JP5365375B2 - 現像剤カートリッジ - Google Patents

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本発明は、現像剤カートリッジに関する。
プリンタなどの電子写真方式の画像形成装置には、静電潜像が形成される感光体ドラムと、その感光体ドラムに形成される静電潜像を現像するための現像装置とが備えられている。
現像装置は、現像室および攪拌室を内部に提供するケースと、ケースに対して着脱可能に装着されるトナーボックス(現像剤カートリッジ)とを備えている。ケースには、トナー導入口が形成されている。また、トナーボックスには、トナー放出口が形成されている。トナーボックスがケースに装着された状態で、トナー導入口とトナー放出口とが対向して、トナーボックスの内部空間とケース内(現像室および攪拌室)とが連通する。
トナーボックス内には、トナーが収容されるとともに、攪拌部材が回転可能に設けられている。攪拌部材の回転によって、トナーボックス内のトナーがトナー放出口およびトナー導入口を介して、ケース内の攪拌室に搬送される。
攪拌室内には、アジテータが設けられている。攪拌室内に搬送されたトナーは、アジテータにより、攪拌室内で攪拌されながら現像室へと送られる。
現像室内には、現像スリーブが回転可能に支持されている。現像スリーブは、その周面の一部がケースから露出し、その露出した部分が感光体ドラムの表面に接触している。現像室に送られたトナーは、現像スリーブ上に担持されて、感光体ドラムに形成されている静電潜像が現像スリーブと対向した状態で、現像スリーブから感光ドラムに供給される(たとえば、特許文献1参照)。
特開平7−306578号公報
しかしながら、上記の構成では、攪拌部材の回転に伴って、トナーボックスからケース内(現像室および攪拌室)に向けてトナーが直接的に搬送される。そのため、ケース内がトナーで満たされた状態であっても、トナーボックスからケース内へのトナーの供給が続けられる。その結果、ケース内にトナーが過剰に供給され、ケース内の圧力が高くなりすぎるおそれがある。ケース内の圧力が高くなりすぎると、ケース内部でのトナーの攪拌を良好に行うことができないために、トナーが正常に帯電されず、画像品質の低下を招く結果となるおそれがある。
本発明の目的は、現像ローラを備える部材に現像剤が過剰に供給されるのを防止することができる、現像剤カートリッジを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明は、現像ローラを備える部材に着脱自在に装着される現像剤カートリッジにおいて、現像剤を収容する長手状の収容室と、前記収容室と隔壁を隔てて前記収容室の長手方向に沿って設けられ、前記隔壁に前記長手方向に間隔を空けて形成された2つの開口を介して前記収容室内と連通する管状の搬送室と、前記収容室内に配置され、前記収容室内の現像剤を一方の前記開口から前記搬送室に搬送するための第1搬送部材と、前記搬送室内に配置され、前記搬送室内の現像剤を一方の前記開口から他方の前記開口へ向けて搬送するための第2搬送部材とを備え、前記搬送室の壁には、2つの前記開口を前記壁に投影したときの各開口の投影部分の間に、前記搬送室内と外部とを連通する連通口が形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、現像剤カートリッジは、現像ローラを備える部材に着脱自在に装着される。現像剤カートリッジには、隔壁を隔てて、長手状の収容室および収容室の長手方向に延びる筒状の搬送室が設けられている。隔壁には、2つの開口が長手方向に間隔を空けて形成されている。これらの開口を介して、収容室と搬送室とが連通している。
収容室内には、現像剤が収容されるとともに第1搬送部材が配置されている。第1搬送部材は、収容室内の現像剤を一方の開口から搬送室に搬送する。搬送室内には、第2搬送部材が配置されている。第2搬送部材は、搬送室内の現像剤を一方の開口から他方の開口に向けて搬送する。
