JP2004024618A - 蛍光観察内視鏡用処置具 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、蛍光観察下でも視認性の良い蛍光観察内視鏡用処置具を提供することにある。
【解決手段】本発明は、励起光照射により生体組織から放射される蛍光を観察するための蛍光観察内視鏡と共に用いられる把持鉗子1において、その把持鉗子1の先端に少なくとも処置具挿入方向とは異なる方向へ向かって光を発する発光部17を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は、励起光照射により生体組織から放射される蛍光を観察するための蛍光観察内視鏡と共に用いられる把持鉗子1において、その把持鉗子1の先端に少なくとも処置具挿入方向とは異なる方向へ向かって光を発する発光部17を備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体組織から放射される蛍光を観察するための蛍光観察内視鏡に用いる処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDD(Photodynamics Diagnosis)と称せられる光力学的診断についての研究が種々なされている。光力学的診断とは、腫瘍組織に蓄積しやすい蛍光剤を被検対象に投与しておき、励起光を照射し、腫瘍組織に蓄積した蛍光剤から発せられる蛍光像を観察し、その蛍光像の有無や、蛍光像の形状等を観察することにより、腫瘍の有無や腫瘍の状態を診断する医療技術のことである。
【0003】
この光力学的診断技術は上記のような蛍光像による観察方法である。このため、通常の内視鏡観察では見つからないような腫瘍組織までも発見することができるメリットがある。
【0004】
しかし、蛍光観察内視鏡を用いて蛍光像を観察する光力学的診断に併せて、処置具を使用して腫瘍組織に対し生検や組織採取等の処置を行う場合には蛍光観察下で同時に処置具を観察しなければならない。しかるに、蛍光観察時には励起光しか照射されないため、観察画面上に処置具が明瞭に現れず、せいぜい黒い影としてしか認識できなかった。このため、蛍光観察下で処置具を使用し、生検や組織採取等の処置を行うことは不便であった。
【0005】
ところで、特開平5−337073号公報及び特開2000−245740号公報には内視鏡用処置具の挿入方向を知らせるため、処置具の手元から先端までファイバ束やプローブなどの導光手段を設け、処置具先端から前方へレーザー光を照射できるようにしている。
【0006】
また、特開平9−131349号公報には処置具先端に励起光を吸収して所定帯域の光を発光する蛍光塗料または夜光塗料を塗布し、蛍光観察時にあっても処置具先端の蛍光像を観察できるようにした蛍光観察内視鏡用処置具を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特開平5−337073号公報は処置具の挿入方向を知らしめるために処置具先端の前方にレーザー光を照射する構成の処置具であり、また、特開2000−245740号公報の処置具では患部を照射するために処置具の挿入方向前方に光を照射する構成になっている。これらのような構成の処置具では、蛍光観察下で、光が照射されている患部等はその照射光により認識できても、肝心の処置具の先端がどの位置にあるかまでは把握できない。その上、患部に励起光以外の光を照射することになるため、腫瘍の発する蛍光像の観察を妨げることになる。
【0008】
一方、特開平9−131349号公報の処置具は処置具先端に蛍光塗料または夜光塗料を塗布しているため、塗料の発する光の色が、腫瘍組織の発する蛍光と同種の色である場合、処置具先端と腫瘍組織の区別が難しくなり、腫瘍組織の視認性が低下する。
【0009】
また、腫瘍組織の発する蛍光は非常に微弱であるため、処置具先端の塗料による発光量が腫瘍組織の蛍光に比べて大きすぎる場合、肝心の腫瘍の発する蛍光像の視認性が著しく低下してしまう。
【0010】
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、蛍光観察下でも視認性の良い蛍光観察内視鏡用処置具を提供することにある。
また、術式に応じて処置具または処置具案内管の先端で発光する色または光量を調節できる蛍光観察内視鏡用処置具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、励起光照射により生体組織から放射される蛍光を観察するための蛍光観察内視鏡と共に用いる処置具において、
処置具および処置具案内管の少なくともいずれか一方の先端に少なくとも処置具挿入方向とは異なる方向へ向かって光を発する発光手段を備えたことを特徴とする蛍光観察内視鏡用処置具である。
【0012】
請求項2に係る発明は、上記発光手段は、励起光を照射する光源とは別の第2の光源から光エネルギーの供給を受け、上記光エネルギーを放射する発光部を有した光ファイバーを備え、上記光ファイバーの発光部を上記処置具および処置具案内管の少なくともいずれか一方の先端に配置したことを特徴とする請求項1に記載の蛍光観察内視鏡用処置具である。
