JP2005200802A - 毛髪連結具および毛髪連結方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自毛と付け毛を簡単な作業で確りと連結でき、安全で持続性の高い毛髪連結具および毛髪連結方法が求められている。
【解決手段】 毛髪連結具1は自毛と付け毛を連結するものであって、塑性変形する材料で略筒状に形成された連結具本体2の、少なくとも内周面2Aが弾性部材3で被覆されているとともに、弾性部材4で囲まれる空間4が自毛と付け毛の双方を挿通可能な大きさに形成されている。この毛髪連結具1では、弾性部材3で囲まれる空間4内に自毛と付け毛の双方が挿通されたのち、連結具本体2が径方向にかしめられて自毛および付け毛が一体に弾性部材3,3間で挟持されるようになっている。
【選択図】 図1
【解決手段】 毛髪連結具1は自毛と付け毛を連結するものであって、塑性変形する材料で略筒状に形成された連結具本体2の、少なくとも内周面2Aが弾性部材3で被覆されているとともに、弾性部材4で囲まれる空間4が自毛と付け毛の双方を挿通可能な大きさに形成されている。この毛髪連結具1では、弾性部材3で囲まれる空間4内に自毛と付け毛の双方が挿通されたのち、連結具本体2が径方向にかしめられて自毛および付け毛が一体に弾性部材3,3間で挟持されるようになっている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自毛を実際よりも長く見せるために付け毛を連結する毛髪連結具およびこれを用いた毛髪連結方法に関するものである。
従来、この種の毛髪連結具として、綿布片に感熱性接着剤を含浸させたものが下記の特許文献1に開示されている。この毛髪連結具では、利用客の自毛の先端部と、「エクステンション」と称される付け毛の上端部とを感熱性接着剤上で重ね合わせて綿布片を巻き合わせたのち、これらの巻き合わせ部分に約160℃に加熱したストレートヘア用アイロンなどを押し当てることにより、感熱性接着剤を溶融させて自毛と付け毛を一体に接着するようになっている。
特開2003−278021号公報
上記従来の毛髪連結具では、高温のアイロンを使用するので取扱いに多大な注意を要し、ひいては火傷や髪質の劣化を引き起こすおそれがある。そのために作業性が悪くなり作業時間が長くかかっていた。特許文献1では全数の連結作業の開始から完了までに2時間かかると記載されている。また、自毛から付け毛を取り外す際にも高温のアイロンが使用されるが、溶融した感熱性接着剤を自毛から取り除く作業に手間がかかりすぎる。
一方で、感熱性接着剤は常温に戻ると粘着力が低下するため、いったん固定した自毛や付け毛が感熱性接着剤から抜け落ちることがあり、連結の持続性に問題がある。
一方で、感熱性接着剤は常温に戻ると粘着力が低下するため、いったん固定した自毛や付け毛が感熱性接着剤から抜け落ちることがあり、連結の持続性に問題がある。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、自毛と付け毛を簡単な作業で確りと連結でき、安全で持続性の高い毛髪連結具および毛髪連結方法の提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る毛髪連結具は、自毛と付け毛を連結するものであって、塑性変形する材料で略筒状に形成された連結具本体の、少なくとも内周面が弾性部材で被覆されているとともに、弾性部材で囲まれる空間が自毛と付け毛の双方を挿通可能な大きさに形成された構成にしてある。
また、前記構成において、連結具本体および弾性部材が、それぞれの周方向で分断され筒心方向に見て略コ字状ないし略C字状に形成されているものである。
そして、本発明に係る毛髪連結方法は、請求項1または請求項2に記載された毛髪連結具の弾性部材で囲まれる空間内に自毛と付け毛の双方を挿通したのち、連結具本体を径方向にかしめて自毛および付け毛を一体に弾性部材間で挟持するものである。
