JP2004015829A - 画像撮影編集装置,画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラム - Google Patents

画像撮影編集装置,画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】円滑な撮影プレイや編集プレイを遂行し、顧客の回転率を向上させることができる写真自販機の画像撮影編集装置,画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラムを提供する。
【解決手段】本発明の画像撮影編集装置は、コンピュータ装置3Aとコンピュータ装置3Bは通信可能に接続され、撮影プレイを行なう撮影領域と編集プレイを行なう編集領域とを異なる場所に設けた画像撮影編集装置であって、撮影プレイまたは編集プレイの進行状態を逐次記憶するハードディスクがコンピュータ装置3Aまたは3Bに設けられ、画像撮影編集装置に異常状態が発生してそれを正常状態に回復するときに、ハードディスクから読み出した進行状態で撮影プレイまたは編集プレイを復帰させるかどうかを選択できるように構成されている。
【選択図】図3

Description

 本発明は、ゲームセンター等に設置され、硬貨等の投入により使用者を撮影し、撮影画像をプリントして販売する写真自販機の画像撮影編集装置,画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラムに関するものである。
 現在、ゲームセンター等において、写真を撮影してシールプリント等にする写真自販機が数多く設置されている。このような写真自販機としては、例えば、下記の特許文献1に開示された形式のものが知られている。上記公報に開示されているものを図16に基づいて説明すると、このものは、写真自販機60の外郭を形成する壁材61により内部空間62が形成され、この内部空間62内に写真撮影や撮影画像の編集等のための各種機器類が装備された筐体63を配置して、撮影ブース64と編集ブース65が形成されている。なお、図16は、理解しやすくするために、写真自販機60の天井を形成する部材や、筐体63の上面を覆う部材の図示は省略してある。
 上記撮影ブース64側に面する筐体63の前面66Aには、被写体67に対向する箇所にCCDカメラ68が取付けられ、その直ぐ近くに撮影画像モニタ69が配置されている。上記CCDカメラ68からの画像データを受信して撮影画像モニタ69に被写体の画像を表示したり、画像合成等の処理を行ったりするコンピュータ装置70が筐体63内に設けられている。筐体63の前面66Aにコインの投入口71が開口し、そこに投入されたコインは対価処理部72において金額のチェックがなされ、チェックの結果が適正であれば、上記対価処理部72からの動作信号がコンピュータ装置70に入力されて、写真自販機60の動作開始が可能となる。
 符号73は、写真撮影時に被写体67を照明する照明装置であり、CCDカメラ68のシャッタ操作に同期して、コンピュータ装置70からの動作信号により、照明機能が果たされる。また、符号74は上記前面66Aに取付けられたスピーカであり、撮影ブース64に入ってきた被写体67に写真撮影の手順等を音声で案内するようになっている。
 上記撮影ブース64で写真撮影が終了した被写体67は、通路75を通って編集ブース65へ移動し、ここで撮影画像に手書き文字や図形等を合成する編集作業が行われる。
 上記編集ブース65側に面する筐体63の後面66Bには、上記コンピュータ装置70から送信された撮影画像等の画像信号を受信して画像を表示するディスプレイ76が設けられている。上記ディスプレイ76の近傍にタッチペン77が配置され、使用者(被写体67)が上記タッチペン77の先端をディスプレイ76の表面に接触させて文字や図形等を描いて入力しうるようになっており、手書き入力された文字・図形等の画像データやスタンプ画像等が、CCDカメラ68で撮影された被写体67の撮影画像と合成されてディスプレイ76に表示されるようになっている。
 さらに、上記筐体63の内部には、コンピュータ装置70から送信された画像データを受信し、この画像を印刷媒体78に印刷するプリンタ79が設けられている。コンピュータ装置70からプリンタ79に送信される画像データは、通常、上記ディスプレイ76で合成された画像データであり、この画像データによる画像がプリンタ79で印刷媒体78に印刷され、プリント写真の状態で筐体63の後面66Bに形成された送出口から送出されるようになっている。
 なお、符号80は上記後面66Bに取付けられたスピーカであり、編集ブース65に入ってきた被写体67に編集作業の手順等を音声で案内するようになっている。また、符号81,82,83は、それぞれ写真自販機60の入口側のカーテン,出口側のカーテン,通路75の仕切り用のカーテンである。
 被写体67は、入口側のカーテン81をあけて撮影ブース64に入り、ここで先ず投入口71にコインを入れて写真自販機60が使用できる状態にする。それから、スピーカ74からの音声案内や、撮影画像モニタ69に表示される案内文字等にしたがって写真撮影を完了する。
 このような写真撮影が完了すると、被写体67は通路75をへて編集ブース65へ移動する。この移動の後からは、外で待っていた次の被写体67が撮影ブース64に入り、上述の手順と同じ要領で写真撮影が開始される。この後からの被写体67の写真撮影と同時進行をするような形で、先の被写体67がスピーカ80からの音声案内や、ディスプレイ76に表示される案内文字等にしたがって編集作業を完了する。その後、被写体67は編集済みの画像データに基づくプリント写真をプリンタ79から印刷出力させて、それを手にして出口側のカーテン82をあけて出て行く。
 上記のように、先の被写体67が編集ブース65から出て行くと、後からの被写体67が撮影ブース64から編集ブース65へ移動してきて、編集作業をおこなう。このようにして、被写体67が次々と写真自販機60を循環的に使用するのである。
実用新案登録第3083255号公報
 上記のような撮影プレイと編集プレイとが、異なった箇所に配置された撮影ブース64と編集ブース65において遂行されるので、撮影プレイと編集プレイとが別々の利用者67により同時に進行することができて、顧客の回転率が向上する。
 しかしながら、このような利用態様においては、撮影プレイ,編集プレイ,プリンタ出力等を限られた、例えば、1台のコンピュータ装置70で動作させることとなり、各プレイやプリンタ79の動作が一時に遂行されると、コンピュータ装置70への負荷が過大となり、各プレイ等における利用者の操作性が低下するという問題が生じやすい。例えば、CCDカメラ68等を制御して撮影画像を電子ファイルに変換する操作と、タッチペン77による編集入力が同時に行われるときに、タッチペン77で入力した画像がディスプレイ76に表示されるまでに、タイムラグが発生し、入力がスムーズに行えない可能性がある。さらに、例えば、タッチペン77により線を入力しようとしたときに、ペンの移動よりも入力した画像が遅れて表示されるため、違和感をいだき、イライラする。また、1台のコンピュータ装置70で上記各プレイを実行する場合、メモリーやハードディスク等のリソースの空きが少なくなり、それらに起因する障害が発生しやすい。
 また、何等かの原因でコンピュータ装置にフリーズ等の異常が発生した場合には、画像撮影編集装置の電源を切って回復処置を講じなければならないことがある。このような場合には、回復処置後、電源をいれたときに撮影プレイ,編集プレイ,印刷プレイ等の各プレイがどの状態の段階まで進行していたのかが不明になり、再度、最初の段階から各プレイをやり直す必要があった。したがって、時間の浪費や顧客の回転率低下の原因の1つになっていた。
 さらに、上記の撮影ブース64や編集ブース65等において、利用者が鉢合わせのように重複しないようにしておく配慮がなされていなかった。
 本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、円滑な撮影プレイや編集プレイを遂行し、顧客の回転率を向上させることができる写真自販機の画像撮影編集装置,画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラムの提供を目的とする。
 上記目的を達成するため、本発明の画像撮影編集装置は、利用者である被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段による撮影プレイの動作を制御する第1の制御手段を有する第1のコンピュータ装置とを含む撮影装置と、上記撮影手段で撮影された撮影画像を表示し、上記撮影画像に合成される手書き画像を入力する編集手段と、上記編集手段による編集プレイの動作を制御する第2の制御手段を有する第2のコンピュータ装置とを含む編集装置と、上記撮影画像と上記編集手段で入力された画像データの合成画像を印刷する印刷手段とを備え、上記第1のコンピュータ装置と上記第2のコンピュータ装置は通信可能に接続され、上記撮影プレイを行なう撮影領域と上記編集プレイを行なう編集領域とを異なる場所に設けた画像撮影編集装置であって、上記撮影プレイまたは編集プレイの進行状態を逐次記憶する記憶手段が上記コンピュータ装置に設けられ、上記画像撮影編集装置に異常状態が発生してそれを正常状態に回復するときに、上記記憶手段から読み出した進行状態で上記撮影プレイまたは編集プレイを復帰させるかどうかを選択できるように構成されていることを要旨とする。
 また、上記目的を達成するため、本発明の画像撮影編集方法は、利用者である被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段による撮影プレイの動作を制御する第1の制御手段を有する第1のコンピュータ装置とを含む撮影装置と、上記撮影手段で撮影された撮影画像を表示し、上記撮影画像に合成される手書き画像を入力する編集手段と、上記編集手段による編集プレイの動作を制御する第2の制御手段を有する第2のコンピュータ装置とを含む編集装置と、上記撮影画像と上記編集手段で入力された画像データの合成画像を印刷する印刷手段とを備え、上記第1のコンピュータ装置と上記第2のコンピュータ装置は通信可能に接続され、上記撮影プレイを行なう撮影領域と上記編集プレイを行なう編集領域とを異なる場所に設けた画像撮影編集装置における画像撮影編集方法であって、上記コンピュータ装置は、上記撮影プレイまたは編集プレイの進行状態を逐次記憶し、上記画像撮影編集装置に異常状態が発生してそれを正常状態に回復するときに、上記記憶手段から読み出した進行状態で上記撮影プレイまたは編集プレイを復帰させるかどうかを利用者に選択させることを要旨とする。
