JP2007122412A - 写真シール作成装置および管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影作業を行っていない人によって撮影空間が占有される時間を抑えることができるようにする。
【解決手段】写真シール作成装置を利用しようとして受付空間に人が入った場合でも、ゲームを先に開始し、撮影空間で撮影作業を行っている他の利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終了し、編集作業を開始するまで受付空間に設けられている硬貨投入口は塞がれた状態となり、硬貨の投入が禁止される。先行して写真シール作成装置を利用している利用者が撮影作業を終え、編集開始ボタンを押すことによって編集作業を開始したとき、硬貨投入口は開いた状態になり、硬貨を投入することができるようになる。本発明は、利用者の画像をシール紙に印刷して提供する写真シール作成装置に適用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、写真シール作成装置および管理方法に関し、特に、撮影作業を行っていない人によって撮影空間が占有される時間を抑えることができるようにした写真シール作成装置および管理方法に関する。
従来より、遊戯施設などに設置されるゲーム機の1つとして、撮影して得られた利用者自身の画像を、それに編集を施した後、あらかじめ用意されたフレーム画像などと合成してシール紙に印刷して提供する写真シール作成装置が知られている。この写真シール作成装置においては、基本的に、一連のゲームが「撮影→編集→印刷」といった流れで進められる。
写真シール作成装置の中には、撮影作業を行う空間と、編集作業を行う空間と、シール紙の印刷を待つ空間とがそれぞれ異なる場所に用意されているものがあり、この場合、利用者は、撮影空間で撮影作業を行った後、編集空間に移動し、そこで画像の編集作業を行ってから編集空間を出てシール紙の印刷を待つことになる。
これにより、1組目の利用者のグループが撮影作業を終え、編集空間に移動したタイミングで2組目の利用者のグループが撮影作業を開始することができ、複数の利用者によって並行して一連のゲームがそれぞれ進められるから、撮影作業、編集作業のそれぞれに制限時間を設定し、利用者がそれぞれの作業に費やすことのできる時間を制限することで、利用者の回転率を向上させることが可能となる。このような写真シール作成装置は、2重接客対応の写真シール作成装置などと呼ばれる。2重接客対応の写真シール作成装置については特許文献1乃至3に開示されている。
特開2002−262285号公報 特開2003−32586号公報 特開2003−46913号公報
ところで、それぞれの作業を行う空間が別々に設けられている写真シール作成装置においては、作業を行っている利用者の様子を外部の人がのぞいたりすることができないように、それぞれの空間がカーテンなどで仕切られている。従って、1度、ある空間に入った利用者は、例えばゲームの順番がくるのを待っている人の目を気にせずにゲームを行うことができ、そのことが、利用者の回転率を鈍らせる原因にもなっている。
例えば、一連のゲームは撮影空間に設けられる投入口に300円などのゲームの代金を入れたときに開始されるが、撮影空間に入った利用者は、自分のバックから財布を取りだしてお金を探し、それを投入口に入れるのを、順番待ちをしている人の目を気にせずに自分のペースでゆっくりと行うことができる。このように、撮影の開始前の相当の時間が、まだゲームを開始していない利用者により占有されることによって利用者の回転率が鈍ることになる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、撮影作業を行っていない人によって撮影空間が占有される時間を抑え、これにより、利用者の回転率を向上させるようにするものである。
本発明の写真シール作成装置は、代金を得て、撮影作業と、撮影作業により得られた画像の編集作業とを、それぞれ異なる空間で利用者に行わせ、編集作業により得られた編集済みの画像を印刷したシール紙を提供する写真シール作成装置において、撮影作業を行う撮影空間の外に設けられる代金の投入口と、前記撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて編集作業を開始するまで前記投入口に対する代金の投入を禁止する制御手段とを備える。
代金は写真シール作成装置の利用料としての代金である。写真シール作成装置には例えば硬貨の投入口が設けられ、蓋などで塞がれた状態になることによって硬貨の投入が禁止される。紙幣によって代金が支払われる場合、紙幣を取り込む機構が停止することによって紙幣による代金の支払いが禁止されるようにしてもよい。また、スピーカから出力される音声や、画面表示などによって利用者に注意を促すことによって代金の支払いが禁止されるようにしてもよい。
本発明の写真シール作成装置においては、撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて編集作業を開始するまで、撮影空間の外に設けられる代金の投入口に対する代金の投入が禁止される。
これにより、撮影空間の中に入ってから代金を支払う場合に較べて、持ち物の中から財布を探して硬貨を投入するのにかかる時間の分だけ、撮影作業を行っていない利用者(撮影作業を開始する前の利用者)によって撮影空間が占有されるのを抑えることができ、結果として、利用者の回転率を向上させることができる。
また、回転率を向上させることによって、写真シール作成装置をこれから利用しようとする人の順番待ちの時間を短縮することができる。
さらに、硬貨を投入することができる状態になったとき、写真シール作成装置の利用を先に開始し、撮影作業を終えた利用者は撮影空間からすでに出ているから、順番待ちをしていた利用者は、硬貨を投入して撮影空間にすぐに移動し、そこで撮影作業を開始することができる。
編集作業を開始するときに利用者に操作させるボタンをさらに備え、前記制御手段は、前記ボタンが操作されるまで前記投入口に対する代金の投入を禁止することができる。
