JP2008242266A - 現像装置およびトナーカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の循環を確保することができ、良好な画質を維持することのできる現像装置、および、その現像装置に装備されるトナーカートリッジを提供することにある。
【解決手段】現像カートリッジ28において、トナーカートリッジ32内のトナーを、アジテータ39によって、幅方向両端部のカートリッジ側供給口67およびフレーム側供給口58から、筐体部51内へ搬送する。そして、筐体部51内のトナーを、幅方向中央部のフレーム側戻り口57およびカートリッジ側戻り口66から、トナーカートリッジ32内へ戻す。これによって、トナーカートリッジ32内の幅方向両端部にトナーが滞留することを防止しつつ、筐体部51とトナーカートリッジ32との間でトナーの循環を確保する。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に装備される現像装置およびトナーカートリッジに関する。
従来より、レーザプリンタなどの画像形成装置に対して着脱自在に装着される現像装置が知られている。
たとえば、オーガローラ、供給ローラおよび現像ローラを収容する現像室が区画されているユニットフレームと、そのユニットフレームに着脱自在に装着されるトナーカートリッジとを備える現像装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
この現像装置では、ユニットフレームおよびトナーカートリッジの中央位置(現像ローラの軸方向中央位置)にトナー供給口が形成され、そのトナー供給口の両側にトナー吸入口が形成されている。
トナーカートリッジ内のトナーは、トナー供給口から現像室内へ供給される。その後、トナーは、供給ローラに供給され、その供給ローラから現像ローラへ供給され、現像ローラにおいて担持される。一方、供給ローラへ供給されなかったトナーは、オーガローラによって、中央位置から両側に向かって搬送され、その後、トナーは、トナー吸引口からトナーカートリッジ内へ戻される。これによって、トナーが循環して、トナーの流動性が確保される。
特開平9−319202号公報
しかし、中央位置のトナー供給口において、トナーカートリッジから現像室内へトナーを供給し、その両側のトナー吸引口において、現像室からトナーカートリッジ内へトナーを戻すと、オーガローラによって中央位置から両側に向かって搬送されるトナーが、トナー吸引口からトナーカートリッジ内へ戻らずに、現像室内の両側にそのまま滞留することがある。トナーが滞留してしまうと、劣化の度合いの異なるトナーが現像室内、あるいは、トナーカートリッジ内で混在してしまうため、画質の低下を生じる。
本発明の目的は、現像剤の循環を確保することができ、良好な画質を維持することのできる現像装置、および、その現像装置に装備されるトナーカートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、現像装置であって、現像ローラを収容する第1筐体と、前記第1筐体に対して着脱可能に隣接配置され、現像剤を収容する第2筐体と、から構成される筐体とを備え、前記筐体は、前記現像ローラの軸方向途中に対向して設けられ、前記第1筐体内と前記第2筐体内とを連通する第1連通路と、前記現像ローラの軸方向両端部に対向して設けられ、前記第1筐体内と前記第2筐体内とを連通する第2連通路と、前記第2筐体内に設けられ、現像剤を前記第2連通路に向けて搬送するアジテータとを備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アジテータは、前記現像ローラの軸方向と略平行して配置される回転軸と、前記回転軸の軸方向途中に設けられ、現像剤を前記回転軸の軸方向途中から前記回転軸の軸方向両端部へ搬送する第1羽根を備えていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第1羽根は、前記回転軸の周りにおいて、その中心角が360°未満となる範囲で設けられ、かつ、前記回転軸の軸方向に対して交差するように配置されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1羽根は、前記アジテータを前記回転軸の軸方向に投影した投影面において、前記回転軸を径方向に通過する直線に対して、両側に設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記第1連通路を前記第1筐体と前記第2筐体との隣接方向に投影した投影範囲内に、前記一方側羽根の少なくとも一部および前記他方側羽根の少なくとも一部が、ともに配置されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項2ないし5のいずれかに記載の発明において、前記アジテータは、各前記第2連通路に対向するように、前記回転軸の軸方向両端部に設けられ、現像剤を前記回転軸の径方向へ搬送する第2羽根を備えていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記第2羽根は、前記回転軸と平行するように設けられていることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の発明において、前記第2羽根は、前記アジテータを前記回転軸の軸方向に投影した投影面において、前記回転軸の径方向を通過する直線に対して、両側に設けられていることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項6ないし8のいずれかに記載の発明において、前記第1羽根と前記第2羽根とは、前記回転軸の回転方向において、互いに異なる位置に配置されていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項6ないし9のいずれかに記載の発明において、前記アジテータは、前記回転軸に支持され、前記第2筐体の内底面に摺動可能な第3羽根を備えていることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記第3羽根は、少なくとも各前記第2羽根の間に設けられていることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項10または11に記載の発明において、前記第3羽根には、前記第1連通路を前記第1筐体と前記第2筐体との隣接方向に投影した投影範囲内において、開口部が形成されていることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の発明において、前記第1筐体には、前記現像ローラの軸方向において、現像剤を両端部から中央部に搬送するための搬送部材が設けられていることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、トナーカートリッジであって、現像剤を収容する筐体と、前記筐体内に設けられ、現像剤を攪拌するアジテータとを備え、前記アジテータは、一方向に配置される回転軸と、前記回転軸の軸方向途中に設けられ、現像剤を前記回転軸の軸方向途中から前記回転軸の軸方向両端部へ搬送する第1羽根を備えていることを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の発明において、前記第1羽根は、前記回転軸の周りにおいて、その中心角が360°未満となる範囲で設けられ、かつ、前記回転軸の軸方向に対して交差するように配置されていることを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の発明において、前記第1羽根は、前記アジテータを前記回転軸の軸方向に投影した投影面において、前記回転軸を径方向に通過する直線に対して、両側に設けられていることを特徴としている。
請求項17に記載の発明は、請求項14ないし16のいずれかに記載の発明において、前記アジテータは、前記回転軸の軸方向両端部に設けられ、現像剤を前記回転軸の径方向へ搬送する第2羽根を備えていることを特徴としている。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、前記第2羽根は、前記回転軸と平行するように設けられていることを特徴としている。
