JP6033517B1 - 医療用デバイス - Google Patents

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Abstract

医療用デバイスは、被検体の体腔内への挿入を補助する挿入補助具の挿通孔に挿通可能な細長形状を具備して形成された挿入部と、光源から供給される光を挿入部の先端部へ導光する導光部材と、挿入部に設けられ、挿通孔に対する挿入部の挿通状態に連動し、挿入部の先端部より前方へ光を出射可能な状態、または、挿入部の先端部より前方へ光を出射不可能な状態のいずれかに移行するように構成されたインターロック機構と、を有する。

Description

本発明は、医療用デバイスに関し、特に、体腔内の被検部位の手術に用いられる医療用デバイスに関するものである。
医療分野においては、例えば、レーザ光等のようなエネルギー強度の高い光(以降、高エネルギー光とも称する)を用いつつ体腔内の被検部位の手術を行う場合がある。
具体的には、例えば、日本国特開2010−82041号公報には、電子内視鏡システムにおいて、ICG(インドシアニングリーン)等の蛍光試薬を被検体に投与し、当該被検体内の生体組織に対して近赤外域のレーザ光を励起光として照射し、当該励起光の照射に応じて発光した当該生体組織を撮像することにより蛍光画像を取得する構成が開示されている。
また、日本国特開2010−82041号公報には、腹腔鏡スコープまたは上部消化管スコープのスコープ先端から出射される光が届かない位置に配置されている光検出器により検出された光量が規定値を超えている場合にレーザ光源の電源をオフするとともに、当該光検出器により検出された光量が当該規定値以下である場合に当該レーザ光源の電源をオンする構成が開示されている。
ところで、体腔内の被検部位の手術を行う際には、例えば、モニタ等の表示装置に表示される画像等を確認し易くするために、及び/または、被検者を精神的に落ち着かせるために、手術室を暗くするような状況が発生し得る。
しかし、日本国特開2010−82041号公報に開示された構成によれば、スコープが配置された部屋を暗くした際にレーザ光源の電源がオンされることに起因し、当該スコープが被検者の外部にあるにも係わらず、当該レーザ光源から発せられたレーザ光がスコープ先端から出射されてしまう、という問題点が生じている。
そのため、日本国特開2010−82041号公報に開示された構成によれば、高エネルギー光を用いつつ体腔内の被検部位の手術を行う際の安全性を十分に確保することができない、という前述の問題点に応じた課題が生じている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、高エネルギー光を用いつつ体腔内の被検部位の手術を行う際の安全性を十分に確保することが可能な医療用デバイスを提供することを目的としている。
本発明の一態様の医療用デバイスは、被検体の体腔内への挿入を補助する挿入補助具の挿通孔に挿通可能な細長形状を具備して形成された挿入部と、前記挿入部に設けられ、前記被検体に照射される照明光を出射可能な先端部と、前記挿入部に設けられた部材を有し、前記挿入補助具と前記部材との位置に連動し、前記先端部より前記照明光を出射可能な状態、または、前記先端部より前記照明光を出射不可能な状態のいずれかに移行するための動作を行うインターロック機構と、を有する。
実施例に係る医療用デバイスを有する医療用システムの要部の構成を示す図。 第1の実施例に係る医療用デバイスの挿入部の構成を説明するための図。 第1の実施例に係る医療用デバイスの挿入部をトラカールに挿通した状態の一例を示す図。 第2の実施例に係る医療用デバイスの挿入部の構成を説明するための図。 第2の実施例に係る医療用デバイスの挿入部をトラカールに挿通した状態の一例を示す図。 第3の実施例に係る医療用デバイスの挿入部の構成を説明するための図。 第3の実施例に係る医療用デバイスの挿入部をトラカールに挿通した状態の一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
(第1の実施例)
図1から図3は、本発明の第1の実施例に係るものである。
医療用システム101は、図1に示すように、医療用デバイス1と、電源装置3と、本体装置4と、表示装置5と、を有して構成されている。図1は、実施例に係る医療用デバイスを有する医療用システムの要部の構成を示す図である。
医療用デバイス1は、例えば、被検者の体腔内に挿入されるとともに、電源装置3から供給される電力に応じたエネルギーを当該被検者の体腔内に存在する生体組織等の被検部位に印加して処置を行うことが可能な処置具として構成されている。具体的には、医療用デバイス1は、例えば、バイポーラ型の電気メスまたは高周波処置具等により構成されている。また、医療用デバイス1は、例えば、図1に示すように、挿入部11と、操作部12と、を有して構成されている。また、挿入部11及び操作部12の内部には、本体装置4から供給される照明光と、当該照明光の照射に応じて発生した戻り光と、をそれぞれ導光するための光ファイバ13が挿通配置されている。