本発明に係る毛髪連結具およびこれを用いた毛髪連結方法によれば、弾性部材で囲まれる空間内に自毛と付け毛の双方を挿通したのち、連結具本体を径方向にかしめると、自毛および付け毛が弾性部材間で弾性的に挟持される。従って、自毛および付け毛がしっかりと一体連結されるので、長期間にわたり良好な連結状態を保持することができる。また、自毛および付け毛は弾性部材の弾性により引っ張りに耐えるため毛切れが少ない。そして、この毛髪連結具を用いた連結作業は加熱を必要としないので、従来技術と比べて格段に作業性および安全性が高い。
また、連結具本体および弾性部材が、それぞれの周方向で分断され筒心方向に見て略コ字状ないし略C字状に形成されている場合は、自毛および付け毛を側方の分断部分から挿し込めるため、別個の係止具そのものおよび係止具を取り扱う作業を必要とせず、連結作業を極めて簡単かつ短時間に行なうことができ安価で済む。
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係る毛髪連結具の外観図、図2は図1における毛髪連結具のA−A線矢視断面図、図3は毛髪連結具の分解組立図である。
各図において、この実施形態に係る毛髪連結具1は利用者の自毛11(図8参照)と付け毛21(図8参照)を連結するものであって、平面視(筒心C方向)で円筒状に形成されたアルミニウム(塑性変形する材料)製の連結具本体2と、同じく平面視で円筒状に形成された軟質ポリエチレンチューブ製の弾性部材3とから構成されている。
各図において、この実施形態に係る毛髪連結具1は利用者の自毛11(図8参照)と付け毛21(図8参照)を連結するものであって、平面視(筒心C方向)で円筒状に形成されたアルミニウム(塑性変形する材料)製の連結具本体2と、同じく平面視で円筒状に形成された軟質ポリエチレンチューブ製の弾性部材3とから構成されている。
連結具本体2は内周面2Aの内径がD1に形成され、弾性部材3は外周面3Bの外径がD2であり内周面3Aの内径がD3に形成されている。弾性部材3の外径D2は連結具本体2の内径D1よりも若干大きく設定されている。これにより、連結具本体2に弾性部材3を装着するとき、弾性部材3を指で径方向に縮めて連結具本体2の筒内に嵌装する。すると、連結具本体2の筒内で弾性部材3が径方向に弾性変形して戻り、弾性部材3の外周面3Bが連結具本体2の内周面2Aに密着して内周面2Aを被覆する。弾性部材3の内周面3Aで囲まれる空間4は自毛11(60本程度)と付け毛21(60本程度)の双方を収容して挿通できる筒内断面積に形成されている。因みに、連結具本体2は外径が4〜6mm、内径D1が2〜4mmである。弾性部材3は外径D2が2〜5mm、内径D3が1.5〜4mmとし自毛11および付け毛21を合わせて20〜120本程度収容できる内径とする。また、連結具本体2および弾性部材3の高さQは2.5〜5mmである。但し、本発明に係る毛髪連結具は上記した各寸法に限定されない。
引続き、上記構成の毛髪連結具1を用いて、自毛と付け毛を連結する方法を説明する。その際、図4に示した係止具30が使用される。この係止具30は、棒状のロッド本体31と、ロッド本体31の先端に形成された毛髪係止用のフック部32と、ロッド本体31の末端に形成された把手部33と、ロッド本体31に枢軸35を介して揺動自在に枢支されフック部32を開閉するベラ34とから構成されている。使用にあたり、係止具30には多数(例えば、十数個)の毛髪連結具1,1,1,・・・が予めフック部32から挿し込まれてロッド本体31に保持される。
そこで、ヘアデザイナーは、図5に示すように、利用客の例えば50本程度の自毛11,11,11,・・・の先端部12,12,12,・・・を左手で束ねて持ち、先端部12から毛根部10までの途中を、右手に持った係止具30のフック部32で引っ掛ける(矢印F方向)。次に、左手で先頭の毛髪連結具1を持ち、右手で係止具30を更に矢印F方向に引くと、図6に示すように、自毛11,11,11,・・・が輪状になって、毛髪連結具1の上部3U側から空間4内に引き入れられる。更に係止具30を引くと、先端部12,12,12,・・・が毛髪連結具1を通過し自毛11,11,11,・・・が空間4内に挿通される。その後、図7に示すように、自毛11,11,11,・・・の先端部12,12,12,・・・が係止具30のフック部32から離れる。
