JP2004025861A - 画像化装置のためのメディア検出方法およびそのシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像化装置のためのメディアの種類を検出するシステムおよび方法である。
【解決手段】本発明によるシステムおよび方法においては、メディア背面をスキャンまたは読み取って、メディア背面における印の存在を検出する。メディア上における印の反復間隔を計測してメディアの種類を検出する。換言すれば、本発明によるシステムは、印の反復頻度および反復距離を決定するため、反復された印を有する移動メディアに対して連続的空間計測を行うセンサを備えている。そして反復距離を既知の値と比較し、そのメディアの種類を決定する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明によるシステムおよび方法においては、メディア背面をスキャンまたは読み取って、メディア背面における印の存在を検出する。メディア上における印の反復間隔を計測してメディアの種類を検出する。換言すれば、本発明によるシステムは、印の反復頻度および反復距離を決定するため、反復された印を有する移動メディアに対して連続的空間計測を行うセンサを備えている。そして反復距離を既知の値と比較し、そのメディアの種類を決定する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタ、または、スキャナのような画像化装置にて利用されるメディア種類検出についての考え方に関する。より具体的には、本発明はメディアの背部に繰り返されている印の検出に基づいてメディアの種類を識別する、という概念に関する。本発明は感光紙、感熱紙、または、インクジェット紙のようなメディアに対して適用可能である。
【0002】
【従来の技術】
例えばプリンタまたはスキャナにおけるメディア処理において、処理中のメディア種類に関し知見を有することは有益で、メディアの使用を最適化し、また、処理体において特定のメディア種類に対して整合性を有する処理が確実に実行される。
【0003】
メディア種類を検出する方法は数多く存在する。ある種の検出法では、メディア上に特別な記号、バーコード、または、切欠き(notch)を加えるといった、付加的な製造ステップを必要とする。このことは、メディア製造のコストを増大させ、また、見場の悪いマーキングをメディアに与えている。
【0004】
メディアの製造途中で、ウェブ印刷物製造の方法論によって、ロゴやその他の印はよくメディアの背面に反復模様として印刷される。製品の種類によって各々の印の間隔が互いに異なれば、印の間隔によって製品の種類を識別可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はプリンタ、または、スキャナといった画像化装置において使用される、メディア種類識別用システムおよび装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のシステムおよび方法により、メディア製造の際にメディアの背面に与えられた印を用いてメディアの種類を識別する。つまり、メディアの各種類ごとに印の間隔がそれぞれ異なるようにすることが可能なので、印の間隔で製品の種類を識別することができる。上記のように、印はメディア製造の際にメディアの背面に付された製品のロゴ、製品名、または、その他の繰り返される記号もしくは模様であってよい。本発明による本システムおよび方法がメディアの種類を識別する低コストな方法を提供する。なぜなら、印画紙の背面に印刷されるロゴのような、既存、または、付加された繰り返し模様に基づいているからである。さらには本発明のシステムおよび方法により、メディア製造において別途のステップが必要とされることはなく、バーコードや切欠きといった無関係なものをメディアに付す必要がない。
【0007】
故に、本発明は画像化装置で使用されるメディアの種類を検出する方法を提供する。本発明には、メディアの背面を読み取ってメディアの背面に印の存在を検出するステップ、メディアの長手方向に沿った被検出印の反復の頻度を計測するステップ、メディアの背面の検出された反復性の印の間の空間的距離を決定するステップ、および、前記の空間的距離と、記憶されている参照メディア上における規定の印の空間的距離とを比較してメディアの種類を決定するステップを有する。
【0008】
本発明はさらに、画像化装置で使用されるメディアの種類を検出する方法であって、赤外線照明光を反復的印を有するメディアの背面に当てるステップ、メディアの背面にて反射した前記赤外線照明を検出して第1信号を得るステップ、反復する印に前記の赤外線照明光が当たる際の前記の反射した赤外線照明の変化を検出して第2信号を得るステップ、前記第1信号および第2信号に基づいて印の反復の距離を計算するステップ、および、前記の計算された反復の距離と、記憶されている参照メディアの印の反復の距離とを比較してメディアの種類を決定するステップを有する方法に関する。
【0009】
さらに本発明は画像化装置であって、それを通じてメディアが通過するためのメディア進路、前記メディア進路においてメディアの背面に光線を当てるための光源、前記メディア進路においてメディアで反射する前記光源からの光を受光するように配され、前記光がメディアの背面から反射すると第1信号を供し、メディアの背面の反復性の印が前記光線を受ける際の反射光量の変化に対応する第2信号を供することに適したセンサ、および、前記第1信号および第2信号に基づいて印の反復の距離を計算し、かつ、前記の計算された反復の距離と、記録されている参照メディアに関する印の反復の距離とを比較し、メディアの種類を判断するのに適したコントローラを有する画像化装置に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照すると、同じ参照数字は同一の、すなわち複数の図面を通じて同じ部分を表しており、図1は、本発明と関係している要素が図示された画像化装置100または少なくとも画像化装置の一部が概略的に示されている。画像化装置100とは、メディアもしくは紙を通過させるための搬送進路、印刷もしくは露光ステーション、ならびに、随意的に、供給および受取カセットもしくはトレイを有する周知のプリンタまたはスキャナでよいと考えられている。これら本発明を理解する上で関係のある要素が図1に示されている。本発明はまた昇華型/熱転写型プリンタにおいても適用可能である。