挿入部11は、例えば、円筒形状等のような、被検体の体壁に設置されるトラカールを介して当該被検体の体腔内に挿入可能な細長形状を具備して形成されている。すなわち、挿入部11は、被検体の体腔内への医療用デバイス1の挿入を補助する挿入補助具であるトラカールの挿通孔に挿通可能な細長形状を具備して形成されている。また、挿入部11は、電源装置3から供給される電力に応じたエネルギーを印加するための処置部11aを先端部に設けて構成されている。また、挿入部11の側面には、挿入部11の長手方向に対して直交する方向である外径方向に突出するように形成された突起部11bが設けられている。また、挿入部11は、基端部に設けられた接続コネクタCCを介して操作部12に接続されている。また、挿入部11には、トラカールの挿通孔に対する挿通状態に連動し、挿入部11の先端部より前方へ照明光を出射可能な状態、または、挿入部11の先端部より前方へ照明光を出射不可能な状態のいずれかに移行するための動作を行うように構成されたインターロック機構が設けられている。具体的には、挿入部11のインターロック機構は、突起部11bと、筒体部11d及び押圧スイッチ11fを備えたスイッチ部と、弾性機構11eと、を具備して構成されている。
処置部11aは、例えば、図1に示すように、操作部12の操作に応じて開閉される一対のジョーJaを具備し、当該一対のジョーJaにより把持された生体組織等に対してエネルギーを印加することができるように構成されている。
突起部11bは、例えば、挿入部11がトラカールの挿通孔に対して所定の長さだけ挿通された際に当該トラカールの入口側の表面に接触するように形成されている。また、突起部11bは、例えば、図2に示すように、挿入部11の先端側の面である作用面ASに対して印加される外力に応じ、挿入部11の側面における長手方向に対して平行な方向に設けられた直線形状の溝部11cに沿ってスライドすることができるように構成されている。また、突起部11bは、図2に示すように、挿入部11の内部において筒体部11dと一体に形成されている。図2は、第1の実施例に係る医療用デバイスの挿入部の構成を説明するための図である。
挿入部11の内部には、筒体部11dと、弾性機構11eと、押圧スイッチ11fと、が設けられている。
筒体部11dは、例えば、図2に示すように、光ファイバ13を内部に挿通可能な中空筒形状を具備して形成されているとともに、挿入部11の内部において突起部11bと一体に形成されている。すなわち、筒体部11dは、突起部11bの移動に連動し、挿入部11の長手方向に対して平行な方向に移動する筒状の可動部材として構成されている。また、筒体部11dは、例えば、図2に示すように、作用面ASに対して外力が印加されていない状態において、突起部11bの近傍に先端部が配置され、かつ、押圧スイッチ11f(後述)の近傍に基端部が配置されるように形成されている。
弾性機構11eは、例えば、外力に応じて収縮する圧縮コイルばね等により形成されている。また、弾性機構11eは、例えば、図2に示すように、挿入部11の長手方向に沿って筒体部11dの外周面を囲む位置に配置されている。また、弾性機構11eは、例えば、図2に示すように、突起部11bの作用面ASとは異なる面である面PSと、挿入部11の内部において最も基端側に位置する面である基端面MSと、の間を接続可能な長さを具備して構成されている。また、弾性機構11eは、突起部11bを挿入部11の先端側へ付勢する付勢力を発生するように構成されている。具体的には、弾性機構11eは、例えば、作用面ASに対する外力が印加されていない状態の突起部11bを溝部11cの最も先端側の所定の位置(以降、初期位置とも称する)に配置させることが可能な付勢力を発生するように構成されている。なお、弾性機構11eは、突起部11bを挿入部11の先端側へ付勢する付勢力を発生するように形成されている限りにおいては、圧縮コイルばねを有する形態以外の他の形態で形成されていてもよい。
押圧スイッチ11fは、例えば、押しボタンスイッチ等により形成されており、押圧時にオン状態になるとともに、非押圧時にオフ状態になるように構成されている。また、押圧スイッチ11fは、例えば、図2に示すように、基端面MS上における筒体部11dの基端部に対向する位置に設けられているとともに、光ファイバ13を内部に挿通可能な中空筒形状または環形状を具備して形成されている。
すなわち、以上に述べたような挿入部11の構成によれば、例えば、弾性機構11eによる付勢力を超える外力が作用面ASに対して印加された際に、突起部11bが溝部11cに沿って初期位置から挿入部11の基端側へ移動する(スライドする)とともに、筒体部11dが突起部11bに連動して挿入部11の基端側へ移動する。また、以上に述べたような挿入部11の構成によれば、突起部11bに連動して移動する筒体部11dの基端部の位置に応じて押圧スイッチ11fの押圧状態が変化するため、挿入部11の先端部より前方へ光を出射可能な状態であるオン状態、または、挿入部11の先端部より前方へ光を出射不可能な状態であるオフ状態のいずれかの状態に移行することができる。
