JPH1053910A - 人工毛結着方法及び増毛具 - Google Patents
人工毛結着方法及び増毛具Info
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- JPH1053910A JPH1053910A JP20739596A JP20739596A JPH1053910A JP H1053910 A JPH1053910 A JP H1053910A JP 20739596 A JP20739596 A JP 20739596A JP 20739596 A JP20739596 A JP 20739596A JP H1053910 A JPH1053910 A JP H1053910A
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- loop
- double
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Abstract
(57)【要約】
【課題】自毛との結節の形成が容易な人工毛結着方法及
び増毛具を提供する。 【解決手段】人工毛20を折り曲げその折り返し部21
を広げて更に折り返して引き揃え部22に重ねて挟んで
二重ループ23を形成し、二重ループ23の中央部を一
回転ひねって2個の二重ループ24及び25を形成し、
一方の二重ループ24を他方の二重ループ25に重ねて
四重ループ27を形成する。この四重ループ27内に頭
部28の適宜の自毛29を根元まで引き入れ、人工毛2
0の両端22を左右一直線に緊張させて四重ループ27
を引き絞る。四重ループ27の折り曲げと捻りが解除さ
れて、その重ね戻り及びひねり戻りにより復元した最初
の二重ループ23内に自毛29が絡み付いて環状結びを
形成し、引き絞って固結された人工毛20の二重ループ
23と自毛29が互いに結着される。増毛具は上記四重
ループ27を予め形成した人工毛20を帯状部材に多数
保持して構成する。
び増毛具を提供する。 【解決手段】人工毛20を折り曲げその折り返し部21
を広げて更に折り返して引き揃え部22に重ねて挟んで
二重ループ23を形成し、二重ループ23の中央部を一
回転ひねって2個の二重ループ24及び25を形成し、
一方の二重ループ24を他方の二重ループ25に重ねて
四重ループ27を形成する。この四重ループ27内に頭
部28の適宜の自毛29を根元まで引き入れ、人工毛2
0の両端22を左右一直線に緊張させて四重ループ27
を引き絞る。四重ループ27の折り曲げと捻りが解除さ
れて、その重ね戻り及びひねり戻りにより復元した最初
の二重ループ23内に自毛29が絡み付いて環状結びを
形成し、引き絞って固結された人工毛20の二重ループ
23と自毛29が互いに結着される。増毛具は上記四重
ループ27を予め形成した人工毛20を帯状部材に多数
保持して構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増毛用の人工毛の
頭髪への結着方法及び増毛用の人工毛を多数保持する増
毛具に関する。
頭髪への結着方法及び増毛用の人工毛を多数保持する増
毛具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人の薄くなった自毛(本人の
頭部に成育している自然の頭髪)に人工毛(合成繊維な
どから成る人造の毛髪または自然の毛髪を加工したも
の)を結着して頭部の毛髪を増量する増毛方法が知られ
ている。以下にその方法を説明する。尚、以下の説明中
の手や指及び鉤針は図示を省略している。
頭部に成育している自然の頭髪)に人工毛(合成繊維な
どから成る人造の毛髪または自然の毛髪を加工したも
の)を結着して頭部の毛髪を増量する増毛方法が知られ
ている。以下にその方法を説明する。尚、以下の説明中
の手や指及び鉤針は図示を省略している。
【0003】図12(a),(b),(c) 及び図13(a),(b)
は、その方法を示す図である。先ず、図12(a) に示す
ように、一本の人工毛1を取り上げ、この人工毛1を折
り返して、引き揃え部2を一方の手、例えば右手に持
つ。次に、その折り返し部に出来た屈曲部3の中に左手
の親指と人差し指とを差込んだ後これを開いて、その開
いた親指と人差し指がそれぞれ引き揃え部2の外側にく
るように屈曲部3を更に下方に折り返すと、同図(b) に
示すように、屈曲部3のループが引き揃え部2に重な
る。そのまま親指と人差し指で折り返し部2を挟みつけ
るようにして両指を閉じてからその両指をループから抜
くと、同図(c) に示すように、人工毛1の屈曲部3に二
重のループ4が出来上がる。
は、その方法を示す図である。先ず、図12(a) に示す
ように、一本の人工毛1を取り上げ、この人工毛1を折
り返して、引き揃え部2を一方の手、例えば右手に持
つ。次に、その折り返し部に出来た屈曲部3の中に左手
の親指と人差し指とを差込んだ後これを開いて、その開
いた親指と人差し指がそれぞれ引き揃え部2の外側にく
るように屈曲部3を更に下方に折り返すと、同図(b) に
示すように、屈曲部3のループが引き揃え部2に重な
る。そのまま親指と人差し指で折り返し部2を挟みつけ
るようにして両指を閉じてからその両指をループから抜
くと、同図(c) に示すように、人工毛1の屈曲部3に二
重のループ4が出来上がる。
【0004】次いで、その人工毛1の二重ループ4に鉤
針を挿通し、図13(a) に示すように、人の頭部5の所
定の位置の自毛6の中程を鉤針の先で咥えて自毛6に折
り返し部を作り、そのまま鉤針を二重ループ4から引き
抜いて、自毛6の折り返し部7を人工毛1の二重ループ
4に挿通する。
針を挿通し、図13(a) に示すように、人の頭部5の所
定の位置の自毛6の中程を鉤針の先で咥えて自毛6に折
り返し部を作り、そのまま鉤針を二重ループ4から引き
抜いて、自毛6の折り返し部7を人工毛1の二重ループ
4に挿通する。
【0005】続いて、鉤針の先端をそのまま自毛6の折
り返し部7の内に突き出して、自毛6の自由端8を咥え
込み、鉤針を折り返し部7から引き抜くと、同図(b) に
示すように、自毛6による一重の環状結びが人工毛1の