請求項19に記載の発明は、請求項17または18に記載の発明において、前記第2羽根は、前記アジテータを前記回転軸の軸方向に投影した投影面において、前記回転軸の径方向を通過する直線に対して、両側に設けられていることを特徴としている。
請求項20に記載の発明は、請求項17ないし19のいずれかに記載の発明において、前記第1羽根と前記第2羽根とは、前記回転軸の回転方向において、互いに異なる位置に配置されていることを特徴としている。
請求項21に記載の発明は、請求項17ないし20のいずれかに記載の発明において、前記アジテータは、前記回転軸に設けられ、前記筐体の内底面に摺動可能な第3羽根を備えていることを特徴としている。
請求項22に記載の発明は、請求項21に記載の発明において、前記第3羽根は、前記回転軸の軸方向において、少なくとも各前記第2羽根の間に設けられていることを特徴としている。
請求項23に記載の発明は、請求項21または22に記載の発明において、前記第3羽根には、開口部が形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、第2筐体内の現像剤は、アジテータによって、現像ローラの軸方向両端部に対向する第2連通路から、第1筐体内へ搬送される。そのため、第1筐体内の現像ローラの軸方向両端部に、現像剤が滞留することを防止することができる。そして、第1筐体内の現像剤は、現像ローラの軸方向途中に対向する第1連通路から、第2筐体内へ戻される。そのため、第1筐体と第2筐体との間で現像剤の循環を確保することができる。その結果、現像剤の劣化を防止して、良好な画質を維持することができる。
請求項2に記載の発明では、第1羽根が、回転軸の軸方向途中から回転軸の軸方向両端部へ、現像剤を搬送する。そのため、第2筐体内の現像剤を、第2連通路から第1筐体内へ確実に搬送することができる。
請求項3および15に記載の発明では、第1羽根が回転軸の軸方向に対して交差するように配置されている。そのため、現像剤を軸方向に沿って確実に搬送することができる。また、第1羽根が、回転軸の周りにおいて、その中心角が360°となる範囲で設けられていると、第1羽根が回転軸の周りで1回転したときに、現像剤を軸方向に沿って一方向およびその一方向の逆方向の両方向に搬送する。しかし、請求項3および16に記載の発明では、第1羽根は、回転軸の周りにおいて、その中心角が360°未満となる範囲で設けられている。そのため、現像剤を軸方向に沿って一方向へ搬送することができる。
請求項4に記載の発明では、第1羽根が、アジテータを回転軸の軸方向に投影した投影面において、回転軸を径方向に通過する直線に対して、両側に設けられている。そのため、一方側に配置される一方側羽根と、他方側に配置される他方側羽根とで、第1連通路から第2筐体内へ戻される現像剤を、各第2連通路へ向けてそれぞれ搬送することができる。
請求項5に記載の発明では、第1連通路を第1筐体と第2筐体との隣接方向に投影した投影範囲内に、一方側羽根の少なくとも一部および他方側羽根の少なくとも一部が、ともに配置されている。そのため、第1連通路から第2筐体内へ戻される現像剤を、一方側羽根および他方側羽根の両方で受けて、それぞれによって各第2連通路へ確実に搬送することができる。
請求項6に記載の発明では、現像剤は、回転軸の軸方向両端部において、第2羽根によって回転軸の径方向へ搬送される。そのため、現像剤を各第2連通路へ確実に搬送することができる。また、その搬送によって、第1筐体内の現像ローラの軸方向両端部に、現像剤が滞留することを確実に防止することができる。
請求項7および18に記載の発明では、第2羽根が回転軸と平行するように設けられている。そのため、現像剤を回転軸の径方向へ確実に搬送することができる。
請求項8および19に記載の発明では、第2羽根が、アジテータを回転軸の軸方向に投影した投影面において、回転軸を径方向に通過する直線に対して、両側に設けられている。そのため、一方側に配置される第2羽根と、他方側に配置される第2羽根とで、現像剤を回転軸の径方向へ交互に搬送することができる。
請求項9に記載の発明では、第1羽根と第2羽根とが回転軸の回転方向において、互いに異なる位置に配置されている。そのため、回転軸の回転によって、第1羽根による回転軸の軸方向途中から回転軸の軸方向両端部への現像剤の搬送と、第2羽根による回転軸の軸方向両端部における回転軸の径方向への現像剤の搬送とが、交互に繰り返される。その結果、第1筐体と第2筐体との間での現像剤の効率のよい循環を確保することができる。
請求項10に記載の発明では、第3羽根によって、第2筐体の内底面に溜まる現像剤を攪拌することができる。そのため、第2筐体内での現像剤の滞留を防止することができる。
請求項11に記載の発明では、第3羽根が回転軸の軸方向において少なくとも各第2羽根の間に設けられている。そのため、回転軸の軸方向途中においては、第2筐体の内底面に溜まる現像剤を第3羽根によって掻き上げるとともに、その現像剤を第1羽根によって、回転軸の軸方向途中から回転軸の軸方向両端部へ搬送し、その後、現像剤を第2羽根によって回転軸の径方向へ搬送することができる。その結果、第2筐体内での現像剤の効率的な流動を確保することができる。
請求項12に記載の発明では、第3羽根には、第1連通路を第1筐体と第2筐体との隣接方向に投影した投影範囲内に開口部が形成されている。そのため、第1連通路から第2筐体内へ戻される現像剤を、開口部に通過させることができる。そのため、第1連通路から第2筐体内へ現像剤が戻されることを、第3羽根が阻害することを防止することができる。
請求項13に記載の発明では、各第2連通路から第1筐体内へ搬送される現像剤は、搬送部材によって、現像ローラの軸方向両端部から中央部へ搬送される。そのため、第1筐体内での現像剤の効率的な流動を確保することができる。その結果、第1筐体と第2筐体との間での現像剤の良好な循環を確保することができる。
請求項14に記載の発明では、第1羽根が、回転軸の軸方向途中から回転軸の軸方向両端部へ、現像剤を搬送する。そのため、筐体内の現像剤を、回転軸の軸方向両端部から筐体外へ搬送することができる。
請求項16に記載の発明では、第1羽根が、アジテータを回転軸の軸方向に投影した投影面において、回転軸を径方向に通過する直線に対して、両側に設けられている。そのため、一方側に配置される一方側羽根と、他方側に配置される他方側羽根とで、回転軸の軸方向途中の現像剤を、回転軸の軸方向各端部へ向けてそれぞれ搬送することができる。
請求項17に記載の発明では、現像剤は、回転軸の軸方向両端部において、第2羽根によって回転軸の径方向へ搬送される。そのため、現像剤を、回転軸の軸方向各端部から筐体外へ確実に搬送することができる。
請求項20に記載の発明では、第1羽根と第2羽根とが回転軸の回転方向において、互いに異なる位置に配置されている。そのため、回転軸の回転によって、第1羽根による回転軸の軸方向途中から回転軸の軸方向両端部への現像剤の搬送と、第2羽根による回転軸の軸方向両端部における回転軸の径方向への現像剤の搬送とが、交互に繰り返される。その結果、現像剤の効率のよい搬送を確保することができる。
請求項21に記載の発明では、第3羽根によって、筐体の内底面に溜まる現像剤を攪拌することができる。そのため、筐体内での現像剤の滞留を防止することができる。
請求項22に記載の発明では、第3羽根が回転軸の軸方向において少なくとも各第2羽根の間に設けられている。そのため、回転軸の軸方向途中においては、筐体の内底面に溜まる現像剤を第3羽根によって掻き上げるとともに、その現像剤を第1羽根によって、回転軸の軸方向途中から回転軸の軸方向両端部へ搬送し、その後、現像剤を第2羽根によって回転軸の径方向へ搬送することができる。その結果、筐体内での現像剤の効率的な流動を確保することができる。
請求項23に記載の発明では、第3羽根には、開口部が形成されている。そのため、現像剤を、開口部に通過させることができる。そのため、第3羽根が現像剤の流動を阻害することを防止することができる。
1.レーザプリンタ
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。図2は、図1に示すレーザプリンタの現像カートリッジの側断面図である。
