体に簡易且つ確実に接続することができ、また、コネクタ本体の再利用も可能となる。さらに、被覆部材を有する光ケーブルの長さに余裕をもたせることにより心線の余長部を確保するため、心線を保護するための部材を別に設ける必要がない。なお、ここでいう光部品とは、光ケーブルコネクタ、光減衰器といった光通信に用いられる機器の全てを指す。
【0016】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、前記溝部は、該被覆部材と係合する凹凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の光ケーブルコネクタ。
【0017】
請求項2に記載の本発明にあっては、溝部の凹凸部が被覆部材と係合することにより、光ケーブルをコネクタ本体に確実に接続することができ、光ケーブルがコネクタ本体から外れることを防止できる。
【0018】
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記コネクタ本体と前記他の光部品との間に介在し、該コネクタ本体と該他の光部品とを接続する接続アダプタを有することを要旨とする。
【0019】
請求項4に記載の本発明は、光ケーブルと他の光部品との間で光信号を送受させるにあたって該光ケーブルを保持する光ケーブルコネクタの組立方法であって、前記光ケーブルの心線、該心線を被覆する被覆部材、及び該心線を保持するフェルールを収容するための溝部を有し、該心線、該被覆部材、及び該フェルールを挟持可能に構成されたコネクタ本体を用意し、該コネクタ本体により該被覆部材、該心線、及び該フェルールを挟持することを要旨とする。
【0020】
請求項4に記載の本発明にあっては、光ケーブルの心線、心線を被覆する被覆及び心線を保持するフェルールを収容するための溝部を備えたコネクタ本体により心線、被覆部材、及びフェルールを挟持することにより、かしめ金具を用いずに光ケーブルをコネクタ本体に簡易且つ確実に接続することができ、また、コネクタ本体の再利用も可能となる。さらに、被覆部材を有する光ケーブルの長さに余裕をもたせることにより心線の余長部を確保するため、心線を保護するための部材を別に設ける必要がない。なお、ここでいう光部品とは、光ケーブルコネクタ、光減衰器といった光通信に用いられる機器の全てを指す。
【0021】
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の発明において、前記溝部は、該被覆部材と係合する凹凸部を有し、前記コネクタ本体により前記心線、前記被覆部材、及び前記フェルールを挟持する際、該凹凸部と該被覆部材とが係合することを要旨とする。
【0022】
請求項5に記載の本発明にあっては、溝部の凹凸部が被覆部材と係合することにより、光ケーブルをコネクタ本体に確実に接続することができ、光ケーブルがコネクタ本体から外れることを防止できる。
【0023】
請求項6に記載の本発明は、請求項4又は5に記載の発明において、前記コネクタ本体と前記他の光部品との間に介在し、該コネクタ本体と該他の光部品とを接続するための接続アダプタを用いることにより該コネクタ本体と該他の機能部品とを接続することを要旨とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の光ケーブルコネクタ及び光ケーブルコネクタの組立方法についての説明を行う。
なお、以下の実施の形態は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施の形態を採用することが可能であるが、これらの実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一要素のものは同一符号を付与し、これに関する反復説明は省略する。
【0025】
図1は、本発明の一実施の形態にかかる光ケーブルコネクタ1a及び1bの構成を示す斜視図であり、以降の説明は両者を接続する場合を例にして行う。なお、光ケーブルコネクタ1aと1bに差異はなく、以降の説明は、光ケーブルコネクタ1aを例にして行う。
【0026】
光ケーブルコネクタ1aは、光ケーブル2aと他の光部品(本実施の形態においては光ケーブルコネクタ1b)との間で光信号を送受させるにあたって光ケーブル2aを保持するものであり、コネクタ本体6a1及び6a2とを有する。
【0027】
フェルール5aは、中空部分を有するプラスチック製の円筒状部材であり、インドア光ケーブル2a(以下、光ケーブル2aとする)の心線4aの先端部を保持する。心線4aの先端部を保持するにあたっては、中空部分に心線4aを挿入し、この中空部分に接着剤を注入し、これによりフェルール5aと心線4aとが固定される。なお、フェルール5aと心線4aとを融着する構成としても良い。なお、このフェルール5aの詳細については後述する。
