JPWO2016185595A1 - 走査型観察装置 - Google Patents
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Abstract
本発明の走査型観察装置(1)は、照明光を発生する光源(2)と、照明光を導光し、射出端部(3)から射出する光ファイバ(4)と、射出端部(3)を振動させて照明光を2次元的に走査させる駆動部(5)と、被写体(O)における各走査位置から戻る戻り光を検出する光検出部(7)と、戻り光の光量から走査位置毎の明るさを検出する明るさ検出部(10)と、走査位置毎の明るさに基づいて、前フレームにおいて取得された画像に対して現フレームにおいて取得された画像の動きを検出する動き検出部(11)と、画像の動きが所定の閾値より小さい場合に、現フレームにおいて取得された画像のダイナミックレンジを測定するダイナミックレンジ測定部(13)と、ダイナミックレンジが所定の閾値より大きい場合に、走査位置毎の明るさが低いほど照明光の光量を増加させるように光源(2)を制御する光源制御部(12)とを備える。
Description
本発明は、走査型観察装置に関するものである。
光ファイバの射出端部を振動させながら、射出端部から照明光を射出させることにより、被写体において点照明光を走査させ、点照明光の走査位置と、被写体からの戻り光の光量とを対応づけることにより被写体の画像を生成する内視鏡装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この内視鏡装置は、所定のフレームレートで順次取得される画像を、前フレームの画像の走査位置に対応する画素の明るさによって、現フレームの当該走査位置に照射する点照明光の明るさを走査位置毎に調節している。
内視鏡装置が被写体に対して移動している場合には、前フレームの走査位置と現フレームの走査位置とが異なっているため、前フレームの走査位置に対応する画素の明るさによって現フレームにおいて同じ走査位置に照射する点照明光の明るさを調節しても的確に明るさ調整を行うことができない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、被写体に対して移動している場合においても、的確な明るさ調整を行うことができる走査型観察装置を提供することを目的としている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、被写体に対して移動している場合においても、的確な明るさ調整を行うことができる走査型観察装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、照明光を発生する光源と、該光源からの照明光を導光し、射出端部から射出する光ファイバと、該光ファイバの前記射出端部を振動させて照明光を2次元的に走査させる駆動部と、照明光の照射により被写体における各走査位置から戻る戻り光を検出する光検出部と、該光検出部により検出された戻り光の光量から走査位置毎の明るさを検出する明るさ検出部と、前フレームにおいて取得された画像に対して現フレームにおいて取得された画像の動きを検出する動き検出部と、現フレームにおいて取得された画像のダイナミックレンジを測定するダイナミックレンジ測定部と、該ダイナミックレンジ測定部により測定されたダイナミックレンジが所定の閾値より大きい場合に、走査位置毎の明るさが低いほど照明光の光量を増加させるように前記光源を制御する光源制御部とを備える走査型観察装置である。
本態様によれば、駆動部の駆動により光ファイバの射出端部を振動させて、光ファイバにより導光されてきた照明光を射出端部から射出させることにより、照明光を被写体上において走査させ、各走査位置から戻る戻り光を光検出部により検出することにより、各走査位置と戻り光の光量とを対応づけて被写体の画像を取得することができる。光検出部により検出された戻り光から走査位置毎の明るさが明るさ検出部により検出され、前フレームの画像と現フレームの画像との動きが動き検出部により検出され、ダイナミックレンジ測定部により現フレームの画像のダイナミックレンジが測定される。
そして、測定されたダイナミックレンジが所定の閾値より大きい場合に、光源制御部により、明るさが低い走査位置ほど光量を増加させた照明光を照射するように光源が制御される。