なお、図2は、図3におけるA−A断面図である。また、各図において、筐体部51およびトナーカートリッジ32において、第1連通口および第2連通口を開閉するシャッタは、省略してある。
レーザプリンタ1は、図1に示すように、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙する排紙部6と、を備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、ボックス形状に形成されており、一方側の側壁には、開放口が形成され、その開放口を開閉するフロントカバー7が設けられている。フロントカバー7を開くことにより、プロセスカートリッジ17(後述)を、本体ケーシング2に着脱させることができる。
なお、以下の説明では、フロントカバー7が設けられる側を前側(正面側)とし、その反対側を後側(背面側)とする。また、図1における紙厚方向手前側を左側とし、図1における紙厚方向奥側を右側とする。また、左右方向と幅方向とは同義である。
また、プロセスカートリッジ17(後述)、現像カートリッジ28およびトナーカートリッジ32(後述)に関する方向も、これらが本体ケーシング2に装着されている状態における方向として説明する。
(2)給紙部
給紙部4は、給紙トレイ8、給紙ローラ9、分離ローラ10、分離パッド11、紙粉取りローラ12および13およびレジストローラ14を備えている。
給紙トレイ8内には、用紙押圧板15が設けられている。その用紙押圧板15の最上位にある用紙3は、給紙ローラ9によって給紙され、分離ローラ10および分離パッド11で1枚毎に捌かれて、紙粉取りローラ12および13を通過した後、レジストローラ14によって、画像形成部5の転写位置(後述)に搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、および、定着部18を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー21、複数のレンズ22および複数の反射鏡23を備えている。
レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すようにポリゴンミラー21で反射され、複数のレンズ22および複数の反射鏡23を通過または反射して、プロセスカートリッジ17の感光ドラム25の表面へ走査される。
(3−2)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2内においてスキャナユニット16の下方に配置され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されている。
プロセスカートリッジ17は、プロセスフレーム24内に、感光ドラム25、スコロトロン型帯電器26、転写ローラ27および現像装置(筐体)の一例としての現像カートリッジ28を備えている。
感光ドラム25は、プロセスフレーム24に回転自在に支持されている。スコロトロン型帯電器26は、感光ドラム25の上方において、感光ドラム25と間隔を隔てて、プロセスフレーム24に支持されている。転写ローラ27は、感光ドラム25の下側から感光ドラム25と対向配置され、プロセスフレーム24に回転自在に支持されている。
現像カートリッジ28は、プロセスフレーム24に着脱自在に装着されている。現像カートリッジ28は、図2に示すように、第1筐体の一例としての現像フレーム31と、その現像フレーム31に着脱自在に装着される、第2筐体の一例としてのトナーカートリッジ32とを備えている。現像フレーム31内には、現像ローラ33、層厚規制ブレード34、供給ローラ35およびオーガ36が収容されている。
現像ローラ33は、感光ドラム25の前側に対向配置され、現像フレーム31に回転自在に支持されている。
層厚規制ブレード34は、薄板形状に形成される板バネ部材37と、板バネ部材37の下端部に設けられる圧接ゴム38とを備えている。板バネ部材37の上端部は、現像フレーム31に固定され、圧接ゴム38は、板バネ部材37の弾性力により現像ローラ33の表面を押圧している。
供給ローラ35は、現像ローラ33の前側に対向配置され、現像フレーム31に回転自在に支持されている。
オーガ36は、供給ローラ35の上方において、現像フレーム31に回転自在に支持されている。
トナーカートリッジ32内には、アジテータ39が設けられている。また、トナーカートリッジ32内には、非磁性一成分の正帯電トナーが収容されている。
トナーカートリッジ32内のトナーは、アジテータ39の回転により攪拌され、第1連通路の一例としてのカートリッジ側供給口67(後述)およびフレーム側供給口58(後述)を介して、現像フレーム31内へ放出される。その後、トナーは、オーガ36の回転により搬送されながら、供給ローラ35へ供給される。また、供給ローラ35へ供給されなかったトナーは、フレーム側戻り口57(後述)およびカートリッジ側戻り口66(後述)を介して、トナーカートリッジ32内へ戻される。
供給ローラ35へ供給されたトナーは、その供給ローラ35の回転により、現像ローラ33に供給される。このとき、供給ローラ35と現像ローラ33との間で正極性に摩擦帯電される。続いて、現像ローラ33に供給されたトナーは、現像ローラ33の回転に伴って圧接ゴム38と現像ローラ33との間に進入して、それらの間で層厚が規制されながら、現像ローラ33の表面に薄層として担持される。
一方、図1に示すように、感光ドラム25の表面は、感光ドラム25の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器26により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームにより露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ33の回転により、現像ローラ33の表面に担持されているトナーが、感光ドラム25に対向して接触するときに、感光ドラム25の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、静電潜像は現像(可視像化)されて、感光ドラム25の表面にトナー像が担持される。そして、トナー像は、感光ドラム25と転写ローラ27との間(転写位置)に搬送されてくる用紙3上に転写される。
(3−3)定着部
定着部18は、プロセスカートリッジ17の後方に設けられている。定着部18は、加熱ローラ46と、加熱ローラ46に下方から圧接される加圧ローラ47とを備えている。
定着部18では、転写位置において用紙3に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ46と加圧ローラ47との間を通過する間に熱定着させる。
(4)排紙部
排紙部6は、搬送ローラ48、排紙ローラ49および排紙トレイ50を備えている。そして、熱定着された用紙3は、搬送ローラ48によって、排紙ローラ49へ搬送され、排紙ローラ49によって排紙トレイ50上へ排紙される。
2.現像カートリッジの詳細
図3は、現像カートリッジ(アジテータ:左方搬送状態)の平面図、図4は、現像カートリッジ(アジテータ:右方搬送状態)の平面図、図5は、アジテータ(左方搬送状態)の斜視図、図6は、アジテータ(右方搬送状態)の斜視図、図7は、現像フレームに対するトナーカートリッジの着脱を概略的に示す概略図である。なお、図3、4において、上壁54、62は取り外されている。
(1)現像フレーム
現像フレーム31は、図2に示すように、筐体部51とカートリッジ収容部52とを一体的に備えている。
(a)筐体部
筐体部51は、図2および図3に示すように、後方が開放される幅方向に延びるボックス形状に形成されている。筐体部51は、幅方向に間隔を隔てて対向配置される両側壁53と、両側壁53間の上方を被覆する上壁54と、両側壁53間の下方を被覆する底壁55と、両側壁53間の前方を被覆する前壁56とを一体的に備えている。
前壁56には、フレーム側戻り口57およびフレーム側供給口58が開口されている。フレーム側戻り口57は、前壁56の幅方向中央部に形成されている。フレーム側戻り口57は、幅方向に細長い略矩形状に形成されている。フレーム側供給口58は、フレーム側戻り口57の幅方向両側に間隔を隔てて、前壁56の幅方向両端部に形成されている。各フレーム側供給口58は、幅方向に細長い略矩形状に形成されている。