二重ループ4に対して形成される。
り返し部7の内に突き出して、自毛6の自由端8を咥え
込み、鉤針を折り返し部7から引き抜くと、同図(b) に
示すように、自毛6による一重の環状結びが人工毛1の
二重ループ4に対して形成される。
【0006】この自毛6の環状結びを自毛6の根元方向
へ充分に移動させ、自由端8を引いて環状結びを引き絞
ると共に、人工毛1の引き揃え部2を左右に開いて緊張
して二重ループ4を引き絞る。これによって、自毛6の
環状結びと人工毛1の二重ループ4が互いに他方を締め
付け合って強固な結節が形成され、自毛6の根元近傍に
人工毛1が増毛される。
へ充分に移動させ、自由端8を引いて環状結びを引き絞
ると共に、人工毛1の引き揃え部2を左右に開いて緊張
して二重ループ4を引き絞る。これによって、自毛6の
環状結びと人工毛1の二重ループ4が互いに他方を締め
付け合って強固な結節が形成され、自毛6の根元近傍に
人工毛1が増毛される。
【0007】尚、上記形成される結節の見た目の状態は
必ずしも一様ではない。これは人工毛1及び自毛6がと
もに細く且つ柔軟であるため、ときには相手側を引き込
み、ときには相手側に引き込まれるなどして結節状態が
変動するからである。しかしいずれにしても、人工毛1
と自毛6とのからみ合いの仕方は図13(b) に示すよう
にからみ合っている。
必ずしも一様ではない。これは人工毛1及び自毛6がと
もに細く且つ柔軟であるため、ときには相手側を引き込
み、ときには相手側に引き込まれるなどして結節状態が
変動するからである。しかしいずれにしても、人工毛1
と自毛6とのからみ合いの仕方は図13(b) に示すよう
にからみ合っている。
【0008】そして、このような人工毛1による増毛
を、多数の自毛6に対して行うためには、上記の二重ル
ープ4を、その都度作りながら自毛6に結着していくの
は面倒であるから、予め二重ループ4を作った人工毛1
を多数用意しておく方法が本件出願人によって開発され
た。
を、多数の自毛6に対して行うためには、上記の二重ル
ープ4を、その都度作りながら自毛6に結着していくの
は面倒であるから、予め二重ループ4を作った人工毛1
を多数用意しておく方法が本件出願人によって開発され
た。
【0009】図14は、その方法(特開平6−2351
07)における人工毛ホルダーを示す図である。同図に
示すように、ホルダー10は、台紙などの素材で所定の
大きさのシート状に形成されたホルダー本体11を備え
ている。このホルダー本体11の表面に、所定の間隔を
有して平行に粘着層12が設けられている。これらの粘
着層12の長手方向に並んで、図12(c) に示した人工
毛1が、その二重ループ4の下半分と引き揃え部2の根
元部分を脱離可能に貼着されて多数配設される。その上
から粘着層12よりもやや幅広の剥離紙13が、上述の
粘着層12、二重ループ4の下半分、及び引き揃え部2
の根元部分を覆って貼着されている。
07)における人工毛ホルダーを示す図である。同図に
示すように、ホルダー10は、台紙などの素材で所定の
大きさのシート状に形成されたホルダー本体11を備え
ている。このホルダー本体11の表面に、所定の間隔を
有して平行に粘着層12が設けられている。これらの粘
着層12の長手方向に並んで、図12(c) に示した人工
毛1が、その二重ループ4の下半分と引き揃え部2の根
元部分を脱離可能に貼着されて多数配設される。その上
から粘着層12よりもやや幅広の剥離紙13が、上述の
粘着層12、二重ループ4の下半分、及び引き揃え部2
の根元部分を覆って貼着されている。
【0010】増毛作業を行う際は、このホルダー10を
用い、剥離紙13を剥ぎ取り、二重ループ4を摘まんで
人工毛1を粘着層12から引き離し、図13(a),(b) に
示した手順で自毛6への結着を順次進めていくようにす
れば作業能率が向上する。
用い、剥離紙13を剥ぎ取り、二重ループ4を摘まんで
人工毛1を粘着層12から引き離し、図13(a),(b) に
示した手順で自毛6への結着を順次進めていくようにす
れば作業能率が向上する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した図12及び図
13の方法を用いれば確かに人工毛を自毛に結着するこ
とができ、また、図14の方法を用いれば確かにその作
業能率は向上する。しかしながら、図13(a),(b) に示
したように自毛6を鈎針で咥えて折り曲げ、二重ループ
4に挿通して環状の結び目を作る作業は、細かな作業で
あって面倒である。また、作業の都合上、自毛の環状の
結び目は、自毛の根元から離れた所に作られ易く、これ
を根元まで引き下げる作業は容易ではない。このように
技工上の困難を伴うため、技工士には研修と練習が必要
であり、習得に時間がかかるという問題は依然として残
っていた。そして、作業の対象も背景も共に黒一色の中
で行う細かな作業であるため、手元を注視するに集中力
を要し、目が疲れ易く疲労度が大きいという問題もあっ
た。また、顧客の立場からは、増毛作業の時間がかかり
過ぎて、人工毛を思うように増やしきれないという不満
があり、また、自毛に環状の結節部を作る際に自毛を強
く引かれることから痛みを伴い、この点でも不満が絶え
なかった。
13の方法を用いれば確かに人工毛を自毛に結着するこ
とができ、また、図14の方法を用いれば確かにその作
業能率は向上する。しかしながら、図13(a),(b) に示
したように自毛6を鈎針で咥えて折り曲げ、二重ループ
4に挿通して環状の結び目を作る作業は、細かな作業で
あって面倒である。また、作業の都合上、自毛の環状の
結び目は、自毛の根元から離れた所に作られ易く、これ
を根元まで引き下げる作業は容易ではない。このように
技工上の困難を伴うため、技工士には研修と練習が必要
であり、習得に時間がかかるという問題は依然として残
っていた。そして、作業の対象も背景も共に黒一色の中
で行う細かな作業であるため、手元を注視するに集中力
を要し、目が疲れ易く疲労度が大きいという問題もあっ
た。また、顧客の立場からは、増毛作業の時間がかかり
過ぎて、人工毛を思うように増やしきれないという不満