【0011】
図1に示す画像化装置100はメディア1のための供給ロール1aおよび受取ロール1bを備えている。メディア1は好ましくは矢印200で表されるメディア進路に沿って、画像化装置100の例えば露光ステーション、印刷ステーション、切断ステーション等といった複数のステーションを通過する。図1に示す例においては、本発明によるメディア種類検出システムはメディア進路200に関連させて図示されている。
【0012】
より具体的には、図1に示されるように、本発明によるシステムおよび方法において、印画紙のようなメディア1のウェブにはその背面に検出可能な反復性のロゴパターンまたは印2が印刷されている。メディア1がフォトセンサ3の下方を通過、または、状況によってはフォトセンサ3が静止しているメディア1の上方を通過することが可能である。赤外光(IR)源4がIR光線4aをメディア1の面または背面に照射し、その一方でフォトセンサ3がメディア4の面で反射したIRの照明4bを検出する。印2のような赤外線を吸収するロゴの存在、または、メディアにおける反射率の違いによって反射したIR照明の量が変化し、それによってセンサ3の生成する信号が変化する。図1に示す実施形態において、メディア1は印画紙のウェブまたは連続的に送られているメディアだが、可視的または非可視的に検知可能な反復性を有する印を備えたカットシートを使用することも可能である。
【0013】
本発明の文脈では、可視光に対して感受性を有する印画紙に損傷を与えないようにIR照明が用いられている。しかし、可視もしくは非可視の照明、磁気インク、および、厚さのように、検出可能でありかつ既知の距離もしくは比率で繰り返される他の物理的な特性の変動を利用した、別形態の検出も可能である。
【0014】
図1に示されるように、センサ3からの信号を、増幅器やフィルタといった調整用電子機器(conditioning electronics)5に通してセンサ信号を改善し、センサ信号をアナログ/デジタル変換器7またはマイクロコントローラもしくはコンピュータ6によるデジタイザによってデジタル形式に変換するための準備をする。その後デジタルデータはバッファに収納されてデジタルシグナルプロセッサ(DSP)またはマイクロコントローラもしくはコンピュータ6のような適切な処理容量を有する別種のコンピュータによって処理される。ホストまたはシステムコンピュータ8からマイクロコントローラ6へスタート信号8aが送られて、システムの動作が開始する。しかる後、マイクロコントローラ6からシステムまたはホストコンピュータ8に結果信号8bが送られる。
【0015】
ある本発明の動作の例において、反復性の印2を備えたメディア1がセンサ3の下方を通る。赤外光源4からの赤外照明光線4aがメディア1の背面部の反復性の印2の無い部分で反射し、第1の値または強度を有する反射照明4aがセンサ3に与えられる。そしてセンサ3はこの第1の値または強度を表している第1信号を調整用電子機器5に送る。赤外光源4からの光線4aが反復性の印2に当ると、IRの照明が印2によって吸収される結果、反射照明4bの強度が変化する。その結果、センサ3に送られる第2の値または強度に対応している反射照明が生じる。そしてセンサ3が、この第2の値または強度を表している第2信号を調整用電子機器5に送る。移動する反復性の印を有するウェブがセンサ3を通りすぎるにつれて繰り返される第1信号と第2信号との転換が、メディアの背面の反復性の印の間の間隔を反映した強度プロファイルを与える。
【0016】
本発明において、参照用メディアを表している参照用印間隔を複数含んでいる参照表をホストコンピュータ8に配することができる。さらに具体的には、参照表には周知の、すなわち参照用メディアで反復されている印の間隔が含まれている。メディアまたはウェブ1が進行することでもらたらされる、反復性の印の間隔の計算値と参照用の間隔とが比較され、メディアの種類が決定可能である。
【0017】
コントローラ6の細目に関し、本発明におけるデータの流れを示す本願の図2が参照される。図2において、点線の囲みが図解的にコントローラ6を表している。
【0018】
本実施形態において、コントローラ6は、オンチップの12ビットデジタイザ、データバッファとして2キロバイトRAM9、および、プログラム記憶用60キロバイトフラッシュメモリ、ならびに、高速ハードウェア乗算器を備えている、テキサス・インストゥルメンツのMSP430F149コントローラが可能である。図に示すように、コントローラ6の便益とは、低コストで高速なハードウェア乗算器を提供することである。数多くの他のコントローラ、DSP、または、コンピュータは、本発明の文脈内で使用可能である。
【0019】
本発明によるシステムおよび方法の動作に関して、コントローラ6は原則としてループにて待機し、ホストコンピュータ8からのスタート信号8aを待つ。スタート信号8aは、割り込みを発生させるコントローラ6へのデジタル入力である。割り込みハンドラがオンボード12ビットアナログ/デジタル変換器7を開始させる。変換レートはメディアの速度、印の大きさ、および、反復距離の値に対して望まれる解像度に依存する。本発明の文脈内で、自己相関を用いて反復性信号の同定を行う。自己相関とはノイズおよびその他のランダム信号に埋もれた反復性信号を同定するための周知の技術である。本発明においては、自己相関が機能するために、少なくとも2つの、データとしての価値のある反復距離を得ることが好ましい。さらに多くの反復によって自己相関の結果におけるノイズの量が低減し、より良い結果をもたらす。
【0020】
データ量、デジタイズのメディア解像度、および、データサンプリングのレートはすべて、ウェブの速度、もしくは、固定されたメディアおよび可変性センサ(variable sensor)に関するセンサの速度、印の間隔、ならびに、所望の印の間隔の解像度に依存している。例えば、印の反復が3インチ(7.6cm)であって所望の印の間隔の解像度が0.1インチ(0.25cm)であれば、少なくとも1インチ(2.54cm)あたり20サンプル(0.05インチ/サンプル(1.27mm/サンプル))で、少なくとも6インチ(15.2cm)の距離で達成しなければならない。
