JPH091880A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH091880A JPH091880A JP15161195A JP15161195A JPH091880A JP H091880 A JPH091880 A JP H091880A JP 15161195 A JP15161195 A JP 15161195A JP 15161195 A JP15161195 A JP 15161195A JP H091880 A JPH091880 A JP H091880A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラテン上の被記録材の端部の位置を峻別す
るようにした画像形成装置を提供する。 【構成】 キャリッジ4Aには発光素子6と、2個の受
光素子52a,52bとが備えられ、発光素子6から発
せられた光はプラテン2と被記録材1とに順次照射さ
れ、受光素子52a,52bは順次反射光を受光する。
この受光の際に、被記録材1とプラテン2との差分を取
り、被記録材1の端部の位置を峻別する。
るようにした画像形成装置を提供する。 【構成】 キャリッジ4Aには発光素子6と、2個の受
光素子52a,52bとが備えられ、発光素子6から発
せられた光はプラテン2と被記録材1とに順次照射さ
れ、受光素子52a,52bは順次反射光を受光する。
この受光の際に、被記録材1とプラテン2との差分を取
り、被記録材1の端部の位置を峻別する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
特に被記録材の端部の位置を峻別するようにした画像形
成装置装置に関する。
特に被記録材の端部の位置を峻別するようにした画像形
成装置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばインクジェット式や熱転写式のプ
リンタ,プロッタ等の画像形成装置では、印字ヘッドの
走査方向に対して被記録材が所定角度(例えば、直交方
向)にセットされていないと、被記録材に印字した画像
が斜行し美観上好ましくない。
リンタ,プロッタ等の画像形成装置では、印字ヘッドの
走査方向に対して被記録材が所定角度(例えば、直交方
向)にセットされていないと、被記録材に印字した画像
が斜行し美観上好ましくない。
【0003】この斜行を防止するために、オペレータが
セットした被記録材がセットずれを起しているか否かを
印字前に確認し、セットずれを起している場合にはそれ
を修正した後に、印字を実行するようにしていた。
セットした被記録材がセットずれを起しているか否かを
印字前に確認し、セットずれを起している場合にはそれ
を修正した後に、印字を実行するようにしていた。
【0004】従来、かかるセットずれによる斜行の確認
手段としては、例えば反射型または透過型のフォトセン
サ等を用いて被記録材の端部の位置を検知し、その後、
被記録材を搬送し、再度端部位置を検知した際にその位
置が、前回検知した位置と同一か否かで斜行の有無を判
断していた。詳細には、次に説明するような処理を行っ
ていた。
手段としては、例えば反射型または透過型のフォトセン
サ等を用いて被記録材の端部の位置を検知し、その後、
被記録材を搬送し、再度端部位置を検知した際にその位
置が、前回検知した位置と同一か否かで斜行の有無を判
断していた。詳細には、次に説明するような処理を行っ
ていた。
【0005】図9および図10は前述のセットずれ確認
手段を備えた画像形成装置の要部構成および動作を示す
図であり、図11は斜行確認処理のフローチャートであ
る。
手段を備えた画像形成装置の要部構成および動作を示す
図であり、図11は斜行確認処理のフローチャートであ
る。
【0006】先ず、画像形成装置の要部構成を説明す
る。図9に示すように、プラテン2上には被記録材1が
載置されている。このプラテン2の上方には印字方向
(左右方向)に移動可能なキャリッジ4が配置され、該
キャリッジ4にはフォトセンサPを構成する発光素子6
と受光素子7と該発光素子6から発せられた反射光を集
光する集光レンズ5とが搭載されている。
る。図9に示すように、プラテン2上には被記録材1が
載置されている。このプラテン2の上方には印字方向
(左右方向)に移動可能なキャリッジ4が配置され、該
