JP2003028886A - 分注装置 - Google Patents

分注装置

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JP2003028886A JP2001217297A JP2001217297A JP2003028886A JP 2003028886 A JP2003028886 A JP 2003028886A JP 2001217297 A JP2001217297 A JP 2001217297A JP 2001217297 A JP2001217297 A JP 2001217297A JP 2003028886 A JP2003028886 A JP 2003028886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分注装置において、液体の粘度に応じて最適
な動作条件を設定する。 【解決手段】 液体100の吸引時における圧力波形に
基づいて、ノズル10を液体100の液面から離すタイ
ミングが決定され、これと同時に、液体100の粘度が
推定される。その推定された粘度に従って液体の吐出条
件が決定される。その吐出条件には吐出方式、吐出速度
や吐出ストローク量などの条件が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分注装置に関し、特
に対象液体の物性に応じた吸引及び吐出の制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】分注装置は、ノズルによっ
て容器内の液体を吸引し、1又は複数の他の容器へ液体
を吐出する装置である。具体的には、液体吸引時におい
て、ノズルが液面内に挿入され、ノズルに接続された分
注ポンプ(シリンジポンプ)を吸引動作させることによ
り、液体の吸引がなされる。ちなみに、通常、液体吸引
に伴う液面下降に応じてノズル位置も追従して下降制御
される。
【0003】分注ポンプの吸引動作完了直後において、
ノズル内は依然として負圧(大気圧よりも低圧)となっ
ており、よってノズル内の圧力が大気圧に近くなるま
で、ノズル内に引き続いて液体が吸い込まれる。そし
て、圧力均衡が図られた時点で、ノズル内への液体の移
動は停止し、吸引が完了する。この場合、分注ポンプの
吸引動作完了時点から液体の吸引(移動)が実質的に完
了するまでの期間(待機期間)は、それまでの吸引量及
び吸引速度などに依存し、加えて、液体の物性(特に粘
度)に依存する。従来装置においては、粘度が最も高い
液体を想定し、そのような液体でも確実に吸引できる待
機期間を前提とし、吸引後にノズルを上方へ引き上げる
離液タイミングが一律に設定されていた。
【0004】一方、吐出時においては(特に後述する空
中吐出方式の場合には)、分注ポンプの吐出速度かつ吐
出動作量(空中吐出終期に液切れをよくするために実行
される逆転動作量を含む)が同一であっても、液体の物
性(特に粘度)の違いによって、実際の吐出量に違いが
生じる場合も多い。また、粘度が低ければ、吐出速度を
高めた方が分注処理時間を短縮できる。しかし、従来装
置においては、粘度が最も高い液体を想定して吐出条件
を一律に設定していた。
【0005】また、吐出方式としては、空中吐出方式及
び液中吐出方式が知られている。前記の空中吐出方式
は、吐出先容器に既に他の液体が注入されている状態に
おいて、他の液体を吐出する場合に、当該容器内の液面
よりも上方で吐出を行う方式である。この方式によれ
ば、容器内の液体がノズルチップに付着することにより
生じるコンタミネーションなどの問題を防止できる。分
注する液体しかノズルチップに付着していないので、再
度同一液体を分注するとき、ディスポーザブルノズルチ
ップの場合はチップの再利用ができる。ノンディスポー
ザブルノズルチップの場合は、ノズルの洗浄工程を省略
することができる。しかし、吐出する液体の粘度が極め
て高いような場合には分注精度を確保するのが難しく、
あるいは、吐出速度を一般に小さくする必要がある。一
方、前記の液中吐出方式は、吐出先容器内に既に他の液
体が注入されている状態において、他の液体を吐出する
場合に、当該容器内の液面内にノズル(の先端)を進入
させて、液体を吐出する方式である。吐出前にはノズル
先端が液面に触れていなくても、吐出後の液面がノズル
先端より高い位置になる場合も液中吐出方式に含まれ
る。この方式によれば、吐出する液体の粘度が高くて
も、比較的円滑に吐出を行うことができ、液切れもよい
という利点がある。しかし、吐出先容器内に既に他の液