続いて、図8に示すように、付け毛21,21,21,・・・を毛髪連結具1に挿通する。付け毛21,21,21,・・・は例えば50本程度の毛髪であり、それぞれの先端部22,22,22,・・・は自由端とされ、束ねた上端部は接着剤などで固めた収束固定部23となっている。そこで、ヘアデザイナーは、左手で毛髪連結具1および自毛11,11,11,・・・を一緒に持ち、右手で収束固定部23を摘んで毛髪連結具1の下部3D側から空間4内に矢印Gのように挿し込む。収束固定部23は、図8中の2点鎖線および図9(a)で示すように、毛髪連結具1の空間4内に収まる位置まで挿し込まれる。このとき、自毛11の先端部12近傍が付け毛21の収束固定部23と重なっている。
その状態で、連結具本体1の連結具本体2にニッパーなどで径方向(矢印H方向および矢印I方向)の力を加えてかしめる。すると、図9(b)に示すように、付け毛21の収束固定部23と自毛11が弾性部材3,3間で一体に挟持される。このように収束固定部23を毛髪連結具1の空間4内に収まる位置に配置すると、収束固定部23が外部から全く見えないためシンプルで美しい仕上りとなる。また、毛髪連結具1をかしめたときに収束固定部23が弾性部材3の内周面3Aで直に挟持されるので、毛髪連結具1から脱落しにくく耐久性に富む。但し、収束固定部23を空間4を通過させて、毛髪連結具1の上方位置まで持って来ても構わない。その場合は、連結具本体2をかしめた後に収束固定部23が毛髪連結具1の上面に引っ掛かるため、よりいっそう抜け落ちにくくなる。この例では、
ベラ34付きの係止具30を用いたが、ベラ無しのフック部32を有する係止具でも十分に使用可能である。
ベラ34付きの係止具30を用いたが、ベラ無しのフック部32を有する係止具でも十分に使用可能である。
上記した連結作業は、図10に示すように、利用客Lの後頭部のコメカミよりも下方位置において、頭皮に近い内層の自毛11に施される。自毛11と付け毛21を連結した多数の毛髪連結具1,1,1,・・・は、その上から被せられる外層の自毛11に隠れて外部からはほとんど見えない。すなわち、利用客Lの自毛11の下端部13が肩までであっても、付け毛21を付けることにより先端部22が腰の位置まで達するのである。因みに、実際に自毛11を腰の位置まで伸ばそうとすると3〜4年かかるが、この毛髪連結具1を用いれば約30分間で腰までの毛髪を得ることができる。また、自毛11に近い髪質の付け毛21を選定することで、自毛11と見分けがつかなくなる。尚、毛髪連結具1を用いた付け毛21の連結は、利用客Lの前髪の自毛、側頭部の自毛、その他部位の自毛に対しても適用可能であり、アクセサリー感覚で利用するとよりいっそう趣が出てくる。
上記したように、この毛髪連結具1によれば、連結具本体2をかしめたときの弾性部材3の弾性変形により空間4内の隙間が埋められるため、自毛11および付け毛21に対する滑り止め効果が現われ、自毛11および付け毛21の保持力が高くなる。また、収束固定部23は洗髪を繰り返す間に解れてくることがあるが、収束固定部23が解れても、弾性部材3はその弾性復元力により空間4内の隙間を埋め、解れた収束固定部23をそのまま保持することができる。そして、弾性部材3の弾力性により引っ張りに耐えるため毛切れが少ない。前記した各作用に起因して連結状態の持続性が高くなり、例えば3ヶ月以上の長期間にわたり保持することができる。但し、連結して3ヶ月位経つと、自毛11自体が伸びて櫛やブラシが毛髪連結具1に引っ掛かりやすくなるため、毛髪連結具1を付け換える必要が生じる。また、この毛髪連結具1は加熱することなく使用されるので、従来の感熱性接着剤で連結する場合と比べて格段に作業性がよい。因みに、付け毛21の総使用本数を同数とした場合、感熱性接着剤(付け毛21の束ね本数80本)による連結方法では3時間かかっていたものが、この毛髪連結具1を用いた方法(付け毛21の束ね本数50本)によれば、1束ごとの付け毛21の束ね本数が少ないことにより連結数(毛髪連結具1の使用数)が多くなるにも拘わらず、わずか30分間で完了したのである。