キャリッジ4にはフォトセンサPを構成する発光素子6
と受光素子7と該発光素子6から発せられた反射光を集
光する集光レンズ5とが搭載されている。
【0007】そして、発光素子6から発せられた光はプ
ラテン2または被記録材1により反射され、その反射光
は集光レンズ5を介して受光素子7に受光される。この
反射の際にプラテン2と被記録材1とでは反射率が異な
るので受光素子7の受光量も異なる。
ラテン2または被記録材1により反射され、その反射光
は集光レンズ5を介して受光素子7に受光される。この
反射の際にプラテン2と被記録材1とでは反射率が異な
るので受光素子7の受光量も異なる。
【0008】即ち、図9に示した場合は発光素子6の照
射面がプラテン2上なので、反射率が小さく受光素子7
の受光量も少ない。これに対し、図10に示した場合は
発光素子6の照射面が被記録材1上なので、反射率が大
きく受光素子7の受光量が多い。
射面がプラテン2上なので、反射率が小さく受光素子7
の受光量も少ない。これに対し、図10に示した場合は
発光素子6の照射面が被記録材1上なので、反射率が大
きく受光素子7の受光量が多い。
【0009】次に動作を説明する。
【0010】図11に示すように、プラテン2上の定位
置に被記録材1をセットし(ステップS11)、キャリ
ッジ4を被記録材1の側端面Sに対して垂直方向に移動
させつつフォトセンサPを動作させる(ステップS1
2)。すると、フォトセンサPの受光素子7の受光量を
アンプ等を通して出力し(ステップS13)、受光量の
変化によりどの位置から被記録材1が存在するかを検知
する(ステップS14)。次いで、被記録材を数百ミリ
(例えば100mm)だけ符号W方向に搬送し(ステッ
プS15)、再び前記ステップS12〜ステップS14
を繰り返す。
置に被記録材1をセットし(ステップS11)、キャリ
ッジ4を被記録材1の側端面Sに対して垂直方向に移動
させつつフォトセンサPを動作させる(ステップS1
2)。すると、フォトセンサPの受光素子7の受光量を
アンプ等を通して出力し(ステップS13)、受光量の
変化によりどの位置から被記録材1が存在するかを検知
する(ステップS14)。次いで、被記録材を数百ミリ
(例えば100mm)だけ符号W方向に搬送し(ステッ
プS15)、再び前記ステップS12〜ステップS14
を繰り返す。
【0011】そして、1回目のステップS14と2回目
のステップS14により得られた被記録材1の存在開始
位置を比較することにより、存在開始位置がズレていれ
ば斜行があるものと判断し(ステップS16)、斜行制
御動作を行っている(ステップS17)。
のステップS14により得られた被記録材1の存在開始
位置を比較することにより、存在開始位置がズレていれ
ば斜行があるものと判断し(ステップS16)、斜行制
御動作を行っている(ステップS17)。
【0012】ところで、前記ステップS13において一
定の受光量以上であるならば、被記録材1有りと判断し
ているが、ステップS13において出力される波形の概
念図は図12のようになる。この図12は、紙無し領域
A,紙有り領域B,紙無し領域Cの3領域に区分でき
る。
定の受光量以上であるならば、被記録材1有りと判断し
ているが、ステップS13において出力される波形の概
念図は図12のようになる。この図12は、紙無し領域
A,紙有り領域B,紙無し領域Cの3領域に区分でき
る。
【0013】紙無し領域Aは、図9に示すように、被記
録材1の存在しないプラテン2上の領域に対応し、被記
録材1を案内しているプラテン2は通常光吸収色で形成
されているため、発光素子6の発光をプラテン2が殆ど
吸収する(反射率は10%程度)。従って、受光素子7
の受光量が少ないため「被記録材無し」と判断する。
録材1の存在しないプラテン2上の領域に対応し、被記
録材1を案内しているプラテン2は通常光吸収色で形成
されているため、発光素子6の発光をプラテン2が殆ど
吸収する(反射率は10%程度)。従って、受光素子7
の受光量が少ないため「被記録材無し」と判断する。
【0014】紙有り領域Bは、図10に示すように、被
記録材1の存在する領域であり、発光素子6の発射光は
15〜70%程度反射され(被記録材1の種類により差
がある)、或る程度の受光量がある。従って、或る一定
量以上の受光量が得られたところで「被記録材有り」と
判断する。
記録材1の存在する領域であり、発光素子6の発射光は
