JP2004019912A - ロータリージョイント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体60の内周面60Cとロータ50の外周面50Cとの間の第1及び第2流体通路60A、60Dと第1及び第2連通路3A、3Bとを連通させる接続通路26A、26Bの軸方向側方に配置されて第1及び第2流体通路60A、60Dと第1及び第2連通路3A、3Bとを密封に連通させるメカニカルシール2を具備し、第2流体通路から第2連通路に流入する被密封流体をシールするメカニカルシールは回転用密封環15又は固定用密封環25の少なくとも一方の密封環が樹脂材製にしたものである。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、半導体製造装置等の流体供給機器に用いられるメカニカルシールを改善したロータリージョイントに関する。特に、メカニカルシールを改良したロータリージョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係わるロータリージョイントの用途として、集積回路の基板に使用される半導体ウエハUの表面研磨装置等が適している。この研磨装置で研磨される半導体ウエハUは、シリコン等の円柱状の超純度結晶体を、一定の厚さの円盤状にスライスしてから研削加工し、更に、この表面の平坦仕上加工及び鏡面研磨加工を行っている。近年は、半導体デバイスの高集積化により、半導体デバイスの機能向上と共に、更に一層の高精度の平坦度や鏡面研磨精度が要求されている。このような状況で、半導体ウエハUの表面を研磨した後に、この表面に付着した研磨液を完全に洗浄するために種々の方法が用いられている。
【0003】
このような半導体ウエハUの超平坦化及び鏡面化のための研磨加工は、例えば、Chemical Mechanical Polishing 法による表面研磨装置(以下、CMP装置と言う)により行われている。この種のCMP装置の構成は、図6に示すように、上面に半導体ウエハUを保持するターンテーブル202が設けられている。このターンテーブル202は、駆動軸201によりR2方向へ回動される。
一方、ターンテーブル202の上面には、上面に対向する研磨面を設けたパット部210が配置されている。そして、ターンテーブル202上に配置された半導体ウエハUに対しパッド部210の研磨面をT方向へ往復水平移動させながらパッド部210をR1方向へ回転させる駆動装置220が設けられている。又、パッド部210の研磨面と半導体ウエハUの被研磨面との間に研磨液や純水やガス等を供給する流体供給部205、206、207、208が設けられている。
【0004】
この流体供給部205、206、207、208とパッド部210との間には、ロータリージョイント100が介在されている。このロータリージョイント100は、各配管212、213、214、215を介して流体供給部205、206、207、208と連通していると共に、パット部210とは継ぎ手部211介して通路が連通している。そして、流体供給部205、206、207、208から研磨液や純水やガス等をロータリージョイント100を介してパッド部210に導入される。
【0005】
このCMP装置による半導体ウエハUの研磨加工は、ロータリージョイント100を介して研磨液や純水やガス等を供給しながら、パッド部210を半導体ウエハUの被研磨面に対向させて回転させながら行われる。このため、回転するパッド部210と、非回転側の流体供給部205、206、207、208との間の接続通路は、通路の継ぎ手として、更には、半導体ウエハUの研磨加工の役目としてロータリージョイント100が重要な役目を果たしている。
【0006】
図5は、本発明に先行する関連したロータリージョイント100であって、この固定された流体供給部205、206、207、208からの流体を回転するパッド部210へ供給する接続通路のロータリージョイント100の断面図である。図5に示すロータリージョイント100は、内周面を設けたボディ101が設けられており、そのボディ101の内周面内に回転可能に挿通されたロータ102が設けられている。又、ボディ101には、多数の流体供給用通路103が設けられている。更に、ロータ102にも多数の断面がL形を成す流体用通路104A、104B(尚、104Aは研磨液通路である)が設けられている。そして、ボディ101とロータ102の間に軸方向へ複数のメカニカルシール106が配置されており、その間に形成される各シール室を介して流体供給用通路103と流体用通路104A、104Bとが連通している。これらのシール室内は、作動する処理装置のプログラムに従って、液体・気体・真空状態或いは高温状態となる。このために、メカニカルシール106も同様な影響を受ける。
