JP2004021132A - 現像剤回収装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コスト化でき現像剤詰まりを低減した現像剤回収装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】途中に略U字形状部3uの形成された一本の廃トナーパイプ3だけを用いるので、部品点数を削減でき、低コスト化を図ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】途中に略U字形状部3uの形成された一本の廃トナーパイプ3だけを用いるので、部品点数を削減でき、低コスト化を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式によって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に像担持体上などの残留トナーを回収する現像剤回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式による画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、像担持体としての感光ドラムや中間転写体の残留トナー(残現像剤)を回収する廃トナー回収装置(現像剤回収装置)を備えている。
【0003】
例えば、特開平4−31886号公報に記載のように、複数の残留トナーのクリーニング部に対応した複数の廃トナー搬送パイプが1つの回収箱に連通して、1つの回収箱にまとめて回収する構成がある。
【0004】
また、特許第3175613号公報に記載のように、廃トナー搬送手段が螺旋回転体を内部に配した少なくとも2ヶ所以上の曲り部のある円筒状パイプの構成で、螺旋回転体の駆動伝達端に近い側の曲げ半径を遠い半径よりも大きくした形状のパイプである構成がある。
【0005】
また、特開平11−249418号公報に記載のように、複数の現像器にそれぞれ設けられた排出管から劣化した現像剤を一ヶ所に集中する共通配管を設けた廃トナー回収装置がある。
【0006】
従来の特開平11−249418号公報に記載された技術を図13で説明する。
【0007】
感光ドラム1(以下ドラムと称す)はA方向に不図示のモータにより回転し、ドラム1の周囲には、帯電器2、露光装置30、ロータリー式現像器4、一次転写ロール10、ドラムクリーナ11が配置されている。
【0008】
ロータリー式現像器4には、イエロ現像器4Y、マゼンダ現像器4M、シアン現像器4C、ブラック現像器4Kが設けられている。
【0009】
ドラム1に順次形成された各色のトナー像は一次転写ロール10によって中間転写ベルト50(以下ベルトと称す)に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。ベルト50はロール60,70,80,90によって張架されている。
【0010】
ベルト50の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーナ13が設けられている。
【0011】
2次転写ロール12によって、不図示のシート搬送装置から搬送されたシートPはトナー像が転写され、不図示の定着器に搬送される。
【0012】
ドラムクリーナ11で除去された廃トナーは、ドラムクリーナ11内部の廃トナー搬送スクリュー14から廃トナー回収箱17に連通した廃トナーパイプ15を搬送されて廃トナー回収箱17に回収される。
【0013】
ベルトクリーナ13で除去された廃トナーは、ベルトクリーナ13内部の廃トナー搬送スクリュー21から廃トナー回収箱17に連通した廃トナーパイプ22を搬送されて回収箱17に回収される。
【0014】
現像器4Y,4M,4C,4Kから回収された使用済み現像剤は廃トナーパイプ25から廃トナーパイプ22に搬送されて廃トナー回収箱17に回収される。
【0015】
廃トナーパイプ22の内部には不図示のモータにより駆動する廃トナー搬送スクリューが実装されており、廃トナーを搬送する構成である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の廃トナー回収装置の場合には、複数の廃トナー搬送パイプを設けた構成であるため、複数の駆動手段(モータ、駆動ギア、駆動ギア軸など)が必要になる。また、複数の廃トナー搬送手段(スクリューなど)が必要となる。このため、部品点数が増加し低コスト化の障害になっている。
【0017】
また、廃トナー搬送方向が重力に対して逆らう方向(略上方向)であるために、廃トナーパイプ内にある程度の廃トナーが存在しないと廃トナー搬送が難しいために、常に廃トナーがパイプ内にある構成であるので、廃トナーの詰まるおそれが高くなっていた。
【0018】
さらに、複数の廃トナーを生じるユニットと廃トナーパイプを連通する連通部においても、複数の廃トナーを生じるユニットに対応して設けているために、部品点数が増加し省スペース化、低コスト化の障害になっている。
【0019】
特開平4−31886号公報に記載の廃トナー回収装置では、複数のストレート形状のパイプを複数組み合わせることで廃トナー搬送パイプを形成している。そのために、複数の駆動源が必要になる。ストレートパイプを組み合わせるために、ジョイント部では上にあるパイプから下にあるパイプへと廃トナーを搬送しなければならず、ジョイント部において廃トナーの詰まるおそれの高い構成である。また、廃トナーパイプの配置する自由度が少ない点も課題として挙げられる。
【0020】
特許第3175613号公報に記載の廃トナー回収装置では、2ヶ所以上の曲り部のある廃トナーパイプの形状について制約がある。また、クリーニング部からの廃トナーの受け渡しがパイプの水平部分である構成である。廃トナー回収箱への廃トナー搬送部が2ヶ所あるために、複数の駆動源が必要になる。このような構成のために、パイプを配置する自由度が減少するとともに、低コスト化の妨げとなっている。
【0021】
特開平11−249418号公報に記載の廃トナー回収装置では、廃トナー回収箱への廃トナー搬送部が2ヶ所あるために、複数の駆動源が必要になる。このような構成のために、パイプを配置する自由度が減少するとともに、低コスト化の妨げとなっている。
【0022】
特開平11−249418号公報に記載のロータリー式現像器4の使用済み現像剤には、2成分トナーの1つの成分には磁性体の資質を有する磁性体物質が含まれる。一般的には、外形の大きさが約10μm程度の鉄を主な原料とした磁性体の粉である。そのために、廃トナーパイプ内部では,廃トナー搬送スクリューと廃トナーパイプ内壁との間に磁性体物質が混入することで、廃トナーパイプ内壁、廃トナー搬送スクリューの摩耗が増加するおそれがある。
【0023】
本発明は上記の従来技術に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、低コスト化でき現像剤詰まりを低減した現像剤回収装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の現像剤回収装置にあっては、
不必要な現像剤を除去する複数の現像剤除去部から生じる現像剤を共通の現像剤回収箱に回収する現像剤回収装置であって、
連続した一本の現像剤搬送パイプを備え、
該現像剤搬送パイプに複数の開口部を設け、
該複数の開口部が複数の現像剤除去部にそれぞれ連通していることを特徴とする。
【0025】
前記現像剤搬送パイプに、現像剤搬送方向を略反対方向に向かせるような略U字形状部を少なくとも一つ設けたことが好適である。
【0026】
前記略U字形状部は、重力方向で上から下へ現像剤を搬送するように配置されたことが好適である。
【0027】
前記複数の開口部のうち前記現像剤搬送パイプの上流側の開口部は、常に前記現像剤搬送パイプの下流側の開口部に対して重力方向で上側又は略水平に位置することが好適である。
【0028】
複数の現像剤除去部から生じる現像剤の少なくとも1つは、2成分現像器からの使用済み現像剤であることが好適である。
【0029】
2成分現像器からの使用済み現像剤を前記現像剤搬送パイプへ受け入れる前記開口部は、前記現像剤回収箱の一番近くに位置することが好適である。
【0030】
前記現像剤搬送パイプの内部に、現像剤を前記現像剤回収箱に搬送する現像剤搬送手段を備えたことが好適である。
【0031】
前記現像剤搬送手段は、駆動伝達部と現像剤搬送部とからなり、
前記駆動伝達部は、前記現像剤搬送手段の一端部の駆動伝達手段を取り付けるための軸部であり、
前記現像剤搬送部は、コイル形状の螺旋スクリューであり、
前記軸部と前記螺旋スクリューは結合されていることが好適である。
【0032】
不必要な現像剤を除去する複数の現像剤除去部から生じる現像剤を共通の現像剤回収箱に回収する現像剤回収装置であって、
前記現像剤回収箱に通じる現像剤搬送パイプを備え、
該現像剤搬送パイプと、少なくとも2つ以上の現像剤除去部と、の間を共通で連通した共通連通部を設けたことを特徴とする。
【0033】
前記共通連通部には、少なくとも2つ以上の現像剤除去部のそれぞれから現像剤を排出する複数の排出部が存在することが好適である。
【0034】
前記複数の排出部のうち下方の排出部は、上方の排出部からの現像剤が降り注がない場所に位置することが好適である。
【0035】
前記共通連通部には、前記複数の排出部のうち上方の排出部からの現像剤が下方の排出部に降り注がないようにする現像剤避け部を設けたことが好適である。
【0036】
前記共通連通部は、前記現像剤搬送パイプに向かうほど内部空間が拡がっていく形状であることが好適である。
【0037】
前記共通連通部を共通に用いる現像剤除去部から生じる現像剤は、2成分現像器からの使用済み現像剤と、中間転写体上をクリーニングした際の残現像剤と、であることが好適である。
