JP2004020320A - 分注装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体を吸引し吐出する分注装置において、分注処理の時間的効率を向上する。分注処理を精度良く実行する分注装置を提供する。
【解決手段】分注器ユニット22は、分注ノズル部24と分注ポンプ部28を有する。分注器ユニット22の内部には空気室20が形成される。吸引動作量算出部42は、液体12の吸引に先立って、体積検出部52と圧力センサ38とで検出される吸引開始時の空気室20の体積と圧力とに基づいて、必要吸引量の液体12を吸引するための分注ポンプ部28の吸引動作量を算出する。また、押し込み動作量算出部44は、液体12の吐出に先立って、体積検出部52と圧力センサ38とで検出される吐出開始時の空気室20の体積と圧力とに基づいて分注ポンプ部28の押し込み動作量を算出する。その結果、ポンプ駆動部48が実際に分注ポンプ部28を駆動した際に、精度良く分注処理がなされ、分注処理の時間的効率も向上させることができる。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分注装置に関し、特に精度よく分注を行う分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
生化学や化学などの分野では、検体の検査のために分注装置が利用されている。この分注装置によって検体や試薬などの液体を分注する際には、高精度な検査結果を得るために、これらの液体を精度良く分注する必要がある。以下、図5を参照しながら従来の分注装置について説明する。図5は、従来における分注装置において、その主要部である分注器ユニット100によって液体を吸引する工程を説明するための概略図である。この分注器ユニット100は、液体を吸引し、吐出する分注ノズル部102に、シリンダ104とプランジャ106とからなる分注ポンプ108が直接接続された構成を有している。分注器ユニット100は、液体の吸引に先立って、液面110を検出する必要がある。この液面検出工程では、図5(A)において、プランジャ106を所定速度で押し込みながら分注ノズル部102の先端から空気を吐出させつつ、同時に分注ノズル部102をノズル搬送部(図示せず)により液面110に向かって下降させる。図5(B)に示すように、分注ノズル部102の先端が接液すると、分注ノズル部の先端が塞がれ、空気室105内の圧力が上昇する。この圧力の上昇を所定の閾値と比較して液面110として検出する。
【0003】
しかし、液面の高低によって、分注ノズル部102の降下距離が異なるため、プランジャ106と液面との間の空気室105の体積が異なってしまう。
【0004】
液面検出に引き続いてプランジャ106を必要吸引量に相当する体積分の吸引動作量だけ吸引動作させるが、液体が分注ノズル部102内に吸引されることにより空気室105が膨張するため、実際に吸引される液体の量は必要吸引量に達しない。また、この実吸引量は、吸引開始時の空気室体積Vの値によって変動する。したがって、従来の分注装置では、先ず、図5(C)に示されるように、液面検出後、分注ノズル部102の先端を離液させた状態でプランジャ106を所定の吸引原点Pに移動させ、この状態において再度分注ノズル部102を接液させて、空気室体積Vを常に所定の値Vpに揃える。このとき、空気室体積Vpでの各必要吸引量に対応する吸引動作量を予め計算又は経験的に算出しておき、この吸引動作量だけプランジャ106を吸引動作させることで、必要吸引量の液体を吸引していた(図5(E))。
【0005】
通常、分注装置による分注処理では、この吸引動作が繰り返し行われる。したがって、従来においては、その吸引動作ごとに、上述のように分注ノズル部102を上昇させ、プランジャ106を吸引原点に移動させる動作が必要であり、分注処理効率が悪かった。
【0006】
