JP2014033731A - 内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡が被検体内にあるのに画像が暗くなってしまうケースを低減する内視鏡システムを提供する。
【解決手段】照明光を発光する光源部2と、照明光を導光して先端から被検体へ照射する光ファイバ3と、被検体に対して発光を伴う処置を行うための処置具21と、被検体からの照明光の戻り光と戻り光以外の外部要因光とを検出する光検出部12と、外部要因光が検出されているときに、処置具21が動作している場合には光源部2からの照明光の発光量を所定量に維持し、処置具21が動作していない場合には照明光の発光量を所定量よりも低下させる調光部18と、を備える内視鏡システム1。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明光を照射して被検体の画像を取得する内視鏡システムに関する。
内視鏡システムは、多くの場合、環境光を利用することができない場合を想定して、照明光を照射して被検体の画像を取得するように構成されている。
例えば、被検体に対して指向性をもって照明光を照射し、照明光の照射方向を走査させながら反射光を受光することにより、被検体の画像を取得する走査型内視鏡システムが提案されている。
特開2011−19706号公報には、レーザー光を走査させて対象物を観察する医療用プローブと、医療用プローブにレーザー光を供給するレーザー光源と、医療用プローブが所定の状態であるか否かを判定する判定手段と、判定手段による判定結果に基づいて、レーザー光源から射出されるレーザー光の光量を制御する制御手段とを備える医療用観察システムが記載されている。そして、このような構成により、レーザー光が術者等の目に入るような状況においては、レーザー光の光量を安全なレベルに制限することが可能になるとされている。
特表2010−520778号公報に記載された技術では、光ファイバは、近位端の光源からの光を遠位端へと導き、その遠位端において、圧電材料チューブは光ファイバの遠位端に所望のパターンで走査を行わせる力を加える。光ファイバの遠位端からの光は、レンズ系を通過し、反射面によって少なくとも部分的に側視型スコープの側面に向かって反射されて、患者の身体内の組織を照明する。内部組織から受け取られた光は反射されて、近位側に配置された光検出器へと光を導く集光用光ファイバに、あるいは直接遠位側の光検出器に戻される。光検出器は、内部組織の画像を生成するのに使用することができる光の強度を示す電気信号を生成する。組織から受け取られた光は、照明光に応じて、散乱光、偏光、蛍光、又はろ過光のいずれかであり得るとされている。
特表2010−525921号公報には、複数の内視鏡の間で画像取得を調節する方法が記載されている。同方法は、表面の画像を、第1の内視鏡システムで、表面を光で照射し、後方散乱光を捕集し、捕集された後方散乱光に基づいて画像を生成することによって、取得する段階を含んでいる。第1の内視鏡システムからの光の強度が下げられる。表面の画像は、光の強度が減少している間に、第2の走査ビーム内視鏡システムで、表面をビームで走査し、ビームで表面を走査している間の異なる時期に後方散乱光を捕集することによって、取得される。1つの態様では、画像取得を調整するために、調整信号が内視鏡システムの間で交換されている。別の態様では、画像取得は、走査ビーム内視鏡システムが強度減少を検出することによって調整されている。
特開2009−11809号公報には、生体組織に対して処置動作をするための処置部(41)を備えた医療器具(40)と、この医療器具の処置部の位置を移動させる処置部移動機構(60)と、処置部が処置状態、又は非処置状態であることを検出する処置検出部(20a)と、この処置検出部による検出結果に応じて処置部移動機構を制御して処置部の移動を制御する制御部(20)と、を備える医療システムが記載されている。そして、このような構成により、処置具の処置時に、確実、且つ容易に処置具の移動速度を切替えることができる操作性の良い医療システムを実現することができるとされている。
ところで、照明光を発光する光源部としては各種の発光源が用いられるが、例えば、上述したような走査型内視鏡システムは、被検体に対して指向性をもって照明光を照射する必要があり、指向性の高い光を得るために、コヒーレントな光が得られるレーザー光源等を用いている。
