JP2004016502A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッサージの慣れを抑制しつつ、かつ、人体施療部に過度な負担を当てることなく強いマッサージができるマッサージ機を得ることにある。
【解決手段】マッサージ機本体に取付けられた施療用エアーバッグに対する繰返し給排気動作(パルス圧迫マッサージ)、及びこの動作に引続いて行われる単一給排気動作(しっかり圧迫マッサージ)からなるセットマッサージ動作を、制御装置でエアー給排気装置を制御して実行させる。パルス圧迫マッサージでは、エアーバッグにエアーを所定時間給気した後、この給気時間t1より短い時間t2で前記給気したエアーより少量のエアーを排気させてから再びエアーを短時間t3で給気させることを繰返えす。少なくとも一回行われるしっかり圧迫マッサージでは、エアーバッグに給気してから前記少量の排気エアーよりも多くの排気をする。
【選択図】  図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアーの給排気により膨縮して人体をマッサージするエアーバッグを備える椅子式、マット式、或いはベッド式等の各種のマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば椅子本体の背凭れ部に複数のエアーバッグを取付けて、これらを膨縮させることにより人体の上半身をマッサージする椅子式マッサージ機が従来提供されている。このマッサージ機でのマッサージでは、リモートコントローラでの指示にしたがって所望とするコース運転を実行させることができる他、パルス圧迫マッサージを実行させることができる。
【0003】
パルス圧迫マッサージは、エアーバッグに所定量のエアーを給気した後、この給気時間より短い時間で前記給気したエアーより少量のエアーを排気させてから再びエアーを給気させることを繰返えして行われる。このパルス圧迫マッサージでは、エアーバッグが小刻みに繰返し膨縮されるので、人体の施療部に対して断続的に圧迫による緊張とこの圧迫の解放による弛緩とを与えることができる点で好ましい。
【0004】
このパルス圧迫マッサージは、それ専用のパルス釦を任意に押圧操作することで、コース運転或いはポイントマッサージ運転に加味される。例えば、コース運転において使用者は、所望のコース運転を指定する操作を一旦行った後に任意にパルス釦を押圧操作することで、コース運転にパルス圧迫マッサージを加味できる。この操作時点以降は各エアーバッグが夫々パルス圧迫マッサージを行って、コース運転が終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パルス圧迫マッサージでは、間欠的にエアーバッグに供給した空気の一部を排気するので、エアーバッグの膨らみ方が弱く、人体に対するマッサージ作用が低下する。しかも、コース運転でもポイント圧迫マッサージでも、パルス釦を押圧操作した後には、その運転の終了までパルス圧迫マッサージが継続するので、人体がマッサージに慣れ易い。又、パルス圧迫マッサージを伴わないでマッサージをする時のエアーバッグの膨らみ方は強く、それに応じたマッサージ作用を人体に与えることができる。しかし、こうした強いマッサージが人体の施療部にいきなり与えられることは、この施療部に対する負担が大きく、その改善が求められている。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、エアーバッグによるマッサージの慣れを抑制しつつ、かつ、人体施療部に過度な負担を与えることなく強いマッサージができるマッサージ機を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、マッサージ機本体に取付けられた施療用エアーバッグに給排気するエアー給排気装置を、セットマッサージ動作を実行させるように制御する制御装置を備えている。セットマッサージ動作は、エアーバッグに所定量のエアーを給気した後、この給気時間より短い時間で前記給気したエアーより少量のエアーを排気させてから再びエアーを給気させることを繰返えす繰返し給排気動作、及びこの動作に引続いて、前記エアーバッグにエアーを給気してから前記少量の排気エアーよりも多くの排気をさせる少なくとも一回の単一給排気動作からなる。
【0008】
本発明では、繰返し給排気動作でエアーバッグを小刻みに繰返し膨縮させて人体の施療部をマッサージした後に、単一給排気動作でエアーバッグを膨張させて前記施療部を繰返し給排気動作の時よりも強く圧迫する。そのため、同じ施療部に与えるマッサージ作用を弱い状態から強い状態に変化させることができるとともに、前記施療部にいきなり強いマッサージ作用が与えることを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0010】