【0021】
本実施形態においては、ロゴの反復の距離は4.25インチ(10.8cm)と想定され、サンプルは0.5mm毎とした。コントローラ6は、1024個の12ビット符号化データ点を記憶するのに十分なRAMメモリ9を備えている。幾分かのRAMはスクラッチメモリおよびスタック空間が利用可能なように残しておく必要があるので、例えば900データ点を取得することが可能である。これによって、450mmすなわちおよそ17.7インチのメディアを標本化することができる。17.7インチとは、4.25インチの反復が予想されているメディアに対して4回の反復を僅かに越えた長さであり、8インチ(20.3cm)を僅かに越えた反復を有するメディアの計測をも可能にしている。標本化レートはメディアの速度(、または、固定されたメディアおよび可動センサに関するセンサの速度)に依存している。例において、標本化レートは毎秒37インチ(94cm)に固定されている。1サンプルあたり0.5mmで900データ点を、毎秒37インチで、取得するには0.48秒を要する。他の実施形態においては、ホストコンピュータからの信号を用いてメディアの速度を決定することが可能である。その速度はデータ取得中は一定であるべきである。
【0022】
センサからのアナログ信号は、デジタイズされる前に調整される必要がある。信号の調整とは、デジタイザ7の要請を満足させるため、ノイズを減少させるため、または、センサ信号を電圧に変換するためもしくは利用用途を与えるための増幅、フィルタリング、または、電圧レベル調整を含んでいる。本実施形態において、センサ3は好ましくは規格品の反射光センサである。センサは照明用に880nmのIRLEDおよびその波長に感受性を有するフォトトランジスタを含んでいる。IRの照明はその波長の如何なる吸収すなわち表面の反射率のあらゆる変化がセンサ3のフォトトランジスタの応答の変化として現われるように方向付けされている。メディアの表面の反射率の変化の例としては、それらに限定されるものではないが、IR染料を用いて、もしくは、用いないでエンボス加工された背面のロゴ、IR染料の模様、または、印画紙の場合における樹脂被膜の一部変更が含まれる。当然のことながら、これらは単に例に過ぎず、表面の反射率を変化させる別の方法も、本発明の文脈内において利用可能である。フォトトランジスタの信号は、単純なレジスタを用いて電圧に変換される。IR照明は、光に感受性を有する印画紙のために選択されていることは前述の通りである。
【0023】
コントローラ6が900個のデータポイントを取得した後、データが再度フィルタにかけられ、そして信号の平均がゼロになるようにDCオフセットを除去(図2におけるステップ50)されるべきである。ゼロ平均は自己相関アルゴリズムからの要請である。本実施形態においては、信号はコントローラ6により単純移動平均を用いてフィルタがかけられる。したがってフィルタをかけた後、その次のステップはデータのDC成分の除去(ステップ50)である。データの平均値が計算され、そして各点から引かれる。データは符号化された整数として記憶される。
【0024】
そして自己相関(ステップ52)が2つの工程で計算される。自己相関アルゴリズムは、
【数1】
ここで、
Nはバッファのデータ点の数、
Vはゼロ平均化された入力データ、
Aは規格化された自己相関の結果、
dは遅延、および、
Cは自己相関出力を1000に規格化するために用いられる。ここで、Cは以下の通りである。
【数2】
【0025】
この計算における第1のステップは、ゼロ遅延出力、すなわち、Cの値を決定することである。この値は常に最大であって、出力データをそのゼロ位置で1000のピークを有するように規格化するのに用いられる。その結果であるA(d)はどれくらいよくデータがそのd点だけ遅延した自身と相関があるのかを測る尺度である。各遅延値に対する出力が計算される。この操作は集約的な乗算であるので、コントローラ6のハードウェアで乗算がなされることが望まれる。遅延値は以下の式を用いてメディアにおける物理的な距離に変換可能である。距離=0.5mm×d、ここで、0.5mmとはメディア上での標本の空間的間隔である。自己相関値はデータ点の半数の最大遅延を計算するだけでよい。なぜなら、好ましくは印の少なくとも2回の反復周期が必要とされるからである。
【0026】
自己相関出力における2番目に最高のピークが見出される(ステップ54)。最高のピークはゼロ位置にあり、2番目に最高のピークを探す際、最高のピークの傍ではないことを確かめる必要がある。これを確かめる最も簡単な方法は、最小の反復距離を仮定し、そこから検索を開始することである。本実施形態に対しては、30mmの反復、すなわち60点の遅延の位置からピークの検索を開始している。30mmよりも短い反復距離で印が反復されていることはないと仮定している。この値は若干、任意性を有する。自己相関データの出力は記憶されない。メモリを節約するため、2番目に最高のピークの高さおよび位置のみが保存される。2番目のピークの高さ(参照番号54aを参照。)が、どれくらいよく印が互いに相関を有しているのかを示している。ピーク値が低いことは相関が低いことを示しており、これはたいてい、低い入力信号またはノイズの多い入力信号に起因する。自己相関出力を規格化しないことで、入力信号の個々のピークからピークまでの計測を実行するかわりに、信号強度の目安を保持することも可能である。
【0027】
ピークの位置およびピークの値はメディア表10を検索する(ステップ58)のに用いられる。表10は既知の参照用メディアについての反復の距離、ピークの高さの最小値、および、製品の種類に関し、記憶されている表である。ピークからピークまでの入力信号も、参照表における予想値と比較されてメディアの同定に活用される。
【0028】
