JP2005118421A - 修復歯の識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被験者や術者になんらの影響も与えず安全に天然歯と修復歯とを区別して認識できるようにすること。
【解決手段】 口腔内の明るさを検出する光センサ14と、レーザ光が口腔から漏れる状態にあるか否かを判別する判別部36と、口腔内の明るさが所定の明るさを超えている場合にレーザ光が口腔から漏れる状態にあるとして発光部21によるレーザ光の照射を不可能にする制御部37とを備える修復歯の識別装置を採用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生体の一部である天然歯と、レジンや陶材等の修復材料を使って修復された修復歯とを区別して認識する修復歯の識別装置に関する。
近年、審美歯科医療の分野では、レジンや陶材等、修復後の質感が天然歯と似通った修復材料が多く普及したことにより、一見しただけでは天然歯と見分けがつかないほどに修復歯の審美性が向上しているが、その一方で修復歯の審美性が向上したことによる弊害も指摘されている。天然歯と修復歯との見分けがつき難いために、歯科検診等で修復歯を誤って天然歯と診断してしまうのである。修復歯はあくまでも修復歯であって、生体の一部である天然歯とは区別して認識しておかなければ正しい検診が行われたことにならないので、注意が必要である。
そこで、所定の長さの波長の励起光を照射すると天然歯の歯質と修復材料とで異なったスペクトルの蛍光を発することを利用し、天然歯か修復歯かを判別する技術の開発が進められている。
特開平8−89478号公報(図1等) 特開2002−369833号公報
上記特許文献1には、歯、歯肉、顎骨、舌、頬等に光を当て、光が透過した歯の映像をカメラで捕らえてその映像から口腔組織を観察する装置について記載されている。
歯に照射される励起光には、蛍光の発光を際だたせるためにレーザ光の使用が検討されているが、レーザ光は目等に照射されると危険なのでその取り扱いには注意が必要である。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、被験者や術者になんらの影響も与えず安全に天然歯と修復歯とを区別して認識することが可能な修復歯の識別装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するための手段として、次のような構成の修復歯の識別装置を採用する。すなわち本発明の修復歯の識別装置は、口腔内でレーザ光を歯に照射し、その歯から発せられる蛍光に基づいてその蛍光を発した歯が修復歯であるか否か、あるいは修復部分を含んでいるか否かを判別する修復歯の識別装置であって、
前記レーザ光が前記口腔から漏れる状態にあるか否かを判別する判別部と、前記レーザ光が前記口腔から漏れる状態にあると判別された場合に前記発光部によるレーザ光の照射を不可能にする制御部とを備える。
本発明においては、所定の長さの波長のレーザ光を照射すると、天然歯の歯質と修復材料とで異なったスペクトルの蛍光を発することを利用して、検査対象の歯が修復歯であるか否か、、あるいは修復部分を含んでいるか否かを判別する。このとき、レーザ光が口腔の外に漏れると被験者や術者になんらかの影響が及ぶ可能性があるので、レーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別された場合には、発光部によるレーザ光の照射を不可能にする。
本発明においては、口腔内の明るさを検出する明るさ検出部を設け、口腔内の明るさが所定の明るさを超えている場合にレーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別することが好ましい。被験者の口が閉じられていなければ、レーザ光が口腔の外に漏れる可能性があり危険であるが、口が閉じられていなければ、口腔内に外部から光が差し込むために口腔内でも明るさが検出される。そこで、明るさ検出部で口腔内の明るさを検出し、口腔内の明るさが所定の明るさを超えている場合にはレーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別してレーザ光の照射を不可能にする。