すなわち、前フレームの画像に対して現フレームの画像の動きが小さい場合には次のフレームの画像との間でも動きが小さいことが十分に予測できる。したがって、次のフレームの画像を取得する際に照射する照明光については、現フレームの走査位置毎に、明るさが低い走査位置ほど高い光量の照明光を光源から射出させることにより、黒潰れや白飛びを抑えた見やすい画像を取得することができる。
上記態様においては、前記動き検出部が、前記明るさ検出部により検出された走査位置毎の明るさに基づいて画像の動きを検出し、前記ダイナミックレンジ測定部が、前記動き検出部により検出された画像の動きが所定の閾値より小さい場合に、画像のダイナミックレンジを測定してもよい。
このようにすることで、明るさ検出部により検出された明るさに基づいて、前フレームの画像と現フレームの画像との動きが動き検出部により検出される。そして、検出された画像の動きが所定の閾値より小さい場合に、ダイナミックレンジ測定部により現フレームの画像のダイナミックレンジが測定される。測定されたダイナミックレンジに基づいて光源制御部により光源を制御することにより、より見やすい画像を取得することができる。
上記態様においては、前記光源制御部が、照明光の光量を複数段階で切り替えてもよい。
このようにすることで、無段階で変更する場合と比較して光源の制御を簡易にすることができる。
このようにすることで、無段階で変更する場合と比較して光源の制御を簡易にすることができる。
また、上記態様においては、前記駆動部による照明光の走査位置と、前記光検出部により検出された戻り光の光量とに基づいて画像情報を生成する画像処理部を備え、該画像処理部が、照明光の光量が低い走査位置の戻り光の光量情報に対しノイズ低減処理を施してもよい。
このようにすることで、照明光の光量が低く、かつ、戻り光の光量が比較的低い走査位置においてはノイズが乗りやすいので、画像処理部において画像情報を生成する際に、照明光の光量が低い走査位置の戻り光の光量情報に対してノイズ低減処理を施すことにより、ノイズの少ない鮮明な画像を得ることができる。
また、上記態様においては、前記駆動部による照明光の走査位置と、前記光検出部により検出された戻り光の光量とに基づいて画像情報を生成する画像処理部を備え、該画像処理部は、照明光の光量が高い走査位置の輝度値より照明光の光量が低い走査位置の輝度値の方が高くなるように輝度値を調節してもよい。
このようにすることで、照明光の光量が段階的に切り替えられることで、戻り光の光量が不連続となっても、画像処理によって、被写体の本来の明るさ分布を自然に表現した画像を取得することができる。
本発明によれば、被写体に対して移動している場合においても、的確な明るさ調整を行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態に係る走査型観察装置1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る走査型観察装置1は、図1に示されるように、照明光を発生する光源2と、該光源2からの照明光を導光し射出端部3から射出する光ファイバ4と、該光ファイバ4の射出端部3を振動させて照明光を2次元的に走査させるアクチュエータ(駆動部)5と、該アクチュエータ5を駆動するアクチュエータドライバ6と、照明光の照射により被写体Oにおける各走査位置から戻る戻り光を検出する光検出部7と、光検出部7により検出された戻り光の光量情報と光ファイバ4による照明光の走査位置情報とに基づいて、必要な画像処理を施して表示用の画像を生成する信号処理部(画像処理部)8と、該信号処理部8で生成された画像を表示するモニタ9とを備えている。
本実施形態に係る走査型観察装置1は、図1に示されるように、照明光を発生する光源2と、該光源2からの照明光を導光し射出端部3から射出する光ファイバ4と、該光ファイバ4の射出端部3を振動させて照明光を2次元的に走査させるアクチュエータ(駆動部)5と、該アクチュエータ5を駆動するアクチュエータドライバ6と、照明光の照射により被写体Oにおける各走査位置から戻る戻り光を検出する光検出部7と、光検出部7により検出された戻り光の光量情報と光ファイバ4による照明光の走査位置情報とに基づいて、必要な画像処理を施して表示用の画像を生成する信号処理部(画像処理部)8と、該信号処理部8で生成された画像を表示するモニタ9とを備えている。