【0028】
次に、コネクタ本体6a1及び6a2についての説明を行うが、両者は同じ部材であり、以降の説明はコネクタ本体6a2を例として行う。
コネクタ本体6a2は、プラスチック製の方形部材であり、フェルール5aを収容する溝部7a、被覆部材3aが除去されることにより露出した心線4aを収容する溝部8a、被覆部材3a及びこれに保護された露出していない心線(以下、被覆部材3aとする)を収容する方形状の溝部9aを有し、同様の溝部を備えるコネクタ本体6a1とでフェルール5a、心線4a、及び被覆部材3aを挟持する。この際、コネクタ本体6a1の両側面に設けられたアタッチメント部10aとコネクタ本体6a2の両側面に設けられたアタッチメント溝部とが係合することにより両者が固定される。この状態を図3に示す。なお、コネクタ本体6a1及び6a2を接着あるいは融着させる構成とすることもできる。また、溝部8aには、溝部9aの位置関係に誤差が生じた場合に、フェルール5aを溝部7aに確実に収納するためにその幅に余裕をもたせてある。
【0029】
上記のように、コネクタ本体6a1及び6a2でフェルール5a、心線4a、及び被覆部材3aを挟持することにより、かしめ金具を用いずに光ケーブル2aをコネクタ本体6a1及び6a2に簡易且つ確実に接続することができ、また、コネクタ本体6a1及び6a2の再利用も可能となる。さらに、心線の余長部を光ケーブル2a全体の長さに余裕をもたせることにより確保するため、心線を保護するための部材を別に設ける必要がない。
【0030】
また、溝部9a及びコネクタ本体6a1が有する溝部9aと同様の溝部には凹凸部が設けられており、コネクタ本体6a1及び6a2により被覆部材3aが挟持される際、これらの凹凸部が被覆部材3aと係合し、密着する。これにより、光ケーブル2aをコネクタ本体6a1及び6a2に確実に接続することができ、光ケーブル2aがコネクタ本体6a1及び6a2から外れることを防止できる。
【0031】
図2は、図1のフェルール5aの斜視図である。
フェルール5aには、その外周面に折り曲げ動作、ねじり動作等による加圧により長手方向に第1の部分5a1と第2の部分5a2とに分割可能とするための切込部5cが設けられており、図3に示すとおり、第1の部分がコネクタ本体6a1及び6a2により挟持される。
また、フェルール5aはコネクタ本体に挟持させた際に第2の部分がコネクタ本体から突出するように全長を図1の溝部7aより長くしてある。
【0032】
上記の点により、フェルール5aをコネクタ本体6a1及び6a2に挟持させる際のフェルール5aの取り扱いを容易にし、図4に示すように、コネクタ本体6a1及び6a2を他の光部品(本図においては光ケーブルコネクタ1b)と接続させるにあたって第2の部分を除去する際には、外周面に設けられた切込部5cにより簡易且つ正確にフェルール5aを分割でき、分割時に生ずる心線の損傷も防止できる。
【0033】
フェルール5aの第2の部分5a2が除去された光ケーブルコネクタ1aとフェルール5bの第2の部分5b2が除去された光ケーブルコネクタ1bは、図5に示すとおり、両者の間に介在する接続アダプタ12により接続され、光信号の送受が行われる。
【0034】
次に本発明の一実施の形態にかかる光ケーブルコネクタの組立方法についての説明を行う。
まず、図1及び図2に示したフェルール5a及び5b、コネクタ本体6a1、6a2、6b1、及び6b2が用意される。なお、フェルール5aの切込部5cは、切削の他、製造用の鋳型に予め突起部を設けておき、これにより形成される構成としても良い。
【0035】
次に、図1のフェルール5aに心線4aの先端部が固定され、このフェルール5a、心線4a、及び被覆部材3aの其々がコネクタ本体6a2の溝部7a、8a、及び9aに収容される。
【0036】
次に、コネクタ本体6a2の上にコネクタ本体6a1を配置し、アタッチメント部10aとアタッチメント溝部10bとが係合することにより、図2に示すとおり、フェルール5a、心線4a、及び被覆部材3aがコネクタ本体6a1及び6a2により挟持される。
【0037】
これにより、かしめ金具を用いずに光ケーブル2aをコネクタ本体6a1及び6a2に簡易且つ確実に接続することができ、また、コネクタ本体6a1及び6a2の再利用も可能となる。さらに、心線の余長部を光ケーブル2a全体の長さに余裕をもたせることにより確保するため、心線を保護するための部材を別に設ける必要がない。なお、フェルール5a、心線4a、及び被覆部材3aをコネクタ本体6a1及び6a2で挟持するにあたっては、両者を接着あるいは融着させることもできる。
