JP2011127725A - 多流路形ロータリジョイント - Google Patents

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Abstract

【目的】全ジョイント流路を端面接触形メカニカルシールでシールすることにより高シール性を担保しつつ、スティックスリップ現象による振動の発生を可及的に抑制する多流路形ロータリジョイントを提供する。
【構成】多流路形ロータリジョイントRは、ケース体1と回転軸体2との間に3以上のジョイント流路3を形成してなる。各ジョイント流路3は、ケース体1のケース側通路7と回転軸体2の軸側通路6とを一対のメカニカルシール4でシールされた接続空間5を介して連通接続してなる。各メカニカルシール4は、ケース体1に設けた静止密封環9の密封端面30と回転軸体2に設けた回転密封環8の密封端面24との相対回転摺接作用により接続空間5をシールする。各静止密封環9の密封端面30の表面粗さを0.1〜0.2μmRaとし、各回転密封環8の密封端面24の表面粗さを0.2〜0.3μmRaとしてある。
【選択図】図3

Description

本発明は、CMP装置(CMP(Chemical Mechanical Polishing)法による半導体ウエハの表面研摩装置)等の回転機器における相対回転部材間で各種の流体を流動させるジョイント流路を有するものであって、特に、相対回転自在に連結された回転軸体とケース体との間に両体を貫通する3本以上のジョイント流路を形成してなる多流路形ロータリジョイントに関するものである。
従来のこの種の多流路形ロータリジョイントとしては、各ジョイント流路が、ケース体に形成したケース側通路と回転軸体に形成した軸側通路とを両体間に配設した一対のメカニカルシールでシールされた接続空間を介して連通接続してなり、各メカニカルシールが、ケース体に設けた静止密封環と回転軸体に設けた回転密封環との相対回転摺接作用により接続空間をシールするように構成された端面接触形のものであるものが周知である(例えば、特許文献1又は特許文献2を参照)。
ところで、ジョイント流路数Nが3以上の多流路形ロータリジョイントとしては、ジョイント流路の相対回転部分つまり接続空間のシール手段として弾性シール部材(リップシール等)を使用したものも提案されているが、全ジョイント流路を弾性シール部材でシールするようにしたもの(例えば、特許文献3を参照)や一部のジョイント流路を弾性シール部材でシールするようにしたもの(例えば、特許文献2を参照)は、ロータリジョイント全体としてのシール性能が低く、その用途が大幅に制限されている。
一方、全ジョイント流路を端面接触形メカニカルシールでシールしたもの(例えば、特許文献1を参照)では、シール性能が高く、高圧の流体であってもジョイント流路からの漏れを確実に防止して良好なロータリジョイント機能を発揮することができることから、高度のシール性能が要求されるCMP装置等の回転機器においても好適に使用することができる。
特開2002−174379号公報 特開2006−161954号公報 特開2002−022076号公報
しかし、このように端面接触形メカニカルシールを使用した多流路形ロータリジョイントにあっては振動を生じ易い。このようなロータリジョイントの振動は、ロータリジョイント機能(シール性)自体には然程の影響を及ぼすものではないが、これが当該ロータリジョイントを装着している回転機器(CMP装置等)に伝わることにより当該機器自体から異音,騒音が発せられる等のトラブルの原因となるため、ロータリジョイントの振動はこれを防止することが要請されている。
ところで、CMP装置等に使用されるロータリジョイントでは、厳格なコンタミネーションの防止が要求されることから、流体と接触する部材(両密封環やケース側通路及び軸側通路が形成されるケース体及び回転軸体)はパーティクルや金属イオンが生じ難いセラミックスやPEEK等のプラスチックで構成されることが多い。
