JP2004015319A - 送信電力調整方法及び送信電力調整装置 - Google Patents
送信電力調整方法及び送信電力調整装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】送信装置における送信電力を簡単に調整することができ、且つ、ユーザに不用意に再調整することを防止する送信電力調整方法及び送信電力調整装置を提供することを目的とする。
【解決手段】製造ラインや検査ラインなどにおいて、増幅器10の送信電力が目標の送信電力となるまで、増幅器10の後段のゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧を更新し、そのゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータを一旦EEPROM15に記録しておき、出荷後、装置起動時にEEPROM15に記録されていたデータを使用して増幅器10の送信電力を一定に保つ。
【選択図】 図1
【解決手段】製造ラインや検査ラインなどにおいて、増幅器10の送信電力が目標の送信電力となるまで、増幅器10の後段のゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧を更新し、そのゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータを一旦EEPROM15に記録しておき、出荷後、装置起動時にEEPROM15に記録されていたデータを使用して増幅器10の送信電力を一定に保つ。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信信号の送信電力を一定に保つための送信電力調整方法及び送信電力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、送信電力が一定に保たれている送信装置、例えば、無線LAN(LocalAreaNetwork)装置などは、その送信信号の送信電力の調整を製造ラインや検査ラインで行っている。
【0003】
そして、従来の製造ラインや検査ラインにおける送信電力の調整方法は、主に、次の2通りの方法がある。
図4(a)及び(b)は、従来の送信電力調整方法を説明するための図である。
【0004】
図4(a)に示される送信電力調整装置は、増幅器40のゲインコントロール端子にトリマ41が取り付けられている構成であり、そのトリマ41のネジ部分をオペレータが手動で調整することによって増幅器40の利得を制御し、送信信号の送信電力を調整している。
【0005】
また、図4(b)に示される送信電力調整装置は、例えば、2つの増幅器40の間における高周波ラインに、2つの抵抗42とトリマ41とからなるアッテネ―タが設けられている構成であり、そのトリマ41のネジ部分をオペレータが手動で調整することによって入力信号の減衰率を変え、送信信号の送信電力を調整している。
【0006】
このような構成によって、製造ライン又は検査ラインにおいて送信装置の送信電力を調整している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来における送信電力調整装置では、上述したように、送信電力を調整する際、トリマ41の抵抗値を適切な抵抗値となるようにオペレータが手動で調整しなくてはならない。このように、従来における送信電力調整装置では、送信電力の調整をオペレータなどが手作業で行っているために目標とする送信電力を得るのに何度も調整しなくてはならないことがあり大変である。
【0008】
また、従来の送信電力調整装置は、製造ライン又は検査ラインにおいて適切な送信電力に調整されても、送信装置の出荷後に、ユーザよって不用意にトリマ41が操作され、その結果、不適切な調整の送信電力となってしまい通信動作などに不具合が生じてしまう可能性がある。
【0009】
そこで、本発明では、上記のような問題を考慮し、送信装置における送信電力を簡単に調整することができ、且つ、ユーザに不用意に再調整されることを防止する送信電力調整方法及び送信電力調整装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の送信電力調整方法は、送信装置から送信される送信信号の送信電力を調整する送信電力調整方法であって、その送信電力を調整するための調整信号を記録手段から呼び出し、その調整信号を更新する必要があるか否かを判断し、上記調整信号を更新する必要があると判断したとき、上記調整信号を調整手段に入力し、上記送信電力を調整させ、その調整された上記送信電力と目標とする送信電力とを比較し、上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達していないとき、上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達するように、上記調整信号を更新し、上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達しているとき、最後に更新された調整信号を上記記録手段に記録し、上記調整信号を更新する必要がないと判断したとき、上記記録手段から上記最後に更新された調整信号を呼び出し、その調整信号を上記調整手段に入力し、上記送信電力を調整させる。