筐体部51には、現像ローラ33、層厚規制ブレード34、供給ローラ35およびオーガ36が配置されている。
現像ローラ33は、幅方向に沿って配置され、両側壁53に回転自在に支持されている。前後方向においては、現像ローラ33の幅方向中央部にフレーム側戻り口57が対向配置され、現像ローラ33の幅方向両端部にフレーム側供給口58が対向配置されている。
層厚規制ブレード34は、板バネ部材37の上端部が上壁54に固定され、その下端部の圧接ゴム38が現像ローラ33の前部上側に圧接されるように、配置されている。
供給ローラ35は、現像ローラ33の前部下側と接触し、前壁56と対向するように幅方向に沿って配置され、両側壁53に回転自在に支持されている。
オーガ36は、供給ローラ35の上方において、前壁56と対向するように配置され、オーガ軸40と、オーガ軸40の周りに設けられる右方搬送スクリュー41および左方搬送スクリュー42とを備えている。オーガ軸40は、幅方向に沿って配置され、両側壁53に回転自在に支持されている。右方搬送スクリュー41は、オーガ軸40において、幅方向中央部から幅方向左端部に亘って設けられている。右方搬送スクリュー41は、トナーを右方へ搬送する螺旋形状に形成されている。左方搬送スクリュー42は、オーガ軸40において、幅方向中央部から幅方向右端部に亘って設けられている。左方搬送スクリュー42は、トナーを左方へ搬送する螺旋形状(右方搬送スクリュー41と反対の螺旋形状)に形成されている。
(b)カートリッジ収容部
カートリッジ収容部52は、図2に示すように、前壁56の下端部から前方へ向かって延びる断面円弧形状(下方に凸の円弧形状)の厚板から形成されている。
(2)トナーカートリッジ
トナーカートリッジ32は、トナーを収容する筐体であって、図2および図3に示すように、幅方向に延びるボックス形状に形成されている。トナーカートリッジ32は、幅方向に間隔を隔てて対向配置される両側壁61と、両側壁61間の上方を被覆する上壁62と、両側壁53間の下方を被覆する断面円弧形状(下方に凸の円弧形状)の底壁63と、両側壁61間の前方を被覆する前壁64と、両側壁61間の後方を被覆する後壁65とを一体的に備えている。
後壁65には、カートリッジ側戻り口66およびカートリッジ側供給口67が開口されている。カートリッジ側戻り口66は、後壁65の幅方向中央部に形成されている。カートリッジ側戻り口66は、フレーム側戻り口57と略同一形状の、幅方向に細長い略矩形状に形成されている。カートリッジ側供給口67は、カートリッジ側戻り口66の幅方向両側に間隔を隔てて、後壁65の幅方向両端部に形成されている。各カートリッジ側供給口67は、フレーム側供給口58と略同一形状の、幅方向に細長い略矩形状に形成されている。
前壁64の上端部には、前方に突出する把持部68が設けられている。
トナーカートリッジ32は、図7に示すように、カートリッジ収容部52に着脱自在に装着される。トナーカートリッジ32は、カートリッジ収容部52に装着されると、図2に示すように、底壁63がカートリッジ収容部52に収容され、トナーカートリッジ32が筐体部51の前側に隣接配置される。なお、トナーカートリッジ32および筐体部51には、通常、トナーカートリッジ32がカートリッジ収容部52から取り外された状態において、カートリッジ側戻り口66ないしカートリッジ側供給口67、および、フレーム側戻り口57ないしフレーム側供給口58を開閉するシャッタが設けられるが、本実施形態においては、説明の都合上、省略されている。
また、トナーカートリッジ32がカートリッジ収容部52に装着されると、カートリッジ側戻り口66が、前後方向において、フレーム側戻り口57と対向配置される。これによって、筐体部51内とトナーカートリッジ32内とが、幅方向中央部において、フレーム側戻り口57およびカートリッジ側戻り口66を介して連通される。
また、トナーカートリッジ32がカートリッジ収容部52に装着されると、カートリッジ側供給口67が、前後方向において、フレーム側供給口58と対向配置される。これによって、筐体部51内とトナーカートリッジ32内とが、幅方向両端部において、フレーム側供給口58およびカートリッジ側供給口67を介して連通される。
なお、トナーカートリッジ32は、図7に示すように、把持部68を把持して持ち上げれば、カートリッジ収容部52から離脱させることができる。
(3)アジテータ
アジテータ39は、図5および図6に示すように、回転軸71と、格子枠72と、第1羽根の一例である一方側羽根としての左側軸方向搬送羽根73および他方側羽根としての右側軸方向搬送羽根74とを備えている。
(a)回転軸
回転軸71は、丸棒形状に形成されており、図2に示すように、側面視においてトナーカートリッジ32の中央部に配置され、図3に示すように、幅方向に沿って配置され、両側壁61に回転自在に支持されている。
(b)格子枠
格子枠72は、図5および図6に示すように、回転軸71からその径方向の両外方に向って延びるように設けられている。
径方向一方の格子枠72(以下、左側格子枠72Lとする。)は、図6に示すように、幅方向に延びる梯子形状に形成されており、回転軸71から径方向一方へ突出され、回転軸71の左側端部から右側へ軸方向略2/3までの間において、軸方向に沿って回転軸71に設けられている。
径方向他方の格子枠72(以下、右側格子枠72Rとする。)は、図5に示すように、幅方向に延びる梯子形状に形成されており、回転軸71から径方向他方へ突出され、回転軸71の右側端部から左側へ軸方向略2/3までの間において、軸方向に沿って回転軸71に設けられている。右側格子枠72Rは、左側格子枠72Lに対して、回転軸71周りに180°変位して設けられている。
(c)左側軸方向搬送羽根および右側軸方向搬送羽根
左側軸方向搬送羽根73は、図5および図6に示すように、回転軸71の軸方向中央部近傍において、格子枠72(右側格子枠72Rおよび左側格子枠72L)の一方側の表面に、幅方向に間隔を隔てて2つ設けられている。各左側軸方向搬送羽根73は、略矩形板形状に形成され、回転軸71の軸方向に対して交差する方向に沿って、格子枠72の一方側の表面から直交方向に立設されている。これによって、各左側軸方向搬送羽根73は、図2に示すように、回転軸71の周りにおいて、その中心角C1が略180°となる範囲で設けられている。つまり、各左側軸方向搬送羽根73は、回転軸71に対して一方側に配置されている点線で示される端縁部A1と、回転軸71に対して他方側に配置される点線で示される端縁部B1とを両端とする、回転軸71の回転中心Oに対する弧A1B1の中心角C1が略180°となる範囲で設けられている。
一方(幅方向内側)の左側軸方向搬送羽根73(以下、内側左側軸方向搬送羽根73Rとする。)は、図5および図6に示すように、左側格子枠72Lおよび右側格子枠72Rの両方が設けられている領域(以下、格子枠72の中央領域とする。)に、設けられている。内側左側軸方向搬送羽根73Rは、回転軸71を斜めに横切って、その一端部が回転軸71の軸方向中央部よりもやや右側に配置され、その他端部が回転軸71の軸方向中央部よりもやや左側に配置されるように、配置されている。
他方(幅方向外側)の左側軸方向搬送羽根73(以下、外側左側軸方向搬送羽根73Lとする。)は、内側左側軸方向搬送羽根73Rに対して左側に配置され、回転軸71に対して、格子枠72の中央領域と、左側格子枠72Lのみが設けられている領域(以下、格子枠72の左側領域とする。)とに亘って、設けられている。外側左側軸方向搬送羽根73Lは、回転軸71を斜めに横切って、その一端部が、格子枠72の中央領域において、回転軸71の軸方向中央部よりも左側に配置され、その他端部が、格子枠72の左側領域において、回転軸71の軸方向左側に配置されるように、配置されている。
内側左側軸方向搬送羽根73Rと外側左側軸方向搬送羽根73Lとは、回転軸71に対して、0°より大きく90°未満の範囲から選択される同一の交差角度で、互いに平行して配置されている。本実施形態においては、内側左側軸方向搬送羽根73Rおよび外側左側軸方向搬送羽根73Lは、回転軸71に対して、45°の交差角度で配置されている。