また、走査型観察装置1は、光検出部7により検出された戻り光の光量から走査位置毎の明るさを検出する明るさ検出部10と、該明るさ検出部10により検出された走査位置毎の明るさに基づいて、前フレームにおいて取得された画像に対して現フレームにおいて取得された画像の動きを検出する動き検出部11とを備えている。
さらに、走査型観察装置1は、動き検出部11により検出された画像の動きおよび現フレームの走査位置毎の明るさに基づいて光源2を制御する発光制御部(光源制御部)12と、該発光制御部12、アクチュエータドライバ6、光検出部7、動き検出部11および信号処理部8を制御する制御部(ダイナミックレンジ測定部)13とを備えている。
光源2は、図に示す例では、RGBの各波長帯域のレーザ光をそれぞれ発生するレーザ光源14,15,16と、これらのレーザ光源14,15,16から発せられたレーザ光を合波して光ファイバ4に入射させる結合器17とを備えている。
アクチュエータ5は、例えば、光ファイバ4の射出端部3から基端側に所定距離を空けた位置の外面に周方向に等間隔をおいて接着された4つの圧電素子(図示略)を備え、これらの圧電素子に交番電圧を加えることにより、光ファイバ4の射出端部3を2次元的に振動させるようになっている。
アクチュエータ5は、例えば、光ファイバ4の射出端部3から基端側に所定距離を空けた位置の外面に周方向に等間隔をおいて接着された4つの圧電素子(図示略)を備え、これらの圧電素子に交番電圧を加えることにより、光ファイバ4の射出端部3を2次元的に振動させるようになっている。
アクチュエータドライバ6は、制御部13から指令された走査位置に照明光を照射させるための交番電圧を生成してアクチュエータ5に入力するようになっている。
光検出部7は、被写体Oに向けて端面が配置され、被写体Oから戻る戻り光を受光する受光ファイバ18と、該受光ファイバ18により受光された戻り光を分光する図示しない分光光学系と、波長ごとに分光された戻り光を検出する光電子増倍管等の光検出器19とを備えている。図中、符号20は、光検出器19により検出された戻り光の光量信号をデジタル信号に変換するAD変換器である。
光検出部7は、被写体Oに向けて端面が配置され、被写体Oから戻る戻り光を受光する受光ファイバ18と、該受光ファイバ18により受光された戻り光を分光する図示しない分光光学系と、波長ごとに分光された戻り光を検出する光電子増倍管等の光検出器19とを備えている。図中、符号20は、光検出器19により検出された戻り光の光量信号をデジタル信号に変換するAD変換器である。
明るさ検出部10は、光検出部7により検出された戻り光の光量から走査位置毎の輝度情報のみを有する輝度画像をフレーム毎に生成し、動き検出部11に送るようになっている。
動き検出部11は、メモリ(図示略)を備え、明るさ検出部10から送られてきた輝度画像を次のフレームの輝度画像が送られてくるまで保持するようになっている。そして、動き検出部11は、明るさ検出部10から現フレームの輝度画像が送られてくると、メモリに保持されている前フレームの輝度画像との差分を走査位置毎に算出し、例えば、全体の8割の走査位置における差分値が所定の閾値より小さい場合に、現フレームの輝度画像を制御部13に送るようになっている。
動き検出部11は、メモリ(図示略)を備え、明るさ検出部10から送られてきた輝度画像を次のフレームの輝度画像が送られてくるまで保持するようになっている。そして、動き検出部11は、明るさ検出部10から現フレームの輝度画像が送られてくると、メモリに保持されている前フレームの輝度画像との差分を走査位置毎に算出し、例えば、全体の8割の走査位置における差分値が所定の閾値より小さい場合に、現フレームの輝度画像を制御部13に送るようになっている。
制御部13においては、動き検出部11から輝度画像が送られてきたときには、その輝度画像のダイナミックレンジが測定され、測定されたダイナミックレンジが所定の閾値(以下、第1閾値という)より大きい場合に、その輝度画像を発光制御部12に転送するようになっている。発光制御部12は、制御部13から送られてきた輝度画像に基づいて、走査位置毎の明るさが低いほど照明光の光量を増加させるように光源2を制御するようになっている。