【0013】
請求項3に係る発明は、上記発光手段から出射する光の特性を調節する手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蛍光観察内視鏡用処置具である。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1〜図5に従って本発明の第1の実施形態に係る把持鉗子について説明する。
【0015】
図1において、符号1は処置具としての把持鉗子を示し、この把持鉗子1はトラカール等を通して腹腔等の体腔内に挿入できる形状の挿入部2を備える。この挿入部2の基端部には手元部3が接続されている。
【0016】
挿入部2の先端には体腔内における組織等を把持するための開閉自在な把持部材4a,4bを備えた処置用把持部4がアーム部4cを介して前方へ突き出すように設けられている。手元部3には固定ハンドル5と可動ハンドル6からなる操作部7が取り付けられ、可動ハンドル6を回動することにより上記把持部4の把持部材4a,4bを開閉する操作ができる。
【0017】
上記手元部3には導光手段である光ファイバーとしてのファイバープローブ8を挿入部2内に形成したチャンネル孔9に挿入するためのファイバープローブ挿入口10を設けている。上記チャンネル孔9はファイバープローブ挿入口10から挿入部2の先端にかけて貫通して設けてある。このチャンネル孔9の後端側の、例えばファイバープローブ挿入口10には気密弁11を設け、上記チャンネル孔9にファイバープローブ8を挿通した際にチャンネル孔9内を気密な状態に維持するようになっている。
【0018】
図1に示すように、上記ファイバープローブ8の手元側端にはファイバーコネクタ12を設け、このファイバーコネクタ12を介して、上記ファイバープローブ8を、励起光を照射する光源とは別の光源装置13に接続する。
【0019】
光源装置13には白色光を発する図示しない光源を設け、この光源が発する白色光を上記ファイバープローブ8に供給するようになっている。また、光源装置13の前面は上記光源の出射光量を調節するボタンや各種操作スイッチを配置した操作パネル14となっている。
【0020】
図2に示すように、上記ファイバープローブ8は高い屈折率を有する透光性の芯材15を有してなり、この芯材15の周面は低い屈折率を有する鞘材16で密に覆われている。ファイバープローブ8の先端にはその芯材15の先端一部が鞘材16に覆われないで外部に露出する個所を設けて、この露出部分を発光部17としている。この発光部17は芯材15の先端部の一側面部をファイバープローブ8の長手軸方向と平行な平面になるように研削して鞘材16と芯材15の一部を切除し、さらに研磨して光の出射端18を形成している。
【0021】
次に、本実施形態の作用について説明する。光源装置13より出射した白色光Lはファイバープローブ8を構成している芯材15内に導入される。そして図2に示すように、その芯材15と鞘材16の境界面で全反射しながら先端の発光部17の出射端18まで導かれる。発光部17の出射端18では鞘材16が存在していないため、そのところから光が洩れ、外へ放射する。すなわち、発光部17はファイバープローブ8及び処置具の挿入長手方向とは異なる方向(例えば、挿入長手方向に垂直な方向)へ向かって光を放射する。このため、発光部17は外部から見て発光するように見える。
【0022】
このような構成の把持鉗子1においては、励起光による蛍光観察下でも発光部17が発光しているため、把持鉗子1の先端位置を内視鏡により視認できる。従って、把持鉗子1の先端位置を確認しながら把持鉗子1により腫瘍にアプローチできる。また、光源装置13は、腫瘍組織の蛍光の強弱に応じて、把持鉗子1の先端にある発光部17からの発光量等の特性を自由に調節できる手段を備える。
【0023】
本実施形態によれば、蛍光観察下でも蛍光している腫瘍組織以外の正常組織と、把持鉗子等の処置具とを容易に識別できる。このため、より安全に処置具を操作できる。また、蛍光観察下で処置具による処置が容易になることから、必要な個所だけの生検や、腫瘍のみの摘出等、必要最小限の的確な処理が可能になるため、患者のQOLが向上する。
【0024】
また、腫瘍が発する蛍光の強弱に応じて発光部17の発光量を適宜調節できるため、常に処置具を適切に観察できる。
【0025】
なお、図4に示すように、図1のファイバープローブ8をファイバーバンドル21に置き換え、このファイバーバンドル21の先端を、外側に向かって発光するように斜めにカットした斜面の出射端を形成してこれを発光部22としても同様の作用・効果が得られる。
【0026】
また、図5に示すように、一本または複数のファイバーバンドル24を設け、このファイバーバンドル24の先端を把持鉗子1の把持部材4a,4bにおける少なくとも一方に取着して、そのファイバープローブ8の先端に形成される発光部22が把持部材4a,4bの開閉に追従するようにする。このような構成でも前述した実施形態と同様の作用・効果が得られる。この場合には蛍光観察下でも把持鉗子1の把持部材4a,4bの開閉状態を容易に視認することができる。