そして、印の反復距離が、既知の印の反復距離に関するメディア表10と比較されてどのような種類のメディアがそこにあるのかを判断する。メディア表10の検索の結果、測定された情報(つまり、反復の距離)すなわちメディアがメディア表10に記録されている情報と適合するかが判断される。つまりメディア表10を検索した結果、メディアの種類が検出されるか、すなわち、特定されたかが判断される(ステップ75)。特定されたのであれば、信号8aによって特定されたメディア種がホストコンピュータ8に伝えられる(ステップ80)。メディア表10の検索の結果、メディアが特定されなければ、信号8bによってメディアは不明であるという事実を示唆する信号をホストコンピュータ8に伝える(ステップ85)ことが可能である。参照表10はマイクロコントローラ6、または、ホストもしくはシステムコンピュータ(8)に組み込むことが可能である。想定される反復の距離は、実際のところは印の配置の誤差および計測の誤差による変動性を補償するために、値域を有している。
【0029】
本実施形態に関しては、出力信号は単に、表中のメディアの1つが存在しているのかどうかを示唆する単一のデジタル回線である。シリアル回線、複デジタル回線、パラレル等のような多くの別の方法による信号伝達が可能である。メディア名、または、計測された反復の距離、計測された最大の信号、信号の変動性等の検出されたメディアの特性が送信可能である。
【0030】
本発明の好適な実施形態において、計測される物理的特性はセンサによって検出可能であるべきことを指摘しておく。第2に、印の間の距離は一定であるべきである。第3に、センサ下方を各印が通過する際、印の同じ部分をセンサが検出するべきである。そうでなければ、印の信号どうしが互いに良好な相関を示さないであろう。
【0031】
図2において、センサ3がメディアの背面にある印をメディアの背面から読み取った、すなわち、スキャンした結果の強度プロファイル60が示されている。強度プロファイル60はメディアの位置に対する強度のプロファイルを示している。グラフにおいて高い点62は基本的には白い点、または、メディアの背景を示しており、その一方、低い点64は印、または、より厳密に言えばセンサ3に読み取られた印の存在を表している。低い点64がより低くなれば、メディアの背面の印がさらに濃いということである。原則的には、センサ3が印を読み取ることがなければ(つまり、センサ3が印の無いメディア背面をスキャンしているならば)、センサ3より第1信号が発せられる。センサ3が印の存在を検出すれば、センサ3より第2信号が発せられる。
【0032】
しかる後、強度プロファイル60は前述のように、センサの信号を改善するための増幅器もしくはフィルタであって、また、強度プロファイル60aを提供することが可能な調整用電子機器5に通される。入力バッファ9およびDCオフセットの除去50に通された後、強度プロファイルは自己相関52の前にプロファイル60cの形になる。
【0033】
その結果、本発明はプリンタまたはスキャナのような画像化装置におけるメディアの使用が最適化されるように、メディアの種類を検出するシステムおよび方法を提供する。センサ3はメディア装置の露光ステーションまたは印刷ステーションよりも先に配されることが望ましい。本発明においては、メディアの背面はスキャンされ、すなわち、読み取られて、メディアの背面の長手方向に沿って印が存在するか、または、存在しないかが検出される。メディア背面のスキャンすなわち読み取りの結果より、メディアの背面の長手方向に沿った、検出された印の反復の頻度を測定することができる。この検出された印の反復の頻度を用いて、メディアの背面の印の反復を示した強度プロファイルまたは印プロファイルのようなプロファイルを生成可能である。そしてこのプロファイルは参照表において記憶されている参照用メディアのプロファイルまたは値と比較して、検出されているメディアの種類を決定することができる。メディアの種類に関する知見に基づき、画像化装置は検出されたメディアの要請に合わせるように適切な制御を受けることが可能である。
【0034】
本発明によるシステムはメディア上にて反復されている印の間隔を計測し、この値を用いてメディアの種類を検知し、決定する。センサ3は空間的に連続的な計測を、反復性の印を含むメディアに対して行う。計測の結果はデジタイズされ、バッファに記憶される。バッファがいっぱいになると、データの自己相関を用いて反復の頻度が検出される。この頻度はデジタイザの標本化の間隔、ならびに、運動しているメディアもしくは運動しているセンサの速度に基づいて空間的な反復の距離に変換される。そして反復の距離が既知の値と比較されて、そこにあるメディアの種類が決定される。
【0035】
【発明の効果】
本発明のシステムおよび方法により、メディア製造の際にメディアの背面に与えられた印を用いてメディアの種類を識別する。つまり、メディアの各種類ごとに印の間隔がそれぞれ異なるようにすることが可能なので、印の間隔で製品の種類を識別することができる。上記のように、印はメディア製造の際にメディアの背面に付された製品のロゴ、製品名、または、その他の繰り返される記号もしくは模様であってよい。本発明による本システムおよび方法がメディアの種類を識別する低コストな方法を提供する。なぜなら、印画紙の背面に印刷されるロゴのような、既存、または、付加された繰り返し模様に基づいているからである。さらには本発明のシステムおよび方法により、メディア製造において別途のステップが必要とされることはなく、バーコードや切欠きといった無関係なものをメディアに付す必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像化装置、または、少なくとも画像化装置の一部の概略図であって、本発明によるメディアの種類を検出するためのメディア進路およびシステムを詳細に記した概略図である。
【図2】図1の制御システムの詳細図である。
【符号の説明】
1 ・・・ メディア、 2 ・・・ 印、
3 ・・・ センサ、 4 ・・・ 赤外光源、
5 ・・・ 調整用電子機器、 6 ・・・ マイクロコントローラ、
7 ・・・ アナログ/デジタル変換器、
8 ・・・ ホストコンピュータ、
100 ・・・ 画像化装置、 200 ・・・ メディア進路
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタ、または、スキャナのような画像化装置にて利用されるメディア種類検出についての考え方に関する。より具体的には、本発明はメディアの背部に繰り返されている印の検出に基づいてメディアの種類を識別する、という概念に関する。本発明は感光紙、感熱紙、または、インクジェット紙のようなメディアに対して適用可能である。