があり、また、自毛に環状の結節部を作る際に自毛を強
く引かれることから痛みを伴い、この点でも不満が絶え
なかった。
【0012】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
自毛との結節の形成が容易な人工毛結着方法及び増毛具
を提供することである。
自毛との結節の形成が容易な人工毛結着方法及び増毛具
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(第
1の発明)の人工毛結着方法は、人工毛を2つに折り返
して引き揃え、この折り返し部を広げながら更に小さく
折り返して上記引き揃え部に重ね、該引き揃え部を上記
広げた折り返し部で挟み付けて二重ループを形成し、該
二重ループを長形にして該長形の中央部を一回転ひねっ
て二重ループを2個形成し、該2個の二重ループの一方
の二重ループを上記中央部で折り返して他方の二重ルー
プに重ねて四重ループを形成し、該四重ループ内に適宜
の頭髪を根元まで引き入れ、上記引き揃えた両端を左右
に振り分け一直線に緊張させて上記四重ループを引き絞
ることにより、上記四重ループの重ね戻り及びその後の
上記2個の二重ループのひねり戻りを発生させ、該四重
ループの重ね戻り及びその後の上記2個の二重ループの
ひねり戻りにより上記四重ループに挿通しただけの頭髪
を上記最初に形成された二重ループ内に結着させ、該二
重ループを更に引き絞って固結させることにより上記人
工毛と上記頭髪と互いに結着させる。
1の発明)の人工毛結着方法は、人工毛を2つに折り返
して引き揃え、この折り返し部を広げながら更に小さく
折り返して上記引き揃え部に重ね、該引き揃え部を上記
広げた折り返し部で挟み付けて二重ループを形成し、該
二重ループを長形にして該長形の中央部を一回転ひねっ
て二重ループを2個形成し、該2個の二重ループの一方
の二重ループを上記中央部で折り返して他方の二重ルー
プに重ねて四重ループを形成し、該四重ループ内に適宜
の頭髪を根元まで引き入れ、上記引き揃えた両端を左右
に振り分け一直線に緊張させて上記四重ループを引き絞
ることにより、上記四重ループの重ね戻り及びその後の
上記2個の二重ループのひねり戻りを発生させ、該四重
ループの重ね戻り及びその後の上記2個の二重ループの
ひねり戻りにより上記四重ループに挿通しただけの頭髪
を上記最初に形成された二重ループ内に結着させ、該二
重ループを更に引き絞って固結させることにより上記人
工毛と上記頭髪と互いに結着させる。
【0014】請求項2記載の発明(第2の発明)の増毛
具は、帯状部材と、該帯状部材の表面側部の所定の範囲
に設けられた粘着層と、該粘着層に脱離可能に取付けら
れた人工毛と、該人工毛の上から上記粘着層を覆って貼
着する剥離部材とからなり、上記人工毛は、中央部に屈
曲ループ部を形成し、該屈曲ループ部から両端部が同方
向に伸長し、上記屈曲ループ部の少なくとも頭髪を挿通
可能な範囲を上記帯状部材の外側に配置され、帯状部材
の内側に残る屈曲ループ部と該屈曲ループ部から伸長す
る上記両端部の根元部とを上記粘着層と上記剥離部材間
に保持されるよう配置されて構成される。
具は、帯状部材と、該帯状部材の表面側部の所定の範囲
に設けられた粘着層と、該粘着層に脱離可能に取付けら
れた人工毛と、該人工毛の上から上記粘着層を覆って貼
着する剥離部材とからなり、上記人工毛は、中央部に屈
曲ループ部を形成し、該屈曲ループ部から両端部が同方
向に伸長し、上記屈曲ループ部の少なくとも頭髪を挿通
可能な範囲を上記帯状部材の外側に配置され、帯状部材
の内側に残る屈曲ループ部と該屈曲ループ部から伸長す
る上記両端部の根元部とを上記粘着層と上記剥離部材間
に保持されるよう配置されて構成される。
【0015】上記帯状部材は、例えば請求項3記載のよ
うに、上記粘着層と上記剥離部材間に複数の人工毛を帯
状の長手方向に順次並べて保持して構成される。また、
例えば請求項5記載のように、上記粘着層を有する側部
を鋸歯状に切り欠かかれて形成され、上記剥離部材が帯
状部材の側部の形状に対応する鋸歯状の切り欠き部を形
成され、上記人工毛が鋸歯状の切り欠き部に屈曲ループ
部の一部を露出し残部の屈曲ループ部とこれから伸長す
る両端部の根元部とを上記粘着層と上記剥離部材間に保
持されて構成される。そして、上記帯状部材は、例えば
請求項7記載のように、上記複数の人工毛を保持した上
記粘着層と剥離部材の部分を表に出して適宜の台紙に多
段式に配置され、該台紙から脱離可能なように該台紙に
帯状の両端部を貼着されて配置され、また、例えば請求
項8記載のように、人工毛を保持しない両端部のいずれ
か一方の端部に、片手の指と指とで挟持可能な余地を形
成して構成される。
うに、上記粘着層と上記剥離部材間に複数の人工毛を帯
状の長手方向に順次並べて保持して構成される。また、
例えば請求項5記載のように、上記粘着層を有する側部
を鋸歯状に切り欠かかれて形成され、上記剥離部材が帯
状部材の側部の形状に対応する鋸歯状の切り欠き部を形
成され、上記人工毛が鋸歯状の切り欠き部に屈曲ループ
部の一部を露出し残部の屈曲ループ部とこれから伸長す
る両端部の根元部とを上記粘着層と上記剥離部材間に保
持されて構成される。そして、上記帯状部材は、例えば
請求項7記載のように、上記複数の人工毛を保持した上
記粘着層と剥離部材の部分を表に出して適宜の台紙に多
段式に配置され、該台紙から脱離可能なように該台紙に
帯状の両端部を貼着されて配置され、また、例えば請求
項8記載のように、人工毛を保持しない両端部のいずれ
か一方の端部に、片手の指と指とで挟持可能な余地を形
成して構成される。
【0016】また、上記屈曲ループ部は、例えば請求項
4記載のように、上記人工毛を2つに折り返して引き揃
え、該折り返し部を広げながら更に小さく折り返して上
記引き揃え部に重ね、該引き揃え部を上記広げた折り返
し部で挟み付けて二重ループを形成し、該二重ループを
長形にして該長形の中央部を一回転ひねって二重ループ
を2個形成し、該2個の二重ループの一方の二重ループ
を上記中央部で折り返して他方の二重ループに重ねて形
成された四重ループで構成される。
4記載のように、上記人工毛を2つに折り返して引き揃