右側軸方向搬送羽根74は、回転軸71の軸方向中央部近傍において、格子枠72の他方側の表面に、幅方向に間隔を隔てて2つ設けられている。各右側軸方向搬送羽根74は、左側軸方向搬送羽根73と略同一の略矩形板形状に形成され、回転軸71の軸方向に対して交差する方向に沿って、格子枠72の他方側の表面から直交方向に立設されている。これによって、各右側軸方向搬送羽根74は、図2に示すように、回転軸71の周りにおいて、その中心角C2が略180°となる範囲で設けられている。つまり、各右側軸方向搬送羽根74は、回転軸71に対して一方側に配置されている点線で示される端縁部A2と、回転軸71に対して他方側に配置される点線で示される端縁部B2とを両端とする、回転軸71の回転中心Oに対する弧A2B2の中心角C2が略180°となる範囲で設けられている。
一方(幅方向内側)の右側軸方向搬送羽根74(以下、内側右側軸方向搬送羽根74Lとする。)は、図5および図6に示すように、格子枠72の中央領域に設けられている。内側右側軸方向搬送羽根74Lは、回転軸71を斜めに横切って、その一端部が回転軸71の軸方向中央部よりもやや左側に配置され、その他端部が回転軸71の軸方向中央部よりもやや右側に配置されるように、配置されている。
他方(幅方向外側)の右側軸方向搬送羽根74(以下、外側右側軸方向搬送羽根74Rとする。)は、内側右側軸方向搬送羽根74Lに対して右側に配置され、回転軸71に対して、格子枠72の中央領域と、右側格子枠72Rのみが設けられている領域(以下、格子枠72の右側領域とする。)とに亘って、設けられている。外側右側軸方向搬送羽根74Rは、回転軸71を斜めに横切って、その一端部が、格子枠72の中央領域において、回転軸71の軸方向中央部よりも右側に配置され、その他端部が、格子枠72の右側領域において、回転軸71の軸方向右側に配置されるように、配置されている。
内側右側軸方向搬送羽根74Lと外側右側軸方向搬送羽根74Rとは、回転軸71に対して0°より大きく90°未満の範囲から選択される同一の交差角度(内側左側軸方向搬送羽根73Rと外側左側軸方向搬送羽根73Lとも同一の交差角度)で、互いに平行して配置されている。本実施形態においては、内側右側軸方向搬送羽根74Lおよび外側右側軸方向搬送羽根74Rは、回転軸71に対して、45°の交差角度で配置されている。
これによって、各左側軸方向搬送羽根73と各右側軸方向搬送羽根74とは、これらを回転軸71の軸方向に投影した投影面において、格子枠72に沿って回転軸71を径方向に通過する直線に対して両側、つまり、格子枠72の一方側の表面とその他方側の表面とに、それぞれ設けられている。
また、各左側軸方向搬送羽根73および各右側軸方向搬送羽根74は、回転軸71の軸方向中央部近傍において、回転軸71の軸方向において左右に配置され、かつ、その軸方向において互いに重ならないように、回転軸71に対して同一の交差角度で設けられ、互いに幅方向に間隔を隔てて平行して配置されている。
また、各左側軸方向搬送羽根73および各右側軸方向搬送羽根74は、図3に示すように、カートリッジ側戻り口66と前後方向において対向配置されている。すなわち、カートリッジ側戻り口66を前後方向に投影した投影範囲内に、各左側軸方向搬送羽根73および各右側軸方向搬送羽根74がともに配置されている。
より具体的には、内側左側軸方向搬送羽根73Rは、その右側端部が、カートリッジ側戻り口66の幅方向中央よりもやや右側に配置され、その左側端部が、カートリッジ側戻り口66の左端部よりも左方に配置されるように、カートリッジ側戻り口66と前後方向において一部重複するように配置されている。
内側右側軸方向搬送羽根74Lは、その左側端部が、カートリッジ側戻り口66の幅方向中央よりもやや左側に配置され、その右側端部が、カートリッジ側戻り口66の右端部よりも右方に配置されるように、カートリッジ側戻り口66と前後方向において一部重複するように配置されている。
また、外側左側軸方向搬送羽根73Lは、その右側端部がカートリッジ側戻り口66の左側端部と前後方向において重複するように配置されている。外側右側軸方向搬送羽根74Rは、その左側端部がカートリッジ側戻り口66の右側端部と前後方向において重複するように配置されている。
なお、外側左側軸方向搬送羽根73Lの右側端部は、内側左側軸方向搬送羽根73Rの左側端部よりも右側に配置されるように構成されている。また、外側右側軸方向搬送羽根74Rの左側端部は、内側右側軸方向搬送羽根74Lの右側端部よりも左側に配置されるように構成されている。
(d)径方向搬送羽根
アジテータ39には、図5および図6に示すように、第2羽根の一例としての径方向搬送羽根75が設けられている。径方向搬送羽根75は、回転軸71の軸方向両端部に、それぞれ設けられている。各径方向搬送羽根75は、幅方向に延びる略矩形板形状に形成されている。
左側の径方向搬送羽根75(以下、左側径方向搬送羽根75Lとする。)は、回転軸71の軸方向において、右側格子枠72Rと隣接するように設けられている。すなわち、左側径方向搬送羽根75Lは、回転軸71の左側端部から右側へ幅方向略1/3までの間において、回転軸71と平行するように設けられている。左側径方向搬送羽根75Lは、図2に示すように、回転軸71から径方向に突出しており、同じ方向に突出する左側格子枠72Lとのなす角度が、0°より大きく90°未満の範囲から選択される角度となるように設けられている。本実施形態においては、左側径方向搬送羽根75Lは、左側格子枠72Lとのなす角度が、45°の角度となるように設けられている。
右側の径方向搬送羽根75(以下、右側径方向搬送羽根75Rとする。)は、図6に示すように、回転軸71の軸方向において、左側格子枠72Lと隣接するように設けられている。すなわち、右側径方向搬送羽根75Rは、回転軸71の右側端部から左側へ幅方向略1/3までの間において、回転軸71と平行するように設けられている。右側径方向搬送羽根75Rは、回転軸71から径方向に突出しており、同じ方向に突出する右側格子枠72Rとのなす角度が、0°より大きく90°未満の範囲から選択される角度となるように設けられている。本実施形態においては、右側径方向搬送羽根75Rは、右側格子枠72Rとのなす角度が、45°の角度となるように設けられている。
左側径方向搬送羽根75Lと左側格子枠72Lとのなす角度と、右側径方向搬送羽根75Rと右側格子枠72Rとのなす角度とは、同一角度となるように、設けられている。
これによって、左側径方向搬送羽根75Lと右側径方向搬送羽根75Rとは、回転軸71の周りに互いに180°変位して設けられている。つまり、左側径方向搬送羽根75Lと右側径方向搬送羽根75Rとは、回転軸71からその径方向の両外方に向って延びるように設けられており、これらを回転軸71の軸方向に投影した投影面において、径方向搬送羽根75に沿って回転軸71を径方向に通過する直線の直交線に対して、両側に配置される。
また、左側径方向搬送羽根75Lおよび右側径方向搬送羽根75Rと、格子枠72とは、回転軸71の回転中心に対して互いに角度をもって配置されており、回転軸71の周方向(回転方向)において互いに異なる位置に設けられている。
また、左側径方向搬送羽根75Lと右側径方向搬送羽根75Rとは、図3に示すように、前後方向において、左側のカートリッジ側供給口67(以下、左側カートリッジ側供給口67Lとする。)および右側のカートリッジ側供給口67(以下、右側カートリッジ側供給口67Rとする。)と、それぞれ対向配置されている。
(e)底掃羽根
アジテータ39には、図5および図6に示すように、第3羽根の一例としての底掃羽根76が設けられている。底掃羽根76は、可撓性のフィルムから形成されており、左側格子枠72L、右側格子枠72R、左側径方向搬送羽根75Lおよび右側径方向搬送羽根75Rの径方向外側端部に、それぞれ設けられている。
左側格子枠72Lの径方向外側端部に設けられている底掃羽根76(以下、左枠底掃羽根76LFとする。)は、幅方向に延びる略矩形状に形成されており、左側格子枠72Lの左側領域の径方向外側端部(つまり、径方向外側端部の幅方向1/3の左側端部)に設けられている。