【0011】
また、上記送信電力調整方法は、上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達した後は、上記調整信号を更新する必要はないと判断するようにしてもよい。
ここで、上記調整手段は、例えば、入力信号を増幅する増幅器とその増幅器の利得(ゲイン)を制御するゲインコントローラ器とから構成されるものであって、ゲインコントローラ器が上記調整信号に基づいて利得を可変させると、そのゲインコントローラ器の出力信号に基づいて上記増幅器の出力電力(送信電力)も可変する。
【0012】
また、上記調整信号は、例えば、上記調整手段のゲインコントロール器に入力される電圧の電圧値に相当するデータ(デジタル値)であって、上記調整手段には、そのデータをもとに演算したデータをアナログ値に変換したもの(信号)が入力される。また、上記調整信号は、上記記録手段(例えば、EEPROMなど)に初めはデフォルト値として記録されており、データ更新後も、この記録手段に再び記録され、送信電力の調整用に使用される。
【0013】
また、上記目標送信電力は、例えば、上記送信装置が必要とする送信電力であって、上記送信装置は、例えば、無線LAN装置などが考えられる。
また、上述の調整信号を更新する必要がないと判断したときというのは、例えば、製造ラインで送信電力の調整が完了し、製品としてユーザのところへ行ったときのことであって、所定の更新のための信号が入力されないかぎり、調整信号が更新できない状態のときのことである。
【0014】
このように、調整すべき送信電力が目標の送信電力となるまで、調整信号を更新し、送信電力が目標送信電力となると、そのとき更新された調整信号を記録手段に記録しておき、その記録手段に記録した調整信号を使用して送信電力を調整することによって、送信電力の調整を手動で行うことなく簡単に行うことが可能となる。また、記録手段に記録される調整信号で送信電力を調整するので、ユーザによって不用意に送信電力が再調整されることを防止することが可能となる。
【0015】
また、本発明の送信電力調整装置は、送信信号の送信電力を調整する送信電力調整装置であって、調整信号に基づいて上記送信電力を調整する調整手段と、上記調整信号を記録する記録手段と、上記送信電力が目標とする送信電力となるように上記調整信号を更新する更新手段とを備え、その更新手段は、上記送信電力が上記目標送信電力となると、最後に更新した調整信号を上記記録手段に記録させ、上記調整手段は、上記記録手段に記録された調整信号に基づいて上記送信電力を調整する。
【0016】
また、上記送信電力調整装置は、上記送信電力が上記目標送信電力に達した後は、上記調整信号を更新しないようにしてよい。
このように、調整すべき送信電力が目標の送信電力となるまで、調整信号を更新し、送信電力が目標送信電力となると、そのとき更新された調整信号を記録手段に記録しておき、その記録手段に記録した調整信号を使用して送信電力を調整することによって、送信電力の調整を手動で行うことなく簡単に行うことが可能となる。また、記録手段に記録される調整信号で送信電力を調整するので、ユーザによって不用意に送信電力が再調整されることを防止することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態における送信電力調整装置を示す図である。
図1において、増幅器10から出力される送信信号の送信電力は、増幅器10の後に設けられるゲインコントロール器11の出力信号に応じて調整される。なお、増幅器10にゲインコントロール機能を備える構成であれば、ゲインコントロール器11を省略してもよい。
【0018】
増幅器10には、送信電力検出器10−1が設けられており、その送信電力検出器10−1で検出される送信電力は、A/D変換器12でアナログ信号からデジタル信号に変換され、上述の更新手段に相当する処理部13に入力される。処理部13は、増幅器10が出力する送信信号の送信電力が所望(目標)の電力となるように、D/A変換器14を介してゲインコントロール器11に所定のゲインコントロール信号を与える。
【0019】
図1に示す送信電力調整装置は、製造ライン時や検査ライン時においては、送信電力検出器10−1で検出される送信電力を処理部13でモニターし、増幅器10の送信信号の送信電力が目標の電力となるようにゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧を自動的に調整する。そして、ゲインコントロール電圧が目標とする電圧になると、その電圧値に相当するデータをEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−only Memory)15に記録する。すなわち、増幅器10が出力する送信信号の送信電力が目標とする電力となるように、処理部13において、ゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータ(デジタル値)を更新し、上記送信電力が目標の電力になると、そのときのゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータをEEPROM15に記録する。なお、上記ゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータ(デジタル値)は、例えば、ゲインコントロール器に入力される電圧を調整するためのデータ(デジタル値)でもよい。
