JP2004027402A - エクステンション取付具及びエクステンションの取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】短い自毛にもEX束を取り付けることができ、また一人の作業者で短時間に取り付けることができるエクステンション取付具とその取付方法を提供する。
【解決手段】エクステンション束(4)の端部を圧着する第1圧着部(6)と、自毛束(9)の中間部(9a)を圧着する第2圧着部(7)を、長手方向の両側に一体に形成した圧着金具(2)を用いて、圧着作業により自毛束(9)にエクステンション束(4)を取り付ける。圧着した圧着金具(2)の全体は、収縮チューブ(3)で覆われるので、手が触れても危険がなく、圧着金具(2)の金属色は目立たない。
【選択図】 図2
【解決手段】エクステンション束(4)の端部を圧着する第1圧着部(6)と、自毛束(9)の中間部(9a)を圧着する第2圧着部(7)を、長手方向の両側に一体に形成した圧着金具(2)を用いて、圧着作業により自毛束(9)にエクステンション束(4)を取り付ける。圧着した圧着金具(2)の全体は、収縮チューブ(3)で覆われるので、手が触れても危険がなく、圧着金具(2)の金属色は目立たない。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自毛の束に、更に人工毛髪若しくは人毛で構成されるエクステンションの束を取り付けるエクステンション取付具とその取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
エクステンションは、毛髪の量感や質感を出したり、頭髪の長さを補い、好みのヘアスタイルとする目的で、自毛に取り付けられる。
【0003】
従来、自毛に対するエクステンションの取り付けは、自毛を束ねた自毛束に対して、所定量のエクステンション束(以下、EX束という)を用意し、四つ編みなどの方法で自毛束に編み込んで取り付けている。
【0004】
以下、この従来の取付方法を図17を用いて説明する。
【0005】
まず、地肌から所定本数の自毛束101を取り分け、この自毛束101を2つの束に分け、その間に所定本数のEX束102を交差させるように配置する(図17(a)参照)。
【0006】
続いて、自毛束101の両側をEX束102上で交差させ(同図(b)参照)、更に、EX束102の両側を交差させた自毛束101上で交差させる(同図(c)参照)。同じ手順で図17(b)、(c)に示される交差作業を複数回繰り返し、自毛束10にEX束102を編み込む。
【0007】
その後、自毛束101とEX束102の編み込み部分の端を糸ゴム103で縛り(同図(d)参照)、自毛束101にEX102束を取り付ける(同図(e)参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のエクステンションの取り付け方法では、自毛が2乃至3cm以下となると、EX束102との編み込み作業が極めて困難となり、全ての人にエクステンションを取り付けることができず、またその取り付け位置も限られる場合があった。しかも、自毛束101とEX束102の一方を所定の位置に保持した状態で、他方の両側を持って編み込み作業を行う必要があるため、2人以上の作業者が必要となり、取り付け時間もかかるものであった。例えば、自毛を束にしてその都度EX束102を編み込む作業工程を40回程度繰り返す必要があり、通常5乃至6時間の作業時間を要するものであった。
【0009】
また、編み込み作業の際に、自毛を引っ張りやすく、頭皮を痛め不快感を与えやすく、編み込んだ端を縛る糸ゴム103が切れると、抜けてしまうという問題もあった。
【0010】
更に、EX束102は、自毛束101と複雑に編み込まれるので、不要となった場合に自毛束101から分離しにくく、変形しているので、再利用ができないものであった。
【0011】
本発明は、上述問題に鑑みてなされたもので、短い自毛にもEX束を取り付けることができ、また一人の作業者で短時間に取り付けることができるエクステンション取付具とその取付方法を提供することを目的とする。
【0012】
また、エクステンションを簡単に自毛から外すことができ、再利用が可能なエクステンション取付具とその取付方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的に鑑み、請求項1に係るエクステンション取付具は、それぞれ断面U字状に形成された第1圧着部と第2圧着部が、長手方向の両側に一体に形成された圧着金具と、第1圧着部でエクステンション束の端部を圧着し、第2圧着部で自毛を束ねた自毛束の中間部を圧着した圧着金具を挿通させ、圧着金具の全体を覆う収縮チューブと、を備えたことを特徴とする。
【0014】
一側の第1圧着端部でエクステンション束の端部を圧着し、他側の第2圧着部で自毛束の中間部を圧着するので、圧着金具を介して自毛束にエクステンション束が取り付けられる。
【0015】
圧着した圧着金具の全体は、収縮チューブで覆われるので、手が触れても危険がなく、また、自毛若しくはエクステンションに合わせて種々の色調とすることができる。
【0016】