 また、上記目的を達成するため、本発明の画像撮影編集プログラムは、利用者である被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段による撮影プレイの動作を制御する第1の制御手段を有する第1のコンピュータ装置とを含む撮影装置と、上記撮影手段で撮影された撮影画像を表示し、上記撮影画像に合成される手書き画像を入力する編集手段と、上記編集手段による編集プレイの動作を制御する第2の制御手段を有する第2のコンピュータ装置とを含む編集装置と、上記撮影画像と上記編集手段で入力された画像データの合成画像を印刷する印刷手段とを備え、上記第1のコンピュータ装置と上記第2のコンピュータ装置は通信可能に接続され、上記撮影プレイを行なう撮影領域と上記編集プレイを行なう編集領域とを異なる場所に設けた画像撮影編集装置における画像撮影編集プログラムであって、上記コンピュータ装置が、上記撮影プレイまたは編集プレイの進行状態を逐次記憶するステップと、上記画像撮影編集装置に異常状態が発生してそれを正常状態に回復するときに、上記記憶手段から読み出した進行状態で上記撮影プレイまたは編集プレイを復帰させるかどうかを利用者に選択させるステップとを備えたことを要旨とする。
 すなわち、上記撮影プレイまたは編集プレイの進行状態を逐次記憶する記憶手段が上記コンピュータ装置に設けられ、上記画像撮影編集装置に異常状態が発生してそれを正常状態に回復するときに、上記記憶手段から読み出した進行状態で上記撮影プレイまたは編集プレイを復帰させるかどうかを選択できるように構成されている。
 したがって、上記正常状態に回復するときには、上記記憶手段で上記各プレイの進行状態が逐次記憶されているので、各プレイがどのような進行状態であったかが直ちに判明し、引き続いてそのままプレイを復帰させるかどうかの選択が即座に行える。したがって、正常状態に回復したときのプレイ再開が短時間で確実に行えるのである。
 本発明の画像撮影編集装置において、上記撮影プレイまたは編集プレイの復帰は、再プリント,再プレイ,キャンセル等のいずれか1つまたはこれらの組合わせで実行されるように構成した場合には、上記記憶手段に記憶されている各プレイの進行状態に即した再プリント,再プレイ,キャンセル等のいずれか1つまたはこれらの組合わせでプレイを再開できるので、正常状態に回復したときのプレイ再開が短時間で確実に行える。
 本発明の画像撮影編集装置において、上記再プリント,再プレイ,キャンセル等またはこれらの組合わせが表示手段に表示されるように構成した場合には、これらの表示に基づいて適正な再開項目を選定することができる。
 本発明の画像撮影編集装置において、上記撮影プレイまたは編集プレイにおける使用者の重複を避ける案内報知がなされるように構成した場合には、使用者はこの案内報知を受けてつぎのプレイに進んでもよいかどうかを適確に理解できるので、ある場所で鉢合わせのように重複することが回避でき、使用者のプレイ進行が整然と進行し、使用者同士のトラブル等が防止できる。例えば、上記案内報知により、撮影ブースの前で待機している使用者、撮影ブース内でつぎの編集ブースへの移動を待機している使用者、編集ブース内でつぎの印刷プレイへの移動を待機している使用者、印刷手段からプリント写真が出てくるのを待っている使用者たちがどの場所においても重複しないのである。
 上記画像撮影編集装置において、上記撮影プレイと上記編集プレイが異なる場所で遂行されるように上記両プレイの場所を設定し、上記撮影プレイおよび上記編集プレイを動作させるためのコンピュータ装置が各プレイごとに設けられている場合には、上記各プレイが異なる場所で遂行され、しかも、各プレイごとにコンピュータ装置が配置されているので、各々のコンピュータ装置に課せられる処理上の負荷が分散されて軽減され、例えば、手書き入力画像等の表示に遅延が生じるようなことがなく、利用者の操作性が向上する。コンピュータ装置に動作遅延を生じたりすることなく、コンピュータ装置の処理時間が短縮される。そして、先の使用者が編集プレイを遂行しているときには、つぎの使用者が異なった場所で撮影プレイを遂行できるので、顧客の回転率を向上させるのに有効であり、使用者の順番待ち時間が短縮され、イライラ感の解消に役立つのである。
 上述のような利点は、撮影プレイでは撮影画像データを生成する処理が含まれ、また、編集プレイでは画像処理およびディスプレイへの表示処理が含まれ、これらの両処理が、各プレイごとに備えられた個々のコンピュータ装置で処理されることにより、確保される。すなわち、各プレイごとにコンピュータ装置を配置することにより、コンピュータ装置の動作応答性の迅速化が図られて、使用者の編集プレイ等がつぎからつぎへと間断なく進行し、使用者にとって操作性の高い、しかも快適に利用できる画像撮影編集装置となる。さらに、上記の利点は、撮影プレイと編集プレイとが異なる場所で遂行されることが、コンピュータ装置の上記配置と複合的に機能することにより、使用者が快適にプレイすることができる。
 上記画像撮影編集装置において、上記コンピュータ装置が、上記撮影プレイの動作と編集プレイの動作の両動作に共用される場合には、例えば、1つのコンピュータ装置において処理能力に不足を来したり、何等かの原因で動作不良が発生したりしたときに、他のコンピュータ装置を使用してこのような不具合な状態に対処し、少し動作が遅くなっても画像撮影編集装置の機能停止を回避することができる。
 さらに、上述のような共用は、上記撮影ブースと上記編集ブースによって形成された組が1つの筐体に対して複数付属している場合においては、1つの組の中で共用機能を発揮させることも可能で、また、ある組と他の組との間で共用機能を発揮させることも可能であり、いずれの場合も画像撮影編集装置の健全な動作にとって好適である。
 上記画像撮影編集装置において、上記各プレイごとに設けられたコンピュータ装置が、通信装置を介して接続状態におかれている場合には、各プレイごとのコンピュータ装置が撮影画像,編集画像等のデータの授受を縦横に行うことができ、また、あるコンピュータ装置に処理能力不足が発生したときには、他のコンピュータ装置が上記通信装置を介して支援機能を果たし、画像撮影編集装置の正常な動作が維持できる。また、上記撮影プレイと編集プレイの連携をスムーズに行える。
 上記画像撮影編集装置において、上記接続状態は、一方のコンピュータ装置の動作状態を他方のコンピュータ装置において掌握できるものとされている場合には、一方のコンピュータ装置の動作状態を他方のコンピュータ装置が適確に掌握し、その掌握した内容に応じた適正な対応措置が他方のコンピュータ装置において講じられる。したがって、例えば、コンピュータ装置の処理能力不足に対しても確実に対処でき、正常な画像撮影編集装置の動作が続行できる。また、上記撮影プレイと編集プレイの連携をスムーズに行える。
 上記画像撮影編集装置において、上記動作状態の掌握は、一方のコンピュータ装置の動作状態を表す状況提示情報により、他方のコンピュータ装置において掌握できるように構成した場合には、一方のコンピュータ装置の動作状態が上記状況提示情報により、他方のコンピュータ装置において適確に掌握できる。この状況提示情報により、例えば、一方のコンピュータ装置において撮影画像データと手書き文字や図形等の手書きデータとを合成する画像データの処理や音声データ処理等をしていたりして、一方のコンピュータ装置の負荷状態が著しく高くなっている状況が表示されたときには、この状況表示情報をトリガーにして適確な対応措置が他方のコンピュータ装置において講じられる。
 上記画像撮影編集装置において、上記一方のコンピュータ装置が編集プレイを動作させるコンピュータ装置であり、上記他方のコンピュータ装置が撮影プレイを動作させるコンピュータ装置である場合には、処理負荷の高い編集プレイを動作している一方のコンピュータ装置に対して、適正な支援機能を撮影プレイを動作させる他方のコンピュータ装置により果たすことができる。
 上記画像撮影編集装置において、複数の編集プレイが遂行されるように構成した場合には、比較的プレイ時間が長くなる編集プレイを複数箇所で遂行させることができるので、使用者が編集プレイの手前で待つようなことがなくなり、円滑な写真自販機の運営が実行できる。一般に、編集プレイは、編集対象の撮影画像を選択したり、どのような手書き文字や図形等を撮影画像に合成させるかをいろいろと思案したりするので、撮影プレイや印刷動作に比べるとはるかに長時間を要するのであるが、編集プレイの複数化により、複数組のユーザに並行して編集プレイを行わせ、長時間を要しても支障なく編集プレイが遂行できる。
 上記画像撮影編集装置において、上記複数の編集プレイごとに各編集プレイを動作させるコンピュータ装置が設けられている場合には、いずれかの上記コンピュータ装置が故障したときに、他のコンピュータ装置に支援機能を果たさせて、全編集プレイの遂行を維持することができる。また、上記コンピュータ装置は1つの編集プレイを動作させるだけであるから、編集プレイにおける種々な画像データ等のデータ量が増大しても、コンピュータ装置の処理能力に不足を来すことが少ない。さらに、編集プレイ用のコンピュータ装置として同じ諸元のコンピュータ装置を多数調達しうることから、コンピュータ装置のコスト低下にも有効である。
 上記画像撮影編集装置において、上記撮影プレイを動作するコンピュータ装置と上記編集プレイを動作するコンピュータ装置とが集線装置を介して接続されている場合には、両コンピュータ装置間の各種データ等の授受を集線装置を介して自由に行うことができて、一方のコンピュータ装置を他方のコンピュータ装置で支援したり、その他の関連機器の接続を自由度を持たせて行うことができ、画像撮影編集装置としての編成に対する制約が少なくなり、同時にコンパクトな画像撮影編集装置の編成が可能となる。さらに、集線装置の採用により、保守性が良好となり、同時に、各プレイに関する機器類の拡張も行いやすくなる。
 上記画像撮影編集装置において、上記撮影プレイを動作するコンピュータ装置と上記編集プレイを動作するコンピュータ装置とが集線装置を介して印刷手段に接続されている場合には、編集プレイで作成された合成画像をプリント写真として印刷できることは勿論のこと、撮影プレイによる撮影画像をそのままプリント写真として印刷することも可能となり、画像撮影編集装置としての機能的な多様性を一層高めることができる。また、上記印刷手段の接続を自由度を持たせて行うことができ、画像撮影編集装置としての編成に対する制約が少なくなり、同時にコンパクトな画像撮影編集装置の編成が可能となる。
 上記画像撮影編集装置において、上記集線装置に複数の印刷手段が接続されている場合には、複数の編集プレイが完了して一時にプリンタを動作させる事態になっても、印刷手段の複数化により高い印刷処理能力で対応することができ、使用者が印刷待ちをするようなことがなくなる。また、複数の印刷手段のうち一部を昇華型プリンタのような高級機器とし、他のものを安価なプリンタとすることにより、プリンタを経済的な形で編成することができる。
 上記画像撮影編集装置において、上記複数の印刷手段が、それぞれ異なる写真プリントを出力することが可能とされている場合には、上記印刷手段の種類を変えることにより、異なった風合いのプリント写真を出力させることができて、使用者は多様性のある写真を入手できる。