一方、分注ノズル部102内に吸入された液体を吐出する際にも空気室の中の体積と圧力による影響を受けるため、高精度に吐出量を制御することが困難である。特に、1回の吸引に対して複数回の吐出を行う際には、吐出の度に空気室の圧力や空気室体積が変動し、高精度な分注を行うことができなかった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、分注処理の時間的効率を向上することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、分注処理を精度良く実行する分注装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シリンダとプランジャとを含む分注ポンプ部と、前記分注ポンプ部に接続された分注ノズル部と、を有し、前記プランジャの押し込み動作によって、前記分注ノズル部から液体を吐出する分注器ユニットと、前記液体の吐出開始時の、分注器ユニット内の空気室の体積を検出する体積検出部と、前記吐出開始時の空気室の体積に基づいて、前記分注ノズル部から必要吐出量の液体を吐出するのに必要な前記プランジャの押し込み動作量を算出する押し込み動作量算出部と、前記プランジャを駆動して、前記算出された押し込み動作量だけ前記プランジャを押し込み動作させるポンプ駆動部と、を含むことを特徴とする。
【0010】
分注器ユニットは、プランジャとシリンダとからなる分注ポンプ部と、分注ノズル部とが接続された構成を有する。この分注器ユニットの内部に、吐出される液体を含んでいる状態では、その液体で満たされている部分とプランジャとの間には、空気室が形成されている。また、体積検出器は吐出開始時の空気室の体積を検出する。押し込み動作量算出部は、この検出された空気室の体積に基づいて、必要吐出量の液体を吐出するのに必要なプランジャの押し込み動作量(以下、単に押し込み動作量という)を算出する。ポンプ駆動部が押し込み動作量だけプランジャを駆動することによって、必要吐出量の液体が吐出される。つまり、押し込み動作量はその吐出開始時の空気室の体積に基づいて決定されるので、吐出ごとに吐出開始時の空気室の体積に応じて、精度良く液体吐出を行うことができる。
【0011】
ここで、押し込み動作量は、吐出開始時の空気室の体積に加え、さらに吐出開始時の空気室の圧力に基づいて算出されることが望ましい。しかし、これに限らず、例えば、空気室の圧力に関しては予め設定された値を利用し、押し込み動作量を算出してもよい。
【0012】
なお、分注器ユニットを構成する分注ポンプ部と分注ノズル部とは、直接的に接続されていてもよく、また例えば配管系を介して接続される場合等、間接的に接続されていてもよい。
【0013】
本発明の好適な態様では、前記吐出開始時の空気室の圧力を検出する圧力検出器を含み、前記押し込み動作量算出部は、前記吐出開始時の空気室の体積と前記吐出開始時の空気室の圧力に基づいて、前記押し込み動作量を算出することを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、プランジャの押し込み動作量は、吐出開始時の空気室の圧力と体積とから決定される。したがって、吐出開始時の空気室における体積や圧力に応じて押し込み動作量を算出することができ、より高精度な液体吐出を行うことができる。
【0015】
上記課題を解決するために、更に、本発明は、シリンダとプランジャとを含む分注ポンプ部と、前記分注ポンプ部に接続された分注ノズル部と、を有し、前記プランジャの吸引動作によって、前記分注ノズル部に液体を吸引する分注器ユニットと、前記液体の吸引開始時の、分注ユニット内の空気室の体積を検出する体積検出部と、前記吸引開始時の空気室の体積に基づいて、前記分注ノズル部に必要吸引量の液体を吸引するのに必要な前記プランジャの吸引動作量を算出する吸引動作量算出部と、前記プランジャを駆動して、前記算出された吸引動作量だけ前記プランジャを吸引動作させるポンプ駆動部と、を含むことを特徴とする。
【0016】
分注器ユニットが液体を吸引する際においては、例えば、分注ノズル部を液体に接液させることなどにより、分注器ユニットの内部に空気室が形成される。また、体積検出器は吸引開始時の空気室の体積を検出する。吸引動作量算出部は、この検出された空気室の体積に基づいて、必要吸引量の液体を吸引するのに必要なプランジャの吸引動作量(以下、単に吸引動作量という)を算出する。ポンプ駆動部が吸引動作量だけプランジャを駆動することによって、必要吸引量の液体が吐出される。つまり、吸引動作量は吸引開始時の液体の体積に基づいて決定されるので、吸引ごとに吸引開始時の空気室の体積に応じて、精度の良い液体吸引を行うことができる。
【0017】
ここで、吸引動作量は、吸引開始時の空気室の体積に加え、さらに吸引開始時の空気室の圧力に基づいて算出されることが望ましい。しかし、これに限らず、例えば、空気室の圧力に関しては予め設定された値を利用し、吸引動作量を算出してもよい。
【0018】