【0007】
この各シール室をシールするメカニカルシール106は、固定用密封環109とこの固定用密封環109の両側に配置された回転用密封環105A、105Bとが互いにシール面を密接してシール室を流れる被密封流体をシールする。この各密封環105A、105B、109は、被密封流体の過酷な条件を満足させるために、SiC又は超硬合金或いはカーボンの材質から構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにロータリージョイント100は、ロータ102に多数の流体用通路104A、104Bが形成されている。そして、半導体ウエハUの研磨仕上げ工程では、N2ガス、純水、研磨液等の流体が各流体用通路104A、104Bから供給又は排出される。半導体ウエハUの研磨面を研磨液を介して研磨した後に、この研磨面に付着した不純物を洗浄しなければならないが、洗浄する洗浄流体に不純物が含まれていると、研磨した半導体ウエハUの研磨面に不純物が付着することになる。特に、不純物が導電性粉末の場合には、半導体ウエハUの回路が異常をきたし問題となっている。
【0009】
又、メカニカルシール106の密封環105A、105B、109がSiC、超硬合金等の材質の場合に気体又は純水の被密封流体をシールしようとすると、これらの流体には潤滑作用がないので、密封環105A、105B、109の摺動面が互いに直接摺動して急速に摩耗すると共に、被密封流体に摩耗粉が含有して流出することになる。ことになる。更には、密封環105A、105B、109が摺動中に摩擦に伴う鳴き現象が生じ問題となる。
【0010】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、メカニカルシールの密封環の摺動抵抗を低減することにある。
又、ロータリージョイントから供給される流体に密封環の摩耗した摩耗粉が含有しないようにすることにある。特に、半導体ウエハの研磨面を洗浄する洗浄流体に導電性の粉末が混入しないようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題を有効に解決するため、本発明に係わるロータリージョイントは、以下のように構成されている。
請求項1に係わる本発明のロータリージョイントは、内周面を有すると共に内周面と外周面に通じる流体通路を有する本体と、本体の内周面内に回転自在に配置された外周面を有すると共に流体通路に連通する連通路を有するロータと、本体の内周面とロータの外周面との間の流体通路と連通路とを連通させる接続通路の軸方向側方に配置されて接続通路の接続間を密封して連通させるメカニカルシールとを具備し、接続通路のうち流体通路から連通路へ流入する被密封流体をシールするメカニカルシールは回転用密封環又は固定用密封環のうちの少なくとも一方の密封環が樹脂材製に構成されているものである。
【0012】
この請求項1に係わるロータリージョイントでは、メカニカルシールを構成する少なくとも一方の回転用密封環又固定用密封環が樹脂材製であるから、被密封流体に潤滑性がなくとも樹脂材製の密封環によりメカニカルシールの摺動時の摩擦係数を小さくしてメカニカルシールの摺動抵抗を低減することが可能になる。又、メカニカルシールの少なくとも一方の密封環が樹脂材製であるから、例え他方の密封環がSiCの材質で形成されていても、このSiCの摩耗粉末がロータリージョイントの連通路から流出する流体に含まれて作動流体として作用するのを効果的に防止できる。
【0013】
請求項2に係わる本発明のロータリージョイントは、ロータリージョイントは半導体ウエハ研磨装置用の流体通路に用いられるものであって、各接続通路のうち研磨液が流れる第1接続通路の接続間をシールするメカニカルシールは炭化珪素又は超硬合金材の回転用密封環および固定用密封環を有するものである。
【0014】
この請求項2に係わる本発明のロータリージョイントでは、半導体ウエハの表面研磨装置に用いられて、研磨用の研磨液の流体通路と、洗浄用の流体通路が設けられており、研磨液が通る接続通路用のメカニカルシールは、被密封流体に不純物が含有していても問題にならないから、密封環を炭化珪素又は超硬合金材にすることが可能になる。このため、炭化珪素又は超硬合金材製の密封環としての耐久能力を向上させることが可能になる。
【0015】
請求項3に係わる本発明のロータリージョイントは、接続通路を介して流体通路から連通路へ流入する被密封流体がガス又は純水にしたものである。
【0016】