請求項2のエクステンション取付具は、自毛束の圧着された中間部から先端側が、圧着金具とともに収縮チューブに挿通され、収縮チューブで、自毛束の挿通部が圧着金具に添着されることを特徴とする。
【0017】
自毛束の圧着される中間部から先端側の挿通部が収縮チューブで束ねられ圧着金具に添着されるので、長さにばらつきのある自毛束の先端側がエクステンションに沿って導出される。
【0018】
請求項3のエクステンションの取付方法は、エクステンション束の端部を圧着金具の一側に形成した第1圧着部で圧着し、圧着金具に連結する第1工程と、自毛を束ねた自毛束の中間部を圧着金具の他側に形成した第2圧着部で圧着し、圧着金具に連結する第2工程と、エクステンション束の端部と自毛束の中間部を圧着した圧着金具を収縮チューブに挿通させる第3工程と、圧着金具の全体を、収縮チューブで覆う第4工程と、からなることを特徴とする。
【0019】
第1工程と第2工程で、一側の第1圧着端部でエクステンション束の端部を圧着し、他側の第2圧着部で自毛束の中間部を圧着するので、圧着金具を介して自毛束にエクステンション束が取り付けられる。
【0020】
第3工程と第4工程で、圧着した圧着金具の全体は、収縮チューブで覆われるので、手が触れても危険がなく、また、自毛若しくはエクステンションに合わせて種々の色調とすることができる。
【0021】
請求項4のエクステンションの取付方法は、第3工程が、圧着金具とともに、自毛束の圧着された中間部から先端側を、収縮チューブに挿通させる工程であり、第4工程が、収縮チューブで、自毛束の挿通部を圧着金具に添着し、圧着金具の全体を覆う工程であることを特徴とする。
【0022】
第4工程で、自毛束の圧着される中間部から先端側の挿通部が収縮チューブで束ねられ圧着金具に添着されるので、長さにばらつきのある自毛束の先端側がエクステンションに沿って導出される。
【0023】
請求項5のエクステンションの取付方法は、第4工程が、熱収縮チューブである収縮チューブを加熱し、圧着金具の全体に密着させる工程であることを特徴とする。
【0024】
圧着金具を挿通させる際には収縮させず、挿通後に加熱し収縮させることができるので、圧着金具を収縮チューブへ容易に挿通させることができる。
【0025】
請求項6のエクステンションの取付方法は、第1工程が、エクステンション束の端部に耐熱テープが巻き付けられ、耐熱テープで縛着したエクステンション束の端部を、第1圧着部で圧着する工程であることを特徴とする。
【0026】
エクステンション束の端部は、耐熱テープを介して第1圧着部で圧着されるので、隙間なくエクステンションの各部に均一に圧着力が加わり、エクステンションの一部が第1圧着部から抜け出ることがない。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るエクステンション取付具1とエクステンションの取付方法を説明する。
【0028】
エクステンション取付具1は、圧着金具2と、圧着した圧着金具の全体を覆う収縮チューブ3と、エクステンションの束(EX束)4の端部を巻回する粘着テープ5からなっている。
【0029】
圧着金具2は、プレス加工により、金属薄板を打ち抜き、図1に示す形状に折り曲げ加工したもので、第1圧着部6と第2圧着部7とが連結片8の両側に一体に連結されたものである。圧着金具2の材料は、軽量で所定の強度を有するアルミニューム、銅合金、銀等の金属材料が好ましく、本実施の形態では、アルミニウムとしている。
【0030】
第1圧着部6と第2圧着部7の形状は、電気コネクタに取り付けられる圧着端子が、そのオープンバレルを加締めて、多数の導電線からなる束を圧着接続することから得たものであり、それぞれ圧着端子のオープンバレルに類似する半円筒状の腕部6a、7aを対向させた断面U字状に形成されている。
【0031】
断面U字状の内径は、直径2乃至3mmにまとめるEX束4及び自毛束9をそれぞれ収容して圧着するように、ここでは4mm前後としている。また、圧着金具2全体の長手方向の長さは、10mm前後で、個々には目立たず軽量なものとなっている。
【0032】
また、第2圧着部7を構成するU字状腕部7aの端面には、引掛け片10が一体に突設されている。この引掛け片10は、後述するように、圧着した自毛束9を圧着金具2から外す際に、ペンチで挟み、加締められ塑性変形したU字状腕部7aを原形状に復帰させる為に形成されるものである。
【0033】
収縮チューブ3は、可撓性のプラスチック材料で円筒形に形成されたもので、EX束4と自毛束9を圧着した圧着金具2の周囲全体を覆うものである。圧着金具2を挿通させた後に、その周囲全体に密着して覆うように、ここでは熱収縮性のプラスチック材料、例えば塩化ビニールで形成される。収縮チューブ3を収縮させて圧着金具2の周囲に密着させることにより、収縮チューブ3が位置ずれしたり、圧着金具2の周囲から外れることがなく、このように作用するものであれば、ゴム等の弾性材料で収縮チューブ3を形成してもよい。
【0034】
また、収縮チューブ3は、種々の色調や材質を用いることができ、EX束4や自毛束9のカラーと合わせて目立たないものとしたり、逆にアクセサリーのように特徴のあるデザインとすることもできる。
【0035】