而して、各メカニカルシールにおける両密封環が摩耗粉等のパーティクルを生じ難い炭化珪素等のセラミックスで構成されている場合には、セラミックスが自己潤滑性に乏しいものであることから、両密封環の相対回転摺接面(密封端面)に冷却水等によるクエンチングを施したとしても(例えば、特許文献1又は特許文献2を参照)、当該相対回転摺接面が表面粗さの極めて低い(一般に、0.08μmRa以下)鏡面に形成されていて、これが固体潤滑に近い状態となるため、両密封環の相対回転摺接面においてスティックスリップ現象を生じ易い。かかるスティックスリップ現象は、CMP装置等のような低速回転機器や低速運転時間が長い回転機器(例えば、CMP装置にあっては、トップリングが10〜50min-1の低速で長時間運転される)にあって両密封環の相対回転速度が低い場合には、特に発生し易い。
また、ケース体や回転軸体がプラスチックで構成されている場合には、剛性の高い金属材で構成されている場合に比して、密封環の接触抵抗による捩り変形が生じ易く、この変形が元に戻ることにより上記したスティックスリップ現象を増幅させることになる。特に、ケース体が特許文献1又は特許文献2に開示される如く、軸線方向に複数部分に分割されており、それらの分割部分が相互にボルト連結されているような筒構造体をなしている場合には、ケース体が捩り変形し易く、スティックスリップ現象を更に招来させ易い。
本発明者は、多流路形ロータリジョイントの振動がこのようなスティックスリップ現象の発生が原因であり、それがジョイント流路数Nが3以上である場合、つまり端面接触形メカニカルシールの数(2N)が6以上である場合に生じ易く、特に、N≧6である場合には極めて顕著に生じることを究明した。
ところで、近時、CMP装置等に使用されるロータリジョイントにあっては、必要とされるジョイント流路数が増加する傾向にあり、特にシール性能が高いN≧6の多流路形ロータリジョイントの出現が強く要請されているが、かかる多流路形ロータリジョイントの実用化には上記したスティックスリップ現象による振動を解決する必要がある。
本発明はこのような究明事項に基づいてなされたもので、全ジョイント流路を端面接触形メカニカルシールでシールすることにより高シール性を担保しつつスティックスリップ現象による振動の発生を可及的に抑制しうる実用的な多流路形ロータリジョイントを提供することを目的とするものである。
本発明は、相対回転自在に連結された回転軸体とケース体との間に両体を貫通する3以上のジョイント流路を形成してなる多流路形ロータリジョイントであって、各ジョイント流路が、ケース体に形成したケース側通路と回転軸体に形成した軸側通路とを両体間に配設した一対のメカニカルシールでシールされた接続空間を介して連通接続してなり、各メカニカルシールが、ケース体に設けた静止密封環と回転軸体に設けた回転密封環との相対回転摺接作用により接続空間をシールするように構成された端面接触形のものであり、各メカニカルシールにおける両密封環の相対回転摺接面を一方の表面粗さが0.1〜0.2μmRaであり且つ他方の表面粗さが0.2〜0.3μmRaである環状平面に形成して、当該相対回転摺接面におけるスティックスリップ現象の発生を防止するように構成したことを特徴とする多流路形ロータリジョイントを提案する。
ところで、N≧3以上である場合(特にN≧6である場合)においては、相対回転摺接面の一方(例えば、静止密封環の摺接面)の表面粗さX及び他方(例えば、回転密封環の摺接面)の表面粗さYが、X<0.1μmRa且つY<0.2μmRaであるとき、X<0.1μmRa且つ0.2μmRa≦Y≦0.3μmRaであるとき及び0.1μmRa≦X≦0.2μmRa且つY<2μmRaであるときは、密封端面の相対回転摺接作用によるシール機能に問題はないが、スティックスリップ現象が発生し易い。一方、X<0.1μmRa且つY>0.3μmRaであるとき、0.1μmRa≦X≦0.2μmRa且つY>0.3μmRaであるとき、X>0.2μmRa且つY<0.2μmRaであるとき、X>0.2μmRa且つ0.2μmRa≦Y≦0.3μmRaであるとき及びX>0.2μmRa且つY>0.3μmRaであるときは、スティックスリップ現象の発生を抑制することができるものの、メカニカルシールからの漏洩量が必要以上に多くなり、シール機能に問題がある。かかる点から、シール機能に影響を与えることなくスティックスリップ現象を効果的に抑制してロータリジョイントの振動を回避するためには、0.1μmRa≦X≦0.2μmRa且つ0.2μmRa≦Y≦0.3μmRaとしておく必要がある。