え、該折り返し部を広げながら更に小さく折り返して上
記引き揃え部に重ね、該引き揃え部を上記広げた折り返
し部で挟み付けて二重ループを形成し、該二重ループを
長形にして該長形の中央部を一回転ひねって二重ループ
を2個形成し、該2個の二重ループの一方の二重ループ
を上記中央部で折り返して他方の二重ループに重ねて形
成された四重ループで構成される。
【0017】そして、上記屈曲ループ部から伸長する上
記人工毛の両端部は、例えば請求項6記載のように、根
元から左右に開いた状態で上記粘着層と上記剥離部材間
に配置されて構成される。
記人工毛の両端部は、例えば請求項6記載のように、根
元から左右に開いた状態で上記粘着層と上記剥離部材間
に配置されて構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1乃至図6は、第1の発明
の実施の形態における人工毛結着方法を説明する図であ
る。図1は、およそ 0.1mm程度の細い人工毛20を判り
やすく図示するために拡大して示している(図2乃至図
6も同様)。この図1は、図12(a),(b),(c) に示した
方法と同様に、人工毛20を2つに折り返して引き揃え
た後、その折り返し部21を広げながら更に小さく折り
返して引き揃え部22に重ねて、その引き揃え部22を
上記広げた折り返し部21で挟み付けて二重ループ23
を形成した状態を示している。この二重ループ23は、
図1に示すように、やや長形に形成してある。
を参照しながら説明する。図1乃至図6は、第1の発明
の実施の形態における人工毛結着方法を説明する図であ
る。図1は、およそ 0.1mm程度の細い人工毛20を判り
やすく図示するために拡大して示している(図2乃至図
6も同様)。この図1は、図12(a),(b),(c) に示した
方法と同様に、人工毛20を2つに折り返して引き揃え
た後、その折り返し部21を広げながら更に小さく折り
返して引き揃え部22に重ねて、その引き揃え部22を
上記広げた折り返し部21で挟み付けて二重ループ23
を形成した状態を示している。この二重ループ23は、
図1に示すように、やや長形に形成してある。
【0019】この長形の二重ループ23の中央部を、図
2に示すように、一回転ひねって2個の二重ループ24
及び25を形成する。そして、これら2個の二重ループ
24及び25の一方の二重ループ(この例では上の二重
ループ24)を、上述のひねった中央部26で折り返し
て、図3に示すように、他方の二重ループ25に重ねて
四重ループ27を形成する。このように形成した四重ル
ープ27を、図3の破線矢印Aで示す引き揃え部22の
根元部分で、引き揃え部22と共に指先で摘まみ持ち、
この四重ループ27内に、図4に示すように、人の頭部
28の適宜の自毛29を根元まで引き入れる。自毛29
は単に引き入れるだけで良く、環状結びを形成する必要
はない。
2に示すように、一回転ひねって2個の二重ループ24
及び25を形成する。そして、これら2個の二重ループ
24及び25の一方の二重ループ(この例では上の二重
ループ24)を、上述のひねった中央部26で折り返し
て、図3に示すように、他方の二重ループ25に重ねて
四重ループ27を形成する。このように形成した四重ル
ープ27を、図3の破線矢印Aで示す引き揃え部22の
根元部分で、引き揃え部22と共に指先で摘まみ持ち、
この四重ループ27内に、図4に示すように、人の頭部
28の適宜の自毛29を根元まで引き入れる。自毛29
は単に引き入れるだけで良く、環状結びを形成する必要
はない。
【0020】この後、摘まみ持った指先を放して、人工
毛20の両端(引き揃え部22)を左右に振り分け一直
線に緊張させて四重ループ27を引き絞る。すると、人
工毛20の剛性により先ず四重ループ27の折り曲げと
捻りが解除され、図5に示すように、自毛29が人工毛
20の復元した2個の二重ループ24及び25に絡み付
く。更に、引き揃え部22を左右に引いて上記の四重ル
ープ27の重ね戻りに続くその後の2個の二重ループ2
4及び25のひねり戻りを発生させながら自毛29の絡
み付いた二重ループ24及び25を引き絞る。
毛20の両端(引き揃え部22)を左右に振り分け一直
線に緊張させて四重ループ27を引き絞る。すると、人
工毛20の剛性により先ず四重ループ27の折り曲げと
捻りが解除され、図5に示すように、自毛29が人工毛
20の復元した2個の二重ループ24及び25に絡み付
く。更に、引き揃え部22を左右に引いて上記の四重ル
ープ27の重ね戻りに続くその後の2個の二重ループ2
4及び25のひねり戻りを発生させながら自毛29の絡
み付いた二重ループ24及び25を引き絞る。
【0021】これにより、上述した四重ループ27に挿
通しただけの頭髪(自毛29)が、図6(a),(b) に表裏
二面で示す状態図のように、上記引き絞りにより捻りが
戻って復元した図1に示した最初に形成された二重ルー
プ23内に結着され、その引き絞りにより固結された人
工毛20の二重ループ23と上記頭髪(自毛29)とが
互いに結着される。
通しただけの頭髪(自毛29)が、図6(a),(b) に表裏
二面で示す状態図のように、上記引き絞りにより捻りが
戻って復元した図1に示した最初に形成された二重ルー
プ23内に結着され、その引き絞りにより固結された人
工毛20の二重ループ23と上記頭髪(自毛29)とが
互いに結着される。
【0022】このように、本発明の人工毛結着方法によ
れば、自毛29を単に四重ループ27内に引き入れるだ
けであるので結着部を自毛29の根元に容易に近接して
形成することができ、また、同様に自毛29を単に四重
ループ27内に引き入れるだけであるから自毛29が引
っ張られるということがなく顧客に苦痛を与えることが
ない。この方法により仕上げられた結節部の状態は、図
12及び図13に示した手数の掛かる方法によって行わ
れた人工毛と自毛とのからみ合い(図13(b)参照)に
よるものと全く同一であり、その結節の結果における結
着は強固である。
れば、自毛29を単に四重ループ27内に引き入れるだ
けであるので結着部を自毛29の根元に容易に近接して
形成することができ、また、同様に自毛29を単に四重