こうした光源から発光されるレーザー光は光のエネルギー密度が高いために、術者の目に高い強度の光が入射することのないように、内視鏡が被検体外にある場合には、光源部の発光光量を低下させて安全なレベルに制限している。
具体的に、上述した特開2011−19706号公報においては、内視鏡が被検体外にあるか否かを、走査型内視鏡から照明光を照射していないタイミングで光(外部要因光)を受光したか否かに応じて判定するようにしている。つまり、被検体からの照明光の戻り光でない外部要因光を受光した場合には、外光である、つまり内視鏡が被検体外にあると判定するようになっている。
特開2011−19706号公報 特表2010−520778号公報 特表2010−525921号公報 特開2009−11809号公報
しかし、電気メスや治療用レーザーなどの、被検体に対して発光を伴う処置を行うための処置具を使用している場合には、内視鏡が被検体内にあるにも関わらず、内視鏡が被検体外にあると判定されてしまい、照明光の光量が低下して、観察される画像が暗くなってしまうことがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、被検体内にあるか否かの検出精度を向上して、内視鏡により観察を行っている最中に観察される画像が暗くなってしまうのを低減することができる内視鏡システムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明のある態様による内視鏡システムは、照明光を発光する光源部と、前記照明光を導光して先端から被検体へ照射する導光部と、前記被検体に対して発光を伴う処置を行うための処置具と、前記照明光が照射された前記被検体からの戻り光を検出する戻光検出部と、前記戻り光以外の外部要因光を検出する外部要因光検出部と、前記外部要因光が検出されているときに、前記処置具が動作している場合には前記光源部からの照明光の発光量を所定量に維持し、前記処置具が動作していない場合には前記光源部からの照明光の発光量を前記所定量よりも低下させる調光部と、を備えている。
本発明の内視鏡システムによれば、被検体内にあるか否かの検出精度を向上して、内視鏡により観察を行っている最中に観察される画像が暗くなってしまうのを低減することが可能となる。
本発明の実施形態1における走査型内視鏡システムの構成例を示す図。 上記実施形態1の走査型内視鏡システムにおける光走査の様子を示す図。 上記実施形態1において、処置具により発生した光が観察視野内に存在する様子を示す図。 上記実施形態1において、走査駆動電圧、シャッタ、遮断/照射期間、光検出部出力、処置具動作、発光光量を示すタイミングチャート。 上記実施形態1において、外部要因光の有無および処置具の動作状態に基づく発光光量調節の論理演算を説明するための図表。 上記実施形態1の調光部による光源部の光量制御動作を示すフローチャート。 本発明の実施形態2における走査型内視鏡システムの構成例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1から図6は本発明の実施形態1を示したものであり、図1は走査型内視鏡システム1の構成例を示す図である。
本実施形態の走査型内視鏡システム1は、光源部2と、光ファイバ3と、シャッタ4と、断続出射制御部5と、内視鏡6と、駆動素子7と、走査駆動部8と、光ファイババンドル9と、光検出部12と、画像処理部15と、モニタ16と、調光部18と、処置具21と、処置具制御装置22と、を備えている。
光源部2は、照明光を発光するものであり、例えば複数色の照明光、具体的には赤色(R)狭帯域光を発光する赤色発光レーザ、緑色(G)狭帯域光を発光する緑色発光レーザ、青色(B)狭帯域光を発光する青色発光レーザを備えたカラーの照明光を発光するものとなっている。ここに、光源としてレーザを用いているのは、コヒーレントな光が発光されるために、拡散することが少ない(つまり高い指向性の)光線を得ることができるためである。なお、ここでは光源部2がRGBの3色成分を備えたカラーの照明光を発光するものとしているが、モノクロ画像を取得すれば足りるのであればモノクロ照明を発光するものであっても勿論構わない。あるいは、紫外光、赤外光、狭帯域光観察(NBI:Narrow Band Imaging)用光などの光を発光するものであっても良い。
光ファイバ3は、光源部2から発光された照明光を導光して、先端から指向性をもって被検体へ照射する導光部であり、出射光の拡散を抑制するために例えばシングルモード型の光ファイバが用いられている。この光ファイバ3の先端は、内視鏡6の先端に配置されている。照射された照明光は、被検体により反射されて戻り光となり、光ファイババンドル9の先端から入射する。