図1中符号2は椅子式マッサージ1のマッサージ機本体としての椅子本体を示している。この本体2は座部3の後に背凭れ部4を設けている。座部3等はその幅方向両側からフレーム5で支えられており、これらのフレーム5は肘掛けを兼ねている。
【0011】
左右のフレーム5は幅方向に延びる板状の横架材5aを有している。この横架材5a上には座部3で上方から覆われる駆動ユニット6が配置されている。このユニット6には入力手段としてのリモートコントローラ7が接続されている。なお、図1中符号8は駆動ユニット6から引出された電源コードを示している。
【0012】
背凭れ部4には、一対の人体肩部施療用のエアーバッグ11、人体腰部施療用のエアーバッグ12、及び人体背中部施療用のエアーバッグ13が夫々設けられている。両エアーバッグ11は背凭れ部4の上部に左右に並べて配置されている。エアーバッグ12は背凭れ部4の下部に左右方向に延びて配置されている。エアーバッグ13は背凭れ部4の幅方向中央部に位置し上下方向に延びてエアーバッグ11、12間に配置されている。
【0013】
駆動ユニット6には、各エアーバッグ11〜13に対するエアーの給排気を担うエアー給排気装置15と、この給排気装置15を電気的に制御する制御装置16等が収容されている。
【0014】
図2に示すようにエアー給排気装置15は、電磁駆動式のエアーポンプ18、このポンプ18の吐出し口に接続された及びエアー分配装置例えばロータリー式のエアー分配器19を備えている。エアー分配器19は、エアーポンプ18の吐出し口に接続された一つの入口、複数の分配口、一つの排気口、及びステッピングモータにより回転される回転体を有している。
【0015】
エアー分配器19の第1の分配口にはエアーホース21の一端が接続され、このホース21の二股に分岐された両分岐端の夫々には肩用エアーバッグ11が個別に接続されている。したがって、一対のエアーバッグ11に対する給排気は同期してなされるようになっている。エアー分配器19の第2の分配口にはエアーホース22を介して腰用エアーバッグ12が接続され、同様にエアー分配器19の第3の分配口にはエアーホース23を介して背用エアーバッグ13が接続されている。
【0016】
エアー分配器19は、その回転体を回転させて使用される。具体的には、回転体の回転によって給気時には、前記排気口が閉じられるとともに指定された分配口と前記入口とが回転体を介して連通され、それにより、指定されたエアーバッグへの給気をする。しかも、回転体を回転させて、給気完了後に所要時間の間、給気も排気もしないようにエアーバッグの膨張状態を保持することもできるようになっている。又、排気時には、回転体の回転によって、前記排気口が開かれるとともにこの排気口とそれまで給気に用いられていた分配口とが回転体を介して連通され、かつ、前記給気に用いられていた分配口と前記入口との連通が断たれることにより、それまで給気されていたエアーバッグからの排気をするようになっている。
【0017】
制御装置16には、リモートコントローラ7が接続され、このコントローラ7の操作信号が入力されるようになっている。リモートコントローラ7は、各種の操作スイッチ、及びこれらスイッチが押圧等により操作される度にその操作内容を表示するディスプレイを有している。
【0018】
操作スイッチの中にはコーススイッチが含まれている。このコーススイッチが操作されるたびに、第1ないし第3のコース運転が切換えられるようになっている(図3参照)。第1ないし第3のコース運転を実行するプログラムは制御装置16のメモリ部に予め記憶されている。
【0019】
第1コース運転では、各エアーバッグ11〜13に対する繰返し給排気動作により、図4(A)のフローチャートに例示するように背凭れ部4に支持された人体上半身を肩・腰・背の順にパルス圧迫式マッサージが施される。
【0020】
次に、パルス圧迫式マッサージについて説明する。このマッサージでは、エアーポンプ18の起動・停止と、エアー分配器19によるエアーの分配並びに給排気とが制御装置16で制御されることにより、各エアーバッグ11〜13の夫々を、図5(A)に示すように所定期間T内で小刻みに繰返し膨縮させて人体の肩部、腰部、背中部を順次エアーマッサージする。
【0021】