本発明においては、口腔内の湿度を検出する湿度検出部を設け、口腔内の湿度が所定の湿度を超えていない場合にレーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別するようにしてもよい。被験者の口が閉じられていれば、口腔内の湿度はほぼ100%と見なせるが、口が閉じられていなければ、口腔内に外気が流れ込むために湿度が100%を下回る。そこで、湿度検出部で口腔内の湿度を検出し、口腔内の湿度が所定の湿度を超えていない場合にはレーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別してレーザ光の照射を不可能にする。
本発明においては、口腔内に挿入されるマウスピースと、マウスピースを銜えたときに唇からマウスピースに作用する圧力を検出する圧力検出部とを設け、唇からマウスピースに作用する圧力が所定の圧力を超えていない場合にレーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別するようにしてもよい。被験者の口が閉じられていれば、マウスピースを銜えたときに唇がマウスピースに触れ、唇からマウスピースに圧力が作用するが、口が閉じられていなければ唇がマウスピースに触れず、唇からマウスピースに圧力は作用しない。そこで、圧力検出部で唇からマウスピースに作用する圧力を検出し、唇からマウスピースに作用する圧力が所定の圧力を超えていない場合にはレーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別してレーザ光の照射を不可能にする。
本発明によれば、レーザ光が口腔の外に漏れると被験者や術者になんらかの影響が及ぶ可能性があるので、レーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別された場合には、発光部によるレーザ光の照射を不可能にする。これにより、レーザ光が被験者や術者に及ぼす危険を回避することができる。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1および図2に示して説明する。
本実施形態の修復歯の識別装置は、被験者の口を覆うマウスピース1と、歯に向けて励起光としてのレーザ光を照射しその歯から発せられる蛍光を受光する蛍光撮像ユニット2と、蛍光を受光した撮像素子(後述するCCD)が出力した電気信号を処理して映像化する識別装置本体3と、映像を表示するモニタ4とを備えている。蛍光撮像ユニット2と識別装置本体3とは、光ファイバ製のライトガイド5および信号ケーブル6a,6bを束ねた集合ケーブル7を介して接続されており、識別装置本体3とモニタ4とは、信号ケーブル8を介して接続されている。
マウスピース1は、口角を左右に押し広げるようにして口腔に挿入される筒状の挿入部11と、挿入部11を挿入された口の周囲に接して口を覆い隠すカバー部12とを備えている。カバー部12の内側には、挿入部11に連通する空間13が形成されており、この空間13に、蛍光撮像ユニット2が配置されている。挿入部11は、必要に応じてカバー部12から分離することが可能である。
マウスピース1には、口腔内の明るさを検出しその明るさに応じた電気信号を出力するフォトダイオード等の光センサ(明るさ検出部)14が設けられている。光センサ14は、カバー部12の内側に、被験者がマウスピースを銜えたときに口腔に連通する空間13に向けて設置されている。光センサ14が出力した電気信号は、信号ケーブル6aを介して識別装置本体3に伝達されるようになっている。
蛍光撮像ユニット2は、レーザ光を歯に照射する発光部21と、レーザ光が歯に照射されたときにその歯から発せられる蛍光をマウスピース1に覆われた口腔内で受光する受光部22とを備えている。発光部21および受光部22は、唾液や吐息が入り込まないように密閉された樹脂製の小さな筐体23の中に収容されている。
発光部21は、ライトガイド5を通じて光源から導かれたレーザ光を拡散させるレンズ21aと、レンズ21aによって拡散されたレーザ光を透過するフィルタ21bとを備えている。フィルタ21bは筐体23の一部を構成している。受光部22は、レーザ光の波長をカットし、所定の長さの波長の蛍光のみを透過するフィルタ22aと、フィルタ22aを透過した蛍光を集束させるレンズ22bと、レンズ22bによって集束された蛍光を検出しその発光強度に応じた電気信号を出力するCCD22cとを備えている。発光部21と同様に、フィルタ22aは筐体23の一部を構成している。CCD22cが出力した電気信号は、信号ケーブル6bを介して識別装置本体3に伝達されるようになっている。