 上記画像撮影編集装置において、上記各コンピュータ装置またはいずれか一方のコンピュータ装置に上記撮影プレイおよび上記編集プレイに対する音声出力手段が設けられている場合には、音声出力中にいずれか一方のコンピュータ装置の処理能力が限界に達しても、他方のコンピュータ装置に支援機能を果たさせて、使用者は音声案内を受けながら編集プレイあるいは撮影プレイを継続することができる。一般に、この種の画像撮影編集装置においては、音声案内はコンピュータ装置にとって比較的高い負荷がかかり、そのために編集プレイ等における画像表示にタイムラグが発生することがあるのであるが、上記支援機能により、そのような支障を未然に防止できる。
 上記画像撮影編集装置において、上記撮影プレイを動作するコンピュータ装置が制御基盤に置き換えられている場合には、安価で構造が簡単な制御基盤を使用できて経済的である。このように、制御基盤に置き換えられるのは、撮影プレイの動作が比較的簡単な動作形態であるから、可能となるのである。
 上記画像撮影編集装置において、上記編集プレイは、撮影された画像に対して文字や図形等からなる他の画像を入力するものである場合には、データ量が非常に多い文字・図形等の画像データと撮影プレイによる撮影画像の画像データとを合成処理するので、編集プレイを動作するコンピュータ装置の処理能力に不足を来しやすくなる。このようなデータ量の多いコンピュータ装置の処理であっても、他のコンピュータ装置による支援機能により、正常な編集プレイが遂行できる。
 上記画像撮影編集装置において、上記撮影プレイまたは編集プレイの進行状態を逐次記憶する記憶手段が上記コンピュータ装置に設けられ、上記画像撮影編集装置に異常状態が発生してそれを正常状態に回復するときに、上記記憶手段から読み出した進行状態で上記撮影プレイまたは編集プレイを復帰させるかどうかを選択できるように構成されている場合には、上記正常状態に回復するときには、上記記憶手段で上記各プレイの進行状態が逐次記憶されているので、各プレイがどのような進行状態であったかが直ちに判明し、引き続いてそのままプレイを復帰させるかどうかの選択が即座に行える。したがって、正常状態に回復したときのプレイ再開が短時間で確実に行えるのである。
 上記画像撮影編集装置において、上記撮影プレイまたは編集プレイの復帰は、再プリント,再プレイ,キャンセル等のいずれか1つまたはこれらの組合わせで実行されるように構成した場合には、上記記憶手段に記憶されている各プレイの進行状態に即した再プリント,再プレイ,キャンセル等のいずれか1つまたはこれらの組合わせでプレイを再開できるので、正常状態に回復したときのプレイ再開が短時間で確実に行える。
 上記画像撮影編集装置において、上記再プリント,再プレイ,キャンセル等またはこれらの組合わせが表示手段に表示されるように構成した場合には、これらの表示に基づいて適正な再開項目を選定することができる。
 上記画像撮影編集装置において、上記撮影プレイを動作させるコンピュータ装置の電源と、上記編集プレイを動作させるコンピュータ装置の電源とを、各々個別に制御できる手段が設けられている場合には、例えば、編集プレイ側のコンピュータ装置がフリーズ状態になったときに、このコンピュータ装置の電源だけを切って再起動等の対応を図り、他方、撮影プレイ側のコンピュータ装置の電源は切らないで、画像撮影編集装置全体の機能を停止させることなく、撮影プレイをそのまま続行することが可能となる。逆に、撮影プレイ側のコンピュータ装置がフリーズ状態になったときにも、編集プレイ側のコンピュータ装置の電源を切ることなく再起動等の対応を図ることができる。このように、上記両電源に対して各々個別に制御できる手段が設けられていることにより、上記コンピュータ装置のいずれかに何らかの支障が発生したときには、その対応措置に適した制御をそのコンピュータ装置に付与し、問題のない方のコンピュータ装置には、そのまま動作を継続するのに適した制御を付与するのである。
 上記画像撮影編集装置において、上記各コンピュータ装置が、一体的な筐体内に配置されている場合には、撮影プレイ用のコンピュータ装置や編集プレイ用のコンピュータ装置を1つの筐体内に収容できて、画像撮影編集装置としてのまとまりがコンパクトになる。
 また、上記の画像撮影編集装置に用いられる印刷媒体が準備され、この印刷媒体に対して上記のような短時間・高回転率でえられた画像が印刷される。
 また、本発明の画像撮影編集方法では、上記正常状態に回復するときには、上記コンピュータ装置が上記各プレイの進行状態が逐次記憶しているので、各プレイがどのような進行状態であったかが直ちに判明し、引き続いてそのままプレイを復帰させるかどうかの選択が即座に行える。したがって、正常状態に回復したときのプレイ再開が短時間で確実に行えるのである。
 また、本発明の画像撮影編集プログラムでは、上記正常状態に回復するときには、上記コンピュータ装置が上記各プレイの進行状態が逐次記憶しているので、各プレイがどのような進行状態であったかが直ちに判明し、引き続いてそのままプレイを復帰させるかどうかの選択が即座に行える。したがって、正常状態に回復したときのプレイ再開が短時間で確実に行えるのである。
 つぎに、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
 図1,図2,図3は、本発明の画像撮影編集装置の一実施の形態を示す図である。
 この画像撮影編集装置には、図1(A)(B)に示したように、撮影手段であるカメラ1と、このカメラ1で撮影された被写体2の撮影画像データをカメラ1から受信するコンピュータ装置3Aが配置されている。また、編集手段である編集画像モニタ(ディスプレイ)4やタッチペン5と編集用のコンピュータ装置3Bが配置されている。このコンピュータ装置3Bは、上記コンピュータ装置3Aに接続され、上記撮影画像データをディスプレイ4に送信して画像として表示し、被写体2はこのディスプレイ4に手書き文字や図形等を書き込み、編集プレイを遂行する。編集プレイにおいて、撮影画像に手書き文字や図形等が合成されると、その合成画像のデータは、コンピュータ装置3Bの格納部に格納される。
 上記コンピュータ装置3Bに格納されている合成画像データを印刷手段であるプリンタ6に送信して、プリント写真として印刷媒体7に印刷される。
 この画像撮影編集装置は一体的な筐体9を有しており、上記筐体9の両側には、それぞれ、カメラ1やライト10が配置された撮影領域である撮影ブース11と、撮影画像に文字や図形等を書き込むためのディスプレイ4やタッチペン5等が配置された編集領域である編集ブース12とが設けられている。上記撮影ブース11において撮影プレイが遂行され、上記編集ブース12において編集プレイが遂行される。このように、上記撮影プレイと編集プレイは筐体9を間にはさむようにして、異なる場所で遂行される。
 図1に示されたような撮影手段1と編集手段4,5とが1つの組8を形成し、このような組8が筐体9を間にして1組配置されている。このような撮影手段1と編集手段4,5がなす組8は、後述の撮影ブース11と編集ブース12によって形成された組と同等であり、このような両ブースの組にも必要に応じて符号8を用いている。
 上記撮影プレイおよび編集プレイを動作させる上記コンピュータ装置3A,3Bや印刷手段であるプリンタ6等が上記筐体9に収容され、撮影手段であるカメラ1や被写体2を照明するライト10等が被写体2に向けて配置されている。上記コンピュータ装置3A,3Bは、各プレイごとに設けられており、コンピュータ装置3Aは撮影プレイに、そして、コンピュータ装置3Bは編集プレイに供される。
 上記筐体9の上部には所定本数の骨材13(図2参照)が筐体9を横切る方向に架設され、その端部に壁板14が固定されている。この壁板14と筐体9との間に撮影ブース11と編集ブース12が形成されている。撮影ブース11の両側に出入用のカーテン15Aが設けられ、編集ブース12の両側にも出入用のカーテン15Bが設けられている。
 上記撮影プレイの手順を案内したり、編集プレイの仕方を案内したりするために、撮影ブース11と編集ブース12の上部にそれぞれスピーカ19,20(図2参照)が取付けられ、スピーカ19はコンピュータ装置3Aの出力で、スピーカ20はコンピュータ装置3Bの出力で、それぞれ音声を発する。
 被写体2が自己のポーズを確かめたりするために、撮影画像モニタ21が撮影ブース11側に配置され、気に入ったポーズのところで操作するシャッタ等の操作を受付ける操作部22が上記撮影画像モニタ21の近傍に設けられている。また、筐体9の撮影ブース11側に開口した状態でコイン投入口24が設けられ、投入されたコインを検知する対価処理部23が配置されている。ここに投入されたコインの金額が適正であることが対価処理部23で確認されると、この確認信号がコンピュータ装置3Aに送信され、写真自販機の動作開始ができる状態となる。
 また、編集プレイの際に操作される上記ディスプレイ4は編集画像モニタの機能を果たしており、その近傍にタッチペン5が配置されている。被写体2が、上記タッチペン5をディスプレイ4の表面に接触させて、カメラ1で撮影された被写体2の撮影画像に、文字や図形等を書いて入力しうるようになっており、手書き入力された文字・図形等やスタンプ画像等の画像データが、被写体2の撮影画像データとコンピュータ装置3Bで合成されて、その合成画像がディスプレイ4に表示され、この合成画像データは最終的にコンピュータ装置3Bに格納される。この合成画像データがプリンタ6に送信され、プリンタ6で印刷媒体7に印刷されるようになっている。
 上記プリンタ6は、そこから出力される印刷媒体7が、撮影ブース11や編集ブース12内に送出されるのではなく、筐体9の横側に送出されるようにしてあり、印刷待ちのために撮影プレイや編集プレイに影響しないようになっている。
 以上に説明したように、上記コンピュータ装置3A,3Bは、撮影プレイや編集プレイの各プレイごとに設けられており、コンピュータ装置3Aは撮影プレイに、そして、コンピュータ装置3Bは編集プレイに供される。したがって、各々のコンピュータ装置に課せられる処理上の負荷が分散されて軽減され、コンピュータ装置に動作遅延を生じたりすることなく、コンピュータ装置の処理時間が短縮される。そして、先の使用者2が編集プレイを遂行しているときには、つぎの使用者2が異なった場所で撮影プレイを遂行できるので、顧客の回転率を向上させるのに有効である。
 図3は、撮影プレイ側のコンピュータ装置3Aとそれに接続されている各種機器類と、編集プレイ側のコンピュータ装置3Bとそれに接続されている各種機器類との全体的な関連を示すブロック図である。撮影側においては、コンピュータ装置3Aは、ハードディスクに格納されているプログラムにしたがって全体の動作・処理を制御するCPUと、上記プログラムを展開するとともに、CPUの動作データの記憶等をするメモリ等を有するもので、カメラ1,ライト10,撮影画像モニタ21,操作部22,対価処理部23,スピーカ19等からなる各種機器類はバス25を介してコンピュータ装置3Aに接続されている。