この請求項3に係わる本発明のロータリージョイントでは、従来、被密封流体がガス又は純水の場合には、この被密封流体が皮膜のようにメカニカルシールの摺動するシール面の間に介在しても潤滑作用がないのでシール面の摩擦が促進されていた。このために、シール面が摩耗するとか、摺動に伴う鳴き現象が生じて問題になっている。しかし、本発明のようにメカニカルシールの密封環の一方を樹脂材製にすると、例え、他方の密封環がSiC材質にしても摩擦係数を小さくすることか可能になる。更に、SiC材製の密封環に樹脂材製の密封環の材質が被膜のように付着して摩擦係数を低減することが期待できる。更には、樹脂材製の密封環はSiC材製の密封環よりも軟質であるために、SiC材製の密封環を摩耗させることがないので、SiC摩耗粉が被密封流体に混合して作動流体に悪影響を与えることもない。
【0017】
請求項4に係わる本発明のロータリージョイントは、回転用密封環又は固定用密封環を構成する樹脂材がフッ素樹脂材にしたものである。
【0018】
密封環の材質をフッ素樹脂にすると、更に摩擦係数を低減することが可能になる。このため、密封環の摩耗を低減し、密封環の摩耗粉を被密封流体に混合させて作動流体に悪影響を与えるのを効果的に防止できる。特に、半導体ウエハ研磨用のCMP装置のロータリージョイントとして用いると、SiC材製又はカーボン材製の密封環はフッ素樹脂材製の密封環により摺動摩耗が防止されるから、洗浄液にカーボン材またはSiCから分離する導電性粉末が混入するのを効果的に防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るロータリージョイントの好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。尚、以下の図面は、設計図を基にした図面である。
【0020】
図1は、好ましい実施の形態を示すロータリージョイントの要部の断面図である。
図1に於いて、本体60は、各分割本体60Aをボルト65を介して軸方向に連結し一体化している。
この分割本体60Aは、それぞれ環状に形成されており、内周面60Cが設けられていると共に、流体通路61A、61B、61Dが軸方向へ沿って複数個に配列されていると共に、外面から内周面60Cへ配管が接続可能に貫通している。
本体60の材質は、例えば、鋼、ステンレス鋼等で製作されている。また、分割本体60Aの間は、それぞれバイトン(デュポン社の名称)等のゴムからなるOリング29を介して密封されている。
【0021】
ロータ50は、本体60と相対回転する回転軸であり、下端部には、図示省略したボルトにより取付可能なフランジ部が設けられている。この材質は、例えば、鋼、ステンレス鋼等の金属で製作されている。ロータ50の一方の端部外周面50Cは、図示省略のボールベアリングを介して本体60の内周面60Cに回転可能に支持されている。又、ロータ50の他方の外周面50Cもボールベアリングを介して本体60における内周面60Cに回転可能に支持されている。
【0022】
この本体60とロータ50との間のシール室62には、ロータ50の軸方向に沿ってメカニカルシール2がそれぞれ対称に配列されている。このメカニカルシール2を構成する一方の第1固定用密封環20と、第2固定用密封環25は、軸方向に沿って並列に複数個が本体60に嵌着されていると共に、両側のOリング29を介して各分割本体60Aにより挟持されている。
この第1固定用密封環20には、両側面にシール面20Aが設けられている。又、第2固定用密封環25には、両側面にシール面25Aが設けられている。更に、第1固定用密封環20には、径方向へ貫通する第1接続通路26Aが設けられて本体60の第1流体通路61Dと連通している。更に、第2固定用密封環25にも、径方向へ貫通する第2接続通路26Bが設けられて本体60の第2流体通路61Aと連通している。
又、軸方向に貫通するクェンチング用の通路21が複数個に設けられている。このクェンチング用の通路21は、流体通路61Bと連通していると共に、メカニカルシール2を冷却、洗浄しながら他方の流体通路61Bから流出する。
更に又、本体60に結合されたノックピン16と係止する係止穴がそれぞれ側部に設けられている。又、各固定用密封環20、25の内周面はロータ50との間が間隙に形成されてロータ50の外周面50C側を流通路に構成されている。
【0023】