本発明の多流路形ロータリジョイントがCMP装置等に使用される場合にあっては、各メカニカルシールにおける両密封環を炭化ケイ素等のセラミックスで構成しておくことが好ましく、また回転軸体及びケース体の構成部分であってジョイント流路内の流体と接触する部分をすべてPEEK等のプラスチックで構成しておくことが好ましい。
本発明は、特に、ジョイント流路数が6以上である多流路形ロータリジョイント、各端面メカニカルシールからの被密封流体の漏洩量を60cc/min以下(例えば20〜60cc/min)とする多流路形ロータリジョイントまたは回転軸体が10〜50min-1で回転される多流路形ロータリジョイントに好適に適用される。
本発明によれば、端面接触形メカニカルシールのシール性能を担保しつつ静止密封環と回転密封環との相対回転摺接面におけるスティックスリップ現象の発生を効果的に防止することができ、CMP装置等の回転機器に悪影響を与えるような振動を生じることなくケース体と回転軸体との間に亘って所望の流体を良好に流動させることができる、極めて実用性に富むN≧3の多流路形ロータリジョイントを提供することができる。
図1は本発明に係る多流路形ロータリジョイントの一例を示す縦断面図である。 図2は図1と異なる位置で断面した当該ロータリジョイントの縦断面図である。 図3は図1の要部を拡大して示す詳細図である。
図1は本発明に係る多流路形ロータリジョイントの一例を示す縦断面図であり、図2は図1と異なる位置で断面した当該ロータリジョイントの縦断面図であり、図3は図1の要部を拡大して示す詳細図である。なお、以下の説明において、上下とは図1〜図3における上下をいうものとする。
図1及び図2に示す多流路形ロータリジョイントRは、CMP装置における固定側部材である装置本体と回転側部材であるトップリングとの間で3種以上(同種又は異種)の流体Fを流動させるために使用されるものであり、以下のように構成されている。
すなわち、この多流路形ロータリジョイントRは、図1に示す如く、固定側部材(CMP装置本体)に取り付けられる筒状のケース体1と回転側部材(トップリング)に取り付けられる回転軸体2とを具備し、両部材に形成された流体通路間を相対回転自在に接続するためのN本(N≧3)のジョイント流路3を有するものである。この多流路形ロータリジョイントRでは、後述するようにジョイント流路数Nを6としてある。
各ジョイント流路3は、図1に示す如く、洗浄液(純水等),スラリ液(ウエハ研磨液等),加圧ガス(高圧空気等)等の流体Fを流動させるもので、両体1,2の対向周面部間に形成された環状空間であって一対の端面接触形メカニカルシール4,4によりシールされた接続空間5と、回転軸体2に形成されて接続空間5に連通する軸側通路6と、ケース体1に形成されて接続空間5に連通するケース側通路7とからなる。
各接続空間5をシールする一対のメカニカルシール4,4は、図1及び図2に示す如く、上下方向に向きを反対とする形態で配置されている。N本のジョイント流路3の相対回転部分つまりN個の接続空間5をシールするために、一対のメカニカルシール4,4からなるシールユニットが軸線方向にN組並列配置されている。なお、N組のシールユニットは同一構造をなすものであり、各組のシールユニットを構成する2個(一対)のメカニカルシール4,4は、上記のように向きを反対としている点を除いて同一構造をなすものである。
各メカニカルシール4は、図1及び図2に示す如く、回転軸体2に固定された回転密封環8とケース体1に保持された静止密封環9とを具備するが、各シールユニットにおける一方のメカニカルシール4の回転密封環8と当該シールユニットに隣接するシールユニットにおける一方のメカニカルシール4の回転密封環8とは兼用されている。すなわち、N組のシールユニットを構成するメカニカルシール数は2N個であるが、2N個のメカニカルシール4を構成するために必要とされる回転密封環数はN+1個となる。勿論、静止密封環数はメカニカルシール数に応じた2N個である。なお、本発明に係る多流路形ロータリジョイントにおいてはジョイント流路数がN≧3とされるが、図1及び図2に示す多流路形ロータリジョイントRではN=6としてある。