操作部12は、接続コネクタCCを介して挿入部11に接続されている。また、操作部12は、例えば、図1に示すように、処置部11aの一対のジョーJaの開閉に係る操作を行うことが可能なハンドル部12aを有して構成されている。また、操作部12の内部には、検知回路12bが設けられている。
ハンドル部12aには、電源装置3からの電力供給をオンまたはオフするための操作を行うことが可能な処置用スイッチ121と、本体装置4からの照明光の供給をオンまたはオフするための操作を行うことが可能な照明用スイッチ122と、が設けられている。
検知回路12bは、押圧スイッチ11f及び照明用スイッチ122のオンオフ状態をそれぞれ検知することができるように構成されている。また、検知回路12bは、押圧スイッチ11f及び照明用スイッチ122のオンオフ状態の検知結果を示す状態検知信号を生成し、当該生成した状態検知信号を本体装置4へ出力することができるように構成されている。
光ファイバ13の基端部は、操作部12の基端側から延出して設けられているとともに、本体装置4に対して着脱可能に接続されるように構成されている。また、光ファイバ13の先端部は、処置部11aの一対のジョーJaの近傍に配置されている。また、光ファイバ13の先端部における端面の近傍には、当該端面を経て出射される照明光を集光するとともに、当該照明光の照射に応じて発生した戻り光を集光して当該端面に入射させるための集光レンズ(不図示)が設けられている。すなわち、光ファイバ13は、本体装置4のレーザ光源41(後述)から供給される照明光を挿入部11の先端部へ導光する導光部材として構成されている。
電源装置3は、例えば、高周波電源等を具備して構成されている。また、電源装置3は、ハンドル部12aの処置用スイッチ121がオンされていることを検知した場合に、接続先の医療用デバイス1に対する電力供給を実施するように構成されている。また、電源装置3は、ハンドル部12aの処置用スイッチ121がオフされていることを検知した場合に、接続先の医療用デバイス1に対する電力供給を停止するように構成されている。
本体装置4は、レーザ光源41と、光検出器42と、信号処理回路43と、制御回路44と、を有して構成されている。
レーザ光源41は、例えば、レーザダイオード等を具備し、医療用デバイス1により処置される被検部位に照射する照明光としてレーザ光を発生するように構成されている。また、レーザ光源41は、制御回路44の制御に応じてオンされた場合に、本体装置4に接続された光ファイバ13に対するレーザ光の供給を実施するように構成されている。また、レーザ光源41は、制御回路44の制御に応じてオフされた場合に、本体装置4に接続された光ファイバ13に対するレーザ光の供給を停止するように構成されている。
光検出器42は、例えば、アバランシェフォトダイオード等を具備し、本体装置4に接続された光ファイバ13を経て出射される戻り光を検出するとともに、当該検出した戻り光の強度に応じた光検出信号を生成して出力するように構成されている。
信号処理回路43は、例えば、光検出器42から出力される光検出信号に対して所定の信号処理を施すことにより、医療用デバイス1により処置される被検部位の状態を可視化した画像を生成して出力するように構成されている。
制御回路44は、本体装置4の各部の動作に係る制御を行うことができるように構成されている。具体的には、制御回路44は、例えば、本体装置4に接続された医療用デバイス1の検知回路12bから出力される状態検知信号に基づき、押圧スイッチ11f及び照明用スイッチ122がいずれもオン状態である場合に、レーザ光源41をオンするための制御を行うとともに、押圧スイッチ11f及び照明用スイッチ122の少なくとも一方がオフ状態である場合に、レーザ光源41をオフするための制御を行うように構成されている。
表示装置5は、例えば、液晶ディスプレイ等を具備し、本体装置4から出力される画像等を表示することができるように構成されている。
続いて、本実施例の作用について説明する。
術者等のユーザは、医療用システム101の各部を接続して電源を投入した後、例えば、気腹装置(不図示)から供給される気腹用のガスにより被検者の腹腔を膨張させ、トラカール61Aを当該被検者の腹壁AWに設置した状態において、当該トラカール61Aの挿通孔の入口側の開口から挿入部11を挿入してゆく。
ここで、前述のユーザの操作によれば、例えば、図3に示すように、トラカール61Aへの挿入部11の挿入に伴い、突起部11bの作用面ASが腹壁AWに設置されたトラカール61Aの入口側の表面に接触した状態で押し付けられるため、挿入部11の長手方向に平行なまたは略平行な方向である矢印AR1の方向に押圧力が発生する。そして、弾性機構11eによる付勢力を超える押圧力が作用面ASに対して継続的に印加されることにより、突起部11b及び筒体部11dが挿入部11の基端側へ移動し、筒体部11dの基端部が押圧スイッチ11fを押圧する位置まで移動し、押圧スイッチ11fがオフ状態からオン状態へ切り替わる。図3は、第1の実施例に係る医療用デバイスの挿入部をトラカールに挿通した状態の一例を示す図である。