又、各メカニカルシール2は、第1固定用密封環20と一対の炭化珪素の第1回転用密封環10と、第2固定用密封環25と一対の樹脂材製の第2回転用密封環15がそれぞれ設けられている。この第1回転用密封環10には、固定用密封環20のシール面20Aと密接するシール面10Aが対向する面に設けられている。又、第2回転用密封環15には、第2固定用密封環25のシール面25Aと密接するシール面15Aが対向する面に設けられている。更に、各回転用密封環10、15の内周面にはOリング19を取り付ける段部が形成されている。更に、各シール面10A、15Aと反対の背部にはノックピン16と係止する係止溝10Bが設けられている。尚、ガス又は純水をシールする第2固定用密封環25を樹脂材製にすることもできる。又、この樹脂材は、第2回転用密封環15又は/及び第2固定用密封環25を特定なフッ素樹脂材製にすることが好ましい。更に、全体を樹脂材にする代わりに、セラミック製の回転用及び固定用密封環15、25の表面をフッ素樹脂により被覆して利用しても良い。この回転用及び固定用密封環15、25の樹脂コーテングした被覆厚さは、一例として0.05mmから1mmの厚さにすると良い。
【0024】
この対称を成す各回転用密封環10、15の間には各回転用密封環10、15を作動可能に保持する断面T形の支持リング30がロータ50に嵌着すると共に、止めねじ47によりロータ50に固定されている。又、支持リング30にはノックピン16が両側に突出状態に設けられており、このノックピン16が各回転用密封環10、15の係止溝10Bと係止している。そして、各回転用密封環10、15は支持リング30の周面に軸方向へ摺動自在に嵌合していると共に、ノックピン16により周方向へ回動しないように係止されている。
更に、各回転用密封環10、15は、支持リング30に支持されたばね45により各シール面10A、20Aが押圧されている。
【0025】
ロータ50には、外周面50Cが設けられていると共に、内部に第1連通路3Aと複数個の第2連通路3Bが設けられている。この第2連通路3Bの内周面には、フッ素樹脂コーティング3B1が施されている。尚、第1連通路3Aは研磨液が流通すると共に、第2連通路3Bはガス又は純水等が流通する。
そして、シール室62の周囲はメカニカルシール2とOリング19、29によりシールされて流路を形成する。このため、第1及び第2流体通路61D、61Aから流入した被密封流体は、ロータ50と本体60が相対回動しても、第1及び第2接続通路26A、26Bを通り第1及び第2回転用密封環10、15のシール面10A、15Aと第1及び第2固定用密封環20、25のシール面20A、25Aとの密接およびOリング19、29のシールにより被密封流体を漏洩することなく流通させる。
【0026】
以上の構成のロータリージョイント1に於いて、第1流体通路61Dからは、スラリが含まれた被密封流体が流通する。例えば、スラリの被密封流体は、研磨材、砂利の微粉末の含有流体、又は高粘度の流体である。このために、メカニカルシール2の第1回転用密封環10と第2固定用密封環20は、炭化珪素、超硬合金、セラミック材製で構成されている。この第1回転用密封環10と第1固定用密封環20を炭化珪素、超硬合金材製で構成すると、微粉末がシール面10A、20Aに入り込んでもシール面が摩耗するのを効果的に防止できるからである。
【0027】
一方、第2流体通路61Aから流入する流体は窒素ガスN2、純水等である。窒素ガスN2や純水等は、シール面間に介在しても潤滑能力がないから、炭化珪素材製等の密封環は、シール面が発熱し、腐食や摩耗が惹起すると共に、鳴き現象のような不具合が惹起する。しかし、第2流体通路61Aと連通するシール室62をシールするメカニカルシール2の第2回転用密封環15又は/及び第2固定用密封環25は、樹脂材製で構成されているから、この第2回転用密封環15自身に潤滑性が存すると共に、他方の第2固定用密封環25が炭化珪素材製であっても、一方の樹脂材製の第2回転用密封環15の材質が他方の第2固定用密封環25のシール面25Aに付着してシール面15A、25Aの摩擦係数を低減することができる。
【0028】
更に、メカニカルシール2を樹脂材製の第2回転用密封環15にすると、対向する他方の第2固定用密封環25の摩耗を防止して他方の第2固定用密封環25からの摩耗粉による不具合を効果的に防止する。例えば、従来、第2固定用密封環25が炭化珪素材製又はカーボン材製の場合は、純水等により腐食されると共に、摺動時の摩擦によりシール面25Aからのカーボン等の導電性摩耗粉が被密封流体と共に流出して、半導体ウエハU(図4参照)の研磨面に付着する。この粉末が付着した半導体ウエハUを装置に組み込んで使用すると、半導体ウエハUに付着した導電性粉末が通電の異常回路となり、不具合が発生する。しかし、本発明のように一方の第2回転用密封環15を樹脂材製にすると、例え他方の第2固定用密封環25をカーボン材又は炭化珪素材製に構成してもカーボン材又は炭化珪素材製の第2固定用密封環25から摩耗粉の発生が防止される。このために被密封流体の作動流体としての作用に不具合が発生するのを効果的に防止できる。
【0029】