 他方、編集側においても、コンピュータ装置3Bは、ハードディスクに格納されているプログラムにしたがって全体の動作・処理を制御するCPUと、上記プログラムを展開するとともに、CPUの動作データの記憶等をするメモリ等を有するもので、編集画像モニタ4,タッチペン5,プリンタ6,スピーカ20等からなる各種機器類はバス26を介してコンピュータ装置3Bに接続されている。
 コンピュータ装置3A,3Bにはそれぞれ通信装置27,28が設けられ、両通信装置27,28がネットワークケーブル29で接続されることにより、両コンピュータ装置3A,3Bが通信可能な状態とされている。
 上記コンピュータ装置3A,3Bは、上記撮影プレイの動作と編集プレイの動作の両動作に共用されるようになっていて、例えば、コンピュータ装置3A,3Bのいずれかの処理能力に不足が発生すると、処理能力に余裕のあるコンピュータ装置3B,3Aに支援機能を果たさせる。
 上記共用の具体例として、編集プレイ側のコンピュータ装置3Bにおいては、撮影画像データに手書き入力された文字や図形等の画像データが合成されるので、その処理能力が高く設定されているが、使用者2の手書き画像データのデータ量が著しく多いようなときには、同コンピュータ装置3Bの処理能力に不足を来すおそれがある。さらに、編集画像データをコンピュータ装置3Bからプリンタ6に送信しているときには、コンピュータ装置3Bの負荷は一層高くなる。このような場合に備えて、撮影プレイ側のコンピュータ装置3Aにあらかじめ編集用プログラムを保有させておき、編集プレイ側のコンピュータ装置3Bに処理能力不足が発生したときに、撮影プレイ側のコンピュータ装置3Aにコンピュータ装置3Bを支援する機能を果たさせるのである。
 上記の支援機能を果たさせるか否かの判定は、編集プレイ側のコンピュータ装置3Bの動作状態を表す状況提示情報をトリガーにするのが適当である。例えば、コンピュータ装置3B中に、状況提示情報をファイル名とするファイルを設け、例えば、「編集プレイの進行中」であれば「Run],「編集データ送信中」であれば「Trans」,「同送信完了」であれば「Finish」,「処理能力限界につき待機」であれば「Wait」等のように処理進行にともなってファイル名が変わるようにしておき、上記ファイル名を撮影プレイ側のコンピュータ装置3Aで読み取り、コンピュータ装置3Aに支援機能を果たさせるかどうかを決定する。支援機能を果たさせる場合には、ファイル名が「Wait」であるときにであり、このような状況提示情報によりコンピュータ装置3Bの処理能力不足が撮影プレイ側のコンピュータ装置3Aにより補われる。なお、上記説明はファイル名で説明しているが、ファイル名を固定して、ファイルの書かれているテキスト情報で状況を提示するようにしてもよい。
 上記編集プレイにおいては、上述のように使用者2がいろいろと思案したり、手書き入力される画像データ量が著しく増大するためにコンピュータ装置3Bの動作に遅延が生じたりして、時間が長くかかることがある。したがって、撮影プレイを終了した後続の使用者2が直ちに編集ブース12に入れないことがあり、そのために編集ブース12側の状況を撮影ブース11において使用者2に知らせることが必要である。このような編集ブース12側の状況の表示は撮影ブース11の見やすい箇所、例えば、撮影画像モニタ21による文字情報とか、スピーカ19からの音声情報として使用者2に知らされる。
 上記のような使用者2への報知は、編集ブース12側の上記状況提示情報に基づいて行われる。使用者2に対するテキスト情報や音声表現があらかじめ準備されていて、例えば、「編集ブースは使用中、しばらくお待ちください。」とか、「編集ブースは空いています。どうぞお入りください。」ということが文字あるいは音声で報知される。このような報知により、編集プレイ中の使用者2のプライバシーが守られるのとともに、マナーのよい振る舞いが成される。
 上述の支援機能は、一方のコンピュータ装置から他方のコンピュータ装置に向けたものであるが、これを双方向の支援機能とすることもできる。例えば、編集プレイ側のコンピュータ装置3Bに、撮影画像モニタ21を動作させる機能を保有させ、他方、撮影プレイ側のコンピュータ装置3Aに編集プレイを動作させる機能を保有させ、いずれかに支障が発生したときに、相互に支援できるようにしておくのである。
 また、上記のような使用者2への報知において、編集プレイ中であるとの報知がなされた場合、撮影プレイを動作させるコンピュータ装置3Aから、誤って撮影画像データを編集プレイ側のコンピュータ装置3Bへ送って、撮影プレイの利用者2を編集ブース12へ移動させてしまうといった利用者間における不愉快なことも回避できる。
 なお、撮影プレイ用のコンピュータ装置3Aに対する処理負荷は比較的少ないので、コンピュータ装置3Aに代えて制御基盤を採用することができる。この場合には、編集プレイ用のコンピュータ装置3Bに処理能力不足が発生しないようにしておくことが必要である。
 つぎに、被写体2が、写真自販機において本発明の画像撮影編集装置を使用して行く動作を説明する。
 被写体2が撮影ブース11に入って、コイン投入口24に所定額のコインを投入して使用開始の操作をすると、コンピュータ装置3Aからの出力により、撮影画像モニタ21上に操作手順が表示されるとともに、スピーカ19からも案内音声が発せられる。被写体2はこれらの案内にしたがって撮影画像モニタ21の自己のポーズを確かめて、ライト10の照明の下で操作部22を操作することによりシャッタを切る。このような撮影プレイで規定回数の撮影が完了すると、その時点では、これらの撮影画像データはコンピュータ装置3Aから編集プレイに付属しているコンピュータ装置3Bに送信され、その格納部に格納される。
 上記のようにして撮影プレイが完了すると、被写体2は、編集ブース12に入ってもよいかどうかを、上記状況表示情報に基づく文字表示あるいは音声案内で確認してから、つぎの編集ブース12へ移動する。ここで被写体2は、撮影プレイでの撮影画像を順次ディスプレイ4にコンピュータ装置3Bから読み出して、好みに合った被写体画像にタッチペン5をディスプレイ4の表面に接触させて背景画像を被写体画像に合成したり、文字や図形等を入力したりして、手書き入力された文字・図形等の画像データやスタンプ画像等が、被写体2の撮影画像と合成されてディスプレイ4に表示され、印刷媒体7にプリンタ6で印刷される。
 上記説明では、状況提示情報が被写体2に提示される前に、画像データをコンピュータ装置3Bに送信する手順とされているが、さらに好ましい手順としてはつぎのようなものがある。すなわち、撮影プレイでの撮影完了後、撮影画像データはコンピュータ装置3Aのハードディスクに格納される。つぎに、コンピュータ装置3Aに、編集プレイ側のコンピュータ装置3Bの状況提示情報の確認動作を行わせ、その結果が、編集プレイ中であるという情報であれば、撮影プレイを完了したばかりの被写体2に「しばらくお待ちください」等の表示を行い、被写体2を編集ブース12へ行かせないようにする。他方、コンピュータ装置3Aによる上記確認動作の結果が、編集プレイ中でなければ、上記のハードディスクに格納された撮影画像をコンピュータ装置3Bに送信を開始し、送信が正常に完了したときに、被写体2に「編集ブースへどうぞお入りください」等の表示または音声案内をおこなう。
 なお、この編集プレイにおいても、撮影プレイと同様にディスプレイ4上の案内表示やスピーカ20からの案内音声が発せられる。
 上記のように被写体2が撮影ブース11から編集ブース12へ移動すると、つぎの使用者2が撮影ブース11に入ってきて、撮影プレイを開始し、撮影ブース11と編集ブース12はともに使用され、いわゆるアイドル・タイムのない回転率の良好な状態で写真自販機が利用される。
 図4は、本発明の第2の実施の形態の画像撮影編集装置を示す。この画像撮影編集装置は、隣接した位置関係の下で遂行される上記撮影プレイおよび編集プレイが組8をなした形態とされ、この組8が対向した状態で配置されている。このように、上記組8が対向することにより、両組8間に空間が形成され、この空間中にコンピュータ装置3A,3Bが配置されている。上記空間は、一体的な筐体9の内部空間として形成され、上記の対向した配置は筐体9を挟んだ状態で形成され、そのために筐体9は図4に示されたように横長の形とされている。なお、符号15は撮影ブース11の入口用カーテン,符号16は編集ブース12の出口用カーテン,符号17は両ブース11,12間の仕切り用カーテンである。符号18は使用者2の流れを示す矢線である。
 上記筐体9に付属して撮影プレイと編集プレイとが2つずつ遂行されるので、コンピュータ装置3A,3Bは、都合、4台配置されている。すなわち、上記撮影プレイと編集プレイとを動作させるコンピュータ装置3A,3Bは、図4に示されているように、各プレイごとに設けられて筐体9内に配置されている。撮影プレイ用のコンピュータ装置3A,編集プレイ用のコンピュータ装置3Bがそれぞれ配置され、両コンピュータ装置3A,3Bは接続され、編集プレイによって完成した編集画像がプリンタ6から写真プリントとして出力される。ここでは、筐体9のなかに2台のプリンタ6が配置されている。すなわち、隣接した撮影プレイと編集プレイとの上記組8ごとにプリンタ6が設けられている。
 上記コンピュータ装置3A,3Bやプリンタ6等の各種機器類の一部あるいは全部が、上記複数の組において共用されていることにより、各種機器類に能力不足や何らかの故障が発生したり、あるいは、ある機器が使用中であったりしたときに、良好な対応ができる。すなわち、1つの組8内において、例えば、コンピュータ装置3A,3Bのいずれかの処理能力に不足が発生すると、処理能力に余裕のあるコンピュータ装置3B,3Aに支援機能を果たさせたり、複数の組8間において、例えば、図4(B)に鎖線で示したように、ある組8のプリンタ6が使用中であるときに、別の組8側のプリンタ6を使用できるようにしておくのである。それ以外は、上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
 このようにして、撮影プレイと編集プレイがなす組8が2つ配置されている場合においても、撮影プレイと編集プレイとが異なった場所で遂行され、各プレイごとに配置されたコンピュータ装置3A,3Bにより、処理負荷が分散された状態で画像撮影編集装置を動作させることができる。それ以外は、上記実施の形態と同様の作用効果を奏する。
 図5は、本発明の第3の実施の形態の画像撮影編集装置を示す。この画像撮影編集装置は、編集ブース12において複数の編集プレイが遂行できるようにした場合である。図5に示されているように、各組8の編集ブース12内には編集手段であるディスプレイ4やタッチペン5が2組配置され、それらが1つのコンピュータ装置3Bに接続され、2人並んでそれぞれの編集プレイができるようになっている。図示していないが、一方の組8だけ編集手段であるディスプレイ4やタッチペン5が1組とされ、他の組8では編集手段が2組配置されるようにすることもできる。