【0020】
次に、図1に示す送信電力調整装置は、出荷後、ユーザによって装置が起動されると、EEPROM15から上記目標送信電力となるようなゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータが読み出され、そのデータがゲインコントロール器11に入力され、増幅器10の送信信号の送信電力は一定に保たれる。すなわち、増幅器10が出力する送信電力は、EEPROM15に記録したゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータに基づいて一定に保たれる。
【0021】
次に、本実施形態の送信電力調整装置の処理部13の動作を説明する。
図2は、処理部13の動作を説明するためのフローチャートである。処理部13は、処理部13の動作を制御するマイクロコンピュータや増幅器10の電圧値データを記録するRAM(Random Access Memory)などから構成されている。
【0022】
先ず、ステップS1において、送信装置が送信動作を行える状態にするために、マイクロコンピュータやRAMの中身を初期化する。
次に、ステップS2において、EEPROM15からゲインコントロール器11に入力するゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータを読み出す。なお、このとき、EEPROM15から読み出されるデータは、デフォルトの電圧値を示すデータ(調整前に入力される所定の値を持つ電圧値に相当するデータ)又は調整後に設定された電圧値に相当するデータである。
【0023】
そして、ステップS3において、増幅器10の送信信号の送信電力を調整するか否かを判定する。このとき、例えば、処理部13に調整処理を行わせるためのある所定パターンの信号が入力されると、調整処理モードになり、また、その信号が入力されなければ、通常のデータ通信を行うメイン処理モードとなる。具体的には、処理部13に調整処理を行わせるため、処理部13から外部(ICチップ基板の外部)にのびる外部信号入出力端子の内の3本の信号線に、ある所定時間内に所定のパターン信号が入力されると、調整処理モードになり、所定時間内に所定のパターン信号が入力されないと、メイン処理モードになる。これより、例えば、処理部13にカバーを被せた後も、その3本の信号線から所定のパターン信号を外部から入力することが可能となる。なお、処理部13に調整処理を行わせるための上記所定パターン信号は、オペレータなど外部から入力してもよいし、図2のフローの最初の動作時に入力されるように予め設定しておいてもよい。
【0024】
ステップS3において、増幅器10の送信信号の送信電力を調整するための信号が入力された場合(ステップS3のYes)、ステップS4において、増幅器10の送信電力の調整を行い、調整が終了するとストップする。
図3は、ステップS4における調整動作を説明するフローチャートである。
【0025】
先ず、ステップS5において、EEPROM15から読み出されたゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータ(ステップS2)をD/A変換器14を介してゲインコントロール器11へ出力する。ゲインコントロール器11は、その出力されたゲインコントロール電圧に応じて利得を可変させる。増幅器10は、利得が可変したゲインコントロール器11の出力信号を増幅する。なお、ステップS2において読み出されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータは、初めはデフォルトの電圧値を示すデータであって、このデフォルトの電圧値を示すデータがアナログ信号に変換され、ゲインコントロール器11に入力される。
【0026】
次に、ステップS6において、送信電力検出器10−1で検出された送信電力をA/D変換器12を介して読み込む。
次に、ステップS7において、ステップS6で読み込んだ送信電力と目標となる送信信号の送信電力とを比較する。
【0027】
ステップS7において、比較した結果、ステップS6で読み込んだ送信電力が目標送信電力に達していない場合(ステップS7のNo)、ステップS8において、増幅器10の送信信号の送信電力が目標送信電力となるようにゲインコントロール器11に入力される調整信号(ゲインコントロール電圧)を更新し、再びD/A変換器14を介してゲインコントロール器11に入力する。そして、増幅器10の送信信号の送信電力が目標送信電力となるように、上記ステップS5からステップS8を繰り返す。なお、上記調整信号の更新は、具体的には、例えば、増幅器10の送信電力と目標送信電力との差がゼロになるような演算処理が行われる。
【0028】