【0027】
(第2の実施形態)
図6に従って本発明の第2の実施形態に係る把持鉗子について説明する。この第2の実施形態で前述した第1の実施形態と同様な機能を果たす部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0028】
図6において、光源装置13は励起光を照射する光源とは別の白色光が出射可能であって光量が調節できるランプ25を光源とする。このランプ25の出射側には出射光の色を変えることのできるフィルター手段26を備える。フィルター手段26は上記ファイバープローブ8のファイバーコネクタ12を接続する装着口と上記ランプ25の間に配置される。フィルター手段26は回転可能な円板27に特性の異なる複数のフィルター28を同心的に配置してなり、フィルター28を選択して出射光軸上に配置することにより出射する光の色を変える。
【0029】
本実施形態での光源装置13ではその出射光の色および光量のいずれの特性も調節が可能である。このため、たとえば、把持鉗子1の先端から発光する白色光が腫瘍の発する蛍光を妨げる場合、光源装置13のフィルター手段26により、発光する光の色を適切なものに変え、また、蛍光の色と発光部17の発する色が同じである場合、光源装置13のフィルター手段26を操作することにより色を変えることができる。
【0030】
本実施形態によれば、把持鉗子等の処置具専用の光源を設けることにより、腫瘍の発する蛍光の光量や色に応じて、処置具先端の発光する色または光量を変え、蛍光の強度が微弱な場合または方式の異なる蛍光観察にも対応することができる。
【0031】
(第3の実施形態)
図7及び図8に従って本発明の第3の実施形態に係る把持鉗子について説明する。なお、この第3の実施形態で前述した第1の実施形態と同様な機能を果たす部分には同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0032】
図7に示すように、挿入部2、把持部4、操作部7はいずれも第1の実施形態のものと同様である。上記挿入部2の先端には発光部としてのLED(発光ダイオード)31を設け、このLED31の通電用リード線32を挿入部2の基端部における手元部3に設けたオス端子33と接続する。このオス端子33には通電用コード36のメス端子37が接続され、通電用コード36はトランス電源34に電源用端子35を介して接続される。
【0033】
次に、本実施形態の作用について説明する。オス端子33に通電用コード36を介してトランス電源34より電圧を加えると、通電用リード線32を介してLED31に電圧が加わり、LED31は点灯する。LED31が点灯することにより蛍光観察下でも把持鉗子1の先端を視認することができる。
また、LED31に加える電圧を調整することにより、LED31の発光強度を調節することができる。
【0034】
本実施形態の構成でも上述した第1の実施形態の場合と同様の効果を奏する。また、図8に示すように、LED31の先端に遮光板38を設ければ、LED31から発光する光が腫瘍部位に向かって進むことを防ぎ、腫瘍組織の発する蛍光に余計な光が当たることを回避できる。このようにすれば、腫瘍部の視認性を更に向上することができる。
【0035】
(第4の実施形態)
図9に従って本発明の第4の実施形態に係る把持鉗子について説明する。この第4の実施形態で前述した第1、第2、第3の実施形態と同様な機能を果たす部分には同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0036】
図9において、この挿入部2の構成は第1の実施形態のものと同様なものであるが、挿入部2には2本のチャンネル孔41が形成され、各チャンネル孔41には軸線方向に光が照射可能なファイバープローブ42を挿通するようになっている。
【0037】
上記挿入部2の先端には把持部4の把持部材4a,4bを支持するアーム部43が前方へ突き出すように設けられ、この支持アーム部43は2本のチャンネル孔41の先端が開口する部位の間に位置して前方へ突き出すように配置されている。また、把持部4のアーム部43は基端部分が細く、先端側にはチャンネル孔41の先端開口に対応して発光部としての鏡面部44が形成されている。
【0038】
すなわち、鏡面部44は各ファイバープローブ42の軸線の延長上にそれぞれ配置されていて、チャンネル孔41に挿入配置したファイバープローブ42から出射する光を側方へ反射するようになっている。
【0039】
ここでは、2つのチャンネル孔41を設け、それぞれ対応して2つの鏡面部44を形成したが、チャンネル孔41または鏡面部44は少なくとも1つ以上設けていればよい。
【0040】
次に、本実施形態の作用について説明する。励起光を照射する光源とは別の光源装置から供給された出射光はファイバープローブ42の先端から対応する鏡面部44に向かって出射する。この出射した光は鏡面部44で反射し、反射された光は把持鉗子1の挿入方向と異なる方向に進む。このため、蛍光観察下においても把持鉗子1の先端を明瞭に視認することができる。また、本実施形態によっても上述した第1、第2、第3の実施形態と同様の効果を奏する。