ループ27内に引き入れるだけであるから自毛29が引
っ張られるということがなく顧客に苦痛を与えることが
ない。この方法により仕上げられた結節部の状態は、図
12及び図13に示した手数の掛かる方法によって行わ
れた人工毛と自毛とのからみ合い(図13(b)参照)に
よるものと全く同一であり、その結節の結果における結
着は強固である。
【0023】続いて、図7及び図8は、第2の発明の第
1の実施の形態における増毛具の構成を示す図である。
上記図7は、その一部を切り欠いて示した拡大図であ
る。図7及び図8に示すように、増毛具30は、適宜の
紙質の帯状部材31と、この帯状部材31の表面側部の
所定の範囲に設けられた粘着層32(図7参照)と、こ
の粘着層32に脱離可能に取付けられた人工毛33と、
この人工毛33の上から上記粘着層32を覆って貼着す
る剥離部材34とからなる。
1の実施の形態における増毛具の構成を示す図である。
上記図7は、その一部を切り欠いて示した拡大図であ
る。図7及び図8に示すように、増毛具30は、適宜の
紙質の帯状部材31と、この帯状部材31の表面側部の
所定の範囲に設けられた粘着層32(図7参照)と、こ
の粘着層32に脱離可能に取付けられた人工毛33と、
この人工毛33の上から上記粘着層32を覆って貼着す
る剥離部材34とからなる。
【0024】上記の人工毛33は、中央部に屈曲ループ
部35を形成し、この屈曲ループ部35から両端部36
が同方向に伸長し、屈曲ループ部35の少なくとも頭髪
を挿通可能な範囲Bを帯状部材31の外側に配置され、
帯状部材31の内側に残る屈曲ループ部35′と、この
屈曲ループ部35′から伸長する上記両端部36の根元
部36′とを粘着層32と剥離部材34間に保持されて
配置されている。
部35を形成し、この屈曲ループ部35から両端部36
が同方向に伸長し、屈曲ループ部35の少なくとも頭髪
を挿通可能な範囲Bを帯状部材31の外側に配置され、
帯状部材31の内側に残る屈曲ループ部35′と、この
屈曲ループ部35′から伸長する上記両端部36の根元
部36′とを粘着層32と剥離部材34間に保持されて
配置されている。
【0025】上記の帯状部材31の粘着層32と剥離部
材34間には、複数の人工毛33(図では10個の人工
毛33を示しているが、これより多くても良く、また少
なくても良い)が、帯状の長手方向に順次並べて保持さ
れている。これらの人工毛33の屈曲ループ35は、例
えば上述した第1の発明に基づいて形成される図3に示
した四重ループ27である。
材34間には、複数の人工毛33(図では10個の人工
毛33を示しているが、これより多くても良く、また少
なくても良い)が、帯状の長手方向に順次並べて保持さ
れている。これらの人工毛33の屈曲ループ35は、例
えば上述した第1の発明に基づいて形成される図3に示
した四重ループ27である。
【0026】この屈曲ループ35の帯状部材31の外側
に配置された部分(図の範囲Bで示す部分)に、図4に
示したように、自毛を根元まで挿通した後、その人工毛
33の部分の剥離部材34を剥ぎ取り、両端部33を左
右に割って開き、これらを左右に引いて緊張させると、
図6(a),(b) に示した自毛と人工毛との結節が形成され
る。これを、上記増毛具30に連設されている人工毛3
3により順次繰り返して、人工毛33を自毛に結着する
増毛作業を行うようにする。
に配置された部分(図の範囲Bで示す部分)に、図4に
示したように、自毛を根元まで挿通した後、その人工毛
33の部分の剥離部材34を剥ぎ取り、両端部33を左
右に割って開き、これらを左右に引いて緊張させると、
図6(a),(b) に示した自毛と人工毛との結節が形成され
る。これを、上記増毛具30に連設されている人工毛3
3により順次繰り返して、人工毛33を自毛に結着する
増毛作業を行うようにする。
【0027】このように、予め屈曲ループ35を形成し
た人工毛33を多数保持して、この人工毛33に自毛を
挿通して、人工毛33の両端部36を一直線に緊張する
だけで、連続して人工毛33を自毛に結着させていくこ
とができるから、短時間で多数の人工毛を素早く自毛に
結着することができる。
た人工毛33を多数保持して、この人工毛33に自毛を
挿通して、人工毛33の両端部36を一直線に緊張する
だけで、連続して人工毛33を自毛に結着させていくこ
とができるから、短時間で多数の人工毛を素早く自毛に
結着することができる。
【0028】続いて、図9は、上記第2の発明の第2の
実施の形態における増毛具の例を示す図である。同図に
示すように、この増毛具40は、適宜の台紙41の上
に、上記第1の実施の形態における増毛具30が、人工
毛33を保持した粘着層32と剥離部材34の部分を表
に出して、多段式に配置されて構成される。これら増毛
具30は、帯状部材の両端部31a及び31bを台紙4
1に貼着され、台紙41から脱離可能に配置されてい
る。
実施の形態における増毛具の例を示す図である。同図に
示すように、この増毛具40は、適宜の台紙41の上
に、上記第1の実施の形態における増毛具30が、人工
毛33を保持した粘着層32と剥離部材34の部分を表
に出して、多段式に配置されて構成される。これら増毛
具30は、帯状部材の両端部31a及び31bを台紙4
1に貼着され、台紙41から脱離可能に配置されてい
る。
【0029】このように、この増毛具40は、前述した
増毛具30を多数、多段式に(図では5段の配置を示し
ているが、これより多くても良く、また少なくても良
い)保持しているので、この増毛具40を手近に置い
て、個々の増毛具30を台紙41から順次剥ぎ取って上
述した増毛作業を行うことができ、極めて多数の人工毛
33による増毛作業を容易に行うことができる。
増毛具30を多数、多段式に(図では5段の配置を示し
ているが、これより多くても良く、また少なくても良
い)保持しているので、この増毛具40を手近に置い
て、個々の増毛具30を台紙41から順次剥ぎ取って上
述した増毛作業を行うことができ、極めて多数の人工毛
33による増毛作業を容易に行うことができる。
【0030】図10は、上記第2の発明の第2の実施の