15〜70%程度反射され(被記録材1の種類により差
がある)、或る程度の受光量がある。従って、或る一定
量以上の受光量が得られたところで「被記録材有り」と
判断する。
【0015】上記従来例では、或る一定のスポット(直
径約1ミリ)において1つのフォトセンサPを用いて、
スポット中の平均の反射光量により被記録材1の検知を
行っている。この際に、被記録材1の反射率が高い場合
(例えば70%程度の普通紙)にはプラテン2との差が
大きいためかなり大きな電圧差が得られるのであるが、
第2原図用紙(トレーシングペーパ)等では反射率が1
5%程度しかなく、プラテン2との差が小さいため大き
な電圧差が得られない。
径約1ミリ)において1つのフォトセンサPを用いて、
スポット中の平均の反射光量により被記録材1の検知を
行っている。この際に、被記録材1の反射率が高い場合
(例えば70%程度の普通紙)にはプラテン2との差が
大きいためかなり大きな電圧差が得られるのであるが、
第2原図用紙(トレーシングペーパ)等では反射率が1
5%程度しかなく、プラテン2との差が小さいため大き
な電圧差が得られない。
【0016】即ち、図12に示すように、紙無し領域A
と紙有り領域Bにおける被記録材1の有無の電圧差は1
V程度である。また、スロープの幅(電圧0Vから電圧
1Vまでの立上りに要する幅)は2mm程度である。こ
こに、画像形成装置が設置された環境による電気的なノ
イズは約100mV程度有るので、100mVの電気的
なノイズが発生したと仮定すると、このノイズによる検
知幅の誤差は0.2ミリ程度考えられる。
と紙有り領域Bにおける被記録材1の有無の電圧差は1
V程度である。また、スロープの幅(電圧0Vから電圧
1Vまでの立上りに要する幅)は2mm程度である。こ
こに、画像形成装置が設置された環境による電気的なノ
イズは約100mV程度有るので、100mVの電気的
なノイズが発生したと仮定すると、このノイズによる検
知幅の誤差は0.2ミリ程度考えられる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように紙有無の検出精度(被記録材の端部の検出精度)
が悪いと、被記録材の有無判別の場合にはあまり問題は
起らないが、例えば斜行検出の場合には僅かな斜行も印
字外観に顕著に現れるので、大きな問題となる。
ように紙有無の検出精度(被記録材の端部の検出精度)
が悪いと、被記録材の有無判別の場合にはあまり問題は
起らないが、例えば斜行検出の場合には僅かな斜行も印
字外観に顕著に現れるので、大きな問題となる。
【0018】そこで、本発明の目的は、プラテン上の被
記録材の端部の位置を峻別するようにした画像形成装置
を提供することである。
記録材の端部の位置を峻別するようにした画像形成装置
を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、被記録材を載置するプラテン
と、該プラテン上を所定方向に移動する移動手段と、該
移動手段に備えられ該移動手段の移動に応じて少なくと
も前記被記録材とプラテンとを照射する発光手段と、少
なくとも前記被記録材とプラテンとにより反射された光
を受光する少なくとも2個の受光手段と、該受光手段の
それぞれの受光量の差分を演算する演算手段とを備えた
ことを特徴とする。
に請求項1記載の発明は、被記録材を載置するプラテン
と、該プラテン上を所定方向に移動する移動手段と、該
移動手段に備えられ該移動手段の移動に応じて少なくと
も前記被記録材とプラテンとを照射する発光手段と、少
なくとも前記被記録材とプラテンとにより反射された光
を受光する少なくとも2個の受光手段と、該受光手段の
それぞれの受光量の差分を演算する演算手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0020】また、請求項2記載の発明は、前記プラテ
ン上に備えられ、前記発光手段により発光された光を反
射する光反射手段を備えたことを特徴とする。
ン上に備えられ、前記発光手段により発光された光を反
射する光反射手段を備えたことを特徴とする。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、移動手段は被記
録材を載置するプラテン上を所定方向に移動する。発光
手段は移動手段の移動に応じて移動され、少なくとも被
記録材とプラテンとを照射する。少なくとも2個の受光