ケース体1は、図1に示す如く、CMP装置の固定側部材(CMP装置本体)に取り付けられるもので、内周部が断面円形をなす筒構造体である。ケース体1は、上下方向に分割された構造をなしており、N個の中間分割部分10とその中間部分群の上下両側に配置した2個の端部分割部分11,11とを図示しないボルトにより連結することにより筒構造体に組み立てられたものである。
回転軸体2は、図1に示す如く、CMP装置の回転側部材(トップリング)に取り付けられるもので、円柱状の本体部12と、これに軸線方向(上下方向)に所定間隔を隔てて並列状に嵌合固定されたN+1個の円筒状の保持部13とで構成されており、上下一対のベアリング14,14によりケース体1の内周部に同心状をなして回転自在に支持されている。なお、最上端に位置する保持部13は、本体部12の上端部に固着された有底円筒状のベアリング受体15の周壁を構成する。また、ベアリング14,14は、ベアリング受体15の外周部とケース体1の上端内周部(上位の端部分割部分11の内周部)との間及び本体部12の下端外周部とケース体1の下端内周部(下位の端部分割部分11の内周部)との間に介装されている。
同心をなす両体1,2の対向周面部間(ケース体1の内周部と回転軸体2の外周部との間)には、図1及び図2に示す如く、軸線方向(上下方向)に所定間隔を隔てて設けた一対のシール部材16,16により閉塞された環状空間17が形成されている。シール部材16,16は、ケース体1の上下端内周部(端部分割部分11,11の内周部)に嵌合固定されたオイルシール等であり、内周部を最上位の回転密封環8及び最下位の回転密封環8の外周面に押圧接触させることにより、当該回転密封環8とケース体1との間をシールしている。なお、ケース体1の上下端部である各端部分割部分11には、シール部材16とベアリング14との間に開口するドレン路18が形成されている。
環状空間17は、図2に示す如く、回転軸体2に設けられたN+1個の回転密封環8とケース体1の内周部に突設されたN個の支持壁19と各支持壁19に支持された一対の静止密封環9とを具備する2N個の端面接触形メカニカルシール4(N組のシールユニット)によって、N個の接続空間5とN+1個の冷却空間20とに区画シールされている。
すなわち、N+1個の回転密封環8は、図2に示す如く、回転軸体2の本体部12に嵌合させると共に、本体部12の下端段部21と最上位の保持部13との間に、保持部13(最上位のものを除く)及びOリング22を介在させた状態で、上下方向(軸線方向)に挟圧させることにより、軸線方向に等間隔を隔てて回転軸体2の外周部に相対回転不能に固定保持されている。すなわち、回転軸体2は、図2に示す如く、ベアリング受体15を本体部12の上端部に適当本数(1本のみ図示)のボルト23により取り付けることによって組み立てられるが、このボルト23を締付けることにより回転密封環8が保持部13(及びOリング22)により軸線方向に挟圧され、この挟圧による摩擦係合力により回転密封環8が回転軸体2に固定保持される。
各回転密封環8は、回転軸線と同心をなす円環状板であり、図3に示す如く、隣接する回転密封環8,8の対向端面を軸線に直交する環状平面である密封端面(以下「回転側密封端面」という)24,24に構成してある。すなわち、最上位及び最下位の回転密封環8,8を除いて、各回転密封環8の両端面は密封端面(回転側密封端面)24に構成されている。
各支持壁19は、図に示す如く、ケース体1の内周部つまり各中間分割部分10の内周部に突設された環状壁であり、隣接する回転密封環8,8の対向面間に位置している。すなわち、N+1個の回転密封環8とN個の支持壁19とは、環状空間17において、軸線方向(上下方向)に交互に配置された状態で並列されている。
各支持壁19には、その両側に位置する回転密封環8,8の対向端面たる回転側密封端面24,24に直対向して、上下一対の静止密封環9,9が軸線方向に移動可能に且つ相対回転不能に保持されている。すなわち、各静止密封環9は、図2に示す如く、支持壁19の内周部にOリング25を介して軸線方向移動可能に嵌合保持されると共に、次のような回転阻止機構により所定範囲での軸線方向移動を許容する状態で回転(ケース体1に対する相対回転)を阻止されている。