筐体23に繋がる集合ケーブル7の一端は、筐体23と同じく樹脂製の筒状部材24に被覆されている。筒状部材24は、一端が筐体23に接続されており、中央部が鈎形に折れ曲がった形状をなしている。筒状部材24は、カバー部12に歯の並びに沿って円弧をなすように形成されたスリット12aに通されている。スリット12aを形成する上下の面には、スリット12aの長手方向に沿う溝12bが形成される一方、スリット12aに通される筒状部材24には、溝12bに嵌め合わされる突起24aが形成されており、筒状部材24をスリット12aの長手方向に動かすと、発光部21および受光部22を収納した筐体23は、突起24aが溝12bに沿って案内されることによって歯の並び方向に移動するようになっている。筒状部材24の他端には、筒状部材24を動かす際に手でつかむ取っ手24bが設けられている。カバー部12には、スリット12aを通じて空間13に外部の光が差し込まないようにゴム製のシールド25が取り付けられている。
カバー部12の外面には、歯の並びに準じる目盛り12bが、スリット12aに沿って設けられている。成人の場合、歯の数は上顎、下顎ともに12本ずつなので、スリット12aの上または下に12個の目盛り12bが記されており、ある目盛り12bに筒状部材24を配置すると、発光部21および受光部22を収納した筐体23が、その目盛り12bに対応する歯に正対するようになっている。
識別装置本体3は、所定の長さの波長のレーザ光を発するレーザダイオード31と、レーザダイオード31が発したレーザ光を集束させるレンズ32と、後述する制御部37によって駆動されて電源33からレーザダイオード31への電力供給を断続する給電スイッチ34aと、術者によって操作されて電源33からレーザダイオード31への電力供給を断続する給電スイッチ34bと、CCD22cが出力した電気信号を処理して映像化しモニタ4に表示させる映像化処理部35とを備えている。また、識別装置本体3は、光センサ14が検出した口腔内の明るさが、あらかじめ設定された明るさを超えているか否かを判別する判別部36と、判別部36の判別結果に応じて給電スイッチ34を駆動する制御部37とを備えている。
給電スイッチ34bは、術者による入/切の操作を可能にする外部操作部34cを備えている。
上記のように構成された識別装置は次のようにして使用される。
当初、給電スイッチ34a,34bはともに切られており、電源33からレーザダイオード34への電力供給はなされない。この状態から、マウスピース1の挿入部11を、被験者の口角を左右に押し広げるようにして口腔に挿入し、カバー部12を唇の上下に突き当てるようにしたうえで、被験者に挿入部11を銜えさせる。
光センサ14は常に明るさを検出しており、マウスピース1が被験者に装着されていない状態では、日光または照明光の下に晒されるので、その明るさに見合った電気信号を出力する。判別部36にはあるしきい値が設定されており、光センサ14が日光または照明光の下に晒される状態では、光センサ14の出力する電気信号の値がしきい値をはるかに超えているので、判別部36はその結果を制御部37に出力する。制御部37では、判別部36の判別結果に基づき、レーザ光の照射は危険と見なして給電スイッチ34aを切った状態を維持する。
被験者がマウスピース1を銜えた状態でしっかり口を閉じると、口腔内は暗闇に近い状態になるので、光センサ14はその明るさ(暗さ)に見合った電気信号を出力する。口腔内が暗闇に近い状態では、光センサ14の出力する電気信号の値がしきい値を下回るので、判別部36はその結果を制御部37に出力する。制御部37では、判別部36の判別結果に基づき、検査を行う準備が整ったとみなして給電スイッチ34aを入れる。その後、術者が外部操作部34cを操作して給電スイッチ34bを入れると、電源33からレーザダイオード34へ電力が給される。
電力供給を受けてレーザダイオード31が駆動すると、所定の長さの波長のレーザ光がライトガイド5を通じて発光部21に導かれ、被験者の歯に向けて照射される。そこで、レーザ光の照射を継続しながら、筒状部材24をスリット12aに沿って操作し、筐体23に収容されている蛍光撮像ユニット2を歯の列びに沿って走査させる。