すなわち、本実施例の筒体部11d及び押圧スイッチ11fは、弾性機構11eによる付勢力を超える押圧力が突起部11bの作用面ASに印加されていない場合にオフ状態を維持するとともに、当該押圧力が当該作用面ASに印加されている場合にオフ状態からオン状態へ切り替わる。
ユーザは、トラカール61Aの内部に挿入部11を挿通配置した後、当該トラカール61Aの出口側の開口から処置部11aを突出させた状態で処置用スイッチ121及び照明用スイッチ122をオンするための操作を行うことにより、被検者の腹腔内の被検部位の処置を開始する。
検知回路12bは、押圧スイッチ11f及び照明用スイッチ122のオンオフ状態をそれぞれ検知し、押圧スイッチ11f及び照明用スイッチ122がいずれもオン状態であるとの検知結果を示す状態検知信号を生成して本体装置4へ出力する。そして、このような検知回路12bの動作に応じ、レーザ光源41をオンするための制御が制御回路44により行われるとともに、レーザ光源41から光ファイバ13へのレーザ光の供給が開始される。
一方、ユーザは、処置用スイッチ121をオフするための操作を行うことにより被検者の腹腔内の被検部位の処置を完了した後、トラカール61Aから挿入部11を抜去する。
ここで、前述のユーザの操作によれば、トラカール61Aからの挿入部11の抜去に伴い、作用面ASがトラカール61Aの入口側の表面から離間した位置に配置されるため、当該作用面ASに印加されていた押圧力が取り除かれる。そして、作用面ASに対して印加されていた押圧力が取り除かれることにより、突起部11b及び筒体部11dが弾性機構11eの付勢力に応じて挿入部11の先端側へ移動し、筒体部11dの基端部が押圧スイッチ11fから離間した位置へ移動し、押圧スイッチ11fがオン状態からオフ状態へ切り替わる。
すなわち、本実施例の筒体部11d及び押圧スイッチ11fは、トラカール61Aと突起部11bとの接触状態に連動し、挿入部11の先端部より前方へ光を出射可能な状態であるオン状態、または、挿入部11の先端部より前方へ光を出射不可能な状態であるオフ状態のいずれかに移行するための動作を行う。
検知回路12bは、押圧スイッチ11f及び照明用スイッチ122のオンオフ状態をそれぞれ検知し、押圧スイッチ11fがオフ状態でありかつ照明用スイッチ122がオン状態であるとの検知結果を示す状態検知信号を生成して本体装置4へ出力する。そして、このような検知回路12bの動作に応じ、レーザ光源41をオフするための制御が制御回路44により行われるとともに、レーザ光源41から光ファイバ13へのレーザ光の供給が停止される。
以上に述べたように、本実施例によれば、例えば、照明用スイッチ122をオンしたまま挿入部11をトラカール61Aから抜去して被検者の体外に配置するような状況が発生した場合であっても、レーザ光源41から光ファイバ13へのレーザ光の供給を停止させることができ、すなわち、挿入部11の先端部からのレーザ光の出射を未然に防止することができる。従って、本実施例によれば、高エネルギー光を用いつつ体腔内の被検部位の手術を行う際の安全性を十分に確保することができる。
なお、本実施例の各部の構成を適宜変形することにより、例えば、作用面ASがトラカール61Aの入口側の表面等の所望の対象物に接触した場合に、筒体部11dが挿入部11の基端側へ移動して押圧スイッチ11fがオン状態となり、かつ、作用面ASが当該所望の対象物に接触していない場合に、筒体部11dが挿入部11の先端側へ移動して押圧スイッチ11fがオフ状態となるようにしてもよい。
また、本実施例によれば、制御回路44が検知回路12bから出力される状態検知信号に基づいてレーザ光源41のオンオフ状態を切り替えるための制御を行うものに限らず、例えば、検知回路12bが押圧スイッチ11f及び照明用スイッチ122のオンオフ状態の検知結果に基づいてレーザ光源41のオンオフ状態を切り替えるための動作を行うようにしてもよい。
また、本実施例によれば、例えば、本体装置4から供給される照明光を挿入部11の先端部へ導光するための照明用の光ファイバと、当該照明光の照射に応じて発生した戻り光を挿入部11の先端部から本体装置4へ導光するための受光用の光ファイバと、が光ファイバ13の代わりに設けられている場合において、当該照明用の光ファイバにより導光される照明光を挿入部11の先端部より前方へ出射可能な状態または出射不可能な状態にするようにインターロック機構が構成されていてもよい。
(第2の実施例)
図4及び図5は、本発明の第2の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、第1の実施例と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1の実施例と異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。