【0041】
尚、本発明は前述した各々の実施形態に限定されるものではなく、他の形態にも適用が可能である。上記各実施形態では処置具の先端に発光手段を備えた例であるが、処置具を案内する処置具案内管の先端に発光手段を備えたものでもよい。
【0042】
また、前述した説明によれば、以下に列挙する事項および列挙した事項のものを任意に組み合わせた事項が得られる。
【0043】
(付記)
付記1.励起光照射により生体組織から放射される蛍光を観察するための蛍光観察内視鏡と共に用いられる処置具において、
処置具および処置具案内管の少なくともいずれか一方の先端に少なくとも処置具挿入方向とは異なる方向へ向かって光を発する発光手段を備えたことを特徴とする蛍光観察内視鏡用処置具。
【0044】
付記2.上記発光手段は、光ファイバーを研磨研削しているか、あるいは光ファイバーの長手方向に対して横切る方向へ光エネルギーを放射する形状を有するものと、励起光を照射する光源とは別の第2の光源から構成されることを特徴とする付記1に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
【0045】
付記3.上記第2の光源は、出射光の色および光量が調節可能なものであることを特徴とする付記1,2に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
【0046】
付記4.上記発光手段は、発光ダイオードと、この発光ダイオードを駆動する電源トランスから構成されたことを特徴とする付記1に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
【0047】
付記5.上記発光手段は、光ファイバーと、光ファイバーから供給する光を反射する鏡面部と、励起光を照射する光源とは別で上記光ファイバーに光を供給する第2の光源から構成されることを特徴とする付記1または付記3に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、処置具または処置具案内管の先端に配設される発光手段で、処置具または処置具案内管の先端を発光させることにより、蛍光観察するための励起光下においても、処置具や処置具案内管の位置または形状を容易に視認できる。このため、より容易に処置具の操作を行うことができる。
また、本発明は、腫瘍の発する蛍光の強弱あるいは色に応じて、発光手段からの発光量や色等の特性を変更可能であるため、蛍光の強度が微弱な場合や方式や術式の異なる蛍光観察にも腫瘍組織の蛍光の視認性を低下させずに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子装置全体を概略的に示す説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子装置に組み込まれる把持鉗子に配設されるファイバープローブの先端部分を拡大した断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子に配設されるファイバープローブの発光部の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態のファイバープローブをファイバーバンドルに置き換えた形式の変形例を示す把持鉗子先端部の断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態のファイバープローブの発光部を把持部の把持部材に固定した形式の変形例を示す把持鉗子先端部の断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子装置全体を概略的に示す説明図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子装置全体を概略的に示す説明図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子のLEDの先端に遮光板を取り付けた変形例の説明図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子の先端部分の断面図である。
【符号の説明】
1…把持鉗子
2…挿入部
3…手元部
4…把持部
8…ファイバープローブ
9…チャンネル孔
10…ファイバープローブ挿入口
12…ファイバーコネクタ
13…光源装置
14…操作パネル
15…芯材
16…鞘材
17…発光部
18…出射端