 この実施の形態においては、異なる編集ソフトウエアを採用することができる。すなわち、2つの編集手段4,5にそれぞれ複数の編集ソフトウエアを格納しておいて、異なる編集ソフトウエアの中から使用者2が好きなものを選ぶ(編集手段4,5に読み出す)形式であるとか、異なる編集ソフトウエアの中からゲームセンター(業者)が、日替わり式や顧客の年齢層,性別に応じて特定の編集ソフトウエアを設定する形式とすることができる。あるいは、各編集手段4,5に異なった編集ソフトウエアを専属的に格納しておいて、使用者2が好きな編集手段4,5の方へ行って編集プレイを行う形式等が実施できる。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
 このように、編集プレイが複数箇所で遂行できるので、使用者2が編集プレイの手前で待つようなことがなくなり、円滑な写真自販機の運営が実行できる。そして、いずれかの編集手段4,5やそれのコンピュータ装置3Bに故障等が発生したときに、他の編集手段4,5やそれのコンピュータ装置3Bが代行することができる。さらに、上記のように異なる編集ソフトウエアを種々な形態で活用することができる。前述のように編集プレイには時間が長くかかるので、編集プレイの遂行を複数化することにより、複数人のグループでプレイしたときに、各個人がそれぞれ編集プレイを楽しむことができ、各人が公平にプレイできる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
 図6は、本発明の第4の実施の形態の画像撮影編集装置を示す。この画像撮影編集装置は、図4,図5の場合と同様に、撮影プレイと編集プレイが組8をなし、この組8が対向した状態とされ、各プレイごとにコンピュータ装置3A,3Bが都合4つ設けられている。そして、各コンピュータ装置3A,3Bは集線装置(ハブ)35を介して相互に通信できるように接続されている。さらに、1つのプリンタ6を2つの編集用のコンピュータ装置3Bで共用するためにも、集線装置35が介在させてある。なお、同図(A)の2点鎖線図示のように、印刷手段6を増設してもよく、この増設された印刷手段6をもう1つの印刷手段6とは異なったプリント写真が出力できる印刷手段6としてもよい。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
 このように、集線装置35を介在させることにより、複数のコンピュータ装置3A,3Bを前述のように支援機能を発揮させる態様で動作させることができ、また、高価な高級プリンタを複数の上記組8から活用できて、画像撮影編集装置のコスト低減に効果的である。また、集線装置35自体も前述の共用機器類の1つとして構造簡素化やコスト低下に寄与している。さらに、集線装置35にプリンタ6を複数接続することにより、空いているプリンタを使用することができ、顧客の回転率を向上することができる。また、集線装置には多数の、例えば、8〜16箇所の接続口(ポート)が設けられているため、各プレイに関連する機器類を拡張することが行いやすくなる。同時に、画像撮影編集装置全体の保守性が向上する。さらに、集線装置に光ファイバを用いた光バス,光LANを用いれば、将来データ量が大幅に拡大しても十分対応できる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
 図7は、本発明の第5の実施の形態の画像撮影編集装置を示す。この画像撮影編集装置は、上記1つの組8において、編集手段4,5が2組配置され、各編集手段4,5ごとにコンピュータ装置3Bが接続されている。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
 このように、編集手段4,5を増設することにより、時間が長くかかりやすい編集プレイを円滑に遂行することができて、写真自販機の利用効率が向上する。さらに、編集プレイではコンピュータ装置への負荷が大きい画像入力,画像合成,画像表示等の画像処理が施されるため、編集プレイごとのコンピュータ装置を設けておくことにより、処理を分散でき、入力された画像がほぼリアルタイムに撮影画像と合成されディスプレイに表示されるという、迅速性のあるプレイを利用者に提供することができる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
 図8は、本発明の第6の実施の形態の画像撮影編集装置を示す。この画像撮影編集装置は、コンピュータ装置3A,3Bの電源の制御に改良を施したものである。すなわち、撮影プレイ用のコンピュータ装置3Aの電源回路30と、編集プレイ用のコンピュータ装置3Bの電源回路31の各々に開閉スイッチ32,33が設けられている。また、符号34は写真自販機の営業が終了したとき等に両コンピュータ装置3A,3Bの電源を同時に開閉するメイン開閉スイッチである。上記のスイッチ回路はスイッチボックス36に収容され、各操作ボタン32A,33A,34Aにより、開閉スイッチ32,33およびメイン開閉スイッチ34を開閉する。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
 上記の構成により、例えば、編集プレイ側のコンピュータ装置3Bがフリーズ状態になったときに、このコンピュータ装置3Bの電源だけを切って再起動等の対応を図り、他方、撮影プレイ側のコンピュータ装置3Aの電源は切らないで、画像撮影編集装置全体の機能を停止させることなく、撮影プレイをそのまま続行することが可能となる。逆に、撮影プレイ側のコンピュータ装置がフリーズ状態になったときにも、編集プレイ側のコンピュータ装置の電源を切ることなく再起動等の対応を図ることができる。以上のように、各コンピュータ装置3A,3Bの電源制御を個々に行うので、撮影プレイ,編集プレイの両方を停止させることが回避できて、プレイをしている利用者全員が不愉快な気持ちにならないですみ、顧客回転率の低下を最小化することができる。換言すると、正常なコンピュータ装置の側でプレイしている利用者にとっては、そのコンピュータ装置の電源が遮断されることがないので、プレイが中断されることがなく、時間的なロスも発生せず、合わせて、すでに投入したコインが無駄になることもない。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
 つぎに、図9〜図13は、本発明の第7の実施の形態の画像撮影編集装置を示す。
 特に、図1〜図3等に基づいて説明した先の実施の形態と関連付けながら、本実施の形態を図9〜図13にしたがって説明する。
 なお、図9においては、撮影プレイ側の上記コンピュータ装置3Aとそれに接続されている各種機器類を総称して「撮影装置」と呼称し、他方、編集プレイ側の上記コンピュータ装置3Bとそれに接続されている各種機器類を総称して「編集装置」と呼称する。上記撮影装置と上記編集装置は上記ネットワークケーブル29と同様な接続がなされ、上記撮影および編集の両装置は通信可能な状態とされている。
 図9には示されていないが、図1に示したように、印刷手段6は上記編集装置に接続されており、印刷媒体7の取り出し口は撮影ブース11および編集ブース12以外の面に設けられている。この印刷手段6でプリント写真を出力させたり、出力されてくるのを待機したりするのが印刷プレイである。
 上記撮影装置において、撮影手段であるカメラ1で撮影された画像は、撮影画像として撮影装置内のコンピュータ装置3Aのハードディスクに記録される。撮影プレイにおいては1回のプレイにおいて複数回の撮影(図9の場合は2回の撮影)を行うので、それぞれ撮影画像1、撮影画像2としてコンピュータ装置3Aに逐次記録される。
 これら撮影画像1および撮影画像2の状態を表す情報として「撮影画像情報」が設定されている。上記撮影画像情報は、撮影画像1および撮影画像2に共通に用いられる情報であり、撮影プレイの進行状態を示している。すなわち、「撮影前」「撮影後」「転送待ち」「転送中」の値を取りうるもので、画像撮影編集装置導入時は「撮影前」の値にセットされるようになっている。上記「撮影前」「撮影後」「転送待ち」「転送中」の各進行状態は、記憶手段であるコンピュータ装置3Aのハードディスクに記憶されるようになっている。
 上記撮影画像1および撮影画像2は、上記ネットワークケーブル29を介して、図9に転送と表示されているように、編集装置内のコンピュータ装置3Bに順次転送され、編集画像1および編集画像2としてハードディスクに記録される。ここで「転送」とは、転送先へ同じ画像を複製する場合、または転送先へ同じ画像を複製し転送元の画像を削除する(いわゆる移動)場合のいずれであってもよい。また後者の場合、削除するタイミングは転送直後であっても、次の利用者の画像により上書きされることで削除されてもよい。
 上記編集画像1は撮影装置の撮影画像1が転送された同じものであるが、説明の便宜上、撮影装置側では撮影画像1、編集装置側では編集画像1と表現している。編集装置において、利用者2は上記編集画像モニタ4に表示される編集画像1および編集画像2に対して、上記タッチペン5により文字や図形,絵画等のお絵かき等の編集入力を行い、編集入力画像1および編集入力画像2が生成される。上記編集入力画像1は編集画像1と合成され合成画像1が生成される。同様に合成画像2が生成される。
 これらの編集画像1,編集入力画像1,合成画像1および上記編集画像2,編集入力画像2,合成画像2の状態を共通に表す情報として「編集画像情報」が設定されている。上記編集画像情報は、上記編集画像1,編集入力画像1,合成画像1および上記編集画像2,編集入力画像2,合成画像2に共通に用いられる情報であり、編集プレイの進行状態を示している。すなわち、「編集前」「編集後」の値をとりうるもので、画像撮影編集装置導入時は「編集後」の値にセットされるようになっている。上記「編集前」「編集後」の各進行状態は、記憶手段であるコンピュータ装置3Bのハードディスクに記憶されるようになっている。なお、上記編集入力画像1および編集入力画像2は、メモリ上に一時的に生成される場合や、ハードディスク内に記録される場合がある。
 次に利用者2は、それぞれの合成画像を、1枚の印刷媒体7にどのように配置して印刷するかレイアウトの選択を行い、その選択されたレイアウトにしたがって合成画像1および合成画像2が合成され印刷画像が生成される。この印刷画像がプリンタ6に転送され印刷される。
 これら印刷画像の状態を表す情報として「印刷画像情報」が設定されている。上記印刷画像情報は、印刷プレイの進行状態を示している。すなわち、「印刷前」「印刷済」の値をとりうるもので、画像撮影編集装置導入時は「印刷済」の値にセットされるようになっている。上記「印刷前」「印刷済」の各進行状態は、記憶手段であるコンピュータ装置3Bのハードディスクに記憶されるようになっている。
 上記撮影画像情報,編集画像情報,印刷画像情報は、記憶手段であるコンピュータ装置3Aまたは3Bの各ハードディスク内のファイルに書き込まれた数値または文字列などで表され、それぞれのコンピュータ装置3A,3B上で動作するプログラムで読み書きすることができる。上記プログラムが停止したり、画像撮影編集装置に電源が入っていない場合でも各ハードディスクの記録は消去されることがない。何等かの原因で、例えば、コンピュータ装置3Aまたは3Bがフリーズ等の異常状態になって、装置の機能が停止してしまうような事態になっても、その異常状態になったときの各プレイの進行状態を記憶している。