本実施例の医療用デバイス1は、図2に示した挿入部11の代わりに、例えば、図4に示すような挿入部11Pを具備して構成されている。図4は、第2の実施例に係る医療用デバイスの挿入部の構成を説明するための図である。
挿入部11Pは、挿入部11の筒体部11dの代わりに筒体部11gを設け、かつ、挿入部11から押圧スイッチ11fを除いたものと略同様の構成を有している。また、挿入部11Pのインターロック機構は、突起部11bと、弾性機構11eと、筒体部11gと、を具備して構成されている。
挿入部11Pの弾性機構11eは、挿入部11の長手方向に沿って筒体部11gに略対向する位置に配置されている。
筒体部11gは、例えば、シリコーンまたはフッ素樹脂等の熱伝導率の低い材質により形成されている。また、筒体部11gは、例えば、図4に示すように、光ファイバ13を内部に挿通可能な中空筒形状を具備して形成されているとともに、挿入部11の内部において突起部11bと一体に形成されている。すなわち、筒体部11gは、突起部11bの移動に連動し、挿入部11の長手方向に対して平行な方向に移動する筒状の可動部材として構成されている。また、筒体部11gは、例えば、図4に示すように、作用面ASに対して外力が印加されていない状態において、一対のジョーJaの間に先端部が配置され、かつ、突起部11bの近傍に基端部が配置されるように形成されている。
筒体部11gの先端部は、例えば、図4に示すように、作用面ASに対して外力が印加されていない場合に、ドーム形状等の所定の形状を形成して閉塞することにより、光ファイバ13の先端部の端面を経て出射されるレーザ光を遮光する閉状態を維持するように構成されている。また、筒体部11gの先端部は、作用面ASに対する外力の印加に応じて挿入部11の内部に収納可能な形状に変形することにより、光ファイバ13の先端部の端面を経て出射されるレーザ光を通過させる開状態へ移行するように構成されている。
筒体部11gの先端部の内周面には、光ファイバ13の先端部の端面を経て出射されるレーザ光を閉状態において吸収するための吸収剤が塗布されている。また、筒体部11gの外周面上には、閉状態におけるレーザ光の吸収に応じて発生する熱を除去するための水等の冷媒を流通させることが可能な管路(不図示)が設けられている。
すなわち、以上に述べたような挿入部11Pの構成によれば、例えば、弾性機構11eによる付勢力を超える外力が作用面ASに対して印加された際に、突起部11bが溝部11cに沿って初期位置から挿入部11の基端側へ移動する(スライドする)とともに、筒体部11gが突起部11bに連動して挿入部11の基端側へ移動する。また、以上に述べたような挿入部11Pの構成によれば、突起部11bに連動して移動する筒体部11gの先端部の形状が変化することにより、光ファイバ13を経て出射される光を通過させる開状態、または、光ファイバ13を経て出射される光を遮光する閉状態のいずれかに移行することができる。
本実施例の検知回路12bは、照明用スイッチ122のオンオフ状態を検知するように構成されている。また、本実施例の検知回路12bは、照明用スイッチ122のオンオフ状態の検知結果を示す状態検知信号を生成し、当該生成した状態検知信号を本体装置4へ出力するように構成されている。
本実施例の制御回路44は、本体装置4に接続された医療用デバイス1の検知回路12bから出力される状態検知信号に基づき、照明用スイッチ122がオン状態である場合にレーザ光源41をオンするための制御を行うとともに、照明用スイッチ122がオフ状態である場合にレーザ光源41をオフするための制御を行うように構成されている。
続いて、本実施例の作用について説明する。
術者等のユーザは、医療用システム101の各部を接続して電源を投入した後、例えば、気腹装置(不図示)から供給される気腹用のガスにより被検者の腹腔を膨張させ、トラカール61Aを当該被検者の腹壁AWに設置した状態において、当該トラカール61Aの挿通孔の入口側の開口から挿入部11Pを挿入してゆく。
ここで、前述のユーザの操作によれば、例えば、図5に示すように、トラカール61Aへの挿入部11Pの挿入に伴い、突起部11bの作用面ASが腹壁AWに設置されたトラカール61Aの入口側の表面に接触した状態で押し付けられるため、挿入部11Pの長手方向に平行なまたは略平行な方向である矢印AR2の方向に押圧力が発生する。そして、弾性機構11eによる付勢力を超える押圧力が作用面ASに対して継続的に印加されることにより、突起部11b及び筒体部11gが挿入部11の基端側へ移動し、筒体部11gの先端部が閉状態から開状態へ移行する。図5は、第2の実施例に係る医療用デバイスの挿入部をトラカールに挿通した状態の一例を示す図である。
すなわち、本実施例の筒体部11gは、弾性機構11eによる付勢力を超える押圧力が突起部11bの作用面ASに印加されていない場合に所定の形状を形成して閉塞することにより閉状態を維持するとともに、当該押圧力が当該作用面ASに印加されている場合に当該所定の形状から変形することにより閉状態から開状態へ移行する。