編集作業を開始するときに利用者に操作させるボタンは、編集を施す対象の画像などが表示される編集用のモニタに表示されることによって用意されるようにしてもよいし、機械的に押すことができるボタンとして用意されるようにしてもよい。
本発明の管理方法は、代金を得て、撮影作業と、撮影作業により得られた画像の編集作業とを、それぞれ異なる空間で利用者に行わせ、編集作業により得られた編集済みの画像を印刷したシール紙を提供する写真シール作成装置の管理方法において、撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて編集作業を開始するまで、前記撮影空間の外に設けられる代金の投入口に対する代金の投入を禁止する制御ステップを含む。
本発明の他の写真シール作成装置は、代金を得て、撮影作業と、撮影作業により得られた画像の編集作業とを、それぞれ異なる空間で利用者に行わせ、編集作業により得られた編集済みの画像を印刷したシール紙を提供する写真シール作成装置において、撮影作業を行う撮影空間の外に設けられる代金の投入口と、撮影作業を終えた利用者が前記撮影空間から出たことを検出する検出手段と、前記撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて前記撮影空間から出たことが前記検出手段により検出されるまで、前記投入口に対する代金の投入を禁止する制御手段とを備える。
例えば検出手段は、撮影作業を行う空間である撮影空間から、編集作業を行う空間である編集空間に移動するときに利用者によって利用される経路上に設置されるセンサのようなものによって構成される。
本発明の他の写真シール作成装置においては、撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて撮影空間から出たことが検出手段により検出されるまで、投入口に対する代金の投入が禁止される。
これによっても、撮影空間の中に入ってから代金を支払う場合に較べて、持ち物の中から財布を探して硬貨を投入するのにかかる時間の分だけ、撮影作業を行っていない利用者(撮影作業を開始する前の利用者)によって撮影空間が占有されるのを抑えることができ、結果として、利用者の回転率を向上させることができる。
本発明の他の管理方法は、代金を得て、撮影作業と、撮影作業により得られた画像の編集作業とを、それぞれ異なる空間で利用者に行わせ、編集作業により得られた編集済みの画像を印刷したシール紙を提供する、撮影作業を行う撮影空間の外に設けられる代金の投入口と、撮影作業を終えた利用者が前記撮影空間から出たことを検出する検出手段とを備える写真シール作成装置の管理方法において、前記撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて前記撮影空間から出たことが前記検出手段により検出されるまで、前記投入口に対する代金の投入を禁止する制御ステップを含む。
本発明によれば、撮影作業を行っていない人によって撮影空間が占有される時間を抑えることができる。これにより、利用者の回転率を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る写真シール作成装置1の外観構成例を示す斜視図である。写真シール作成装置1の外観構成について、適宜、図2も参照して説明する。
図1に示されるように、写真シール作成装置1は、基本的にフレーム13によって形成される直方体の空間の面の全面、あるいは一部にパネルが貼り付けられ、パネルなどによって区切られる空間の中に、本体11と背面ユニット12が設置されることによって構成される。
本体11は、カメラ31や撮影用モニタ32が設けられる面11aを正面として、その背面が、フレーム13などによって形成される直方体の各面のうちの図1の右奥の面に接するように設置される。本体11と背面ユニット12は所定の間隔を空けて設置されており、本体11の面11aと、面11aに対向する背面ユニット12の面に挟まれる空間が、写真シール作成装置1の利用者(1組の利用者のグループ)が撮影を行う撮影空間となる。
写真シール作成装置1をつかったゲームの一連の流れについては後述するが、利用者は、このようにして本体11と背面ユニット12の間に形成される撮影空間の中で、撮影用モニタ32の表示を見ながらカメラ31に向かって撮影を行う。撮影用モニタ32には、カメラ31により取り込まれている画像であるライブビューや、撮影結果である画像などが表示される。なお、本体11の面11aには、撮影の開始を指示するなどの各種の操作に用いられるボタンや、撮影のタイミングに合わせて被写体を照射するフラッシュなども設けられる。
フレーム13には、本体11の側面を覆う形でパネル14とパネル17(図2)が取り付けられ、背面ユニット12の側面をほぼ覆う形でパネル15とパネル18(図2)が取り付けられる。パネル14とパネル15の間の開口が、撮影空間に入ったり、撮影空間から出たりするための利用者の出入り口となる。同様に、パネル17とパネル18の間の開口も、撮影空間に入ったり、撮影空間から出たりするための利用者の出入り口となる。出入り口の部分にはカーテンが取り付けられ、撮影空間の中の様子を外部から見えないようになされる。
図1に示されるように、パネル14には編集用モニタ41が設けられ、その左右にはそれぞれタッチペン42が用意される。撮影空間での撮影を終えたとき、その撮影によって得られた画像に対して利用者は好みの文字や記号を入力するなどの編集を行うことができ、撮影画像の中から利用者によって選択された編集の対象となる画像がこの編集用モニタ41に表示される。すなわち、パネル41(本体11の側面)の前方が、利用者が画像の編集を行う編集空間となる。
編集用モニタ41にはタッチパネルが重畳して設けられており、利用者は、タッチペン42を用いて対象の画像に編集を施すことができる。画像の編集時、編集用モニタ41には、入力する文字や記号の色を選択するときに操作されるボタンや、画像に入力するスタンプ画像を選択するときに操作されるボタンなども表示され、利用者は、それらのボタンを操作して様々なパターンの編集を行うことができる。