体が入っている場合、容器内の他の液体がノズルチップ
に付着し、その結果、コンタミネーションなどの問題が
生じ、あるいは、ノズル洗浄などの処理が不可欠とな
る。
【0006】このように、2つの吐出方式には一長一短
があるが、従来装置においては、個々の装置ごとに、い
ずれかの方式のみが採用されている。なお、粘度測定機
能をもった分注装置として、特開平5−107174号
公報に記載された装置をあげることができる。但し、か
かる装置は、測定された粘度に応じて動作条件の変更を
行うようなものではない。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、分注対象となった液体の物性
に応じて、分注処理効率を高められるようにすることに
ある。
【0008】本発明の他の目的は、分注対象となった液
体の物性に応じて、その液体の吸引処理時間をできる限
り削減できるようにすることにある。
【0009】本発明の他の目的は、分注対象となった液
体の物性に応じて、最適な吐出時の動作条件を設定し、
これにより分注精度を向上させ、また吐出処理時間を削
減できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、ノズルと、前記ノズルに対して配
管を介して接続された分注ポンプと、前記配管に接続さ
れた圧力検出器と、前記ノズルを対象液体の液面内に進
入させて対象液体の吸引を行う場合に、前記圧力検出器
によって検出される圧力波形に基づいて、前記分注ポン
プの吸引動作完了後における前記ノズルを上昇させる離
液タイミングを判定する離液タイミング判定手段と、を
含み、前記離液タイミングで前記対象液体から前記ノズ
ルが引き上げられることを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、対象液体をノズルによ
って吸引する場合に、分注ポンプの吸引動作完了後にお
ける圧力波形から、ノズルの離液タイミングが判定され
る。ここで、対象液体の物性に応じて、吸引動作完了後
における圧力波形は異なり、その圧力波形に応じて離液
タイミングを判定すれば、対象液体の粘度に応じて最小
限の吸引時間を設定できる。
【0012】望ましくは、前記離液タイミング判定手段
は、前記分注ポンプの動作完了後における前記圧力波形
の勾配を演算する手段と、前記勾配が平坦化条件を満た
す場合に前記離液タイミングを決定する手段と、を含
む。
【0013】(2)また、上記目的を達成するために、
本発明は、ノズルと、前記ノズルに対して配管を介して
接続された分注ポンプと、前記配管に接続された圧力検
出器と、前記ノズルによる対象液体の吸引時において前
記圧力検出器によって検出される圧力波形に基づいて、
前記対象液体の物性を推定する物性推定手段と、前記推
定された物性に応じて前記ノズルによる対象液体の吐出
時における吐出条件を設定する吐出条件設定部と、を含
み、前記設定された吐出条件に従って前記対象液体が吐
出される。
【0014】上記構成によれば、対象液体の物性が異な
ると、それらの吸引時における圧力波形が異なるため、
その圧力波形に基づいて対象液体の物性が推定され、そ
の物性に応じてふさわしい吐出条件が設定される。圧力
波形から物性(特に粘度)を推定する場合、吸引初期の
立ち下がり(圧力の急激な下降期間あるいはその急激な
圧力低下幅)、吸引終期の立ち上がり(圧力の急激な上
昇(復帰)期間)あるいはその急激な圧力上昇幅)など
の特徴量を用いるようにしてもよい。
【0015】望ましくは、前記吐出条件設定部は、前記
ノズルを液面から離して吐出を行う空中吐出方式、及
び、前記ノズルを液面に接触させて吐出を行う液中吐出
方式のいずれかの吐出方式を選択する。望ましくは、前
記吐出条件設定部は、前記空中吐出方式の場合には分注
ポンプの動作速度、分注ポンプの動作量、分注ポンプの
逆転動作開始タイミング、及び、分注ポンプの逆転動作
量の中の少なくとも1つを決定し、前記液中吐出方式の
場合には分注ポンプの動作速度、及び、分注ポンプの動
作後の離液までの待機時間の少なくとも1つを決定す
る。
【0016】通常は空中吐出方式を選択し、特に粘度が
高いような場合に液中吐出を選択するようにしてもよ
い。この場合には、必要に応じて、ノズル(あるいはノ
ズルチップ)の交換、ノズル洗浄などがなされる。一般
に、粘度が低ければ吐出速度が大きくされ、粘度が高け
れば吐出速度が小さくされる。これにより、分注処理速
度が向上する。ここで、吐出条件には、更に空中吐出完
了時点での逆転吸引動作の条件(逆転タイミング、逆転
動作量など)も含まれる。
【0017】(3)また、上記目的を達成するために、