シャッタ4および断続出射制御部5は、光ファイバ3の先端から照明光を照射する照射期間と、光ファイバ3の先端からの照明光の照射を遮断する遮断期間と、を所定周期で制御する照明制御部である。すなわち、シャッタ4は、光ファイバ3による導光経路上に配置されていて、光源部2から発光された照明光を光ファイバ3の先端側へ導くか、あるいは遮断するかを切り替えるものである。また、断続出射制御部5は、シャッタ4を駆動して、照射期間と遮断期間とを制御するものである。
内視鏡6は、被検体内への挿入を行うものであり、光ファイバ3および光ファイババンドル9が内部に挿通され、駆動素子7も配設されている。
駆動素子7および走査駆動部8は、光ファイバ3の先端の方向を変化させる走査を行う走査部である。駆動素子7は光ファイバ3の先端を移動する駆動源であり、例えばピエゾ素子等として構成されている。また、走査駆動部8は、駆動素子7へ供給する駆動電流を制御するドライバである。
光ファイババンドル9は、先端が内視鏡6の先端に配設されていて、被検体からの戻り光を受光して基端側へ導光するものである。この光ファイババンドル9は、光ファイバ3の走査範囲内の全ての方向からの光を受光可能な、広い指向性の受光を行う。
光検出部12は、光ファイババンドル9を介して導光された戻り光を検出することにより、広い指向性をもって駆動素子7および走査駆動部8による光ファイバ3の先端の走査範囲からの光を検出するものである。この光検出部12は、照射期間において照明光が照射された被検体からの戻り光を検出する戻光検出部として機能し、遮断期間において戻り光以外の外部要因光を検出する外部要因光検出部として機能するようになっている。
画像処理部15は、走査駆動部8からの光ファイバ3の先端の方向の情報に基づいて、光検出部12により検出された戻り光がどの方向からの光を検出した結果になるかを算出して画像を構成し、モニタ16へ出力するものである。
モニタ16は、画像処理部15により構成された画像を表示するものである。
処置具21は、被検体に対して発光を伴う処置を行うためのものである。こうした処置具21の例としては、例えば、電気メスや治療用レーザー等が挙げられる。また、処置具21が発光する光の帯域も可視光域に限るものではなく、上述した紫外光や赤外光であっても良いし、その他、光検出部12により検出される帯域であれば構わない。
処置具制御装置22は、処置具21に対して駆動電流を供給し制御するものである。
調光部18は、画像処理部15を経由して得た光検出部12による外部要因光の検出結果と、処置具制御装置22から得た処置具21の駆動状態の情報と、に基づき、内視鏡6が被検体内にあるかまたは被検体外にあるかを判定して、判定結果に基づき光源部2の発光光量を制御するものである。
次に、図2は走査型内視鏡システム1における光走査の様子を示す図である。
駆動素子7および走査駆動部8による光ファイバ3の先端の走査は、例えばこの図2に示すように行われる。
すなわち、観察視野16aの中心点Aから方向の変化を開始して、光ファイバ3の先端の方向を螺旋状(スパイラル状)の経路に沿って変化させ、中心から最も離れた最遠点Bに至らせる。その後は、被検体への照明光の照射をオフにしてから光ファイバ3の先端の方向を最遠点Bから中心点Aまで戻して同様の動作を行っても良いし、あるいは最遠点Bから螺旋状の経路を逆方向に辿って中心点Aまで戻っても構わないし、その他の方法を採用しても良い。便宜上、本実施形態においては最遠点Bから螺旋状の経路を逆方向に辿って中心点Aまで戻る方法を採用しているものとする。
光検出部12は、上述したように、図2に示すような走査範囲からの光を全て受光可能な、広い指向性をもって光を検出する。従って、光検出部12で検出した光が、走査範囲内におけるどの点からの光であるのかは、光検出部12の検出結果のみからは判定することができない。
そこで、画像処理部15は、走査駆動部8から光ファイバ3の先端の方向の情報(つまり、照明光の照射方向の情報)を受信して、光検出部12による検出結果が光ファイバ3の先端の方向にある被検体からの戻り光によるものであると推定して、光検出部12の検出結果を推定した該当位置にマッピングすることにより画像を構成している。
次に、図3は処置具21により発生した光が観察視野16a内に存在する様子を示す図である。