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体組織から放射される蛍光を観察するための蛍光観察内視鏡に用いる処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDD(Photodynamics Diagnosis)と称せられる光力学的診断についての研究が種々なされている。光力学的診断とは、腫瘍組織に蓄積しやすい蛍光剤を被検対象に投与しておき、励起光を照射し、腫瘍組織に蓄積した蛍光剤から発せられる蛍光像を観察し、その蛍光像の有無や、蛍光像の形状等を観察することにより、腫瘍の有無や腫瘍の状態を診断する医療技術のことである。
【0003】
この光力学的診断技術は上記のような蛍光像による観察方法である。このため、通常の内視鏡観察では見つからないような腫瘍組織までも発見することができるメリットがある。
【0004】
しかし、蛍光観察内視鏡を用いて蛍光像を観察する光力学的診断に併せて、処置具を使用して腫瘍組織に対し生検や組織採取等の処置を行う場合には蛍光観察下で同時に処置具を観察しなければならない。しかるに、蛍光観察時には励起光しか照射されないため、観察画面上に処置具が明瞭に現れず、せいぜい黒い影としてしか認識できなかった。このため、蛍光観察下で処置具を使用し、生検や組織採取等の処置を行うことは不便であった。
【0005】
ところで、特開平5−337073号公報及び特開2000−245740号公報には内視鏡用処置具の挿入方向を知らせるため、処置具の手元から先端までファイバ束やプローブなどの導光手段を設け、処置具先端から前方へレーザー光を照射できるようにしている。
【0006】
また、特開平9−131349号公報には処置具先端に励起光を吸収して所定帯域の光を発光する蛍光塗料または夜光塗料を塗布し、蛍光観察時にあっても処置具先端の蛍光像を観察できるようにした蛍光観察内視鏡用処置具を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特開平5−337073号公報は処置具の挿入方向を知らしめるために処置具先端の前方にレーザー光を照射する構成の処置具であり、また、特開2000−245740号公報の処置具では患部を照射するために処置具の挿入方向前方に光を照射する構成になっている。これらのような構成の処置具では、蛍光観察下で、光が照射されている患部等はその照射光により認識できても、肝心の処置具の先端がどの位置にあるかまでは把握できない。その上、患部に励起光以外の光を照射することになるため、腫瘍の発する蛍光像の観察を妨げることになる。
【0008】
一方、特開平9−131349号公報の処置具は処置具先端に蛍光塗料または夜光塗料を塗布しているため、塗料の発する光の色が、腫瘍組織の発する蛍光と同種の色である場合、処置具先端と腫瘍組織の区別が難しくなり、腫瘍組織の視認性が低下する。
【0009】
また、腫瘍組織の発する蛍光は非常に微弱であるため、処置具先端の塗料による発光量が腫瘍組織の蛍光に比べて大きすぎる場合、肝心の腫瘍の発する蛍光像の視認性が著しく低下してしまう。
【0010】
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、蛍光観察下でも視認性の良い蛍光観察内視鏡用処置具を提供することにある。
また、術式に応じて処置具または処置具案内管の先端で発光する色または光量を調節できる蛍光観察内視鏡用処置具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、励起光照射により生体組織から放射される蛍光を観察するための蛍光観察内視鏡と共に用いる処置具において、
処置具および処置具案内管の少なくともいずれか一方の先端に少なくとも処置具挿入方向とは異なる方向へ向かって光を発する発光手段を備えたことを特徴とする蛍光観察内視鏡用処置具である。
【0012】
請求項2に係る発明は、上記発光手段は、励起光を照射する光源とは別の第2の光源から光エネルギーの供給を受け、上記光エネルギーを放射する発光部を有した光ファイバーを備え、上記光ファイバーの発光部を上記処置具および処置具案内管の少なくともいずれか一方の先端に配置したことを特徴とする請求項1に記載の蛍光観察内視鏡用処置具である。
【0013】
請求項3に係る発明は、上記発光手段から出射する光の特性を調節する手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蛍光観察内視鏡用処置具である。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1〜図5に従って本発明の第1の実施形態に係る把持鉗子について説明する。
【0015】
図1において、符号1は処置具としての把持鉗子を示し、この把持鉗子1はトラカール等を通して腹腔等の体腔内に挿入できる形状の挿入部2を備える。この挿入部2の基端部には手元部3が接続されている。
【0016】
挿入部2の先端には体腔内における組織等を把持するための開閉自在な把持部材4a,4bを備えた処置用把持部4がアーム部4cを介して前方へ突き出すように設けられている。手元部3には固定ハンドル5と可動ハンドル6からなる操作部7が取り付けられ、可動ハンドル6を回動することにより上記把持部4の把持部材4a,4bを開閉する操作ができる。
【0017】