【0038】
前記複数の排出部の少なくとも一つを前記共通連通部に対して着脱可能に設けると共に、前記共通連通部に着脱可能な排出部が装着される装着部を設けたことが好適である。
【0039】
前記現像剤搬送パイプの内部に、現像剤を前記現像剤回収箱に搬送する現像剤搬送手段を備えたことが好適である。
【0040】
前記廃現像剤搬送手段は、駆動伝達部と現像剤搬送部とからなり、
前記駆動伝達部は、前記現像剤搬送手段の一端部の駆動伝達手段を取り付けるための軸部であり、
前記現像剤搬送部は、コイル形状の螺旋スクリューであり、
前記軸部と前記螺旋スクリューは結合されていることが好適である。
【0041】
本発明の画像形成装置にあっては、
上記の現像剤回収装置と、
現像剤像を形成する像担持体と、
該像担持体へ現像剤を付与する2成分現像器と、
前記像担持体から現像剤像を転写される中間転写体と、
を備え、
前記複数の現像剤除去部は、前記像担持体をクリーニングした際の残現像剤を除去する部位と、前記2成分現像器からの使用済み現像剤を除去する部位と、前記中間転写体上をクリーニングした際の残現像剤を除去する部位と、であることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0043】
(第1の実施の形態)
図1、図2を参照して、第1の実施の形態について説明する。図1は第1の実施の形態の廃トナー回収装置を説明する斜視図、図2は画像形成部と廃トナー回収装置の配置を説明する図である。
【0044】
本実施の形態の廃トナーパイプ3(現像剤搬送パイプ)には、ドラム1(像担持体)、ベルト50(中間転写体)、ロータリー式現像器4(2成分現像器)から生じる廃トナーを受け入れる開口部3d,3e,3fが設けられている。
【0045】
ドラム1をクリーニングするドラムクリーナ11と連通した連通部6、ベルト50をクリーニングするベルトクリーナ13と連通した連通部7、さらにロータリー式現像器4の使用済み現像剤(以下廃トナーと同意で用いる)を排出する連通部8が、廃トナーパイプ3にそれぞれの開口部3d,3e,3fでジョイントされている構成である。
【0046】
各ユニットから生じた廃トナーはそれぞれの連通部6,7,8を自由落下により廃トナーパイプ3の内部に搬送され、廃トナーパイプ3の内部に設けられている不図示の廃トナー搬送スクリューによって廃トナー回収箱17に搬送される。
【0047】
廃トナー搬送スクリューには、片方の端部に駆動ギア5があり、不図示の駆動モータにより駆動を伝達されている。廃トナー搬送スクリューの廃トナー搬送部は、断面が略円形または長方形のコイル形状の螺旋スクリューである。廃トナー搬送スクリューの端部には駆動ギア5を取り付けるための軸部があり、螺旋スクリュー部と結合されている。
【0048】
本実施の形態では、駆動伝達側である廃トナー搬送の上流側での廃トナー搬送方向と廃トナー回収箱での廃トナー搬送方向とが略反対方向に向くように廃トナーパイプ3の形状の一部に略U字形状部3uを形成したパイプ形状である。
【0049】
廃トナーパイプ3の各クリーニング部からの廃トナー受け入れ開口部は、廃トナーパイプ3のストレート部3a,3bに設けられている。
【0050】
本実施の形態の廃トナーパイプ3に設けられている廃トナー搬送方向の上流部に位置する廃トナー受け入れ部の開口部と次に設けられている下流側の開口部との配置関係は、下流側の開口部位置が常に重力方向に対して略水平方向、または、水平方向より下側に配置する構成である。
【0051】
具体的には、図1に示すように、連通部6の開口部3dと連通部7の開口部3eの位置関係は、重力方向の下側に開口部3eがある。連通部7の開口部3eと連通部8の開口部3fの位置関係は、略水平である。
【0052】
ロータリー式現像器4の使用済み現像剤には、2成分現像剤の1つの成分である磁性体の資質を有する磁性体物質が含まれる。一般的には、外形の大きさが約10μm程度の鉄を主な原料とした磁性体の粉である。そのために、廃トナーパイプ内部では,廃トナー搬送スクリューと廃トナーパイプ内壁の間に磁性体物質が混入することで、廃トナーパイプ内壁、廃トナー搬送スクリューの摩耗が増加するおそれがある。
【0053】
しかしながら、本実施の形態では、ロータリー式現像器4の使用済み現像剤の廃トナーパイプ3への受け入れ部である開口部3fを廃トナー回収箱17に一番近い位置に配置してある。
【0054】
このため、ロータリー式現像器4の使用済み現像剤が廃トナーパイプ3に受け入れられる開口部3fを廃トナー回収箱17に一番近い位置に配置することで、廃トナーパイプ3と廃トナー搬送スクリューの摩耗する廃トナーパイプ内の廃トナー搬送距離を少なくでるので、摩耗による影響が減少できる。
【0055】
以上の本実施の形態では、一部に略U字形状部3uを有する廃トナーパイプ3によって、少ない空間に、廃トナーを回収するための廃トナーパイプ3、廃トナー回収箱17、駆動部の配置を可能にできるので省スペース化ができる。
【0056】
また、廃トナーパイプ3のストレート部に開口部3d,3e,3fが設けられているので、廃トナーの搬送がスムーズで廃トナーの詰まりが減少できる。
【0057】
隣り合う開口部3d,3e,3fの位置関係を廃トナー搬送の下流に位置する開口部が重力方向で略水平方向、または、水平方向より下側に配置することで、廃トナー搬送を重力に逆らはない構成である。これにより、廃トナーパイプ3内のトナーが少なくても廃トナー搬送がスムーズにできるので、廃トナーパイプ3の詰まりを減少できる。
【0058】
以上のように、一本の廃トナーパイプ3だけを用いるので、部品点数を削減でき、低コスト化を図ることができる。
【0059】
次に、図2を用いて画像形成の動作を説明する。
【0060】
帯電器2により帯電されたドラム1上に、露光装置30によってドラム1上に静電潜像が形成される。静電潜像は現像部に送られてトナー像が形成され、一次転写ロール10でベルト50上にトナー像が転写される。ベルト50上のトナー像は二次転写ロール12により、不図示のシート搬送装置によって搬送されたシートPにトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートPは不図示の定着手段により定着され、機外へと排出されて一連の画像形成動作が終了する。
【0061】
ドラム1上の一次転写残トナーはドラムクリーナ11によって除去され、クリーナ内部の廃トナー搬送スクリュー14で連通部6に搬送される。廃トナーは連通部6の内部を自由落下して廃トナーパイプ3の開口部3dから不図示の廃トナー搬送スクリューに受け渡されて、廃トナー回収箱17に搬送される。
【0062】
また、ベルト50上の二次転写残トナーはベルトクリーナ13によって除去され、クリーナ内部の廃トナー搬送スクリュー21で連通部7に搬送される。廃トナーは連通部7の内部を自由落下して廃トナーパイプ3の開口部3eから不図示の廃トナー搬送スクリューに受け渡されて、廃トナー回収箱17に搬送される。
【0063】
ここで、本実施の形態の画像形成装置では、ロータリー現像器4には、2成分現像剤を用いたイエロ現像器4Y、シアン現像器4C、マゼンダ現像器4Mを設けた構成である。
【0064】
ブラック現像器4Kは、一成分からなるトナーを用いており、ブラック現像器4Kからは使用済み現像剤が発生しないので、ブラック現像器4Kを独立させることができ、使用頻度の多いモノクロ画像の画像形成においてサービス性の向上を可能にしている。
【0065】
ロータリー式現像器4内部の各色の現像器からの使用済み現像剤はロータリーの略回動中心に配置されている搬送スクリュー4sによって連通部8に搬送される。廃トナーは連通部8の内部を自由落下して廃トナーパイプ3の開口部3fから不図示の廃トナー搬送スクリューに受け渡されて、廃トナー回収箱17に搬送される。
【0066】
(第2の実施の形態)
図3、図4を用いて第2の実施の形態を説明する。
【0067】
第2の実施の形態では、廃トナーパイプ3の経路を図3のようにしたものである。
【0068】
廃トナーパイプ3は、画像形成の各ユニットに駆動を伝える駆動手段、機内のエアーフローダクト、電気基板などの影響を受けて、配置が決定されるものである。本発明は、このように制約の多い廃トナーパイプ経路においても、一ヶ所以上に略U字形状部を設けた廃トナーパイプを用いて廃トナーパイプ経路を構成する。
【0069】
第2の実施の形態での廃トナーパイプ3は、第1の実施の形態と比べると、図1の廃トナーパイプ3の3r部分が無い構成であるので、第1の実施の形態よりもシンプルな形状のパイプである。
【0070】
このように、廃トナーパイプ3にR部が少ない分、トナーの詰まりの軽減、低コスト化ができる。
【0071】
(第3の実施の形態)
図5を用いて第3の実施の形態を説明する。
【0072】
第3の実施の形態での廃トナーパイプ3は、第1の実施の形態と比べると、図1のR部3rと傾斜ストレートパイプ部3aが無い構成であり、略水平に廃トナーパイプ3を配置している。
【0073】
以上の第2の実施の形態と第3の実施の形態から分かるように、本発明は廃トナーの受け入れ開口部(連通部)を廃トナーパイプのストレートパイプのどの位置に配置しても良い。
【0074】
このように、本実施の形態でも第2の実施の形態と同様に、廃トナーパイプ3の形状がシンプルになるので、R部が少ない分、トナーの詰まりの軽減、低コスト化ができる。
【0075】
(第4の実施の形態)
図6を用いて第4の実施の形態を説明する。
【0076】
第4の実施の形態での廃トナーパイプ3は、2ヶ所の略U字形状部3u,3u’を設けた構成である。
【0077】
第2の実施の形態で説明したように廃トナーパイプ3は、制約を受けながら経路を決めなくてはならない。また、廃トナー回収箱17の配置によっても経路が決められる。
【0078】