手段は少なくとも被記録材とプラテンとにより反射され
た光を受光する。演算手段は受光手段のそれぞれの受光
量の差分を演算する。この場合、被記録材からの反射光
とプラテンからの反射光との間に大きな差があるので、
被記録材とプラテンとを峻別することができる。即ち、
被記録材の端部の位置を峻別することができる。
録材を載置するプラテン上を所定方向に移動する。発光
手段は移動手段の移動に応じて移動され、少なくとも被
記録材とプラテンとを照射する。少なくとも2個の受光
手段は少なくとも被記録材とプラテンとにより反射され
た光を受光する。演算手段は受光手段のそれぞれの受光
量の差分を演算する。この場合、被記録材からの反射光
とプラテンからの反射光との間に大きな差があるので、
被記録材とプラテンとを峻別することができる。即ち、
被記録材の端部の位置を峻別することができる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、光反射手段
はプラテン上に備えられ、発光手段により発光された光
を反射する。この場合、光反射手段の反射率に対して、
プラテンおよび被記録材のそれぞれの反射率は大きな光
量差があるので、光反射手段に対してプラテンおよび被
記録材を峻別することができる。
はプラテン上に備えられ、発光手段により発光された光
を反射する。この場合、光反射手段の反射率に対して、
プラテンおよび被記録材のそれぞれの反射率は大きな光
量差があるので、光反射手段に対してプラテンおよび被
記録材を峻別することができる。
【0023】
(1)実施例 以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。な
お、既に説明した部分には同一符号を付し、重複記載を
省略する。
お、既に説明した部分には同一符号を付し、重複記載を
省略する。
【0024】図1は本実施例の要部構成図であり、図2
は本実施例の制御系のブロック図であり、図3は本実施
例の動作フローチャートである。
は本実施例の制御系のブロック図であり、図3は本実施
例の動作フローチャートである。
【0025】図1に示すように、プラテン2上には反射
率の極めて高い(反射率98%以上)反射板51が取り
付けられている。キャリッジ4Aには2つの受光素子5
2a,52bが、連設されている。
率の極めて高い(反射率98%以上)反射板51が取り
付けられている。キャリッジ4Aには2つの受光素子5
2a,52bが、連設されている。
【0026】また、図2に示すように、キャリッジ4A
に備えられた2個の受光素子52a,52bの出力信号
は、それぞれアンプ53a,53bで増幅され、アンプ
53a,53bの出力差が差分アンプ54により増幅さ
れ出力信号となる。
に備えられた2個の受光素子52a,52bの出力信号
は、それぞれアンプ53a,53bで増幅され、アンプ
53a,53bの出力差が差分アンプ54により増幅さ
れ出力信号となる。
【0027】このように構成することにより、プラテン
2と被記録材1と反射板51とからの反射光を2つの受
光素子52a,52bがそれぞれ受光し、受光素子52
a,52bの出力差を検出することにより、被記録材1
の端部の位置を正確に検知できるようにした。
2と被記録材1と反射板51とからの反射光を2つの受
光素子52a,52bがそれぞれ受光し、受光素子52
a,52bの出力差を検出することにより、被記録材1
の端部の位置を正確に検知できるようにした。
【0028】次に動作を説明する。
【0029】図1に示すように、プラテン2の所定位置
に被記録材1をセットし(ステップS1)、キャリッジ
4Aを被記録材1の側端面S方向に動作させつつ、フォ
トセンサP1 を動作させる(ステップS2)。すると、
図2に示した電気回路の動作により2個の受光素子52
a,52bの受光量の差分を出力し(ステップS3)、
この出力波形により被記録材1の端部の位置検知を行う
(ステップS4)。1回目の検知の終了後、被記録材1
を数百ミリ(例えば100mm)だけW方向に搬送し
(ステップS5)、再び前記ステップS2〜ステップS
4を行う。
に被記録材1をセットし(ステップS1)、キャリッジ
4Aを被記録材1の側端面S方向に動作させつつ、フォ
トセンサP1 を動作させる(ステップS2)。すると、
図2に示した電気回路の動作により2個の受光素子52