【0002】
【従来の技術】
例えばプリンタまたはスキャナにおけるメディア処理において、処理中のメディア種類に関し知見を有することは有益で、メディアの使用を最適化し、また、処理体において特定のメディア種類に対して整合性を有する処理が確実に実行される。
【0003】
メディア種類を検出する方法は数多く存在する。ある種の検出法では、メディア上に特別な記号、バーコード、または、切欠き(notch)を加えるといった、付加的な製造ステップを必要とする。このことは、メディア製造のコストを増大させ、また、見場の悪いマーキングをメディアに与えている。
【0004】
メディアの製造途中で、ウェブ印刷物製造の方法論によって、ロゴやその他の印はよくメディアの背面に反復模様として印刷される。製品の種類によって各々の印の間隔が互いに異なれば、印の間隔によって製品の種類を識別可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はプリンタ、または、スキャナといった画像化装置において使用される、メディア種類識別用システムおよび装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のシステムおよび方法により、メディア製造の際にメディアの背面に与えられた印を用いてメディアの種類を識別する。つまり、メディアの各種類ごとに印の間隔がそれぞれ異なるようにすることが可能なので、印の間隔で製品の種類を識別することができる。上記のように、印はメディア製造の際にメディアの背面に付された製品のロゴ、製品名、または、その他の繰り返される記号もしくは模様であってよい。本発明による本システムおよび方法がメディアの種類を識別する低コストな方法を提供する。なぜなら、印画紙の背面に印刷されるロゴのような、既存、または、付加された繰り返し模様に基づいているからである。さらには本発明のシステムおよび方法により、メディア製造において別途のステップが必要とされることはなく、バーコードや切欠きといった無関係なものをメディアに付す必要がない。
【0007】
故に、本発明は画像化装置で使用されるメディアの種類を検出する方法を提供する。本発明には、メディアの背面を読み取ってメディアの背面に印の存在を検出するステップ、メディアの長手方向に沿った被検出印の反復の頻度を計測するステップ、メディアの背面の検出された反復性の印の間の空間的距離を決定するステップ、および、前記の空間的距離と、記憶されている参照メディア上における規定の印の空間的距離とを比較してメディアの種類を決定するステップを有する。
【0008】
本発明はさらに、画像化装置で使用されるメディアの種類を検出する方法であって、赤外線照明光を反復的印を有するメディアの背面に当てるステップ、メディアの背面にて反射した前記赤外線照明を検出して第1信号を得るステップ、反復する印に前記の赤外線照明光が当たる際の前記の反射した赤外線照明の変化を検出して第2信号を得るステップ、前記第1信号および第2信号に基づいて印の反復の距離を計算するステップ、および、前記の計算された反復の距離と、記憶されている参照メディアの印の反復の距離とを比較してメディアの種類を決定するステップを有する方法に関する。
【0009】
さらに本発明は画像化装置であって、それを通じてメディアが通過するためのメディア進路、前記メディア進路においてメディアの背面に光線を当てるための光源、前記メディア進路においてメディアで反射する前記光源からの光を受光するように配され、前記光がメディアの背面から反射すると第1信号を供し、メディアの背面の反復性の印が前記光線を受ける際の反射光量の変化に対応する第2信号を供することに適したセンサ、および、前記第1信号および第2信号に基づいて印の反復の距離を計算し、かつ、前記の計算された反復の距離と、記録されている参照メディアに関する印の反復の距離とを比較し、メディアの種類を判断するのに適したコントローラを有する画像化装置に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照すると、同じ参照数字は同一の、すなわち複数の図面を通じて同じ部分を表しており、図1は、本発明と関係している要素が図示された画像化装置100または少なくとも画像化装置の一部が概略的に示されている。画像化装置100とは、メディアもしくは紙を通過させるための搬送進路、印刷もしくは露光ステーション、ならびに、随意的に、供給および受取カセットもしくはトレイを有する周知のプリンタまたはスキャナでよいと考えられている。これら本発明を理解する上で関係のある要素が図1に示されている。本発明はまた昇華型/熱転写型プリンタにおいても適用可能である。
【0011】
図1に示す画像化装置100はメディア1のための供給ロール1aおよび受取ロール1bを備えている。メディア1は好ましくは矢印200で表されるメディア進路に沿って、画像化装置100の例えば露光ステーション、印刷ステーション、切断ステーション等といった複数のステーションを通過する。図1に示す例においては、本発明によるメディア種類検出システムはメディア進路200に関連させて図示されている。
【0012】
より具体的には、図1に示されるように、本発明によるシステムおよび方法において、印画紙のようなメディア1のウェブにはその背面に検出可能な反復性のロゴパターンまたは印2が印刷されている。メディア1がフォトセンサ3の下方を通過、または、状況によってはフォトセンサ3が静止しているメディア1の上方を通過することが可能である。赤外光(IR)源4がIR光線4aをメディア1の面または背面に照射し、その一方でフォトセンサ3がメディア4の面で反射したIRの照明4bを検出する。印2のような赤外線を吸収するロゴの存在、または、メディアにおける反射率の違いによって反射したIR照明の量が変化し、それによってセンサ3の生成する信号が変化する。図1に示す実施形態において、メディア1は印画紙のウェブまたは連続的に送られているメディアだが、可視的または非可視的に検知可能な反復性を有する印を備えたカットシートを使用することも可能である。
【0013】