ユーザは、トラカール61Aの内部に挿入部11Pを挿通配置した後、当該トラカール61Aの出口側の開口から処置部11aを突出させた状態で処置用スイッチ121及び照明用スイッチ122をオンするための操作を行うことにより、被検者の腹腔内の被検部位の処置を開始する。
検知回路12bは、照明用スイッチ122のオンオフ状態を検知し、照明用スイッチ122がオン状態であるとの検知結果を示す状態検知信号を生成して本体装置4へ出力する。そして、このような検知回路12bの動作に応じ、レーザ光源41をオンするための制御が制御回路44により行われるとともに、レーザ光源41から光ファイバ13へのレーザ光の供給が開始される。
一方、ユーザは、処置用スイッチ121をオフするための操作を行うことにより被検者の腹腔内の被検部位の処置を完了した後、トラカール61Aから挿入部11Pを抜去する。
ここで、前述のユーザの操作によれば、トラカール61Aからの挿入部11Pの抜去に伴い、作用面ASがトラカール61Aの入口側の表面から離間した位置に配置されるため、当該作用面ASに印加されていた押圧力が取り除かれる。そして、作用面ASに対して印加されていた押圧力が取り除かれることにより、突起部11b及び筒体部11gが弾性機構11eの付勢力に応じて挿入部11Pの先端側へ移動し、筒体部11gの先端部が開状態から閉状態へ移行する。
すなわち、本実施例の筒体部11gは、トラカール61Aと突起部11bとの接触状態に連動し、光ファイバ13を経て出射される光を通過させる開状態、または、光ファイバ13を経て出射される光を遮光する閉状態のいずれかに移行する。
以上に述べたように、本実施例によれば、例えば、照明用スイッチ122をオンしたまま挿入部11Pをトラカール61Aから抜去して被検者の体外に配置するような状況が発生した場合であっても、光ファイバ13を経て出射されるレーザ光が閉状態の筒体部11gにより遮られるため、挿入部11Pの先端部からのレーザ光の出射を未然に防止することができる。従って、本実施例によれば、高エネルギー光を用いつつ体腔内の被検部位の手術を行う際の安全性を十分に確保することができる。
(第3の実施例)
図6及び図7は、本発明の第3の実施例に係るものである。
なお、本実施例においては、第1及び第2の実施例のうちの少なくともいずれか一方と同様の構成等を有する部分に関する詳細な説明を省略するとともに、第1及び第2の実施例のいずれともと異なる構成等を有する部分に関して主に説明を行う。
本実施例の医療用デバイス1は、図2に示した挿入部11の代わりに、例えば、図6に示すような挿入部11Qを具備して構成されている。図6は、第3の実施例に係る医療用デバイスの挿入部の構成を説明するための図である。
挿入部11Qは、挿入部11の突起部11bの内部に磁気センサ11kを設け、かつ、挿入部11から押圧スイッチ11fを除いたものと略同様の構成を有している。また、挿入部11Qのインターロック機構は、突起部11bと、磁気センサ11kと、を具備して構成されている。
磁気センサ11kは、例えば、突起部11bの内部に設けられており、突起部11bの作用面ASの近傍の磁界を検知し、当該検知した磁界の強度に応じた信号レベルを有する磁界検知信号を生成するように構成されている。すなわち、磁気センサ11kは、突起部11bの移動に連動し、挿入部11の長手方向に対して平行な方向に移動するように構成されている。また、磁気センサ11kは、前述のように生成した磁界検知信号を、例えば、突起部11b及び筒体部11dの内部に挿通された図示しない信号線を介して検知回路12bへ出力するように構成されている。
本実施例の検知回路12bは、磁気センサ11kから出力される磁界検知信号の信号レベルと、照明用スイッチ122のオンオフ状態と、をそれぞれ検知するように構成されている。また、本実施例の検知回路12bは、磁気センサ11kから出力される磁界検知信号の信号レベルと、照明用スイッチ122のオンオフ状態と、の検知結果を示す状態検知信号を生成し、当該生成した状態検知信号を本体装置4へ出力するように構成されている。
本実施例の制御回路44は、本体装置4に接続された医療用デバイス1の検知回路12bから出力される状態検知信号に基づき、磁気センサ11kから出力される磁界検知信号の信号レベルが所定の閾値TH以上であり、かつ、照明用スイッチ122がオン状態である場合において、レーザ光源41をオンするための制御を行うように構成されている。また、本実施例の制御回路44は、本体装置4に接続された医療用デバイス1の検知回路12bから出力される状態検知信号に基づき、磁気センサ11kから出力される磁界検知信号の信号レベルが所定の閾値TH未満である場合、または、照明用スイッチ122がオフ状態である場合のいずれかにおいて、レーザ光源41をオフするための制御を行うように構成されている。
続いて、本実施例の作用について説明する。