一方、搬送室の壁には、2つの開口を壁に投影したときの各開口の投影部分の間に、連通口が形成されている。搬送室内と現像剤カートリッジの外部(現像ローラを備える部材)とは、連通口を介して連通している。これにより、収容室と現像剤カートリッジの外部とは、隔壁に形成された一方の開口を介して、隔壁と直交する直線経路で連通するのではなく、隔壁と平行な搬送室内を経由する屈曲経路で連通する。そのため、第1搬送部材による現像剤の搬送力が連通口から現像剤カートリッジの外部への現像剤の供給に直接的に作用せず、外部が現像剤で満たされている場合には、搬送室内の現像剤は、連通口から現像剤カートリッジの外部へ積極的には供給されない。よって、現像ローラを備える部材に現像剤が過剰に供給されるのを防止することができる。一方、現像剤カートリッジの外部が現像剤で満たされていない場合には、現像剤は、搬送室内を長手方向に沿って搬送されている間に、連通口を介して、外部へと少量ずつ供給される。その結果、現像剤カートリッジの外部における現像剤の量を適量に保つことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの側断面図である。 図2は、現像カートリッジの側断面図である。 図3は、トナーカートリッジの断面図であり、トナーカートリッジを略上下方向に切断したときの断面を前側から見た図である。 図4は、現像フレームに対するトナーカートリッジの装着途中の状態を示す断面図である。 図5は、本発明の第2の実施形態に係るトナーカートリッジの構造を示す模式的な断面図である。 図6は、図5に示すトナーカートリッジを含む現像カートリッジの側断面図である。 図7は、本発明の第3の実施形態に係るトナーカートリッジを部分的に拡大した断面図である。 図8は、本発明の第4の実施形態に係るトナーカートリッジを部分的に拡大した断面図である。 図9は、本発明の第5の実施形態に係るトナーカートリッジを部分的に拡大した断面図である。
以下では、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
1.カラープリンタの全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの側断面図である。
プリンタ1は、タンデム型のカラープリンタである。プリンタ1の装置本体の一例としての本体ケーシング2内には、ドラムユニット3が装着されている。このドラムユニット3は、本体ケーシング2の前面に設けられたカバー4を開けて、本体ケーシング2に対して着脱可能となっている。
なお、以下の説明において、カバー4が設けられる側(図1における左側)を前側(正面側)とし、その反対側(図1における右側)を後側(背面側)とする。また、カラープリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。以下では、左右方向を幅方向という場合がある。
ドラムユニット3には、4つの感光ドラム5が備えられている。4つの感光ドラム5は、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色に対応して設けられ、前後方向に沿って、前側からブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの順に等間隔に並列に配置されている。
また、ドラムユニット3には、各感光ドラム5に対応して、スコロトロン型帯電器6と、現像カートリッジ7とが備えられている。現像カートリッジ7は、感光ドラム5にトナー(現像剤)を供給するための現像ローラ8を備えている。各現像カートリッジ7は、ドラムユニット3に対して着脱可能に装着されている。
ドラムユニット3の上方には、各色に対応した4本のレーザビームを出射する露光器9が配置されている。
感光ドラム5の回転に伴って、感光ドラム5の表面は、スコロトロン型帯電器6からの放電によって一様に帯電された後、露光器9からのレーザビームにより選択的に露光される。この露光によって、感光ドラム5の表面から電荷が選択的に除去され、感光ドラム5の表面に静電潜像が形成される。静電潜像が現像ローラ8に対向すると、現像ローラ8から静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光ドラム5の表面にトナー像が形成される。
なお、露光器9に代えて、4つのLEDアレイが各感光ドラム5に対応して設けられてもよい。
本体ケーシング2の底部には、用紙Pを収容する給紙カセット10が配置されている。給紙カセット10に収容されている用紙Pは、各種ローラにより、搬送ベルト11上に搬送される。搬送ベルト11は、4つの感光ドラム5に下方から対向して配置されている。感光ドラム5に対して搬送ベルト11の上側部分を挟んで対向する各位置には、転写ローラ12が配置されている。搬送ベルト11上に搬送された用紙Pは、搬送ベルト11の走行により、搬送ベルト11と各感光ドラム5との間を順次に通過する。そして、感光ドラム5の表面上のトナー像は、用紙Pと対向したときに、転写ローラ12に印加された転写バイアスによって、用紙Pに転写される。
搬送ベルト11に対して用紙Pの搬送方向における下流側には、定着器13が設けられている。トナー像が転写された用紙Pは、定着器13に搬送される。定着器13では、加熱および加圧により、トナー像が用紙Pに定着される。トナー像が定着した用紙Pは、各種ローラにより、本体ケーシング2の上面の排紙トレイ14に排出される。
