JP4731201B2 - 歯の視覚的特性を検査するための歯科用装置 - Google Patents

歯の視覚的特性を検査するための歯科用装置 Download PDF

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Description

この出願の発明は、歯の視覚的特性を検査するための歯科用装置に関し、特に、歯における蛍光発生物質、例えば、虫歯部分,歯垢,細菌感染部,結石,歯石等を検出するための装置に関する。
歯科診断の分野においては、各種の視覚的検査装置を使用して、例えば、虫歯部分, 歯垢,細菌感染部,結石,歯石等の存在を認識することが以前より知られている。これらの既に知られている視覚的検査装置に共通することは、それらが使用されて検査が行われるにあたり、検査されるべき歯の部位に光源からの光が照射され、それに応じて歯から応答光が発せられることである。その際、歯からの応答光は、検査されるべき歯の部位に照射される光(以下、照射光という)と同じ波長を有した反射光と歯から発せられた蛍光とを含んだものとされる。
歯からの応答光は、それについての検出及び評価が行われるべく評価ユニットへと導かれる。評価ユニットは、歯からの応答光のスペクトルに基づいて、上述の虫歯部分, 歯垢,細菌感染部,結石,歯石等が存在するか否を判別する。従来知られた視覚的診断法及び装置にあっては、夫々において採用されている照射光の波長が異なり、また、検出された応答光についての評価の仕方においても異なっている。例えば、照射光に反応して歯から蛍光が発せられたか否かを検査するもの、あるいは、所謂、反射光分光器を用いて、歯の表面において如何なる波長の光が如何様に反射されたかを検査するもの等がある(例えば、特許文献1,2,3参照。)。
これらの装置は、検査されるべき歯の部位に照射光を向けるとともに歯からの応答光を受け入れる検査プローブを備えた歯科用のハンドピースを有している。照射光を発する光源はハンドピースに直接設けられるが、歯からの応答光についての評価は、殆どの場合、ハンドピースが接続チューブを介して連結されるコンソールにおいて行われる。このコンソールは、照射光を発する光源を制御するとともに応答光についての評価を行う電子装置を備えている。また、コンソールには、検査結果を表示し、検査された歯の部位に前述の虫歯部分, 歯垢,細菌感染部,結石,歯石等の蛍光発生物質が存在するか否かについての情報を提供する表示装置も備えられる。そして、例えば、虫歯部分等が発する蛍光が認められるか否かを判断する最終的な診断は、歯科医師によって行われる。
独国特許発明第29704185U1号明細書 独国特許発明第19709500C1号明細書 独国特許出願公開第10013210A1号明細書
この出願の発明は、従来知られた歯科用の視覚的検査装置の改良を図ることを目的とする。斯かる目的は、歯科用の視覚的検査装置の使用者にとって、患者の口腔内における検査部位を正確に探り出すことが難しいこと、さらには、特に患者の口腔内に入れられる部品は十分消毒されなければならないので、それらについての清掃が簡単に行われるべきことが考慮された上でのものである。
上述の目的は、この出願の発明を成すこの出願の特許請求の範囲における請求項に記 載された発明によって達成される。
この出願の発明の第1の特徴によれば、他の装置から完全に独立したものとして使用することができ、視覚的診断を行うに必要とされる重要な構成要素が全て備えられている手動操作装置として構成された、歯科用の視覚的検査装置が提供される。この出願の発明に係る歯科用装置は、検査されるべき歯の部位に向けられる照射光を発する手段と、照射光を受けた歯の部位からその照射光の照射に対する応答として発せられる応答光についての検出及び評価を行う検出・評価手段と、検出された応答光に基づいて検出・評価手段により得られた検査結果を知らせる表示/報知手段とを備え、これらの照射光を発する手段,検出・評価手段及び表示/報知手段が、一つのハンドピース内あるいはハンドピース上にまとめられて配された構成を有する。検査結果を知らせる表示/報知手段は、視覚的表示を行うもの、あるいは、聴覚的報知を行うものとされ、装置の使用者にその時その時の検査結果を直接的に提供する
このように、歯科用の視覚的検査装置が、自律作動ハンドピースとして構成されることにより、装置の使用者に対する動きの範囲の制約が大幅に軽減されることになる。そして、コンソールに供給チューブを介して連結されたものとされる従来知られている装置に比して、この出願の発明に係る歯科用装置は、その取り扱いにおいて著しく改良されたものとなる。
この出願の発明の第2の特徴は、歯科用の視覚的検査装置の清掃あるいは消毒の問題に関わる。既述のように、歯科処置に伴う衛生上の要求から、歯科用の視覚的検査装置は簡単に清掃できるものでなければならない。また、少なくとも、患者の口腔内に入れられる歯科用の視覚的検査装置の前方部分については、十分に消毒されなくてはならない。
そして、この出願の発明の第2の特徴によれば、視覚的検査装置の構成要素が、少なくとも患者に接触する前方部分を構成する消毒可能な材料で形成されて着脱可能とされるスリーブを伴って配されるハンドピースが提供される。このように構成されるハンドピースが使用される際には、患者に接触することになるスリーブと照射光及び応答光を伝送するため必要とされる診断プローブとが、検査終了後に、清掃する必要がないものである照射光を発する光源の制御及び応答光についての検出及び評価のために必要とされる電子部品をハンドピースに残したまま、ハンドピースから外して消毒に供することができるものとされる。
上述のこの出願の発明の第2の特徴によれば、スリ−ブは、照射光を発する手段を作動させてハンドピースを動作状態にするためのリングスイッチの一部を構成するコンタクト部材が設けられた環状部材を備えている。リングスイッチは、上述の環状部材に加えて、ハンドピース内に所定の隙間を挟んで相互離隔して配され、ハンドピース内に敷設される遮断された電線の相互対向する一端が夫々接続される二つの環状電導体を含んで構成され、二つの環状電導体が上述のコンタクト部材により短絡されるとき、遮断された電線を短絡させる。それにより、リングスイッチにより遮断された電線をコンタクト部材を通じて短絡して、照射光を発する手段を作動させ、ハンドピースに動作状態をとらせることができる。好ましくは、コンタクト部材が設けられた環状部材は、柔軟部材で形成されたスイッチカバーを成すものとされる。