図3に示す例は、処置具21を併用して内視鏡6による検査を行っているときに、観察視野16a内に、処置具21から発光された光(照明光の戻り光ではない光:外部要因光21a)が生じている様子を示している。ただし、光検出部12が遮断期間において検出する外部要因光21aが、処置具21から発光された光によるものなのか、内視鏡6が被検体外にあるときの外光によるのものなのかは、光検出部12の検出結果のみからは判定することができない。そこで、後述するように、処置具21の動作状態を検出して、その検出結果を利用し、より正確に判定するようにしている。
次に、図4は、走査駆動電圧、シャッタ、遮断/照射期間、光検出部12の出力、処置具21の動作、発光光量を示すタイミングチャートである。
走査駆動部8から駆動素子7へ供給する電流の走査駆動電圧は、例えばこの図4に示すような波形となっている。この波形において、走査駆動電圧の振幅が変動する開始点は、図2に示した中心点Aからの走査が開始される点であり、走査駆動電圧の振幅が最大値となる点は図2に示した最遠点Bに至った点である。その後、最遠点Bから螺旋状の経路を逆方向に辿って中心点Aまで戻っているために、走査駆動電圧の振幅も次第に小さくなっている。こうして、走査駆動電圧の振幅が0から最大値に達して再び0に戻るまでに、2フレーム分の画像が取得される。この2フレーム分の画像が取得される期間は、シャッタ4が開となっており、すなわち、光ファイバ3の先端から照明光を照射する照射期間である。
この照射期間後は、光ファイバ3の先端からの照明光の照射を遮断する遮断期間となり、このときには走査駆動電圧も振幅が0である。なお、遮断/照射期間を示す信号は、断続出射制御部5が、シャッタ4を駆動する信号を反転させて振幅を規格化することにより作成され、遮断期間のときに信号値1をとり、照射期間のときに信号値0をとるものとする。この遮断/照射期間を示す信号が、断続出射制御部5から画像処理部15へ出力される。
一方、光検出部12の検出信号は、外部要因光21aがあるときとないときとでは異なった波形を示す。外部要因光21aがないときには、光検出部12の出力信号は、遮断期間においては0であり、照射期間のみにおいて照明光が照射された被検体部分からの戻り光の光量に応じた信号値を示す。これに対して、外部要因光21aがあるときには、光検出部12の出力信号は、遮断期間においては外部要因光21aの光量に応じた信号値を示し、照射期間においては戻り光の光量に応じた信号値に外部要因光21aの光量に応じた信号値を加算した値となる。
画像処理部15は、断続出射制御部5から入力された遮断/照射期間を示す信号と、光検出部12からの検出信号と、の積を演算することにより、遮断期間のみの信号を抽出することができる。ここで抽出される信号は、外部要因光21aがないときにはゼロの信号値を示し、外部要因光21aがあるときには非ゼロの信号値を示すことになる。画像処理部15は、ゼロの信号値の信号を論理値0の信号として、非ゼロの信号値の信号を論理値1の信号として、調光部18へ出力する。従って、論理値0は外部要因光21aがないことを示し、論理値1は外部要因光21aがあることを示している。画像処理部15は、このような論理信号を、遮断期間においてはリアルタイムで出力するが、照射期間においては直前の遮断期間における最終時点の論理信号を出力し続けることになる。
一方、処置具制御装置22は、処置具21を動作させているか否かを示す論理信号を調光部18へリアルタイムで出力する。ここに、処置具制御装置22が出力する論理信号は、例えば、処置具21を動作させているときに論理値1を、処置具21を動作させていないときに論理値0をとる信号である。
調光部18は、画像処理部15から受信した論理信号と、調光部18から受信した論理信号とに基づき、図5に示すような論理演算を行うことにより、光源部2からの照明光の発光光量を通常値とする(つまり、所定量に維持する)か、この通常値(所定量)よりも低下させるかを決定する。ここに図5は、外部要因光21aの有無および処置具21の動作状態に基づく発光光量調節の論理演算を説明するための図表である。
調光部18に入力される論理値が上述したような値であるときには、この図5に示す論理演算は、以下の数式1に示すように行われる。
[数1]
X=Aand(notB)
ここに、画像処理部15からの論理入力をA、処置具制御装置22からの論理入力をB、演算結果をXとし、論理積を「and」、否定を「not」により表している。また、演算結果については、X=1が光量低下(ひいては、内視鏡6が被検体外にあるという判定結果)を、X=0が通常光量(ひいては、内視鏡6が被検体内にあるという判定結果)を表すものとする。