2.現像カートリッジ
図2は、現像カートリッジの側断面図である。
図2に示すように、現像カートリッジ7は、現像ローラ8を備える現像フレーム20と、現像フレーム20に対して着脱自在に装着される現像剤カートリッジの一例としてのトナーカートリッジ21とを備えている。
(1)現像フレーム
現像フレーム20は、後側下方が開放されたボックス形状に形成され、その内部が現像室22となっている。
現像フレーム20の前側上方部分は、後側下方に凸となる円弧状の受入部24となっている。受入部24の前後方向中央部には、現像室22と外部とを連通する現像室側連通口25が貫通形成されている。
また、受入部24には、受入部24の円弧状部分の内側に沿って延びる円弧状の第1シャッター26が設けられている。第1シャッター26には、現像室側連通口25とほぼ同じ形状の第1シャッター開口27が形成されている。第1シャッター26は、受入部24に沿ってその円弧の周方向にスライド可能であり、第1シャッター開口27が現像室側連通口25と対向する開位置と、第1シャッター開口27が現像室側開口25と対向しない閉位置とに変位される。
現像室22には、現像ローラ8、供給ローラ30、層厚規制ブレード31およびアジテータ32が設けられている。
現像ローラ8は、幅方向に延び、現像フレーム20に回転可能に保持されている。現像ローラ8の周面の一部は、現像フレーム20から後側下方に露出している。現像カートリッジ7がドラムユニット3(図1参照)に装着された状態で、現像ローラ8における現像フレーム20から露出した部分が感光ドラム5の周面に接触している。
供給ローラ30は、幅方向に延び、現像フレーム20に回転可能に保持されている。供給ローラ30は、現像室側連通口25の前側下方において、現像ローラ8に対して前側上方から圧接している。
層厚規制ブレード31は、その基端部が現像フレーム20内における後側部分に固定され、その先端部が現像ローラ8の周面に圧接している。
アジテータ32は、現像室側連通口25の下方において、幅方向に延び、現像フレーム20に対して回転可能に支持されている。
(2)トナーカートリッジ
図3は、トナーカートリッジの断面図であり、トナーカートリッジを略上下方向に切断したときの断面を前側から見た図である。
図2および図3に示すように、トナーカートリッジ21は、幅方向に延びる筒形状に形成されている。トナーカートリッジ21の内部空間は、幅方向に延びる隔壁34によって、その上側部分の長手状の収容室35と、下側部分の管状の搬送室36とに区画されている。収容室35と搬送室36とは、隔壁34の右側端部に設けられた開口の一例としてのトナー供給口37、および隔壁34の左側端部に設けられた開口の一例としてのトナー吸入口38によって連通されている。
収容室35内には、非磁性一成分のトナーが収容されている。また、収容室35内には、収容室35内のトナーをトナー供給口37を介して、搬送室36へと搬送するための第1攪拌部材40が設けられている。
第1攪拌部材40は、第1回転軸41、攪拌部材本体42、第1羽根43および第2羽根44を備えている。
第1回転軸41は、幅方向に延び、収容室35(トナーカートリッジ21)の左右の側壁に回転可能に支持されている。
攪拌部材本体42は、図2および図3に示すように、第1回転軸41からその軸線方向と直交する方向(径方向)の両側に延びる板状に形成されている。攪拌部材本体42の径方向一方側の端面は、その径方向に対して傾斜する傾斜面45となっている。
第1羽根42は、可撓性を有するフィルム状に形成され、攪拌部材本体42の右側端部において、その一端部が攪拌部材本体42の傾斜面45に接触するように取り付けられている。第1羽根42の他端部は、傾斜面45から第1回転軸41の軸線と直交する方向に延び、その先端がトナー供給口37と前後方向に対向している。第1羽根42は、隔壁34に形成されたトナー供給口37に対して干渉するような大きさ(第1回転軸41の径方向の長さ)を有している。
第2羽根43は、第1回転軸41の軸線方向に沿って複数(この実施形態では6つ)設けられ、攪拌部材本体42の一方面(図2における上面)から突出する略半円形状に形成され、その傾斜面45に近い側が切り欠かれている。また、第2羽根43は、その傾斜面45に近い側が相対的に幅方向の一方側に配置され、反対側が相対的に他方側に配置されるように斜行している。
搬送室36内には、第2攪拌部材50が収容されている。第2攪拌部材50は、幅方向に延び、搬送室36(トナーカートリッジ21)の左右の側壁に回転可能に支持される第2回転軸51と、第2回転軸51まわりに回転し、幅方向の一端部側から他端部側に向けて螺旋状に延びるオーガ歯52とを有している。