形態における増毛具の他の例を示す図である。同図に示
す増毛具45は、幅の広い台紙46の上に、上述した増
毛具30を多段式に且つ2列に配置したものである。こ
れで、尚一層、多数の人工毛33による増毛作業を容易
に行うことができる。
形態における増毛具の他の例を示す図である。同図に示
す増毛具45は、幅の広い台紙46の上に、上述した増
毛具30を多段式に且つ2列に配置したものである。こ
れで、尚一層、多数の人工毛33による増毛作業を容易
に行うことができる。
【0031】次に、図11は、第2の発明の第3の実施
の形態における増毛具の構成を示す図である。この増毛
具50は、帯状部材51の粘着層52を有する側部(図
では上部)を鋸歯状に切り欠かかれて形成されている。
そして、これを覆う剥離部材53も、帯状部材51の側
部の形状に対応して、鋸歯状の切り欠き部を形成されて
いる。この鋸歯状の粘着層52と剥離部材53間に、第
1及び第2の実施の形態における場合と同様の人工毛3
3が保持されている。この場合の人工毛33は、その屈
曲ループ部35の一部35aを鋸歯状の切り欠き部に露
出し、残部の屈曲ループ部35bとこれから伸長する両
端部36の根元部36aとを粘着層52と剥離部材53
間に保持されている。
の形態における増毛具の構成を示す図である。この増毛
具50は、帯状部材51の粘着層52を有する側部(図
では上部)を鋸歯状に切り欠かかれて形成されている。
そして、これを覆う剥離部材53も、帯状部材51の側
部の形状に対応して、鋸歯状の切り欠き部を形成されて
いる。この鋸歯状の粘着層52と剥離部材53間に、第
1及び第2の実施の形態における場合と同様の人工毛3
3が保持されている。この場合の人工毛33は、その屈
曲ループ部35の一部35aを鋸歯状の切り欠き部に露
出し、残部の屈曲ループ部35bとこれから伸長する両
端部36の根元部36aとを粘着層52と剥離部材53
間に保持されている。
【0032】自毛は、鋸歯状の切り欠き部に露出しいる
屈曲ループ部35(35a)に挿通される。その後の結
着のしかたは第1の実施の形態の場合と同様である。こ
の場合、上記のように屈曲ループ部35がその一部35
aを鋸歯状の切り欠き部に覗かせているだけなので、鋸
歯の先端が、その先端と面一(つらいち)になって並ぶ
屈曲ループ部35を保護する配置となり、従ってこの増
毛具50を手に持った場合も、屈曲ループ部35がつぶ
れる心配がなく、安定した結着作業(増毛作業)を行う
ことができる。
屈曲ループ部35(35a)に挿通される。その後の結
着のしかたは第1の実施の形態の場合と同様である。こ
の場合、上記のように屈曲ループ部35がその一部35
aを鋸歯状の切り欠き部に覗かせているだけなので、鋸
歯の先端が、その先端と面一(つらいち)になって並ぶ
屈曲ループ部35を保護する配置となり、従ってこの増
毛具50を手に持った場合も、屈曲ループ部35がつぶ
れる心配がなく、安定した結着作業(増毛作業)を行う
ことができる。
【0033】また、自毛を屈曲ループ部に挿通する際、
鉤針を鋸歯の谷に当接させて進退させることができ、鉤
針が人工毛と触れ合うことがなく、したがってループの
形崩れがなく、安定した状態で作業を行うことが出来
る。
鉤針を鋸歯の谷に当接させて進退させることができ、鉤
針が人工毛と触れ合うことがなく、したがってループの
形崩れがなく、安定した状態で作業を行うことが出来
る。
【0034】尚、帯状部材51は、人工毛33を保持し
ない両端部51a及び51bのいずれか一方の端部(図
では左端51a)に、片手の指と指とで容易に挟持可能
なように、他方の端部(図では右端51b)に比較して
長目の余地を形成している。このように一方の端部を他
端よりも長くする構成は、上述した第1及び第2の実施
の形態にも適用できる。
ない両端部51a及び51bのいずれか一方の端部(図
では左端51a)に、片手の指と指とで容易に挟持可能
なように、他方の端部(図では右端51b)に比較して
長目の余地を形成している。このように一方の端部を他
端よりも長くする構成は、上述した第1及び第2の実施
の形態にも適用できる。
【0035】また、この増毛具50では、人工毛33の
屈曲ループ部35から伸長する両端部36は、根元部3
6aから左右に開いた状態で粘着層52と剥離部材53
間に配置される。このように、両端部36を予め左右に
開いて配置するので、自毛を屈曲ループ部35に挿通し
た後、その部分の剥離部材53を取り除いて両端部36
を左右に緊張する際、両端部36を指で掻き分けて左右
に分離する手数が省けるため、作業の能率が一層向上す
る。尚、このように両端部36を予め左右に開いて配置
する構成も、上述した第1及び第2の実施の形態に適用
可能である。
屈曲ループ部35から伸長する両端部36は、根元部3
6aから左右に開いた状態で粘着層52と剥離部材53
間に配置される。このように、両端部36を予め左右に
開いて配置するので、自毛を屈曲ループ部35に挿通し
た後、その部分の剥離部材53を取り除いて両端部36
を左右に緊張する際、両端部36を指で掻き分けて左右
に分離する手数が省けるため、作業の能率が一層向上す
る。尚、このように両端部36を予め左右に開いて配置
する構成も、上述した第1及び第2の実施の形態に適用
可能である。
【0036】また、図11では、鋸歯の谷がループの中
間に位置しているが、鋸歯の谷をループの下端に来るよ
うに深く切り込むようにしてもよく、要はループの一部
が鋸歯の間に覗く構成であれば良い。
間に位置しているが、鋸歯の谷をループの下端に来るよ
うに深く切り込むようにしてもよく、要はループの一部
が鋸歯の間に覗く構成であれば良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
人工毛の予め形成した四重ループ内に自毛を引き入れる
だけで人工毛と自毛との結着ができるので、結着部を自
毛の根元に近接して容易に形成することができ、したが
って、自然な増毛効果が得られる。また、同様に自毛を
単に四重ループ内に引き入れるだけで結着できるので、
自毛を環状結びのために引っ張る必要がなく、したがっ
て、顧客に苦痛を与えずに済み顧客に喜ばれる。また、