この樹脂材製の密封環15の材質として、具体的には、フッ素樹脂(PTFE)、ポリエーテルスルホン樹脂(PES)、ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS)、ポリアミドイミド樹脂(PAI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、ポリエーテルエーテルケント樹脂(PEEK)等が好ましい。
【0030】
次に、図2及び図3は、本発明に係わる第2実施の形態を示すロータリージョイント1である。このロータリージョイント1は、図4に示すように、半導体製造工程におけるシリコンウエハの表面研磨装置に用いる流体用ロータリージョイント1である。
この図2は、ロータリージョイント1の断面図であり、図3はロータリージョイント1の軸方向の正面図である。
【0031】
図2及び図3に於いて、ロータリージョイント1のメカニカルシール2の構成は、図1のロータリージョイント1の各メカニカルシール2と同一符号で示すように略同様に構成されている。
【0032】
つまり、研磨液W(アルカリ成分としてKOHを含むシリカスラリにイソプロピルアルコールを添加したもの)は、図示省略の流体通路から供給されると共に、表面研磨が終了すれば、半導体ウエハUの周囲及び第1流体通路61D系統内通路に残留する研磨液Wは、この第1流体通路61Dから逆流されて排出される。この第1流体通路61D系統の本体60とロータ50の相対回動する面を連通させる第1接続通路26Aは、炭化珪素材製の第1固定用密封環20に貫通孔として設けられる。
又、第1固定用密封環20に密接する第1回転用密封環10も炭化珪素材製である。そして、この第1固定用密封環20の両面のシール面20A、20Aに第1回転用密封環10のシール面10Aが密接して被密封流体をシールするメカニカルシール2に構成されている。このシール面10A、20Aに介在する研磨液Wは、第1固定用密封環20に設けられた第1接続通路26Aを通過してロータ50の回転中でも第1連通路3Aから第1流体通路61Dへ流通(逆流)できるように成されている。
【0033】
更に、▲4▼と▲5▼の第2流体通路61Aには、圧縮空気、窒素ガスN2等が供給される。
窒素ガスN2をシールする第2回転用密封環15と第2固定用密封環25から成るこのメカニカルシール2も、図2に示すように、上述のメカニカルシール2と同様な構造に構成されている。そして、第2回転用密封環15の材質はフッ素樹脂材製である。
又、▲3▼の第2流体通路61Aには、純水W1が供給される。
純水W1をシールする第2回転用密封環15と第2固定用密封環25から成るこのメカニカルシール2も、図2に示すように、上述と同様な構造に構成されている。しかも、第2回転用密封環15の材質は各々フッ素樹脂材製に構成されている。
【0034】
第2回転用密封環15の材質は、この他に合成樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂(PES)、ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS)、ポリアミドイミド樹脂(PAI)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、ポリエーテルエーテルケント樹脂(PEEK)等が用いられる。
【0035】
この第2回転用密封環15を樹脂材製にすることによって潤滑性のない窒素ガスN2や、腐食を促進する純水W1であっても第2回転用密封環15のシール面15Aと第2固定用密封環25のシール面25Aとの摺動時の摩擦係数を低減することが可能になると共に、不具合となる摩耗粉の発生を防止する。又、摺動面の鳴き現象等が防止できる。
更に、純水W1や、ガスN2の介在時に温度の上昇と共に、炭化珪素材製の第1回転用密封環10及び第1固定用密封環20は、互いのシール面が急速に腐食するが、樹脂材製の密封環15と組み合わせにすると、対向する密封環25がカーボン又は炭化珪素材製であっても、樹脂材の摺動効果により両シール面15A、25Aの耐摩擦係数と耐腐食性を向上させることが可能になる。
このために、ロータリージョイント1からシリコンウエハの研磨面を洗浄するときに、純水W1と窒素ガスN2を吹き付けても、カーボンや炭化珪素の摩耗粉末が研磨面に付着するのを効果的に防止できる。
【0036】
更に、▲1▼と▲2▼の第2流体通路61Aには、空気や窒素ガスN2が供給される。ロータ50と本体60との第3接続通路は、各パッキン18、18、18によりシールされている。このパッキン18は、内周部が樹脂材製の摺動リングに形成されていると共に、この摺動リングに一体に嵌着する外周部が弾性ゴム材製の支持リングに形成されている。そして、この単純な小形のパッキン18により場所を取らずに取り付けることが可能になる。