着脱可能とされるスリーブは、好ましくは、ハンドピースにその前方側から取り付けられる。そして、着脱可能とされるスリーブは、ハンドピースに対して押し込むだけでハンドピースに装着することができ、また、照射光及び応答光を伝送するため必要とされる診断プローブがハンドピースから取り外されるときには、ハンドピースから容易に外すことができるものとされる。診断プローブは、ハンドピースの前方端部に着脱可能に取り付けられ、回転可能に保持される。それにより、各々が検査される歯の部位に応じた態様をもって照射光の導出及び応答光の受入れを行うものとされる様々な形状をもって構成された異なる診断プローブを、ハンドピースに選択的に装着することができることになる。
この出願の発明に望まれる事項は、照射光を受けた歯の表面から発せられる応答光を検出して評価するために必要とされる検出・評価手段をできるだけ小型化して、ハンドピース内に低減された占有スペースをもって納めるという課題に関わる。
そして、この出願の発明に望まれる事項によれば、応答光の検出及び評価のために設けられる検出・評価手段がフォトダイオードを含むものとされてハンドピースに配される。このフォトダイオード、ハンドピース内に据え付けられる小型ハウジング内に配され応答光のフォトダイオードへの伝送は、その一端側にフォトダイオードが配された光導体によってなされる。光導体によって伝送された応答光をフォトダイオードに最適状態をもって入射させるべく、フォトダイオードを収容する小型ハウジングに、光導体を通す透孔と光導体を係止する係止金具とが設けられる。さらに、好ましくは、フォトダイオードを収容する小型ハウジング内におけるフォトダイオードと光導体の端部との間に、応答光のうちの評価に必要な波長を有するものだけを通過させるフィルタが配される。
この出願の発明についての他の態様は、この出願の特許請求の範囲における従属項の対象事項とされている。
前述されたこの出願の発明の第1の特徴によれば、歯科用の視覚的検査装置により提供される検査結果を、それについての補足あるいは更なる処理を行うものとされる別途に設けられた表示/報知及び/又は評価ユニット(外部ユニット)に、無線伝送することが可能とされる。この外部ユニットは、例えば、パーソナルコンピュータとされ、それにおいて、歯科用の視覚的検査装置による検査によって得られる検査結果が、自動的に記憶されるとともに患者との対応付けがなされるものとされる。さらに、外部ユニットは、検査結果の更なる有効利用、例えば、歯形模型の基礎情報の提供に用いられ得るものとされる。検査結果をあらわす信号の伝送は、電磁波信号伝送技術,超音波信号伝送技術あるいはその他の無線伝送技術が用いられて行われる。
また、前述のように構成されるこの出願の発明の第2の特徴に係る歯科用の視覚的検査装置は、歯の噛合せ面部についての検査にも、また、歯茎ポケット及び歯間スペースについての検査にも使用することができるものとなる。
さらに、前述されたこの出願の発明に望まれる事項に従って、応答光を検出して評価するために必要とされる検出・評価手段の小型化された配置がとられる場合には、照射光 の照射に応じて歯から発せられる応答光についての極めて効率的な評価が可能とされるとともに、装置全体の小型化が果たされることになる。
この出願の発明を実施するための最良の形態は、以下に図面を参照して述べられるこの出願の発明についての実施例をもって説明される。
図1は、歯の検査、特に、虫歯部分,歯垢,細菌感染部,結石,歯石等の存在についての認識を行うための、この出願の発明に係る歯科用装置の一例の外観を示す。この例は、別途に設けられるコンソールあるいは外部評価・表示/報知ユニット等とは切り離されたものとされ、完全に独立した状態で使用されるハンドピース1として構成されている。ハンドピース1を構成する細長いハンドピース本体2には、その前方部分3に、僅かに傾斜して下向きに突出する診断プローブ10が備えられている。診断プローブ10は、検査されるべき歯の部位に照射光を伝送し、また、照射光を受けた歯から発せられる応答光をハンドピース1に配された評価ユニットへと伝送する。この診断プローブ10の詳細な構成及び機能については以下に述べられる。
図1に示されるハンドピース1の前方部分3には、照射光を発する光源に動作状態及び非動作状態を選択的にとらせるためのリングスイッチ5が設けられている。詳細には後述されるが、ハンドピース1の前方部分3の外面部分及びリングスイッチ5は、ハンドピース1のハンドピース本体2に対して着脱可能とされるスリーブ50の構成要素とされる。スリーブ50は、ハンドピース1のハンドピース本体2からその前方側に取り外すことが可能とされており、それにより、スリーブ50が形成する、ハンドピース1における前方部分3の外面部分であって患者に接触するものとされる部分、についての清掃及び消毒を簡単に行えることになる。
図2から図4は、ハンドピース1に備えられる、検査される歯の部位における上述の虫歯部分等の存在についての認識のために必要とされる視覚的検査装置170の第1の例の構成要素を示す。従来知られた視覚的検査装置が用いられる場合と同様に、図2から図4に示される視覚的検査装置170による検査が行われるにあたっては、検査されるべき歯の部位に照射光が当てられ、その照射光の照射に応答して歯から発せられる応答光が検出される。それゆえ、ハンドピース1に備えられる視覚的検査装置170の主要構成要素は、照射光を発する光源,歯からの応答光を検出する検出手段,検出された応答光についての評価を行う評価手段、及び、照射光を検査されるべき歯の部位に伝送し、また、歯からの応答光を評価手段に伝送する伝送手段とされる。