なお、図2に示されるように、パネル14に設けられる編集用モニタ41とタッチペン42と同様の構成がパネル17にも設けられる(図2には、編集用モニタ41に対応する編集用モニタ43だけが示されているが、この編集用モニタ43の左右にもタッチペンが設けられる)。すなわち、1つの撮影空間に対して2つの編集空間が写真シール作成装置1には設けられており、これにより、撮影を終えた2組のグループの利用者が並行して編集を行うことができるようになされている。
図1の説明に戻り、フレーム13には、撮影空間にのぞむ背面ユニット12の面を正面として、その背面を覆う形でパネル16が取り付けられる。パネル16のほぼ中央には受付用モニタ21が設けられる。受付用モニタ21には、写真シール作成装置1をつかったゲームのデモ画面などが表示される。デモ画面には、写真シール作成装置1の機能の他に、例えば300円などの代金を受付用モニタ21の近傍に設けられる硬貨投入口22に入れることによってゲームを開始することができることの案内などが表示される。
受付用モニタ21の下方には、硬貨投入口22、硬貨返却口23、およびスピーカ24が設けられる。硬貨投入口22は硬貨の投入口であり、硬貨返却口23は硬貨の返却口である。スピーカ24からは、デモ画面の表示にあわせて音声による案内や各種の音楽が出力される。
すなわち、写真シール作成装置1においては、利用者による代金の支払いを受け付ける受付空間が撮影空間の外に設けられる。
ここで、図2を参照して利用者の流れについて説明する。図2は、写真シール作成装置1を上方から見た平面図であり、矢印が利用者の移動方向を示す。利用者は、画面表示や音声による案内に従って矢印に示されるようにして移動することになる。
これから写真シール作成装置1を利用しようとする人は、矢印A1に示されるように、まず、受付用モニタ21の前方の受付空間に入り、受付用モニタ21に表示される案内などに従って所定の金額分の硬貨を硬貨投入口22に投入する。硬貨投入口22に硬貨を投入したときに一連のゲームが開始され、受付用モニタ21には撮影空間への移動を案内する画面が表示されるから、その案内に従って、代金の支払いを終えた利用者は矢印A2に示されるようにして受付空間から撮影空間に移動する。
なお、写真シール作成装置1を利用しようとして受付空間に人が入った場合でも、ゲームを先に開始し、撮影空間で撮影作業を行っている他の利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終了し、編集作業を開始するまで硬貨投入口22は塞がれた状態となり、硬貨の投入が禁止される。先行して写真シール作成装置1を利用している利用者がいる場合、この受付空間が、順番がくるのを待つ場所となる。順番がくるまでの間、受付用モニタ21には、ゲームの進め方を案内する画面などが表示される。この間に、撮影に関する各種の選択や、編集に関する各種の選択を行うことができるようにしてもよい。
先行して写真シール作成装置1を利用している利用者が撮影作業を終え、編集作業を開始したとき、硬貨投入口22は開いた状態になり、硬貨を投入することができるようになる。例えば、撮影作業を終えた利用者が編集空間1に移動し、編集用モニタ41に表示される編集開始ボタンを押したとき、編集作業が開始されたと写真シール作成装置1により認識され、硬貨の投入ができる状態になる。硬貨投入口22に硬貨を投入し、ゲームを開始させた利用者は矢印A2に示されるようにして撮影空間に入り、撮影作業を開始する。
このように、代金の支払いを撮影空間の中で行うのではなく、撮影空間の外の受付空間で行うようにしたため、撮影空間の中に入ってから代金を支払う場合に較べて、持ち物の中から財布を探して硬貨を投入したりするのにかかる時間の分だけ、撮影作業を行っていない人(撮影作業を開始する前の人)によって撮影空間が占有されるのを抑えることができる。これにより、利用者の回転率を向上させることができる。
また、回転率を向上させることによって、写真シール作成装置1をこれから利用する人の順番待ちの時間を短縮することができる。
さらに、硬貨を投入することができる状態になったとき、ゲームを先に開始し、撮影作業を終えた利用者は撮影空間からすでに出ているから、順番待ちをしていた人は、硬貨を投入して撮影空間にすぐに移動し、そこで撮影作業を開始することができる。
本体11と背面ユニット12に挟まれる撮影空間において、撮影用モニタ32に表示される案内や図示せぬスピーカから出力される音声による案内に従って撮影作業を終えた利用者は、次に、矢印A3またはA4に示されるようにして撮影空間を出て編集空間に移動し、そこで編集作業を行う。
例えば、パネル14(編集用モニタ41)の前方の編集空間1と、パネル17(編集用モニタ43)の前の編集空間2のうちのいずれか一方への移動の案内が画面表示や音声によって行われるから、撮影を終えた利用者はその案内に従って編集空間に移動し、そこで編集作業を行う。
編集作業を開始させたとき、上述したように、受付空間にいる人は硬貨を投入することができるようになる。
編集空間1で編集作業を終えた利用者は矢印A5に示されるようにして本体11の背面側のパネル19の所定の位置に設けられるシール紙排出口51の前方の印刷待ち空間に移動し、編集済みの画像が印刷されたシール紙がシール紙排出口51から排出されるのを待つ。同様に、編集空間2で編集作業を終えた利用者も矢印A6に示されるようにしてシール紙排出口51の前方の印刷待ち空間に移動し、編集済みの画像が印刷されたシール紙がシール紙排出口51から排出されるのを待つ。
シール紙排出口51に排出されたシール紙を受け取ることによって一連のゲームが終了される。
以上のようにして利用者の流れを管理する写真シール作成装置1の処理についてはフローチャートを参照して後述する。
図3は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
写真シール作成装置1の制御装置61には、記憶部62、受付部63、撮影部64、編集部65、IDタグリーダ/ライタ66、プリンタ68、ROM(Read Only Memory)69、およびRAM(Random Access Memory)70が接続される。
制御装置61は、ROM69に記憶されているプログラムや、記憶部62に記憶され、RAM70にロードされたプログラムにしたがって各部を制御し、写真シール作成装置1全体の動作を制御する。