この回転阻止機構は、図2に示す如く、各静止密封環9の外周部に形成した凹部26をケース体1に固定支持したドライブピンに係合させることにより、各静止密封環9のケース体1に対する相対回転を阻止するように構成されている。この例では、全メカニカルシール4のドライブピンを、図2に示す如く、1本のドライブバー27により兼用してある。すなわち、上下方向に長尺な断面円形棒であるドライブバー27を、図2に示す如く、支持壁19に貫通支持させて、隣接する支持壁19,19間に露出するドライブバー27の各中間露出部分及び上下の支持壁17,17から突出するドライブバー27の端部露出部分を夫々ドライブピンとして機能させている。なお、上記ドライブバー27の各中間露出部分には2個の静止密封環9,9が係合されている。
このようにドライブバー27によりケース体1に軸線方向移動可能且つ回転不能に保持された各静止密封環9は、コイルスプリング28により、回転密封環8へと押圧附勢されている。すなわち、各スプリング28は、図2に示す如く、支持壁19に形成した貫通孔29に挿通保持された状態で、支持壁19に保持された静止密封環9,9間に介挿されていて、当該両静止密封環9,9に共通の附勢手段として機能するように工夫されている。
各静止密封環9の端面は、図3に示す如く、軸線に直交する環状平面であって、スプリング28(図2参照)により回転側密封端面24にこれと同心をなして押圧接触される密封端面(以下「静止側密封端面」という)30に構成されている。
各メカニカルシール4は、両密封端面24,30が回転軸体2の回転に伴って相対回転摺接することにより、周知の端面接触形メカニカルシールと同一機能により、当該相対回転摺接部分の内周側領域5と外周側領域20とを遮蔽シールする端面接触形メカニカルシールであり、2N個のメカニカルシール4により、環状空間17が、図3に示す如く、隣接する一対の回転密封環8,8とこれらに押圧接触する一対の静止密封環9,9と回転軸体2の外周部(保持部13)とで囲繞形成されるN個の上記内周側領域たる接続空間5と、両密封端面24,30の相対回転摺接部分において各接続空間5との間をシールされ且つ支持壁19で仕切られたN+1個の上記外周側領域である冷却空間20と、に区画シールされるようになっている。
回転軸体2には、図1及び図3に示す如く、相互に交差することなく各接続空間5に開口するN本の軸側通路6が形成されている。すなわち、図1に示す如く、各軸側通路6の一端部は回転軸体2の外周部から保持部13を貫通して接続空間5に開口されており、その他端部は本体部12の下端部に開口されている。各軸側通路6の他端部は、前記回転側部材(トップリング)に形成した回転側流体通路(図示せず)に接続される。
ケース体1には、図1に示す如く、相互に交差しないN本のケース側通路7が径方向に貫通形成されている。すなわち、各ケース側通路7は、各中間分割部分10に形成されており、その一端部は支持壁19を貫通して接続空間5に開口されており、その他端部はケース体1の外周部に開口されている。各ケース側通路7の他端部は、前記固定側部材(CMP装置本体)に形成した固定側流体通路(図示せず)に接続される。
したがって、両体1,2には、軸側通路6とケース側通路7とを接続空間5により相対回転自在に接続してなるN本のジョイント流路3が相互に干渉しない独立した形態で形成されることになり、N種つまり6種(同種又は異種)の流体Fを、図1に矢印で示す如くケース側通路7から軸側通路6へと、或いはその逆に、軸側通路6からケース側通路7へと、相互に混合することなく流動させることができる。
全冷却空間20は、図2に示す如く、各支持壁19に形成した貫通孔29により相互に連通されている。ケース体1の上下部(端部分割部分)11,11には、図2に示す如く、冷却空間20に冷却流体Wを給排する供給路31及び排出路32が形成されていて、冷却流体Wが全冷却空間20を上方へと通過することにより、各メカニカルシール4における密封端面24,30の摺接熱を冷却するように工夫されている。つまり、特許文献1又は特許文献2に開示されたものと同様に、全メカニカルシール4における密封環8,9の相対回転摺接面(密封端面)24,30に冷却流体Wによるクエンチングを施すように工夫されている。なお、冷却流体Wとしては、一般に、常温の清浄水や純水等が使用される。