図2に示される視覚的検査装置170の場合、照射光を発する手段である光源は、実質的に単色光を発生するレーザダイオード20によって形成される。特に、照射光は、波長を600nmと670nmとの間のもの、好ましくは、およそ655nmとするものとされる。このような波長が、レーザダイオード20の出力の観点からの都合良さ及び照射光と歯の表面からの応答光との間のスペクトル差の観点からの都合良さを両立させるからである。
以下、ハンドピース1に備えられる視覚的検査装置170の機能は、照射光を受けた歯の表面から照射光に反応して発せられる蛍光が評価されることになる蛍光診断の場合を例にとって説明される。但し、斯かる説明は、照射光及び/又は応答光として上述以外の波長の光を用いる場合、あるいは、所謂、反射光分光器を用いて、歯の表面において如何なる波長の光が如何様に反射されたかを検査する場合についても、適用され得るものである。
レーザダイオード20から発せられた照射光Aは、レーザダイオード20の前方に配されたレンズ21及びレーザダイオード20からの光を望ましい波長領域に制限する光学フィルタ22を通じて、光導体23に入射する。この光導体23は、例えば、直径をおよそ0.5mmとする一本の光ファイバによって形成される。勿論、光導体23は、多数の光ファイバの束によって形成されてもよい。光導体23は、その前端部において、それと同様な光導材料により形成された曲線状ファイバロッド30に接している。それにより、照射光Aは、曲線状ファイバロッド30を通じて偏向され、診断プローブ10にその端面から入射する。曲線状ファイバロッド30は、好ましくは、例えば、各々が直径を0.1mmとするものとされた多数の光学ファイバが束ねられ、全体の直径がおよそ1.4mmとなるように形成されたものとされる。
診断プローブ10の構成の詳細については、斜視図である図5に示される。この診断プローブ10は、歯間スペースについての検査に用いられる。診断プローブ10における重要な構成要素は、透明材料で形成された細長い光学楔部11である。照射光Aは、光学楔部11の下端部から導出されて検査されるべき歯間スペースに向けられる。光学楔部11を形成する材料として、例えば、プラスチックあるいはサファイアを採用することが考えられる。プラスチックが採用される場合には、壊れる虞が少なく、さらに、製造コストが安いという利点が得られる反面、使い減りが現れやすく寿命の点で不利となるという欠点を伴う。
特に図4に示されるように、照射光Aは、歯間スペースの検査を可能にすべく、光学楔部11からその長手方向軸の側方に導出される。そのため、透明材料で形成された光学楔部11の先端部には、光学楔部11の長手方向軸に対して、例えば、およそ40°〜45°とされる角度αをなす傾斜面部13が設けられる。この傾斜面部13に上方から入射した照射光Aは、傾斜面部13において全反射され、光学楔部11の側面部分から導出される。傾斜面部13は、照射光Aを偏向させるべく、ミラー処理が施されたものとされてもよい。
照射光Aの照射に応じて歯の表面から発せられる応答光Fは、照射光Aとは逆の方向に伝送される。応答光Fは、先ず、光学楔部11にその側面部分から入射し、その後、傾斜面部13において反射されて診断プローブ10の端面に向かい、曲線状ファイバロッド30に入射する。そして、応答光Fは、曲線状ファイバロッド30の端部から、光ファイバ束31に入射する。光ファイバ束31は、照射光Aを伝送する光導体23として機能するとともに応答光Fを伝送する検出ファイバ41としても機能する。
検出ファイバ41は、好ましくは、直径を0.25mmとするものとされる。そして、検出ファイバ41を通じて、応答光Fが検出ユニット40に達する。検出ユニット40は、応答光Fの検出及び検出された応答光Fについての分析評価を行い、その結果に基づいて、検査の対象とされた歯の表面に前述の虫歯部分,歯垢,細菌感染部,結石,歯石等のいずれかが存在しているか否かを決定する動作を行う。
診断プローブ10に関しては、それがハンドピース1の前方部分3に360°回転可能に取り付けられていることにより、ハンドピース1が検査されるべき歯に対して大なる柔軟性をもって取り回されるものとなることが、注目すべき点である。診断プローブ10は、ハンドピース1の前方部分3に取り付けられて保持されるとともに、例えば、清掃のため、あるいは、他の診断プローブとの交換のため、極めて容易にハンドピース1の前方部分3から取り外すことができるものとされる。そのため、ハンドピース1の前方部分3の内部には、診断プローブ10に対する円筒ガイド8及び係止ピン6が設けられる。係止ピン6は、スプリング7によって円筒ガイド8内に配された診断プローブ10を押圧するものとされ、それによって、診断プローブ10を円筒ガイド8内に位置決めする。
係止ピン6の半球状に形成された前端部は、光学楔部11に対する保持部12の外周面部に設けられた環状溝14に係合し、それによって、診断プローブ10が、ハンドピース1に、回転可能に取り付けられた状態が得られる。保持部12には、ハンドピース1の使用者が保持して回転させるため指を掛け易くする円板状もしくは環状の突出部12aが設けられており、ハンドピース1の使用者は、斯かる突出部12aを利用して診断プローブ10を手で回転させる。保持部12は、光学楔部11が挿入されて位置決めされる細長い透孔を有しており、光学楔部11の交換を可能にしている。保持部12内における光学楔部11の所定の配置あるいは向きは、光学楔部11に設けられた突起11aが、保持部12に設けられた、突起11aに対応する切欠きに係合することによって設定される。
また、診断プローブ10が、ハンドピース1の長手方向軸に対して直角に保持されるのではなく、好ましくは、およそ80°とされる角度βをもって僅かに傾斜して保持されることも、注目すべき点である。このようにされることにより、この出願の発明に係る歯科用装置は、人間工学的に極めて好ましい状態で取り扱うことができるものとなる。