発光制御部12による照明光の光量の制御は、例えば、図2に示されるように行われる。
すなわち、図2に示す例では、発光制御部12は、現フレームの輝度画像のダイナミックレンジが、図に破線で示されるように第1閾値より小さい場合には、図2に破線で示されるように、比較的高い一定の光量レベルの照明光を射出するように光源2を制御するようになっている。
すなわち、図2に示す例では、発光制御部12は、現フレームの輝度画像のダイナミックレンジが、図に破線で示されるように第1閾値より小さい場合には、図2に破線で示されるように、比較的高い一定の光量レベルの照明光を射出するように光源2を制御するようになっている。
一方、発光制御部12は、現フレームの輝度画像のダイナミックレンジが、図2に破線で示されるように第1閾値より大きい場合には、図2に2点鎖線で示されるように、ダイナミックレンジが小さい場合よりも低い光量レベルが設定される。そして、発光制御部12は、図2に実線で示されるように、明るさが低い領域においては、ダイナミックレンジが小さい場合の光量レベルより照明光の光量を大きくし、明るさが高くなるほど、設定された光量レベルに近づくように、光量が現フレームの輝度画像の明るさに応じて連続的に変化する照明光を射出するように光源2を制御するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る走査型観察装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る走査型観察装置1を用いて被写体Oの観察を行うには、図1に示されるように、光ファイバ4の射出端部3を被写体Oに対向させて、アクチュエータドライバ6によりアクチュエータ5を作動させるとともに、光源2を作動させて光ファイバ4の射出端部3から照明光を射出させる。
本実施形態に係る走査型観察装置1を用いて被写体Oの観察を行うには、図1に示されるように、光ファイバ4の射出端部3を被写体Oに対向させて、アクチュエータドライバ6によりアクチュエータ5を作動させるとともに、光源2を作動させて光ファイバ4の射出端部3から照明光を射出させる。
これにより、光ファイバ4の射出端部3が2次元的に振動させられ、被写体O上において照明光が2次元的に走査される。照明光が被写体Oに照射されると、各走査位置から戻る戻り光が受光ファイバ18により受光され、光検出器19により検出される。光検出器19により検出された戻り光の光量情報は、AD変換器20によってデジタル信号に変換された後、明るさ検出部10および信号処理部8に送られる。
以後の処理を図3のフローチャートに示す。
明るさ検出部10においては、1フレーム分の走査位置に対応する輝度情報を含む輝度画像が取得され、動き検出部11に送られる(ステップS1)。動き検出部11においては、送られてきた現フレームの輝度画像と、メモリに保持されていた前フレームの輝度画像との差分が演算されるとともに現フレームの輝度画像がメモリに保持される(ステップS2)。そして、算出された差分が所定の閾値より小さい場合には、画像が静止していると判定され、現フレームの輝度画像が制御部13に出力される(ステップS3)。差分が所定の閾値以上の場合には、光量調節が行われることなく、表示用の画像が生成され(ステップS10)、生成された画像がモニタ9に表示される(ステップS11)。
明るさ検出部10においては、1フレーム分の走査位置に対応する輝度情報を含む輝度画像が取得され、動き検出部11に送られる(ステップS1)。動き検出部11においては、送られてきた現フレームの輝度画像と、メモリに保持されていた前フレームの輝度画像との差分が演算されるとともに現フレームの輝度画像がメモリに保持される(ステップS2)。そして、算出された差分が所定の閾値より小さい場合には、画像が静止していると判定され、現フレームの輝度画像が制御部13に出力される(ステップS3)。差分が所定の閾値以上の場合には、光量調節が行われることなく、表示用の画像が生成され(ステップS10)、生成された画像がモニタ9に表示される(ステップS11)。