ところで、CMP装置にあっては高度のコンタミネーション防止が必要とされることから、流体Fと接触するジョイント部材ないしその構成部分はパーティクルや金属イオンが発生し難いセラミックスやプラスチックで構成されている。すなわち、各密封環8,9を炭化ケイ素等のセラミックスで構成する共に、両体1,2の構成部分であってジョイント流路3内の流体Fと接触する部分をすべてPEEK等のプラスチックで構成してある。この例では、各密封環8,9を耐食性に富む炭化ケイ素で構成して、密封端面24,30の相対回転摺接による摩耗粉や流体Fとの接触による金属イオンの発生を防止している。また、両体1,2における流体Fと接触する部分、つまり各中間分割部分10、本体部12及び各保持部13(ベアリング受体15の周壁を構成する保持部13を除く)を夫々耐食性及び強度に富むPEEKで構成して、流体Fとの接触によるパーティクルや金属イオンの発生を可及的に防止している。なお、両体1,2における流体Fと接触しない部分つまり各端部分割部分11及びベアリング受体15(その周壁を構成する保持部13を含む)は、SUS等の金属で構成してある。また、流体Fと接触する各Oリング(例えばOリング22,25)は耐食性に富む弗素ゴムで構成してある。
ところで、上記のようにジョイント流路数Nが3以上で密封端面24,30の相対回転摺接箇所数(端面接触形メカニカルシール数2N)が6以上である多流路形ロータリジョイントRにあっては、主として、下記(1)〜(4)のような要因により、各メカニカルシール4の密封端面24,30間に円滑な滑り(相対回転摺接)が生じず、回転軸体2の回転に伴って、密封端面24,30に、その相対回転が生じる状態(密封端面24,30間に滑りが生じる状態)と相対回転が生じない状態(密封端面24,30間に滑りが生じず、両者24,30が同一方向に回転変位する状態)とが短時間間隔で繰り返されるスティックスリップ現象が生じる虞れがある。
(1)各メカニカルシール4の密封環8,9が自己潤滑性に乏しいセラミックス(炭化珪素等)で構成されていることによって、密封端面24,30の摩擦係合力が高くなっており、密封端面24,30間に滑りが生じ難いこと。
(2)ケース体1における各静止密封環9を固定保持しているケース体部分、つまり中間分割部分10が金属に比して剛性に劣るプラスチック(PEEK等)で構成されていることから、当該ケース体部分が捩り変形し易いこと。
(3)当該ケース体部分が複数(6個)の中間分割部分10に分離構成されており、これらの中間分割部分10がボルトにより軸線方向に積層連結されていることにより、上記(2)と同様に、当該ケース体部分が捩り変形し易いこと。
(4)上記(1)〜(3)の現象は、当該ロータリジョイントRが低速回転の回転機器(例えばCMP装置)に装備された場合にあって回転軸体2が10〜50min-1で低速回転されるようなときに顕著に生じること。
而して、N=6とされた上記の多流路形ロータリジョイントRにあっては、本発明に従って、各メカニカルシール4における密封環8,9の相対回転摺接面である密封端面24,30の一方の表面粗さを0.1〜0.2μmRaとすると共に他方の表面粗さを0.2〜0.3μmRaとして、上記したスティックプスリップ現象の発生を効果的に防止するように工夫してある。この例では、回転密封環8の密封端面(回転側密封端面)24の表面粗さを0.2〜0.3μmRaとし、静止側密封環9の密封端面(静止側密封端面)30の表面粗さを0.1〜0.2μmRaとしてある。
すなわち、上記のように一方の密封端面(例えば静止側密封端面30)の表面粗さを0.1μmRa以上とし且つこれに相対回転摺接する他方の密封端面(例えば回転側密封端面24)の表面粗さを0.2μmRa以上としておくと、密封環8,9が自己潤滑性の乏しいセラミックス(炭化珪素)で構成されている場合にも、一般的な端面接触形メカニカルシールにおける如く密封端面の表面粗さを0.08μmRa以下としている場合に比して、密封端面24,30の摩擦係合力が低くなり、両者24,30間に滑りが生じ易くなる。その結果、上記(2)(3)のような構造上の要因がある場合や上記(4)のような低速回転条件下で使用される場合にも、各メカニカルシール4における相対回転摺接面(密封端面)24,30にスティックスリップ現象が生じることが極めて少なくなり、当該ロータリジョイントRにこれが装置される回転機器(CMP装置)に悪影響を及ぼすような振動が生じない。
ところで、ロータリジョイントRの振動(振幅)が大幅に低減されることは、実験により確認されている。