一方、ステップS7において、比較した結果、ステップS6で読み込んだ送信電力が目標送信電力に達した場合(ステップS7のYes)、ステップS9において、そのときのゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータをEEPROM15に記録し、終了する。
【0029】
また、図2のステップS3において、増幅器10の送信信号の送信電力を調整するための信号が入力されなかった場合(ステップS3のNo)、ステップS10において、データ通信を行うための準備として、チャネルの選択やデータ通信速度の選択などがユーザの指示に応じて設定される、すなわち、データ通信を行うための各設定条件が初期化される。この増幅器10の送信電力を調整するための信号が入力されなかった場合とは、製造ラインにおいて送信電力を調整するための調整信号の更新が完了し、製品としてユーザのところへ行った場合であって、ある所定の操作(例えば、上述したように、ICチップ基板上の外部信号入出力端子の中の3本の信号線に、ある所定時間内に所定のパターン信号が入力される操作など)が行わなければ、送信電力を調整するための調整信号を更新する必要はないと判断する。
【0030】
そして、ステップS11におけるデータ通信処理モードとなる。
ステップS11におけるデータ通信処理モードになると、増幅器10の送信電力の調整は行わず、処理部13は、データ通信処理のみを動作させる。
このように、製造ラインや検査ラインなどにおいて、増幅器10の送信電力が目標の送信電力となるまで、ゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータを更新し、一旦EEPROM15に記録しておき、出荷後、装置起動時にEEPROM15に記録していたゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータを使用して増幅器10の送信電力を一定に制御する。これより、送信装置における送信電力を手動で行うことなく簡単に調整することが可能となる。また、出荷後、すなわち、増幅器10の調整が終了後は、EEPROM15に記録されるデータのみでゲインコントロール器11を制御しているので、増幅器10の出力する送信信号の電力は一定に保たれ、ユーザによって不用意に送信電力が再調整されることを防止することが可能となる。
【0031】
また、本実施形態の送信電力調整装置は、出荷前の製造ラインや検査ラインなどで送信電力を調整するようにして、出荷後、調整をさせないような構成としたので、処理部13がデータ通信処理を行っている間、送信電力の調整処理が行えないということがない。すなわち、本実施形態の送信電力調整装置は、MAC(Media Access Control)機能を持たない無線通信装置(例えば、無線LAN装置など)に適用することが可能であるので、装置全体の構成をMAC機能のある無線通信装置よりも簡単なものにすることが可能となる。
【0032】
また、上記本実施形態の送信電力調整装置は、出荷後は、送信電力を調整できないように構成しているが、必要に応じて処理部13に、調整処理用の所定パターン信号が入力されると、調整処理モードになるように構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】
上述したように、本発明の送信電力調整方法及び送信電力調整装置では、送信電力を調整する調整信号を更新する必要があるか否かを判断し、調整信号を更新する必要があると判断すると、送信電力が目標の送信電力となるまで、調整信号を更新し、記録手段に記録する。そして、記録手段に記録した調整信号を使用して増幅器の送信電力を一定に制御する。これより、送信装置における送信電力を手動で行うことなく簡単に調整することが可能となる。また、出荷後、調整信号の調整が終了後は、記録手段に記録されるその調整が終了した調整信号で送信電力を調整する(送信電力を一定に保つ)ので、ユーザによって不用意に送信電力が再調整されることを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における送信電力調整装置を示す図である。
【図2】処理部13の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】ステップS4における調整動作を説明するフローチャートである。
【図4】従来の送信電力調整方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 増幅器
11 ゲインコントロール器
12 A/D変換器
13 処理部
14 D/A変換器
15 EEPROM
40 増幅器
41 トリマ
42 抵抗
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信信号の送信電力を一定に保つための送信電力調整方法及び送信電力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、送信電力が一定に保たれている送信装置、例えば、無線LAN(LocalAreaNetwork)装置などは、その送信信号の送信電力の調整を製造ラインや検査ラインで行っている。
【0003】
そして、従来の製造ラインや検査ラインにおける送信電力の調整方法は、主に、次の2通りの方法がある。