診断プローブ10がハンドピース1によって取り外し可能に保持されていることは、検査後、診断プローブ10を、ハンドピース1から取り外して、ハンドピース1の他の構成要素とは別に、清掃し消毒することができるという利点をもたらす。さらには、それにより、診断プローブ10を容易に交換することができ、また、別の異なる形状を有した診断プローブとの交換を容易に行うことができるという利点も得られる。その結果、検査されるべき歯の場所あるいは表面の形状に応じて、それに適した形状に形成された色々な診断プローブを使うことができることになる。
図6及び図7は、この出願の発明に係る歯科用装置の一例に備えられる視覚的検査装置170を構成すべく用いることができる診断プローブの他の例を示す。
図6に示される診断プローブ110は、歯茎ポケットについての検査及び歯根部分における歯茎結石の位置確認についての検査に用いられる、所謂、パロプローブとされている。歯における他の歯に隣接する部分あるいは歯間スペースについての検査に使用される前述の診断プローブ10とは異なり、診断プローブ110には、傾斜面を有した先端部でなく、単に平坦面とされた先端部が設けられている。それにより、その先端部の平坦面を通じて、極めて細い光束とされた照射光が導出されて、その照射光が検査されるべき部位に集中的に当てられることになり、診断プローブ110の周囲に導出される照射光は生じない。
斯かるパロプローブである診断プローブ110も、光導材料で形成され、光導出先端部113を有した細長い光学楔部111を備えており、光学楔部111は、円板状の突出部112aを有する保持部112によって保持されている。そして、光学楔部111には、保持部112に設けられた切欠きに係合する突起111aが設けられている。保持部112には、その後方部分に環状溝114が設けられており、その環状溝114がハンドピースに係合することにより、診断プローブ110がハンドピースに取り付けられた状態が得られる。
図7に示される診断プローブ210は、歯における亀裂が生じる部位、即ち、歯の噛み合わせ面部あるいは外表面部についての検査に使用される。この診断プローブ210には、切り詰められた円錐形の前方先端部213を有した円柱状光ロッド部211が備えられている。そして、診断プローブ210にあっては、照射光の導出と応答光の入射とが、長手方向軸に沿う方向に行われる。この診断プローブ210も、円板状の突出部212aとハンドピースへの取外し可能とされる取付けのために要される環状溝214とが設けられた保持部212を備えている。
上述の図6及び図7に示される診断プローブ110及び210の場合、照射光の導出と応答光の入射とが、常時各々の長手方向軸に沿う方向に行われるので、診断プローブ110及び210の夫々の全体が回転可能とされることは必要とされない。
図2から図4に示される視覚的検査装置170にあっては、ハンドピース1における前方部分3における照射光A及び応答光Fの伝送が、その一端部において一本の光ファイバもしくは多数の光ファイバの束によって形成される光導体23及び検出ファイバ41として機能する光ファイバ束31に接するものとされる曲線状ファイバロッド30を通じて行われる。それに対して、図8に示されるこの出願の発明に係る歯科用装置の例に備えられる視覚的検査装置170の第2の例にあっては、曲線状ファイバロッド30は用いられず、それに代わって、光ファイバの束によって形成された照射光用の光導体23と応答光用の検出ファイバ41とが、共通の光ファイバ束31を形成するものとして纏められて用いられている。光ファイバ束31は、診断プローブ10の後端部に入り込むように伸び、診断プローブ10への照射光の導出と診断プローブ10からの応答光の入射とが直接的に行われるものとされている。斯かる光ファイバ束31を通じて、照射光Aの伝送と応答光Fの伝送とが行われるが、光ファイバ束31は、例えば、照射光Aを伝送する光導体23が中央部に配され、その光導体23の周囲を包囲して、応答光Fを伝送する検出ファイバ41が配されるものとされる。
図2から図4に示される例及び図8に示される視覚的検査装置170の例のいずれにおいても、検出ファイバ41は、応答光を検出する検出ユニット40に通じている。この検出ユニット40の構成についての詳細は、以下にその一例ついて図9が参照されて述べられる。
検出ユニット40の主たる構成要素の1つは、応答光Fを検出して評価する検出・評価手段を構成するフォトダイオード42であり、このフォトダイオード42は、応答光Fを検出して、検出された応答光Fをその強さに対応した電気信号に変換し、応答光Fについての評価を行う。応答光Fの強さは、検査された歯の部位に蛍光発生物質が存在するか否かをあらわす。
フォトダイオード42、即ち、応答光をその強さに対応した電気信号に変換するシリコンチップは、相当に感度の良い電子部品であるので、できる限り、外的影響あるいは変動から守られなくてはならない。図9に示される例にあっては、フォトダイオード42は、その全体がハンドピース1内に配されるハウジング43に内蔵される。ハウジング43からその側方に突出するピン44は、ハンドピース1内の平面部材に係合してハウジング43の位置決めに寄与する。
検出ファイバ41を通じて伝送される応答光Fは、できる限り効率的に評価されるものとなるように、できる限り正確にフォトダイオード42に導かれることが必要とされる。そのため、ハウジング43の前面部に、検出ファイバ41が挿入される開口部45が円筒内孔を成すものとして設けられている。この開口部45により、検出ファイバ41は、応答光Fが直接にフォトダイオード42に入射することになるように保持される。さらに、開口部45には係合係止部が設けられていて、この係合係止部により、検出ファイバ41が望ましい位置に位置決めされて保持される。
また、ハウジング43には、応答光Fに含まれる評価に不要な波長成分を除去するフィルタ46が内蔵されている。斯かるフィルタ46の存在により、応答光Fに含まれる波長成分のうちの歯における蛍光発生物質についての診断に適したもののみが、フォトダイオード42により検出され評価されることになる。図9に示される例にあっては、照射光Aが波長をおよそ655mmとするものとされて診断が行われるので、フィルタ46は、例えば、応答光Fに含まれる波長成分のうちの波長が680mmを超えるものを通過させるように設定される。