記憶部62は、ハードディスクやフラッシュメモリ等により構成され、制御装置61により実行されるプログラムや一連のゲームで参照される設定情報などを記憶する。撮影され、編集の対象となる画像のデータなども記憶部62には記憶される。
受付部63は、受付用モニタ21、スピーカ24、および硬貨処理部81から構成され、この受付部63により、受付空間における受付作業が実現される。
硬貨処理部81は、制御装置61による制御に従って硬貨投入口22に対する硬貨の投入を制御する。例えば撮影空間で撮影作業を行っている利用者がいる場合、硬貨投入口22に対する硬貨の投入が禁止されるように制御され、撮影作業を終えた利用者が編集作業を開始したとき、硬貨投入口22に対する硬貨の投入が可能となるように制御される。硬貨処理部81は、硬貨投入口22に投入された硬貨の金額を検出し、あらかじめ定められた所定の金額の分の硬貨が投入されたとき、一連のゲームを開始させる起動信号を制御装置61に出力する。
撮影部64は、カメラ31、撮影用モニタ32、照明装置82、およびスピーカ83から構成され、この撮影部64により撮影空間における撮影作業が実現される。
カメラ31は、制御装置61による制御に従ってCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子により被写体(利用者)の動画像を撮影し、撮影して得られた画像のデータをライブビュー表示用のデータとして制御装置61に出力する。
また、カメラ31は、利用者により撮影が指示されたときに行われる制御装置61による制御に従って撮影を行い、撮影して得られた画像のデータを、撮影結果の画像データとして制御装置61に出力する。撮影作業においては複数回の撮影が繰り返し行われ、このようにしてカメラ31により撮影された画像の中から選択された所定の枚数の画像が、編集対象の画像とされる。
撮影用モニタ32はCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、制御装置61から供給されるライブビュー信号に基づいて、カメラ31により取り込まれている動画を表示する。また、撮影用モニタ32は、制御装置61による制御に従って、撮影の仕方を案内する画面や、編集対象とする画像の選択画面などを表示させる。
照明装置82は、制御装置61から供給される照明制御信号に従って発光し、カメラ31による撮影タイミングにあわせて、撮影空間にいる利用者を照射する。
スピーカ83は、制御装置61から供給される音声信号に従って、撮影空間にいる利用者に向けて音声による案内を出力する。
編集部65は、編集用モニタ41、タッチペン42、タッチパネル84、およびスピーカ85から構成され、この編集部65により編集空間(編集空間1と編集空間2のそれぞれ)における編集作業が実現される。編集空間2に設けられる構成についてはその図示が省略されている。
タッチパネル84は編集用モニタ41に重畳して設けられ、タッチペン42を用いて行われる利用者の操作を検出し、利用者の操作に応じた信号を制御装置61に出力する。編集作業の開始時、編集用モニタ41には編集の開始を指示するときに操作される編集開始ボタンが表示され、利用者によってそれが押されたことなどがタッチパネル84により検出される。
スピーカ85は、制御装置61から供給される音声信号に従って、編集空間にいる利用者に向けて音声による案内を出力する。
IDタグリーダ/ライタ66は、制御装置61による制御に従って、シール紙ユニット67に貼り付けられているIDタグ91に設定情報を書き込んだり、IDタグ91に記憶されている設定情報を読み出す。IDタグ91からは、例えばIDタグ91に記憶されている識別情報なども設定情報として読み出され、制御装置61に出力される。制御装置61においては、IDタグリーダ/ライタ66から通知された識別情報に基づいて、装着されているシール紙ユニット67が写真シール作成装置1において使用可能なユニット(純正のユニット)であるか否かが判定され、使用可能なユニットであると判定したときのみ、その使用が可能とされる。
シール紙ユニット67は、写真シール作成装置1に対して着脱可能になっており、IDタグリーダ/ライタ66が読み取り可能な所定の位置にはIDタグ91が貼り付けられる。シール紙ユニット67にはシール紙92が装填されている。
プリンタ68は、利用者により編集が施されて作成された画像のデータが印刷データとして制御装置61から供給されたとき、シール紙ユニット67に収納されているシール紙92に画像を印刷し、印刷したシール紙92をシール紙排出口51に排出する。
ROM69とRAM70は、制御装置61が実行するプログラムや、制御装置61が処理を行う上で必要なデータを記憶する。
ここで、以上のような構成を有する写真シール作成装置1の動作についてフローチャートを参照して説明する。
はじめに、図4のフローチャートを参照して、写真シール作成装置1により行われる一連のゲーム処理(利用者にゲームを行わせる処理)について説明する。なお、図4の各ステップに示される処理は、そのときの写真シール作成装置1の利用状況に応じて適宜並行して行われる。
ステップS1において、制御装置61は受付部63の各部を制御し、受付空間にいる利用者を対象とした受付処理を行う。受付処理において代金が支払われたとき、制御装置61はステップS2に進み、撮影空間への移動を案内する画面を受付用モニタ21に表示させたり、移動を案内する音声をスピーカ24から出力させたりして、受け付け(代金の支払い)を終えた利用者に対する移動案内処理を行う。ステップS1およびS2において行われる処理については、図5のフローチャートを参照して後に詳述する。
ステップS3において、制御装置61は撮影部64の各部を制御し、撮影準備処理を行う。ここでは、撮影に関する各種の設定情報が記憶部62から読み出されたりする。撮影準備処理が終了したとき、ステップS4に進み、制御装置61は撮影空間にいる利用者を対象とした撮影処理を行う。撮影が繰り返し行われ、撮影処理が終了したとき、ステップS5に進み、制御装置61は編集空間への移動を案内する画面を撮影用モニタ32に表示させたり、移動を案内する音声をスピーカ83から出力させたりして、撮影作業を終えた利用者に対する移動案内処理を行う。ステップS3乃至S5において行われる処理については、図6のフローチャートを参照して後に詳述する。