本発明は、ノズルと、前記ノズルに対して配管を介して
接続された分注ポンプと、前記配管に接続された圧力検
出器と、前記ノズルを対象液体の液面内に進入させて対
象液体の吸引を行う場合に、前記圧力検出器によって検
出される圧力波形に基づいて、前記分注ポンプの吸引動
作完了後における圧力の平坦化時期を判定する平坦化時
期判定手段と、前記平坦化時期に従って前記ノズルの離
液タイミングを判定する離液タイミング判定手段と、前
記吸引動作完了後から前記平坦化時期までの期間に基づ
いて、前記対象液体の粘度を推定する粘度推定手段と、
前記推定された粘度に応じて前記対象液体の吐出条件を
設定する吐出条件設定部と、を含み、前記対象液体に応
じて前記離液タイミング及び前記吐出条件が適応的に設
定されることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0019】図1には、本発明に係る分注装置の全体構
成がブロック図として示されている。図1において、本
実施形態においては、ノズル10がノズル基部14とノ
ズルチップ12とで構成されている。ノズル基部14は
パイプ状の金属などによって構成され、その下端側には
ノズルチップ12の上端側が嵌合される。ノズルチップ
12は樹脂などの透明部材によって構成され、上述のよ
うにノズル基部14に対して着脱自在である。ノズルチ
ップ12はいわゆるディスポーザブル型として使用され
る。
【0020】上記のように構成されるノズル10は配管
16を介して分注ポンプ18に接続されている。配管1
6は例えばエアチューブなどによって構成され、分注ポ
ンプ18はシリンジ22及びその内部において進退する
ピストン24によって構成される。シリンジ22に対し
てピストン24を前進させれば、ノズル10内の圧力が
高まって液体の吐出が行われ、一方、シリンジ22に対
してピストン24を後退させれば、ノズル10内の圧力
が低くなってすなわち負圧となって液体の吸引が行われ
る。
【0021】本実施形態において、配管16には圧力セ
ンサ20が接続され、その圧力センサ20から出力され
た信号がセンサ信号出力回路26を介して後述する制御
部32に出力されている。
【0022】分注ポンプ18はポンプ駆動部28によっ
て駆動され、そのポンプ駆動部28は制御部32により
制御されている。ノズル搬送部30はノズル10の三次
元方向の搬送を行うものであり、このノズル搬送部30
も制御部32によって制御されている。
【0023】本実施形態において、制御部32に接続さ
れた粘度テーブル34は、後述する期間Δtに従って液
体の粘度を決定(推定)するためのテーブルであり、そ
の具体例については後に図4を用いて説明する。吐出条
件テーブル36は、決定された液体の粘度に従って吐出
条件を設定するためのテーブルであり、その具体例につ
いては後に図5を用いて説明する。
【0024】以上のように構成される分注装置におい
て、ノズル10によって容器6内に収容されている液体
(対象液体)100が吸引される。これが図1において
符号100Aで示されている。吸引された液体100A
は他の容器8内に吐出される。この際、場合によって
は、他の容器8内にはあらかじめ他の液体102が吐出
されている。液体100Aの吐出方式としては、本実施
形態において、上述した空中吐出方式あるいは液中吐出
方式を選択することができる。
【0025】図2には、分注ポンプの動作と圧力波形と
が対応づけて示されている。図2において(A)は図1
に示した分注ポンプ18の動作を示しており、その図に
おいて波形が立ち上がった部分は分注ポンプ18が吸引
動作を行っている期間を示している。また、(B)に示
す圧力波形は、図1に示した圧力センサ20によって観
測される吸引時の圧力変化を示すものである。ここにお
いて、Aは分注ポンプ18の吸引動作開始のタイミング
を示し、Bは分注ポンプ18の吸引動作の終了タイミン
グを示し、Cは圧力波形が平坦化した復帰タイミングを
示している。
【0026】すなわち、図2(B)に示すように、ある
粘度をもった液体を吸引する場合においては、その吸引
動作開始の直後から圧力は急激に負圧方向に立ち下が
り、その後一定の勾配をもって圧力が減少し、吸引動作
終了とともに圧力が大気圧方向へ急激に上昇し、その後
一定の負圧へなだらかに収束することになる。この場合
において、Δtは吸引動作終了後から圧力が平坦化して
復帰するまでの復帰期間を示している。
【0027】本実施形態においては、例えば、上記の復
帰期間Δtが特定され、その復帰期間Δtに基づいて吸
引対象となった液体からノズルを引き上げるタイミン