上述のような図9に示される構成は、著しい小型化が図られたものであるだけでなく、応答光Fについての評価をできる限り効率的かつ正確に行うことができるものとなる。
図10及び図11は、この出願の発明に係る歯科用装置の例に備えられる視覚的検査装置170の第3の例及び第4の例を示す。
図10に示される視覚的検査装置170の例にあっては、照射光と応答光との両者を伝送する光ファイバ束31が備えられているが、この光ファイバ束31は、照射光用の光ファイバ束と応答光用の光ファイバ束との二つに分けられることなく、その一端部が光ビームスプリッタを形成する光分割ミラー32に向けられている。この光分割ミラー32は、半透明とされていて、照射光及び応答光の夫々がそれに入射するとともにそれから導出される。
光分割ミラー32は、光ファイバ束31における後方部分の光学軸に対して傾斜した状態で配されており、レーザダイオード20から入射する照射光Aについては大部分を反射させ、検出ユニット40に向かう応答光Fについては大部分を透過させる。光分割ミラー32が或る波長成分について適正に透過させるとともに他の波長成分について適正に反射させるべくコーティングされているものである限り、図10に示されるレーザダイオード20及び検出ユニット40の夫々の配置位置は、相互に入れ換えることが可能であり、その際には、光分割ミラー32は、レーザダイオード20から入射する照射光Aについては大部分を透過させ、検出ユニット40に向かう応答光Fについては大部分を反射させる。
一方、図11に示される視覚検査装置170の例にあっては、照射光と応答光との両者に共通の光ファイバ束は、完全に排除されており、それに代えて、レンズとミラーとが用いられて、照射光が診断プローブ10に向けて導かれるとともに、応答光が照射光とは逆方向に導かれる。図10に示される例において用いられている光ファイバ束31に代えて、ハンドピース1の前方部分に配されて、照射光及び応答光の夫々を偏向させる偏向ミラー33が用いられている。そして、偏向ミラー33と同様にハンドピース1の前方部分に配された収束レンズ34により、照射光が光束を形成するものとして偏向ミラー33に入射するものとされ、また、応答光が光束を形成するものとして光分割ミラー32に入射するものとされる。光分割ミラー32における照射光及び応答光の夫々の入射及び導出については、図10に示される例の場合と同様である。
既述のように、歯科用の視覚的検査装置170にあっては、患者に接触することになる部品が効果的に清掃及び消毒を行えるものとされることが極めて重要である。上述のこの出願の発明に係る歯科用装置の例にあっては、視覚的検査装置170を構成する全ての構成要素がハンドピース1に納められているので、応答光についての制御及び評価を行うための電子部品をハンドピース1の外部に臨ませることが寸法上困難とされるという問題を生じる虞がある。また、視覚的検査装置170の消毒に、従来一般的に使用されている高温空気消毒法が用いられる場合には、電子部品が損傷を受ける虞があるので、電子部品の損傷を防ぐ対策がとられなくてはならない。
このような問題に対する解決については、最小限の電子部品を内蔵して患者に接触することになる部品とされ、ハンドピース1の本体部から取り外して個別に消毒することができるスリーブを、ハンドピース1の構成要素として設けることによって図ることができる。図12から図15までに明瞭に示されるように、の発明に係る歯科用装置の例は、このようなスリーブ50を備えたものとされている。
図12は、着脱可能とされたスリーブ50がハンドピース本体2から取り外された状態におかれたハンドピース1を示す。スリーブ50は、図13に、ハンドピース本体2から取り外された状態をもって示されている。
スリーブ50は、ハンドピース本体2に取り付けられた際には、ハンドピース本体2の前方部分を包囲してハンドピース1の前方部分3の外面部分を成す部分3aを有しており、視覚的検査装置170を構成する内部構成要素を患者に接触させることなく、部分3aをもって患者に接触するものとなる。そして、スリーブ50は、診断プローブがハンドピース1から取り外されている状態のもとで、ハンドピース本体2からその前方側に取り外され、あるいは、ハンドピース本体2にその前方側から取り付けられる。スリーブ50の後端部に設けられた係合ピン50aは,スリーブ50をハンドピース本体2に取り付けられた状態で位置決め固定する。スリーブ50のハンドピース本体2への取付けは、ハンドピース本体2の中間部分に配されて、ハンドピース本体2の後方部分に対するシーリングを行うO−リング50bによって、さらに安定したものとされる。
スリーブ50にあっては、簡単に清掃及び消毒を行うことができる消毒可能な材料で形成されることが重要である。そして、既述のように、ハンドピース1における主要電子部品は、スリーブ50に配されるのではなく、ハンドピース本体2における消毒が要されない部分に残される。
ハンドピース1は、その使用中においては、殆どの場合、その前方部分が使用者の指によって保持された状態におかれるので、ハンドピース1を手にした使用者が、ハンドピース1を持ち直すことなく、照射光を発する光源に動作状態をとらせて検査を始められるものとされることが望まれる。そのため、消毒処理による損傷を受けないものとされ、スリーブ50がハンドピース本体2に取り付けられたもとで作動せしめられる、リングスイッチ5が設けられている。リングスイッチ5の構成については、以下に図14及び図15が参照されて詳細に述べられる。
リングスイッチ5は、一方がスリーブ50に配され、他方がハンドピース本体2に配されるものとされる二つの構成要素から成る。リングスイッチ5を構成するハンドピース本体2に配される構成要素は、ハンドピース1内に敷設される電線52を遮断する。そして、斯かるハンドピース本体2に配される構成要素は、隙間53bを挟んで相互離隔するものとされた二つの環状電導体53aが配された円筒状プラスチックスリーブ53とされており、二つの環状電導体53aの夫々にハンドピース1内に敷設される電線52の一端が接続されている(図14参照)。そして、二つの環状電導体53aが電気的に短絡されるとき、電線52が短絡される状態とされて、視覚的検査装置170が作動せしめられる。