本発明の好適な態様では、前記吸引開始時の空気室の圧力を検出する圧力検出器を含み、前記吸引動作量算出部は、前記吸引開始時の空気室の体積と前記吸引開始時の空気室の圧力に基づいて、前記吸引動作量を算出することを特徴とする。
【0019】
上記構成によれば、吸引動作量は、吸引開始時の空気室の圧力と体積とから決定される。これにより、吸引ごとに吸引開始時の空気室における体積や圧力に応じて吸引動作量を算出することができ、より高精度な液体吸引を行うことができる。
【0020】
また、本発明の好適な態様では、前記分注器ユニットは、前記プランジャの吸引動作によって、前記分注ノズル部に前記液体を吸引し、前記体積検出部は、前記液体の吸引開始時の、前記分注器ユニット内の空気室の体積を検出し、前記吸引開始時の空気室の体積に基づいて、前記分注ノズル部に必要吸引量の液体を吸引するのに必要な前記プランジャの吸引動作量を算出する吸引動作量算出部を含み、前記ポンプ駆動部は、前記プランジャを駆動して、前記算出された吸引動作量だけ前記プランジャを吸引動作させることを特徴とする。さらに、本発明の好適な態様では、前記吐出開始時の空気室の圧力と前記吸引開始時の空気室の圧力を検出する圧力検出器を含み、前記吸引動作量算出部は、前記吸引開始時の空気室の体積と前記吸引開始時の空気室の圧力に基づいて、前記吸引動作量を算出し、前記押し込み動作量算出部は、前記吐出開始時の空気室の体積と前記吐出開始時の空気室の圧力に基づいて、前記押し込み動作量を算出することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の原理を図1を参照しながら説明する。
【0022】
先ず、図1(A)に示されるように、従来と同様に液面検出が行われる。次に、プランジャ16を動作量Aだけ吸引動作させ、図1(B)に示される状態にする。ここで、吸引動作量Aとは、シリンダ18内の体積が、必要吸引量と等しくなるときのプランジャ16のストローク量である。この吸引動作により、分注ノズル部14内に液体12が吸引される。液体12を吸引することにより分注ノズル部14の空気室20が膨張し、吸引前における空気室体積V1に比べて、吸引後の空気室体積V2の方が大きくなる。したがって、実際の液面高さhは、分注ノズル部14内における必要吸引量に相当する液面高さaに達しない。このとき、空気室20の体積は膨張しているので、吸引後の空気室圧力P2は、吸引前の空気室圧力P1に比べて小さくなる。
【0023】
以上の現象について、理論的に説明する。液体12の吸引前後では、次の式が近似的に成り立つ。
【0024】
【数1】
P1・V1=P2・V2               (1)
ここで、液体12の吸引によって分注ノズル部14内の液面高さがhとなった状態において、空気室圧力に関して以下の近似式が成り立つ。
【0025】
【数2】
P2=P1−ρgh                 (2)
ただし、ρは吸入する液体の密度であり、gは重力加速度である。したがって、上記の(1)式及び(2)式より、吸引後の空気室体積V1に対する吸引開始時の空気室体積V2の差ΔVαは、
【数3】
ΔVα=V2−V1=ρgh・V1/(P1−ρgh) (3)
このΔVαが上述した空気室20の膨張した体積(膨張量)、すなわち実吸引量と必要吸引量との差である。
【0026】
ここで、空気室圧力P1は、液面検出直後における空気室20の圧力であり、液面検出における所定の閾値である。したがって、(3)式は、分注ノズル部14内に吸引された液体12の液面高さがhである場合、このときの空気室20の膨張量ΔVαが、吸引開始時における空気室体積V1に応じて変化することを表わしている。
【0027】
そこで、今度は、液面高さがhとなる液体12を分注ノズル部14内に吸引する場合について考える。上記(3)式によれば、吸引開始時の空気室体積V1を検出することによって、実際に吸引した場合の空気室20の膨張量ΔVαを前もって算出することができる。したがって、上記膨張量ΔVαを用いて吸引時の吸引動作量を補正することができる。なお、吸引開始時において、空気室20の圧力P1をあらためて検出し、上記空気室体積V1と共に、吸引動作量の算出に利用してもよい。これにより、より高精度な吸引動作量を算出することができる。
【0028】