上記手元部3には導光手段である光ファイバーとしてのファイバープローブ8を挿入部2内に形成したチャンネル孔9に挿入するためのファイバープローブ挿入口10を設けている。上記チャンネル孔9はファイバープローブ挿入口10から挿入部2の先端にかけて貫通して設けてある。このチャンネル孔9の後端側の、例えばファイバープローブ挿入口10には気密弁11を設け、上記チャンネル孔9にファイバープローブ8を挿通した際にチャンネル孔9内を気密な状態に維持するようになっている。
【0018】
図1に示すように、上記ファイバープローブ8の手元側端にはファイバーコネクタ12を設け、このファイバーコネクタ12を介して、上記ファイバープローブ8を、励起光を照射する光源とは別の光源装置13に接続する。
【0019】
光源装置13には白色光を発する図示しない光源を設け、この光源が発する白色光を上記ファイバープローブ8に供給するようになっている。また、光源装置13の前面は上記光源の出射光量を調節するボタンや各種操作スイッチを配置した操作パネル14となっている。
【0020】
図2に示すように、上記ファイバープローブ8は高い屈折率を有する透光性の芯材15を有してなり、この芯材15の周面は低い屈折率を有する鞘材16で密に覆われている。ファイバープローブ8の先端にはその芯材15の先端一部が鞘材16に覆われないで外部に露出する個所を設けて、この露出部分を発光部17としている。この発光部17は芯材15の先端部の一側面部をファイバープローブ8の長手軸方向と平行な平面になるように研削して鞘材16と芯材15の一部を切除し、さらに研磨して光の出射端18を形成している。
【0021】
次に、本実施形態の作用について説明する。光源装置13より出射した白色光Lはファイバープローブ8を構成している芯材15内に導入される。そして図2に示すように、その芯材15と鞘材16の境界面で全反射しながら先端の発光部17の出射端18まで導かれる。発光部17の出射端18では鞘材16が存在していないため、そのところから光が洩れ、外へ放射する。すなわち、発光部17はファイバープローブ8及び処置具の挿入長手方向とは異なる方向(例えば、挿入長手方向に垂直な方向)へ向かって光を放射する。このため、発光部17は外部から見て発光するように見える。
【0022】
このような構成の把持鉗子1においては、励起光による蛍光観察下でも発光部17が発光しているため、把持鉗子1の先端位置を内視鏡により視認できる。従って、把持鉗子1の先端位置を確認しながら把持鉗子1により腫瘍にアプローチできる。また、光源装置13は、腫瘍組織の蛍光の強弱に応じて、把持鉗子1の先端にある発光部17からの発光量等の特性を自由に調節できる手段を備える。
【0023】
本実施形態によれば、蛍光観察下でも蛍光している腫瘍組織以外の正常組織と、把持鉗子等の処置具とを容易に識別できる。このため、より安全に処置具を操作できる。また、蛍光観察下で処置具による処置が容易になることから、必要な個所だけの生検や、腫瘍のみの摘出等、必要最小限の的確な処理が可能になるため、患者のQOLが向上する。
【0024】
また、腫瘍が発する蛍光の強弱に応じて発光部17の発光量を適宜調節できるため、常に処置具を適切に観察できる。
【0025】
なお、図4に示すように、図1のファイバープローブ8をファイバーバンドル21に置き換え、このファイバーバンドル21の先端を、外側に向かって発光するように斜めにカットした斜面の出射端を形成してこれを発光部22としても同様の作用・効果が得られる。
【0026】
また、図5に示すように、一本または複数のファイバーバンドル24を設け、このファイバーバンドル24の先端を把持鉗子1の把持部材4a,4bにおける少なくとも一方に取着して、そのファイバープローブ8の先端に形成される発光部22が把持部材4a,4bの開閉に追従するようにする。このような構成でも前述した実施形態と同様の作用・効果が得られる。この場合には蛍光観察下でも把持鉗子1の把持部材4a,4bの開閉状態を容易に視認することができる。
【0027】
(第2の実施形態)
図6に従って本発明の第2の実施形態に係る把持鉗子について説明する。この第2の実施形態で前述した第1の実施形態と同様な機能を果たす部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0028】
図6において、光源装置13は励起光を照射する光源とは別の白色光が出射可能であって光量が調節できるランプ25を光源とする。このランプ25の出射側には出射光の色を変えることのできるフィルター手段26を備える。フィルター手段26は上記ファイバープローブ8のファイバーコネクタ12を接続する装着口と上記ランプ25の間に配置される。フィルター手段26は回転可能な円板27に特性の異なる複数のフィルター28を同心的に配置してなり、フィルター28を選択して出射光軸上に配置することにより出射する光の色を変える。
【0029】