a,52bの受光量の差分を出力し(ステップS3)、
この出力波形により被記録材1の端部の位置検知を行う
(ステップS4)。1回目の検知の終了後、被記録材1
を数百ミリ(例えば100mm)だけW方向に搬送し
(ステップS5)、再び前記ステップS2〜ステップS
4を行う。
【0030】そして、1回目の検知と2回目の検知によ
り得られた被記録材1の端部の位置を比較することによ
り斜行の検知を行う(ステップS6)。
り得られた被記録材1の端部の位置を比較することによ
り斜行の検知を行う(ステップS6)。
【0031】ここで、前記ステップS3の動作を詳述す
る。即ち、発光素子6から発せられた光が被記録材1等
に反射して集光レンズ5を通して2個のいずれかの受光
素子52a,52bにて受光される。そして、2個の受
光素子52a,52bの受光量の差分の出力波形は、図
4に示すように、領域D〜領域Hに区分することができ
る。
る。即ち、発光素子6から発せられた光が被記録材1等
に反射して集光レンズ5を通して2個のいずれかの受光
素子52a,52bにて受光される。そして、2個の受
光素子52a,52bの受光量の差分の出力波形は、図
4に示すように、領域D〜領域Hに区分することができ
る。
【0032】領域Dにおけるキャリッジ4Aの位置は、
図1に示す位置に対応する。この位置では、発光素子6
の発光はプラテン2に吸収されてしまい、2個の受光素
子52a,52bの受光量は少なく、ほぼ同等であるの
で差分は殆ど無い。
図1に示す位置に対応する。この位置では、発光素子6
の発光はプラテン2に吸収されてしまい、2個の受光素
子52a,52bの受光量は少なく、ほぼ同等であるの
で差分は殆ど無い。
【0033】領域Eにおけるキャリッジ4Aの位置は、
図5に示す位置に対応する。この位置では、一方の受光
素子52bには反射板51からの反射光が受光される
が、他方の受光素子52aの受光はプラテン2からの反
射光であるので殆ど受光量が無い。よって差分が非常に
大きくなる。
図5に示す位置に対応する。この位置では、一方の受光
素子52bには反射板51からの反射光が受光される
が、他方の受光素子52aの受光はプラテン2からの反
射光であるので殆ど受光量が無い。よって差分が非常に
大きくなる。
【0034】領域Fにおけるキャリッジ4Aの位置は、
図6に示す位置に対応する。この位置では、発光素子6
の発光は反射板51により反射され、2個の受光素子5
2a,52bの受光量は極めて多い。しかし、2個の受
光素子52a,52bの受光量は同じ位なので差分は無
い。
図6に示す位置に対応する。この位置では、発光素子6
の発光は反射板51により反射され、2個の受光素子5
2a,52bの受光量は極めて多い。しかし、2個の受
光素子52a,52bの受光量は同じ位なので差分は無
い。
【0035】領域Gにおけるキャリッジ4Aの位置は、
図7に示す位置に対応する。一方の受光素子52bには
被記録材1からの反射光が受光され、他方の受光素子5
2aには反射板51からの反射光が受光される。被記録
材1の反射率は15〜70%前後(被記録材の種類によ
り異なる)であり、反射板51の反射率は前述の如く9
8%以上なので、[受光素子52bの受光量]−[受光
素子52aの受光量]の値はマイナスになり、しかも受
光素子52a,52bの受光量差分は領域Eの場合より
は小さくなる。この部分の波形のピーク時において被記
録材1が有りと判断される。
図7に示す位置に対応する。一方の受光素子52bには
被記録材1からの反射光が受光され、他方の受光素子5
2aには反射板51からの反射光が受光される。被記録
材1の反射率は15〜70%前後(被記録材の種類によ
り異なる)であり、反射板51の反射率は前述の如く9
8%以上なので、[受光素子52bの受光量]−[受光
素子52aの受光量]の値はマイナスになり、しかも受
光素子52a,52bの受光量差分は領域Eの場合より
は小さくなる。この部分の波形のピーク時において被記
録材1が有りと判断される。
【0036】領域Gにおけるスロープの電圧差は、被記
録材1の種類によっても異なるが、反射板51を設けて
いるので最低でも約5V(実験結果より)であり、スロ
ープの幅(距離)は約0.5ミリ(実験結果より)であ
る。ここで、電気的なノイズは従来例と同様に100m
V程度あるので、100mV電気的なノイズが発生した
として、これによる検知誤差は0.01ミリ程度とな