トナーカートリッジ21の下端部、すなわち、搬送室36の下側の壁部55には、搬送室36と外部とを上下方向に連通する連通口56が貫通形成されている。
また、図2に示すように、壁部55の外側には、現像フレーム20に設けられた第1シャッター26と同じ形状の第2シャッター57が設けられている。第2シャッター57には、連通口56とほぼ同じ形状の第2シャッター開口58が形成されている。第2シャッター57は、その円弧の周方向にスライド可能であり、第2シャッター開口58と連通口56とが対向する開位置と、第2シャッター開口58が連通口56と対向しない閉位置とに変位される。現像フレーム20にトナーカートリッジ21が装着され、第1シャッター26および第2シャッター57がそれぞれ閉位置にある状態で、第2シャッター開口58は、第1シャッター開口27と対向する位置に配置される。
(3)現像フレームに対するトナーカートリッジの装着
図4は、現像フレームに対するトナーカートリッジの装着途中の状態を示す断面図である。
図4に示すように、現像フレーム20に対するトナーカートリッジ21の装着に際しては、まず、トナーカートリッジ21が現像フレーム20に対して上方の位置に配置される。この状態で、第1シャッター26および第2シャッター57は、それぞれ閉位置に配置されている。具体的には、現像フレーム20にトナーカートリッジ21が装着される前の状態では、現像フレーム20に形成されている現像室側連通口25が第1シャッター26により閉塞され、トナーカートリッジ21に形成されている連通口56が第2シャッター57により閉塞されている。
そして、トナーカートリッジ21が現像フレーム20に向けて移動され、第1シャッター26の円弧の内側面に対して第2シャッター57の円弧の外側面が隙間なく当接される。このとき、第1シャッター26および第2シャッター57は、ともに閉位置にあり、第1シャッター開口27と第2シャッター開口58とが対向している。
その後、第1シャッター26および第2シャッター57が、それらの円弧の周方向に沿って、開位置まで一体的にスライド移動される。これにより、図2に示すように、現像室側連通口25が第1シャッター開口27と対向するとともに、連通口56が第2シャッター開口58と対向する。その結果、トナーカートリッジ21内の搬送室36と現像フレーム20内の現像室22とが、連通口56、第2シャッター開口58、第1シャッター開口27および現像室側連通口25を介して連通し、現像フレーム20に対するトナーカートリッジ21の装着が完了する。
(4)トナーの搬送
以下では、図3を主に参照して、現像カートリッジ7内のトナーの搬送経路を説明する。
収容室35内のトナーは、第1攪拌部材40の回転により、その軸線(第1回転軸41)まわりに回転する複数の第2羽根44によって攪拌されつつ、左側から右側へと搬送される。そして、第1回転軸41まわりに回転する第1羽根43によって、トナーが第1回転軸41の軸線と直交する方向に搬送され、その一部が隔壁34の右側端部に形成されたトナー供給口37を介して搬送室36へ送られる。
搬送室36へ送られたトナーは、第2攪拌部材50の回転により、搬送室36内を右側から左側に向けて搬送される。そして、その搬送の途中で、搬送室30の下側の壁部55における幅方向中央部分に形成された連通口56を介して、現像フレーム20の現像室22へ送られる。このとき、搬送室36と現像室22とは、連通口56、第2シャッター開口58、第1シャッター開口27および現像室側連通口25を介して連通している。
連通口56を介して現像室22へと送られなかったトナーは、第2搬送部材50の回転により、搬送室36内を左側へとさらに搬送される。そして、隔壁34の左側端部に形成されたトナー吸入口38を介して、搬送室36内のトナーが収容室35内へ送られる。
これにより、収容室35内のトナーが搬送室36を介して現像室22(現像フレーム20)へと供給されるとともに、収容室35と搬送室36との間でトナーが循環される。
一方、図2に示すように、現像室22内へ送られたトナーは、アジテータ32の回転により、現像室22内で攪拌される。そして、供給ローラ30と現像ローラ8との接触により、供給ローラ30を介して、現像ローラ8にトナーが供給される。現像ローラ8に供給されたトナーは、現像ローラ8の回転に伴って、層厚規制ブレード31により厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ8の周面上に担持される。これにより、感光ドラム5(図1参照)の周面上に形成された静電潜像が現像ローラ8に対向すると、現像ローラ8から静電潜像にトナーが供給され、静電潜像が現像される。
3.作用効果