第4の実施の形態では、第2の実施の形態よりもさらに廃トナーパイプ3の配置ラチチュードを広げた構成である。
【0079】
各廃トナー受け入れの連通部6,7,8の位置と廃トナー回収箱17が図6の紙面手前方向に距離がある程度(約100mm以上)あるときに(廃トナー搬送距離があるとき)、第4の実施の形態の構成は効果的である。
【0080】
仮に、同様な効果を第2の実施の形態の場合で考えてみる。
【0081】
図4に示すように第2の実施の形態では、ドラム1からの廃トナーを受け入れる連通部6とロータリー現像器4の廃トナーを受け入れる連通部8は略同じ平面に配置されている。廃トナーパイプ3の傾きで多少は紙面手前方向に廃トナーを搬送できるが、大きな距離はムリである。また、第1の実施の形態の図1のように略U字形状部3uをねじる形状にして、ベルト50の廃トナーを受け入れる連通部7を紙面手前方向の距離をある程度(約100mm程度)設ける構成にすることもできるが、廃トナー回収箱17の上下方向のラチチュードが少ない。
【0082】
このような場合に、先に述べた各種制約ユニット配置を考慮に入れると、第4の実施の形態の構成は効果的となる。
【0083】
第4の実施の形態での廃トナーパイプ3は、2ヶ所の略U字形状部3u,3u’を設けた構成であるので、各種制約ユニット、廃トナー回収箱17の配置の制約に対応する範囲が広い形態である。
【0084】
(第5の実施の形態)
図7を用いて第5の実施の形態を説明する。
【0085】
本実施の形態は、ベルトクリーナ13の廃トナーとロータリー式現像器4の使用済み現像剤(廃トナー)を共通の共通連通部8’により廃トナーパイプ3に連通した構成である。
【0086】
ドラムクリーナ11の廃トナー排出部14は連通部6で、廃トナーパイプ3の廃トナーを受け入れる開口部3dに連通している。
【0087】
ドラム1上の一次転写残トナーはドラムクリーナ11で除去され、ドラムクリーナ11内部の廃トナー撒送スクリュー14で廃トナー排出部11aに搬送されて、連通部6内を自由落下して廃トナーパイプ3の内部に搬送される。さらに、廃トナーは、廃トナーパイプ3の内部に設けられている不図示の廃トナー搬送スクリューによって廃トナー回収箱17に搬送される。
【0088】
ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aは、共通連通部8’で、廃トナーパイプ3の廃トナーを受け入れる共通開口部3e’に連通している。
【0089】
ベルト50上の2次転残トナーはベルトクリーナ13で除去され、ベルトクリーナ13内部の廃トナー搬送スクリュー21で廃トナー排出部13aに搬送されて、共通連通部8’内を自由落下して廃トナーパイプ3の内部に搬送される。さらに、廃トナーは、廃トナーパイプ3の内部に設けられている不図示の廃トナー搬送スクリューによって廃トナー回収箱17に搬送される。
【0090】
ロータリー式現像器4の略回転中心に配置されている搬送スクリュー4sで搬送された使用済み現像剤(以下廃トナーと同意で用いる)は排出部4aで共通連通部8’に排出されて自由落下する。
【0091】
ロータリー式現像器4の廃トナー(使用済み現像剤)は共通連通部8’で、廃トナーパイプ3の廃トナーを受け入れる共通開口部3e’に連通している。廃トナーは共通連通部8’内を自由落下して廃トナーパイプ3の内部に搬送され、廃トナーパイプ3の内部に設けられている不図示の廃トナー搬送スクリューによって廃トナー回収箱17に搬送される。
【0092】
連通部6及び共通連通部8’は廃トナーパイプ3に開口部3d、3e’でジョイントし、不図示のシール部材で廃トナーはシールされる構成である。
【0093】
次に、共通連通部8’について詳しく説明する。
【0094】
共通連通部8’の内部では、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aで排出された廃トナーを、ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上方向から自由落下させる構成である。
【0095】
共通連適部8’内部では、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aから自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに降り注がない位置にベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aを配置した構成である。
本実施の形態では、共通連通部8’の壁面8cがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上部に設けてあるので、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aから自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに直接に降り注ぐことがない構成である。つまり、本実施の形態では、共通連通部8’の壁面8cが後述する廃トナー避け部と同様な効果を発揮するようにしている。
【0096】
仮に、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aと廃トナーパイプ3までの距離が長いときや共通連通部8’の廃トナー落下空間の大きさが広く取れないとさには、共通連通部8’内部で廃トナーが詰まるおそれがある。
【0097】
しかしながら、本実施の形態においては、共通連通部8’は、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aの近傍から廃トナーパイプ3に近づくにつれて、共通連通部8’の廃トナーが自由落下部する空間が徐々に広がる形状である。
【0098】
図7では、共通連通部8’の壁面8c,8dが下方に据広がりする形状である。これにより、上記懸念事項を減少できる。
【0099】
また、ドラム廃トナー連通部6は、廃トナーの落下距離・落下空間がある程度あるので、廃トナーが詰まるおそれが少ない。廃トナーの落下距離・落下空間は、廃トナーの性質、廃トナー量、廃トナーの搬送量(排出スピード)、本体の使用環境の仕様などにより、変化するので検討が必要な値である。
【0100】
以上説明したように、従来では異なる廃トナークリーニング部からの廃トナーは、それぞれの廃トナー排出部に対応した連通部が廃トナー搬送パイプに連通した構成であった。しかし、本実施の形態の共通連通部8’を設けることで、連通部の部品数・シール部の削減などの低コスト化、省スペース化ができる。
【0101】
このように廃トナーパイプ3と連通部6及び共通連通部8’のシール個所を減少できるので、廃トナーの漏れ・飛散を減少でさる。
【0102】
また、共通連通部8’の壁面8c,8dが裾広がり形状であるので、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aと廃トナー回収パイプ3までの距離が長いときに共通連通部8’内部で廃トナーが詰まるおそれを減少させることができる。
【0103】
さらに、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aから自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに降り注がない位置にベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aを配置すると共に、共通連通部8’の壁面8cをベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上部に設けることで、廃トナー排出部13aでの廃トナー詰まりを発生させるおそれを減少させることができる。
【0104】
また、従来の特開平11−249418号公報では、ロータリー式現像器4の各色の現像器からの各色の使用済み現像剤を一個所にまとめて共通にした連通管25と中間転写ベルトクリーナ13は連通管23が設けられている構成であるために、連通管を2個設ける必要があり、低コスト化の障害になっている。さらに、廃トナーパイプの開口部が増える分、廃トナーパイプと連通部のジョイント部のトナー漏れ・飛散のおそれが本実施の形態に比べると高い。これに対し本実施の形態では、連通部を共通化でさるので、従来の特開平11−249418号公報に比べると、低コストで、シール性の良い廃トナー回収装置を提案できる。
【0105】
(第6の実施の形態)
図8、図9を用いて第6の実施の形態を説明する。
【0106】
本実施の形態では、正面図である図8のように共通連通部8’内部で、ロータリー式現像器4の排出部4aの中心位置(垂直方向)が、ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上方にある場合である。
【0107】
本実施の形態では、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aとベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの位置を図8の紙面方向で図9のようにズラして配置した構成である。
【0108】
図9では、ロータリー式現像器4の廃トナーが排出部4aまで搬送される搬送路4pが共通連通部8’に侵入している。また、ベルトクリーナ13の廃トナーーが排出部13aまで搬送される搬送路13pも同様に共通連通部8’に侵入している。
【0109】
共通連通部8’の壁面8bを基準に取ると、ロータリー式現像器4の排出部4aは、ベルトクリーナ13の排出部13aよりも、突出するように配置している。
【0110】
図9のような位置関係のズラシ量は、廃トナーの落下距離・落下空間、廃トナーの性質、廃トナー量、廃トナーの搬送量(排出スピード)、本体の使用環境の仕様などにより、変化するので検討が必要な値である。