【0038】
また、フェルール5a、心線4a、及び被覆部材3aがコネクタ本体6a1及び6a2により挟持されることにより、凹凸部9a及びコネクタ本体6a1が有する同様の凹凸部が被覆部材3aと係合し、密着する。
【0039】
これにより、光ケーブル2aをコネクタ本体6a1及び6a2に確実に接続することができ、光ケーブル2aがコネクタ本体6a1及び6a2から外れることを防止できる。
また、光ケーブルコネクタ2aも上記の場合と同様の手順により組み立てられる。
【0040】
次に、図4に示すとおり、前述のフェルール5aの第2の部分5a2が他の光部品(本図においては光ケーブルコネクタ1b)と接続する際に除去される。  このように、前術のフェルール5aを用いることにより、フェルール5aをコネクタ本体6a1及び6a2に挟持させる際のフェルール5a自体の取り扱いを容易にし、コネクタ本体6a1及び6a2を他の光部品と接続させるにあたって第2の部分を除去する際には、外周面に設けられた切込部5cにより簡易且つ正確にフェルール5aを分割でき、分割時に生ずる心線の損傷も防止できる。
【0041】
また、前記の場合と同様に光ケーブルコネクタ2bの第2の部分5b2も除去される。
【0042】
次に、フェルール5aの第2の部分5a2が除去された光ケーブルコネクタ1aとフェルール5bの第2の部分5b2が除去された光ケーブルコネクタ1bは、図5に示すとおり、両者の間に介在する接続アダプタ12により接続され、光信号の送受が行われる。
【0043】
なお、上記の実施の形態においては、光ケーブル3a及び3bが方形状の断面を有し、また、インドア光ケーブルである場合を示したが、これに限定されず、屋外設置型の光ケーブルや光ケーブルコードであっても良いし、断面形状が円形であっても良い。さらに、シングルモード型やマルチモード型といった光ケーブルの種別にも限定されない。この場合は、溝部の形状が光ケーブルの形状、寸法等に合わせて調整され、その断面形状は、半円形状や方形状に限定されず、V字型等であっても良い。
【0044】
また、上記の実施の形態においては、光ケーブル3a及び3bが単心ケーブルである場合を示したが、これに限定されず、複数の心線を有する光ケーブルであっても良い。この場合は、溝部の数等が心線の数に合わせて調整される。
【0045】
また、上記の実施の形態においては、フェルールは、中空部分を有するプラスチック製の円筒状部材である場合を示したが、これに限定されず、コネクタ本体の溝部の形状を調整することにより、あらゆる形状のフェルールを用いることができる。
【0046】
さらに、上記の実施の形態においては、フェルールは、切込部を有し、第1の部分と第2の部分とに分割可能であり、コネクタ本体と他の光部品とを接続する際に第2の部分が除去される場合を示したが、これに限定されず、本発明の光ケーブルコネクタは、分割の必要の無いあらゆる種類のフェルールを挟持可能である。
【0047】
また、上記の実施の形態においては、光ケーブルコネクタ1aと光信号の送受を行う他の光部品が光ケーブルコネクタ1bである場合を示したが、これに限定されず、光減衰器等の光機能部品であっても良いし、接続アダプタを介さずに他の光部品と接続することもできる。
【0048】
また、本発明の実施の形態においては、コネクタ本体の溝部は光ケーブルの被覆部材、被覆部材が除去されることにより露出した心線、及び心線の先端部を保持するフェルールを収納する場合を示したが、これに限定されず、露出した心線の全部分をフェルールで保持し、コネクタ本体には被覆部材及びフェルールのみを収納する溝部を設けても良い。
【0049】
また、本発明の実施の形態においては、コネクタ本体とフェルールとが其々独立した部材である場合を示したが、これに限定されず、両者が一体的に成型された構成とすることもできる。
【0050】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明の光ケーブルコネクタは、光ケーブルの心線、心線を被覆する被覆及び心線を保持するフェルールを収容するための溝部を備えたコネクタ本体により心線、被覆部材、及びフェルールを挟持するため、かしめ金具を用いずに光ケーブルをコネクタ本体に簡易且つ確実に接続することができ、また、コネクタ本体の再利用も可能となる。さらに、被覆部材を有する光ケーブルの長さに余裕をもたせることにより心線の余長部を確保するため、心線を保護するための部材を別に設ける必要がない。
【0051】