図4(a)及び(b)は、従来の送信電力調整方法を説明するための図である。
【0004】
図4(a)に示される送信電力調整装置は、増幅器40のゲインコントロール端子にトリマ41が取り付けられている構成であり、そのトリマ41のネジ部分をオペレータが手動で調整することによって増幅器40の利得を制御し、送信信号の送信電力を調整している。
【0005】
また、図4(b)に示される送信電力調整装置は、例えば、2つの増幅器40の間における高周波ラインに、2つの抵抗42とトリマ41とからなるアッテネ―タが設けられている構成であり、そのトリマ41のネジ部分をオペレータが手動で調整することによって入力信号の減衰率を変え、送信信号の送信電力を調整している。
【0006】
このような構成によって、製造ライン又は検査ラインにおいて送信装置の送信電力を調整している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来における送信電力調整装置では、上述したように、送信電力を調整する際、トリマ41の抵抗値を適切な抵抗値となるようにオペレータが手動で調整しなくてはならない。このように、従来における送信電力調整装置では、送信電力の調整をオペレータなどが手作業で行っているために目標とする送信電力を得るのに何度も調整しなくてはならないことがあり大変である。
【0008】
また、従来の送信電力調整装置は、製造ライン又は検査ラインにおいて適切な送信電力に調整されても、送信装置の出荷後に、ユーザよって不用意にトリマ41が操作され、その結果、不適切な調整の送信電力となってしまい通信動作などに不具合が生じてしまう可能性がある。
【0009】
そこで、本発明では、上記のような問題を考慮し、送信装置における送信電力を簡単に調整することができ、且つ、ユーザに不用意に再調整されることを防止する送信電力調整方法及び送信電力調整装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の送信電力調整方法は、送信装置から送信される送信信号の送信電力を調整する送信電力調整方法であって、その送信電力を調整するための調整信号を記録手段から呼び出し、その調整信号を更新する必要があるか否かを判断し、上記調整信号を更新する必要があると判断したとき、上記調整信号を調整手段に入力し、上記送信電力を調整させ、その調整された上記送信電力と目標とする送信電力とを比較し、上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達していないとき、上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達するように、上記調整信号を更新し、上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達しているとき、最後に更新された調整信号を上記記録手段に記録し、上記調整信号を更新する必要がないと判断したとき、上記記録手段から上記最後に更新された調整信号を呼び出し、その調整信号を上記調整手段に入力し、上記送信電力を調整させる。
【0011】
また、上記送信電力調整方法は、上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達した後は、上記調整信号を更新する必要はないと判断するようにしてもよい。
ここで、上記調整手段は、例えば、入力信号を増幅する増幅器とその増幅器の利得(ゲイン)を制御するゲインコントローラ器とから構成されるものであって、ゲインコントローラ器が上記調整信号に基づいて利得を可変させると、そのゲインコントローラ器の出力信号に基づいて上記増幅器の出力電力(送信電力)も可変する。
【0012】
また、上記調整信号は、例えば、上記調整手段のゲインコントロール器に入力される電圧の電圧値に相当するデータ(デジタル値)であって、上記調整手段には、そのデータをもとに演算したデータをアナログ値に変換したもの(信号)が入力される。また、上記調整信号は、上記記録手段(例えば、EEPROMなど)に初めはデフォルト値として記録されており、データ更新後も、この記録手段に再び記録され、送信電力の調整用に使用される。
【0013】
また、上記目標送信電力は、例えば、上記送信装置が必要とする送信電力であって、上記送信装置は、例えば、無線LAN装置などが考えられる。
また、上述の調整信号を更新する必要がないと判断したときというのは、例えば、製造ラインで送信電力の調整が完了し、製品としてユーザのところへ行ったときのことであって、所定の更新のための信号が入力されないかぎり、調整信号が更新できない状態のときのことである。
【0014】
このように、調整すべき送信電力が目標の送信電力となるまで、調整信号を更新し、送信電力が目標送信電力となると、そのとき更新された調整信号を記録手段に記録しておき、その記録手段に記録した調整信号を使用して送信電力を調整することによって、送信電力の調整を手動で行うことなく簡単に行うことが可能となる。また、記録手段に記録される調整信号で送信電力を調整するので、ユーザによって不用意に送信電力が再調整されることを防止することが可能となる。
【0015】