【0111】
本実施の形態では、図9のような位置関係にすることで廃トナー排出部4aの廃トナーが廃トナー排出部13aに直接に降り注ぐことが減少でき、廃トナー排出部13aでの廃トナー詰まりのおそれが減少できる。
【0112】
本実施の形態は、第5の実施の形態と比べると、共通連通部8をコンパクトにできるので省スペース化ができる。
【0113】
ところで、ロータリー式現像器4、ドラムクリーナ11、ベルトクリーナ13が本体に対して着脱できる構成の画像形成装置の場合には、共通連通部8’にロータリー式現像器4の廃トナーの排出部4aの搬送路4pとベルトクリーナ13の廃トナーが排出部13aの搬送路13pが挿脱可能な装着開口部8p,8qを設けている(図9参照)。
【0114】
なお、本実施の形態の効果は、排出部のあるユニットが共通連通部8’に村して挿脱できる、できないには関係しない。
【0115】
(第7の実施の形態)
図10を用いて第7の実施の形態を説明する。
【0116】
共通連通部8’の一部にロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに降り注ぐのを避けるための廃トナー避け部8eを設けている。
【0117】
ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上部に設けることでロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに直接的に降り注ぐことがない構成である。
【0118】
共通連通部8の廃トナー避け部8eのロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーが降り注ぐ面の傾斜は、以前の検討から水平から70度以上の傾斜が必要である。図10では、廃トナー避け部8eが配置される共通連通部8’の壁面8bは略垂直である。
【0119】
共通連通部8’の廃トナー避け部8eは、共通連通部8’に一体に成形しても、別体構成にしても、その効果は変わらない。
【0120】
第5、第6の実施の形態ではロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aとベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの位置による制約を設けているが、本実施の形態では各廃トナー排出部の位置的制約が廃トナー避け部8eを設けることで少なくて良いので、設計の自由度が広がる。
【0121】
(第8の実施の形態)
図11を用いて第8の実施の形態を説明する。
【0122】
本実施の形態は、第7の実施の形態で説明した共通連通部8’の廃トナー避け部8eを応用した例である。
【0123】
本実施の形態では、第5の実施の形態のベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aがロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aに水平方向に近づいた配置である。
【0124】
ロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに直接に降り注がないように、図11のように廃トナー避け部8eを共通連通部8’の内部に設けている。
【0125】
第5の実施の形態ではロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aとベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの位置による制約を設けているが、本実施の形態では各廃トナー排出部の位置的制約が廃トナー避け部8eを設けることで少なくて良いので、設計の自由度が広がる。
【0126】
第5の実施例と比べると、共通連通部8’をコンパクトにできるので省スペース化ができる。
【0127】
(第9の実施の形態)
図12を用いて第9の実施の形態を説明する。
【0128】
本実施の形態は、第7の実施の形態で説明した共通連通部8’の廃トナー避け部8eを応用した例である。
【0129】
本実施の形態では、第6の実施の形態と同じように、ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aがロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aの略直下に配置した構成である。
【0130】
ロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに直接に降り注がないように図12のように廃トナー避け部8eを共通連通部8’の内部に設けている。
【0131】
第6の実施の形態ではロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aとベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの位置による制約を設けているが、本実施の形態では各廃トナー排出部の位置的制約が廃トナー避け部8eを設けることで少なくて良いので、設計の自由度が広がる。
【0132】
第6の実施の形態と比べると、共通連通部8’をコンパクトにできるので省スペース化ができる。
【0133】
なお、本発明は、ロータリー式現像器に限定するのもではなく、4ドラム構成の画像形成装置、中間転写部の無い画像形成装置など複数の廃トナーが発生する画像形成手段であれば、同じ効果が得られるものである。
【0134】
また、本発明は、上記実施の形態からも分かるように、1成分現像剤、2成分現像剤などのトナーの差によって効果は変わらないものである。
【0135】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、低コスト化でき現像剤詰まりを低減した現像剤回収装置及び画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る廃トナー回収装置を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】第2の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図4】第2の実施の形態に係る廃トナー回収装置を示す斜視図である。
【図5】第3の実施の形態に係る廃トナー回収装置を示す斜視図である。
【図6】第4の実施の形態に係る廃トナー回収装置を示す斜視図である。
【図7】第5の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図8】第6の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図9】第6の実施の形態に係る共通連通部を示す断面図である。
【図10】第7の実施の形態に係る共通連通部を示す断面図である。
【図11】第8の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図12】第9の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図13】従来技術の画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
3 廃トナーパイプ
4 ロータリー式現像器
5 廃トナースクリュー駆動ギア
6 連通部
7 連通部
8 連通部
8’ 共通連通部
11 ドラムクリーナ
13 中間転写ベルトクリーナ
17 廃トナー回収箱
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式によって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に像担持体上などの残留トナーを回収する現像剤回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式による画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、像担持体としての感光ドラムや中間転写体の残留トナー(残現像剤)を回収する廃トナー回収装置(現像剤回収装置)を備えている。
【0003】
例えば、特開平4−31886号公報に記載のように、複数の残留トナーのクリーニング部に対応した複数の廃トナー搬送パイプが1つの回収箱に連通して、1つの回収箱にまとめて回収する構成がある。
【0004】
また、特許第3175613号公報に記載のように、廃トナー搬送手段が螺旋回転体を内部に配した少なくとも2ヶ所以上の曲り部のある円筒状パイプの構成で、螺旋回転体の駆動伝達端に近い側の曲げ半径を遠い半径よりも大きくした形状のパイプである構成がある。
【0005】
また、特開平11−249418号公報に記載のように、複数の現像器にそれぞれ設けられた排出管から劣化した現像剤を一ヶ所に集中する共通配管を設けた廃トナー回収装置がある。
【0006】
従来の特開平11−249418号公報に記載された技術を図13で説明する。
【0007】
感光ドラム1(以下ドラムと称す)はA方向に不図示のモータにより回転し、ドラム1の周囲には、帯電器2、露光装置30、ロータリー式現像器4、一次転写ロール10、ドラムクリーナ11が配置されている。
【0008】
ロータリー式現像器4には、イエロ現像器4Y、マゼンダ現像器4M、シアン現像器4C、ブラック現像器4Kが設けられている。
【0009】
ドラム1に順次形成された各色のトナー像は一次転写ロール10によって中間転写ベルト50(以下ベルトと称す)に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。ベルト50はロール60,70,80,90によって張架されている。