すなわち、上記ロータリジョイントRであって、N=6とし且つ回転側密封端面24の表面粗さを0.23μmRaとすると共に静止側密封端面30の表面粗さを0.11μmRaとしたロータリジョイント(以下「本発明ジョイントR1」という)を使用して、回転軸体2の回転速度を上記トップリングの回転速度範囲内で20min-1、30min-1及び40min-1に変化させ、各回転速度毎に当該ロータリジョイントRの振幅を測定した。その結果、回転軸体2が20min-1で回転された場合における本発明ジョイントR1の振幅は27μmであり、回転軸体2が30min-1で回転された場合における本発明ジョイントR1の振幅は20μmであり、回転軸体2が40min-1で回転された場合における本発明ジョイントRの振幅は16μmであった。
これに対して、静止側密封端面30の表面粗さを0.07μmRaとした点を除いて本発明ロータリジョイントR1と同一構造をなす比較用ロータリジョイントrを使用して、上記本発明ジョイントR1と同一条件で運転したところ、回転軸体2が20min-1で回転された場合における比較用ロータリジョイントrの振幅は686μmであり、回転軸体2が30min-1で回転された場合における比較用ロータリジョイントrの振幅は1031μmであり、回転軸体2が40min-1で回転された場合における比較用ロータリジョイントrの振幅は1104μmであった。
また、一方の密封端面(例えば静止側密封端面30)の表面粗さX及び他方の密封端面(例えば回転側密封端面24)の表面粗さYが(a)である場合には、端面メカニカルシール4によるシール機能が損なわれることはないが、スティックスリップ現象の発生を抑制することができず、かかる現象が生じ易い。
(a)X<0.1μmRa且つY<0.2μmRaである場合、X<0.1μmRa且つ0.2μmRa≦Y≦0.3μmRaである場合及び0.1μmRa≦X≦0.2μmRa且つY<2μmRaである場合。
一方、上記表面粗さX,Yが(b)である場合には、スティックスリップ現象の発生は抑制できるものの、メカニカルシール4のシール部分つまり密封端面24,30から流体(被密封流体)Fが必要以上に漏洩し、特許文献3に開示される如き弾性シール部材に比してシール機能が高い端面メカニカルシール4を使用することの意義がなくなる。例えば、CMP装置に使用される多流路形ロータリジョイントにあっては各メカニカルシールからの漏洩量が60cc/min以下であることが望ましいが、(b)の場合にはこのような要求に応えることができない
(b)X<0.1μmRa且つY>0.3μmRaである場合、0.1μmRa≦X≦0.2μmRa且つY>0.3μmRaである場合、X>0.2μmRa且つY<0.2μmRaである場合、X>0.2μmRa且つ0.2μmRa≦Y≦0.3μmRaである場合及びY>0.2μmRa且つY>0.3μmRaである場合。
しかし、上記表面粗さX,Yを0.1μmRa≦X≦0.2μmRa且つ0.2≦Y≦0.3μmRaとしておけば、スティックスリップ現象の発生を効果的に抑制しつつ、各メカニカルシール4からの漏洩量も60cc/min以下とすることができる。このことは実験により確認されている。すなわち、上記ロータリジョイントRであって、N=6とし且つ一方の密封端面(例えば、静止側密封端面30)の表面粗さを0.1〜0.2μmRaとすると共に他方の密封端面(例えば、回転側密封端面24)の表面粗さを0.2〜0.3μmRaとしたロータリジョイント(以下「本発明ジョイントR2」という)を使用し、各ジョイント流路3に0.4MPaGの加圧空気を供給して、当該ロータリジョイントRから漏洩する空気量(各メカニカルシール4から漏洩する空気量)を測定したところ、漏洩空気量は20〜60cc/minであった。これに対して、静止側密封端面30の表面粗さを0.1μmRa未満とし且つ回転側密封端面24の表面粗さを0.2μmRa未満とした点を除いて本発明ジョイントR2と同一構造をなす第1比較用ロータリジョイントr1及び静止側密封端面30の表面粗さが0.2μmRaを超え且つ回転側密封端面24の表面粗さが0.3μmRaを超える点を除いて上記ロータリジョイントRと同一構造をなす第2比較用ロータリジョイントr2を使用して、夫々、漏洩空気量を測定したところ、第1比較用ロータリジョイントr1については1〜20cc/minであったが、第2比較用ロータリジョイントr2については漏洩空気量が60cc/minを上回った。そして、漏洩空気量と共に上記各ロータリジョイントR,r1,r2の振動(振幅)も測定したが、本発明ジョイントR2及び第2比較用ロータリジョイントr2は第1比較用ロータリジョイントr1に比して大幅な振動低減効果があり、振動低減効果については本発明ジョイントR2と第2比較用ロータリジョイントr2とでは差がなかった。