右側格子枠72Rの径方向外側端部に設けられている底掃羽根76(以下、右枠底掃羽根76RFとする。)は、幅方向に長く延びる略矩形状に形成されており、右側格子枠72Rの右側領域および中央領域の径方向外側端部(つまり、径方向外側端部の幅方向すべてに亘って)に設けられている。右枠底掃羽根76RFは、回転軸71の回転方向において、左側径方向搬送羽根75Lと右側径方向搬送羽根75Rとの間に重なるように設けられている。
右枠底掃羽根76RFには、その幅方向左側に、幅方向に長い略矩形状の開口部77が開口されている。
左側径方向搬送羽根75Lの径方向外側端部に設けられている底掃羽根76(以下、左側底掃羽根76Lとする。)は、幅方向に延びる略矩形状に形成されており、左側径方向搬送羽根75Lの径方向外側端部の幅方向すべてに亘って設けられている。
右側径方向搬送羽根75Rの径方向外側端部に設けられている底掃羽根76(以下、右側底掃羽根76Rとする。)は、幅方向に延びる略矩形状に形成されており、右側径方向搬送羽根75Rの径方向外側端部の幅方向すべてに亘って設けられている。
各底掃羽根76は、底壁63の内面に摺動可能な長さで形成されており、回転軸71の回転方向において、各径方向外側端部に固定される底掃羽根76の基端部が上流側となり、各径方向外側端部から離間する底掃羽根76の遊端部が下流側となるように配置されている。
また、右枠底掃羽根76RFの開口部77は、図3に示すように、カートリッジ側戻り口66と前後方向において対向配置されている。すなわち、カートリッジ側戻り口66を前後方向に投影した投影範囲を含むように、開口部77が配置されている。
(3)現像カートリッジの動作
画像形成時には、本体ケーシング2内に設けられるモータからの駆動力により、アジテータ39およびオーガ36が回転される。
アジテータ39が回転されると、図3および図4に示すように、トナーカートリッジ32内では、幅方向中央部のトナーが、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74によって、回転軸71の軸方向に沿って流動して、幅方向両側端部へ搬送される。
具体的には、たとえば、図3に示すように、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74が、上方右側から下方左側へ傾斜するときには、それらに接触するトナーは、左側軸方向搬送羽根73の傾斜に従って、幅方向中央部から左側端部へ搬送される(図3中、X1方向)。また、たとえば、図4に示すように、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74が、上方左側から下方右側へ傾斜するときには、それらに接触するトナーは、右側軸方向搬送羽根74の傾斜に従って、幅方向中央部から右側端部へ搬送される(図4中、X2方向)。つまり、幅方向中央部のトナーは、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74の回転によって、幅方向において、左側端部または右側端部へ掻き分けられる。
左側端部へ搬送されたトナーは、後から来る左側径方向搬送羽根75Lによって、回転軸71の径方向へ搬送されて、左側径方向搬送羽根75Lに対向する左側のカートリッジ側供給口67へ流動して、左側のカートリッジ側供給口67およびフレーム側供給口58を介して、筐体部51の左側端部へ供給される。
右側端部へ搬送されたトナーは、後から来る右側径方向搬送羽根75Rによって、回転軸71の径方向へ搬送されて、右側径方向搬送羽根75Rに対向する右側のカートリッジ側供給口67へ流動して、右側のカートリッジ側供給口67およびフレーム側供給口58を介して、筐体部51内の右側端部へ供給される。
また、アジテータ39が回転されると、底掃羽根76の回転によって、底壁63の内面に溜まるトナーが掻き上げられて、左側軸方向搬送羽根73、右側軸方向搬送羽根74および径方向搬送羽根75によって、それぞれの方向へ搬送される。
また、底掃羽根76は、底壁63の内面に溜まるトナーを掻き上げるとともに、トナーを回転軸71の径方向へ搬送する。そのため、両側端部においては、トナーは、左側径方向搬送羽根75Lおよび右側径方向搬送羽根75Rによって各カートリッジ側供給口67へ搬送されるのに加えて、底掃羽根76によっても各カートリッジ側供給口67へ搬送される。これによって、トナーは、強い押圧力で各カートリッジ側供給口67へ流動され、各カートリッジ側供給口67およびフレーム側供給口58を介して、筐体部51内の両側端部へ供給される。
そして、筐体部51内の左側端部へ供給されたトナーは、回転するオーガ36の右方搬送スクリュー41によって、筐体部51の幅方向中央部へ搬送されながら、供給ローラ34へ供給される。また、筐体部51内の右側端部へ供給されたトナーは、回転するオーガ36の左方搬送スクリュー42によって、筐体部51の幅方向中央部へ搬送されながら、供給ローラ34へ供給される。
供給ローラ34へ供給されずに筐体部51の幅方向中央部へ搬送されたトナーは、フレーム側戻り口57およびカートリッジ側戻り口66を介して、トナーカートリッジ32内の幅方向中央部へ供給される。
トナーカートリッジ32内の幅方向中央部へ供給されたトナーは、図3に示すように、左側軸方向搬送羽根73と接触するタイミングで、幅方向左側端部へ向かって搬送され、図4に示すように、右側軸方向搬送羽根74と接触するタイミングで、幅方向右側端部へ向かって搬送される。つまり、交互に、幅方向左側端部または幅方向右側端部へ搬送される。
つまり、トナーは、まず、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74によって、トナーカートリッジ32の幅方向中央部から幅方向両端部へ搬送され、その後、径方向搬送羽根75および底掃羽根76によって、トナーカートリッジ32から筐体部51へ搬送され、次いで、オーガ36によって、筐体部51幅方向両端部から幅方向中央部へ搬送され、再度、筐体部51からトナーカートリッジ32の幅方向中央部へ搬送される。これによって、トナーの、トナーカートリッジ32と筐体部51との間での循環が確保される。
3.実施形態の作用効果
(1)このように、現像カートリッジ28では、トナーカートリッジ32内のトナーは、アジテータ39によって、幅方向両端部のカートリッジ側供給口67およびフレーム側供給口58から、筐体部51内へ搬送される。そのため、筐体部51内の幅方向両端部に、トナーが滞留することを防止することができる。そして、筐体部51内のトナーは、幅方向中央部のフレーム側戻り口57およびカートリッジ側戻り口66から、トナーカートリッジ32内へ戻される。そのため、筐体部51とトナーカートリッジ32との間でトナーの循環を確保することができる。その結果、トナーの劣化を防止して、良好な画質を維持することができる。
なお、トナーが、幅方向両端のカートリッジ側供給口67およびフレーム側供給口58から、筐体部51内へ搬送された場合に、筐体部51の幅方向両端部におけるトナーの滞留が防止されるのは、次の理由が推測される。
すなわち、トナーが、幅方向中央部において、トナーカートリッジ32から筐体部51に搬送され、幅方向両端部において、筐体部51からトナーカートリッジ32に搬送される構成を考えると、トナーカートリッジ32から筐体部51に搬送されたトナーにおいて、その一部分が、供給ローラ35側へ流れ、他の部分が、中央部から両端部に移動しトナーカートリッジ32側へと流れる。そうすると、両端部において、筐体部51からトナーカートリッジ32へ流れるトナーの勢いは、供給ローラ35側へ流れたトナーが差し引かれる分、小さくなる。このため、トナーが、筐体部51内の幅方向両端部に残りやすくなる。
しかしながら、幅方向両端部において、トナーカートリッジ32から筐体部51に搬送され、幅方向中央部において、筐体部51からトナーカートリッジ32に搬送される構成では、両端部において、トナーカートリッジ32から筐体部51へ流れるトナーは、他に逃げ道がないため、その勢いが維持される。このため、トナーが、筐体部51内の幅方向両端部に残りにくくなるものと思われる。
また、副次的な理由として、次のものが挙げられる。一般的に、筐体部51に設けられるオーガは、トナーカートリッジ32に設けられるアジテータよりも径が小さく、搬送力が弱いものとなっている。すなわち、このようなアジテータ39によって幅方向両端部において、トナーカートリッジ32から筐体部51にトナーを搬送することで、トナーが、筐体部51内の幅方向両端部に残りにくくなるものと思われる。