り、従来例の0.2ミリと比較するとこのスロープの電
圧差が最低の場合でさえ1/20程度となる。このよう
に、たとえ電気的なノイズが発生しても検知誤差は微小
であるため、被記録材1の端部位置の誤検知により斜行
を見逃すことは起り難くなる。
録材1の種類によっても異なるが、反射板51を設けて
いるので最低でも約5V(実験結果より)であり、スロ
ープの幅(距離)は約0.5ミリ(実験結果より)であ
る。ここで、電気的なノイズは従来例と同様に100m
V程度あるので、100mV電気的なノイズが発生した
として、これによる検知誤差は0.01ミリ程度とな
り、従来例の0.2ミリと比較するとこのスロープの電
圧差が最低の場合でさえ1/20程度となる。このよう
に、たとえ電気的なノイズが発生しても検知誤差は微小
であるため、被記録材1の端部位置の誤検知により斜行
を見逃すことは起り難くなる。
【0037】また、領域Eにおける波形の正方向のピー
クの後の領域Gの波形の負方向のピークによって被記録
材1の端部の位置の検知をしているので正負に峻別さ
れ、このことも誤検知が起り難くなる要因となる。
クの後の領域Gの波形の負方向のピークによって被記録
材1の端部の位置の検知をしているので正負に峻別さ
れ、このことも誤検知が起り難くなる要因となる。
【0038】領域Hにおけるキャリッジ4Aの位置は、
図8に示す位置に対応する。2個の受光素子52a,5
2bは共に被記録材1からの反射光を受光するので受光
量の差分はない。
図8に示す位置に対応する。2個の受光素子52a,5
2bは共に被記録材1からの反射光を受光するので受光
量の差分はない。
【0039】このように、本実施例では2個の受光素子
の受光量の差を読み取っているので、被記録材と反射
板、および反射板とプラテン等の境界線でのみ出力を生
じる。従って、従来例の如く、常時受光した出力の変化
を読み取って被記録材の端部の位置検知を行う場合よ
り、ノイズの影響を受けない。よって、誤検知のおそれ
が無く、安定した検出結果を得ることが可能となり、被
記録材の端部の位置を確実に峻別することができる。
の受光量の差を読み取っているので、被記録材と反射
板、および反射板とプラテン等の境界線でのみ出力を生
じる。従って、従来例の如く、常時受光した出力の変化
を読み取って被記録材の端部の位置検知を行う場合よ
り、ノイズの影響を受けない。よって、誤検知のおそれ
が無く、安定した検出結果を得ることが可能となり、被
記録材の端部の位置を確実に峻別することができる。
【0040】なお、従来の方式では斜行検知の精度が悪
く、特に長い被記録材(例えば、数メートル)への印字
の際に被記録材外への画像形成を防止するため、数百m
mの搬送による斜行検知では十分でないので、被記録材
の先端部と終端部の2箇所において斜行検知を行う必要
があった。
く、特に長い被記録材(例えば、数メートル)への印字
の際に被記録材外への画像形成を防止するため、数百m
mの搬送による斜行検知では十分でないので、被記録材
の先端部と終端部の2箇所において斜行検知を行う必要
があった。
【0041】これに対し、本実施例によれば高精度な検
出が実現できるので、100ミリ程度の用紙送りにて斜
行検知を行うだけで良くなり、斜行検知に要する時間を
格段に短縮できる。
出が実現できるので、100ミリ程度の用紙送りにて斜
行検知を行うだけで良くなり、斜行検知に要する時間を
格段に短縮できる。
【0042】また、本実施例では、プラテン上に反射板
を設けたが、被記録材とプラテンでは反射率が異なるた
め、これら二者の境界線に反射光の光量差が生じる。こ
のことより、本実施例の如く反射板を設置しなくとも、
被記録材の端部の位置が峻別可能であることは容易に理
解できる。
を設けたが、被記録材とプラテンでは反射率が異なるた
め、これら二者の境界線に反射光の光量差が生じる。こ
のことより、本実施例の如く反射板を設置しなくとも、
被記録材の端部の位置が峻別可能であることは容易に理
解できる。
【0043】更に、本実施例においては発光素子と受光
素子とをキャリッジに設けたが、主走査方向に移動する
別の手段に設けてもよい。
素子とをキャリッジに設けたが、主走査方向に移動する
別の手段に設けてもよい。
【0044】(2)変形例 前記実施例の構成によれば被記録材の種類の精度の高い
判別(例えば、普通紙と第2原図用紙の判別)も可能で
ある。