ところで、弾性部材3を省いて連結具本体2のみを使用した場合は、かしめにより自毛11と付け毛21がせっかく連結固定されても、連結具本体2の内周面2Aが平滑で剛性を有する金属表面であるため、自毛11または付け毛21が内周面2Aを滑って抜け落ちることがある。自毛11または付け毛21がわずかでも抜け始めると、塑性材料である連結具本体2の空間4内の隙間が増加し、後は雪崩現象のように自毛11および付け毛21が抜け落ちる。また、連結具本体2の内周面2Aの縁角部で自毛11や付け毛21が擦れて切れることもある。
尚、前記では収束固定部23付きの付け毛21,21,21,・・・を自毛11,11,11,・・・に連結した例を示したが、収束固定部23の無いバラバラの付け毛21,21,21,・・・を自毛11,11,11,・・・に連結することも可能である。
その場合、図5から図7までに示した作業は前記と同じである。そこで、自毛11の先端部12を毛髪連結具1に挿通した状態(図7)から、係止具30を毛髪連結具1の弾性部材3の上部3U側から矢印J方向に挿通し、図11に示すように、フック部32を弾性部材3の下部3D側から突出させる。続いて、左手で持った付け毛21,21,21,・・・の束の上端部20,20,20,・・・近傍をフック部32で引っ掛けて、そのまま係止具30を矢印K方向に引き上げ下部3D側から弾性部材3内に通して引き抜く。これにより、付け毛21の上端部20が毛髪連結具1に上方に現われる。尚、引き抜きの際に、ベラ34が毛髪連結具1と接触干渉して揺動しフック部32を閉じるので、フック部32が自毛11の先端部12を巻き込んだり毛髪連結具1の空間4内で引っ掛かるといったことがない。これにより、図12に示すように、付け毛21の上端部20近傍部分と自毛11の先端部12近傍部分とが毛髪連結具1の空間4内で重なり合うのである。この状態から、毛髪連結具1を例えば矢印H方向および矢印I方向にニッパーなどでかしめると、弾性部材3の内周面3Aが自毛11および付け毛21を弾性的に挟持して連結する。この場合も、弾性部材3が自毛11および付け毛21に対する滑り止め効果を呈し、自毛11および付け毛21を長期間確実に保持する。
上記のように連結された自毛11と付け毛21を分離する場合は、かしめにより扁平になった毛髪連結具1(図9(b)参照)の長径部分をニッパーなどで径方向内向き(矢印H,Iとほぼ直交する方向)に押圧して連結具本体2を筒状に戻すだけでよく多くの手間がかからない。
その場合、図5から図7までに示した作業は前記と同じである。そこで、自毛11の先端部12を毛髪連結具1に挿通した状態(図7)から、係止具30を毛髪連結具1の弾性部材3の上部3U側から矢印J方向に挿通し、図11に示すように、フック部32を弾性部材3の下部3D側から突出させる。続いて、左手で持った付け毛21,21,21,・・・の束の上端部20,20,20,・・・近傍をフック部32で引っ掛けて、そのまま係止具30を矢印K方向に引き上げ下部3D側から弾性部材3内に通して引き抜く。これにより、付け毛21の上端部20が毛髪連結具1に上方に現われる。尚、引き抜きの際に、ベラ34が毛髪連結具1と接触干渉して揺動しフック部32を閉じるので、フック部32が自毛11の先端部12を巻き込んだり毛髪連結具1の空間4内で引っ掛かるといったことがない。これにより、図12に示すように、付け毛21の上端部20近傍部分と自毛11の先端部12近傍部分とが毛髪連結具1の空間4内で重なり合うのである。この状態から、毛髪連結具1を例えば矢印H方向および矢印I方向にニッパーなどでかしめると、弾性部材3の内周面3Aが自毛11および付け毛21を弾性的に挟持して連結する。この場合も、弾性部材3が自毛11および付け毛21に対する滑り止め効果を呈し、自毛11および付け毛21を長期間確実に保持する。