粘着テープ5は、内面に粘着材が塗布されたテープであり、図1のようにEX束4の端部に巻き付けて縛着するものである。粘着テープ5が巻き付けられるEX束4の端部は、第1圧着部6の腕部6aに圧着される部分であり、可撓性の粘着テープ5をEX束4と腕部6aの間に介在させることにより、圧着力が各エクステンションに伝達され、屈曲する腕部6aの隙間で直接圧着力が加わらないエクステンションがあっても抜け出ることがないものとなっている。
【0036】
本実施の形態では、熱収縮性の収縮チューブ3を用いて加熱するので、その熱で溶融しないように、耐熱性の粘着テープを用いている。
【0037】
以下、図1から図16を用いてエクステンションの取付方法を説明する。
【0038】
始めに取り付けようとするエクステンションを直径2乃至3mmの一束分の毛束にまとめてEX束4とし、図1に示すように、その先端に、幅が7乃至8mmの粘着テープ5を引っ張りながら巻き付ける。引っ張りながら巻き付けることにより、EX束4全体が粘着テープ5により締め付けられ、エクステンションの一部が抜け出にくくなる。粘着テープ5から突き出したEX束4の先端は、切り落とし、揃えておくのが好ましい。
【0039】
続いて、図3から図6に示すように、圧着金具2の第1圧着部6に、粘着テープ5で巻回したEX束4の先端を載置し、図5に示すように圧着ペンチ15を用いて腕部6aを加締める。図2(b)に示すように、一対の腕部6aが加締められると、EX束4は、第1圧着部6の腕部6a間で圧着され、圧着金具2の一側に固着される。
【0040】
この作業工程により、先端に圧着金具2が固着された一組のEX束4が出来上がるが、後述の自毛束9への取付前に、同じ工程を繰り返して多数を用意しておき、その中から、予め一人分の頭髪に取り付ける全ての組(例えば40組)分を選択して用意しておいてもよい。
【0041】
このように予め用意する方法をとれば、色調や長さ、太さ、パーマの有無等によってより分けた多種類の圧着金具2付きEX束4を作成しておき、種々の嗜好に合わせたEX束4を短時間に取り付けることができる。
【0042】
続いて、EX束4を取り付ける自毛束9を頭髪からより分ける。この工程は、襟足の部分をブロッキングして、図7に示すように、3mm幅前後の自毛束9を頭髪からより分け、プラスチックプレート11のスリットに、差し込み取り出す。
【0043】
取り出した自毛束9の中間部9aは、EX束4が取り付けられている圧着金具2の第2圧着部7内に載置し、図9に示すように、圧着ペンチ15で腕部7aを加締め、自毛束9の中間部9aを圧着する。これによりEX束4は、圧着金具2を介して自毛束9の中間部9aに取り付けられる。
【0044】
この状態で、圧着された中間部9aから先端側の自毛束9は、図2(a)と図10に示すように、加締められた第1圧着部6の側方から、EX束4に沿って引き出される。
【0045】
続いて、案内針12の一端に連結したループ状の糸13を、圧着端子2の第1圧着部6側から引き出されたEX束4と自毛束9の周囲に巻き付け(図11参照)、案内針12をループ状の糸13へ挿通させて、ループ状の糸13を絞る(図12参照)。この作業により、案内針12の一端の糸13に、圧着金具2から引き出されたEX束4と自毛束9が連結され、案内針12を収縮チューブ3へ挿通させることにより、これらのEX束4と自毛束9も収縮チューブ3を挿通する(図13参照)。
【0046】
案内針12を引っ張ることにより、EX束4に連結する圧着金具2も収縮チューブ3内に挿通し、この挿通と前後して、EX束4と自毛束9の先端も、収縮チューブ3を挿通する(図13、図14参照)。収縮チューブ3の内径は、圧着後の圧着金具2の外径よりやや大きく形成されているが、圧着金具2が収縮チューブ3内に入りにくい場合には、収縮チューブ3を直接手に持ち、既に収縮チューブ3に挿通させたEX束4と自毛束9を引っ張り、圧着金具2を収縮チューブ3内に挿入する。
【0047】
収縮チューブ3内に圧着金具2の全体が挿入され、その周囲が完全に収縮チューブ13で覆われた状態で、糸13を切断するか、再び案内針12をループ状の糸13に挿通させて、EX束4と自毛束9から案内針12及び糸13を取り外す。
【0048】
その後、図15に示すように、ストレートパーマをかける際に用いるストレートアイロン14で収縮チューブ3を加熱し、収縮させて圧着金具2の周囲に密着させる。加熱作業は、圧着金具2から基端側(頭皮側)に突出する収縮チューブ3の部分を充分加熱することにより、収縮チューブ3が外れにくくなる。
【0049】
収縮チューブ3を密着させることにより、加締められた第1圧着部6と第2圧着部7の腕部6a、7aが復帰し圧着接続が解けることがなく、また、圧着金具2の各部が露出しないので、指などに触れて傷つける危険もなく、圧着金具2の金属色が頭髪中に見えることもない。
【0050】
また、収縮チューブ3が圧着金具2の周囲全体に密着する状態では、自毛束9の圧着された中間部9aから先端側も、第1圧着部6と収縮チューブ3に挟まれ、ばらつくことなく、圧着金具2の一側からEX束4に混ざって自然に引き出される。
【0051】
このようにして、取り付けたEX束4を自毛束9から外す場合には、収縮チューブ3にカッターで切れ目を入れ、収縮チューブ3を切り裂いて外した後、圧着金具2の引掛け片10をラジオペンチなどで掴み、第2圧着部7を構成するU字状腕部7aを圧着の際に加締められた方向と逆方向の外方に折り曲げる。この折り曲げにより自毛束9への圧着が解かれ、自毛束9からEX束4が連結された圧着金具2が外れる。