本発明の文脈では、可視光に対して感受性を有する印画紙に損傷を与えないようにIR照明が用いられている。しかし、可視もしくは非可視の照明、磁気インク、および、厚さのように、検出可能でありかつ既知の距離もしくは比率で繰り返される他の物理的な特性の変動を利用した、別形態の検出も可能である。
【0014】
図1に示されるように、センサ3からの信号を、増幅器やフィルタといった調整用電子機器(conditioning electronics)5に通してセンサ信号を改善し、センサ信号をアナログ/デジタル変換器7またはマイクロコントローラもしくはコンピュータ6によるデジタイザによってデジタル形式に変換するための準備をする。その後デジタルデータはバッファに収納されてデジタルシグナルプロセッサ(DSP)またはマイクロコントローラもしくはコンピュータ6のような適切な処理容量を有する別種のコンピュータによって処理される。ホストまたはシステムコンピュータ8からマイクロコントローラ6へスタート信号8aが送られて、システムの動作が開始する。しかる後、マイクロコントローラ6からシステムまたはホストコンピュータ8に結果信号8bが送られる。
【0015】
ある本発明の動作の例において、反復性の印2を備えたメディア1がセンサ3の下方を通る。赤外光源4からの赤外照明光線4aがメディア1の背面部の反復性の印2の無い部分で反射し、第1の値または強度を有する反射照明4aがセンサ3に与えられる。そしてセンサ3はこの第1の値または強度を表している第1信号を調整用電子機器5に送る。赤外光源4からの光線4aが反復性の印2に当ると、IRの照明が印2によって吸収される結果、反射照明4bの強度が変化する。その結果、センサ3に送られる第2の値または強度に対応している反射照明が生じる。そしてセンサ3が、この第2の値または強度を表している第2信号を調整用電子機器5に送る。移動する反復性の印を有するウェブがセンサ3を通りすぎるにつれて繰り返される第1信号と第2信号との転換が、メディアの背面の反復性の印の間の間隔を反映した強度プロファイルを与える。
【0016】
本発明において、参照用メディアを表している参照用印間隔を複数含んでいる参照表をホストコンピュータ8に配することができる。さらに具体的には、参照表には周知の、すなわち参照用メディアで反復されている印の間隔が含まれている。メディアまたはウェブ1が進行することでもらたらされる、反復性の印の間隔の計算値と参照用の間隔とが比較され、メディアの種類が決定可能である。
【0017】
コントローラ6の細目に関し、本発明におけるデータの流れを示す本願の図2が参照される。図2において、点線の囲みが図解的にコントローラ6を表している。
【0018】
本実施形態において、コントローラ6は、オンチップの12ビットデジタイザ、データバッファとして2キロバイトRAM9、および、プログラム記憶用60キロバイトフラッシュメモリ、ならびに、高速ハードウェア乗算器を備えている、テキサス・インストゥルメンツのMSP430F149コントローラが可能である。図に示すように、コントローラ6の便益とは、低コストで高速なハードウェア乗算器を提供することである。数多くの他のコントローラ、DSP、または、コンピュータは、本発明の文脈内で使用可能である。
【0019】
本発明によるシステムおよび方法の動作に関して、コントローラ6は原則としてループにて待機し、ホストコンピュータ8からのスタート信号8aを待つ。スタート信号8aは、割り込みを発生させるコントローラ6へのデジタル入力である。割り込みハンドラがオンボード12ビットアナログ/デジタル変換器7を開始させる。変換レートはメディアの速度、印の大きさ、および、反復距離の値に対して望まれる解像度に依存する。本発明の文脈内で、自己相関を用いて反復性信号の同定を行う。自己相関とはノイズおよびその他のランダム信号に埋もれた反復性信号を同定するための周知の技術である。本発明においては、自己相関が機能するために、少なくとも2つの、データとしての価値のある反復距離を得ることが好ましい。さらに多くの反復によって自己相関の結果におけるノイズの量が低減し、より良い結果をもたらす。
【0020】
データ量、デジタイズのメディア解像度、および、データサンプリングのレートはすべて、ウェブの速度、もしくは、固定されたメディアおよび可変性センサ(variable sensor)に関するセンサの速度、印の間隔、ならびに、所望の印の間隔の解像度に依存している。例えば、印の反復が3インチ(7.6cm)であって所望の印の間隔の解像度が0.1インチ(0.25cm)であれば、少なくとも1インチ(2.54cm)あたり20サンプル(0.05インチ/サンプル(1.27mm/サンプル))で、少なくとも6インチ(15.2cm)の距離で達成しなければならない。
【0021】
本実施形態においては、ロゴの反復の距離は4.25インチ(10.8cm)と想定され、サンプルは0.5mm毎とした。コントローラ6は、1024個の12ビット符号化データ点を記憶するのに十分なRAMメモリ9を備えている。幾分かのRAMはスクラッチメモリおよびスタック空間が利用可能なように残しておく必要があるので、例えば900データ点を取得することが可能である。これによって、450mmすなわちおよそ17.7インチのメディアを標本化することができる。17.7インチとは、4.25インチの反復が予想されているメディアに対して4回の反復を僅かに越えた長さであり、8インチ(20.3cm)を僅かに越えた反復を有するメディアの計測をも可能にしている。標本化レートはメディアの速度(、または、固定されたメディアおよび可動センサに関するセンサの速度)に依存している。例において、標本化レートは毎秒37インチ(94cm)に固定されている。1サンプルあたり0.5mmで900データ点を、毎秒37インチで、取得するには0.48秒を要する。他の実施形態においては、ホストコンピュータからの信号を用いてメディアの速度を決定することが可能である。その速度はデータ取得中は一定であるべきである。
【0022】