本実施形態での光源装置13ではその出射光の色および光量のいずれの特性も調節が可能である。このため、たとえば、把持鉗子1の先端から発光する白色光が腫瘍の発する蛍光を妨げる場合、光源装置13のフィルター手段26により、発光する光の色を適切なものに変え、また、蛍光の色と発光部17の発する色が同じである場合、光源装置13のフィルター手段26を操作することにより色を変えることができる。
【0030】
本実施形態によれば、把持鉗子等の処置具専用の光源を設けることにより、腫瘍の発する蛍光の光量や色に応じて、処置具先端の発光する色または光量を変え、蛍光の強度が微弱な場合または方式の異なる蛍光観察にも対応することができる。
【0031】
(第3の実施形態)
図7及び図8に従って本発明の第3の実施形態に係る把持鉗子について説明する。なお、この第3の実施形態で前述した第1の実施形態と同様な機能を果たす部分には同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0032】
図7に示すように、挿入部2、把持部4、操作部7はいずれも第1の実施形態のものと同様である。上記挿入部2の先端には発光部としてのLED(発光ダイオード)31を設け、このLED31の通電用リード線32を挿入部2の基端部における手元部3に設けたオス端子33と接続する。このオス端子33には通電用コード36のメス端子37が接続され、通電用コード36はトランス電源34に電源用端子35を介して接続される。
【0033】
次に、本実施形態の作用について説明する。オス端子33に通電用コード36を介してトランス電源34より電圧を加えると、通電用リード線32を介してLED31に電圧が加わり、LED31は点灯する。LED31が点灯することにより蛍光観察下でも把持鉗子1の先端を視認することができる。
また、LED31に加える電圧を調整することにより、LED31の発光強度を調節することができる。
【0034】
本実施形態の構成でも上述した第1の実施形態の場合と同様の効果を奏する。また、図8に示すように、LED31の先端に遮光板38を設ければ、LED31から発光する光が腫瘍部位に向かって進むことを防ぎ、腫瘍組織の発する蛍光に余計な光が当たることを回避できる。このようにすれば、腫瘍部の視認性を更に向上することができる。
【0035】
(第4の実施形態)
図9に従って本発明の第4の実施形態に係る把持鉗子について説明する。この第4の実施形態で前述した第1、第2、第3の実施形態と同様な機能を果たす部分には同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0036】
図9において、この挿入部2の構成は第1の実施形態のものと同様なものであるが、挿入部2には2本のチャンネル孔41が形成され、各チャンネル孔41には軸線方向に光が照射可能なファイバープローブ42を挿通するようになっている。
【0037】
上記挿入部2の先端には把持部4の把持部材4a,4bを支持するアーム部43が前方へ突き出すように設けられ、この支持アーム部43は2本のチャンネル孔41の先端が開口する部位の間に位置して前方へ突き出すように配置されている。また、把持部4のアーム部43は基端部分が細く、先端側にはチャンネル孔41の先端開口に対応して発光部としての鏡面部44が形成されている。
【0038】
すなわち、鏡面部44は各ファイバープローブ42の軸線の延長上にそれぞれ配置されていて、チャンネル孔41に挿入配置したファイバープローブ42から出射する光を側方へ反射するようになっている。
【0039】
ここでは、2つのチャンネル孔41を設け、それぞれ対応して2つの鏡面部44を形成したが、チャンネル孔41または鏡面部44は少なくとも1つ以上設けていればよい。
【0040】
次に、本実施形態の作用について説明する。励起光を照射する光源とは別の光源装置から供給された出射光はファイバープローブ42の先端から対応する鏡面部44に向かって出射する。この出射した光は鏡面部44で反射し、反射された光は把持鉗子1の挿入方向と異なる方向に進む。このため、蛍光観察下においても把持鉗子1の先端を明瞭に視認することができる。また、本実施形態によっても上述した第1、第2、第3の実施形態と同様の効果を奏する。
【0041】
尚、本発明は前述した各々の実施形態に限定されるものではなく、他の形態にも適用が可能である。上記各実施形態では処置具の先端に発光手段を備えた例であるが、処置具を案内する処置具案内管の先端に発光手段を備えたものでもよい。
【0042】
また、前述した説明によれば、以下に列挙する事項および列挙した事項のものを任意に組み合わせた事項が得られる。
【0043】
(付記)
付記1.励起光照射により生体組織から放射される蛍光を観察するための蛍光観察内視鏡と共に用いられる処置具において、
処置具および処置具案内管の少なくともいずれか一方の先端に少なくとも処置具挿入方向とは異なる方向へ向かって光を発する発光手段を備えたことを特徴とする蛍光観察内視鏡用処置具。
【0044】
付記2.上記発光手段は、光ファイバーを研磨研削しているか、あるいは光ファイバーの長手方向に対して横切る方向へ光エネルギーを放射する形状を有するものと、励起光を照射する光源とは別の第2の光源から構成されることを特徴とする付記1に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