ステップS6において、制御装置61は編集部65の各部を制御し、編集準備処理を行う。ここでは、編集対象にするものとして利用者により選択され、保存されていた画像の読み出しなどが行われる。編集準備処理が終了したとき、ステップS7に進み、制御装置61は編集空間にいる利用者を対象とした編集処理を行う。編集処理が終了したとき、ステップS8に進み、制御装置61は印刷待ち空間への移動を案内する画面を編集用モニタ41に表示させたり、移動を案内する音声をスピーカ85から出力させたりして編集作業を終えた利用者に対する移動案内処理を行う。
ステップS9において、制御装置61は印刷準備処理を行う。ここでは、編集済みの画像が読み出されて印刷データが生成され、それがプリンタ68に出力される。印刷準備処理が終了したとき、ステップS10に進み、制御装置61はプリンタ68に印刷を行わせる。印刷が終了したとき、ステップS11において、制御装置61は印刷済みのシール紙をシール紙排出口51から排出させ、一連の処理を終了させる。ステップS6乃至S11において行われる処理については、図7のフローチャートを参照して後に詳述する。
次に、図5のフローチャートを参照して写真シール作成装置1の受付処理について説明する。図5に示される処理が、図4のステップS1,S2の処理に対応する。
ステップS21において、制御装置61は硬貨を投入できるか否かを判定する。例えば、撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、制御装置61は、ステップS21において、硬貨を投入することができないと判定し、ステップS22に進む。
ステップS22において、制御装置61は、写真シール作成装置1をつかったゲームの進め方などを案内するデモ画面を受付用モニタ21に表示させ、ステップS21に戻る。
一方、それまで撮影作業を行っていた利用者が編集空間に移動して編集作業を開始したことから撮影空間で撮影作業を行っている利用者がいない場合、ステップS21において、制御装置61は硬貨を投入できると判定し、ステップS23に進む。
ステップS23において、制御装置61は「コインを入れてね!」などのメッセージを含む受付画面を受付用モニタ21に表示させる。このとき、制御装置61は硬貨処理部81を制御し、利用者が硬貨を投入することができるように、硬貨投入口22を開けた状態にさせる。
ステップS24において、制御装置61は、代金が投入されたか否かを硬貨処理部81から供給される信号に基づいて判定し、投入されたと判定するまで待機する。ゲームの代金の分の硬貨が投入されたとき、上述したように、そのことが硬貨処理部81により検出され、代金が投入されたことを表す起動信号が制御装置61に対して供給されてくる。
制御装置61は、ステップS24において、硬貨処理部81から起動信号が供給されてきたことから代金が投入されたと判定した場合、ステップS25に進み、硬貨処理部81を制御して、利用者が硬貨を投入することができないように硬貨投入口22を閉じた状態にさせる。このように、撮影作業が行われている場合には、すなわち、代金を払ったとしても先に進めない場合には代金の支払いができないようにすることにより、硬貨を投入したにもかかわらず先に進めないといった状況をなくすことができる。
ステップS26において、制御装置61は、撮影空間への移動を案内する画面を受付用モニタ21に表示させたり、移動を案内する音声をスピーカ24から出力させたりして、受け付けを終えた利用者に対する移動案内処理を行う。その後、処理は図4のステップS3(図6のステップS31)に進む。
次に、図6のフローチャートを参照して写真シール作成装置1の撮影処理について説明する。図6に示される処理が、図4のステップS3乃至S5の処理に対応する。
ステップS31において、制御装置61は撮影開始ボタンの受け付けを開始する。例えば、撮影の開始を指示するときに操作される撮影開始ボタンが撮影用モニタ32の近くに設けられており、それに対するユーザの操作の検出が開始される。
ステップS32において、制御装置61は撮影設定処理を行い、撮影の準備をする。ここでは、利用者の背景となるカーテンの選択や、照明装置82のストロボ光の強さの調整などが撮影設定処理として行われる。
ステップS33において、制御装置61は、撮影の準備の時間としてあらかじめ定められた所定の時間が経過したか、または撮影開始ボタンが操作され、撮影の開始が指示されたか否かを判定し、所定の時間が経過しておらず、かつ撮影開始ボタンが操作されていないと判定した場合、ステップS31に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
一方、制御装置61は、ステップS33において、所定の時間が経過したと判定した場合、または撮影開始ボタンが操作され、撮影の開始が指示されたと判定した場合、ステップS34に進む。
ステップS34において、制御装置61はカメラ31により取り込まれている動画像をライブビューとして撮影用モニタ32に表示させるとともに、カウントダウンインジケータを表示させ、そのインジケータの表示が撮影を行うタイミングを指すものになるタイミングにあわせてカメラ31により撮影を行わせる。
制御装置61は、ステップS35において、撮影して得られた画像を利用者に確認させる確認画面を撮影用モニタ32に表示させる。この画面には、撮影した画像の保存を指示するときに操作されるボタンや、取り直しを指示するときに操作されるボタンが表示される。利用者はボタンを操作し、撮影した画像の保存する/取り直しを選択する。
ステップS36において、制御装置61は、画像の保存が指示されたか否かを利用者のボタン操作に基づいて判定し、保存が指示されたと判定した場合、ステップS37に進み、編集を施す対象の画像として記憶部62に記憶させ、保存する。その後、処理はステップS38に進む。
一方、取り直しが指示され、ステップS36において保存が指示されていないと判定した場合、制御装置61はステップS37の処理をスキップし、ステップS38に進む。