【0010】
ベルト50の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーナ13が設けられている。
【0011】
2次転写ロール12によって、不図示のシート搬送装置から搬送されたシートPはトナー像が転写され、不図示の定着器に搬送される。
【0012】
ドラムクリーナ11で除去された廃トナーは、ドラムクリーナ11内部の廃トナー搬送スクリュー14から廃トナー回収箱17に連通した廃トナーパイプ15を搬送されて廃トナー回収箱17に回収される。
【0013】
ベルトクリーナ13で除去された廃トナーは、ベルトクリーナ13内部の廃トナー搬送スクリュー21から廃トナー回収箱17に連通した廃トナーパイプ22を搬送されて回収箱17に回収される。
【0014】
現像器4Y,4M,4C,4Kから回収された使用済み現像剤は廃トナーパイプ25から廃トナーパイプ22に搬送されて廃トナー回収箱17に回収される。
【0015】
廃トナーパイプ22の内部には不図示のモータにより駆動する廃トナー搬送スクリューが実装されており、廃トナーを搬送する構成である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の廃トナー回収装置の場合には、複数の廃トナー搬送パイプを設けた構成であるため、複数の駆動手段(モータ、駆動ギア、駆動ギア軸など)が必要になる。また、複数の廃トナー搬送手段(スクリューなど)が必要となる。このため、部品点数が増加し低コスト化の障害になっている。
【0017】
また、廃トナー搬送方向が重力に対して逆らう方向(略上方向)であるために、廃トナーパイプ内にある程度の廃トナーが存在しないと廃トナー搬送が難しいために、常に廃トナーがパイプ内にある構成であるので、廃トナーの詰まるおそれが高くなっていた。
【0018】
さらに、複数の廃トナーを生じるユニットと廃トナーパイプを連通する連通部においても、複数の廃トナーを生じるユニットに対応して設けているために、部品点数が増加し省スペース化、低コスト化の障害になっている。
【0019】
特開平4−31886号公報に記載の廃トナー回収装置では、複数のストレート形状のパイプを複数組み合わせることで廃トナー搬送パイプを形成している。そのために、複数の駆動源が必要になる。ストレートパイプを組み合わせるために、ジョイント部では上にあるパイプから下にあるパイプへと廃トナーを搬送しなければならず、ジョイント部において廃トナーの詰まるおそれの高い構成である。また、廃トナーパイプの配置する自由度が少ない点も課題として挙げられる。
【0020】
特許第3175613号公報に記載の廃トナー回収装置では、2ヶ所以上の曲り部のある廃トナーパイプの形状について制約がある。また、クリーニング部からの廃トナーの受け渡しがパイプの水平部分である構成である。廃トナー回収箱への廃トナー搬送部が2ヶ所あるために、複数の駆動源が必要になる。このような構成のために、パイプを配置する自由度が減少するとともに、低コスト化の妨げとなっている。
【0021】
特開平11−249418号公報に記載の廃トナー回収装置では、廃トナー回収箱への廃トナー搬送部が2ヶ所あるために、複数の駆動源が必要になる。このような構成のために、パイプを配置する自由度が減少するとともに、低コスト化の妨げとなっている。
【0022】
特開平11−249418号公報に記載のロータリー式現像器4の使用済み現像剤には、2成分トナーの1つの成分には磁性体の資質を有する磁性体物質が含まれる。一般的には、外形の大きさが約10μm程度の鉄を主な原料とした磁性体の粉である。そのために、廃トナーパイプ内部では,廃トナー搬送スクリューと廃トナーパイプ内壁との間に磁性体物質が混入することで、廃トナーパイプ内壁、廃トナー搬送スクリューの摩耗が増加するおそれがある。
【0023】
本発明は上記の従来技術に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、低コスト化でき現像剤詰まりを低減した現像剤回収装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の現像剤回収装置にあっては、
不必要な現像剤を除去する複数の現像剤除去部から生じる現像剤を共通の現像剤回収箱に回収する現像剤回収装置であって、
連続した一本の現像剤搬送パイプを備え、
該現像剤搬送パイプに複数の開口部を設け、
該複数の開口部が複数の現像剤除去部にそれぞれ連通していることを特徴とする。
【0025】
前記現像剤搬送パイプに、現像剤搬送方向を略反対方向に向かせるような略U字形状部を少なくとも一つ設けたことが好適である。
【0026】
前記略U字形状部は、重力方向で上から下へ現像剤を搬送するように配置されたことが好適である。
【0027】
前記複数の開口部のうち前記現像剤搬送パイプの上流側の開口部は、常に前記現像剤搬送パイプの下流側の開口部に対して重力方向で上側又は略水平に位置することが好適である。
【0028】
複数の現像剤除去部から生じる現像剤の少なくとも1つは、2成分現像器からの使用済み現像剤であることが好適である。
【0029】
2成分現像器からの使用済み現像剤を前記現像剤搬送パイプへ受け入れる前記開口部は、前記現像剤回収箱の一番近くに位置することが好適である。
【0030】
前記現像剤搬送パイプの内部に、現像剤を前記現像剤回収箱に搬送する現像剤搬送手段を備えたことが好適である。
【0031】
前記現像剤搬送手段は、駆動伝達部と現像剤搬送部とからなり、
前記駆動伝達部は、前記現像剤搬送手段の一端部の駆動伝達手段を取り付けるための軸部であり、
前記現像剤搬送部は、コイル形状の螺旋スクリューであり、
前記軸部と前記螺旋スクリューは結合されていることが好適である。
【0032】
不必要な現像剤を除去する複数の現像剤除去部から生じる現像剤を共通の現像剤回収箱に回収する現像剤回収装置であって、
前記現像剤回収箱に通じる現像剤搬送パイプを備え、
該現像剤搬送パイプと、少なくとも2つ以上の現像剤除去部と、の間を共通で連通した共通連通部を設けたことを特徴とする。
【0033】
前記共通連通部には、少なくとも2つ以上の現像剤除去部のそれぞれから現像剤を排出する複数の排出部が存在することが好適である。
【0034】
前記複数の排出部のうち下方の排出部は、上方の排出部からの現像剤が降り注がない場所に位置することが好適である。
【0035】
前記共通連通部には、前記複数の排出部のうち上方の排出部からの現像剤が下方の排出部に降り注がないようにする現像剤避け部を設けたことが好適である。
【0036】
前記共通連通部は、前記現像剤搬送パイプに向かうほど内部空間が拡がっていく形状であることが好適である。
【0037】
前記共通連通部を共通に用いる現像剤除去部から生じる現像剤は、2成分現像器からの使用済み現像剤と、中間転写体上をクリーニングした際の残現像剤と、であることが好適である。
【0038】
前記複数の排出部の少なくとも一つを前記共通連通部に対して着脱可能に設けると共に、前記共通連通部に着脱可能な排出部が装着される装着部を設けたことが好適である。
【0039】
前記現像剤搬送パイプの内部に、現像剤を前記現像剤回収箱に搬送する現像剤搬送手段を備えたことが好適である。
【0040】
前記廃現像剤搬送手段は、駆動伝達部と現像剤搬送部とからなり、
前記駆動伝達部は、前記現像剤搬送手段の一端部の駆動伝達手段を取り付けるための軸部であり、
前記現像剤搬送部は、コイル形状の螺旋スクリューであり、
前記軸部と前記螺旋スクリューは結合されていることが好適である。
【0041】
本発明の画像形成装置にあっては、
上記の現像剤回収装置と、
現像剤像を形成する像担持体と、
該像担持体へ現像剤を付与する2成分現像器と、
前記像担持体から現像剤像を転写される中間転写体と、
を備え、
前記複数の現像剤除去部は、前記像担持体をクリーニングした際の残現像剤を除去する部位と、前記2成分現像器からの使用済み現像剤を除去する部位と、前記中間転写体上をクリーニングした際の残現像剤を除去する部位と、であることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0043】
(第1の実施の形態)
図1、図2を参照して、第1の実施の形態について説明する。図1は第1の実施の形態の廃トナー回収装置を説明する斜視図、図2は画像形成部と廃トナー回収装置の配置を説明する図である。
【0044】
本実施の形態の廃トナーパイプ3(現像剤搬送パイプ)には、ドラム1(像担持体)、ベルト50(中間転写体)、ロータリー式現像器4(2成分現像器)から生じる廃トナーを受け入れる開口部3d,3e,3fが設けられている。
【0045】
ドラム1をクリーニングするドラムクリーナ11と連通した連通部6、ベルト50をクリーニングするベルトクリーナ13と連通した連通部7、さらにロータリー式現像器4の使用済み現像剤(以下廃トナーと同意で用いる)を排出する連通部8が、廃トナーパイプ3にそれぞれの開口部3d,3e,3fでジョイントされている構成である。
【0046】
各ユニットから生じた廃トナーはそれぞれの連通部6,7,8を自由落下により廃トナーパイプ3の内部に搬送され、廃トナーパイプ3の内部に設けられている不図示の廃トナー搬送スクリューによって廃トナー回収箱17に搬送される。
【0047】
廃トナー搬送スクリューには、片方の端部に駆動ギア5があり、不図示の駆動モータにより駆動を伝達されている。廃トナー搬送スクリューの廃トナー搬送部は、断面が略円形または長方形のコイル形状の螺旋スクリューである。廃トナー搬送スクリューの端部には駆動ギア5を取り付けるための軸部があり、螺旋スクリュー部と結合されている。
【0048】