蛍光撮像ユニット2を走査する過程で、修復歯にレーザ光が照射されると、その歯から発せられる蛍光を受光部22が受光する。受光部22では、CCD22cが受光された蛍光の発光強度に応じた電気信号を出力する。CCD22cが出力した電気信号は信号ケーブル6bを介して映像化処理部33に伝達される。映像化処理部33では、CCD22cが出力した電気信号が処理され、モニタ4に映像として表示される。術者は、モニタ4に表示された映像から、被験者の歯がどのような修復状態にあるかを確認する。その際、修復歯の位置が解り難ければ、カバー部12に記された目盛りを参照する。
被験者がマウスピース1を銜えた口を開けたりマウスピース1を外したりすると、口腔内に光が差し込むので、光センサ14はその明るさに見合った電気信号を出力する。光センサ14の出力した電気信号は、信号ケーブル6aを介して判別部36に伝達される。口腔内に光が差し込むと、光センサ14の出力する電気信号の値がしきい値を上回るので、判別部36はその結果を制御部37に出力する。制御部37では、判別部36の判別結果に基づき、判別部36の判別結果に基づき、レーザ光の照射は危険と見なして給電スイッチ34aを切る。
上記のように構成された識別装置によれば、光センサ14の検出結果から、レーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別された場合には、発光部21によるレーザ光の照射を不可能にすることにより、レーザ光が被験者や術者に及ぼす危険を回避することができる。
ところで、本実施形態においては口腔内の明るさに着目してレーザ光が口腔から漏れる状態にあるか否かを判別したが、口腔内の湿度に着目して同様の判別を行うようにしてもよい。被験者の口が閉じられていれば、口腔内の湿度はほぼ100%と見なせるが、口が閉じられていなければ、口腔内に外気が流れ込むために湿度が100%を下回る。そこで、光センサ14にかえて高分子膜湿度センサ等の湿度検出部を設置して口腔内の湿度を検出し、口腔内の湿度が所定の湿度を超えていない場合にはレーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別して上記と同様にレーザ光の照射を不可能にする。これにより、レーザ光が被験者や術者に及ぼす危険を回避することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態を図3に示して説明する。なお、上記第1の実施形態において既に説明した構成要素には同一符号を付して説明は省略する。
本実施形態の修復歯の識別装置における受光部22には、CCD等の撮像素子は設けられておらず、レンズ22bによって集光された蛍光は、信号ケーブル6bにかわるライトガイド5bを通じて識別装置本体3に導かれるようになっている。
マウスピース1は、挿入部11とカバー部12とが一体に形成されており、両者を分割することはできなくなっている。さらに、マウスピース1には、唇から挿入部11に作用する圧力を検出しその大きさに応じた電気信号を出力する半導体圧力センサ(圧力検出部)15が設けられている。半導体圧力センサ15は、被験者が銜えたときに上下の唇にそれぞれ接する挿入部11の外側に設置されている。半導体圧力センサ15が出力した電気信号は、信号ケーブル6aを介して識別装置本体3に伝達されるようになっている。
識別装置本体3には、ライトガイド5bを通じて導かれた蛍光を検出しその発光強度に応じた電気信号を出力するCCD38が設けられている。CCD38が出力した電気信号は、映像化処理部35において処理されるようになっている。また、判別部36では、半導体圧力センサ15が検出した圧力があらかじめ設定された圧力を超えているか否かを判別するようになっている。
上記のように構成された識別装置は次のようにして使用される。
当初、給電スイッチ34は切られており、電源33からレーザダイオード34への電力供給はなされない。この状態から、マウスピース1の挿入部11を、被験者の口角を左右に押し広げるようにして口腔に挿入し、カバー部12を唇の上下に突き当てるようにしたうえで、被験者に挿入部11を銜えさせる。
半導体圧力センサ15は、マウスピース1が被験者に装着されていない状態では圧力が作用しないので、電気信号を出力しない(電気信号の値が0と見なせる)。判別部36にはあるしきい値が設定されており、マウスピース1が被験者に装着されていない状態では、半導体圧力センサ15の出力する電気信号の値がしきい値を下回るので、判別部36はその結果を制御部37に出力する。制御部37では、判別部36の判別結果に基づき、2つの半導体圧力センサ15のいずれか一方でも電気信号の値がしきい値を下回る場合、レーザ光の照射は危険と見なして給電スイッチ34を切った状態を維持する。