次に、分注ノズル部14内の液体12を吐出する場合について、本発明の原理を図2を参照しながら説明する。先ず、分注ノズル部14内の液体12のうち必要吐出量だけ吐出するために、図2(A)に示されるように、プランジャ16を動作量Bだけ押し込み動作させる。ここで、この押し込み動作量Bは、シリンダ18内に形成される体積が、必要吐出量と等しくなるときのプランジャ16のストローク量である。プランジャ16が押し込まれることにより、分注ノズル部14内の液面高さが降下するが、分注ノズル部14内の液体12の量が減るに従って、その圧力は増大する。これにより空気室20が圧縮され、吐出開始時の空気室体積V3に比べて、吐出後の空気室体積V4の方が小さくなる。したがって、図2(B)に示されるように、実際の液面高さの変化分h’は、必要吐出量に相当する液面高さの変化量bよりも小さくなり、実際に吐出される液体12の量(実吐出量)は、必要吐出量よりも少なくなる。このとき、吐出開始時の空気室圧力P3に比べて、吐出後の空気室圧力P4は大きくなる。以上の現象は、吸引時と同様であり、吸引時の(3)式と対比して、吐出後の空気室体積V4に対する吐出開始時の空気室体積V3の差ΔVβは、
【数4】
ΔVβ=V3−V4=ρgh’・V3/(P3+ρgh’) (6)
として表せる。ここで、h’は、液面高さの変化分である。従って、上記差ΔVβを用いて吐出時の押し込み動作量を補正することができる。
【0029】
以上、本発明の原理について説明した。なお、上記(1)式において、等温変化における理想気体の状態方程式を利用したが、例えば、断熱変化における理想気体の状態方程式を利用してもよい。また、これらの式以外の式、或いは経験的なデータを用いて、吸引や吐出の開始時における空気室体積や空気室圧力に基づいて、プランジャ16の動作量を算出してもよい。
【0030】
次に、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)について、図3及び図4を参照しながら説明する。
【0031】
図3は、本発明に係る分注装置の概略的な全体構成を示す機能ブロック図である。分注装置における分注器ユニット22は、分注ノズル部24、配管部26、及び分注ポンプ部28から構成されている。
【0032】
分注ノズル部24は、液体12を吸引吐出するノズルチップ34を含んでいる。本実施形態において、ノズルチップ34は、必要に応じて交換可能なディスポーザブルチップである。分注ノズル部24の頭部は配管部26の一端と連結されている。配管部26は、分注ノズル部24と分注ポンプ部28とを接続する部材である。分注ポンプ部28は、シリンダ30とプランジャ32とから構成されており、配管部26の他端は、このシリンダ30の先端に連結されている。
【0033】
分注装置には入力設定部54が設けられている。ユーザーは、この入力設定部54によって、液体12の必要吸引量、必要吐出量、或いは吐出回数などの分注処理条件に関する指示を入力設定することができる。入力設定された分注処理条件は、制御部50を介して後述する体積検出部52、吸引動作量算出部42、及び押し込み動作量検出部44に伝達される。なお、制御部50は、この他に、分注装置全体の制御を行う。
【0034】
ノズル搬送部56は、制御部50による制御に基づいて分注ノズル24を搬送する。これにより、分注ノズル24は3次元的に移動することができる。
【0035】
ポンプ駆動部48は、制御部50の制御に基づいてプランジャ32を駆動する。これにより、プランジャ32は、後述する液面検出動作、吸引動作、或いは押し込み動作を行う。
【0036】
次に、体積検出部52について説明する。ノズルチップ34の先端を液面13に接液した状態、又はノズルチップ34内にすでに液体12が吸引されている状態において、分注器ユニット22の内部には、空気室20が形成される。ここで、ポンプ駆動部48が駆動すると、プランジャ32の位置が変動し、空気室20の体積が変化する。体積検出部52は、必要に応じてこの空気室体積を検出する。本実施形態の体積検出部52は、プランジャ32の位置を検出する位置センサを含む構成を有しており、また分注器ユニット22の内部形状に関する形状テーブルを有している。位置センサによって検出されたプランジャ位置は、形状テーブルによって空気室20の体積に変換される。これにより空気室体積が検出される。
【0037】
一方、配管部26には、圧力センサ38が設けられている。圧力センサ38は、空洞部内における空気の圧力を検出し、圧力データを圧力データ切替出力部40に出力する。
【0038】
圧力データ切替出力部40は、後述の吸引動作量算出部42、押し込み動作量算出部44又は圧力コンパレータ46に、圧力センサ38からの圧力データを出力する。