グ、すなわち離液タイミングが決定され、また、その復
帰期間Δtに基づいて吸引対象となった液体の物性、特
に粘度が推定されている。そして、その粘度に応じて最
適な当該液体の吐出条件が設定される。
【0028】すなわち、復帰期間Δtは吸引対象となっ
た液体の粘度に大きく依存し、粘度が高い場合には復帰
期間Δtが長くなり、粘度が低い場合には復帰期間Δt
が短くなる。そこで、その復帰期間Δtによって液体の
粘度を推定するものである。もちろん、その復帰期間Δ
tは吸引速度や吸引量などにも依存するため、それらの
既知のパラメータを考慮した上で、Δtの値を参照する
ことにより、液体の粘度を精度良く推定することが可能
である。
【0029】本実施形態においては、上記のように復帰
期間Δtを参照し、それをもって粘度の推定を行ってい
るが、液体の物性を指標する他の特徴量としては、図2
に示されるように、吸引初期時における立ち下がり時の
圧力減少幅bや吸引終了後における圧力の立ち上がり時
点における圧力上昇幅b’などを利用することもでき、
それらも粘度の関数として利用可能である。更に、複数
の特徴量を組み合わせてより精度良く粘度を推定するよ
うにしてもよい。
【0030】上述した吸引量や吸引速度が既知であるの
に対し、液体の粘度は未知であるが、従来においては想
定される最も高い粘度を前提として離液タイミングなど
を決定していたが、本実施形態によれば、未知の粘度を
推定し、それによって最適な離液タイミングを決定でき
るという利点がある。また、後に詳述するように、推定
された粘度に従って最適な吐出値の動作条件を設定する
ことが可能である。
【0031】図3には、上記の復帰期間Δtを決定する
ための手法の一例が示されている。図3においては吸引
動作終了タイミングから復帰タイミングまでの圧力波形
が部分的に示されている。この期間内においては、所定
のサンプリング期間ごとに測定された圧力値の差分が演
算され、その差分が所定の判定値Kよりも小さくなった
時点をもって圧力が平坦化したものとして判定される。
具体的には、あるタイミングTi及びTi+1の2つの隣接
するタイミングにおける2つの圧力Pi及びPi +1の絶対
値ΔPが演算され、そのΔPが判定値Kよりも小さくな
った時点をもって復帰タイミングが決定され、これと同
時に復帰期間Δtが決定される。もちろん、図3に示す
手法は一例であって、これ以外にも他の手法を利用する
こともできる。いずれにしても、圧力波形の勾配を監視
し、その勾配が平坦と見なされる条件を満たした場合に
復帰タイミングを判定するのが望ましい。
【0032】図4には、図1に示した粘度テーブル34
の具体例が示されている。この粘度テーブル34はある
吸引量とある吸引速度の場合に、上記の復帰期間Δtか
ら粘度を決定するためのテーブルであり、吸引量、吸引
速度、復帰期間Δtの組み合わせに応じた粘度がテーブ
ル化されたものである。もちろん、関数形式で粘度を求
めるようにしてもよい。また、吸引量や吸引速度などが
常に一定であるならば、復帰期間Δtから粘度を一意に
決定することもできる。
【0033】ちなみに、このようなテーブルはあらかじ
め実験などによって決定しておくのが望ましい。
【0034】図5には、図1に示した吐出条件テーブル
36の具体例が示されている。この吐出条件テーブルは
上記の空中吐出に対応したものであり、吐出速度、粘
度、目標分注量(吐出量)の組み合わせごとに吐出スト
ローク(吐出量)が対応付けられたテーブルである。こ
のようなテーブルは、上記粘度テーブル34と同様にあ
らかじめ実験などによって作成しておくのが望ましい。
ちなみに、吐出速度が一定であれば、それを前提として
吐出条件テーブルを構成することもできるし、またテー
ブル構成によらずに吐出速度、粘度、目標分注量をパラ
メータとした関数形式によって吐出ストロークを決定す
るようにしてもよい。
【0035】ちなみに、本実施形態においては、制御部
32が吐出条件を決定する場合において、粘度が所定値
以上である場合には、液中吐出が選択され、それ以外の
場合には空中吐出が選択されている。空中吐出が選択さ
れた場合には吐出条件テーブル36に従って吐出ストロ
ーク(及び吐出速度)が決定されている。液中吐出が選
択された場合には、目標分注量に応じた吐出ストローク
が一意に設定され、推定された粘度に応じて吐出速度、
ポンプ動作終了からノズルチップの離液までの待機時間
などの吐出条件が決定されている。また、本実施形態に
おいては、空中吐出を行う場合に、吐出完了時に分注ポ
ンプ18の逆転動作がなされており、これによって液切
れがより良好となるように制御されている。この場合に