被験者がマウスピース1を銜えた状態でしっかり口を閉じると、唇が挿入部11に触れるので、半導体圧力センサ15はその圧力の大きさに見合った電気信号を出力する。唇が挿入部11に触れ、さらにしっかり銜えた状態になると、半導体圧力センサ15の出力する電気信号の値がしきい値を上回るので、判別部36はその結果を制御部37に出力する。制御部37では、判別部36の判別結果に基づき、検査を行う準備が整ったとみなして給電スイッチ34を繋ぎ、電源33からレーザダイオード34へ電力を供給する。
被験者がマウスピース1を銜えた口を開けたりマウスピース1を外したりすると、唇が挿入部11から離れるので、半導体圧力センサ15は電気信号を出力しなくなる。マウスピース1が被験者に装着されていない状態では、半導体圧力センサ15の出力する電気信号の値がしきい値を下回るので、判別部36はその結果を制御部37に出力する。制御部37では、判別部36の判別結果に基づき、レーザ光の照射は危険と見なして給電スイッチ34を切る。
上記のように構成された識別装置によれば、半導体圧力センサ15の検出結果から、レーザ光が口腔から漏れる状態にあると判別された場合には、発光部21によるレーザ光の照射を不可能にすることにより、レーザ光が被験者や術者に及ぼす危険を回避することができる。
ところで、本実施形態においては圧力検出部として半導体圧力センサ15を採用したが、歪みゲージその他の検出手段を用いてもよい。また、挿入部11とカバー部12とを一体に形成する他、コネクタを内蔵して分割接続できる構成としてもよい。
上記第1の実施形態では、CCD22cがマウスピース1側に設けられ、電気信号は信号ケーブル6bを介して識別装置本体3の映像処理部35に伝達されるように構成されており、上記第2の実施形態では、CCD38が識別装置本体3に設けられ、受光部22が受光した光はライドガイド5bを通じて識別装置本体3のCCD38に伝達されるように構成されているが、第1の実施形態において第2の実施形態のごとくCCDを識別装置本体3に配置してもよいし、第2の実施形態において第1の実施形態のごとくCCDをマウスピース1に配置してもよい。また、CCDの配置はセンサの種類(明るさ、湿度、圧力)に依存して限定されるものではない。
また、マウスピース1に搭載するセンサは1種類に限らず、より安全性を高めるために複数種類のセンサを組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態を示す図であって、修復歯の識別装置の各部の構造を示す断面図である。 マウスピースの外見を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す図であって、修復歯の識別装置の各部の構造を示す断面図である。
符号の説明
1 マウスピース
2 蛍光撮像ユニット
3 識別装置本体
14 光センサ(明るさ検出部)
21 発光部
22 受光部
31 レーザダイオード
35 映像化処理部
36 判別部
37 制御部

Claims (4)

  1. 口腔内でレーザ光を歯に照射し、その歯から発せられる蛍光に基づいてその蛍光を発した歯が修復歯であるか否か、あるいは修復部分を含んでいるか否かを判別する修復歯の識別装置であって、
    前記レーザ光が前記口腔から漏れる状態にあるか否かを判別する判別部と、前記レーザ光が前記口腔から漏れる状態にあると判別された場合に前記発光部によるレーザ光の照射を不可能にする制御部とを備える修復歯の識別装置。
  2. 前記口腔内の明るさを検出する明るさ検出部を備え、
    前記判別部が、前記口腔内の明るさが所定の明るさを超えている場合に前記レーザ光が前記口腔から漏れる状態にあると判別する請求項1記載の修復歯の識別装置。
  3. 前記口腔内の湿度を検出する湿度検出部を備え、
    前記判別部が、前記口腔内の湿度が所定の湿度を超えていない場合に前記レーザ光が前記口腔から漏れる状態にあると判別する請求項1記載の修復歯の識別装置。
  4. 前記口腔内に挿入されるマウスピースと、前記マウスピースを銜えたときに唇から前記マウスピースに作用する圧力を検出する圧力検出部とを備え、
    前記判別部が、前記唇から前記マウスピースに作用する圧力が所定の圧力を超えていない場合に前記レーザ光が前記口腔から漏れる状態にあると判別する請求項1記載の修復歯の識別装置。
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