【0052】
圧着金具2に取り付けられたまま切り離されたEX束4は、U字状腕部7aが破損していなければ、洗い直すなどして、再び自毛束9へ取り付けるために再利用することが可能であるが、治具等を用いて第1圧着部6の圧着を解くか、圧着されている先端部を切断することにより、圧着金具2を分離し、粘着テープ5を外して再利用することも可能である。
【0053】
本発明は、上述の実施の形態に限られるものではなく、粘着テープ5は、自毛束9の圧着部へも巻き付けてもよく、また、EX束4の全体を確実に圧着できるものであれば、必ずしも巻き付ける必要はない。
【0054】
更に、本実施の形態では、耐熱性の粘着テープ5を用いたが、収縮チューブ3を加熱するものでなければ、必ずしも耐熱性である必要はない。
【0055】
また、圧着金具2の形状は、図1に示す形状に限らず、両側に第1圧着部6と第2圧着部7が形成されていれば、いずれの形状であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1と3の発明によれば、自毛束を圧着金具で圧着してエクステンション束を取り付けるので、2乃至3cm以下の短い自毛に対してもEX束を取り付けることができる。
【0057】
また、編み込み作業を要せず、圧着作業で取り付けることができるので、40組程度のエクステンション束を1乃至2時間の短時間で取り付けることができ、しかも一人でエクステンションを取り付けることができる。
【0058】
更に、エクステンション束は、不要となった場合に自毛束から簡単に分離でき、再利用することができる。
【0059】
また、請求項2と4の発明によれば、これに加えて、自毛束の圧着される中間部から先端側の挿通部が収縮チューブで束ねられ圧着金具に添着されるので、長さにばらつきのある自毛束の先端側がエクステンションに沿って導出される。
【0060】
また、請求項5の発明によれば、圧着金具を容易に収縮チューブ内に挿通させることができ、更に、圧着金具が収縮チューブ内に収容された後は、加熱するだけで、外れにくくすることができる。
【0061】
また、請求項6の発明によれば、エクステンション束の端部は、耐熱テープを介して第1圧着部で圧着されるので、隙間なくエクステンションの各部に均一に圧着力が加わり、エクステンションの一部が第1圧着部から抜け出ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧着金具2と粘着テープ5を先端部に巻き付けたEX束4を示す斜視図である。
【図2】EX束4と自毛束9を圧着し、圧着金具2へ取り付けた状態を示し、
(a)は、正面図、
(b)は、EX束4を圧着した第1圧着部6の縦断面図、
である。
【図3】圧着金具2へEX束4を連結する最初の工程を示す斜視図である。
【図4】EX束4の圧着前の工程を示す斜視図である。
【図5】EX束4を圧着する工程を示す斜視図である。
【図6】EX束4を圧着金具2に連結した状態を示す斜視図である。
【図7】自毛束9を頭髪からより分ける工程を示す斜視図である。
【図8】自毛束9の圧着前の工程を示す斜視図である。
【図9】自毛束9を圧着する工程を示す斜視図である。
【図10】自毛束9を圧着金具2に連結した状態を示す斜視図である。
【図11】案内針12に、EX束4と自毛束9を連結する工程を示す斜視図である。
【図12】案内針12に、EX束4と自毛束9を連結した状態を示す斜視図である。
【図13】収縮チューブ3に、圧着金具2を挿通させる工程を示す斜視図である。
【図14】収縮チューブ3に、圧着金具2を挿通させた状態を示す斜視図である。
【図15】収縮チューブ3を加熱する工程を示す斜視図である。
【図16】自毛束9にEX束4を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図17】従来のエクステンションの取付方法を示し、
(a)は、自毛束101へEX束102を取り付ける前の工程を、
(b)は、EX束102へ自毛束101を結ぶ工程を、
(c)は、自毛束101へEX束102を結ぶ工程を、
(d)は、糸ゴム103を巻き付ける工程を、
(e)は、自毛束101へEX束102を取り付けた状態を、
それぞれ示す斜視図である。
【符号の説明】
1 エクステンション取付具
2 圧着金具
3 収縮チューブ
4 エクステンション束(EX束)
5 粘着テープ(耐熱テープ)
6 第1圧着部
7 第2圧着部
9 自毛束
9a 自毛束の中間部
【発明の属する技術分野】
本発明は、自毛の束に、更に人工毛髪若しくは人毛で構成されるエクステンションの束を取り付けるエクステンション取付具とその取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
エクステンションは、毛髪の量感や質感を出したり、頭髪の長さを補い、好みのヘアスタイルとする目的で、自毛に取り付けられる。
【0003】
従来、自毛に対するエクステンションの取り付けは、自毛を束ねた自毛束に対して、所定量のエクステンション束(以下、EX束という)を用意し、四つ編みなどの方法で自毛束に編み込んで取り付けている。