本実施の形態では、駆動伝達側である廃トナー搬送の上流側での廃トナー搬送方向と廃トナー回収箱での廃トナー搬送方向とが略反対方向に向くように廃トナーパイプ3の形状の一部に略U字形状部3uを形成したパイプ形状である。
【0049】
廃トナーパイプ3の各クリーニング部からの廃トナー受け入れ開口部は、廃トナーパイプ3のストレート部3a,3bに設けられている。
【0050】
本実施の形態の廃トナーパイプ3に設けられている廃トナー搬送方向の上流部に位置する廃トナー受け入れ部の開口部と次に設けられている下流側の開口部との配置関係は、下流側の開口部位置が常に重力方向に対して略水平方向、または、水平方向より下側に配置する構成である。
【0051】
具体的には、図1に示すように、連通部6の開口部3dと連通部7の開口部3eの位置関係は、重力方向の下側に開口部3eがある。連通部7の開口部3eと連通部8の開口部3fの位置関係は、略水平である。
【0052】
ロータリー式現像器4の使用済み現像剤には、2成分現像剤の1つの成分である磁性体の資質を有する磁性体物質が含まれる。一般的には、外形の大きさが約10μm程度の鉄を主な原料とした磁性体の粉である。そのために、廃トナーパイプ内部では,廃トナー搬送スクリューと廃トナーパイプ内壁の間に磁性体物質が混入することで、廃トナーパイプ内壁、廃トナー搬送スクリューの摩耗が増加するおそれがある。
【0053】
しかしながら、本実施の形態では、ロータリー式現像器4の使用済み現像剤の廃トナーパイプ3への受け入れ部である開口部3fを廃トナー回収箱17に一番近い位置に配置してある。
【0054】
このため、ロータリー式現像器4の使用済み現像剤が廃トナーパイプ3に受け入れられる開口部3fを廃トナー回収箱17に一番近い位置に配置することで、廃トナーパイプ3と廃トナー搬送スクリューの摩耗する廃トナーパイプ内の廃トナー搬送距離を少なくでるので、摩耗による影響が減少できる。
【0055】
以上の本実施の形態では、一部に略U字形状部3uを有する廃トナーパイプ3によって、少ない空間に、廃トナーを回収するための廃トナーパイプ3、廃トナー回収箱17、駆動部の配置を可能にできるので省スペース化ができる。
【0056】
また、廃トナーパイプ3のストレート部に開口部3d,3e,3fが設けられているので、廃トナーの搬送がスムーズで廃トナーの詰まりが減少できる。
【0057】
隣り合う開口部3d,3e,3fの位置関係を廃トナー搬送の下流に位置する開口部が重力方向で略水平方向、または、水平方向より下側に配置することで、廃トナー搬送を重力に逆らはない構成である。これにより、廃トナーパイプ3内のトナーが少なくても廃トナー搬送がスムーズにできるので、廃トナーパイプ3の詰まりを減少できる。
【0058】
以上のように、一本の廃トナーパイプ3だけを用いるので、部品点数を削減でき、低コスト化を図ることができる。
【0059】
次に、図2を用いて画像形成の動作を説明する。
【0060】
帯電器2により帯電されたドラム1上に、露光装置30によってドラム1上に静電潜像が形成される。静電潜像は現像部に送られてトナー像が形成され、一次転写ロール10でベルト50上にトナー像が転写される。ベルト50上のトナー像は二次転写ロール12により、不図示のシート搬送装置によって搬送されたシートPにトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートPは不図示の定着手段により定着され、機外へと排出されて一連の画像形成動作が終了する。
【0061】
ドラム1上の一次転写残トナーはドラムクリーナ11によって除去され、クリーナ内部の廃トナー搬送スクリュー14で連通部6に搬送される。廃トナーは連通部6の内部を自由落下して廃トナーパイプ3の開口部3dから不図示の廃トナー搬送スクリューに受け渡されて、廃トナー回収箱17に搬送される。
【0062】
また、ベルト50上の二次転写残トナーはベルトクリーナ13によって除去され、クリーナ内部の廃トナー搬送スクリュー21で連通部7に搬送される。廃トナーは連通部7の内部を自由落下して廃トナーパイプ3の開口部3eから不図示の廃トナー搬送スクリューに受け渡されて、廃トナー回収箱17に搬送される。
【0063】
ここで、本実施の形態の画像形成装置では、ロータリー現像器4には、2成分現像剤を用いたイエロ現像器4Y、シアン現像器4C、マゼンダ現像器4Mを設けた構成である。
【0064】
ブラック現像器4Kは、一成分からなるトナーを用いており、ブラック現像器4Kからは使用済み現像剤が発生しないので、ブラック現像器4Kを独立させることができ、使用頻度の多いモノクロ画像の画像形成においてサービス性の向上を可能にしている。
【0065】
ロータリー式現像器4内部の各色の現像器からの使用済み現像剤はロータリーの略回動中心に配置されている搬送スクリュー4sによって連通部8に搬送される。廃トナーは連通部8の内部を自由落下して廃トナーパイプ3の開口部3fから不図示の廃トナー搬送スクリューに受け渡されて、廃トナー回収箱17に搬送される。
【0066】
(第2の実施の形態)
図3、図4を用いて第2の実施の形態を説明する。
【0067】
第2の実施の形態では、廃トナーパイプ3の経路を図3のようにしたものである。
【0068】
廃トナーパイプ3は、画像形成の各ユニットに駆動を伝える駆動手段、機内のエアーフローダクト、電気基板などの影響を受けて、配置が決定されるものである。本発明は、このように制約の多い廃トナーパイプ経路においても、一ヶ所以上に略U字形状部を設けた廃トナーパイプを用いて廃トナーパイプ経路を構成する。
【0069】
第2の実施の形態での廃トナーパイプ3は、第1の実施の形態と比べると、図1の廃トナーパイプ3の3r部分が無い構成であるので、第1の実施の形態よりもシンプルな形状のパイプである。
【0070】
このように、廃トナーパイプ3にR部が少ない分、トナーの詰まりの軽減、低コスト化ができる。
【0071】
(第3の実施の形態)
図5を用いて第3の実施の形態を説明する。
【0072】
第3の実施の形態での廃トナーパイプ3は、第1の実施の形態と比べると、図1のR部3rと傾斜ストレートパイプ部3aが無い構成であり、略水平に廃トナーパイプ3を配置している。
【0073】
以上の第2の実施の形態と第3の実施の形態から分かるように、本発明は廃トナーの受け入れ開口部(連通部)を廃トナーパイプのストレートパイプのどの位置に配置しても良い。
【0074】
このように、本実施の形態でも第2の実施の形態と同様に、廃トナーパイプ3の形状がシンプルになるので、R部が少ない分、トナーの詰まりの軽減、低コスト化ができる。
【0075】
(第4の実施の形態)
図6を用いて第4の実施の形態を説明する。
【0076】
第4の実施の形態での廃トナーパイプ3は、2ヶ所の略U字形状部3u,3u’を設けた構成である。
【0077】
第2の実施の形態で説明したように廃トナーパイプ3は、制約を受けながら経路を決めなくてはならない。また、廃トナー回収箱17の配置によっても経路が決められる。
【0078】
第4の実施の形態では、第2の実施の形態よりもさらに廃トナーパイプ3の配置ラチチュードを広げた構成である。
【0079】
各廃トナー受け入れの連通部6,7,8の位置と廃トナー回収箱17が図6の紙面手前方向に距離がある程度(約100mm以上)あるときに(廃トナー搬送距離があるとき)、第4の実施の形態の構成は効果的である。
【0080】
仮に、同様な効果を第2の実施の形態の場合で考えてみる。
【0081】
図4に示すように第2の実施の形態では、ドラム1からの廃トナーを受け入れる連通部6とロータリー現像器4の廃トナーを受け入れる連通部8は略同じ平面に配置されている。廃トナーパイプ3の傾きで多少は紙面手前方向に廃トナーを搬送できるが、大きな距離はムリである。また、第1の実施の形態の図1のように略U字形状部3uをねじる形状にして、ベルト50の廃トナーを受け入れる連通部7を紙面手前方向の距離をある程度(約100mm程度)設ける構成にすることもできるが、廃トナー回収箱17の上下方向のラチチュードが少ない。
【0082】
このような場合に、先に述べた各種制約ユニット配置を考慮に入れると、第4の実施の形態の構成は効果的となる。
【0083】
第4の実施の形態での廃トナーパイプ3は、2ヶ所の略U字形状部3u,3u’を設けた構成であるので、各種制約ユニット、廃トナー回収箱17の配置の制約に対応する範囲が広い形態である。
【0084】
(第5の実施の形態)
図7を用いて第5の実施の形態を説明する。
【0085】
本実施の形態は、ベルトクリーナ13の廃トナーとロータリー式現像器4の使用済み現像剤(廃トナー)を共通の共通連通部8’により廃トナーパイプ3に連通した構成である。
【0086】
ドラムクリーナ11の廃トナー排出部14は連通部6で、廃トナーパイプ3の廃トナーを受け入れる開口部3dに連通している。
【0087】
ドラム1上の一次転写残トナーはドラムクリーナ11で除去され、ドラムクリーナ11内部の廃トナー撒送スクリュー14で廃トナー排出部11aに搬送されて、連通部6内を自由落下して廃トナーパイプ3の内部に搬送される。さらに、廃トナーは、廃トナーパイプ3の内部に設けられている不図示の廃トナー搬送スクリューによって廃トナー回収箱17に搬送される。
【0088】
ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aは、共通連通部8’で、廃トナーパイプ3の廃トナーを受け入れる共通開口部3e’に連通している。
【0089】
ベルト50上の2次転残トナーはベルトクリーナ13で除去され、ベルトクリーナ13内部の廃トナー搬送スクリュー21で廃トナー排出部13aに搬送されて、共通連通部8’内を自由落下して廃トナーパイプ3の内部に搬送される。さらに、廃トナーは、廃トナーパイプ3の内部に設けられている不図示の廃トナー搬送スクリューによって廃トナー回収箱17に搬送される。
【0090】