また、本発明の送信電力調整装置は、送信信号の送信電力を調整する送信電力調整装置であって、調整信号に基づいて上記送信電力を調整する調整手段と、上記調整信号を記録する記録手段と、上記送信電力が目標とする送信電力となるように上記調整信号を更新する更新手段とを備え、その更新手段は、上記送信電力が上記目標送信電力となると、最後に更新した調整信号を上記記録手段に記録させ、上記調整手段は、上記記録手段に記録された調整信号に基づいて上記送信電力を調整する。
【0016】
また、上記送信電力調整装置は、上記送信電力が上記目標送信電力に達した後は、上記調整信号を更新しないようにしてよい。
このように、調整すべき送信電力が目標の送信電力となるまで、調整信号を更新し、送信電力が目標送信電力となると、そのとき更新された調整信号を記録手段に記録しておき、その記録手段に記録した調整信号を使用して送信電力を調整することによって、送信電力の調整を手動で行うことなく簡単に行うことが可能となる。また、記録手段に記録される調整信号で送信電力を調整するので、ユーザによって不用意に送信電力が再調整されることを防止することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態における送信電力調整装置を示す図である。
図1において、増幅器10から出力される送信信号の送信電力は、増幅器10の後に設けられるゲインコントロール器11の出力信号に応じて調整される。なお、増幅器10にゲインコントロール機能を備える構成であれば、ゲインコントロール器11を省略してもよい。
【0018】
増幅器10には、送信電力検出器10−1が設けられており、その送信電力検出器10−1で検出される送信電力は、A/D変換器12でアナログ信号からデジタル信号に変換され、上述の更新手段に相当する処理部13に入力される。処理部13は、増幅器10が出力する送信信号の送信電力が所望(目標)の電力となるように、D/A変換器14を介してゲインコントロール器11に所定のゲインコントロール信号を与える。
【0019】
図1に示す送信電力調整装置は、製造ライン時や検査ライン時においては、送信電力検出器10−1で検出される送信電力を処理部13でモニターし、増幅器10の送信信号の送信電力が目標の電力となるようにゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧を自動的に調整する。そして、ゲインコントロール電圧が目標とする電圧になると、その電圧値に相当するデータをEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−only Memory)15に記録する。すなわち、増幅器10が出力する送信信号の送信電力が目標とする電力となるように、処理部13において、ゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータ(デジタル値)を更新し、上記送信電力が目標の電力になると、そのときのゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータをEEPROM15に記録する。なお、上記ゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータ(デジタル値)は、例えば、ゲインコントロール器に入力される電圧を調整するためのデータ(デジタル値)でもよい。
【0020】
次に、図1に示す送信電力調整装置は、出荷後、ユーザによって装置が起動されると、EEPROM15から上記目標送信電力となるようなゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータが読み出され、そのデータがゲインコントロール器11に入力され、増幅器10の送信信号の送信電力は一定に保たれる。すなわち、増幅器10が出力する送信電力は、EEPROM15に記録したゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータに基づいて一定に保たれる。
【0021】
次に、本実施形態の送信電力調整装置の処理部13の動作を説明する。
図2は、処理部13の動作を説明するためのフローチャートである。処理部13は、処理部13の動作を制御するマイクロコンピュータや増幅器10の電圧値データを記録するRAM(Random Access Memory)などから構成されている。
【0022】
先ず、ステップS1において、送信装置が送信動作を行える状態にするために、マイクロコンピュータやRAMの中身を初期化する。
次に、ステップS2において、EEPROM15からゲインコントロール器11に入力するゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータを読み出す。なお、このとき、EEPROM15から読み出されるデータは、デフォルトの電圧値を示すデータ(調整前に入力される所定の値を持つ電圧値に相当するデータ)又は調整後に設定された電圧値に相当するデータである。
【0023】