同様に自毛を四重ループ内に引き入れるだけであるの
で、環状結びの手数がはぶけ、したがって、作業の能率
が向上する。また、四重ループを予め作成した人工毛を
帯状部材に多数配置して保持するので、多数の人工毛を
自毛に結着する作業を連続して行うことができ、これに
より、増毛の作業時間が短縮され、したがって、顧客に
喜ばれ又費用を削減することが可能となる。
人工毛の予め形成した四重ループ内に自毛を引き入れる
だけで人工毛と自毛との結着ができるので、結着部を自
毛の根元に近接して容易に形成することができ、したが
って、自然な増毛効果が得られる。また、同様に自毛を
単に四重ループ内に引き入れるだけで結着できるので、
自毛を環状結びのために引っ張る必要がなく、したがっ
て、顧客に苦痛を与えずに済み顧客に喜ばれる。また、
同様に自毛を四重ループ内に引き入れるだけであるの
で、環状結びの手数がはぶけ、したがって、作業の能率
が向上する。また、四重ループを予め作成した人工毛を
帯状部材に多数配置して保持するので、多数の人工毛を
自毛に結着する作業を連続して行うことができ、これに
より、増毛の作業時間が短縮され、したがって、顧客に
喜ばれ又費用を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態における人工毛結着方
法を説明する図(その1)である。
法を説明する図(その1)である。
【図2】第1の発明の実施の形態における人工毛結着方
法を説明する図(その2)である。
法を説明する図(その2)である。
【図3】第1の発明の実施の形態における人工毛結着方
法を説明する図(その3)である。
法を説明する図(その3)である。
【図4】第1の発明の実施の形態における人工毛結着方
法を説明する図(その4)である。
法を説明する図(その4)である。
【図5】第1の発明の実施の形態における人工毛結着方
法を説明する図(その5)である。
法を説明する図(その5)である。
【図6】第1の発明の実施の形態における人工毛結着方
法を説明する図(その6)である。
法を説明する図(その6)である。
【図7】第2の発明の第1の実施の形態における増毛具
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図8】第2の発明の第1の実施の形態における増毛具
の構成を一部を切り欠いて示した拡大図である。
の構成を一部を切り欠いて示した拡大図である。
【図9】第2の発明の第2の実施の形態における増毛具
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図10】第2の発明の第2の実施の形態における増毛
具の他の例を示す図である。
具の他の例を示す図である。
【図11】第2の発明の第3の実施の形態における増毛
具の構成を示す図である。
具の構成を示す図である。
【図12】従来の増毛法における人工毛髪を頭髪に結着
する方法を説明する図(その1)である。
する方法を説明する図(その1)である。
【図13】従来の増毛法における人工毛髪を頭髪に結着
する方法を説明する図(その2)である。
する方法を説明する図(その2)である。
【図14】従来の人工毛ホルダーを示す図である。
1 人工毛 2 引き揃え部 3 屈曲部 4 二重ループ 5 人の頭部 6 自毛 7 折り返し部 8 自由端 10 ホルダー 11 ホルダー本体 12 粘着層 13 剥離紙 20 人工毛 21 折り返し部 22 引き揃え部 23、24、25 二重ループ 26 中央部 27 四重ループ 28 人の頭部 29 自毛(頭髪) 30、40、45、50 増毛具 31、51 帯状部材 31a、31b、51a、51b 帯状部材の両端部 32、52 粘着層 33 人工毛 34、53 剥離部材 35 屈曲ループ部 35a 露出部 35b 保持部 36 人工毛の両端部 36′、36a 根元部 41、46 台紙
Claims (8)
- 【請求項1】 人工毛を2つに折り返して引き揃え、こ
の折り返し部を広げながら更に小さく折り返して前記引
き揃え部に重ね、該引き揃え部を前記広げた折り返し部
で挟み付けて二重ループを形成し、該二重ループを長形
にして該長形の中央部を一回転ひねって二重ループを2
個形成し、該2個の二重ループの一方の二重ループを前
記中央部で折り返して他方の二重ループに重ねて四重ル
ープを形成し、該四重ループ内に適宜の頭髪を根元まで
引き入れ、前記引き揃えた両端を左右に振り分け一直線
に緊張させて前記四重ループを引き絞ることにより、前
記四重ループの重ね戻り及びその後の前記2個の二重ル
ープのひねり戻りを発生させ、該四重ループの重ね戻り
及びその後の前記2個の二重ループのひねり戻りにより
前記四重ループに挿通しただけの頭髪を前記最初に形成
された二重ループ内に結着させ、該二重ループを更に引
き絞って固結させることにより前記人工毛と前記頭髪と
互いに結着させることを特徴とする人工毛結着方法。 - 【請求項2】 帯状部材と、該帯状部材の表面側部の所
定の範囲に設けられた粘着層と、該粘着層に脱離可能に
取付けられた人工毛と、該人工毛の上から前記粘着層を
覆って貼着する剥離部材とからなり、 前記人工毛は、中央部に屈曲ループ部を形成し、該屈曲
ループ部から両端部が同方向に伸長し、前記屈曲ループ
部の少なくとも頭髪を挿通可能な範囲を前記帯状部材の
外側に配置され、帯状部材の内側に残る屈曲ループ部と
該屈曲ループ部から伸長する前記両端部の根元部とを前
記粘着層と前記剥離部材間に保持されるよう配置される
ことを特徴とする増毛具。 - 【請求項3】 前記帯状部材は、前記粘着層と前記剥離
部材間に複数の前記人工毛を帯状の長手方向に順次並べ
て保持することを特徴とする請求項2記載の増毛具。 - 【請求項4】 前記屈曲ループ部は、前記人工毛を2つ
に折り返して引き揃え、該折り返し部を広げながら更に
小さく折り返して前記引き揃え部に重ね、該引き揃え部
を前記広げた折り返し部で挟み付けて二重ループを形成
し、該二重ループを長形にして該長形の中央部を一回転
ひねって二重ループを2個形成し、該2個の二重ループ
の一方の二重ループを前記中央部で折り返して他方の二