【0004】
以下、この従来の取付方法を図17を用いて説明する。
【0005】
まず、地肌から所定本数の自毛束101を取り分け、この自毛束101を2つの束に分け、その間に所定本数のEX束102を交差させるように配置する(図17(a)参照)。
【0006】
続いて、自毛束101の両側をEX束102上で交差させ(同図(b)参照)、更に、EX束102の両側を交差させた自毛束101上で交差させる(同図(c)参照)。同じ手順で図17(b)、(c)に示される交差作業を複数回繰り返し、自毛束10にEX束102を編み込む。
【0007】
その後、自毛束101とEX束102の編み込み部分の端を糸ゴム103で縛り(同図(d)参照)、自毛束101にEX102束を取り付ける(同図(e)参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のエクステンションの取り付け方法では、自毛が2乃至3cm以下となると、EX束102との編み込み作業が極めて困難となり、全ての人にエクステンションを取り付けることができず、またその取り付け位置も限られる場合があった。しかも、自毛束101とEX束102の一方を所定の位置に保持した状態で、他方の両側を持って編み込み作業を行う必要があるため、2人以上の作業者が必要となり、取り付け時間もかかるものであった。例えば、自毛を束にしてその都度EX束102を編み込む作業工程を40回程度繰り返す必要があり、通常5乃至6時間の作業時間を要するものであった。
【0009】
また、編み込み作業の際に、自毛を引っ張りやすく、頭皮を痛め不快感を与えやすく、編み込んだ端を縛る糸ゴム103が切れると、抜けてしまうという問題もあった。
【0010】
更に、EX束102は、自毛束101と複雑に編み込まれるので、不要となった場合に自毛束101から分離しにくく、変形しているので、再利用ができないものであった。
【0011】
本発明は、上述問題に鑑みてなされたもので、短い自毛にもEX束を取り付けることができ、また一人の作業者で短時間に取り付けることができるエクステンション取付具とその取付方法を提供することを目的とする。
【0012】
また、エクステンションを簡単に自毛から外すことができ、再利用が可能なエクステンション取付具とその取付方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述の目的に鑑み、請求項1に係るエクステンション取付具は、それぞれ断面U字状に形成された第1圧着部と第2圧着部が、長手方向の両側に一体に形成された圧着金具と、第1圧着部でエクステンション束の端部を圧着し、第2圧着部で自毛を束ねた自毛束の中間部を圧着した圧着金具を挿通させ、圧着金具の全体を覆う収縮チューブと、を備えたことを特徴とする。
【0014】
一側の第1圧着端部でエクステンション束の端部を圧着し、他側の第2圧着部で自毛束の中間部を圧着するので、圧着金具を介して自毛束にエクステンション束が取り付けられる。
【0015】
圧着した圧着金具の全体は、収縮チューブで覆われるので、手が触れても危険がなく、また、自毛若しくはエクステンションに合わせて種々の色調とすることができる。
【0016】
請求項2のエクステンション取付具は、自毛束の圧着された中間部から先端側が、圧着金具とともに収縮チューブに挿通され、収縮チューブで、自毛束の挿通部が圧着金具に添着されることを特徴とする。
【0017】
自毛束の圧着される中間部から先端側の挿通部が収縮チューブで束ねられ圧着金具に添着されるので、長さにばらつきのある自毛束の先端側がエクステンションに沿って導出される。
【0018】
請求項3のエクステンションの取付方法は、エクステンション束の端部を圧着金具の一側に形成した第1圧着部で圧着し、圧着金具に連結する第1工程と、自毛を束ねた自毛束の中間部を圧着金具の他側に形成した第2圧着部で圧着し、圧着金具に連結する第2工程と、エクステンション束の端部と自毛束の中間部を圧着した圧着金具を収縮チューブに挿通させる第3工程と、圧着金具の全体を、収縮チューブで覆う第4工程と、からなることを特徴とする。
【0019】
第1工程と第2工程で、一側の第1圧着端部でエクステンション束の端部を圧着し、他側の第2圧着部で自毛束の中間部を圧着するので、圧着金具を介して自毛束にエクステンション束が取り付けられる。
【0020】
第3工程と第4工程で、圧着した圧着金具の全体は、収縮チューブで覆われるので、手が触れても危険がなく、また、自毛若しくはエクステンションに合わせて種々の色調とすることができる。
【0021】
請求項4のエクステンションの取付方法は、第3工程が、圧着金具とともに、自毛束の圧着された中間部から先端側を、収縮チューブに挿通させる工程であり、第4工程が、収縮チューブで、自毛束の挿通部を圧着金具に添着し、圧着金具の全体を覆う工程であることを特徴とする。
【0022】
第4工程で、自毛束の圧着される中間部から先端側の挿通部が収縮チューブで束ねられ圧着金具に添着されるので、長さにばらつきのある自毛束の先端側がエクステンションに沿って導出される。
【0023】
請求項5のエクステンションの取付方法は、第4工程が、熱収縮チューブである収縮チューブを加熱し、圧着金具の全体に密着させる工程であることを特徴とする。