二つの環状電導体53aの電気的短絡を生じさせるため、スリーブ50内に複数のコンタクト部材を成す複数の平板状コンタクト51が備えられている。平板状コンタクト51は、リングスイッチ5を形成する柔軟性を有した環状部材として形成されたスイッチカバー5aに設けられており、このスイッチカバー5aは、スリーブ50の一部を成すものとして、スリーブ50がハンドピース本体2に取り付けられた状態のもとで、二つの環状電導体53aに対応する位置をとるものとされる。そして、スリーブ50におけるスイッチカバー5aが外方から押圧されると、少なくとも一つの平板状コンタクト51が二つの環状電導体53aに押し付けられて、二つの環状電導体53aを相互短絡させる。それにより、視覚的検査装置170が作動状態とされる。
図14及び図15に示されるようにスリーブ50の内側に設けられた複数の分割された平板状コンタクト51に代えて、例えば、加硫処理された硬質ゴム(エボナイト)とされる絶縁材料で形成されたスリーブ50の内側に、一体化された環状導電部材を設けることもできる。スリーブ50の内側に配される複数の分割された平板状コンタクト51あるいは一体化された環状導電部材を形成するに適した材料としては、例えば、カーボン(炭素)材料が挙げられる。さらに、スリーブ50における少なくともリングスイッチ5の部分を、柔軟性を有した導電材料で形成することも考えられる。
上述の構成において重要なことは、複数の分割された平板状コンタクト51も、スリーブ50と一緒に消毒される必要があるということである。それゆえ、複数の分割された平板状コンタクト51が、高温空気消毒の際の高温に対する耐久性を有した材料で形成されることが、視覚的検査装置170を作動状態とするリングスイッチ5を消毒による損傷等を受け難いものとするため望まれる。一方、リングスイッチ5を構成する二つの環状電導体53a及び視覚的検査装置170の全体は消毒に供されず、それゆえ、消毒による損傷等を受けることはない。
図16及び図17は、この出願の発明に係る歯科用装置の例の全体構成を示す側断面図及び一部破断斜視図である。図16に明瞭に示されるように、ハンドピース1の構成要素とされるハンドピース本体2の前方部分に視覚的検査装置170が配されており、またハンドピース本体2の後方部分に、視覚的検査装置170に電流供給を行うバッテリ60を収容するバッテリ収容部が備えられている。ハンドピース本体2の後方部分における上端部には、操作及び表示/報知部4が配されている。この操作及び表示/報知部4については、後述される。
また、ハンドピース1は、その時その時の検査結果についての聴覚的報知を行うラウドスピーカも備えている。それにより、例えば、応答光の強さが音声信号の周波数(音の高さ)及び/又は音量としてあらわされる。
電流供給に供されるバッテリ60を収容するバッテリ収容部は、バッテリ60の不注意による逆装填が防止されるように構成されている。バッテリ60の逆装填を防止する機構は、図18に示されるように、バッテリ60の陽極部60aが位置することになる部位に、円形切欠き64が設けられた軸受状部63を備えるものとされる。バッテリ60の陽極部60aは、円形切欠き64内に入り込んで、電極部61に当接する。
もし、バッテリ60が陽極部60aと陰極部60bとが逆にされて装填されると、バッテリ60の陰極部60bは、軸受状部63に設けられた円形切欠き64内に入り込むことができないので、電極部61に接触することはない。それにより、ハンドピース1においてバッテリ60が誤って装填されることにより損傷がまねかれる事態が回避される。バッテリ60の陰極部60bは、バッテリ60が正しく装填されたもとで、ハンドピース1の前方部分に設けられた電極部62と接触する。
この出願の発明に係る歯科用装置の例を成すハンドピース1の大なる特徴は、別途配される外部装置から完全に独立したものとして用いることができる点にある。視覚的検査及び検査結果の表示/報知を行うために必要とされる全ての構成要素が、ハンドピース1に配される。とくに、検査結果の表示/報知を行うための構成要素は、以下に述べられるように、ハンドピース1内からハンドピース1の外部に臨むものとされる。
視覚的検査中に得られる検査結果は、必要に応じて、その検査結果を直接的に記憶し、あるいは、その検査結果についての更なる表示等を行う、歯科的処置用とされた中央コンピュータ等に送られることが要される。図19及び図20は、図16及び図17に示されるこの出願の発明に係る歯科用装置の例についての変形例であって、ハンドピース1の後方部分に、検査結果データを電磁波信号として外部ユニットに無線送信することができる通信モジュール65を備えたものを示す。
通信モジュール65は、検査結果データを、光伝送品質が確保され、伝送誤りが実質的に排除される無線データとして伝送するものとされる。また、それに代えて、検査結果データを、赤外線信号あるいは超音波信号として伝送するようにされてもよい。検査結果データが赤外線信号あるいは超音波信号とされて伝送される場合には、極めて経済的な伝送が実現されるが、検査結果データが無線データとして伝送される場合に比して、伝送距離が短いものに制限される。このことは、隣り合わせの二つの部屋に夫々配された二つの視覚的検査装置の間で機能に支障が生じることを回避する必要があるとき等の、特定の状況のもとでの利用価値を生じる。
ハンドピース1に主として検査結果の報知に用いられるラウドスピーカが備えられたもとでは、検査結果データの超音波信号伝送が格別な利点をもたらす。検査結果データの超音波信号伝送が採用されるときには、データ伝送のための更なる構成要素は設けられず、ラウドスピーカに対する適切な制御が行われる。
以下に、この出願の発明に係る歯科用装置の例に備えられる視覚的検査装置170の例における様々な機能及び検査結果についての表示あるいは報知について、図21から図23が参照されるもとでさらに詳細に説明される。