重ループに重ねて形成された四重ループであることを特
徴とする請求項2記載の増毛具。 - 【請求項5】 前記帯状部材は、前記粘着層を有する側
部を鋸歯状に切り欠かかれて形成され、前記剥離部材
は、前記帯状部材の側部の形状に対応する鋸歯状の切り
欠き部を形成され、前記人工毛は、前記鋸歯状の切り欠
き部に屈曲ループ部の一部を露出し残部の屈曲ループ部
とこれから伸長する両端部の根元部とを前記粘着層と前
記剥離部材間に保持されることを特徴とする請求項2、
3又は4記載の増毛具。 - 【請求項6】 前記屈曲ループ部から伸長する前記人工
毛の両端部は、根元から左右に開いた状態で前記粘着層
と前記剥離部材間に配置されることを特徴とする請求項
2、3、4、又は5記載の増毛具。 - 【請求項7】 前記帯状部材は、前記複数の人工毛を保
持した前記粘着層と剥離部材の部分を表に出して適宜の
台紙に多段式に配置され、該台紙から脱離可能なように
該台紙に帯状の両端部を貼着されて配置されることを特
徴とする請求項2、3、4、5、又は6記載の増毛具。 - 【請求項8】 前記帯状部材は、人工毛を保持しない両
端部のいずれか一方の端部に、片手の指と指とで挟持可
能な余地を形成して構成されることを特徴とする請求項
2、3、4、5、6又は8記載の増毛具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20739596A JPH1053910A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 人工毛結着方法及び増毛具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20739596A JPH1053910A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 人工毛結着方法及び増毛具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1053910A true JPH1053910A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16539037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20739596A Withdrawn JPH1053910A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 人工毛結着方法及び増毛具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1053910A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6910486B2 (en) * | 2000-12-25 | 2005-06-28 | Aderans Co., Ltd. | Artificial hair material, hair restoring apparatus, and hair restoring method |
CN103099365A (zh) * | 2011-11-10 | 2013-05-15 | 青岛海森林进出口有限公司 | 一种用于网状材料的毛发结扣构件及其制造方法 |
CN105011444A (zh) * | 2014-04-30 | 2015-11-04 | 株式会社姿美森 | 在假发基底上编结毛发的方法、毛发的结扣构造、假发、以及植毛工具 |
JP2020133075A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | 株式会社アートネイチャー | 人工毛髪、人工毛髪束セット、人工毛髪の製造方法、増毛方法及びかつら |
US11540574B2 (en) | 2017-06-30 | 2023-01-03 | Aderans Company Limited | Hair extension and manufacturing and attaching method of the same |
-
1996
- 1996-08-06 JP JP20739596A patent/JPH1053910A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103099365A (zh) * | 2011-11-10 | 2013-05-15 | 青岛海森林进出口有限公司 | 一种用于网状材料的毛发结扣构件及其制造方法 |
CN103099365B (zh) * | 2011-11-10 | 2016-12-07 | 青岛海森林进出口有限公司 | 一种用于网状材料的毛发结扣构件及其制造方法 |
CN105011444A (zh) * | 2014-04-30 | 2015-11-04 | 株式会社姿美森 | 在假发基底上编结毛发的方法、毛发的结扣构造、假发、以及植毛工具 |
US11540574B2 (en) | 2017-06-30 | 2023-01-03 | Aderans Company Limited | Hair extension and manufacturing and attaching method of the same |
JP2020133075A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | 株式会社アートネイチャー | 人工毛髪、人工毛髪束セット、人工毛髪の製造方法、増毛方法及びかつら |
WO2020175210A1 (ja) * | 2019-02-25 | 2020-09-03 | 株式会社アートネイチャー | 人工毛髪、人工毛髪束セット、人工毛髪の製造方法、増毛方法及びかつら |
CN113490433A (zh) * | 2019-02-25 | 2021-10-08 | 自然艺术公司 | 人造毛发、人造毛发束组、人造毛发的制造方法、增发方法以及假发 |
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