センサからのアナログ信号は、デジタイズされる前に調整される必要がある。信号の調整とは、デジタイザ7の要請を満足させるため、ノイズを減少させるため、または、センサ信号を電圧に変換するためもしくは利用用途を与えるための増幅、フィルタリング、または、電圧レベル調整を含んでいる。本実施形態において、センサ3は好ましくは規格品の反射光センサである。センサは照明用に880nmのIRLEDおよびその波長に感受性を有するフォトトランジスタを含んでいる。IRの照明はその波長の如何なる吸収すなわち表面の反射率のあらゆる変化がセンサ3のフォトトランジスタの応答の変化として現われるように方向付けされている。メディアの表面の反射率の変化の例としては、それらに限定されるものではないが、IR染料を用いて、もしくは、用いないでエンボス加工された背面のロゴ、IR染料の模様、または、印画紙の場合における樹脂被膜の一部変更が含まれる。当然のことながら、これらは単に例に過ぎず、表面の反射率を変化させる別の方法も、本発明の文脈内において利用可能である。フォトトランジスタの信号は、単純なレジスタを用いて電圧に変換される。IR照明は、光に感受性を有する印画紙のために選択されていることは前述の通りである。
【0023】
コントローラ6が900個のデータポイントを取得した後、データが再度フィルタにかけられ、そして信号の平均がゼロになるようにDCオフセットを除去(図2におけるステップ50)されるべきである。ゼロ平均は自己相関アルゴリズムからの要請である。本実施形態においては、信号はコントローラ6により単純移動平均を用いてフィルタがかけられる。したがってフィルタをかけた後、その次のステップはデータのDC成分の除去(ステップ50)である。データの平均値が計算され、そして各点から引かれる。データは符号化された整数として記憶される。
【0024】
そして自己相関(ステップ52)が2つの工程で計算される。自己相関アルゴリズムは、
【数1】
ここで、
Nはバッファのデータ点の数、
Vはゼロ平均化された入力データ、
Aは規格化された自己相関の結果、
dは遅延、および、
Cは自己相関出力を1000に規格化するために用いられる。ここで、Cは以下の通りである。
【数2】
【0025】
この計算における第1のステップは、ゼロ遅延出力、すなわち、Cの値を決定することである。この値は常に最大であって、出力データをそのゼロ位置で1000のピークを有するように規格化するのに用いられる。その結果であるA(d)はどれくらいよくデータがそのd点だけ遅延した自身と相関があるのかを測る尺度である。各遅延値に対する出力が計算される。この操作は集約的な乗算であるので、コントローラ6のハードウェアで乗算がなされることが望まれる。遅延値は以下の式を用いてメディアにおける物理的な距離に変換可能である。距離=0.5mm×d、ここで、0.5mmとはメディア上での標本の空間的間隔である。自己相関値はデータ点の半数の最大遅延を計算するだけでよい。なぜなら、好ましくは印の少なくとも2回の反復周期が必要とされるからである。
【0026】
自己相関出力における2番目に最高のピークが見出される(ステップ54)。最高のピークはゼロ位置にあり、2番目に最高のピークを探す際、最高のピークの傍ではないことを確かめる必要がある。これを確かめる最も簡単な方法は、最小の反復距離を仮定し、そこから検索を開始することである。本実施形態に対しては、30mmの反復、すなわち60点の遅延の位置からピークの検索を開始している。30mmよりも短い反復距離で印が反復されていることはないと仮定している。この値は若干、任意性を有する。自己相関データの出力は記憶されない。メモリを節約するため、2番目に最高のピークの高さおよび位置のみが保存される。2番目のピークの高さ(参照番号54aを参照。)が、どれくらいよく印が互いに相関を有しているのかを示している。ピーク値が低いことは相関が低いことを示しており、これはたいてい、低い入力信号またはノイズの多い入力信号に起因する。自己相関出力を規格化しないことで、入力信号の個々のピークからピークまでの計測を実行するかわりに、信号強度の目安を保持することも可能である。
【0027】
ピークの位置およびピークの値はメディア表10を検索する(ステップ58)のに用いられる。表10は既知の参照用メディアについての反復の距離、ピークの高さの最小値、および、製品の種類に関し、記憶されている表である。ピークからピークまでの入力信号も、参照表における予想値と比較されてメディアの同定に活用される。
【0028】
そして、印の反復距離が、既知の印の反復距離に関するメディア表10と比較されてどのような種類のメディアがそこにあるのかを判断する。メディア表10の検索の結果、測定された情報(つまり、反復の距離)すなわちメディアがメディア表10に記録されている情報と適合するかが判断される。つまりメディア表10を検索した結果、メディアの種類が検出されるか、すなわち、特定されたかが判断される(ステップ75)。特定されたのであれば、信号8aによって特定されたメディア種がホストコンピュータ8に伝えられる(ステップ80)。メディア表10の検索の結果、メディアが特定されなければ、信号8bによってメディアは不明であるという事実を示唆する信号をホストコンピュータ8に伝える(ステップ85)ことが可能である。参照表10はマイクロコントローラ6、または、ホストもしくはシステムコンピュータ(8)に組み込むことが可能である。想定される反復の距離は、実際のところは印の配置の誤差および計測の誤差による変動性を補償するために、値域を有している。
【0029】
本実施形態に関しては、出力信号は単に、表中のメディアの1つが存在しているのかどうかを示唆する単一のデジタル回線である。シリアル回線、複デジタル回線、パラレル等のような多くの別の方法による信号伝達が可能である。メディア名、または、計測された反復の距離、計測された最大の信号、信号の変動性等の検出されたメディアの特性が送信可能である。
【0030】
本発明の好適な実施形態において、計測される物理的特性はセンサによって検出可能であるべきことを指摘しておく。第2に、印の間の距離は一定であるべきである。第3に、センサ下方を各印が通過する際、印の同じ部分をセンサが検出するべきである。そうでなければ、印の信号どうしが互いに良好な相関を示さないであろう。
【0031】