(2)アジテータ39では、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74が、幅方向中央部からから幅方向両端部へ、トナーを搬送する。そのため、トナーカートリッジ32内のトナーを、カートリッジ側供給口67およびフレーム側供給口58から筐体部51内へ確実に搬送することができる。
(3)左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74は、回転軸71の軸方向に対して傾斜するように配置されている。そのため、トナーを軸方向に沿って確実に搬送することができる。また、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74が、回転軸71の周りにおいて、その中心角が360°となる範囲で設けられていると、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74が回転軸71の周りで1回転したときに、トナーを軸方向に沿って左側および右側の両方向に同じ搬送量で搬送してしまい、実質的に搬送できなくなる。しかし、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74は、回転軸71の周りにおいて、その中心角が略180°となる範囲で設けられている。そのため、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74では、回転軸71の1回転(1周期)において、半分ずつの位相でトナーを左側または右側へ交互に搬送することができる。
(4)左側軸方向搬送羽根73と右側軸方向搬送羽根74とは、これらを回転軸71の軸方向に投影した投影面において、格子枠72に沿って回転軸71を径方向に通過する直線に対して両側、つまり、格子枠72の一方側の表面とその他方側の表面とに、それぞれ設けられている。そのため、左側軸方向搬送羽根73と右側軸方向搬送羽根74とで、フレーム側戻り口57およびカートリッジ側戻り口66からトナーカートリッジ32内へ戻されるトナーを、左側軸方向搬送羽根73と接触するタイミングで、幅方向左側端部へ向かって搬送し、右側軸方向搬送羽根74と接触するタイミングで、幅方向右側端部へ向かって搬送することができる。その結果、左側のカートリッジ側供給口67および右側のカートリッジ側供給口67へ向けてそれぞれ搬送することができる。すなわち、筐体部51から戻ってきたトナーを左右交互に搬送することができるので、トナーの流れが軸方向の右半分と左半分とに分断されず、スムーズなトナーの流れを実現できる。
(5)左側軸方向搬送羽根73と右側軸方向搬送羽根74とは、回転軸71の軸方向において左右に配置され、かつ、その軸方向において互いに重ならないように配置されている。そのため、フレーム側戻り口57およびカートリッジ側戻り口66からトナーカートリッジ32内へ戻されるトナーを、左側軸方向搬送羽根73と右側軸方向搬送羽根74とを回転軸71の1回転(1周期)において位相を区画して、左側のカートリッジ側供給口67および右側のカートリッジ側供給口67へ向けてそれぞれ搬送することができる。
(6)カートリッジ側戻り口66を前後方向に投影した投影範囲内には、左側軸方向搬送羽根73および右側軸方向搬送羽根74がともに配置されている。そのため、フレーム側戻り口57およびカートリッジ側戻り口66からトナーカートリッジ32内へ戻されるトナーを、左側軸方向搬送羽根73と右側軸方向搬送羽根74の両方で受けて、それぞれによって左側のカートリッジ側供給口67および右側のカートリッジ側供給口67へ確実に搬送することができる。
(7)トナーは、幅方向両端部において、径方向搬送羽根75によって回転軸71の径方向へ搬送される。そのため、トナーを各カートリッジ側供給口67へ確実に搬送することができる。また、トナーは、径方向搬送羽根75によって、カートリッジ側供給口67および右側のフレーム側供給口58を介して、筐体部51内へ押圧されるように搬送される。そのため、その搬送によって、筐体部51内の幅方向両端部に、トナーが滞留することを確実に防止することができる。
(8)径方向搬送羽根75は、回転軸71と平行するように設けられている。そのため、トナーを回転軸71の径方向へ確実に搬送することができる。
(9)左側径方向搬送羽根75Lと右側径方向搬送羽根75Rとは、回転軸71からその径方向の両外方に向って延びるように設けられており、これらを回転軸71の軸方向に投影した投影面において、径方向搬送羽根75に沿って回転軸71を径方向に通過する直線の直交線に対して、両側に配置されている。そのため、左側径方向搬送羽根75Lと、右側径方向搬送羽根75Rとで、トナーを回転軸71の径方向へ交互に搬送することができる。また、このように、トナーカートリッジ32において、左側径方向搬送羽根75Lと、右側径方向搬送羽根75Rとで、トナーを回転軸71の径方向へ搬送するタイミングをずらすことで、トナーカートリッジ32から筐体部51へ搬送されたトナーが、筐体部51からトナーカートリッジ32へ戻る際に、幅方向中央部でぶつかり、トナーの循環が乱れることを防止することができる。
(10)格子枠72に設けられる左側軸方向搬送羽根73と右側軸方向搬送羽根74と、径方向搬送羽根75とは、回転軸71の周方向(回転方向)において互いに異なる位置に設けられている。そのため、回転軸71の回転によって、左側軸方向搬送羽根73と右側軸方向搬送羽根74による幅方向中央部から幅方向両端部へのトナーの搬送に続いて、径方向搬送羽根75による幅方向両端部における回転軸71の径方向へのトナーの搬送が行われる。その結果、筐体部51とトナーカートリッジ32との間でのトナーの効率のよい循環を確保することができる。すなわち、交互にタイミングをずらしてトナーの搬送が行われるので、筐体部51内で両端からきたトナーの流れが衝突することなく、スムーズなトナーの流れが形成される。
(11)底掃羽根76によって、底壁63の内面に溜まるトナーを攪拌することができる。そのため、トナーカートリッジ32内でのトナーの滞留を防止することができる。
(12)右枠底掃羽根76RFは、回転軸71の軸方向において、左側径方向搬送羽根75Lと右側径方向搬送羽根75Rとの間に重なるように設けられている。そのため、幅方向中央部においては、底壁63の内面に溜まるトナーを右枠底掃羽根76RFによって掻き上げるとともに、そのトナーを左側軸方向搬送羽根73と右側軸方向搬送羽根74によって、幅方向中央部から幅方向両端部へ搬送し、その後、トナーを径方向搬送羽根75によって回転軸71の径方向へ搬送することができる。その結果、トナーカートリッジ32内でのトナーの効率的な流動を確保することができる。
(13)右枠底掃羽根76RFの開口部77は、カートリッジ側戻り口66を前後方向に投影した投影範囲を含むように配置されている。そのため、フレーム側戻り口57およびカートリッジ側戻り口66からトナーカートリッジ32内へ戻されるトナーを、開口部77に通過させることができる。そのため、フレーム側戻り口57およびカートリッジ側戻り口66からトナーカートリッジ32内へトナーが戻されることを、右枠底掃羽根76RFが阻害することを防止することができる。
(14)カートリッジ側供給口67およびフレーム側供給口58から筐体部51内へ搬送されるトナーは、オーガ36によって、幅方向両端部から幅方向中央部へ搬送される。そのため、筐体部51内でのトナーの効率的な流動を確保することができる。その結果、トナーカートリッジ32と筐体部51との間での、トナーの良好な循環を確保することができる。
4.変形例
(1)上記した実施形態では、プロセスフレーム24に対して現像フレーム31を着脱させたが、プロセスフレーム24と現像フレーム31とを一体的に形成することもできる。その場合には、プロセスフレーム24に対して、トナーカートリッジ32が着脱される。
(2)また、上記した実施形態では、モノクロのレーザプリンタ1を例示したが、たとえば、本発明の画像形成装置は、カラーレーザプリンタ(タンデムタイプ、中間転写タイプを含む。)として構成することもできる。
(3)また、上記した実施形態では、筐体部51においてオーガ36を設けたが、アジテータ39のみでトナーの循環が形成できれば、オーガ36を設けなくてもよい。