【0045】
付記3.上記第2の光源は、出射光の色および光量が調節可能なものであることを特徴とする付記1,2に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
【0046】
付記4.上記発光手段は、発光ダイオードと、この発光ダイオードを駆動する電源トランスから構成されたことを特徴とする付記1に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
【0047】
付記5.上記発光手段は、光ファイバーと、光ファイバーから供給する光を反射する鏡面部と、励起光を照射する光源とは別で上記光ファイバーに光を供給する第2の光源から構成されることを特徴とする付記1または付記3に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、処置具または処置具案内管の先端に配設される発光手段で、処置具または処置具案内管の先端を発光させることにより、蛍光観察するための励起光下においても、処置具や処置具案内管の位置または形状を容易に視認できる。このため、より容易に処置具の操作を行うことができる。
また、本発明は、腫瘍の発する蛍光の強弱あるいは色に応じて、発光手段からの発光量や色等の特性を変更可能であるため、蛍光の強度が微弱な場合や方式や術式の異なる蛍光観察にも腫瘍組織の蛍光の視認性を低下させずに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子装置全体を概略的に示す説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子装置に組み込まれる把持鉗子に配設されるファイバープローブの先端部分を拡大した断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子に配設されるファイバープローブの発光部の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態のファイバープローブをファイバーバンドルに置き換えた形式の変形例を示す把持鉗子先端部の断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態のファイバープローブの発光部を把持部の把持部材に固定した形式の変形例を示す把持鉗子先端部の断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子装置全体を概略的に示す説明図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子装置全体を概略的に示す説明図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子のLEDの先端に遮光板を取り付けた変形例の説明図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る蛍光観察用把持鉗子の先端部分の断面図である。
【符号の説明】
1…把持鉗子
2…挿入部
3…手元部
4…把持部
8…ファイバープローブ
9…チャンネル孔
10…ファイバープローブ挿入口
12…ファイバーコネクタ
13…光源装置
14…操作パネル
15…芯材
16…鞘材
17…発光部
18…出射端
Claims (3)
- 励起光照射により生体組織から放射される蛍光を観察するための蛍光観察内視鏡と共に用いる処置具において、
処置具および処置具案内管の少なくともいずれか一方の先端に少なくとも処置具挿入方向とは異なる方向へ向かって光を発する発光手段を備えたことを特徴とする蛍光観察内視鏡用処置具。 - 上記発光手段は、励起光を照射する光源とは別の第2の光源から光エネルギーの供給を受け、上記光エネルギーを放射する発光部を有した光ファイバーを備え、上記光ファイバーの発光部を、上記処置具および処置具案内管の少なくともいずれか一方の先端に配置したことを特徴とする請求項1に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
- 上記発光手段から出射する光の特性を調節する手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蛍光観察内視鏡用処置具。
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JPWO2005104926A1 (ja) * | 2004-04-30 | 2008-03-13 | 株式会社モリタ製作所 | 生体観察機器、口腔内撮影装置及び医療用診療器具 |
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-
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