 このように、それぞれの画像または複数の画像に対して撮影プレイ,編集プレイ,印刷プレイ等の進行状態を表す各画像情報を有していることから、装置が異常状態で動作停止し、正常状態に回復し元のプレイに復帰するために装置の電源を切って、再投入した場合においても、最後の利用の状態を上記記憶手段で記録している。したがって、利用者2に続きのプレイ状態を提供することが可能となり、利用者2にとっても時間の無駄がなくなる。本発明での、装置に異常状態が発生とは、正常に動作している状態での停電や、装置の電源をなんらかの原因で落としてしまった場合(たとえばコンセントが抜けてしまった場合、誤ってブレーカを落としてしまった場合など)などの、装置が停止した場合も含まれ、このような場合の正常状態に回復とは、電源の再投入による装置が再動作した場合も含む主旨である。
 上記の利用者2に提供する便益は、上記撮影プレイと編集プレイが異なる場所で遂行され、それぞれのプレイに対してコンピュータ装置3A,3Bが設けられている場合において、コンピュータ装置3Aおよび3Bの連携をスムーズに行うことにより、実現できる。他方、各プレイごとにコンピュータ装置が付属されていない場合であっても、上記記憶手段の機能を正確に発揮できるようにしておくことにより、上記の便益を利用者2に提供することができる。それ以外は、上記各実施の形態と同様であり、また、それ以外の作用効果についても、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
 上記撮影画像情報、編集画像情報、印刷画像情報における進行状態は、撮影プレイおよび編集プレイの遂行に伴って状態が進行する。上記各画像情報の進行状態の変遷を図10〜図12に示したフローチャートに基づいて説明する。
 まずは、撮影プレイの動作および撮影画像情報の進行について、図10にしたがって説明する。撮影装置の電源が投入され起動すると撮影画像情報が上記のように「撮影前」にセットされる(S101)。この「撮影前」の状態は、撮影装置内に利用者2の撮影画像データが存在しないか、または、撮影プレイ後、撮影画像データが編集装置に転送されるとともに、コンピュータ装置3Bのハードディスクに記憶され、撮影プレイが終了したことを表す状態である。
 撮影プレイ中、つまり撮影画像情報が「撮影前」以外の状態のときに、撮影装置で異常が発生し復帰に長時間を要する場合、利用者2に装置利用の対価を返却し、撮影プレイをキャンセルする場合がある。このような場合に、装置が正常に復帰したときにはすでに、上記利用者2はいなくなっているので、起動直後のステップS101で「撮影前」にセットし、次のプレイへ進めないようにする。しかし、装置の異常回復が短時間で済む場合に備えて、異常回復後、撮影装置のコンピュータ装置3Aに記憶された撮影画像からプレイを継続し、編集装置に転送できるように、後述するテストモードによって、撮影画像情報を「転送待ち」にするようになっている。
 ステップS102では上記の状況提示情報などにより編集装置が正常に起動されるのを待つ。これは、編集装置の起動には、例えば、5分〜10分かかるので、編集装置が動作していない状態で撮影プレイを行うと、利用者2は撮影プレイ後、編集プレイを待つ時間が長くなるためである。
 次に、タイトルや装置の利用手順等が撮影デモ画面に表示される(S103)。この表示と同時に音声案内を付加しておけば、より効果的である。上記撮影デモ画面表示中は、まず最初に、装置を利用するための対価の投入を受け付ける(S105)。もしくは、装置内のテストボタン(図示せず)を押すことによって、保守技術者が各種機器類の調整やメンテナンス、装置の稼動状況の表示、および撮影プレイ条件(対価、プレイ時間など)の変更などが行えるテストモード(S130)に移行する。上記テストモードでの操作が終了すると、ステップS103の撮影デモ画面表示に戻る。
 他方、規定の対価(たとえば400円)が図2に示した対価処理部23により検出されると、コンピュータ装置3Aの動作で撮影プレイを行うことができる状態になる(S106)。撮影プレイでは、撮影方法、撮影のための照明装置の選択などが行われた後、撮影が開始される。1回の撮影プレイでは複数回の撮影が可能とされており、複数回の撮影後、撮影した撮影画像の中から、つぎの編集プレイで利用する撮影画像を選択してもよい。
 撮影プレイが終了すると、撮影画像情報は「撮影後」になる。この「撮影後」の状態は、撮影装置内に撮影プレイが完了した利用者2の撮影画像が存在する状態を表す。ここで、編集装置が正常に動作しているかの確認を行う(S108)。編集装置が正常に動作していない場合は利用者2に対して、「編集装置が異常です。しばらくお待ちください」などの表示により、撮影ブース内で待つように提示する(S109)。このような利用者2に対する表示は、撮影プレイや編集プレイあるいは印刷プレイ等において、利用者2の重複を避けるための案内報知として機能している。そうすることで、先の利用者と鉢合わせをするようなことがなく、利用者間のトラブルを防ぐことができる。
 上記ステップS109の画面「編集装置が異常です。しばらくお待ちください」は、テストボタンが押されるまで表示を継続している。(S110)。この表示をしているあいだに、保守技術者は編集装置の異常を回復する等の対応を行う。異常回復の処置が終了すると、保守技術者によりテストボタンが押され、編集装置が正常に動作している場合は、次のステップに進む。一方、編集装置がいまだ正常動作をしていない場合は、再度、ステップS109により上記表示を行い、保守技術者による異常回復処置が継続される。
 上記の異常回復の進行状況によっては、ステップS112で今の撮影プレイをキャンセルするか、続きを行うかを選択できるようになっている。これは、編集装置の異常回復に時間がかかり、そのあいだに利用者2が待てなくて続きのプレイをキャンセルする場合もあるためである。このように撮影プレイをキャンセルするために、撮影画像情報を「撮影前」にセットし、撮影デモ画面表示(S103)に戻る。
 上記の異常回復が無事終了して、利用者2が異常発生時のプレイ中途段階からプレイを継続するか、または、プレイを中止するかどうかが選択可能とされている。これは、コンピュータ装置3Aまたは3Bに上記プレイ中途段階の状態が記憶されているので上記の選択が可能になるのである。したがって、異常回復のためにプレイ時間がなくなってしまった利用者2や保守技術者の状況に合わせた対応ができ効果的である。
 ステップS108の動作確認で編集装置が正常動作している場合、またはS112で続きのプレイの遂行が選ばれた(S112でのNO)場合に、撮影画像情報は「転送待ち」にセットされ(S113)、「編集装置へ移動してください」などの表示を利用者に対して行う(S114)。上記「転送待ち」の状態は、撮影装置内に利用者2の撮影画像が存在し撮影プレイが完了し、編集装置への撮影画像の転送を待っていることを表す状態である。ここで、利用者2は撮影ブースから出て、次の別の利用者が撮影ブースに入ることができ、身だしなみを整える、操作説明を読むなど、迅速に撮影プレイ前の準備が行える。上記の表示「編集装置へ移動してください」は、撮影プレイにおいて使用者2の重複を避けることの一環としての案内報知である。
 編集装置で別の利用者が利用している場合に、撮影装置から撮影画像データを転送すると、編集装置のコンピュータ装置3Bが過負荷となり編集操作がぎくしゃくするなどの影響が考えられ、また利用者2を先に進めると利用者間のトラブルが発生する可能性がある。そのため、編集装置が空いたことを示すデモ画面中(待機中)になるまで撮影画像データの転送を行わないようにしている(S115)。撮影装置がデモ画面中でない場合は、撮影画像の転送を待ち、次の利用者の撮影プレイを進めないために、次の利用者に対して「しばらくお待ちください」などの表示を行う(S116)。
 もし、ここで撮影プレイを敢えて進めるようにすると、異なる複数の利用者の撮影プレイが行われ、撮影装置のコンピュータ装置3Aに撮影画像データが過剰に記憶されることとなる。このような状態で、撮影装置または編集装置に短時間で復旧不可能な異常が発生した場合、撮影プレイを行った利用者2のすべてに対して装置利用の対価の返却が行われ、同時に時間の無駄が発生する。これらを防ぐために、ステップS115により、複数の撮影画像が装置内にたまらないように、撮影プレイを遂行しないように待機させる。この待機のための上記案内報知が、ステップS116の「しばらくお待ちください」である。
 編集装置がデモ画面中であれば、撮影画像情報を「転送中」にセットし(S117)、編集装置への撮影画像の転送を開始する(S118)。撮影画像が転送終了するまで待ち(S119)、転送が終了すると撮影画像情報を「撮影前」にセットし、撮影デモ画面表示(S103)に戻る。これによって、撮影ブース11内または外で利用を待っている次の利用者の撮影プレイができるようになる。
 撮影画像データを編集装置のコンピュータ装置3Bへ転送する制御方法として、転送待ちの撮影画像を待ち行列やキュー(Queue)などに登録させるなどの方法を用いることで、撮影画像の転送を複数待機させ順次転送することができる。または装置の異常回復後は上記テストモードなどで順次転送を行うことができ、さらにテストモードで撮影画像を表示し、選択、キャンセルできるようにしてもよい。また、さらに、待機させる数をテストモードなどで設定できるようにすることで、装置利用をコントロールすることができる。このような方法も顧客回転率を向上させる効果としては、本発明の主旨に反するものではない。
 次に、編集プレイの動作および編集画像情報,印刷画像情報の進行について、図11にしたがって説明する。編集装置の電源が投入され起動すると、編集画像情報および印刷画像情報をもとに、中断しているプレイの編集画像や印刷画像の復帰動作が行われる。まず、印刷画像情報が「印刷前」であるかが確認される(S301)。「印刷前」の状態は、利用者2の印刷画像が存在し印刷が完了していないことを表す状態である。
 印刷すべき印刷画像が存在する(S301でYES)の場合、「印刷しますか?」などの表示が行われ、印刷する、しないを選択できる(S302)。利用者2がプレイをキャンセルして、すでにいない場合等に印刷すると、印刷媒体7が無駄になるので、このように選択できるようになっている。印刷しない場合(S302でNO)は印刷画像を無効にするために印刷画像情報を「印刷済」にし(S303)、ステップS307に進む。一方、印刷する場合(S302でYES)は、プリンタ6へ印刷画像を転送し印刷を開始する(S304)。印刷開始後、プリンタ監視処理(S305)により、プリンタを監視しながら印刷終了を待つ。印刷が終了すると、上記プリンタ監視処理内で印刷画像情報が「印刷済」にセットされる。この「印刷済」の値になるまで監視を続けることで印刷終了を待つ(S306)。