制御部13においては、動き検出部11から送られてきた現フレームの輝度画像のダイナミックレンジ(Dレンジ)が算出され(ステップS4)、ダイナミックレンジが所定の第1閾値以下であるか否かが判定される(ステップS5)。ダイナミックレンジが第1閾値以下である場合には、光量レベルが比較的高い第1の光量レベルに設定され、全ての走査位置に第2の光量レベルの一定の光量の照明光を照射するよう発光制御部12に対して指令が行われる(ステップS6)。発光制御部12は設定された第1の光量レベルの照明光を射出するように各レーザ光源14,15,16を駆動する(ステップS8)。
一方、算出されたダイナミックレンジが第1閾値より大きい場合には、制御部13は図2のパターンに従って、暗い走査位置には大きな光量の照明光を照射し、明るさが明るい走査位置ほど第2の光量レベルに漸近する小さな光量の照明光を照射するように発光制御部12に指令する(ステップS7)。
発光制御部12は、制御部13からの指令に応じて、走査位置毎に照明光の光量を調節して射出するように各レーザ光源14,15,16を駆動する(ステップS8)。
そして、新たに光検出器19により戻り光が検出され(ステップS9)、戻り光の光量と走査位置とから信号処理部8において画像処理が施されることにより、表示用の画像が生成され(ステップS10)、生成された画像がモニタ9に表示される(ステップS11)。
そして、新たに光検出器19により戻り光が検出され(ステップS9)、戻り光の光量と走査位置とから信号処理部8において画像処理が施されることにより、表示用の画像が生成され(ステップS10)、生成された画像がモニタ9に表示される(ステップS11)。
このように構成された本実施形態に係る走査型観察装置1によれば、現フレームと前フレームの強度画像間で演算された差分が小さく画像の動きがないと判定される場合に、現フレームの各走査位置の明るさに基づいて次のフレームの照明光の光量が設定される。その結果、走査型観察装置1が被写体Oに対して移動している場合においても、精度よく光量が調節された照明を行うことができるという利点がある。
そして、この場合に、ダイナミックレンジが大きく、一定の光量の照明では黒潰れや白飛びが発生し易い状態において、現フレームの暗い走査位置には、次フレームにおいて大きい光量の照明光が照射され、現フレームの明るい走査位置には、次フレームにおいて小さい光量の照明光が照射されることにより、黒潰れや白飛びの発生を抑えて、見やすい画像を取得することができる。また、現フレームの暗い走査位置には次フレームに十分に大きな光量の照明光を照射することにより、ノイズを抑えた画像を取得することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、図2に示されるように、照明光の光量を調節した結果、被写体Oの明るさに応じて取得される画像の明るさは非線形になるが、このようにして取得された画像を表示するための画像処理によって線形な関係となるように変換することにしてもよい。線形な関係に戻すことにより、暗い部分の画像は暗くなるが、明るい照明を行っているのでSN比のよい画像を取得することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、現フレームの強度画像のダイナミックレンジが大きい場合に、現フレームの走査位置毎の明るさに応じて照明光の光量を無段階に連続的に変化させることとしたが、これに代えて、図4に示されるように、複数段階に変化させることにしてもよい。図4に示す例では、照明光を2段階に変化させている。
すなわち、現フレームの明るさが第2閾値以下のときには、第1の光量レベルの照明光を照射し、所定の第2閾値より大きいときには、第1の光量レベルより低い第2の光量レベルの照明光に切り替えて照射するようになっている。これにより発光制御部12による光源2の制御を簡素化することができる。
この場合に、照明光の光量が切り替わる第2閾値の明るさにおいて、実際に取得される画像の明るさが、図4に示されるように不連続に変化する。このようにして取得された画像をモニタ9に表示する場合には、各走査位置について取得された画素値を、表示のための画素配列に変換する際に、照明光の光量が切り替わる明るさ近傍の画素については、図5に示されるように周囲の複数画素を用いて補間処理をする際に、下式に従って、照明の明るい(照明光の光量が高い)画素に合わせて照明の暗い(照明光の光量が低い)画素の画素値を増幅するように処理してもよい。あるいは逆に、照明の暗い画素に合わせて照明の明るい画素の画素値を低減させるように処理してもよい。