図21及び図22は、ハンドピース1の上側部分に設けられる、各種の機能を果たさせるための操作部4a、及び、その時その時の機能あるいは検査結果を表示あるいは報知するための表示/報知ユニット4bを示す。また、図23は、ハンドピース1に対する使用者による操作の概念を概略的に示す操作手順概略図である。
操作部4aは、全部で5個のキー、即ち、多機能キー(中央キー)70,メモリキー71,メニューキー72及び2個の選択キー73及び74を備えて構成される。これらのキーの夫々についての機能は、図23に示される操作手順概略図が参照されて後述される。
表示/報知ユニット4bは、各時点の検査値を表示するディジタル表示部75,検査値におけるピーク値を表示する表示部76及び使用されている診断プローブの個数を表示する表示部77を備えて構成される。さらに、表示/報知ユニット4bには、ハンドピース1が置かれている状態、あるいは、ハンドピース1において行われている動作を表示する6個の照明されるシンボル78〜83が設けられている。
多機能キー70の操作によって、ハンドピース1を完全にオン/オフすることができる。また、多機能キー70を操作することにより、表示部76により表示される検査値におけるピーク値のリセット、あるいは、ずれの修正を行うことができる。
メモリキー71の機能は、ハンドピース1においてメニュキー72が押されてメニューモードがとられているか否かによって左右される。メニューモードがとられていない場合には、メモリキー71が押されることによって、その時の検査値におけるピーク値についての中央コンピュータへの無線送信が開始され、その様子がシンボル83によって明らかにされる。一方、メニューモードがとられて、特定のメニューが選択されている場合には、メモリキー71が押されることによって、実際の検査値が記憶され、メニューが終了する。
2個の選択キー73及び74の機能も、ハンドピース1においてメニューモードがとられているか否かによって左右される。メニューモードがとられていない場合には、選択キー73の操作により、所定の信号が中央表示/報知ユニットに無線送信され、それによって中央表示/報知ユニットにおいて表示された歯の模型上での検査部位の前進する方向への移動がもたらされ、また、同様にして、選択キー74の操作により、所定の信号が中央表示/報知ユニットに無線送信され、中央表示/報知ユニットにおいて表示された歯の模型上での検査部位の後退する方向への移動がもたらされる。従って、2個の選択キー73及び74は、斯かる場合には、検査部位の移動案内キーとして使用される。一方、メニューモードがとられている場合には、2個の選択キー73及び74の操作により、選択されるメニューについて設定されるべきパラメータの数値が増加する状態もしくは減少する状態がとられる。
メニューキー72は、多数のメニューの中からそのうちの一つを循環式に順次選択して、特定のメニューを呼び出す機能を果たす。多数のメニューは、例えば、「較正」,「診断プローブ選択」,「音量」,「参照値」,「表示/報知動作」等とされる。これらのメニューの夫々の役割については、以下に図23に示される操作手順概略図が参照されて述べられる。
メニュー:「較正」は、視覚的検査装置170についての較正を行うべく選択される。メニュー:「較正」が選択された際には、メモリキー71が押された後、先ず、診断プローブが自由空間に置かれているときの信号である零信号が得られる。次に、診断プローブが参照部材に向けられたもとで、検査動作が行われ、それにより得られる検査結果が視覚的検査装置170についての較正に供される。
メニュー:「診断プローブ選択」は、そのとき取り付けられている診断プローブと所定の番号とを対応させるべく選択される。各検査結果は特定の診断プローブとの対応関係を有するものとされるので、診断プローブと所定の番号との対応付けは、検査結果についてのその後の評価に際して役立つことになる。
メニュー:「音量」は、ラウドスピーカから発せられる検査結果信号に基づく報知の音量の調整を行うべく選択される。メニュー:「音量」が選択されると、検査結果信号のレベルに基づいて虫歯部分等が存在すると決められることになる参照値が定められる状態、あるいは、検査結果についての聴覚的報知が行われる状態がとられる。
この出願の発明に係る歯科用装置の例に備えられる視覚的検査装置170は、通常の動作状態のもとにあっては、所謂、表示/報知動作状態におかれる。その際には、ディジタル表示部75において、照射光を発する光源が作動しているもとでの、検出された応答光の強さについての情報を提供するその時その時の検査値が表示される。また、それとともに、表示部76において、次々と得られる検査値の相互比較が順次行われることによって定められる、検査値におけるピーク値が表示される。このようなピーク値は、記憶されることが望まれる。なぜなら、検査後に、記憶されたピーク値に基づいて、蛍光発生物質の大規模な集合についての診断がなされることになる部位を、再度簡単に探し出せることになるからである。
また、視覚的検査装置170が表示/報知動作状態におかれたもとにあっては、多機能キー70が比較的長く押されることにより、零値を新たに設定するための、ずれの修正が行われる。それに対して、多機能キー70が比較的短く押されるときには、検査値におけるピーク値が零値に戻され、その状態をもって新たな検査が開始されることになる。
このように多数のメニューの夫々に対して統一的な操作系統が設定されるので、当該視覚的検査装置170を備えた歯科用装置の使用者にとっての操作手順が、分かり易く、手際良く進められるものとされる。従って、上述されたこの出願の発明に係る歯科用装置の例に備えられる視覚的検査装置170は、たとえ経験が少ない者であっても、短時間のうちに、適正に操作することができるものとなる。
以上よりして、この出願の発明に係る歯科用装置は、極めて簡単に扱うことができるとともに、衛生面からの要求を十分に満たすことができることを特徴とする、歯の表面の検査に用いられる検査装置として利用できるものである。