そして、ステップS3において、増幅器10の送信信号の送信電力を調整するか否かを判定する。このとき、例えば、処理部13に調整処理を行わせるためのある所定パターンの信号が入力されると、調整処理モードになり、また、その信号が入力されなければ、通常のデータ通信を行うメイン処理モードとなる。具体的には、処理部13に調整処理を行わせるため、処理部13から外部(ICチップ基板の外部)にのびる外部信号入出力端子の内の3本の信号線に、ある所定時間内に所定のパターン信号が入力されると、調整処理モードになり、所定時間内に所定のパターン信号が入力されないと、メイン処理モードになる。これより、例えば、処理部13にカバーを被せた後も、その3本の信号線から所定のパターン信号を外部から入力することが可能となる。なお、処理部13に調整処理を行わせるための上記所定パターン信号は、オペレータなど外部から入力してもよいし、図2のフローの最初の動作時に入力されるように予め設定しておいてもよい。
【0024】
ステップS3において、増幅器10の送信信号の送信電力を調整するための信号が入力された場合(ステップS3のYes)、ステップS4において、増幅器10の送信電力の調整を行い、調整が終了するとストップする。
図3は、ステップS4における調整動作を説明するフローチャートである。
【0025】
先ず、ステップS5において、EEPROM15から読み出されたゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータ(ステップS2)をD/A変換器14を介してゲインコントロール器11へ出力する。ゲインコントロール器11は、その出力されたゲインコントロール電圧に応じて利得を可変させる。増幅器10は、利得が可変したゲインコントロール器11の出力信号を増幅する。なお、ステップS2において読み出されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータは、初めはデフォルトの電圧値を示すデータであって、このデフォルトの電圧値を示すデータがアナログ信号に変換され、ゲインコントロール器11に入力される。
【0026】
次に、ステップS6において、送信電力検出器10−1で検出された送信電力をA/D変換器12を介して読み込む。
次に、ステップS7において、ステップS6で読み込んだ送信電力と目標となる送信信号の送信電力とを比較する。
【0027】
ステップS7において、比較した結果、ステップS6で読み込んだ送信電力が目標送信電力に達していない場合(ステップS7のNo)、ステップS8において、増幅器10の送信信号の送信電力が目標送信電力となるようにゲインコントロール器11に入力される調整信号(ゲインコントロール電圧)を更新し、再びD/A変換器14を介してゲインコントロール器11に入力する。そして、増幅器10の送信信号の送信電力が目標送信電力となるように、上記ステップS5からステップS8を繰り返す。なお、上記調整信号の更新は、具体的には、例えば、増幅器10の送信電力と目標送信電力との差がゼロになるような演算処理が行われる。
【0028】
一方、ステップS7において、比較した結果、ステップS6で読み込んだ送信電力が目標送信電力に達した場合(ステップS7のYes)、ステップS9において、そのときのゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータをEEPROM15に記録し、終了する。
【0029】
また、図2のステップS3において、増幅器10の送信信号の送信電力を調整するための信号が入力されなかった場合(ステップS3のNo)、ステップS10において、データ通信を行うための準備として、チャネルの選択やデータ通信速度の選択などがユーザの指示に応じて設定される、すなわち、データ通信を行うための各設定条件が初期化される。この増幅器10の送信電力を調整するための信号が入力されなかった場合とは、製造ラインにおいて送信電力を調整するための調整信号の更新が完了し、製品としてユーザのところへ行った場合であって、ある所定の操作(例えば、上述したように、ICチップ基板上の外部信号入出力端子の中の3本の信号線に、ある所定時間内に所定のパターン信号が入力される操作など)が行わなければ、送信電力を調整するための調整信号を更新する必要はないと判断する。
【0030】
そして、ステップS11におけるデータ通信処理モードとなる。
ステップS11におけるデータ通信処理モードになると、増幅器10の送信電力の調整は行わず、処理部13は、データ通信処理のみを動作させる。
このように、製造ラインや検査ラインなどにおいて、増幅器10の送信電力が目標の送信電力となるまで、ゲインコントロール器11に入力されるゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータを更新し、一旦EEPROM15に記録しておき、出荷後、装置起動時にEEPROM15に記録していたゲインコントロール電圧の電圧値に相当するデータを使用して増幅器10の送信電力を一定に制御する。これより、送信装置における送信電力を手動で行うことなく簡単に調整することが可能となる。また、出荷後、すなわち、増幅器10の調整が終了後は、EEPROM15に記録されるデータのみでゲインコントロール器11を制御しているので、増幅器10の出力する送信信号の電力は一定に保たれ、ユーザによって不用意に送信電力が再調整されることを防止することが可能となる。