P=(A1×P1+A2×P2+B×(A3×P3+A4×P4))/4
ここで、Pは補間処理後の画素値、A1,A2,A3,A4は補間に用いる4つの走査位置の補間後の画素までの距離係数、P1,P2,P3,P4は補間に用いる4つの走査位置の画素値、Bは照明光量係数である。照明光量係数Bを適当に選ぶことにより、画素値の増幅または低減を行うことができる。
ここで、Pは補間処理後の画素値、A1,A2,A3,A4は補間に用いる4つの走査位置の補間後の画素までの距離係数、P1,P2,P3,P4は補間に用いる4つの走査位置の画素値、Bは照明光量係数である。照明光量係数Bを適当に選ぶことにより、画素値の増幅または低減を行うことができる。
また、信号処理部8における画像処理により、図6に示されるように、照明の暗い画素の画素値が、照明の明るい画素の画素値より明るくなる(すなわち、照明光の光量が低いほど輝度が高くなる)ように処理して、モニタ9に表示する画像を生成してもよい。これにより、戻り光の光量が不連続となっても、画像処理によって、被写体Oの本来の明るさ分布を自然に表現した画像を取得することができる。
なお、図示しない入力インタフェースから静止画を取得する旨の入力が行われた場合には、図7に示されるように、画像が静止していないと判定された場合に(ステップS3)、予め設定された上限枚数となるまで複数枚の画像を取得して静止画として最適な、動きの少ない画像を表示用の画像を生成するために選択することにしてもよい(ステップS12,S14)。また、画像が静止していると判定された場合に、光量制御を行って新たな画像を取得する場合においても、予め設定された上限枚数分の画像取得を行い(ステップS9,S13)、静止画として最適な画像を選択することにしてもよい(ステップS14)。
また、本実施形態においては、取得された画像から輝度画像を生成し、輝度に応じて照明光の光量を調節することとしたが、その際に使用する輝度画像としては、輝度と相関の高いG画像のみを用いてもよいし、画像の色味から輝度への関与が高い色によって照明光量を変化させることにしてもよい。
また、図4の照明光量を切り替える第2閾値の明るさで取得された画像の画素値が飽和している場合には、飽和していない周辺画素の画素値から補間することにしてもよい。
また、図6に示されるように、信号処理部8による画像処理により表示画像の輝度を調節する場合に、照明の暗い走査位置においてはノイズが目立ちやすくなるため、補間画素数を増やしてノイズを低減させることにしてもよい。また、図7に示されるように複数枚の画像を取得する場合には、取得された複数枚の画像を累積加算することによってノイズを低減してもよい。
また、図6に示されるように、信号処理部8による画像処理により表示画像の輝度を調節する場合に、照明の暗い走査位置においてはノイズが目立ちやすくなるため、補間画素数を増やしてノイズを低減させることにしてもよい。また、図7に示されるように複数枚の画像を取得する場合には、取得された複数枚の画像を累積加算することによってノイズを低減してもよい。
また、本実施形態においては、分光光学系を用いるものを説明したが、これに代えて、分光光学系を用いずに光源2をパルス点灯させて色ごとに順次に発光させる構成にしてもよい。
また、本実施形態においては、動き検出部11により画像の動きを検出して制御部13に輝度画像が送られ、送られてきた輝度画像のダイナミックレンジを測定することとしたが、これに代えて、ダイナミックレンジを測定し、ダイナミックレンジが大きい輝度画像に対して画像の動きを検出するようにしてもよい
また、本実施形態においては、動き検出部11により画像の動きを検出して制御部13に輝度画像が送られ、送られてきた輝度画像のダイナミックレンジを測定することとしたが、これに代えて、ダイナミックレンジを測定し、ダイナミックレンジが大きい輝度画像に対して画像の動きを検出するようにしてもよい
1 走査型観察装置
2 光源
3 射出端部
4 光ファイバ
5 アクチュエータ(駆動部)
7 光検出部
8 信号処理部(画像処理部)
10 明るさ検出部
11 動き検出部
12 発光制御部(光源制御部)
13 制御部(ダイナミックレンジ測定部)
O 被写体
2 光源
3 射出端部
4 光ファイバ
5 アクチュエータ(駆動部)
7 光検出部