図4における発光光量のグラフは、外部要因光21aがあるときの光検出部12の出力に対して、処置具21がグラフに示すように動作中(ON)から非動作中(OFF)に変化したときの様子を示している。
図6は、調光部18による光源部2の光量制御動作を示すフローチャートである。
調光部18は、画像処理部15から入力される論理信号に基づき、外部要因光21aがあるか否かを判定する(ステップS1)。
ここで、外部要因光21aがあると判定された場合には、次に、処置具制御装置22から入力される論理信号に基づき、処置具21が動作中であるか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、処置具21が動作中でないと判定された場合には、調光部18は、光源部2を制御して、内視鏡6が被検体外にある場合でも術者等の目に高い強度の光が入射することのないような安全なレベルまで、発光光量を低下させる(ステップS3)。
また、ステップS1において外部要因光21aがないと判定された場合、あるいはステップS2において処置具21が動作中であると判定された場合には、光源部2の電源をオフする操作が行われたか否かを判定する(ステップS4)。
ここで電源がオフ操作されていない場合にはステップS1へ戻って上述したような処理を繰り返して行い、一方、電源がオフ操作された場合には、この処理を終了する。
このような実施形態1によれば、外部要因光21aが検出された場合であっても、処置具21が動作しているときには、光源部2から発光する照明光の光量を所定量に維持して低下させないようにしたために、処置具21から発光された外部要因光21aを外光であると誤認するのを防ぐことができる。
こうして、被検体内にあるか否かの検出精度を向上して、内視鏡6により観察を行っている最中に観察される画像が暗くなってしまうのを低減することが可能となる。
[実施形態2]
図7は本発明の実施形態2を示したものであり、走査型内視鏡システム1の構成例を示す図である。この実施形態2において、上述の実施形態1と同様である部分については同一の符号を付すなどして説明を適宜省略し、主として異なる点についてのみ説明する。
上述した実施形態1は、外部要因光21aの有無を、遮断期間における光検出部12の出力信号に基づいて検出していたために、照射期間においてはリアルタイムで検出することができなかった。これに対して本実施形態は、外部要因光を検出するための検出部を別途設けて、遮断期間と照射期間の何れにおいても外部要因光21aの有無をリアルタイムで検出することができるようにしたものとなっている。
すなわち、本実施形態の走査型内視鏡システム1は、上述した実施形態1の図1に示した走査型内視鏡システム1に対して、光ファイババンドル9の基端から出射される光の光路上に、ビームスプリッタ11を設けたものとなっている。
このビームスプリッタ11は、光源部2から発光された照明光の帯域(例えば、上述した赤色発光レーザ、緑色発光レーザ、青色発光レーザの各レーザ光の帯域)の光を反射し、それ以外の帯域の光を透過するものである。
このビームスプリッタ11の反射光の光路上には、被検体からの照明光の戻り光を検出するための戻光検出部12aが配設されていて、検出結果を画像処理部15へ出力するようになっている。
また、ビームスプリッタ11の透過光の光路上には、外部要因光21a(より正確には、外部要因光21aに含まれる、戻光検出部12aが検出する光とは異なる帯域の光)を検出するための外部要因光検出部12bが配置されている。この外部要因光検出部12bが検出する帯域は、上述したレーザ光の帯域以外の可視光域であっても良いし、可視光域以外の赤外光域や紫外光域であっても構わない。この外部要因光検出部12bは、検出結果に基づいて、外部要因光21aが存在するか否かを示す上述したような論理信号を調光部18へ出力するようになっている。
このような実施形態2によれば、上述した実施形態1とほぼ同様の効果を奏するとともに、戻光検出部12aが検出する光とは異なる帯域の光を外部要因光検出部12bが検出するようにしたために、遮断期間と照射期間の何れにおいても外部要因光21aの有無をリアルタイムで検出することができ、光源部2から発光する照明光の光量の制御を、遮断期間だけでなく照射期間においてもリアルタイムに行うことが可能となる。
その結果、例えば以下のような場合に相違が発生する。