上記のように連結された自毛11と付け毛21を分離する場合は、かしめにより扁平になった毛髪連結具1(図9(b)参照)の長径部分をニッパーなどで径方向内向き(矢印H,Iとほぼ直交する方向)に押圧して連結具本体2を筒状に戻すだけでよく多くの手間がかからない。
尚、上記では軟質ポリエチレンチューブ製の弾性部材3を用いたが、本発明の弾性部材はそれに限るものでない。図13に示す毛髪連結具1aのように、溶剤にシリコンゴムを溶かしたゴム塗料を連結具本体2の内周面2Aに塗布し乾燥させて得た弾性ゴム塗膜を弾性部材3aとすることも可能である。この弾性部材3aは連結具本体2の内周面2Aに一体に接着されているので、既述した毛髪連結作業中に連結具本体2から弾性部材3aが外れるといったことがない。
更には、図14に示すように、シリコンゴムを主剤とする塗料中に連結具本体2全体をドブ漬けして、連結具本体2の全面(すなわち、外周面、内周面2A、上面、および下面)に塗料を塗布・乾燥して得た弾性部材3bを有する毛髪連結具1bも本発明に含まれる。この毛髪連結具1bも毛髪連結作業中に連結具本体2から弾性部材3aが外れるといったことがなく、製造も極めて容易であって安価に提供され得る。尚、上記した筒状の連結具本体2(図1,13,14)用の弾性部材としては、内周面2Aに接着剤で固着される後述のゴムフィルムでも構わない。
そして、図15に示す毛髪連結具1cは、筒状の連結具本体2aおよび弾性部材3cが、それぞれの周方向で分断され筒心C方向(平面視)に見て略C字状に形成されている。この場合、弾性部材3cは例えばSRBゴム製のゴムフィルムで構成されており、連結具本体2aの内周面2Bを被覆するように接着剤で固着されている。弾性部材3cで囲まれた空間4aは自毛11と付け毛21の双方を収容できる大きさに形成されている。対向する分断端部6,6間は、自毛11および付け毛21を空間4a内に連結具本体2aの側面から取り入れるための分断開口5となっている。分断開口5の開口幅Rは例えば1〜3mm程度である。
図16に示す毛髪連結具1dは前記の毛髪連結具1cと同様に構成であるが、連結具本体2bおよび弾性部材3dが筒心C方向(平面視)に見て略コ字状に形成されている。この毛髪連結具1dも、略コ字状の連結具本体2bの内周面2Cを被覆する弾性部材3dは前記と同様のゴムフィルムで構成されている。弾性部材3dで囲まれた空間4bは自毛11と付け毛21の双方を収容できる大きさに形成されている。対向する分断端部6a,6a間は、自毛11および付け毛21を空間4b内に連結具本体2bの側面から取り入れるための分断開口5aとなっている。分断開口5aの開口幅Sは例えば1.5〜4mm程度に設定されている。
上記の毛髪連結具1dによれば、図17に示すように、自毛11,11,11,・・・の先端部12,12,12,・・・近傍をまとめて分断開口部5aから空間4b内へ挿入する(矢印M方向)。同様に、付け毛21,21,21,・・・の上端部20,20,20,・・・近傍もまとめて分断開口部5aから空間4b内へ挿入する(矢印N方向)。その状態で、連結具本体1dの連結具本体2bを矢印H方向および矢印I方向にニッパーなどでかしめる。これにより、付け毛21,21,21,・・・の上端部20,20,20,・・・近傍と自毛11,11,11,・・・の先端部12,12,12,・・・近傍が弾性部材3d,3d間で一体に挟持される。