ステップS38において、制御装置61は、残りの撮影可能枚数が1枚以上あるか否かを判定する。すなわち、それぞれの利用者に対して撮影可能枚数があらかじめ割り当てられており、利用者は撮影可能枚数の分だけ撮影を繰り返し行うことができる。
制御装置61は、ステップS38において、残りの撮影可能枚数があると判定した場合、再撮影を行うか否かを利用者に確認させる画面を撮影用モニタ32に表示させ、ステップS40に進み、再撮影が指示されたか否かを判定する。
ステップS40において、再撮影が指示されたと判定した場合、制御装置61はステップS32に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
一方、制御装置61は、ステップS40において、再撮影が指示されていないと判定した場合、ステップS41に進み、撮影作業に対してあらかじめ設定された所定の時間(制限時間)が経過したか、または撮影の終了を指示するときに操作されるものとして用意される撮影終了ボタンが操作され、撮影の終了が指示されたか否かを判定する。
ステップS41において、制御装置61は、所定の時間が経過しておらず、かつ撮影の終了が指示されていないと判定した場合、ステップS40に戻り、それ以降の処理を行う。
制御装置61は、ステップS41において、所定の時間が経過した、または撮影の終了が指示されたと判定した場合、ステップS38において、残りの撮影可能枚数がないと判定した場合、ステップS42に進み、編集空間への移動を案内する画面を撮影用モニタ32に表示させたり、移動を案内する音声をスピーカ83から出力させたりして、撮影作業を終えた利用者に対する移動案内処理を行う。ここでは、編集空間1と編集空間2のうちの空いている方の編集空間への移動が案内される。その後、処理は図4のステップS6(図7のステップS51)に進む。
次に、図7のフローチャートを参照して写真シール作成装置1の編集・印刷処理について説明する。図7に示される処理が、図4のステップS6乃至S11の処理に対応する。なお、ここでは、編集空間1で利用者が編集作業を行っている場合の処理について説明する。同様の処理が、編集空間2で編集作業が行われている場合にも行われる。
ステップS51において、制御装置61は、編集を施す対象の画像として利用者により保存されていた画像を記憶部62から取得する。
ステップS52において、制御装置61は、編集の開始を指示するときに操作される編集開始ボタンを編集用モニタ41に表示させ、ステップS53に進み、その編集開始ボタンが操作されたか否かを判定する。
制御装置61は、ステップS53において、編集開始ボタンが操作されていないと判定した場合、ステップS54に進み、編集開始までのカウントダウンを開始する。例えば、数十秒の時間が編集開始までの時間として設定される。
ステップS55において、制御装置61は、編集開始までの残り時間が0になったか(タイマーが0になったか)否かを判定し、0になっておらず、編集開始までにまだ時間があると判定した場合、ステップS53に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS53において、編集開始ボタンが操作され、編集の開始が指示されたと判定した場合、またはステップS55において、編集開始までの残り時間が0になったと判定した場合、制御装置61は編集作業を開始させるとともに、ステップS56に進む。
このように、編集作業を開始するまでの時間を設定し、編集開始ボタンが操作されないでも、その時間が経過したときにいわば強制的に編集作業を開始させることにより、撮影作業を終えた利用者が編集空間にすぐに移動せずに、撮影空間に居残っている状態をなくすことができる。撮影作業を終えた利用者が編集空間にすぐに移動せずに撮影空間に居残っている場合、受付空間にいる人は撮影空間に入ることができないから、そのような状態をなくすことによっても、利用者の回転率が鈍ることを防止することができる。
ステップS56において、制御装置61は硬貨処理部81を制御して硬貨投入口22を開けた状態にさせる。これにより、これからゲームを開始しようとして受付空間にいる人は代金を支払い、一連の作業を撮影作業から開始することができる状態になる。
ステップS57において、制御装置61は編集用モニタ41に編集画面を表示させ、編集入力の受け付けを開始する。編集画面には、編集対象の画像が表示されるとともに、その周りに、各種の編集ツールを選択するときに操作されるボタン、編集作業の終了を指示するときに操作される終了ボタンなどが表示される。
ステップS58において、制御装置61は、制限時間として設定された所定の時間が経過したか、または終了ボタンが操作され、編集作業の終了が指示されたか否かを判定し、所定の時間が経過しておらず、かつ編集作業の終了も指示されていないと判定した場合、ステップS57に戻り、編集入力の受け付けを繰り返す。
制御装置61は、ステップS58において、所定の時間が経過した、または終了ボタンが操作されたと判定した場合、ステップS59に進み、編集入力の受け付けを終了する。このとき、編集作業を終えた利用者に対しては、印刷待ち空間への移動が画面表示や音声によって案内される。
ステップS60において、制御装置61は編集済みの画像を所定のレイアウトで配置し、印刷用のデータを作成する。
ステップS61において、制御装置61はプリンタ68のステータスを確認し、プリンタ68のステータスが、印刷が可能な正常な状態にあるか否かを判定する。
制御装置61は、ステップS61において、プリンタ68のステータスが正常ではないと判定した場合、ステップS62に進み、エラーメッセージを表示させた後、ステップS61に戻り、それ以降の処理を行う。
一方、ステップS61において、制御装置61は、プリンタ68のステータスが正常であると判定した場合、ステップS63に進み、作成した印刷用のデータをプリンタ68に出力し、印刷を行わせる。
プリンタ68により画像が印刷されたシール紙は、ステップS64においてシール紙排出口51から排出され、利用者に提供される。以上の処理が、それぞれの利用者のグループに対して行われる。