【0039】
圧力コンパレータ46は、液面検出工程において分注器ユニット22内の圧力をモニタする。なお、本実施形態の液面検出方法は、従来の液面検出方法と同じ方法であり、圧力コンパレータ46は、圧力センサ38で検出された圧力と液面検出のための所定の閾値とを比較する。なお、この比較結果は液面検出工程におけるポンプ駆動部48やノズル搬送部56の制御に用いられる。
【0040】
吸引動作量算出部42は、制御部50から伝達された分注処理条件に基づいて、プランジャ32の吸引動作量を算出する。吸引動作量算出部42は形状テーブルを有しており、分注処理条件に基づく必要吸引量の液体12を吸引時の液面高さhに変換する。また、吸引動作量算出部42には、吸引開始時において、体積検出部52及び圧力センサ38から空気室体積V1及び空気室圧力P1が入力され、これらと吸引時の液面高さhとから膨張量ΔVαを算出し、プランジャ32の吸引動作量を算出する。なお、ここで算出された吸引動作量だけプランジャ32が吸引動作することで、必要吸引量の液体12が吸引される。
【0041】
押し込み動作量算出部44は、制御部50から伝達された分注処理条件に基づいて、プランジャ32の押し込み動作量を算出する。押し込み動作量算出部44は形状テーブルを有しており、分注処理条件に基づく必要吐出量の液体12を吐出時の液面高さの変化分h’に変換する。また、押し込み動作量算出部44には、吐出開始時において、体積検出部52及び圧力センサ38から空気室体積V3及び空気室圧力P3が入力され、これらと液面高さの変化分h’とから体積差ΔVβを算出し、プランジャ32の押し込み動作量を算出する。なお、ここで算出された押し込み動作量だけプランジャ32が押し込み動作することで、必要吐出量の液体12が吐出される。
【0042】
図4は、本発明に係る分注装置の分注処理を示すフローチャートである。なお、以下の分注動作の説明では、本実施形態の分注装置が、吸引した液体12を連続してN回吐出するN分注を実行する場合を例にとって説明している。
【0043】
先ず、S200において、上述した液面検出工程を行う。このとき、分注ノズル部24の先端は液面13に接液した状態となり、分注器ユニット22の内部には空気室が形成される。
【0044】
S202では、図3の体積検出部52において、プランジャ32の停止位置に基づいて空気室体積V1が検出される。なお、本実施形態では、液面検出時のプランジャ32の停止位置から吸引動作を開始する。したがって、この空気室体積V1が吸引開始時の空気室体積となる。
【0045】
S204では、形状テーブルによって、必要吸引量からノズルチップ34内での必要吸引量の液面高さhが算出される。
【0046】
S206では、図3の圧力センサ38によって空気室の圧力P1を検出する。なお、吸引動作は、S200の液面検出によるプランジャ32の停止位置から開始される。したがって、このときの空気室圧力P1は吸引開始時の空気室圧力である。なお、S200において、液面検出のために分注器ユニット22の内部の圧力をモニタしている。したがって、この液面検出時の分注器ユニット22の内部圧力をP1として利用してもかまわない。また、液面検出のための所定の閾値をP1として利用してもよい。
【0047】
S208では、上述の原理により、吸引動作量H+αを算出する(図1(C)参照)。このときの吸引動作量の算出においては、S202及び206で算出された吸引動作時の空気室体積V1及び空気室圧力P1が利用される。
【0048】
S210では、プランジャ32を吸引動作量H+α(αは吸引補正量)だけ吸引動作させる。これにより、必要吸引量の液体12が吸引される。
【0049】
S212では、ノズル搬送部56を駆動させ、最初に液体12が吐出される容器の位置に分注ノズル部24を移動させる。
【0050】
S214では、吸引動作終了後のプランジャ位置が検出され、空気室体積V2が算出される。この空気室体積V2の算出では、ノズルチップ34内には必要吸引量の液体12が吸引されているものとして空気室体積V2が算出される。
【0051】
ここで、本実施形態では、吸引動作に引き続いて押し込み動作が行われる。したがって、この算出された空気室体積V2は1回目の吐出開始時の空気室体積V3となる(図1及び図2参照)。なお、説明のため、一回目の吐出開始時の空気室体積V3をV3(1)とする。
【0052】