ロータリー式現像器4の略回転中心に配置されている搬送スクリュー4sで搬送された使用済み現像剤(以下廃トナーと同意で用いる)は排出部4aで共通連通部8’に排出されて自由落下する。
【0091】
ロータリー式現像器4の廃トナー(使用済み現像剤)は共通連通部8’で、廃トナーパイプ3の廃トナーを受け入れる共通開口部3e’に連通している。廃トナーは共通連通部8’内を自由落下して廃トナーパイプ3の内部に搬送され、廃トナーパイプ3の内部に設けられている不図示の廃トナー搬送スクリューによって廃トナー回収箱17に搬送される。
【0092】
連通部6及び共通連通部8’は廃トナーパイプ3に開口部3d、3e’でジョイントし、不図示のシール部材で廃トナーはシールされる構成である。
【0093】
次に、共通連通部8’について詳しく説明する。
【0094】
共通連通部8’の内部では、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aで排出された廃トナーを、ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上方向から自由落下させる構成である。
【0095】
共通連適部8’内部では、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aから自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに降り注がない位置にベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aを配置した構成である。
本実施の形態では、共通連通部8’の壁面8cがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上部に設けてあるので、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aから自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに直接に降り注ぐことがない構成である。つまり、本実施の形態では、共通連通部8’の壁面8cが後述する廃トナー避け部と同様な効果を発揮するようにしている。
【0096】
仮に、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aと廃トナーパイプ3までの距離が長いときや共通連通部8’の廃トナー落下空間の大きさが広く取れないとさには、共通連通部8’内部で廃トナーが詰まるおそれがある。
【0097】
しかしながら、本実施の形態においては、共通連通部8’は、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aの近傍から廃トナーパイプ3に近づくにつれて、共通連通部8’の廃トナーが自由落下部する空間が徐々に広がる形状である。
【0098】
図7では、共通連通部8’の壁面8c,8dが下方に据広がりする形状である。これにより、上記懸念事項を減少できる。
【0099】
また、ドラム廃トナー連通部6は、廃トナーの落下距離・落下空間がある程度あるので、廃トナーが詰まるおそれが少ない。廃トナーの落下距離・落下空間は、廃トナーの性質、廃トナー量、廃トナーの搬送量(排出スピード)、本体の使用環境の仕様などにより、変化するので検討が必要な値である。
【0100】
以上説明したように、従来では異なる廃トナークリーニング部からの廃トナーは、それぞれの廃トナー排出部に対応した連通部が廃トナー搬送パイプに連通した構成であった。しかし、本実施の形態の共通連通部8’を設けることで、連通部の部品数・シール部の削減などの低コスト化、省スペース化ができる。
【0101】
このように廃トナーパイプ3と連通部6及び共通連通部8’のシール個所を減少できるので、廃トナーの漏れ・飛散を減少でさる。
【0102】
また、共通連通部8’の壁面8c,8dが裾広がり形状であるので、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aと廃トナー回収パイプ3までの距離が長いときに共通連通部8’内部で廃トナーが詰まるおそれを減少させることができる。
【0103】
さらに、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aから自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに降り注がない位置にベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aを配置すると共に、共通連通部8’の壁面8cをベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上部に設けることで、廃トナー排出部13aでの廃トナー詰まりを発生させるおそれを減少させることができる。
【0104】
また、従来の特開平11−249418号公報では、ロータリー式現像器4の各色の現像器からの各色の使用済み現像剤を一個所にまとめて共通にした連通管25と中間転写ベルトクリーナ13は連通管23が設けられている構成であるために、連通管を2個設ける必要があり、低コスト化の障害になっている。さらに、廃トナーパイプの開口部が増える分、廃トナーパイプと連通部のジョイント部のトナー漏れ・飛散のおそれが本実施の形態に比べると高い。これに対し本実施の形態では、連通部を共通化でさるので、従来の特開平11−249418号公報に比べると、低コストで、シール性の良い廃トナー回収装置を提案できる。
【0105】
(第6の実施の形態)
図8、図9を用いて第6の実施の形態を説明する。
【0106】
本実施の形態では、正面図である図8のように共通連通部8’内部で、ロータリー式現像器4の排出部4aの中心位置(垂直方向)が、ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上方にある場合である。
【0107】
本実施の形態では、ロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aとベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの位置を図8の紙面方向で図9のようにズラして配置した構成である。
【0108】
図9では、ロータリー式現像器4の廃トナーが排出部4aまで搬送される搬送路4pが共通連通部8’に侵入している。また、ベルトクリーナ13の廃トナーーが排出部13aまで搬送される搬送路13pも同様に共通連通部8’に侵入している。
【0109】
共通連通部8’の壁面8bを基準に取ると、ロータリー式現像器4の排出部4aは、ベルトクリーナ13の排出部13aよりも、突出するように配置している。
【0110】
図9のような位置関係のズラシ量は、廃トナーの落下距離・落下空間、廃トナーの性質、廃トナー量、廃トナーの搬送量(排出スピード)、本体の使用環境の仕様などにより、変化するので検討が必要な値である。
【0111】
本実施の形態では、図9のような位置関係にすることで廃トナー排出部4aの廃トナーが廃トナー排出部13aに直接に降り注ぐことが減少でき、廃トナー排出部13aでの廃トナー詰まりのおそれが減少できる。
【0112】
本実施の形態は、第5の実施の形態と比べると、共通連通部8をコンパクトにできるので省スペース化ができる。
【0113】
ところで、ロータリー式現像器4、ドラムクリーナ11、ベルトクリーナ13が本体に対して着脱できる構成の画像形成装置の場合には、共通連通部8’にロータリー式現像器4の廃トナーの排出部4aの搬送路4pとベルトクリーナ13の廃トナーが排出部13aの搬送路13pが挿脱可能な装着開口部8p,8qを設けている(図9参照)。
【0114】
なお、本実施の形態の効果は、排出部のあるユニットが共通連通部8’に村して挿脱できる、できないには関係しない。
【0115】
(第7の実施の形態)
図10を用いて第7の実施の形態を説明する。
【0116】
共通連通部8’の一部にロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに降り注ぐのを避けるための廃トナー避け部8eを設けている。
【0117】
ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの上部に設けることでロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに直接的に降り注ぐことがない構成である。
【0118】
共通連通部8の廃トナー避け部8eのロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーが降り注ぐ面の傾斜は、以前の検討から水平から70度以上の傾斜が必要である。図10では、廃トナー避け部8eが配置される共通連通部8’の壁面8bは略垂直である。
【0119】
共通連通部8’の廃トナー避け部8eは、共通連通部8’に一体に成形しても、別体構成にしても、その効果は変わらない。
【0120】
第5、第6の実施の形態ではロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aとベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの位置による制約を設けているが、本実施の形態では各廃トナー排出部の位置的制約が廃トナー避け部8eを設けることで少なくて良いので、設計の自由度が広がる。
【0121】
(第8の実施の形態)
図11を用いて第8の実施の形態を説明する。
【0122】
本実施の形態は、第7の実施の形態で説明した共通連通部8’の廃トナー避け部8eを応用した例である。
【0123】