以上のように、撮影作業を開始する前に撮影空間の外で代金を支払うようにすることにより、撮影空間の中に入ってから代金を支払う場合に較べて、持ち物の中から財布を探して硬貨を投入するのにかかる時間の分だけ、撮影作業を行っていない人によって撮影空間が占有されるのを抑えることができる。
なお、以上においては、撮影作業を先に行っている利用者が編集作業を開始したタイミングは、その利用者が編集開始ボタンを押したタイミングであり、そのタイミングを基準として硬貨を投入することができるようになるものとしたが、例えば撮影空間の出入り口の付近に人感センサが設けられており、利用者が撮影空間から出て編集空間に移動することが人感センサにより検出されたタイミングを基準として硬貨を投入することができるようにしてもよい。すなわち、この場合、撮影作業を先に行っている利用者が編集作業を開始したタイミングは、その利用者が撮影空間から編集空間に移動したタイミングとなる。人感センサが設置される場所は撮影空間の出入り口に限られず、撮影空間から編集空間に利用者が移動する際に利用する経路上のどの位置に設置されるようにしてもよい。
また、撮影作業を先に行っている利用者が編集作業を開始したタイミングとして、利用者がタッチペン42を持ち上げたタイミングが用いられるようにしてもよい。この場合、タッチペン42の内部や、タッチペン42を収納している部分に、人によって持ち上げられたことを検出するセンサが用意されることになる。あるいはタッチペン42で、利用者が編集用モニタに入力を行ったタイミングでもよい。
このように、撮影作業を先に行っている利用者が編集作業を開始したタイミングとして様々なタイミングを定義することが可能である。
図8は、写真シール作成装置1によって実現される効果について説明するタイムチャートである。
図8において、上段に示す線は代金の支払いを撮影空間の中で行うタイプの写真シール作成装置を利用した場合のタイムチャートであり、下段に示す線は写真シール作成装置1を利用した場合のタイムチャートである。水平方向のそれぞれの線の下に示す「(1)」は先行して装置の利用をはじめた利用者のタイムチャートを表し、「(2)」はそれに続けて装置の利用をはじめた利用者のタイムチャートを表す。横軸は時間を示す。
代金の支払いを撮影空間の中で行うタイプの写真シール作成装置のタイムチャート(上段)において、時刻t2から時刻t4までの時間は1組目の利用者が撮影空間にいる時間であり、この時間で代金の支払いと撮影作業が行われる。時刻t4で撮影作業を終えた1組目の利用者は編集空間に移動するとともに、このタイミングで、順番待ちをしていた2組目の利用者は撮影空間に入る。
時刻t4から時刻t6までの時間は1組目の利用者が編集空間にいる時間であり、この時間で編集作業が行われる。時刻t6で編集作業を終えた1組目の利用者は編集空間から出て、シール紙が印刷されるのを待つ。
時刻t4から時刻t7までの時間は2組目の利用者が撮影空間にいる時間であり、この時間で代金の支払いと撮影作業が行われる。時刻t4から時刻t7までの時間のうち、例えば斜線が付されている時間Tで代金の支払いが行われるから、この時間Tが、撮影作業を行っていない利用者(撮影作業開始前の2組目の利用者)が撮影空間を占有している時間、すなわち、利用者の回転率を向上させる上でのロス時間となる。
時刻t7で撮影作業を終えた2組目の利用者は編集空間に移動し、そこで、時刻t9までの間、編集作業を行う。時刻t9で編集作業を終えた2組目の利用者は編集空間から出て、シール紙が印刷されるのを待つ。
一方、代金の支払いを撮影空間の外にある受付空間で行うタイプの写真シール作成装置1のタイムチャート(下段)において、時刻t1から時刻t2までの時間は1組目の利用者が受付空間にいる時間であり、この時間で代金の支払いが行われる。時刻t2で代金の支払いを終えた1組目の利用者は撮影空間に移動し、そこで、時刻t3までの間、撮影作業だけを行う。時刻t3で撮影作業を終えた1組目の利用者は編集空間に移動する。
代金の支払いを撮影空間の中で行うタイプの写真シール作成装置において1組目の利用者が撮影空間を占有する時間は時刻t2から時刻t4までの時間であり、写真シール作成装置1において1組目の利用者が撮影空間を占有する時間は時刻t2から時刻t3までの時間である。このように、写真シール作成装置1によれば、代金を支払うのにかかる時間の分だけ、1組目の利用者が撮影空間を占有する時間を短縮することができる。
撮影作業を終えた1組目の利用者が時刻t3で編集空間に移動したとき、このタイミングで、順番待ちをしていた2組目の利用者は受付空間に入る。時刻t3から時刻t4までの時間は、2組目の利用者が受付空間にいる時間であり、この時間で代金の支払いが行われる。
時刻t3から時刻t5までの時間は1組目の利用者が編集空間にいる時間であり、この時間で編集作業が行われる。時刻t5で編集作業を終えた1組目の利用者は編集空間から出て、シール紙が印刷されるのを待つ。
代金の支払いを撮影空間の中で行うタイプの写真シール作成装置においては、時刻t6のタイミングで1組目の利用者が編集作業を終えるのに対し、撮影作業の制限時間として同じ時間を確保したとしても、写真シール作成装置1においては、撮影空間に入る前に代金の支払いを行っている分だけ早く、時刻t5のタイミングで1組目の利用者が編集作業を終えることが可能となる。すなわち、2組目の利用者も早いタイミングで編集空間に移動することができ、これが繰り返されることで利用者の回転率が向上することになる。
時刻t4から時刻t5までの時間は2組目の利用者が撮影空間にいる時間であり、この時間で撮影作業だけが行われる。時刻t5で撮影作業を終えた2組目の利用者は編集空間に移動し、そこで、時刻t8までの間、編集作業を行う。時刻t8で編集作業を終えた2組目の利用者は編集空間から出て、シール紙が印刷されるのを待つ。
このようなタイムチャートに従って一連のゲームを行わせることによって利用者の回転率を向上させることができる。また、回転率を向上させることによって、写真シール作成装置をこれから利用する人の順番待ちの時間を短縮することができる。
さらに、硬貨を投入することができる状態になったとき、写真シール作成装置1の利用を先に開始し、撮影作業を終えた利用者は撮影空間からすでに出ているから、順番待ちをしていた利用者は、硬貨を投入して撮影空間にすぐに移動し、そこで撮影作業を開始することができる。