おいても、その逆転動作開始のタイミングやその動作量
などについて上記の推定された粘度に従って決定を行う
ようにするのが望ましい。
【0036】ちなみに、そのような逆転動作は微小スト
ロークだけ行われるものであるため、それについては粘
度によらずに、固定条件としてもよい。
【0037】次に、図6を用いて図1に示した分注装置
の動作例について図1を参照しながら説明する。
【0038】まず、S101では、吸引対象となった液
体100を収容した容器6上にノズル10が位置決めさ
れ、そのノズル10が下方に引き下ろされる。S102
では、所定の液面検出を行って、液体100の液面下に
ノズル10の先端が例えば2mm程度進入した時点でノ
ズル10の下降が停止される。
【0039】S103では、分注ポンプ18の吸引動作
が開始される。これによって、ノズル10内に具体的に
はノズルチップ12内にその先端開口を介して液体10
0が吸い込まれることになる。
【0040】この場合に、その吸い込みに伴って液面が
下降するが、本実施形態においてはS104においてそ
の液面の下降に伴うノズル10の位置の下降制御がなさ
れる。
【0041】S105において、所定の吸引量だけ液体
100の吸引が完了したと判断された場合、分注ポンプ
18の吸引動作が終了する。
【0042】その後、S106では、図2(B)で示し
たように、吸引動作終了後の圧力波形の変動が監視さ
れ、圧力勾配が平坦化条件を満たすか否かが逐次的に判
定される。具体的には、図3に示したように、一定期間
ごとの圧力の差分値ΔPが判定値Kと比較され、その差
分値ΔPが判定値Kよりも小さくなった時点で復帰タイ
ミングと判定され、その復帰タイミングを離液タイミン
グとしてS107でノズル10が上方に引き上げられ
る。このように、圧力が所定値に復帰した時点をもって
速やかにノズル10を引き上げることが可能であるの
で、液体の粘度に応じて最小限のノズル待機期間を設定
することができ、吸引時間の削減を図ることが可能であ
る。
【0043】上記S107では、ノズル上昇と共に復帰
期間ΔTから上述した粘度テーブル34を参照すること
によって液体の粘度が推定され、更にその推定された粘
度に従って、吐出条件テーブル36などによって吐出条
件が設定される。これは制御部32によって行われる。
この場合において、吐出条件には、上述した空中吐出方
式、液中吐出方式といった吐出方式の選択、空中吐出の
場合は、吐出速度や吐出時のストローク量、逆転吸引動
作条件など、液中吐出の場合は、吐出速度、ノズルチッ
プ離液までの待機時間などといった諸々の条件が含まれ
る。
【0044】いずれにしても、液体の粘度が既知となる
ので、その粘度に従った最適な吐出条件が選択されるこ
とになる。
【0045】S108では、ノズル10が搬送され、吐
出先の容器8上に位置決めされ、その後ノズル10が下
方に引き下ろされる。S109では、S107で選択さ
れた吐出方式に従って、ノズル10が液面上にすなわち
空中に位置決めされ、あるいはノズル10の先端が液中
に位置決めされる。
【0046】S110では、分注ポンプ18の吐出動作
が開始され、その後、S111では、必要に応じて液面
の上昇に伴ってノズル10が上方へ追従上昇される。も
ちろん、空中吐出を液面の上昇分よりもさらに上方で行
う場合においては、S111の工程は不要である。
【0047】S112では、目標分注量すなわち目標吐
出量の液体が吐出されたと判断された時点をもって分注
ポンプ18の吐出動作が終了される。
【0048】S113では、液中吐出か空中吐出かに応
じて、逆転吸引動作を行わせるか否かが判断される。空
中吐出の場合には、ノズルチップ先端の液切れのために
S114において分注ポンプ18の動作が吸引動作に転
換され、その後、S115において当該逆転吸引動作が
終了する。
【0049】S116では、ノズル10によって同一液
体についての再吐出を行うか否かが判断され、そのよう
な分注動作を続行する場合には、上記S108からの各
工程が繰り返し実行され、その場合においても、S10
7で設定された吐出条件に従って吐出動作が行われる。
【0050】S117では、必要に応じてノズルチップ
12の交換などの処理がなされ、その後、このルーチン
が終了する。そして、必要に応じてまたS101からの
各工程が繰り返し実行される。上記実施形態において
は、ディスポーザブル型のノズルチップ12が利用され
ていたが、もちろんノンディスポーザブル型のノズルを
利用する場合においても上記同様の手法を適用すること