本実施の形態では、第5の実施の形態のベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aがロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aに水平方向に近づいた配置である。
【0124】
ロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに直接に降り注がないように、図11のように廃トナー避け部8eを共通連通部8’の内部に設けている。
【0125】
第5の実施の形態ではロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aとベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの位置による制約を設けているが、本実施の形態では各廃トナー排出部の位置的制約が廃トナー避け部8eを設けることで少なくて良いので、設計の自由度が広がる。
【0126】
第5の実施例と比べると、共通連通部8’をコンパクトにできるので省スペース化ができる。
【0127】
(第9の実施の形態)
図12を用いて第9の実施の形態を説明する。
【0128】
本実施の形態は、第7の実施の形態で説明した共通連通部8’の廃トナー避け部8eを応用した例である。
【0129】
本実施の形態では、第6の実施の形態と同じように、ベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aがロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aの略直下に配置した構成である。
【0130】
ロータリー式現像器4から自由落下する廃トナーがベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aに直接に降り注がないように図12のように廃トナー避け部8eを共通連通部8’の内部に設けている。
【0131】
第6の実施の形態ではロータリー式現像器4の廃トナー排出部4aとベルトクリーナ13の廃トナー排出部13aの位置による制約を設けているが、本実施の形態では各廃トナー排出部の位置的制約が廃トナー避け部8eを設けることで少なくて良いので、設計の自由度が広がる。
【0132】
第6の実施の形態と比べると、共通連通部8’をコンパクトにできるので省スペース化ができる。
【0133】
なお、本発明は、ロータリー式現像器に限定するのもではなく、4ドラム構成の画像形成装置、中間転写部の無い画像形成装置など複数の廃トナーが発生する画像形成手段であれば、同じ効果が得られるものである。
【0134】
また、本発明は、上記実施の形態からも分かるように、1成分現像剤、2成分現像剤などのトナーの差によって効果は変わらないものである。
【0135】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、低コスト化でき現像剤詰まりを低減した現像剤回収装置及び画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る廃トナー回収装置を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】第2の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図4】第2の実施の形態に係る廃トナー回収装置を示す斜視図である。
【図5】第3の実施の形態に係る廃トナー回収装置を示す斜視図である。
【図6】第4の実施の形態に係る廃トナー回収装置を示す斜視図である。
【図7】第5の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図8】第6の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図9】第6の実施の形態に係る共通連通部を示す断面図である。
【図10】第7の実施の形態に係る共通連通部を示す断面図である。
【図11】第8の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図12】第9の実施の形態に係る画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【図13】従来技術の画像形成部及び廃トナー回収装置の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
3 廃トナーパイプ
4 ロータリー式現像器
5 廃トナースクリュー駆動ギア
6 連通部
7 連通部
8 連通部
8’ 共通連通部
11 ドラムクリーナ
13 中間転写ベルトクリーナ
17 廃トナー回収箱
Claims (18)
- 不必要な現像剤を除去する複数の現像剤除去部から生じる現像剤を共通の現像剤回収箱に回収する現像剤回収装置であって、
連続した一本の現像剤搬送パイプを備え、
該現像剤搬送パイプに複数の開口部を設け、
該複数の開口部が複数の現像剤除去部にそれぞれ連通していることを特徴とする現像剤回収装置。 - 前記現像剤搬送パイプに、現像剤搬送方向を略反対方向に向かせるような略U字形状部を少なくとも一つ設けたことを特徴とする請求項1に記載の現像剤回収装置。
- 前記略U字形状部は、重力方向で上から下へ現像剤を搬送するように配置されたことを特徴とする請求項2に記載の現像剤回収装置。
- 前記複数の開口部のうち前記現像剤搬送パイプの上流側の開口部は、常に前記現像剤搬送パイプの下流側の開口部に対して重力方向で上側又は略水平に位置することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の現像剤回収装置。
- 複数の現像剤除去部から生じる現像剤の少なくとも1つは、2成分現像器からの使用済み現像剤であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像剤回収装置。
- 2成分現像器からの使用済み現像剤を前記現像剤搬送パイプへ受け入れる前記開口部は、前記現像剤回収箱の一番近くに位置することを特徴とする請求項5に記載の現像剤回収装置。
- 前記現像剤搬送パイプの内部に、現像剤を前記現像剤回収箱に搬送する現像剤搬送手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像剤回収装置。
- 前記現像剤搬送手段は、駆動伝達部と現像剤搬送部とからなり、
前記駆動伝達部は、前記現像剤搬送手段の一端部の駆動伝達手段を取り付けるための軸部であり、
前記現像剤搬送部は、コイル形状の螺旋スクリューであり、
前記軸部と前記螺旋スクリューは結合されていることを特徴とする請求項7に記載の現像剤回収装置。 - 不必要な現像剤を除去する複数の現像剤除去部から生じる現像剤を共通の現像剤回収箱に回収する現像剤回収装置であって、
前記現像剤回収箱に通じる現像剤搬送パイプを備え、
該現像剤搬送パイプと、少なくとも2つ以上の現像剤除去部と、の間を共通で連通した共通連通部を設けたことを特徴とする現像剤回収装置。 - 前記共通連通部には、少なくとも2つ以上の現像剤除去部のそれぞれから現像剤を排出する複数の排出部が存在することを特徴とする請求項9に記載の現像剤回収装置。
- 前記複数の排出部のうち下方の排出部は、上方の排出部からの現像剤が降り注がない場所に位置することを特徴とする請求項10に記載の現像剤回収装置。
- 前記共通連通部には、前記複数の排出部のうち上方の排出部からの現像剤が下方の排出部に降り注がないようにする現像剤避け部を設けたことを特徴とする請求項10又は11に記載の現像剤回収装置。
- 前記共通連通部は、前記現像剤搬送パイプに向かうほど内部空間が拡がっていく形状であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の現像剤回収装置。
- 前記共通連通部を共通に用いる現像剤除去部から生じる現像剤は、2成分現像器からの使用済み現像剤と、中間転写体上をクリーニングした際の残現像剤と、であることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載の現像剤回収装置。
- 前記複数の排出部の少なくとも一つを前記共通連通部に対して着脱可能に設けると共に、前記共通連通部に着脱可能な排出部が装着される装着部を設けたことを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載の現像剤回収装置。
- 前記現像剤搬送パイプの内部に、現像剤を前記現像剤回収箱に搬送する現像剤搬送手段を備えたことを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1項に記載の現像剤回収装置。
- 前記廃現像剤搬送手段は、駆動伝達部と現像剤搬送部とからなり、
前記駆動伝達部は、前記現像剤搬送手段の一端部の駆動伝達手段を取り付けるための軸部であり、
前記現像剤搬送部は、コイル形状の螺旋スクリューであり、
前記軸部と前記螺旋スクリューは結合されていることを特徴とする請求項16に記載の現像剤回収装置。 - 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の現像剤回収装置と、
現像剤像を形成する像担持体と、
該像担持体へ現像剤を付与する2成分現像器と、
前記像担持体から現像剤像を転写される中間転写体と、
を備え、
前記複数の現像剤除去部は、前記像担持体をクリーニングした際の残現像剤を除去する部位と、前記2成分現像器からの使用済み現像剤を除去する部位と、前記中間転写体上をクリーニングした際の残現像剤を除去する部位と、であることを特徴とする画像形成装置。
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