以上のように、トナーカートリッジ21は、現像フレーム20に着脱自在に装着される。トナーカートリッジ21には、隔壁34を隔てて、長手状の収容室35および収容室35の長手方向に延びる筒状の搬送室36が設けられている。隔壁34には、トナー供給口37およびトナー吸入口38が長手方向に間隔を空けて形成されている。これらのトナー供給口37およびトナー吸入口38を介して、収容室35と搬送室36とが連通している。
収容室35内には、トナーが収容されるとともに第1搬送部材40が配置されている。第1搬送部材40は、収容室35内のトナーをトナー供給口37から搬送室36に搬送する。搬送室36内には、第2搬送部材50が配置されている。第2搬送部材50は、搬送室36内のトナーをトナー供給口37からトナー吸入口38に向けて搬送する。
一方、搬送室36の壁部55には、トナー供給口37およびトナー吸入口38を壁部55に投影したときのトナー供給口37およびトナー吸入口38の投影部分の間に、連通口56が形成されている。搬送室36内と現像フレーム20とは、連通口56を介して連通している。
これにより、収容室35と現像フレーム20とは、隔壁34に形成されたトナー供給口37を介して、隔壁34と直交する直線経路で連通するのではなく、隔壁34と平行な搬送室36内を経由する屈曲経路で連通する。そのため、第1搬送部材40によるトナーの搬送力が連通口56から現像フレーム20へのトナーの供給に直接的に作用せず、現像フレーム20がトナーで満たされている場合には、搬送室36内のトナーは、連通口56から現像フレーム20へ積極的には供給されない。よって、現像フレーム20にトナーが過剰に供給されるのを防止することができる。
一方、現像フレーム20がトナーで満たされていない場合には、トナーは、搬送室36内を長手方向に沿って搬送されている間に、連通口56を介して、現像フレーム20へと少量ずつ供給される。
その結果、現像フレーム20におけるトナーの量を適量に保つことができる。
また、トナー供給口37およびトナー吸入口38は隔壁34の長手方向(幅方向)の両端部に配置されている。また、連通口56は、壁部55における長手方向の中央部に形成されている。これにより、トナー供給口37と連通口56との間の間隔を大きくすることができるので、第1搬送部材40によるトナーの搬送力が連通口56から現像フレーム20へのトナーの供給に及ぼす影響をより小さくすることができる。
また、第1搬送部材40には、第1羽根43が備えられている。第1羽根43は、第1搬送部材40の長手方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。第1羽根43の回転により、トナーが第1搬送部材40の軸線と直交する方向へ搬送される。これにより、収容室35内のトナーをトナー供給口37を介して、搬送室36へと供給することができる。
また、搬送室36は、収容室35の下方に設けられている。これにより、トナーを収容室35から搬送室36へスムーズに供給することができる。
4.第2の実施形態
図5は、本発明の第2の実施形態に係るトナーカートリッジの構造を示す模式的な断面図である。図6は、図5に示すトナーカートリッジを含む現像カートリッジの側断面図である。
以下では、図5および図6に示す構成に関して、図2および図3に示す構成との相違点を中心に説明し、図3に示す各部に相当する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、当該部分についての説明を省略する。
図5および図6に示すトナーカートリッジ101では、複数の第2羽根44のうち、トナー吸入口38と対向する第2羽根44a(最も左側の第2羽根44)のサイズが、図2および図3に示す第2羽根44よりも大きく形成されている。
具体的には、図6に示すように、トナー吸入口38と対向する第2羽根44aは、攪拌部材本体42の一方面から一方に向けて突出する略半円形状に形成されている。第2羽根44aにおける突出部分の長さL1は、他の第2羽根44の突出部分の長さL2よりも大きくなるように形成されている。
これにより、トナー吸入口38と対向する第2羽根44aによるトナーの搬送能力を向上させることができるので、トナー吸入口38を介して収容室35に搬送されるトナーを積極的に取り入れることができる。
5.第3の実施形態
図7は、本発明の第3の実施形態に係るトナーカートリッジを部分的に拡大した断面図である。
図7に示すトナーカートリッジ111では、第2攪拌部材50において、連通口56と対向する部分のオーガ歯52aの径方向(第2回転軸51の径方向)の長さH1が、他の部分のオーガ歯52の径方向の長さH2よりも短く形成されている。そのため、第2搬送部材50において、連通口56に対向する部分におけるトナーの搬送力が、その他の部分におけるトナーの搬送力よりも小さくなる。