判別(例えば、普通紙と第2原図用紙の判別)も可能で
ある。
【0045】即ち、普通紙と第2原図用紙(トレーシン
グペーパ)とを比較すると、インク等の記録材の浸透量
が異なるため、第2原図用紙は、画像形成後、一定時間
乾燥時間を設ける必要がある。この第2原図用紙等のイ
ンク乾燥時間の設定は、従来オペレータが行っていた。
画像形成装置が普通紙と第2原図用紙とを判別する機能
を備えていなかったからである。オペレータがこの設定
を忘れると、画像形成直後には、第2原図用紙のインク
が完全に乾燥しておらず、画像がコスレるなど印字品質
の低下を引き起すおそれがあった。
グペーパ)とを比較すると、インク等の記録材の浸透量
が異なるため、第2原図用紙は、画像形成後、一定時間
乾燥時間を設ける必要がある。この第2原図用紙等のイ
ンク乾燥時間の設定は、従来オペレータが行っていた。
画像形成装置が普通紙と第2原図用紙とを判別する機能
を備えていなかったからである。オペレータがこの設定
を忘れると、画像形成直後には、第2原図用紙のインク
が完全に乾燥しておらず、画像がコスレるなど印字品質
の低下を引き起すおそれがあった。
【0046】本変形例はこの場合の対策である。
【0047】前記図3のステップS3において、2個の
受光素子52a,52bの受光量の差を出力して図4の
領域Gのような波形が出力されるわけであるが、この波
形によって被記録材1の種類を見分ける。即ち、被記録
材1の種類によって反射率が異なることを利用して、被
記録材1の種類を見分けることが可能となる。
受光素子52a,52bの受光量の差を出力して図4の
領域Gのような波形が出力されるわけであるが、この波
形によって被記録材1の種類を見分ける。即ち、被記録
材1の種類によって反射率が異なることを利用して、被
記録材1の種類を見分けることが可能となる。
【0048】被記録材1の種類の検知が可能であれば、
従来、被記録材1の種類による印字制御をユーザが設定
しなければならなかったのが、画像形成装置が判断し、
制御できるようになりオペレータの設定ミスによる画像
不良を防ぐことができる。
従来、被記録材1の種類による印字制御をユーザが設定
しなければならなかったのが、画像形成装置が判断し、
制御できるようになりオペレータの設定ミスによる画像
不良を防ぐことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように各請求項記載の発明
によれば、被記録材を載置するプラテンと、該プラテン
上を所定方向に移動する移動手段と、該移動手段に備え
られ該移動手段の移動に応じて少なくとも前記被記録材
とプラテンとを照射する発光手段と、少なくとも前記被
記録材とプラテンとにより反射された光を受光する少な
くとも2個の受光手段と、該受光手段のそれぞれの受光
量の差分を演算する演算手段とを備え、被記録材とプラ
テンとの境界線における出力を大きくなるようにしたの
で、被記録材とプラテンの差を峻別することができ、被
記録材の端部の位置を正確に検出することができる。
によれば、被記録材を載置するプラテンと、該プラテン
上を所定方向に移動する移動手段と、該移動手段に備え
られ該移動手段の移動に応じて少なくとも前記被記録材
とプラテンとを照射する発光手段と、少なくとも前記被
記録材とプラテンとにより反射された光を受光する少な
くとも2個の受光手段と、該受光手段のそれぞれの受光
量の差分を演算する演算手段とを備え、被記録材とプラ
テンとの境界線における出力を大きくなるようにしたの
で、被記録材とプラテンの差を峻別することができ、被
記録材の端部の位置を正確に検出することができる。
【図1】本発明の実施例の要部構成の斜視図である。
【図2】同実施例の制御系のブロック図である。
【図3】同実施例の動作フローチャートである。
【図4】同実施例の受光量差分の特性図である。
【図5】同実施例におけるキャリッジの位置を示す図で
ある。
ある。
【図6】図5に示す位置からキャリッジが移動後の位置
を示す図である。
を示す図である。
【図7】図6に示す位置からキャリッジが移動後の位置
を示す図である。
を示す図である。
【図8】図7に示す位置からキャリッジが移動後の位置
を示す図である。
を示す図である。
【図9】従来の画像形成装置のフォトセンサが所定位置
にある図である。
にある図である。
【図10】従来の画像形成装置のフォトセンサが被記録
材上にある図である。