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分注対象となった液体の物性に応じて分注処理効率を高
めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る分注装置の好適な実施形態を示
すブロック図である。
【図2】 分注ポンプの動作と圧力波形との関係を示す
図である。
【図3】 圧力復帰タイミングの判定方法を示す説明図
である。
【図4】 粘度テーブルの具体例を示す図である。
【図5】 吐出条件テーブルの具体例を説明するための
図である。
【図6】 分注装置の動作例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 ノズル、12 ノズルチップ、16 配管、18
分注ポンプ、20圧力センサ、22 シリンジ、24
ピストン、26 センサ信号出力回路、28 ポンプ
駆動部、30 ノズル搬送部、32 制御部、34 粘
度テーブル、36 吐出条件テーブル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルと、 前記ノズルに対して配管を介して接続された分注ポンプ
    と、 前記配管に接続された圧力検出器と、 前記ノズルを対象液体の液面内に進入させて対象液体の
    吸引を行う場合に、前記圧力検出器によって検出される
    圧力波形に基づいて、前記分注ポンプの吸引動作完了後
    における前記ノズルを上昇させる離液タイミングを判定
    する離液タイミング判定手段と、 を含み、 前記離液タイミングで前記対象液体から前記ノズルが引
    き上げられることを特徴とする分注装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記離液タイミング判定手段は、 前記分注ポンプの動作完了後における前記圧力波形の勾
    配を演算する手段と、 前記勾配が平坦化条件を満たす場合に前記離液タイミン
    グを決定する手段と、 を含むことを特徴とする分注装置。
  3. 【請求項3】 ノズルと、 前記ノズルに対して配管を介して接続された分注ポンプ
    と、 前記配管に接続された圧力検出器と、 前記ノズルによる対象液体の吸引時において、前記圧力
    検出器によって検出される圧力波形に基づいて、前記対
    象液体の物性を推定する物性推定手段と、 前記推定された物性に応じて前記ノズルによる対象液体
    の吐出時における吐出条件を設定する吐出条件設定部
    と、 を含み、 前記設定された吐出条件に従って前記対象液体が吐出さ
    れることを特徴とする分注装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、 前記吐出条件設定部は、前記ノズルを液面から離して吐
    出を行う空中吐出方式、及び、前記ノズルを液面に接触
    させて吐出を行う液中吐出方式のいずれかの吐出方式を
    選択することを特徴とする分注装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装置において、 前記吐出条件設定部は、前記空中吐出方式の場合には分
    注ポンプの動作速度、分注ポンプの動作量、分注ポンプ
    の逆転動作開始タイミング、及び、分注ポンプの逆転動
    作量の中の少なくとも1つを決定し、前記液中吐出方式
    の場合には分注ポンプの動作速度、及び、分注ポンプの
    動作後の離液までの待機時間の少なくとも1つを決定す
    ることを特徴とする分注装置。
  6. 【請求項6】 ノズルと、 前記ノズルに対して配管を介して接続された分注ポンプ
    と、 前記配管に接続された圧力検出器と、 前記ノズルを対象液体の液面内に進入させて対象液体の
    吸引を行う場合に、前記圧力検出器によって検出される
    圧力波形に基づいて、前記分注ポンプの吸引動作完了後
    における圧力の平坦化時期を判定する平坦化時期判定手
    段と、 前記平坦化時期に従って前記ノズルの離液タイミングを
    判定する離液タイミング判定手段と、 前記吸引動作完了後から前記平坦化時期までの復帰期間
    に基づいて、前記対象液体の粘度を推定する粘度推定手
    段と、 前記推定された粘度に応じて前記対象液体の吐出条件を
    設定する吐出条件設定部と、 を含み、 前記対象液体に応じて前記離液タイミング及び前記吐出
    条件が適応的に設定されることを特徴とする分注装置。
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