これにより、連通口56を介して、現像フレーム20へ供給されるトナーの量を低減することができるので、現像フレーム20にトナーが過剰に供給されるのを防止することができる。
6.第4の実施形態
図8は、本発明の第4の実施形態に係るトナーカートリッジを部分的に拡大した断面図である。
図8に示すトナーカートリッジ121では、第2攪拌部材50において、連通口56と対向する部分のオーガ歯52b間の間隔P1が、他の部分のオーガ歯52間の間隔P2よりも大きく形成されている。そのため、第2搬送部材50において、連通口56と対向する部分52bにおけるトナーの搬送力が、その他の部分におけるトナーの搬送力よりも小さくなる。
これにより、連通口56を介して、現像フレーム20へ供給されるトナーの量を低減することができるので、現像フレーム20にトナーが過剰に供給されるのを防止することができる。
7.第5の実施形態
図9は、本発明の第5の実施形態に係るトナーカートリッジを部分的に拡大した断面図である。
図9に示すトナーカートリッジ131では、第2攪拌部材50において、連通口56よりもトナーの搬送方向下流側(左側)に形成されたオーガ歯52の径方向(第2回転軸51の径方向)の長さH4が、その上流側(右側)に形成されたオーガ歯52cの径方向の長さH3よりも長く形成されている。そのため、第2搬送部材50において、連通口56よりも下流側におけるトナーの搬送力が、連通口56よりも上流側におけるトナーの搬送力よりも大きくなる。
これにより、現像フレーム20がトナーで満たされている場合に、連通口56から搬送室36へ溢れ出るトナーを下流側へと良好に搬送することができ、そのトナーをトナー吸入口38(図3参照)を介して、収容室35へと戻すことができる。
8 現像ローラ
20 現像フレーム
21 トナーカートリッジ
35 収容室
36 搬送室
37 トナー供給口
38 トナー吸入口
40 第1搬送部材
43 第1羽根
44 第2羽根
50 第2搬送部材
55 壁部
56 連通口

Claims (5)

  1. 現像ローラを備える部材に着脱自在に装着される現像剤カートリッジにおいて、
    現像剤を収容する長手状の収容室と、
    前記収容室と隔壁を隔てて前記収容室の長手方向に沿って設けられ、前記隔壁に前記長手方向に間隔を空けて形成された2つの開口を介して前記収容室内と連通する管状の搬送室と、
    前記収容室内に配置され、前記収容室内の現像剤を一方の前記開口から前記搬送室に搬送するための第1搬送部材と、
    前記搬送室内に配置され、前記搬送室内の現像剤を一方の前記開口から他方の前記開口へ向けて搬送するための第2搬送部材とを備え、
    前記搬送室の壁には、2つの前記開口を前記壁に投影したときの各開口の投影部分の間に、前記搬送室内と外部とを連通する連通口が形成され、
    前記第1搬送部材は、
    前記長手方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられ、現像剤を当該軸線と直交する方向へ搬送するための第1羽根と、
    前記軸線が延びる方向に間隔を空けて配置され、前記軸線を中心に回転可能に設けられ、現像剤を前記軸線方向に搬送するための複数の第2羽根と
    を備え、
    2つの前記開口のうちの前記第2搬送部材による現像剤の搬送方向の下流側に配置される前記開口と対向する位置に設けられた前記第2羽根は、他の位置に設けられた前記第2羽根と比較して、前記軸線と直交する方向に長く形成されている、現像剤カートリッジ。
  2. 2つの前記開口は、前記隔壁の前記長手方向の両端部に形成され、
    前記連通は、前記壁における前記長手方向の中央部に形成されている、請求項1に記載の現像剤カートリッジ。
  3. 前記第2搬送部材は、前記連通口に対向する位置における現像剤の搬送力が、その他の位置における現像剤の搬送力よりも小さくなるように構成されている、請求項1または2に記載の現像剤カートリッジ。
  4. 前記第2搬送部材は、前記第2搬送部材による現像剤の搬送方向における前記連通口よりも下流側で上流側よりも現像剤の搬送力が大きくなるように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の現像剤カートリッジ。
  5. 前記搬送室は、前記収容室の下方に設けられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の現像剤カートリッジ。
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