術者等のユーザは、医療用システム101の各部を接続して電源を投入した後、例えば、気腹装置(不図示)から供給される気腹用のガスにより被検者の腹腔を膨張させ、所定の強度の磁界を発生する磁石62を内蔵したトラカール61Bを当該被検者の腹壁AWに設置した状態において、当該トラカール61Bの挿通孔の入口側の開口から挿入部11Qを挿入してゆく。
ここで、前述のユーザの操作によれば、例えば、図7に示すように、トラカール61Bへの挿入部11Qの挿入に伴い、突起部11bの作用面ASが腹壁AWに設置されたトラカール61Bの入口側の表面に接触した状態で押し付けられるとともに、磁石62から発せられる磁界を検知可能な位置に磁気センサ11kが配置される。図7は、第3の実施例に係る医療用デバイスの挿入部をトラカールに挿通した状態の一例を示す図である。
磁気センサ11kは、磁石62から発せられる磁界の強度に応じた磁界検知信号として、所定の閾値TH以上の信号レベルSG1の磁界検知信号を生成して検知回路12bへ出力する。
すなわち、本実施例の磁気センサ11kは、トラカール61Bと突起部11bとの接触状態に連動し、磁石62から発せられる磁界を検知可能な位置に配置された際に、挿入部11Qの先端部より前方へ光を出射可能な状態を示す信号レベルSG1の磁界検知信号を生成して出力する。
ユーザは、トラカール61Bの内部に挿入部11Qを挿通配置した後、当該トラカール61Bの出口側の開口から処置部11aを突出させた状態で処置用スイッチ121及び照明用スイッチ122をオンするための操作を行うことにより、被検者の腹腔内の被検部位の処置を開始する。
検知回路12bは、磁気センサ11kから出力される磁界検知信号の信号レベルと、照明用スイッチ122のオンオフ状態と、をそれぞれ検知し、当該磁界検知信号の信号レベルがSG1でありかつ照明用スイッチ122がオン状態であるとの検知結果を示す状態検知信号を生成して本体装置4へ出力する。そして、このような検知回路12bの動作に応じ、レーザ光源41をオンするための制御が制御回路44により行われるとともに、レーザ光源41から光ファイバ13へのレーザ光の供給が開始される。
一方、ユーザは、処置用スイッチ121をオフするための操作を行うことにより被検者の腹腔内の被検部位の処置を完了した後、トラカール61Bから挿入部11Qを抜去する。
ここで、前述のユーザの操作によれば、トラカール61Bからの挿入部11の抜去に伴い、作用面ASがトラカール61Bの入口側の表面から離間し、磁石62から発せられる磁界を検知不可能な位置に磁気センサ11kが配置され、磁気センサ11kから出力される磁界検知信号の信号レベルがSG1から所定の閾値TH未満の信号レベルSG2に低下する。
すなわち、本実施例の磁気センサ11kは、トラカール61Bと突起部11bとの接触状態に連動し、磁石62から発せられる磁界を検知不可能な位置に配置された際に、挿入部11Qの先端部より前方へ光を出射不可能な状態を示す信号レベルSG2の磁界検知信号を生成して出力する。
検知回路12bは、磁気センサ11kから出力される磁界検知信号の信号レベルと、照明用スイッチ122のオンオフ状態と、をそれぞれ検知し、当該磁界検知信号の信号レベルがSG2でありかつ照明用スイッチ122がオン状態であるとの検知結果を示す状態検知信号を生成して本体装置4へ出力する。そして、このような検知回路12bの動作に応じ、レーザ光源41をオフするための制御が制御回路44により行われるとともに、レーザ光源41から光ファイバ13へのレーザ光の供給が停止される。
以上に述べたように、本実施例によれば、例えば、照明用スイッチ122をオンしたまま挿入部11Qをトラカール61Bから抜去して被検者の体外に配置するような状況が発生した場合であっても、レーザ光源41から光ファイバ13へのレーザ光の供給を停止させることができ、すなわち、挿入部11Qの先端部からのレーザ光の出射を未然に防止することができる。従って、本実施例によれば、高エネルギー光を用いつつ体腔内の被検部位の手術を行う際の安全性を十分に確保することができる。
なお、本実施例によれば、磁気センサ11kの代わりに、例えば、トラカール61Bの入口側の表面に設けられた発光素子から発せられる光を検知するための光センサを突起部11bの作用面ASに設けて挿入部11Qを構成してもよい。そして、このような構成に応じ、例えば、突起部11bの光センサから出力される光検知信号の信号レベルが所定の閾値THA以上であり、かつ、照明用スイッチ122がオン状態である場合において、レーザ光源41をオンするための制御が制御回路44により行われるようにしてもよい。
また、本実施例によれば、磁気センサ11kの代わりに、例えば、トラカール61A(または61B)の入口側の表面等の所望の対象物との接触により生じる押圧力を検知するための力センサを突起部11bの作用面ASに設けて挿入部11Qを構成してもよい。そして、このような構成に応じ、例えば、突起部11bの力センサから出力される力検知信号の信号レベルが所定の閾値THB以上であり、かつ、照明用スイッチ122がオン状態である場合において、レーザ光源41をオンするための制御が制御回路44により行われるようにしてもよい。