S216では、形状テーブルによって、1回目の必要吐出量から、1回目の吐出による液面高さの変化分h’を算出する。ここで、説明のために、この算出された一回目の吐出が行われた場合の液面の変化分h’をh1’と表わす。
【0053】
S218では、1回目の吐出開始時の空気室圧力P3を検出する。なお、説明のため、一回目の吐出開始時の空気室圧力P3をP(1)とする。
【0054】
S220では、上述の原理により、1回目の吐出開始時の空気室体積V3(1)と空気室圧力P3(1)を利用して、1回目における押し込み動作量H’+β(βは押し込み補正量)を算出する(図2(C)参照)。なお、説明のために、このときに算出された押し込み動作量H’+βをH1’+β1と表わす。
【0055】
S222では、プランジャ32を押し込み動作量H1’+β1だけ押し込み動作させる。これにより、1回目の必要吐出量の液体12が吐出される。
【0056】
S224では、ノズルチップ34内の液体12を引き続き別の容器に吐出するか否かが判定される。引き続き吐出を行う場合にはS212に進む。一方、ノズルチップ34内の液体12の吐出を引き続いて行わない場合にはS226に進む。ここでは前者の場合、すなわち2回目以降の吐出を行う場合について説明する。この場合にはS212に戻り、分注ノズル部24は2回目に吐出を行う容器に移動される。
【0057】
S214において、一回目の押し込み動作後のプランジャ位置が検出され、1回目の吐出後の空気室体積V3が検出される。なお、このときの空気室体積V3が、2回目の吐出開始時の空気室体積V3(2)となる。
【0058】
S216において、形状テーブルによって、2回目の必要吐出量から、2回目の吐出による液面高さの変化分h(2)’が算出される。なお、この変化分h(2)’の算出においては、上記1回目の吐出で必要吐出量の液体12が吐出されたものとして計算される。
【0059】
S218において、2回目の吐出開始時の空気室圧力P3(2)を検出する。
【0060】
S220において、上述の原理により、V3(2)とP3(2)とから2回目の押し込み動作量H2’+β2が算出される(図2(C)参照)。
【0061】
S222において、プランジャ32を押し込み動作量H2’+β2だけ押し込み動作させる。これにより、2回目の必要吐出量の液体12が吐出される。
【0062】
N回分注では、上述の2回目の吐出と同様の演算処理が行われ、N回の吐出が行われる。N回の吐出が終了したら、S226に進む。
【0063】
S226では、同一の液体12をあらためて吸引して分注動作を行うか否かが判定される。同一の液体12を吸引する場合には、あらためて液面検出を行うことなくS202に進む。これは、本実施形態の分注装置では、すでに前回の液面検出工程において得られた液体12の水位の情報に基づいてノズルチップ34の先端を液面に接液させるためである。一方、同一の液体12を吸引しない場合にはS228に進む。
【0064】
S228では、引き続き別の液体を分注するか否かが判定される。別の液体を分注する場合には、S232に進み、ノズルチップ34(ディスポーザブルチップ)が交換され、あらためてS200から上述と同様の手順が実行される。一方、S228において、分注動作が終了される場合には、S230に進み、ノズルチップ34(ディスポーザブルチップ)が廃棄される。なお、分注ノズル部24がディスポーザブルチップを有しない構成の場合には、S232において、分注ノズル部24が洗浄された後にS200からあらためて実行され、また、S230においては、分注ノズル部24が洗浄されて終了する。
【0065】
本実施形態の分注装置によれば、精度のよい吸引動作量を算出することができ、これによって、必要吸引量の液体12を吸引することができる。また、必要吸引量の液体12が吸引されることによって、精度の良い押し込み動作量を算出し、必要吐出量の液体12を吐出することができる。したがって、高精度な分注処理を連続的に実行することができる。
【0066】
次に、吸引開始時、前回の分注処理における残留液体がノズルチップ34内に存在する場合について説明する。この場合においても、前回の分注処理において液面検出が行われている。したがって、S200において、このときの水位情報に基づいて再度ノズルチップ34を液面12に接液させる。S202では、