図2において、センサ3がメディアの背面にある印をメディアの背面から読み取った、すなわち、スキャンした結果の強度プロファイル60が示されている。強度プロファイル60はメディアの位置に対する強度のプロファイルを示している。グラフにおいて高い点62は基本的には白い点、または、メディアの背景を示しており、その一方、低い点64は印、または、より厳密に言えばセンサ3に読み取られた印の存在を表している。低い点64がより低くなれば、メディアの背面の印がさらに濃いということである。原則的には、センサ3が印を読み取ることがなければ(つまり、センサ3が印の無いメディア背面をスキャンしているならば)、センサ3より第1信号が発せられる。センサ3が印の存在を検出すれば、センサ3より第2信号が発せられる。
【0032】
しかる後、強度プロファイル60は前述のように、センサの信号を改善するための増幅器もしくはフィルタであって、また、強度プロファイル60aを提供することが可能な調整用電子機器5に通される。入力バッファ9およびDCオフセットの除去50に通された後、強度プロファイルは自己相関52の前にプロファイル60cの形になる。
【0033】
その結果、本発明はプリンタまたはスキャナのような画像化装置におけるメディアの使用が最適化されるように、メディアの種類を検出するシステムおよび方法を提供する。センサ3はメディア装置の露光ステーションまたは印刷ステーションよりも先に配されることが望ましい。本発明においては、メディアの背面はスキャンされ、すなわち、読み取られて、メディアの背面の長手方向に沿って印が存在するか、または、存在しないかが検出される。メディア背面のスキャンすなわち読み取りの結果より、メディアの背面の長手方向に沿った、検出された印の反復の頻度を測定することができる。この検出された印の反復の頻度を用いて、メディアの背面の印の反復を示した強度プロファイルまたは印プロファイルのようなプロファイルを生成可能である。そしてこのプロファイルは参照表において記憶されている参照用メディアのプロファイルまたは値と比較して、検出されているメディアの種類を決定することができる。メディアの種類に関する知見に基づき、画像化装置は検出されたメディアの要請に合わせるように適切な制御を受けることが可能である。
【0034】
本発明によるシステムはメディア上にて反復されている印の間隔を計測し、この値を用いてメディアの種類を検知し、決定する。センサ3は空間的に連続的な計測を、反復性の印を含むメディアに対して行う。計測の結果はデジタイズされ、バッファに記憶される。バッファがいっぱいになると、データの自己相関を用いて反復の頻度が検出される。この頻度はデジタイザの標本化の間隔、ならびに、運動しているメディアもしくは運動しているセンサの速度に基づいて空間的な反復の距離に変換される。そして反復の距離が既知の値と比較されて、そこにあるメディアの種類が決定される。
【0035】
【発明の効果】
本発明のシステムおよび方法により、メディア製造の際にメディアの背面に与えられた印を用いてメディアの種類を識別する。つまり、メディアの各種類ごとに印の間隔がそれぞれ異なるようにすることが可能なので、印の間隔で製品の種類を識別することができる。上記のように、印はメディア製造の際にメディアの背面に付された製品のロゴ、製品名、または、その他の繰り返される記号もしくは模様であってよい。本発明による本システムおよび方法がメディアの種類を識別する低コストな方法を提供する。なぜなら、印画紙の背面に印刷されるロゴのような、既存、または、付加された繰り返し模様に基づいているからである。さらには本発明のシステムおよび方法により、メディア製造において別途のステップが必要とされることはなく、バーコードや切欠きといった無関係なものをメディアに付す必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像化装置、または、少なくとも画像化装置の一部の概略図であって、本発明によるメディアの種類を検出するためのメディア進路およびシステムを詳細に記した概略図である。
【図2】図1の制御システムの詳細図である。
【符号の説明】
1 ・・・ メディア、 2 ・・・ 印、
3 ・・・ センサ、 4 ・・・ 赤外光源、
5 ・・・ 調整用電子機器、 6 ・・・ マイクロコントローラ、
7 ・・・ アナログ/デジタル変換器、
8 ・・・ ホストコンピュータ、
100 ・・・ 画像化装置、 200 ・・・ メディア進路
Claims (3)
- 画像化装置において使用するためのメディアの種類を検出する方法であって、
メディアの背面を読み取って、メディアの背面に印が存在することを検出するステップ、
前記メディアの長手方向に沿った前記の検出された印の反復の頻度を測定するステップ、
前記メディアの前記背面における前記の反復されている印の間の空間的距離を決定するステップ、および、
前記の空間的距離と、記憶されている参照用メディアにおける規定の印の空間的距離とを比較してメディアの種類を決定するステップを有するメディアの種類を決定する方法。 - 画像化装置において使用するためのメディアの種類を検出する方法であって、
反復している印を有するメディアの背面に向けて赤外照明光線を照射するステップ、
メディアの背面から反射された前記赤外照明を検出して第1信号を供するステップ、
前記の反復している印が前記赤外照明光線を受けるときの前記の反射された赤外照明の変化を検出して第2信号を供するステップ、
前記第1信号および前記第2信号に基づいて前記印の反復距離を計算するステップ、および、
前記の計算された反復距離と、記憶されている参照用メディアの印の反復距離とを比較してメディアの種類を決定するステップを有するメディアの種類を決定する方法。 - 画像化装置であって、
メディアが通過するためのメディア進路、
前記メディア進路にあるメディアの背面に光線を照射するための光源、
前記メディア進路にある前記メディアで反射している、前記光源からの光を受けるように配されているセンサであって、前記光が前記メディアの前記背面から反射されると第1信号を供し、かつ、前記メディアの前記背面の反復している印が前記光線を受けるときの前記反射光の量の変化に対応する第2信号を供することに適合しているセンサ、および、
前記第1信号および前記第2信号に基づいて印の反復距離を計算することに適合し、かつ、前記の計算された反復距離と記憶されている参照用メディアの印の反復距離とを比較して前記メディアの種類を決定するコントローラを備えている画像化装置。
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