処置具21が非動作中であり、直前の遮断期間において外部要因光21aが検出されなかった照射期間中に、外部要因光21aが発生したとしても、実施形態1の構成では次の遮断期間が来るまで外部要因光21aの発生を検出することができず、つまり照明光量を低下するのを次の遮断期間まで待たなければならなかった。これに対して、本実施形態の構成では、外部要因光21aが発生した時点で検出することができるために、照明光量をリアルタイムに低下することができる。
また、ある遮断期間において外部要因光21aが検出されており、続く照射期間において処置具21が動作中から非動作中に変化したものとする。この場合には、実施形態1の構成では、内視鏡6が実際に被検体外に出たか否かに関わらず、該照射期間における非動作中に変化した以後の残存期間は、照明光の光量が低下することになる。続く遮断期間は、外部要因光21aが検出されれば照明光の光量低下が維持されるが、外部要因光21aが検出されない場合には照明光量が再び通常に戻されることになる。つまり、実施形態1の構成では、照明光量が短い時間だけ一時的に低下してしまう場合が発生する。これに対して、本実施形態の構成では、処置具21が非動作に変化した時点以後、外部要因光21aが検出されていれば照明光量が低下されるが、外部要因光21aが検出されていなければ照明光量は通常のまま維持されるために引き続き内視鏡画像を適切な輝度で観察することが可能であり、一時的な光量低下を回避することができる。
なお、上述では主として内視鏡システムについて説明したが、内視鏡システムの光源部の光量を上述したように制御する制御装置あるいは制御方法であっても良いし、コンピュータに内視鏡システムの光源部を上述したように制御させるための制御プログラム、該制御プログラムを記録するコンピュータにより読み取り可能な記録媒体、等であっても構わない。
また、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
1…走査型内視鏡システム
2…光源部
3…光ファイバ(導光部)
4…シャッタ(照明制御部)
5…断続出射制御部(照明制御部)
6…内視鏡
7…駆動素子(走査部)
8…走査駆動部(走査部)
9…光ファイババンドル
11…ビームスプリッタ
12…光検出部(戻光検出部、外部要因光検出部)
12a…戻光検出部
12b…外部要因光検出部
15…画像処理部
16…モニタ
16a…観察視野
18…調光部
21…処置具
21a…外部要因光
22…処置具制御装置

Claims (5)

  1. 照明光を発光する光源部と、
    前記照明光を導光して先端から被検体へ照射する導光部と、
    前記被検体に対して発光を伴う処置を行うための処置具と、
    前記照明光が照射された前記被検体からの戻り光を検出する戻光検出部と、
    前記戻り光以外の外部要因光を検出する外部要因光検出部と、
    前記外部要因光が検出されているときに、前記処置具が動作している場合には前記光源部からの照明光の発光量を所定量に維持し、前記処置具が動作していない場合には前記光源部からの照明光の発光量を前記所定量よりも低下させる調光部と、
    を備えることを特徴とする内視鏡システム。
  2. 前記導光部の前記先端から前記照明光を照射する照射期間と、前記導光部の前記先端からの前記照明光の照射を遮断する遮断期間と、を所定周期で制御する照明制御部と、
    光を検出する光検出部と、
    をさらに備え、
    前記光検出部は、前記照射期間において前記戻光検出部として機能し、前記遮断期間において前記外部要因光検出部として機能することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  3. 前記外部要因光検出部は、前記戻光検出部が検出する光とは異なる帯域の光を検出することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  4. 前記導光部の前記先端の方向を変化させる走査を行う走査部と、
    前記走査部からの前記導光部の前記先端の方向の情報に基づいて、前記戻光検出部の検出結果から画像を構成する画像処理部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  5. 前記処置具は、電気メスまたは治療用レーザーであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
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