(4)さらに、上記した実施形態においては、内側左側軸方向搬送羽根73Rおよび外側左側軸方向搬送羽根73Lは、回転軸71に対して、同一の交差角度で配置され、また、内側右側軸方向搬送羽根74Lおよび外側右側軸方向搬送羽根74Rも、回転軸71に対して、同一の交差角度で配置されている。しかしながら、これらに限定されるものではなく、例えば、内側左側軸方向搬送羽根73Rと外側左側軸方向搬送羽根73Lとを、回転軸71に対して、異なる交差角度で配置したり、内側右側軸方向搬送羽根74Lと外側右側軸方向搬送羽根74Rとを、回転軸71に対して、異なる交差角度で配置してもよい。
(5)また、上記した実施形態においては、径方向搬送羽根75を設けているが、上記したように、底掃羽根76は、底壁63の内面に溜まるトナーが掻き上げるとともに、トナーを回転軸71の径方向へ搬送することができる。そのため、底掃羽根76もまた、本発明の第2羽根の一例に相当する。また、場合により、径方向搬送羽根75を設けることなく、径方向搬送羽根75を底掃羽根76で代替させることもできる。
本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図1に示すレーザプリンタの現像カートリッジの側断面図である。 現像カートリッジ(アジテータ:左方搬送状態)の平面図である。 現像カートリッジ(アジテータ:右方搬送状態)の平面図である。 アジテータ(左方搬送状態)の斜視図である。 アジテータ(右方搬送状態)の斜視図である。 現像フレームに対するトナーカートリッジの着脱を概略的に示す概略図である。
符号の説明
28 現像カートリッジ
31 現像フレーム
32 トナーカートリッジ
33 現像ローラ
36 オーガ
39 アジテータ
57 フレーム側戻り口
58 フレーム側供給口
66 カートリッジ側戻り口
67 カートリッジ側供給口
71 回転軸
73 左側軸方向搬送羽根
74 右側軸方向搬送羽根
75 径方向搬送羽根
76 底掃羽根
77 開口部

Claims (23)

  1. 現像ローラを収容する第1筐体と、
    前記第1筐体に対して着脱可能に隣接配置され、現像剤を収容する第2筐体と、から構成される筐体とを備え、
    前記筐体は、
    前記現像ローラの軸方向途中に対向して設けられ、前記第1筐体内と前記第2筐体内とを連通する第1連通路と、
    前記現像ローラの軸方向両端部に対向して設けられ、前記第1筐体内と前記第2筐体内とを連通する第2連通路と、
    前記第2筐体内に設けられ、現像剤を前記第2連通路に向けて搬送するアジテータと
    を備えていることを特徴とする、現像装置。
  2. 前記アジテータは、
    前記現像ローラの軸方向と略平行して配置される回転軸と、
    前記回転軸の軸方向途中に設けられ、現像剤を前記回転軸の軸方向途中から前記回転軸の軸方向両端部へ搬送する第1羽根を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1羽根は、前記回転軸の周りにおいて、その中心角が360°未満となる範囲で設けられ、かつ、前記回転軸の軸方向に対して交差するように配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第1羽根は、前記アジテータを前記回転軸の軸方向に投影した投影面において、前記回転軸を径方向に通過する直線に対して、両側に設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第1連通路を前記第1筐体と前記第2筐体との隣接方向に投影した投影範囲内に、前記一方側羽根の少なくとも一部および前記他方側羽根の少なくとも一部が、ともに配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記アジテータは、
    各前記第2連通路に対向するように、前記回転軸の軸方向両端部に設けられ、現像剤を前記回転軸の径方向へ搬送する第2羽根を備えていることを特徴とする、請求項2ないし5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記第2羽根は、前記回転軸と平行するように設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記第2羽根は、前記アジテータを前記回転軸の軸方向に投影した投影面において、前記回転軸の径方向を通過する直線に対して、両側に設けられていることを特徴とする、請求項6または7に記載の現像装置。
  9. 前記第1羽根と前記第2羽根とは、前記回転軸の回転方向において、互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする、請求項6ないし8のいずれかに記載の現像装置。
  10. 前記アジテータは、
    前記回転軸に支持され、前記第2筐体の内底面に摺動可能な第3羽根を備えていることを特徴とする、請求項6ないし9のいずれかに記載の現像装置。
  11. 前記第3羽根は、少なくとも各前記第2羽根の間に設けられていることを特徴とする、請求項10に記載の現像装置。
  12. 前記第3羽根には、前記第1連通路を前記第1筐体と前記第2筐体との隣接方向に投影した投影範囲内において、開口部が形成されていることを特徴とする、請求項10または11に記載の現像装置。
  13. 前記第1筐体には、前記現像ローラの軸方向において、現像剤を両端部から中央部に搬送するための搬送部材が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載の現像装置。
  14. 現像剤を収容する筐体と、前記筐体内に設けられ、現像剤を攪拌するアジテータとを備え、
    前記アジテータは、
    一方向に配置される回転軸と、
    前記回転軸の軸方向途中に設けられ、現像剤を前記回転軸の軸方向途中から前記回転軸の軸方向両端部へ搬送する第1羽根を備えていることを特徴とする、トナーカートリッジ。
  15. 前記第1羽根は、前記回転軸の周りにおいて、その中心角が360°未満となる範囲で設けられ、かつ、前記回転軸の軸方向に対して交差するように配置されていることを特徴とする、請求項14に記載のトナーカートリッジ。
  16. 前記第1羽根は、前記アジテータを前記回転軸の軸方向に投影した投影面において、前記回転軸を径方向に通過する直線に対して、両側に設けられていることを特徴とする、請求項15に記載のトナーカートリッジ。
  17. 前記アジテータは、
    前記回転軸の軸方向両端部に設けられ、現像剤を前記回転軸の径方向へ搬送する第2羽根を備えていることを特徴とする、請求項14ないし16のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  18. 前記第2羽根は、前記回転軸と平行するように設けられていることを特徴とする、請求項17に記載のトナーカートリッジ。
  19. 前記第2羽根は、前記アジテータを前記回転軸の軸方向に投影した投影面において、前記回転軸の径方向を通過する直線に対して、両側に設けられていることを特徴とする、請求項17または18に記載のトナーカートリッジ。
  20. 前記第1羽根と前記第2羽根とは、前記回転軸の回転方向において、互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする、請求項17ないし19のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  21. 前記アジテータは、
    前記回転軸に設けられ、前記筐体の内底面に摺動可能な第3羽根を備えていることを特徴とする、請求項17ないし20のいずれかに記載のトナーカートリッジ。
  22. 前記第3羽根は、前記回転軸の軸方向において、少なくとも各前記第2羽根の間に設けられていることを特徴とする、請求項21に記載のトナーカートリッジ。
  23. 前記第3羽根には、開口部が形成されていることを特徴とする、請求項21または22に記のトナーカートリッジ。
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