詳しくは、まず、所定量Q1のエアーを給排気対象のエアーバッグに所定時間t1給気させる。この後、給排気対象のエアーバッグからこれに既に供給した量Q1より少量(Q1−Q2)のエアーを排気させる。この排気時間t2は前記所定給気時間t1より短い。そのため、給排気対象のエアーバッグは、充分に収縮することはなく、ある程度の膨張状態を維持する。次に、再び少量のエアーを給排気対象のエアーバッグに給気させる。この場合の給気時間t3は排気時間t2と略同じ(同一時間を含む)であるが、本実施形態では排気時間t2より僅かに長い。そして、この後、以上の排気時間t2と給気時間t3とを所定回数繰返す。
【0022】
このように所定期間T内で給排気対象のエアーバッグに繰返し行われる給排気動作により、給排気対象のエアーバッグは、繰返し膨縮されて人体の肩部等の施療部に対して圧迫とその解放とを伴う断続的なマッサージを施すことができる。こうした小刻みなマッサージ態様を本明細書ではパルス圧迫式マッサージと称する。
【0023】
しかも、本実施形態では、パルス圧迫式マッサージでの最後の排気に引続いて、この最後の排気時間t2よりかなり長い給気時間t4で補助的給気を行った後に、給排気対象のエアーバッグからの完全排気を時間t5で行わせる。補助的給気から完全排気に至る間には、給気も排気もしない膨張保持状態は形成されない。そのため、補助的給気による給排気対象のエアーバッグへの給気量の増大に伴うマッサージ作用の強まりと、その直後の完全排気に伴うマッサージ作用の急速な消失とによって、パルス圧迫式マッサージの終了が明確となる。なお、本発明において、前記補助的給気は省略することができる。
【0024】
以上の説明は予め設定されている「強」レベルでのパルス圧迫式マッサージの場合である。なお、使用者の好みに応じてリモートコントローラ7で図5(A)中点線で示す「弱」レベルのパルス圧迫式マッサージを設定した場合には、人体に対する圧迫の強さは低下するが、前記パルス圧迫動作が同様に行われるものである。
【0025】
図4(A)に示した第1コース運転では、始めに、人体肩部に対応して配置された一対のエアーバッグ11の膨縮が繰返えされて、人体肩部に対してパルス圧迫式マッサージが3回繰返される。この後、人体腰部に対応して配置されたエアーバッグ12の膨縮が繰返えされて、人体腰部に対してパルス圧迫式マッサージが1回施される。最後に、人体背中部に対応して配置されたエアーバッグ13の膨縮が繰返えされて、人体背中部に対してパルス圧迫式マッサージが1回施されて、第1コース運転が終了する。この第1コース運転ではエアーバッグ11〜13に供給した空気の一部が間欠的に排気されるので、各エアーバッグ11〜13の膨らみ方は比較的弱く、したがって、人体上半身を既述の順番でソフトにマッサージできる。
【0026】
前記第2コース運転では、各エアーバッグ11〜13にセットマッサージ動作を行わせて、図4(B)のフローチャートに例示するように背凭れ部4に支持された人体上半身を腰・背・肩の順にマッサージできる。セットマッサージ動作は、既述の繰返し給排気動作(パルス圧迫式マッサージ)と、この動作の終了(排気完了)に引続いて行われる少なくとも1回の単一給排気動作によるしっかり圧迫式のマッサージとからなる。
【0027】
次に、しっかり圧迫式マッサージについて説明する。このマッサージでは、エアーポンプ18の起動・停止と、エアー分配器19によるエアーの分配並びに各エアーバッグ11〜13に対し給排気とが制御装置16で制御されることにより、各エアーバッグ11〜13の夫々を、図5(B)に示すように所定期間Tにわたり膨縮させて人体の腰部、背中部、肩部を順次エアーマッサージする。
【0028】
詳しくは、まず、所定量Q5のエアーを給排気対象のエアーバッグに所定時間t6給気させる。この場合の給気時間t6は前記パルス圧迫式マッサージでの給気時間t1よりかなり長く、したがって、 給気量Q5も前記パルス圧迫式マッサージでの給気量Q1よりも多い。この後、給排気対象のエアーバッグに対して給気も排気もしない膨張保持状態を時間t7の間維持する。最後に、以上のように膨張状態に保持されている給排気対象のエアーバッグからの完全排気がt8の時間で行われる。この完全排気による排出エアーの量は、パルス圧迫式マッサージで繰返し行われる少量の排出エアーの量よりも多い。
【0029】
このように所定期間T内で給排気対象のエアーバッグに対して行われる給排気動作により、給排気対象のエアーバッグは、人体の施療部に対して一回の圧迫とその解放とを伴うマッサージを施すことができる。こうしたマッサージ態様を本明細書ではしっかり圧迫式マッサージと称する。
【0030】