また、本実施例によれば、磁気センサ11kの代わりに、例えば、トラカール61A(または61B)の入口側の表面等の所望の対象物との間の距離を計測するための測距センサを突起部11bの作用面ASに設けて挿入部11Qを構成してもよい。そして、このような構成に応じ、例えば、突起部11bの測距センサにより計測された距離が0または略0であり、かつ、照明用スイッチ122がオン状態である場合において、レーザ光源41をオンするための制御が制御回路44により行われるようにしてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
本出願は、2015年9月16日に日本国に出願された特願2015−183167号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (8)

  1. 被検体の体腔内への挿入を補助する挿入補助具の挿通孔に挿通可能な細長形状を具備して形成された挿入部と、
    前記挿入部に設けられ、前記被検体に照射される照明光を出射可能な先端部と、
    前記挿入部に設けられた部材を有し、前記挿入補助具と前記部材との位置に連動し、前記先端部より前記照明光を出射可能な状態、または、前記先端部より前記照明光を出射不可能な状態のいずれかに移行するための動作を行うインターロック機構と、
    を有することを特徴とする医療用デバイス。
  2. 前記部材は、前記挿入部が前記挿通孔に対して所定の長さだけ挿通された際に前記挿入補助具に接触するように形成され、
    前記インターロック機構は、前記部材と前記挿入補助具との接触状態に連動し、前記先端部より前記照明光を出射可能な状態、または、前記先端部より前記照明光を出射不可能な状態のいずれかに移行するための動作を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療用デバイス。
  3. 前記インターロック機構は、前記部材と前記挿入補助具との接触状態に連動して押圧され、押圧状態に応じて前記先端部より前記照明光を出射可能な状態であるオン状態、または、前記先端部より前記照明光を出射不可能な状態であるオフ状態のいずれかに移行するための動作を行うスイッチ部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の医療用デバイス。
  4. 前記インターロック機構は、前記挿入補助具と接触していない状態の前記部材を前記挿入部の所定の位置に配置させることが可能な付勢力を発生する弾性機構をさらに有し、
    前記部材は、前記付勢力を超える外力が前記挿入補助具との接触に応じて印加された際に、前記所定の位置から前記挿入部の基端側へ移動するように形成されており、
    前記スイッチ部は、前記外力が前記部材に印加されていない場合に前記オフ状態を維持するとともに、前記外力が前記部材に印加されている場合に前記オフ状態から前記オン状態へ切り替わる
    ことを特徴とする請求項3に記載の医療用デバイス。
  5. 前記インターロック機構は、前記挿入補助具と前記部材との接触状態に連動し、前記先端部から出射される前記照明光を通過させる開状態、または、前記先端部から出射される前記照明光を遮光する閉状態のいずれかに移行するように形成された筒体部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の医療用デバイス。
  6. 前記インターロック機構は、前記挿入補助具と接触していない状態の前記部材を前記挿入部の所定の位置に配置させることが可能な付勢力を発生する弾性機構をさらに有し、
    前記部材は、前記付勢力を超える外力が前記挿入補助具との接触に応じて印加された際に、前記所定の位置から前記挿入部の基端側へ移動するように形成されており、
    前記筒体部は、前記外力が前記部材に印加されていない場合に所定の形状を形成して閉塞することにより前記閉状態を維持するとともに、前記外力が前記部材に印加されている場合に前記所定の形状から変形することにより前記閉状態から前記開状態へ移行するように形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の医療用デバイス。
  7. 前記インターロック機構は、前記部材の近傍の磁界を検知するように構成された磁気センサを有し、
    前記磁気センサは、前記挿入補助具に設けられた磁石から発せられる磁界を検知可能な位置に配置された際に、前記先端部より前記照明光を出射可能な状態を示す磁界検知信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療用デバイス。
  8. 前記部材は、前記挿入部の側面に設けられた突起である
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療用デバイス。
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