【0037】
このロータリージョイント1には、全体が上述したように一対のメカニカルシール2、2が並列に7個と、この7個のメカニカルシール2の一端側にオイルシール48と、3個のパッキン18、18、18が設けられている。
又、本体60は、6個の分割本体60Aをボルト65を介して結合している。そして、ロータ50と本体60との嵌合間には、軸方向両側に各々軸受け43が設けられて本体60によりロータ50が回動自在に保持されている。
【0038】
又、図示左側に示すオイルシール48は、メカニカルシール2と協働してシール室62を形成している。このシール室62に連通する流体通路61Bが本体60に設けられている。この流体通路61Bにはクェンチング液Q1が供給される。そして、第1及び第2固定用密封環20、25に設けられた通路21を通り各メカニカルシール2を冷却すると共に、不純物を洗浄して他方の流体通路61Bから流出クェンチングQ2として排出される。
【0039】
図3は、図2に示すロータ50の図示左側端部にフランジ取付部50Bが設けられている。このフランジ取付部50Bには、第1連通路3Aと第2連通路3Bが貫通している。そして、フランジ取付部50Bにより表面研磨装置の第2回転軸55(図4参照)に連結できるように成されている。その他は、図1に説明した通りである。
このように構成されたロータリージョイント1は、半導体用シリコンウェハの表面研磨装置の流体通路用接続装置として研磨液の給排(逆流)作用、ガスN2、純水W1等の洗浄供給、ロータ50の回転時の第2回転用密封環15及び第2固定用密封環25の摩擦・摩耗・摩耗粉等の不具合を解決した摺動特性等の優れた効果を発揮する。
【0040】
図4は、本発明に係る図2に示すロータリージョイント1を用いたCMP法によるシリコンウエハUの表面研磨装置(以下、CMP装置という)の構成を示す説明図である。
このCMP装置に取り付けたロータリージョイント1の流体回路を以下に説明する。
【0041】
このCMP装置におけるロータリージョイントを示す全体構成は、図4に示するように構成されている。この図4に示す40はシリコンウエハUを載置して加工する回転テーブル40である。この回転テーブル40は、第1回転軸41に連結されてR2方向に回転する。同時に、図2に示すロータリージョイント1を装備したパッド支持体53は、図示するT方向に進退移動する場合と、移動させない場合がある。更に、パッド支持体53に支持されている図示省略の駆動モータにより回転する研磨パッド54が、パッド支持体53の下部に取り付けられている。この研磨パッド54は、パッド支持体53と研磨パッド54に連結している第2回転軸55によりR1方向へ回動する。そして、研磨パッド54は、回動しながらシリコンウエハU上をT方向に移動して研磨加工を行う。
【0042】
パッド支持体53に設けられている配管の第1通路58は、研磨液を吸引する給排装置70と連通されている。更に、この第1通路58は、ロータリージョイント1の第1流体通路61Dに連通すると共に、第1接続通路26Aを介して第1連通路3Aにロータ50の回動状態で連通可能になる。
又、ロータリージョイント1の第1連通路3Aは、第2回転軸55に設けられている第2通路56に連通すると共に、研磨パッド54の吸引通路に連通する。
【0043】
そして、給排装置70により研磨液を第1通路58を通してロータリージョイント1の第1流体通路61Dと、ロータリージョイント1で回転するロータ50の第1連通路3Aと、回転する第2回転軸55の第2通路56を介して研磨パッド54の吸引通路から吸引する。この吸引通路からシリコンウエハUの上面に存在する研磨液をシリコンウエハUの表面研磨加工後に吸引して排出する。
【0044】
次に、パッド支持体53に設けられている供給通路59は、配管により圧縮空気や窒素ガスN2が存在する流体給給装置75に連通されている。更に、供給通路59はロータリージョイント1の第2流体通路61Aに連通している。この第2流体通路61Aは、ロータ50の第2連通路3Bにメカニカルシール2の働きにより回転状態でも連通する。そして、第2連通路3Bから回転する第2回転軸55の流体通路57に連通すると共に、流体通路57から研磨パッド54の噴射通路に連通して窒素ガスN2を噴射すると共に、噴射通路から噴射された純水により分散・洗浄作用を行う。ロータリージョイント1の第2流体通路61Aは、本体60の長手(軸方向)方向に沿って複数個に設けられているので、種々の洗浄や清掃の作業に利用できる。
【0045】