この出願の発明に係る歯科用装置の一例であってハンドピースとして構成されたものを示す斜視図である。 図1に示される歯科用装置の例に備えられる視覚的検査装置の第1の例の構成及び配置を示す断面図である。 図2についての部分拡大図である。 図2についての部分拡大図である。 図1から図4までに示される視覚的検査装置に備えられる診断プローブの一例を示す斜視図である。 図1から図4までに示される視覚的検査装置に備えられる診断プローブの他の例を示す断面図である。 図1から図4までに示される視覚的検査装置に備えられる診断プローブのさらに他の例を示す断面図である。 この出願の発明に係る歯科用装置の例に備えられる視覚的検査装置の第2の例を示す断面図である。 図8に示される視覚的検査装置に備えられる検出ユニットの例の構成を示す断面図である。 この出願の発明に係る歯科用装置の例に備えられる視覚的検査装置の第3の例を示す断面図である。 この出願の発明に係る歯科用装置の例に備えられる視覚的検査装置の第4の例を示す断面図である。 この出願の発明に係る歯科用装置の例を構成するハンドピースのハンドピース本体の例の構成を示す側面図である。 図12に示されるハンドピース本体に着脱可能とされるスリーブの例を示す側面図である。 図12に示されるハンドピース本体及び図13に示されるスリーブに設けられるリングスイッチの例の構成を示す一部破断側面図である。 図12に示されるハンドピース本体及び図13に示されるスリーブに設けられるリングスイッチの例の構成を示す断面図である。 この出願の発明に係る歯科用装置の例の全体構成を示す一部破断側面図である。 この出願の発明に係る歯科用装置の例の全体構成を示す一部破断斜視図である。 図17についての部分拡大図である。 この出願の発明に係る歯科用装置の例についての変形例示す一部破断側面図である。 この出願の発明に係る歯科用装置の例についての変形例を示す一部破断斜視図である。 図19及び図20に示される例における操作部を示す部分平面図である。 図19及び図20に示される例における表示/報知部を示す部分平面図である。 図21及び図22に示される操作部及び表示/報知部に関連した動作説明に供される操作手順概略図である。
符号の説明
1・・・ハンドピース, 2・・・ハンドピース本体, 3・・・前方部分, 4・・・操作及び表示/報知部, 4a・・・操作部, 4b・・・表示/報知ユニット, 5・・・リングスイッチ, 5a・・・スイッチカバー, 10,110,210・・・診断プローブ, 12,112,212・・・保持部, 14,114,214・・・環状溝, 20・・・レーザダイオード, 23・・・光導体, 30・・・曲線状ファイバロッド, 31・・・光ファイバ束, 32・・・光分割ミラー, 40・・・検出ユニット, 41・・・検出ファイバ, 42・・・フォトダイオード, 43・・・ハウジング, 50・・・スリーブ, 51・・・平板状コンタクト, 52・・・電線, 53a・・・環状電導体, 65・・・通信モジュール, 170・・・視覚的検査装置

Claims (7)

  1. 検査されるべき歯の部位に向けられる照射光を発する手段(20)と、
    上記照射光の照射に応じて上記照射光を受けた歯の部位から発せられる応答光を検出して評価する検出・評価手段(10;110;210,40) と、
    該検出・評価手段(10;110;210,40) により検出された応答光に基づいて得られる検査結果についての表示あるいは報知を行う表示/報知部(4) と、
    を備え、
    上記照射光を発する手段(20)及び上記検出・評価手段(10;110;210,40) がハンドピース(1) 内に配されたるとともに、上記表示/報知部(4) が上記ハンドピース(1) 内もしくは上記ハンドピース(1) 上に配され、
    上記ハンドピース(1) が、該ハンドピース(1) における患者に接触する前方部分を構成するものとして着脱可能に配されるスリーブ(50)を有し、
    スリーブ(50)が、消毒可能な材料で形成されて、上記照射光を発する手段(20)を作動させるリングスイッチ(5) の一部を構成するコンタクト部材(51)が設けられた環状部材(5a)を備え、
    上記リングスイッチ(5) が、上記環状部材 (5a) に加えて、上記ハンドピース(1) 内に所定の隙間を挟んで相互離隔して配され、該ハンドピース(1) 内に敷設される遮断された電線(52)の相互対向する一端が夫々接続される二つの環状電導体(53a,53a) を含んで構成され、上記二つの環状電導体(53a,53a) が上記コンタクト部材(51)により短絡されるとき上記電線(52)を短絡させることを特徴とする、
    歯の視覚的特性検査するための歯科用装置。
  2. 上記環状部材(5a)が、柔軟性を有したスイッチカバー(5a)とされることを特徴とする請求項1記載の歯科用装置。
  3. 上記スリーブ(50)が、上記ハンドピース(1) に該ハンドピース(1) の前方側から取り付けられるものとされることを特徴とする請求項1又は2記載の歯科用装置。
  4. 上記検出・評価手段(10;110;210,40) が、上記ハンドピース(1) の前方端部に取り付けられた診断プローブ(10;110;210)を含むことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の歯科用装置。
  5. 上記診断プローブ(10;110;210)が着脱可能とされることを特徴とする請求項4記載の歯科用装置。
  6. 上記診断プローブ(110;210) が上記ハンドピース(1) の前方部分に位置決め固定されることを特徴とする請求項5記載の歯科用装置。
  7. 上記診断プローブ(10)が上記ハンドピース(1) に回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項記載の歯科用装置。
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