【0024】
圧着金具を挿通させる際には収縮させず、挿通後に加熱し収縮させることができるので、圧着金具を収縮チューブへ容易に挿通させることができる。
【0025】
請求項6のエクステンションの取付方法は、第1工程が、エクステンション束の端部に耐熱テープが巻き付けられ、耐熱テープで縛着したエクステンション束の端部を、第1圧着部で圧着する工程であることを特徴とする。
【0026】
エクステンション束の端部は、耐熱テープを介して第1圧着部で圧着されるので、隙間なくエクステンションの各部に均一に圧着力が加わり、エクステンションの一部が第1圧着部から抜け出ることがない。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るエクステンション取付具1とエクステンションの取付方法を説明する。
【0028】
エクステンション取付具1は、圧着金具2と、圧着した圧着金具の全体を覆う収縮チューブ3と、エクステンションの束(EX束)4の端部を巻回する粘着テープ5からなっている。
【0029】
圧着金具2は、プレス加工により、金属薄板を打ち抜き、図1に示す形状に折り曲げ加工したもので、第1圧着部6と第2圧着部7とが連結片8の両側に一体に連結されたものである。圧着金具2の材料は、軽量で所定の強度を有するアルミニューム、銅合金、銀等の金属材料が好ましく、本実施の形態では、アルミニウムとしている。
【0030】
第1圧着部6と第2圧着部7の形状は、電気コネクタに取り付けられる圧着端子が、そのオープンバレルを加締めて、多数の導電線からなる束を圧着接続することから得たものであり、それぞれ圧着端子のオープンバレルに類似する半円筒状の腕部6a、7aを対向させた断面U字状に形成されている。
【0031】
断面U字状の内径は、直径2乃至3mmにまとめるEX束4及び自毛束9をそれぞれ収容して圧着するように、ここでは4mm前後としている。また、圧着金具2全体の長手方向の長さは、10mm前後で、個々には目立たず軽量なものとなっている。
【0032】
また、第2圧着部7を構成するU字状腕部7aの端面には、引掛け片10が一体に突設されている。この引掛け片10は、後述するように、圧着した自毛束9を圧着金具2から外す際に、ペンチで挟み、加締められ塑性変形したU字状腕部7aを原形状に復帰させる為に形成されるものである。
【0033】
収縮チューブ3は、可撓性のプラスチック材料で円筒形に形成されたもので、EX束4と自毛束9を圧着した圧着金具2の周囲全体を覆うものである。圧着金具2を挿通させた後に、その周囲全体に密着して覆うように、ここでは熱収縮性のプラスチック材料、例えば塩化ビニールで形成される。収縮チューブ3を収縮させて圧着金具2の周囲に密着させることにより、収縮チューブ3が位置ずれしたり、圧着金具2の周囲から外れることがなく、このように作用するものであれば、ゴム等の弾性材料で収縮チューブ3を形成してもよい。
【0034】
また、収縮チューブ3は、種々の色調や材質を用いることができ、EX束4や自毛束9のカラーと合わせて目立たないものとしたり、逆にアクセサリーのように特徴のあるデザインとすることもできる。
【0035】
粘着テープ5は、内面に粘着材が塗布されたテープであり、図1のようにEX束4の端部に巻き付けて縛着するものである。粘着テープ5が巻き付けられるEX束4の端部は、第1圧着部6の腕部6aに圧着される部分であり、可撓性の粘着テープ5をEX束4と腕部6aの間に介在させることにより、圧着力が各エクステンションに伝達され、屈曲する腕部6aの隙間で直接圧着力が加わらないエクステンションがあっても抜け出ることがないものとなっている。
【0036】
本実施の形態では、熱収縮性の収縮チューブ3を用いて加熱するので、その熱で溶融しないように、耐熱性の粘着テープを用いている。
【0037】
以下、図1から図16を用いてエクステンションの取付方法を説明する。
【0038】
始めに取り付けようとするエクステンションを直径2乃至3mmの一束分の毛束にまとめてEX束4とし、図1に示すように、その先端に、幅が7乃至8mmの粘着テープ5を引っ張りながら巻き付ける。引っ張りながら巻き付けることにより、EX束4全体が粘着テープ5により締め付けられ、エクステンションの一部が抜け出にくくなる。粘着テープ5から突き出したEX束4の先端は、切り落とし、揃えておくのが好ましい。
【0039】
続いて、図3から図6に示すように、圧着金具2の第1圧着部6に、粘着テープ5で巻回したEX束4の先端を載置し、図5に示すように圧着ペンチ15を用いて腕部6aを加締める。図2(b)に示すように、一対の腕部6aが加締められると、EX束4は、第1圧着部6の腕部6a間で圧着され、圧着金具2の一側に固着される。
【0040】
この作業工程により、先端に圧着金具2が固着された一組のEX束4が出来上がるが、後述の自毛束9への取付前に、同じ工程を繰り返して多数を用意しておき、その中から、予め一人分の頭髪に取り付ける全ての組(例えば40組)分を選択して用意しておいてもよい。
【0041】
このように予め用意する方法をとれば、色調や長さ、太さ、パーマの有無等によってより分けた多種類の圧着金具2付きEX束4を作成しておき、種々の嗜好に合わせたEX束4を短時間に取り付けることができる。