【0031】
また、本実施形態の送信電力調整装置は、出荷前の製造ラインや検査ラインなどで送信電力を調整するようにして、出荷後、調整をさせないような構成としたので、処理部13がデータ通信処理を行っている間、送信電力の調整処理が行えないということがない。すなわち、本実施形態の送信電力調整装置は、MAC(Media Access Control)機能を持たない無線通信装置(例えば、無線LAN装置など)に適用することが可能であるので、装置全体の構成をMAC機能のある無線通信装置よりも簡単なものにすることが可能となる。
【0032】
また、上記本実施形態の送信電力調整装置は、出荷後は、送信電力を調整できないように構成しているが、必要に応じて処理部13に、調整処理用の所定パターン信号が入力されると、調整処理モードになるように構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】
上述したように、本発明の送信電力調整方法及び送信電力調整装置では、送信電力を調整する調整信号を更新する必要があるか否かを判断し、調整信号を更新する必要があると判断すると、送信電力が目標の送信電力となるまで、調整信号を更新し、記録手段に記録する。そして、記録手段に記録した調整信号を使用して増幅器の送信電力を一定に制御する。これより、送信装置における送信電力を手動で行うことなく簡単に調整することが可能となる。また、出荷後、調整信号の調整が終了後は、記録手段に記録されるその調整が終了した調整信号で送信電力を調整する(送信電力を一定に保つ)ので、ユーザによって不用意に送信電力が再調整されることを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における送信電力調整装置を示す図である。
【図2】処理部13の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】ステップS4における調整動作を説明するフローチャートである。
【図4】従来の送信電力調整方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 増幅器
11 ゲインコントロール器
12 A/D変換器
13 処理部
14 D/A変換器
15 EEPROM
40 増幅器
41 トリマ
42 抵抗
Claims (4)
- 送信装置から送信される送信信号の送信電力を調整する送信電力調整方法であって、
上記送信電力を調整するための調整信号を記録手段から呼び出し、
上記調整信号を更新する必要があるか否かを判断し、
上記調整信号を更新する必要があると判断したとき、上記調整信号を調整手段に入力し、上記送信電力を調整させ、
上記調整された上記送信電力と目標とする送信電力とを比較し、
上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達していないとき、上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達するように、上記調整信号を更新し、
上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達しているとき、最後に更新された調整信号を上記記録手段に記録し、
上記調整信号を更新する必要がないと判断したとき、上記記録手段から上記最後に更新された調整信号を呼び出し、その調整信号を上記調整手段に入力し、上記送信電力を調整させることを特徴とする送信電力調整方法。 - 請求項1に記載の送信電力調整方法であって、
上記調整された送信電力が上記目標送信電力に達した後は、上記調整信号を更新する必要はないと判断することを特徴とする送信電力調整方法。 - 送信信号の送信電力を調整する送信電力調整装置であって、
調整信号に基づいて上記送信電力を調整する調整手段と、
上記調整信号を記録する記録手段と、
上記送信電力が目標とする送信電力となるように上記調整信号を更新する更新手段と、
を備え、
上記更新手段は、上記送信電力が上記目標送信電力となると、最後に更新した調整信号を上記記録手段に記録させ、
上記調整手段は、上記記録手段に記録された調整信号に基づいて上記送信電力を調整することを特徴とする送信電力調整装置。 - 請求項3に記載の送信電力調整装置であって、
上記更新手段は、上記送信電力が上記目標送信電力に達した後は、上記調整信号を更新しないことを特徴とする送信電力調整装置。
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JP2006109143A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Kenwood Corp | 無線通信機の送信出力調整装置およびその方法 |
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2002
- 2002-06-05 JP JP2002164552A patent/JP2004015319A/ja active Pending
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