また、溝部の凹凸部が被覆部材と係合することにより、光ケーブルをコネクタ本体に確実に接続することができ、光ケーブルがコネクタ本体から外れることを防止できる。
【0052】
また、本発明の光ケーブルコネクタの組立方法は、光ケーブルの心線、心線を被覆する被覆及び心線を保持するフェルールを収容するための溝部を備えたコネクタ本体により心線、被覆部材、及びフェルールを挟持するため、かしめ金具を用いずに光ケーブルをコネクタ本体に簡易且つ確実に接続することができ、また、コネクタ本体の再利用も可能となる。さらに、被覆部材を有する光ケーブルの長さに余裕をもたせることにより心線の余長部を確保するため、心線を保護するための部材を別に設ける必要がない。なお、ここでいう光部品とは、光ケーブルコネクタ、光減衰器といった光通信に用いられる機器の全てを指す。
【0053】
また、溝部の凹凸部が被覆部材と係合することにより、光ケーブルをコネクタ本体に確実に接続することができ、光ケーブルがコネクタ本体から外れることを防止できる。
【0054】
このように本発明によれば、光ケーブルとの接続を簡易且つ確実に行え、さらに低コスト化を実現した光ケーブルコネクタ及び光ケーブルコネクタの組立方法を提供することが可能となる他、光ケーブル用コネクタを容易に作成することができ、作業時間の短縮、作業性、作業(施工)後の取り扱いが容易となり、また構成物品点数の削減、及びコネクタ価格の低減を図ることができ、光ケーブル通信網の普及に効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる光ケーブルコネクタの構成部材を示す斜視図である。
【図2】
図1のフェルールの斜視図である。
【図3】
図1に示した構成部材が組み立てられた状態を示す斜視図である。
【図4】
図1に示したフェルールの第2の部分を除去する模様を示す斜視図である。
【図5】
図1に示した2個の光ケーブルコネクタを接続した場合を示す斜視図である。
【図6】
従来の光ケーブルコネクタを示す斜視図である。
【図7】
(a)は、従来の光ケーブルコネクタを示す斜視図である。
(b)は、(a)のA−A切断面に沿った従来の光ケーブルコネクタの断面図
である。
【符号の説明】
1a、1b光ケーブルコネクタ
2a、2b 光ケーブル
3a、3b 被覆部材
4a、4b 心線
5a、5b フェルール
5c 切込部
6a1、6a2、6b1、6b2 コネクタ本体
6a、6b フェルール収納溝部
7a、7b 心線収納溝部
8a、8b 被覆部材収納部
9a、9b 凹凸部
10a、10b アタッチメント部
11a、11b アタッチメント溝部
12 接続アダプタ

Claims (6)

  1. 光ケーブルと他の光部品との間で光信号を送受させるにあたって該光ケーブルを保持する光ケーブルコネクタであって、
    前記光ケーブルの心線、該心線を被覆する被覆部材、及び該心線を保持するフェルールを収容するための溝部を備え、該心線、該被覆部材、及び該フェルールを挟持可能に構成されるコネクタ本体を有することを特徴とする光ケーブルコネクタ。
  2. 前記溝部は、該被覆部材と係合する凹凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の光ケーブルコネクタ。
  3. 前記コネクタ本体と前記他の光部品との間に介在し、該コネクタ本体と該他の光部品とを接続する接続アダプタを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ケーブルコネクタ。
  4. 光ケーブルと他の光部品との間で光信号を送受させるにあたって該光ケーブルを保持する光ケーブルコネクタの組立方法であって、
    前記光ケーブルの心線、該心線を被覆する被覆部材、及び該心線を保持するフェルールを収容するための溝部を有し、該心線、該被覆部材、及び該フェルールを挟持可能に構成されたコネクタ本体を用意し、
    該コネクタ本体により該被覆部材、該心線、及び該フェルールを挟持する
    ことを特徴とする光ケーブルコネクタの組立方法。
  5. 前記溝部は、該被覆部材と係合する凹凸部を有し、前記コネクタ本体により前記心線、前記被覆部材、及び前記フェルールを挟持する際、該凹凸部と該被覆部材とが係合することを特徴とする請求項4に記載の光ケーブルコネクタの組立方法。
  6. 前記コネクタ本体と前記他の光部品との間に介在し、該コネクタ本体と該他の光部品とを接続するための接続アダプタを用いることにより該コネクタ本体と該他の機能部品とを接続することを特徴とする請求項4又は5に記載の光ケーブルコネクタの組立方法。
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