【0042】
続いて、EX束4を取り付ける自毛束9を頭髪からより分ける。この工程は、襟足の部分をブロッキングして、図7に示すように、3mm幅前後の自毛束9を頭髪からより分け、プラスチックプレート11のスリットに、差し込み取り出す。
【0043】
取り出した自毛束9の中間部9aは、EX束4が取り付けられている圧着金具2の第2圧着部7内に載置し、図9に示すように、圧着ペンチ15で腕部7aを加締め、自毛束9の中間部9aを圧着する。これによりEX束4は、圧着金具2を介して自毛束9の中間部9aに取り付けられる。
【0044】
この状態で、圧着された中間部9aから先端側の自毛束9は、図2(a)と図10に示すように、加締められた第1圧着部6の側方から、EX束4に沿って引き出される。
【0045】
続いて、案内針12の一端に連結したループ状の糸13を、圧着端子2の第1圧着部6側から引き出されたEX束4と自毛束9の周囲に巻き付け(図11参照)、案内針12をループ状の糸13へ挿通させて、ループ状の糸13を絞る(図12参照)。この作業により、案内針12の一端の糸13に、圧着金具2から引き出されたEX束4と自毛束9が連結され、案内針12を収縮チューブ3へ挿通させることにより、これらのEX束4と自毛束9も収縮チューブ3を挿通する(図13参照)。
【0046】
案内針12を引っ張ることにより、EX束4に連結する圧着金具2も収縮チューブ3内に挿通し、この挿通と前後して、EX束4と自毛束9の先端も、収縮チューブ3を挿通する(図13、図14参照)。収縮チューブ3の内径は、圧着後の圧着金具2の外径よりやや大きく形成されているが、圧着金具2が収縮チューブ3内に入りにくい場合には、収縮チューブ3を直接手に持ち、既に収縮チューブ3に挿通させたEX束4と自毛束9を引っ張り、圧着金具2を収縮チューブ3内に挿入する。
【0047】
収縮チューブ3内に圧着金具2の全体が挿入され、その周囲が完全に収縮チューブ13で覆われた状態で、糸13を切断するか、再び案内針12をループ状の糸13に挿通させて、EX束4と自毛束9から案内針12及び糸13を取り外す。
【0048】
その後、図15に示すように、ストレートパーマをかける際に用いるストレートアイロン14で収縮チューブ3を加熱し、収縮させて圧着金具2の周囲に密着させる。加熱作業は、圧着金具2から基端側(頭皮側)に突出する収縮チューブ3の部分を充分加熱することにより、収縮チューブ3が外れにくくなる。
【0049】
収縮チューブ3を密着させることにより、加締められた第1圧着部6と第2圧着部7の腕部6a、7aが復帰し圧着接続が解けることがなく、また、圧着金具2の各部が露出しないので、指などに触れて傷つける危険もなく、圧着金具2の金属色が頭髪中に見えることもない。
【0050】
また、収縮チューブ3が圧着金具2の周囲全体に密着する状態では、自毛束9の圧着された中間部9aから先端側も、第1圧着部6と収縮チューブ3に挟まれ、ばらつくことなく、圧着金具2の一側からEX束4に混ざって自然に引き出される。
【0051】
このようにして、取り付けたEX束4を自毛束9から外す場合には、収縮チューブ3にカッターで切れ目を入れ、収縮チューブ3を切り裂いて外した後、圧着金具2の引掛け片10をラジオペンチなどで掴み、第2圧着部7を構成するU字状腕部7aを圧着の際に加締められた方向と逆方向の外方に折り曲げる。この折り曲げにより自毛束9への圧着が解かれ、自毛束9からEX束4が連結された圧着金具2が外れる。
【0052】
圧着金具2に取り付けられたまま切り離されたEX束4は、U字状腕部7aが破損していなければ、洗い直すなどして、再び自毛束9へ取り付けるために再利用することが可能であるが、治具等を用いて第1圧着部6の圧着を解くか、圧着されている先端部を切断することにより、圧着金具2を分離し、粘着テープ5を外して再利用することも可能である。
【0053】
本発明は、上述の実施の形態に限られるものではなく、粘着テープ5は、自毛束9の圧着部へも巻き付けてもよく、また、EX束4の全体を確実に圧着できるものであれば、必ずしも巻き付ける必要はない。
【0054】
更に、本実施の形態では、耐熱性の粘着テープ5を用いたが、収縮チューブ3を加熱するものでなければ、必ずしも耐熱性である必要はない。
【0055】
また、圧着金具2の形状は、図1に示す形状に限らず、両側に第1圧着部6と第2圧着部7が形成されていれば、いずれの形状であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1と3の発明によれば、自毛束を圧着金具で圧着してエクステンション束を取り付けるので、2乃至3cm以下の短い自毛に対してもEX束を取り付けることができる。
【0057】
また、編み込み作業を要せず、圧着作業で取り付けることができるので、40組程度のエクステンション束を1乃至2時間の短時間で取り付けることができ、しかも一人でエクステンションを取り付けることができる。
【0058】
更に、エクステンション束は、不要となった場合に自毛束から簡単に分離でき、再利用することができる。
【0059】
また、請求項2と4の発明によれば、これに加えて、自毛束の圧着される中間部から先端側の挿通部が収縮チューブで束ねられ圧着金具に添着されるので、長さにばらつきのある自毛束の先端側がエクステンションに沿って導出される。