この連結具本体1dでは自毛11および付け毛21を側方から挿入できるため、既述の係止具30を使用しなくて済む。従って、係止具30そのもの、および係止具30を扱う作業を必要としない。これにより、係止具30の費用を省略でき、連結作業も簡単に行なえる。すなわち、この毛髪連結具1dを用いた方法(自毛11および付け毛21の束ね数が各50本)によれば連結作業時間がわずか20分間で済み、既述の毛髪連結具1を用いた方法よりも更に時間短縮ができた。また、連結具本体1dの上下から付け毛21を挿し込まなくてよいので、比較的高価な収束固定部23付きの付け毛21を使用しなくて済み、コスト低減化に寄与する。そして、側方に分断開口5aが開いているので、弾性部材3dを連結具本体2bの内周面2Cに固着するためのゴムフィルム接着加工を分断開口5aから容易く実施することができる。これにより、連結具本体1dが安価に提供される。
他方で、付け毛21,21,21,・・・の上端部20,20,20,・・・近傍と自毛11,11,11,・・・の先端部12,12,12,・・・近傍を予め重ね合わせたのちに、重ね合わせ部分を指先で揉んで互いに絡ませておき、この部分を分断開口部5aから空間4b内へ挿入したのちにかしめるようにしても構わない。このように、付け毛21,21,21,・・・および自毛11,11,11,・・・を揉んで絡ませる場合は、よりいっそう作業が簡単になり短時間で完了する。尚、前記の毛髪連結具1cに関しても、毛髪連結具1dと同等の作用・効果を奏することは言うまでもない。尚、周方向に分断した連結具本体2a(図15)や連結具本体2b(図16,17)用の弾性部材としては、それぞれ周方向に分断した軟質合成樹脂チューブやゴム塗膜でも構わない。
そして、本発明に係る連結具本体の材質としては、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼、銅などを適用することができる。一方、鉛は皮膚に対し強い毒性を有するので使用は好ましくない。
また、本発明に係る弾性部材の素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルなどの軟質合成樹脂、SBRゴム、NRゴム、シリコンゴムなどの合成ゴム、あるいは天然ゴムなどが挙げられる。また、本発明に係る弾性部材の形態としては、チューブ体、塗膜、シート体、フィルム体などを問わない。
また、本発明に係る弾性部材の素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルなどの軟質合成樹脂、SBRゴム、NRゴム、シリコンゴムなどの合成ゴム、あるいは天然ゴムなどが挙げられる。また、本発明に係る弾性部材の形態としては、チューブ体、塗膜、シート体、フィルム体などを問わない。
1,1a,1b,1c,1d 毛髪連結具
2,2a,2b 連結具本体
2A,2B,2C 内周面
3,3a,3b,3c,3d 弾性部材
3A 内周面
4,4a,4b 空間
5,5a 分断開口
6,6a 分断端部
11 自毛
21 付け毛
23 収束固定部
C 筒心
D3 内径
H,I 矢印
R 開口幅
S 開口幅
2,2a,2b 連結具本体
2A,2B,2C 内周面
3,3a,3b,3c,3d 弾性部材
3A 内周面
4,4a,4b 空間
5,5a 分断開口
6,6a 分断端部
11 自毛
21 付け毛
23 収束固定部
C 筒心
D3 内径
H,I 矢印
R 開口幅
S 開口幅
Claims (3)
- 自毛と付け毛を連結する毛髪連結具であって、塑性変形する材料で略筒状に形成された連結具本体の、少なくとも内周面が弾性部材で被覆されているとともに、弾性部材で囲まれる空間が自毛と付け毛の双方を挿通可能な大きさに形成されていることを特徴とする毛髪連結具。
- 連結具本体および弾性部材が、それぞれの周方向で分断され筒心方向に見て略コ字状ないし略C字状に形成されている請求項1に記載の毛髪連結具。
- 請求項1または請求項2に記載された毛髪連結具の弾性部材で囲まれる空間内に自毛と付け毛の双方を挿通したのち、連結具本体を径方向にかしめて自毛および付け毛を一体に弾性部材間で挟持することを特徴とする毛髪連結方法。
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