 ここで、プリンタ監視処理について図12に基づいて説明する。編集装置において、編集ブース12内での編集プレイと編集ブース12外でのプリンタ6の印刷待ちを同時に行えるようにすることで、顧客回転率を向上させる効果がある。そのため、プリンタ6での印刷を開始した後は、次の利用者2の編集プレイ中にプリンタ6を監視することが必要になる。このプリンタ監視処理は編集プレイ中の各所で適宜行うことが望ましく、特に、編集プレイ中の利用者2が操作していないタイミングで行うのが望ましい。
 上記プリンタ監視処理では、まずプリンタ6に異常が発生していないかチェックする(S201)。異常の内容は、紙切れ、インク切れ、紙詰まり、メカトラブルなどがあげられる。プリンタ6に異常が発生していない場合(S201でNO)は次のステップへ進む。プリンタに異常が発生している場合は、図1等に示した編集画像モニタ4に「プリンタが異常です。係員を呼んでください」等のメッセージを表示し(S202)、テストボタンが押されるまで待機される。待機中に保守技術者はプリンタの異常を回復する。たとえば、紙切れであれば紙の補給などがあげられる。回復後、テストボタンを押すことで(S203でYES)再度プリンタが正常かチェックされ正常であれば(S201でNO)次のステップへ進む。
 次に、印刷中であれば印刷終了を監視する。ここでは、印刷画像情報によって制御する場合を例示している。上述のとおり、プリンタ監視処理は編集プレイ中適宜行われる処理であるため、印刷中でない場合もありえる。そのため、印刷画像情報が「印刷済」、つまり印刷を行ってない場合(S204でYES)は、プリンタ監視処理を受けないことになる。ステップS204でNO、つまり印刷中であれば、プリンタに対して印刷を行っているか問い合わせ、印刷が行われていない(印刷画像情報によれば印刷中であるにもかかわらず、プリンタが印刷をおこなっていない)場合は、印刷が終了したと判断し、印刷画像情報を「印刷済」にする。ここで、印刷画像情報の「印刷前」は印刷すべき印刷画像が存在する状態で、「印刷済」は印刷すべき印刷画像が存在しない状態を表す。
 再び、図11に示した編集装置の動作フローの説明に戻る。
 起動後の印刷画像情報の確認と印刷復帰処理(S301〜S306)のつぎに、編集プレイ途中で中断された編集画像の再プレイを行うための復帰処理が行われる。ステップS307で編集画像情報が「編集前」であるかどうかをチェックする。編集画像情報の「編集前」は、撮影装置からの撮影画像が転送された後、編集プレイが完了していない(印刷画像が生成されていない)状態を表している。編集プレイが完了していない編集画像が存在する場合(S307でYES)は、編集プレイを行うかどうかを選択することが可能である(S308)。これは、上述の印刷復帰処理でも述べたとおり、利用者2がいない状態でプレイを続行させるのは無駄であるので選択が可能になっている。
 編集する場合は編集前プレイ(S318)に移行し、利用者2はプレイを続行できる。編集しない場合は、編集画像を無効にするために編集画像情報を「編集後」にセットし、編集すべき編集画像がない状態にする。編集画像情報が「編集後」は、編集画像が存在しない、または編集プレイが完了した(印刷画像が生成された)状態を表す。
 以上、ステップS301からS309までが、装置に異常が発生して復帰した場合に、装置が停止した状態の続きからのプレイを選択的に行えることができるための処理の一例である。
 この装置の異常を回復させる方法の他の例としては、図13のようなメニュー画面を表示し、編集画像情報と印刷画像情報との状態から、選択可能なものだけが表示または強調表示され、選択不可能なものが表示される場合でも、選択できないようにすることが望ましい。この選択操作は、保守技術者により編集装置に備わるタッチペン5で選択したい項目をタッチすることで行う。「再プリント&再プレイ」が選択された場合は、印刷画像を印刷し編集プレイを続行する。「再プリント」が選択された場合は、印刷画像を印刷する。「再プレイ」が選択された場合は、編集プレイを続行する。「キャンセル」が選択された場合は、再プリントや再プレイができる状態であっても、復帰せずに編集装置の動作を進める。
 したがって、上記記憶手段に記憶されている各プレイの進行状態に即した再プリント,再プレイ,キャンセル等のいずれか1つまたはこれらの組合わせでプレイを再開できるので、正常状態に回復したときのプレイ再開が短時間で確実に行える。
 再度、図11に戻り、ステップS301からS309の復帰処理の後は、まず、撮影装置のコンピュータ装置3Aから撮影画像が転送されてきているかを確認する。すなわち、撮影装置内の撮影画像情報が「転送中」であるかどうかで確認する(S310)。転送されていない場合は、編集デモ画面表示を行い(S311)、テストボタンが押されたかをチェックし(S312)、押された場合は撮影装置同様テストモードに移行する(S313)。テストモードからの復帰後は編集デモ画面表示に戻る。編集装置に備わるテストモードは、撮影装置のテストモードと同じ内容でも、異なっていてもよい。
 テストボタンが押されていない場合は、プリンタ6の監視を行い、前の利用者の印刷が終了しているかの監視を行う(S314)。この編集デモ画面表示中が、編集装置の待機状態であり、その間に撮影装置からの撮影画像の転送を許可することになる。ステップS310でYESすなわち撮影画像情報が「転送中」の場合、「編集画像を受信中です!」などの表示を行い(S315)、撮影画像の転送終了を待つ。具体的には、撮影画像情報が「転送中」でなくなるまで待つ(S316)。撮影画像の転送が完了し、編集画像として正常に受信されると、編集画像情報を「編集前」にする。
 次に、利用者2は、編集前プレイを行う(S318)。編集前プレイは、タッチペン5による文字や図形,絵画等のお絵かきを行う編集プレイの前に行うもので、たとえば、編集プレイに使用する編集画像の選択や編集画像自体の色調変換、回転、縮小、トリミングなどの画像処理があげられる。
 編集前プレイ後、プリンタ6の監視を行い(S319)、印刷画像が「印刷済」でない(S320でNO)、つまり前の利用者2の印刷が終了していない場合には、「しばらくお待ちください」等の表示を行い(S321)、編集プレイ(S322)を待機させる。前の利用者の印刷が終了すれば(S320でYES)、次の利用者が編集プレイを行う(S322)。上記の「しばらくお待ちください」の案内報知は、印刷プレイを遂行する利用者が重複するのを避けるために行われている。
 文字やお絵かきなどの編集プレイは、操作を中断して終わらせることもできるので、すぐに終了してしまう場合がある。そのような場合に、前の利用者とぶつかることも考えられる。編集プレイを編集前プレイ(S318)と編集プレイ(S322)に分け、その途中で待たせることで、編集前プレイにより、少しでもプレイを進め顧客回転率を向上させる効果と同時に、編集プレイの前に利用者を待機させることで、編集ブース12外の印刷待ちの利用者と編集ブース12内の編集待ちの利用者間でのトラブルを防ぐことができ、印刷画像を見られてしまうなどの利用者のプライバシーを守ることができる。また、文字やお絵かきなどの編集プレイ中はディスプレイには、編集画像や文字やお絵かきなどの編集を行うために必要な表示が行われており、前の利用者の印刷異常などの表示を行うことは、編集プレイを行っている利用者に対してプレイを中断させてしまうので望ましくない。さらに編集プレイ中に印刷異常が発生し編集装置の電源を落とした場合には編集プレイを最初からやり直さないといけないので時間の無駄でもある。これらも、編集プレイの前に利用者を待機させる理由である。
 編集プレイが終了する(印刷画像が生成される)と、編集画像情報を「編集後」にし(S323)、印刷画像情報を「印刷前」に(S324)し、プリンタへ印刷画像データの転送を開始し(S325)、この転送が終了するまで待つ(S326)。利用者2は編集ブース12内もしくはプリンタ取り出し口の前で印刷されるのを待つが、印刷画像の転送が終了していない場合に、撮影装置の撮影画像情報が「転送待ち」の場合(S328でYES)は、撮影装置で編集プレイを待っている利用者がいるので、編集ブース12の利用者に対して、「編集ブースから出てください」等のメッセージを表示する(S329)ことで、顧客回転率を向上させることができる。
 印刷画像がプリンタ6へ転送終了すれば、印刷を開始し(S327)、撮影装置からの撮影画像転送待ちの監視(S310)に戻り、次の利用者が利用できるようになる。次の利用者がいない場合は、編集デモ画面表示をし待機状態に戻る。
 以上が本発明の第7の実施の形態の画像撮影編集装置の説明であるが、さらに、動作状態を掌握できる上記状況提示情報や、進行状態を逐次記憶する記憶手段があることによって提供可能な2つのプレイ形態について説明する。
 図10の撮影装置の動作において、S114で「編集装置へ移動してください」と表示で促した後、編集装置がデモ画面中であれば撮影画像が転送され、転送後は撮影デモ画面表示に戻り、次のコイン投入を受け付け撮影プレイが可能となる。したがって、S114の表示を促しても利用者が移動しない場合、同じ利用者が続けて撮影プレイをすることになり顧客回転率が悪くなる。
 一般に、コインの投入を受け付けるのは撮影デモ画面中であり、撮影プレイに移行すると投入が禁止される。再度撮影デモ画面に戻る直前に、禁止を解除することで、投入可能となる。
 そこで、撮影プレイを終了した利用者が編集プレイを開始するまでは、コイン投入の禁止解除を行わないようにし、上記の課題を解決し、顧客回転率を向上することができる。具体的には、編集装置が正常に動作しておりかつ編集画像情報が「編集前」であるか、または、編集前プレイにおいてタッチペン5で最初の操作がされた場合に、コイン投入の禁止解除を行うようにするなどが考えられる。
 2つ目のプレイ形態は、撮影装置にコインが投入されるまで、つまり次の利用者が現れるまでは、編集装置での編集プレイを長くプレイできるようにするものである。
 編集プレイは、あらかじめプレイ時間を設けられていることが多い。撮影装置に利用者がいない場合は、上記プレイ時間を通常より長い時間に設定し、利用者がいる場合は通常の時間に設定し、編集プレイを開始させる。
 編集プレイ開始時には撮影装置の利用者がいなく、編集プレイ中に現れた場合は、その時点で残りのプレイ時間を短縮することで、顧客回転率を下げることなく、利用者にはより満足のいくプレイを提供することができる。たとえば、上記通常のプレイ時間が2分、通常より長いプレイ時間が5分の場合、残りプレイ時間が2分以内の時に撮影プレイが始まったときは残りプレイ時間をそのままにし、2分以上の時に撮影プレイが始まったときは残りプレイ時間を2分に減らすことにより行う。
 上記通常のプレイ時間および通常より長いプレイ時間は、前述のテストモードで変更可能である。たとえば2分、5分、10分、無制限などに変更可能である。
 上記本発明の第7の実施の形態の効果を列記すると、次のとおりである。