なお、本発明の構成は上記した形態に限定されるものでなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良,変更することができる。すなわち、本発明はジョイント流路数Nが3以上で、各ジョイント流路3を一対の端面接触形メカニカルシール4,4でシールするようにした多流路形ロータリジョイントであれば、ジョイント流路数Nの多少に拘わらず上記した形態と同様に好適に適用することができる。しかし、ジョイント流路数Nが6以上である場合には、前記(1)〜(4)の要因すべてが存在していない場合にもスティックスリップ現象によってCMP装置等の回転機器に悪影響を与えるようなジョイント振動が生じる虞れがあることから、本発明をN≧6の多流路形ロータリジョイントに適用することよる実用的意義,作用効果は極めて大きい。
1 ケース体
2 回転軸体
3 ジョイント流路
4 メカニカルシール
5 接続空間
6 軸側通路
7 ケース側通路
8 回転密封環
9 静止密封環
10 中間分割部分
11 端部分割部分
12 本体部
13 保持部
14 ベアリング
15 ベアリング受体
16 シール部材
17 環状空間
18 ドレン路
19 支持壁
20 冷却空間
21 下端段部
22 Oリング
23 ボルト
24 密封端面
25 Oリング
26 凹部
27 ドライブバー
28 コイルスプリング
29 貫通孔
30 密封端面
31 供給路
32 排出路
F 流体
R 多流路形ロータリジョイント
W 冷却流体

Claims (6)

  1. 相対回転自在に連結された回転軸体とケース体との間に両体を貫通する3以上のジョイント流路を形成してなる多流路形ロータリジョイントであって、各ジョイント流路が、ケース体に形成したケース側通路と回転軸体に形成した軸側通路とを両体間に配設した一対のメカニカルシールでシールされた接続空間を介して連通接続してなり、各メカニカルシールが、ケース体に設けた静止密封環と回転軸体に設けた回転密封環との相対回転摺接作用により接続空間をシールするように構成された端面接触形のものであり、各メカニカルシールにおける両密封環の相対回転摺接面を一方の表面粗さが0.1〜0.2μmRaであり且つ他方の表面粗さが0.2〜0.3μmRaである環状平面に形成して、当該相対回転摺接面におけるスティックスリップ現象の発生を防止するように構成したことを特徴とする多流路形ロータリジョイント。
  2. 各メカニカルシールにおける両密封環がセラミックスで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載する多流路形ロータリジョイント。
  3. 回転軸体及びケース体の構成部分であってジョイント流路内の流体と接触する部分をすべてプラスチックで構成されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載する多流路形ロータリジョイント。
  4. ジョイント流路数が6以上であることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載する多流路形ロータリジョイント。
  5. 各端面接触形メカニカルシールからの被密封流体の漏洩量が60cc/min以下であることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載する多流路形ロータリジョイント。
  6. 回転軸体が10〜50min-1で回転されるものであることを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載する多流路形ロータリジョイント。
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