以上の説明は予め設定されている「強」レベルのしっかり圧迫式マッサージを設定した場合である。なお、使用者の好みに応じてリモートコントローラ7で図5(B)中点線で「弱」レベルのしっかり圧迫式マッサージをリモートコントローラ7で設定した場合には、人体に対する圧迫の強さは低下するが、前記しっかり圧迫式マッサージが同様に行われるものである。
【0031】
図4(B)に示した第2コース運転では、始めに、人体腰部に対応して配置されたエアーバッグ12によるパルス圧迫式マッサージが1回行われた後、引続いてエアーバッグ12によるしっかり圧迫式マッサージが2回繰返されて、人体腰部に対するセットマッサージ動作が実行される。次に、人体肩部に対応して配置された一対のエアーバッグ11によるパルス圧迫式マッサージが1回行われた後、引続いて両エアーバッグ11によるしっかり圧迫式マッサージが2回繰返されて、人体肩部に対するセットマッサージ動作が実行される。最後に、人体背中部に対応して配置されたエアーバッグ13によるパルス圧迫式マッサージが1回行われた後、引続いてエアーバッグ13によるしっかり圧迫式マッサージが2回繰返されて、人体背中部に対するセットマッサージ動作が実行されて、第2コース運転が終了する。
【0032】
第2コース運転でのしっかり圧迫式マッサージでは、これに先行して実行されるパルス圧迫式マッサージに比較し、給気時間を長くして多量のエアーをエアーバッグ11〜13に供給している。そのため、エアーバッグ11〜13は強く膨らんで人体上半身を既述の順番で強く圧迫してマッサージできる。
【0033】
そして、第2コース運転でのセットマッサージ動作では、しっかり圧迫式マッサージが、これに先行するパルス圧迫式マッサージに引続いて行われるので、人体腰部等の同じ施療部に与えるマッサージ作用を弱い状態から強い状態に変化させつつエアーマッサージができる。
【0034】
こうしたマッサージ状態の変化により、使用者がマッサージに慣れることを抑制できるとともに、同じ施療部にしっかり圧迫式マッサージによる強いマッサージ作用がいきなり与えられることが防止されるので、強いマッサージができるにも拘らず人体施療部に負担を与えることを抑制できる。特に、本実施形態の背中部用エアーバッグ13は背凭れ部4の上下方向に伸びて設置されていて、それが強く膨張する時には人体上半身の背筋のばしが行われるが、その場合に過大な負担を人体上半身に与えることを少なくできる。
【0035】
更に、本実施形態では、しっかり圧迫式マッサージにおいて膨張状態の保持時間t7を設けているので、強く押されている感触を着座者に容易に与えることができる。しかし、この保持時間t7は省略して、給気時間t6の経過直後に排気するようにしてもよい。
【0036】
図4(C)に示した第3コース運転では、始めに、人体背中部に対応して配置されたエアーバッグ13によるパルス圧迫式マッサージが1回行われた後、引続いてエアーバッグ13によるしっかり圧迫式マッサージが1回行われて、人体背中部に対するセットマッサージ動作が実行される。次に、人体肩部に対応して配置された一対のエアーバッグ11によるパルス圧迫式マッサージが1回行われる。この後、再びエアーバッグ13によるパルス圧迫式マッサージが1回行われた後、引続いてエアーバッグ13によるしっかり圧迫式マッサージが1回行われて、人体背中部に対するセットマッサージ動作が実行される。最後に、人体腰部に対応して配置されたエアーバッグ12によるパルス圧迫式マッサージが1回行われて、第3コース運転が終了する。
【0037】
第3コース運転での人体背中部に対するしっかり圧迫式マッサージでも、これに先行して実行されるパルス圧迫式マッサージに比較し、給気時間を長くして多量のエアーをエアーバッグ13に供給している。そのため、エアーバッグ13は硬く膨らみ人体背中部を強く圧迫して背筋のばしマッサージができる。この場合も、パルス圧迫式マッサージで背中部をエアーバッグ13の大きさに応じて広範囲にほぐした状態にしてからしっかり圧迫式マッサージが行われる。したがって、いきなり過大な負担を人体上半身に与えることを抑制できる。
【0038】
しかも、背筋のばしマッサージおいては、その影響が人体背筋の上下近傍の人体肩部及び人体腰部にも波及する。しかし、既述のようにしっかり圧迫式マッサージによる背筋のばしが終わる度に、背用エアーバッグ13に隣接したエアーバッグ11、12で、それらの大きさに応じて広範囲に人体肩部又は人体腰部をパルス圧迫式マッサージでソフトにほぐすことができる。そのため、人体上半身に対するマッサージ上好ましいものである。
【0039】
又、既述の第2、第3のコース運転で説明したように、これらのコースを指定すると、そのコース中にはパルス圧迫マッサージとその排気完了に引続くしっかり圧迫マッサージとからなるセットマッサージ運動が含まれている。そのため、コース運転の指定操作と別に、わざわざパルス圧迫マッサージを行わせる操作が不要であり、使い勝手がよい。