【0060】
また、請求項5の発明によれば、圧着金具を容易に収縮チューブ内に挿通させることができ、更に、圧着金具が収縮チューブ内に収容された後は、加熱するだけで、外れにくくすることができる。
【0061】
また、請求項6の発明によれば、エクステンション束の端部は、耐熱テープを介して第1圧着部で圧着されるので、隙間なくエクステンションの各部に均一に圧着力が加わり、エクステンションの一部が第1圧着部から抜け出ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧着金具2と粘着テープ5を先端部に巻き付けたEX束4を示す斜視図である。
【図2】EX束4と自毛束9を圧着し、圧着金具2へ取り付けた状態を示し、
(a)は、正面図、
(b)は、EX束4を圧着した第1圧着部6の縦断面図、
である。
【図3】圧着金具2へEX束4を連結する最初の工程を示す斜視図である。
【図4】EX束4の圧着前の工程を示す斜視図である。
【図5】EX束4を圧着する工程を示す斜視図である。
【図6】EX束4を圧着金具2に連結した状態を示す斜視図である。
【図7】自毛束9を頭髪からより分ける工程を示す斜視図である。
【図8】自毛束9の圧着前の工程を示す斜視図である。
【図9】自毛束9を圧着する工程を示す斜視図である。
【図10】自毛束9を圧着金具2に連結した状態を示す斜視図である。
【図11】案内針12に、EX束4と自毛束9を連結する工程を示す斜視図である。
【図12】案内針12に、EX束4と自毛束9を連結した状態を示す斜視図である。
【図13】収縮チューブ3に、圧着金具2を挿通させる工程を示す斜視図である。
【図14】収縮チューブ3に、圧着金具2を挿通させた状態を示す斜視図である。
【図15】収縮チューブ3を加熱する工程を示す斜視図である。
【図16】自毛束9にEX束4を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図17】従来のエクステンションの取付方法を示し、
(a)は、自毛束101へEX束102を取り付ける前の工程を、
(b)は、EX束102へ自毛束101を結ぶ工程を、
(c)は、自毛束101へEX束102を結ぶ工程を、
(d)は、糸ゴム103を巻き付ける工程を、
(e)は、自毛束101へEX束102を取り付けた状態を、
それぞれ示す斜視図である。
【符号の説明】
1 エクステンション取付具
2 圧着金具
3 収縮チューブ
4 エクステンション束(EX束)
5 粘着テープ(耐熱テープ)
6 第1圧着部
7 第2圧着部
9 自毛束
9a 自毛束の中間部
Claims (6)
- それぞれ断面U字状に形成された第1圧着部(6)と第2圧着部(7)が、長手方向の両側に一体に形成された圧着金具(2)と、
第1圧着部(6)でエクステンション束(4)の端部を圧着し、第2圧着部(7)で自毛を束ねた自毛束(9)の中間部(9a)を圧着した圧着金具(2)を挿通させ、圧着金具(2)の全体を覆う収縮チューブ(3)と、を備えたことを特徴とするエクステンション取付具。 - 自毛束(9)の圧着された中間部(9a)から先端側が、圧着金具(2)とともに収縮チューブ(3)に挿通され、収縮チューブ(3)で、自毛束(9)の挿通部が圧着金具(2)に添着されることを特徴とする請求項1記載のエクステンション取付具。
- エクステンション束(4)の端部を圧着金具(2)の一側に形成した第1圧着部(6)で圧着し、圧着金具(2)に連結する第1工程と、
自毛を束ねた自毛束(9)の中間部(9a)を圧着金具(2)の他側に形成した第2圧着部(7)で圧着し、圧着金具(2)に連結する第2工程と、
エクステンション束(4)の端部と自毛束(9)の中間部(9a)を圧着した圧着金具(2)を収縮チューブ(3)に挿通させる第3工程と、
圧着金具(2)の全体を、収縮チューブ(3)で覆う第4工程と、
からなることを特徴とするエクステンションの取付方法。 - 第3工程は、圧着金具(2)とともに、自毛束(9)の圧着された中間部(9a)から先端側を、収縮チューブ(3)に挿通させる工程であり、
第4工程は、収縮チューブ(3)で、自毛束(9)の挿通部を圧着金具(2)に添着し、圧着金具(2)の全体を覆う工程であることを特徴とする請求項3に記載のエクステンションの取付方法。 - 第4工程は、熱収縮チューブである収縮チューブ(3)を加熱し、圧着金具(2)の全体に密着させる工程であることを特徴とする請求項3又は4のいずれか1項に記載のエクステンションの取付方法。
- 第1工程は、エクステンション束(4)の端部に耐熱テープ(5)が巻き付けられ、耐熱テープ(5)で縛着したエクステンション束(4)の端部を、第1圧着部(6)で圧着する工程であることを特徴とする請求項5に記載のエクステンションの取付方法。
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- 2002-06-24 JP JP2002183551A patent/JP2004027402A/ja not_active Ceased
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