 このようにして、画像に撮影プレイ,編集プレイ,印刷プレイ等のプレイの進行状態を表す画像情報を有することで、各プレイを動作させるためのコンピュータ装置3A,3Bにおいて、互いの状態を容易に把握することができ、各プレイを円滑に進めることができる。
 また、画像撮影編集装置に何等かのトラブルが発生し、対応処置を講じて電源を再投入し回復した場合において、トラブル発生時のプレイの進行状態を記録していることで、プレイ途中からの続きを行うことができる。さらに、プレイの続行または中止を選択的に行える構成をとることで、状況に応じた対応ができ、保守技術者または利用者にとっても無駄がない。すなわち、上記異常状態から正常状態に回復するときには、上記記憶手段で上記各プレイの進行状態が逐次記憶されているので、各プレイがどのような進行状態であったかが直ちに判明し、引き続いてそのままプレイを復帰させるかどうかの選択が即座に行える。したがって、正常状態に回復したときのプレイ再開が短時間で確実に行えるのである。
 また、利用者2を待機させるまたは誘導する手段を有することで、円滑なプレイを遂行し、顧客回転率を向上させるだけでなく、利用者のプライバシーが守られ、利用者同士のトラブルを防ぐことができる。すなわち、使用者2はこの案内報知を受けてつぎのプレイに進んでもよいかどうかを適確に理解できるので、ある場所で鉢合わせのように重複することが回避でき、使用者2のプレイ進行が整然と進行し、使用者同士のトラブル等が防止できる。
 つぎに、図14,図15は、本発明の第8の実施の形態の画像撮影編集装置を示す。
 この形態は、上記第7の実施の形態の発展した形態であり、図10における編集装置を、編集画像情報が記憶されたコンピュータ装置を備える編集プレイを行う装置と、印刷画像情報が記憶されたコンピュータ装置を備える印刷プレイを行う印刷装置に分けた形態である。この形態においても、上記第7の実施の形態同様に、上記編集装置と上記印刷装置は上記ネットワークケーブル29と同様な接続がなされ、上記編集および印刷の両装置は通信可能な状態とされている。
 この場合は、編集装置から印刷装置への印刷画像の転送が必要となることから、前記編集画像情報に、転送に関する「転送待ち」「転送中」の進行状態が追加される。
 この場合の撮影装置の動作フローは図10と同じである。編集装置の動作フローは、図14に示すとおりである。図14は、図10の撮影装置の動作フローで、「編集」を「印刷」に、「撮影」を「編集」に置換したものである。このため上記第7の実施の形態での撮影装置の動作説明から容易に理解できるので、詳細な説明は省略する。
 図15は、印刷装置の動作フローである。これも、図11の編集装置の動作フローで、印刷に関する処理を省き、「編集」を「印刷」と置き換えることで同様に考えられるため詳細な説明は省略する。
 この形態では、装置を分けることによる製造コストは高くなるが、図11と図14とを比べると明らかなように、編集装置での処理が簡素化され、また編集前プレイと編集プレイを分ける必要がなく、不必要な待機時間を省けることから、画像撮影編集装置の全体のプレイ時間を短縮でき顧客回転率をさらに向上させる効果がある。
 また、撮影装置と編集装置の動作が同等なものであることから、撮影装置、編集装置、印刷装置での利用者の待機および誘導に統一感を持たすことができ、利用者にとっても操作イメージをつかみやすく、装置間の移動をスムーズに行え、利用者同士の重複を回避でき、さらに効果的にトラブル等が防止できる。
 さらに、印刷装置においても処理が簡素化されているので、復帰処理をよりスムーズに行うことができる。それ以外は、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏する。
本発明の画像撮影編集装置の一実施の形態を示す図であり、(A)はブロック図、(B)は平面図である。 図1の〔2〕−〔2〕断面図である。 本発明の画像撮影編集装置のブロック図である。 上記画像撮影編集装置の第2の実施の形態を示す図であり、(A)はブロック図、(B)は平面図である。 上記画像撮影編集装置の第3の実施の形態を示す図であり、(A)はブロック図、(B)は平面図である。 上記画像撮影編集装置の第4の実施の形態を示す図であり、(A)はブロック図、(B)は平面図である。 上記画像撮影編集装置の第5の実施の形態を示す図であり、(A)はブロック図、(B)は平面図である。 上記画像撮影編集装置の第6の実施の形態を示す図であり、(A)は回路図、(B)はスイッチボックスの平面図である。 上記画像撮影編集装置の第7の実施の形態を示す撮影装置と編集装置の動作内容を示す図である。 撮影装置の動作フローを示すフローチャート図である。 編集装置の動作フローを示すフローチャート図である。 プリンタ監視の動作フローを示すフローチャート図である。 プレイ復帰方法選択メニュー画面を示す図である。 上記画像撮影編集装置の第8の実施の形態における編集装置の動作フローを示すフローチャート図である。 上記画像撮影編集装置の第8の実施の形態における印刷装置の動作フローを示すフローチャート図である。 従来技術を示す平面図である。
符号の説明
1   カメラ
2   被写体,使用者,利用者
3A  コンピュータ装置
3B  コンピュータ装置
4   編集画像モニタ,ディスプレイ
5   タッチペン
6   印刷手段,プリンタ
7   印刷媒体
8   組
9   筐体
10  ライト
11  撮影ブース
12  編集ブース
13  骨材
14  壁板
15A カーテン
15B カーテン
15  入口用カーテン
16  出口用カーテン
17  仕切り用カーテン
18  矢線
19  スピーカ
20  スピーカ
21  撮影画像モニタ
22  操作部
23  対価処理部
24  コイン投入口
25  バス
26  バス
27  通信装置
28  通信装置
29  ネットワークケーブル
30  電源回路
31  電源回路
32  開閉スイッチ
33  開閉スイッチ
34  メイン開閉スイッチ
32A 操作ボタン
33A 操作ボタン
34A 操作ボタン
35  集線装置,ハブ,HUB
36  スイッチボックス
60  写真自販機
61  壁材
62  内部空間
63  筐体
64  撮影ブース
65  編集ブース
66A 前面
66B 後面
67  被写体,使用者,利用者
68  CCDカメラ
69  撮影画像モニタ
70  コンピュータ装置
71  投入口
72  対価処理部
73  照明装置
74  スピーカ
75  通路
76  ディスプレイ
77  タッチペン
78  印刷媒体
79  プリンタ
80  スピーカ
81  カーテン
82  カーテン
83  カーテン

Claims (6)

  1.  利用者である被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段による撮影プレイの動作を制御する第1の制御手段を有する第1のコンピュータ装置とを含む撮影装置と、
     上記撮影手段で撮影された撮影画像を表示し、上記撮影画像に合成される手書き画像を入力する編集手段と、上記編集手段による編集プレイの動作を制御する第2の制御手段を有する第2のコンピュータ装置とを含む編集装置と、
     上記撮影画像と上記編集手段で入力された画像データの合成画像を印刷する印刷手段とを備え、
     上記第1のコンピュータ装置と上記第2のコンピュータ装置は通信可能に接続され、
     上記撮影プレイを行なう撮影領域と上記編集プレイを行なう編集領域とを異なる場所に設けた画像撮影編集装置であって、
     上記撮影プレイまたは編集プレイの進行状態を逐次記憶する記憶手段が上記コンピュータ装置に設けられ、上記画像撮影編集装置に異常状態が発生してそれを正常状態に回復するときに、上記記憶手段から読み出した進行状態で上記撮影プレイまたは編集プレイを復帰させるかどうかを選択できるように構成されていることを特徴とする画像撮影編集装置。
  2.  上記撮影プレイまたは編集プレイの復帰は、再プリント,再プレイ,キャンセル等のいずれか1つまたはこれらの組合わせで実行されるように構成した請求項1記載の画像撮影編集装置。
  3.  上記再プリント,再プレイ,キャンセル等またはこれらの組合わせが表示手段に表示されるように構成した請求項1または2記載の画像撮影編集装置。
  4.  上記撮影プレイまたは編集プレイにおける使用者の重複を避ける案内報知がなされるように構成した請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像撮影編集装置。
  5.  利用者である被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段による撮影プレイの動作を制御する第1の制御手段を有する第1のコンピュータ装置とを含む撮影装置と、
     上記撮影手段で撮影された撮影画像を表示し、上記撮影画像に合成される手書き画像を入力する編集手段と、上記編集手段による編集プレイの動作を制御する第2の制御手段を有する第2のコンピュータ装置とを含む編集装置と、
     上記撮影画像と上記編集手段で入力された画像データの合成画像を印刷する印刷手段とを備え、
     上記第1のコンピュータ装置と上記第2のコンピュータ装置は通信可能に接続され、
     上記撮影プレイを行なう撮影領域と上記編集プレイを行なう編集領域とを異なる場所に設けた画像撮影編集装置における画像撮影編集方法であって、
     上記コンピュータ装置は、上記撮影プレイまたは編集プレイの進行状態を逐次記憶し、
     上記画像撮影編集装置に異常状態が発生してそれを正常状態に回復するときに、上記記憶手段から読み出した進行状態で上記撮影プレイまたは編集プレイを復帰させるかどうかを利用者に選択させることを特徴とする画像撮影編集方法。
  6.  利用者である被写体を撮影する撮影手段と、上記撮影手段による撮影プレイの動作を制御する第1の制御手段を有する第1のコンピュータ装置とを含む撮影装置と、
     上記撮影手段で撮影された撮影画像を表示し、上記撮影画像に合成される手書き画像を入力する編集手段と、上記編集手段による編集プレイの動作を制御する第2の制御手段を有する第2のコンピュータ装置とを含む編集装置と、
     上記撮影画像と上記編集手段で入力された画像データの合成画像を印刷する印刷手段とを備え、
     上記第1のコンピュータ装置と上記第2のコンピュータ装置は通信可能に接続され、
     上記撮影プレイを行なう撮影領域と上記編集プレイを行なう編集領域とを異なる場所に設けた画像撮影編集装置における画像撮影編集プログラムであって、
     上記コンピュータ装置が、上記撮影プレイまたは編集プレイの進行状態を逐次記憶するステップと、
     上記画像撮影編集装置に異常状態が発生してそれを正常状態に回復するときに、上記記憶手段から読み出した進行状態で上記撮影プレイまたは編集プレイを復帰させるかどうかを利用者に選択させるステップとを備えたことを特徴とする画像撮影編集プログラム。
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