【0040】
なお、本発明は前記一実施形態には制約されない。例えば、リモートコントローラ7などの入力手段で、人体腰部、人体肩部等の施療部を選択してポイントマッサージを行なうように指定した場合にも、その指定されたポイント(施療部)を前記セットマッサージ動作で施療するように構成してもよい。又、椅子式マッサージ機で肩用エアーバッグを備える場合、前記一実施形態では人体肩部の後方で肩用エアーバッグを膨縮させたが、これに代えて、人体肩部をその上方若しくは斜め上後方から圧迫できるように背凭れ部に肩用エアーバッグを設けて実施することもできる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、エアーバッグによるマッサージの慣れを抑制しつつ、かつ、人体施療部に過度な負担を与えることなく強いマッサージができるマッサージ機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る椅子式マッサージ機を示す斜視図。
【図2】図1のマッサージ機の制御系統を示すブロック図。
【図3】図1のマッサージ機のコース運転を示すフローチャート。
【図4】(A)は図1のマッサージ機での第1コース運転を示すフローチャート。
(B)は図1のマッサージ機での第2コース運転を示すフローチャート。
(C)は図1のマッサージ機での第3コース運転を示すフローチャート。
【図5】(A)は図1のマッサージ機がパルス圧迫マッサージをする場合のエアーバッグへのエアー供給量と時間との関係を示す図。
(B)は図1のマッサージ機がしっかり圧迫マッサージをする場合のエアーバッグへのエアー供給量と時間との関係を示す図。
【符号の説明】
1…マッサージ機
2…椅子本体(マッサージ機本体)
4…背凭れ部
6…駆動ユニット
7…リモートコントローラ(入力部)
11…肩用エーアバッグ
12…腰用エアーバッグ
13…背中部用エアーバッグ
15…エアー給排気装置
16…制御装置

Claims (3)

  1. 人体を支持するマッサージ機本体と、
    この本体に取付けられエアーの給排気により膨縮する施療用エアーバッグと、
    このエアーバッグにエアーを給排気するエアー給排気装置と、
    この給排気装置を制御して、前記エアーバッグにエアーを所定時間給気した後、この給気時間より短い時間で前記給気したエアーより少量のエアーを排気させてから再びエアーを給気させることを繰返えす繰返し給排気動作、及びこの動作に引続いて、前記エアーバッグにエアーを給気してから前記少量の排気エアーよりも多くの排気をさせる少なくとも一回の単一給排気動作からなるセットマッサージ動作を実行させる制御装置と、
    を具備したマッサージ機。
  2. 人体を支持するマッサージ機本体と、
    この本体に取付けられエアーの給排気により膨縮する複数の施療用エアーバッグと、
    このエアーバッグにエアーを給排気するエアー給排気装置と、
    この給排気装置を制御して、前記エアーバッグにエアーを所定時間給気した後、この給気時間より短い時間で前記給気したエアーより少量のエアーを排気させてから再びエアーを給気させることを繰返えす繰返し給排気動作、及びこの動作に引続いて、前記エアーを給気してから前記少量の排気エアーよりも多くの排気をさせる少なくとも一回の単一給排気動作からなるセットマッサージ動作を含むコース運転を実行させる制御装置と、
    を具備したマッサージ機。
  3. 人体を支持するマッサージ機本体と、
    この本体に取付けられエアーの給排気により膨縮する複数の施療用エアーバッグと、
    このエアーバッグにエアーを給排気するエアー給排気装置と、
    この給排気装置を制御して、前記エアーバッグの内の特定のエアーバッグにエアーを所定時間給気した後、この給気時間より短い時間で前記給気したエアーより少量のエアーを排気させてから再びエアーを給気させることを繰返えす繰返し給排気動作、及びこの動作に引続いて、前記特定のエアーバッグにエアーを給気してから前記少量の排気エアーよりも多くの排気をさせる少なくとも一回の単一給排気動作からなるセットマッサージ動作を含むとともに、このセットマッサージ動作に引続き、前記特定のエアーバッグに隣接した他のエアーバッグに前記繰返し給排気動作を行わせるコース運転を実行させる制御装置と、
    を具備したマッサージ機。
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