又、他方に設けられた純水用の流体供給装置75は、供給通路59を介してロータリージョイント1の流体通路61Cに連通している。この流体通路61Cは、ロータリージョイント1内でロータ50の第2連通路3Bに連通する。更に、第2連通路3Bは、第2回転軸55の流体通路57に連通すると共に、研磨パッド54の噴射通路に連通する。そして、流体供給装置75から純水W1が供給通路79を介してロータリージョイント1の流体通路61Cに圧送されると共に、ロータリージョイント1内で回転可能な構成のロータ50の第2連通路3Bに連通する。この第2連通路3Bから第2回転軸55の流体通路57に通じると共に、研磨パッド54の噴射通路から噴射してシリコンウエハUの表面研磨面を洗浄する。この洗浄作用は前述の空気や窒素ガスN2の噴射と協働して行うことができる。
【0046】
【発明の効果】
発明に係るロータリージョイントによれば、ガス又は純水等の潤滑作用のない被密封流体であっても、密封環の摺動時の摩擦係数を低減する効果を奏する。又、被密封流体による摩耗や腐食を樹脂材製の密封環により効果的に防止し、悪影響を与える摩耗粉が被密封流体に混入するのが防止できる効果を奏する。更には、密封環の摺動時の鳴き現象等の不具合を防止することも可能になる。
【0047】
このロータリージョイントを半導体シリコンウエハの表面研磨装置の流体通路に利用した場合には、不具合となるメカニカルシールの密封環の摩耗粉の発生を防止し、半導体シリコンウエハの研磨面に付着して半導体シリコンウエハが回路の不具合発生の原因となるのを効果的に防止する。
特に、半導体シリコンウエハの研磨工程では、窒素ガスN2や純水W1等の被密封流体が利用されるが、この被密封流体によりメカニカルシールの密封環に摩擦の低減と共に摩耗を防止し、更には腐食の発生を密封環により効果的に防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る好ましい実施の形態を示すロータリージョイントの断面図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態を示すロータリージョイントの断面図である。
【図3】図2のロータリージョイントの軸方向正面図である。
【図4】本発明に係るロータリージョイントが用いられるシリコンウエハの表面研磨装置の構成図である。
【図5】関連技術のロータリージョイントの断面図である。
【図6】図5のロータリージョイントが用いられるシリコンウエハの表面研磨装置の構成図である。
【符号の説明】
1 ロータリージョイント
2 メカニカルシール
3A 第1連通路
3B 第2連通路
3B1 被覆層
10 第1回転用密封環
15 第2回転用密封環
10A シール面
15A シール面
20A シール面
25A シール面
15A シール面
10B 係止溝
16 ノックピン
19 Oリング
20 第1固定用密封環
25 第2固定用密封環
21 通路
26A 第1接続通路
26B 第2接続通路
29 Oリング
30 支持リング
45 ばね
47 止めねじ
50 ロータ
50B フランジ取付部
50C 外周面
60 本体
60A 分割本体
61A 第2流体通路
61B 流体通路
61D 第1流体通路
U 半導体ウエハ
W 研磨液
W1 純水
N2 窒素ガス
Q1、Q2 クェンチング液
Claims (4)
- 内周面を有すると共に前記内周面と外周面に通じる流体通路を有する本体と、前記本体の内周面内に回転自在に配置された外周面を有すると共に前記流体通路に連通する連通路を有するロータと、前記本体の内周面と前記ロータの外周面との間の前記流体通路と前記連通路とを連通させる接続通路の外部との接続間を密封して前記流体通路と前記連通路とを連通させるメカニカルシールとを具備し、前記接続通路のうち前記流体通路から前記連通路へ流入する被密封流体をシールする前記メカニカルシールは回転用密封環又は固定用密封環のうちの少なくとも一方の密封環が樹脂材製に構成されていることを特徴とするロータリージョイント。
- 前記ロータリージョイントは半導体ウエハ研磨装置用の流体通路に用いられるものであって、前記各接続通路のうち研磨液が流れる第1接続通路の接続間をシールする前記メカニカルシールは炭化珪素又は超硬合金材の回転用密封環および固定用密封環を有することを特徴とする請求項1に記載のロータリージョイント。
- 前記接続通路を介して前記流体通路から前記連通路へ流入する被密封流体がガス又は純水であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロータリージョイント。
- 前記回転用密封環又は前記固定用密封環を形成する樹脂材がフッ素樹脂であることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載のロータリージョイント。
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