8 信号処理部(画像処理部)
10 明るさ検出部
11 動き検出部
12 発光制御部(光源制御部)
13 制御部(ダイナミックレンジ測定部)
O 被写体
Claims (5)
- 照明光を発生する光源と、
該光源からの照明光を導光し、射出端部から射出する光ファイバと、
該光ファイバの前記射出端部を振動させて照明光を2次元的に走査させる駆動部と、
照明光の照射により被写体における各走査位置から戻る戻り光を検出する光検出部と、
該光検出部により検出された戻り光の光量から走査位置毎の明るさを検出する明るさ検出部と、
前フレームにおいて取得された画像に対して現フレームにおいて取得された画像の動きを検出する動き検出部と、
現フレームにおいて取得された画像のダイナミックレンジを測定するダイナミックレンジ測定部と、
該ダイナミックレンジ測定部により測定されたダイナミックレンジが所定の閾値より大きい場合に、走査位置毎の明るさが低いほど照明光の光量を増加させるように前記光源を制御する光源制御部とを備える走査型観察装置。 - 前記動き検出部が、前記明るさ検出部により検出された走査位置毎の明るさに基づいて画像の動きを検出し、
前記ダイナミックレンジ測定部が、前記動き検出部により検出された画像の動きが所定の閾値より小さい場合に、画像のダイナミックレンジを測定する請求項1に記載の走査型観察装置。 - 前記光源制御部が、照明光の光量を複数段階で切り替える請求項2に記載の走査型観察装置。
- 前記駆動部による照明光の走査位置と、前記光検出部により検出された戻り光の光量とに基づいて画像情報を生成する画像処理部を備え、
該画像処理部が、照明光の光量が低い走査位置の戻り光の光量情報に対しノイズ低減処理を施す請求項2または請求項3に記載の走査型観察装置。 - 前記駆動部による照明光の走査位置と、前記光検出部により検出された戻り光の光量とに基づいて画像情報を生成する画像処理部を備え、
該画像処理部は、照明光の光量が高い走査位置の輝度値より照明光の光量が低い走査位置の輝度値の方が高くなるように輝度値を調節する請求項3に記載の走査型観察装置。
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Citations (3)
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JP2010142597A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Hoya Corp | 内視鏡装置 |
JP2012143264A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-08-02 | Hoya Corp | キャリブレーション装置、及びキャリブレーション方法 |
JP2014033731A (ja) * | 2012-08-07 | 2014-02-24 | Olympus Corp | 内視鏡システム |
-
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- 2015-05-21 JP JP2017518696A patent/JPWO2016185595A1/ja active Pending
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Patent Citations (3)
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Cited By (2)
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CN116760466A (zh) * | 2023-08-23 | 2023-09-15 | 青岛诺克通信技术有限公司 | 一种光缆定位方法及系统 |
CN116760466B (zh) * | 2023-08-23 | 2023-11-28 | 青岛诺克通信技术有限公司 | 一种光缆定位方法及系统 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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