以上においては、パネル16に受付用モニタ21が設けられ、その前方に受付空間が形成されるものとしたが、受付用モニタ21が写真シール作成装置1の他の位置に取り付けられ、受付空間が異なる位置に設けられるようにしてもよい。
図9は、図1(図2)とは異なる位置に受付空間が設けられる写真シール作成装置1を上方から見た平面図である。図1、図2を参照して説明した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。
図9の例においては、図2に示されるものと異なり、受付用モニタ21はパネル18に設けられている。受付用モニタ21の近傍には、硬貨投入口22、硬貨返却口23、スピーカ24も設けられる。すなわち、撮影空間の出入り口の隣に受付空間が設けられている。
また、図9の例においては、編集用モニタ41はパネル16に設けられ、編集用モニタ43はパネル19に設けられている。さらに、シール紙排出口51はパネル17に設けられている。図9の写真シール作成装置1においては、パネル16の前方が編集空間1となり、パネル19の前方が編集空間2となる。また、パネル17の前方が印刷待ち空間となる。
ここで、このような構成を有する写真シール作成装置1の利用者の流れについて説明する。
これから写真シール作成装置1を利用しようとする人は、まず、受付用モニタ21の前方の受付空間に入り、受付用モニタ21に表示される案内などに従って所定の金額分の硬貨を硬貨投入口22に投入する。代金の支払いを終えた利用者は矢印A11に示されるようにして受付空間から撮影空間に移動する。
撮影空間において撮影作業を終えた利用者は、次に、矢印A12またはA13に示されるようにして撮影空間を出て編集空間1または編集空間2に移動し、そこで編集作業を行う。編集空間1または編集空間2において編集作業を終えた利用者は、シール紙排出口51の前方の印刷待ち空間に移動し、シール紙が排出されるのを待つ。
図9に示されるようにそれぞれの空間を設け、以上のようにして利用者を移動させることによって、写真シール作成装置1を設置したときに占める縦幅(図9の縦方向の幅)は白抜き矢印で示される幅となり、図2に示されるようにそれぞれの空間が設けられる場合に較べてその範囲を狭くすることができ、小スペースで写真シール作成装置1を設置することが可能になる。
また、パネル14とパネル15の間の出入り口と、パネル17とパネル18の間の出入り口のうち、前者の出入り口を利用しなくて済むため、図9に示されるように、パネル14とパネル15が設けられる側の面を遊戯施設の壁面によせた状態で写真シール作成装置1を設置することができる。
本発明の一実施形態に係る写真シール作成装置の外観構成例を示す斜視図である。 利用者の流れの例を示す図である。 写真シール作成装置の内部の構成例を示すブロック図である。 写真シール作成装置の一連のゲーム処理について説明するフローチャートである。 写真シール作成装置の受付処理について説明するフローチャートである。 写真シール作成装置の撮影処理について説明するフローチャートである。 写真シール作成装置の編集・印刷処理について説明するフローチャートである。 タイムチャートの例を示す図である。 利用者の流れの例を示す他の図である。
符号の説明
1 写真シール作成装置
11 本体
21 受付用モニタ
22 硬貨投入口
61 制御装置
81 硬貨処理部

Claims (5)

  1. 代金を得て、撮影作業と、撮影作業により得られた画像の編集作業とを、それぞれ異なる空間で利用者に行わせ、編集作業により得られた編集済みの画像を印刷したシール紙を提供する写真シール作成装置において、
    撮影作業を行う撮影空間の外に設けられる代金の投入口と、
    前記撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて編集作業を開始するまで前記投入口に対する代金の投入を禁止する制御手段と
    を備える写真シール作成装置。
  2. 編集作業を開始するときに利用者に操作させるボタンをさらに備え、
    前記制御手段は、前記ボタンが操作されるまで前記投入口に対する代金の投入を禁止する
    請求項1に記載の写真シール作成装置。
  3. 代金を得て、撮影作業と、撮影作業により得られた画像の編集作業とを、それぞれ異なる空間で利用者に行わせ、編集作業により得られた編集済みの画像を印刷したシール紙を提供する写真シール作成装置の管理方法において、
    撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて編集作業を開始するまで、前記撮影空間の外に設けられる代金の投入口に対する代金の投入を禁止する制御ステップを含む管理方法。
  4. 代金を得て、撮影作業と、撮影作業により得られた画像の編集作業とを、それぞれ異なる空間で利用者に行わせ、編集作業により得られた編集済みの画像を印刷したシール紙を提供する写真シール作成装置において、
    撮影作業を行う撮影空間の外に設けられる代金の投入口と、
    撮影作業を終えた利用者が前記撮影空間から出たことを検出する検出手段と、
    前記撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて前記撮影空間から出たことが前記検出手段により検出されるまで、前記投入口に対する代金の投入を禁止する制御手段と
    を備える写真シール作成装置。
  5. 代金を得て、撮影作業と、撮影作業により得られた画像の編集作業とを、それぞれ異なる空間で利用者に行わせ、編集作業により得られた編集済みの画像を印刷したシール紙を提供する、撮影作業を行う撮影空間の外に設けられる代金の投入口と、撮影作業を終えた利用者が前記撮影空間から出たことを検出する検出手段とを備える写真シール作成装置の管理方法において、
    前記撮影空間において撮影作業を行っている利用者がいる場合、その利用者が撮影作業を終えて前記撮影空間から出たことが前記検出手段により検出されるまで、前記投入口に対する代金の投入を禁止する制御ステップを含む管理方法。
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