前回の分注処理における必要吸引量と必要吐出量とから残留液体の量が算出され、空気室体積V1が算出される。S208では、残留液体の液面高さを考慮に入れずに、あらためて必要吸引量の液面高さhに対応する吸引動作量H+αを算出する。以下、上述のシーケンスに従って分注処理を行うことにより、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、分注処理の効率を上げることができる。また、本発明によれば、精度のよい分注を実現可能な分注装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分注装置の原理説明図であって、液体を吸引する前後における分注器ユニットの状態を示した図である。
【図2】本発明に係る分注装置の原理説明図であって、液体を吐出する前後における分注器ユニットの状態を示した図である
【図3】本発明に係る分注装置の概略的な全体構成を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明に係る分注装置の分注処理を示すフローチャートである。
【図5】従来における分注装置において、その主要部である分注器ユニットによって液体を吸引する工程を説明するための図である。
【符号の説明】
12 液体、22 分注器ユニット、24 分注ノズル部、28 分注ポンプ部、38 圧力センサ、42 吸引動作量算出部、44 押し込み動作量算出部、48 ポンプ駆動部、52 体積検出部。

Claims (6)

  1. シリンダとプランジャとを含む分注ポンプ部と、前記分注ポンプ部に接続された分注ノズル部と、を有し、前記プランジャの押し込み動作によって、前記分注ノズル部から液体を吐出する分注器ユニットと、
    前記液体の吐出開始時の、分注器ユニット内の空気室の体積を検出する体積検出部と、
    前記吐出開始時の空気室の体積に基づいて、前記分注ノズル部から必要吐出量の液体を吐出するのに必要な前記プランジャの押し込み動作量を算出する押し込み動作量算出部と、
    前記プランジャを駆動して、前記算出された押し込み動作量だけ前記プランジャを押し込み動作させるポンプ駆動部と、
    を含むことを特徴とする分注装置。
  2. 請求項1記載の分注装置において、
    前記吐出開始時の空気室の圧力を検出する圧力検出器を含み、
    前記押し込み動作量算出部は、前記吐出開始時の空気室の体積と前記吐出開始時の空気室の圧力に基づいて、前記押し込み動作量を算出することを特徴とする分注装置。
  3. シリンダとプランジャとを含む分注ポンプ部と、前記分注ポンプ部に接続された分注ノズル部と、を有し、前記プランジャの吸引動作によって、前記分注ノズル部に液体を吸引する分注器ユニットと、
    前記液体の吸引開始時の、分注器ユニット内の空気室の体積を検出する体積検出部と、
    前記吸引開始時の空気室の体積に基づいて、前記分注ノズル部に必要吸引量の液体を吸引するのに必要な前記プランジャの吸引動作量を算出する吸引動作量算出部と、
    前記プランジャを駆動して、前記算出された吸引動作量だけ前記プランジャを吸引動作させるポンプ駆動部と、
    を含むことを特徴とする分注装置。
  4. 請求項3記載の分注装置において、
    前記吸引開始時の空気室の圧力を検出する圧力検出器を含み、
    前記吸引動作量算出部は、前記吸引開始時の空気室の体積と前記吸引開始時の空気室の圧力に基づいて、前記吸引動作量を算出することを特徴とする分注装置。
  5. 請求項1記載の分注装置において、
    前記分注器ユニットは、前記プランジャの吸引動作によって、前記分注ノズル部に前記液体を吸引し、
    前記体積検出部は、前記液体の吸引開始時の、前記分注器ユニット内の空気室の体積を検出し、
    前記吸引開始時の空気室の体積に基づいて、前記分注ノズル部に必要吸引量の液体を吸引するのに必要な前記プランジャの吸引動作量を算出する吸引動作量算出部を含み、
    前記ポンプ駆動部は、前記プランジャを駆動して、前記算出された吸引動作量だけ前記プランジャを吸引動作させることを特徴とする分注装置。
  6. 請求項5記載の分注装置において、
    前記吐出開始時の空気室の圧力と前記吸引開始時の空気室の圧力を検出する圧力検出器を含み、
    前記吸引動作量算出部は、前記吸引開始時の空気室の体積と前記吸引開始時の空気室の圧力に基づいて、前記吸引動作量を算出し、前記押し込み動作量算出部は、前記吐出開始時の空気室の体積と前記吐出開始時の空気室の圧力に基づいて、前記押し込み動作量を算出することを特徴とする分注装置。
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