材上にある図である。
【図11】従来の画像形成装置の動作フローチャートで
ある。
ある。
【図12】従来の画像形成装置の受光素子の受光量の出
力波形図である。
力波形図である。
P1 フォトセンサ 1 被記録材 2 プラテン 4 キャリッジ 5 集光レンズ 6 発光素子 51 光反射板 52a,52b 受光素子 54 差分アンプ(演算手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 被記録材を載置するプラテンと、 該プラテン上を所定方向に移動する移動手段と、 該移動手段に備えられ該移動手段の移動に応じて少なく
とも前記被記録材とプラテンとを照射する発光手段と、 少なくとも前記被記録材とプラテンとにより反射された
光を受光する少なくとも2個の受光手段と、 該受光手段のそれぞれの受光量の差分を演算する演算手
段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記プラテン上に備えられ、前記発光手
段により発光された光を反射する光反射手段を備えたこ
とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15161195A JPH091880A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15161195A JPH091880A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091880A true JPH091880A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15522327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15161195A Pending JPH091880A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH091880A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003059631A1 (en) * | 2002-01-11 | 2003-07-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image formation apparatus |
WO2004005035A1 (ja) * | 2002-07-04 | 2004-01-15 | Seiko Epson Corporation | 印刷装置、印刷方法、プログラム、及びコンピュータシステム |
JP2006051795A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | Hewlett-Packard Development Co Lp | 媒体位置決めセンサアセンブリ、媒体位置決めセンサアセンブリを有する画像形成装置および方法 |
JP2007038597A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Seiko Epson Corp | プリンタおよびレンズ検出方法 |
JP2012086921A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Riso Kagaku Corp | 画像記録装置および画像記録装置の制御方法 |
JP2021130211A (ja) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 株式会社リコー | 画像形成装置および検出方法 |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP15161195A patent/JPH091880A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7275799B2 (en) | 2002-01-11 | 2007-10-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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